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学位論文内容の要旨 岩崎 由香里

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Academic year: 2021

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(1)

氏 名 授 与 し た 学 位 専攻分野の名称 学 位 授 与 番 号 学位授与の日付 学位授与の要件

学位論文の題目

論 文 審 査 委 員

岩崎 由香里

博 士 保健学

博甲第5996号 平成31年 3月25日 保健学研究科 保健学専攻

(学位規則第4条第1項該当)

Thyroid function decline and diet in female high-school long-distance runners

(高校女子長距離陸上選手における甲状腺機能低下と食事)

教授 深井喜代子 教授 谷垣靜子 准教授 芳我ちより

学位論文内容の要旨

本研究では, 高校女子長距離陸上選手の甲状腺機能の状態を明らかにするとともに甲状腺機能と月経の状 態や身体組成,骨密度との関連,さらに栄養状態との関連を検討することを目的とした。

やせ状態にある高校女子長距離陸上選手では,甲状腺ホルモンのFreeT3値は低下していたが,TSH値は上 昇しておらず,神経性食欲不振症と同様の状態であった。また,高校女子長距離走選手では,全例が低エス トラジオール状態であり,続発性無月経であった。そして,甲状腺ホルモンは骨密度および栄養摂取量と関 連していた。甲状腺機能はエストラジオールや体格と関連があるといわれているが,甲状腺機能を保ち,骨 折を予防するためには,適正な体重を維持することが重要であると推測される。

女性の運動選手の月経異常を改善し,骨密度を高めるためには,適正な栄養素摂取による体重管理を行い,

甲状腺機能を保持することが必要である。

(2)

論文審査結果の要旨

この研究は高校女子長距離陸上選手の甲状腺機能との健康状態との関係を検討する目的で遂 行された。申請者は2016年と2017年のそれぞれ7月に岡山県内の同一の学校で計16名の対象者を 得て、体格、骨密度、栄養、身体活動、血液及び尿の該当指標の測定を横断的に実施、分析され た。その結果、該当選手のTree T

3

の低下もTSHの上昇がなかったこと(神経性食欲不振症の状態

)、低エストラジオール(続発性無月経)、骨密度の低下と筋量の増加など、健康状態の破綻の様 子が明らかとなった。しかしながら、横断的調査デザインとしての対象の選定方法(長距離走者 という主要素に加えて偏った栄養摂取等があること)、一般化に不足する対象数、比較対象(同 県が2015年に出した一般成人のデータ)の妥当性への疑義等、少なからぬ方法論的問題点がみら れた。ただ、若年女性アスリートの甲状腺機能に着目した点には独創性があり、本研究の限界を 踏まえての将来の研究計画には言及できていた。

以上より、保健学研究科看護学分野における博士論文として本論文を合の判定とした。

参照

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