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Clinical utility of simultaneous measurement of serum high-sensitivity des-γ-carboxy prothrombin and Lens culinaris agglutinin A-reactive α-fetoprotein in patients with small hepatocellular carcinoma

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Academic year: 2021

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Title

Clinical utility of simultaneous measurement of serum

high-sensitivity des-γ-carboxy prothrombin and Lens culinaris

agglutinin A-reactive α-fetoprotein in patients with small

hepatocellular carcinoma( 内容の要旨(Summary) )

Author(s)

佐々, 敏

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)乙 第1274号

Issue Date

2001-05-16

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/14998

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏名7 (本籍) 学位の種類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与の要件 学位論文題目 審 査 委 員 佐 々 敏(岐阜県) 博 士(医学) 乙第1274 号 平成13

5

月16

日 学位規則第4条第2項該当

Clinicaluti‖tyofsimultaneous rheasurementofserum high-SenSitivity des-Y-Carboxy prothrombin and Lens culinaris aggJutinin A-reaCtjve

CE-fetoproteinin patients with sma"hepatoce[Fular carcjnoma

(主査)教授

(副査)教授 森 脇 久 隆 教授

秀樹

論 文 内 容 の 要 旨 日本では肝細胞癌の発生母地であるウイルス性慢性肝疾患患者が200万人と多く認められ,慢性肝炎から肝硬 変へ,さらに肝硬変から肝細胞癌へ至ることがよく知られている。したがって,慢性肝疾患の定期的な画像検査 書羊よる経過観察により直径2c皿以下の小肝細胞癌が多く発見されるようになった。しかし,画像診断は機器の性 能や術者の技術により影響を受けやすく,その検出には画像診断だけでは限界があった。一方,肝細胞癌におけ る腫瘍マーカーとしては,従来からdes-γ-Carboxyprothrombin(DCP)とalpha-fetoprotein(AFP)が最も 多く使用されてきたが,これらの腫瘍マーカ,は小肝細胞癌の検出率が低く,特にDCPは感度に乏しく,AFP

は療異性に乏しいという問題点があった。近年,DCPの感度をあげるため,斉藤らがavidin-bi。tinc。mplex

(ABC)法を応用した高感度DCP検出法を開発し,測定感度は従来の10倍以上に改善された。しかし,この方法 は手技が繁雑で測定時間がかかるという欠点のため実用化が困難であったが,従来のDCP測定キットに改良が 加えられたelectrochemiluminescenceimmunoassay(ECLIA)を用いたDCP検出法(ED-038)が感度をあげ ることと実用化に成功した。一方,レンズマメレクチン結合性AFPが肝細胞癌で種々の程度に増加し,レクチ ンによるAFP分画の測定が有用であることがBreborowiczらによって報告された。更に武田らはレクチン親和電 気泳動によって分画したAFPの高感度検出法である抗体親和転写法を開発し実用化した。今回申請者は,これ らの高感度測定法によるDCPと肝細胞癌に特異性の高いLensculinarisagglutininA-reaCtivealpha-fetoprotein (AFP-L3)の同時測定により2qn以下の小肝細胞癌の検出能について従来法と比較検討した。 対象および方法 直径2cm以下の小肝細胞癌61症例と慢性肝炎59症例,肝硬変75症例を対象とした。高感度DCPはECLIAで測定・ し,カットオフ値を40mAU/mlとした。また,AFP-L3%(percentageofAFP-L3/totalAFP)はレクチン 親和電気泳動による抗体脚口転写法で測定し,カットオフ値を10%として評価した。従来法のDCPはエーザイ 社製エイテストモノP-Ⅱキットを用い,カットオフ値が0.1AU/mlで評価し,AFPはRIA法で,カットオフ値 が200ng/mlで評価した。小肝細胞癌61症例の56症例は病理組織学的に診断し,残りの5症例は臨床的に診断し た。 結果および考察 高感度DCP測定結果は小肝細胞癌61症例のうち,従来法では8/61(13.1%).であったが,高感度法では27/ 61(44・3%)が陽性であり検出率が13.1%から44.3%に上昇した。一方,慢性肝炎59症例全例が陰性で,肝硬変2 例(2・7%)のみが陽性であり,特異性は98.5%,正診率は81.5%であった。AFP-L3測定結果は小肝細胞癌61症 例のうち,従来法では5/61(8・2%)しか陽性でなかったのが,AFP-L3では14/61(23.0%)が陽性であり検

(3)

-81-出率が8・2%から23・0%に上昇した。一方,慢性肝炎59症例全例が陰性で,肝硬変1例(1.3%)のみが陽性であり,

特異性は99・3%・正診率は75・4%であった0これまで,従来法によるDCPとAFPの測定において,肝細胞癌に対 して両者の腫瘍マーカーには相関がないことが報告されている。今回,小肝細胞癌に対して従来法では両者とも 陽性は,わずかに1例(1・6%)であり・いずれかが陽性であったのをあわせても12例(19.7%)であった。高感 度DCP法とAFP-L3では両者とも陽性は,8例(13・1%)であり,いずれかが陽性であったものをあわせると33 /61であり・直径2cm以下の小肝細胞癌の54・1%も検出できた○しかもそのうえ,特異性が97.8%,正診率が84.1 %と高い値がえられた。さらに・病理組織学的検討との相関についてAFP-L3陽性例は肝細胞癌の分化度が中・ 低分化型に多い傾向(p=0・0564)や・腫瘍が多発している症例(p=0.0316)に多くみられた。一方,高感度

DCP陽性例ではその傾向を認めなか?た。これらの結果から,2cm以下の小肝細胞癌において高感度DCPと肝細

胞癌に特異性の高いAFP-L3の測定を併用することにより小肝細胞癌の検出率が19.7%から54.1%に上昇した。 今回検討した腫瘍マーカーはHCCに対する感度および特異性が非常に高くなったので,小肝細胞癌の診断や薬 物療法などの治療効果判定にも極めて有用である可能性が示唆された。

論文審査の結果の要旨

申請者佐々 敏は,従来のDCP測定キットに改良を加えたelectrochemiluminescenceimmunOaSSay(ECLIA) を用いた高感度DCP(ED-038)とレクチン親和電気泳動によって分画したAFP-L3の高感度検出法としての抗体 親和転写法を用いて,直径2cm以下の小肝細胞癌の検出能を検討した。その結果,高感度DCPとAFP-L3の同時 測定による陽性率は従来法に比べて19・7%から54・1%に上昇した0この成果は肝細胞癌の早期発見や化学療法な どの治療効果に対して客観的にその効果判定ができる鋭敏な腫瘍マーカーを確立したものであり,肝癌の薬物治 療に寄与するところが大きいと評価された。 [主論文公表誌] ClinicalutilityofsimultaneousmeasurementOfserumhigh-SenSitivitydes-γ-Carboxyprothrombinand LensculinarisagghtininA-reaCtive a-fetoproteininpatientswithsmallhepatocellularcarcinoma 1999年 EurJGastroenteroIHepatol.11(12):1387∼1392`

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