メニーコアプロセッサの空間冗長性を利用するTMRの提案
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(2) 情報処理学会第 73 回全国大会. マスター. 準マスター(ミラーかつマスター). ミラー. Core(3, 2) (3, 2). Core(4, 2) (3, 2). Core(5, 2) (3, 2). 仮想 P. 仮想. (4). (1). Router (3, 2). (4). (2). Router (4, 2). 仮想. (4). (3). Router (5, 2). 図 3: 3 つのノードが同じパケットを受信する仕組み.. 図 3 を用いて,3 つのノードが同じパケットを受信す る仕組みを述べる.文献 [3] において,DMR を実現す るために 2 つのノードをマスターとミラーに区別し,マ スターのルータが受信パケットを複製しミラーに送信 する仕組みを提案した.3 つのノードが同じパケットを 受信するために,新たに準マスターというノードを設 ける.このノードはマスターとミラー両方の役割をも つ.図 3 の場合では,Node(3, 2) と Node(4, 2) および Node(4, 2) と Node(5, 2) がマスターとミラーに関係に ある.Node(4, 2) は,Node(3, 2) のミラーかつ Node(5, 2) のマスターであり,このノードが準マスターとなる. パケット受信の流れを述べる.まず,Node(3, 2) のルー タに自ノード宛のパケットが届く (図 3 (1)).Node(3, 2) はマスターなので,ルータはパケットを複製しミラーで ある Node(4, 2) に送信する (図 3 (2)).Node(4, 2) はマ スターなので,ルータは Node(3, 2) から送信された自 ノード宛てのパケットを複製し,Node(5, 2) に送信する (図 3 (3)).各ノードのコアが同じパケットを受信する (図 3 (4)). 3 つのノードが同じパケットを受信する方法として, それぞれのノードを独立して動作させ,それぞれがアプ リケーションにより指定された通信相手とデータの送受 信をおこなう方法が考えられる.この場合,並列実行さ れるすべてのノードについて 3 重冗長化をする必要があ り,多重化のレベルを選択できるという SmartCore シ ステムの柔軟性が失われる.また,1 つのマスターが 2 つのミラーに対して複製を 2 回おこなう方法が考えられ る.この方法は,DMR を実現する高機能ルータからの 変更点が多くなるため,先に述べた方法を選択している. マスター. 準マスター(ミラーかつマスター). ミラー. Core(3, 2) (3, 2). Core(4, 2) (3, 2). Core(5, 2) (3, 2). 仮想 P. (1) (4). Router (3, 2). 仮想. (1) (3). Router (4, 2). 仮想. 表 1: 2 回のパケット比較結果から判明する故障箇所とマスター のノードが送信するべき正しいパケット. Node(4, 2) の Node(3, 2) の 正しいパケ 故障箇所 比較結果 比較結果 ット OK OK なし 両方 OK NG Node(3, 2) Node(4, 2) NG OK Node(5, 2) 両方 NG Node(4, 2) Node(3, 2) NG Node(4, 2)(準マスター) のルータは自ノードから送信 するパケットにミラーから送信されたパケットとの比較 結果を付加し Node(3, 2)(マスター) に送信する.表 1 に, Node(4, 2) における比較結果と Node(3, 2) における比 較結果から判明する故障箇所および Node(3, 2) が送信 するべき正しいパケットの送信元をまとめる.この表の ように,マスターのルータは準マスターから送信された パケットと 2 回の比較結果から常に正しいパケットを送 信することができる. 4. まとめと今後の課題. メニーコアプロセッサの信頼性向上を目的として,こ れまでに提案してきた DMR を実現する SmartCore シ ステムを拡張し,TMR を実現するする手法を提案した. 今後の課題として,ソフトウェアシミュレータに実装し 評価をおこなう,故障箇所が判明した後の処理について 検討する,などが挙げられる. 謝辞. (1) (2). で多数決を実現できる. パケット送信の流れを述べる.各コアからパケットが 送信される (図 4 (1)).Node(5, 2) はミラーなので,ルー タはパケットの送信先をマスターである Node(4, 2) に 変更し送信する (図 4 (2)).Node(4, 2) は準マスターな ので,ルータは Node(5, 2) と自ノードのコアからのパ ケットを待ち合わせ,比較する.また,パケットの送信 先を Node(3, 2) に変更し,比較結果をパケットに付加 し送信する (図 4 (3)).Node(3, 2) はマスターなので, ルータは Nore(4, 2) と自ノードのコアからのパケットを 待ち合わせ,比較する.準マスターにおける比較結果を 考慮し,正しいパケットを送信する (図 4 (4)).. Router (5, 2). 図 4: 3 つのノードが送信するパケットを比較し多数決を実現 する仕組み.. 図 4 を用いて,3 つのノードが送信するパケットを比 較し,多数決する仕組みを述べる.文献 [3] において, DMR を実現するために 2 つのノードが送信するパケッ トをマスターのルータにおいて比較しエラー検出をおこ なう仕組みを提案した.TMR の場合は,まず準マスター で 2 つのパケット比較を行う,次にマスターのルータで 2 つのパケット比較と準マスターでの比較の結果から送 信するパケットを決定する.単一故障を想定し,ルータ 内のパケット比較に関わる箇所に故障が発生しないこと を仮定すると,2 つのパケット比較を 2 度おこなうこと. 1-8. 本研究の一部は,科学技術振興機構・戦略的創造研究 推進事業 (CREST) 「アーキテクチャと形式的検証の協 調による超ディペンダブル VLSI」の支援による. 参考文献 [1] 佐藤寿倫,他. 舟木敏正:マルチコアプロセッサのた めの電力・性能間トレードオフを考慮したディペンダビ リティ選択法, 情報処理学会論文誌, Vol.49, No.6, pp.2005.2015(2008). [2] 入江英嗣,他.動的タイミング・エラー検出のための「書き 込み保証バッファ」の評価,情報処理学会研究報告, ARC173 [3] 佐藤真平,他.SmartCore システムによるメニーコアプロ セッサの信頼性向上手法,情報処理学会研究報告,ARC187.. Copyright 2011 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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