性差に基づくしつけの実態"いわゆる「男らしさ」・「女らしさ」について" : 横浜市における調査結果の報告
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(2) 垣. Ⅰ調査の. 義. 行. 目 的. 行動・性格特性としての,いわゆる「男らしさ+・「女らしさ+は,生物学的性差,つま. り解剖学的・機能的革具に基づくものでほなく,その社会が男性的あるし■、ほ女性的役割行 動・性格特性として何を規定しているかによLる,社会的・文化的事柄であることほ,. M.. ミードを引き合いに出すまでもなく,共通理解が成立しているといってよかろう1)。 男の子・女の子が,その性に期待されている役割行動・性格特性を獲得していく過程と しての性別化(sex-typing)は,社会化の重要な一環である.この過程に働くメカニズム として, ③行動の強化者としての親が,その子の性にふさわしい役割行動・性格特性を塑. づけるといった側面,つまり子どもに働きかける親に力点が置かれるものと,. ⑧子どもが. 親その他をモデルとして,それらから自分の性にふさわしい役割行動・性格特性を取り入 れるといった側面,つまり学習主体としての子どもに力点が置かれるものとがある。この 二つのメカニズムほ,原理的にほ別個のものといえるが,主デルとしての親との同一化の 程度が高ければ高いはど,親による塑づ桝まより効果的であることが予想されるように, 両者は相互規定的関係にあることはいうまでもない。 ここではしつけを,親が望ましいと考えている価値・行動様式を子どもに習得させ,千 どもの性・年齢にふさわしい役割行動がとれるようにする働きかけ,つまり目的を自覚し 方法を配慮した,親が主体となる子ども-の意識的働きかけ,と理解しておく。したがっ て性別化との関連でいえば,親がその子の性にふさわしい役割行動・性格特性を型づける 親主体の働きかけが中心にくる。 社会化が生涯にわたる過程であるように,性別化もその例外ではないが,子どもに最も 強く刻印を与えるのほ,人生の初期におけるそれであろうo. しかもこの時期の子どもにと. って唯一の生活の場ほ家庭であり,人間関係をとり結ぶ相手は母親を中心とする家族成員 である。子どもにとって家庭・家族は,単に生理的欲求が充足される場であるだけでなく,. 生物学的個体から社会的存在としての人間にまで形成される,社会的学習が展開される場 なのである。人生の初期において家庭で展開される性別化が,その子の性に基づく役割行. 動・性格特性を規定するものである以上,性別化の主たる担当者である母親が,社会的学 習としての男らしさ・女らしさについてどう考え,どうあつかっているかということは, しつけ研究において重要な位置を占めているといってよい。 男らしさ・女らしさというと,特に女らしさについては,男性中心社会によってくられ たもの,封建達制であり女性差別のけしからぬものという見方が一方にあるが,しつけは 歴史的・社会的現実の中で展開されているのであって,しつけ研究においで性差を無視す るわけにはいかない。. E・ヤングほ「支配的権力に対する完全な服従,神聖な象徴や権威に対する礼儀正しさ・. 服従・尊敬といぅことについての厳しい身分的訓練o少年達ほ早くから攻撃的役割を,少 女達ほ黙従を教えこまれるo+負)といっているが,この結果,男の子ほ男らしく,女の子は 女らしく成長するのである。.
(3) 性差に基づくしつけの実態``いわゆる「男らしさ+. ・. 「女らしさ+. ■についで'. 3. 社会の急激な変化とともに,人の考え方や行動も変わりつつある。こうした状況の中で, ・男らしさ・女らしさということがどう受け止められ,どうあつかわれているか。しつける. ねらいとして,以前と同じように考えられているのか,あるいはどう変わつてきているの か,といつたことを明らかにしたいと思う。. この調査ほ,男らしさ・女らしさの歴史的淵源をさぐったり,文化によるその差異を問 題にしたり,あるいは男らしさ・女らしさについての価値判断をしようとするものではな い。しつけ,この場合性別化の主たる担い手である母親が,男らしさ・女らしさをどう評. 画し,その実現をはかるために,しつけの対象である子どもの性のちがいによって,しつ けのあり方,目的や内容や方法をどう変えているか,といった性差に基づくしつけの実態 を明らかにすることがこの調査のEI的である. 男らしさ・女らしさについての母親の評価,その実現のための子への働きかけのあり方 ほ,母親自身が受けた性別化にかかわるしつけと密接な関係があると予想されるので,こ の側面におけるしつけの世代間の連続性についても合せて問題としているo. ⅠⅠ調査の方法 1)調査内・容 調査票ほ57の質問項目から構成されているoそれらの質問額目は内容的に次のように 分類される。. ①. 両親の年齢・学歴・職業,子どもの性・出生順位,祖父母の有無など,被調査者の. 属性に関するもの10項目 ②一母親の自己の女らしさについての評価,男らしさ・女らしさの内容,その重要性に 7項目 ついての考え方など,母親の性意識に関するもの ⑧ 両親の女らしさへの配慮・その厳しさ,それについての母親の受け止め方,両親の. しつけと自己の女らしさとの関連など,しつ桝こおける世代間の連続性に関するもの 項目. ④ ̄ しつ捌こついての考え方,男らしさ・女らしさをめぐる両親間の話し合いなど,罪 ちしさ・女らしさをめぐるしつ桝こついての意識に関するもの10項目 ⑤. 問題場面における母親の子への働きか桝こおいて,子どもの性をどの程度考慮し,. どうあってほしいと考えているか,といった事柄に関するもの17項目 4項目 ⑥ 望ましい子ども像,子べの進学期待,期待する生活など (調査内容の詳細についてほ調査票を参照されたい) 2)調査方法・質問紙法 調査の方法としてほ質問紙法を用いた。質問項目はあらかじめ用意された回答の中から 該当するものを選択するという多肢選択法をとっている。 調査票は小学校を通じて配布・回収した。母親は子どもが持ち帰えった調査票を誰れと も相談せずに記入し,封筒に入れて子どもに持参させるという方法をとった。. 9.
(4) 垣. 野. 妻. 第1表七調. 磯義 子子. 大′ー. 港轟. 象. 麺堰. 岡匿 小竪. 小、一. 対. *,∼. 北北. 小匡. 査. 行. 小、J. 坐義. 麦見 小竪. 西弄. 山′、. 小匡. 頑 小、-. 寺奈 尾川. 計. 配. 布. 数. 168. 205. 168. 325. 237. 1 39. 116. 90. 1448. 回. 収. 数. 155. 173. 142. 292. 208. 1 08. loょ. 78. 1261. 152. 167. 138. 279. 197. 99. 97. 72. 1201. 有効回収数. 3)調査期日 ②. 予備調査. 昭和48年8月19日. ⑧. 本調査. 昭和48年7月11-19日. 4)調査対象 横浜市立小学校8校に在学する1年生の母親。調査票配布数ほ1448,回収数ほ1261で 回収率ほ87・1%であったoなお回収数1261のうち60の調査票は無記入等で使用でき ず,分析の対象とした有効回収数は1201である。学校別の調査票配布数・回収数・有効 回収数ほ第1表のごとくである。. ⅠⅠⅠ結果とその分析 1.被調査者の属性 ここでは被調査者の属性,両親の年齢・学歴・職業,子どもの地位・きょうだい数,さ らには祖父母の有無などについてとりあげるo 1)両親の年齢. 母親の年齢と父親の年齢とをクロスさせたものが第2表である。母親についてみると 30-34才台が半数近く,次いで35-39才台が高い.父親では年齢段階が一段上って35第2表 父. 29才以下. 母年齢×父年齢. 80-34. 35-39. 40-44. 22 22.0. 44 44.0. 27 27.0. 3 3.0. 30-84. 5 0.9. 203 34.5. 307 52.2. 35-39. 0 0. 21 5.5. 198 52.1. 40才以上. 0 0. 1 0.8. ll 9.2. NA. 1. 0. 2. 計. 28 2.3. 269 22.4. 母. 29才以下. 545 45.4. 45才以上. NA. 計. 0 0. 4 4.0. 100 100.0. 63、 10.7. 4 0.7. 6 1.0. 588 100.0. 138 36.3. 19 5.0. 4 1.1. 謝 100.0. 60 5LO.5. 46 38.7. 1 0.8. 119 100.0. 2. 0. 9. 14. 266 22.1. 69 5.7. 24 2.0. 1201 100.0.
(5) 性差に基づくしつけの実態``いわゆる、 「男らしさ+. ・. 「女らしさ+についで'. 5. 39才台が最も高く,次いで30-SA才,㌔. 40-40才台がほぼ同率で続いている。両親の年 齢構成は,小学校1年生であること,また一般的な夫婦の年齢差を考える時,上の結果は 妥当であろう。. なお,上に掲げた表を含めて,以下表として示すものは,そのほとんどがX2検定の結 果P<0.01水準で統計的有意差が認められたものであることを付記しておく. 2)両親の学歴. 母親の学歴とL父親の学歴をクロスして示したものが第3表やあるo母親の学歴について みると,高卒(旧高女を含む)が過半数を占め,次いで中卒が多く,短大以上が1割とい ったところである.父親でも高卒(旧中を含む)の割合が最も高いが,母親に比してその 率は低く,その分大卒の割合が高くなっているo両者の学歴構成は裏に明らかなように同 程度か,父親の学歴が一段高くなっているが,これほ学歴の一般的な男女差を反映してし', ると受け止めてよかろう。. 3)父盛の職業 「農林漁業+の割合が極めて低いが,これは. 父親の職業を示したものが第4表である。. 横浜市という地理的条件を考えると当然であろう。. 「労務職+が最も高く,次いで「管理. 職+, 「商工サービス+, 「事務職+,イ専門職+と続いている。 4)母親の就労状況 母親が収入を得るための仕事をしているかどうかということほ,家庭生活のあり方,特 母学歴×父学歴. 第3表 父. 局. 短大. 245 60.8. 117 29.0. 14 3.5. 16 4.0. 78. 326 50.8. 37 5.8. 195 30.4. 0 0. 13 10.6. 12 9.8. 96 78.0. 1 33.3. 0. 1 33.3. 0 0. 0. 1. 母. 中 音 同. 1?・1 短大以上 そ. の他. .0 0. 1. NA. 325 27.1. 計. 456 38.0. 64 5.3. 第4義 島・漁 N 7o. 14 1.2. 商. 工. サービス. 192 16.0. 自由業 19 1.6. その他. 10 2.5. 403 100.0. 0 0. 6 0.9. 642 100.0. 0 0. 2 1.6. 123 100.0. 0 0. 3 100.0. 1 0 2. 1 33 3. 308 25.6. 0. 28. 2. 46 3.8. 0.2. 20.0. 136 ll.3. 30 1201 100.0. 父親の職業. 管理職 専門職 事務職 労務職 無 240. 計. NA. 176 14.7. 334 27.8. 1. 0.1. 職 その他 30 2.5. NA. 59 4.9. 計 1201 100.0.
(6) 6. 野. 垣. 義. 行. に家族の人間関係にとって大きな意味をもっている。調査目的との関連からいえば,男ら しさ・女らしさについての評価,それへの対応の仕方も,母親が職業をもつ社会人として 活躍しているか,家庭に止まっているかということと無関係でほなかろう。. 母親の就労状況を,共稼ぎ,. ′く-ト・タイム,内職,それに主婦専業の母親を主婦とし て4つに分類し,それを母親の学歴とクロスさせて示したのが第5表である。 「共稼ぎ+, 「内職+, まず全体の傾向についてみると「主婦+ほ59%で過半数を占め, 「パート・タイム+がそれぞれ約17%,. 13%,. 9%となっているo. この数値は共稼ぎ率を 除いて,筆者が2年前に幼稚園・保育所に子どもを通わせている母親を対象として行なっ た調査結果とほぼ同様であったS)。前回の調査では共稼ぎ率は紛12%. (幼9%,保21%). であったが,今回ほ約17%と若干高くなっているが,これほ子どもの世話にそれほど手. zlミかからなくなった,あるいは小学校入学をくぎりとして,、再就職する母親が増加するこ とを物語っているとみてよかろう。資料ほやや古いが,筆者が昭和43年に横浜市立小学 校5年生の母親を対象に行なった調査では,共稼ぎ率が約21%であったことを考え合せ ると,このことほよりはっきりするであろう4)0. また学歴との関連でみると,高い学歴をもった母親ほど職業をもつ割合が高く,. ′く-. ト・タイム,内職でほ逆になっている。主婦率も高学歴者に高い。このことほ学歴の高い 母親ほど就労への意識・機会が高いことと同時に,配偶者との関係から就労の必要のない ことを物語るものであろう。 5)子どもの地位・きょだい敦 子どもの地位,長子が次子以下かを男女別に,それをきょうだい数を示したものが第 6・7表である。. 子どもの家庭での地位ほ男女ともほとんどが長男か長女で,次男・次女以下ほ3分の1 にも満たない。このことはきょうだい数に反映しており,きょうだい2人というのが約 62%と過半数を占め,次いで3人, 1人という順で, 4人以上ほ約5%しかいない。両 親の年齢が若いだ桝こきょうだい数はまだ増える可能性ほあるが,最近の風潮をみるとそ 第5表 パ. 共. `貞一 同. 短大以上 そ の他 NA. 計. 母学歴×共棲・パート・内職・主婦 職. ト. ー. 婦. NA. 計. 73 18.1. 50 12.4. 63 15.6. 208 51.6. 9 2.2. 403 100.0. 100 15.6. 51 7.9. 88 13.7. 396 61.7. 7 1.1. 642 100.0. 24 19.4. 4 3.3. 5 4.1. 86 69.9. 4 3.3. 123. 1 33.3. 1 33.3. 0 0. 1 38.3. 0 0. 3 100.0. 5. 3. 8. 17. 2. 80. 203 16.9. 109 9.1. 159 13.2. 708 59.0. 22 1.8. 1201 100.0. -.
(7) 性差に基づくしつけの実態"いわゆる「男らしさ+ 子どもの地位. 第6表 男 N. 次男以下. 468. 長. 3. 146 12.2. 39.0. 7o. 明. 不. 7o. 1人. 2人. 3人. 146. 749. 250. 62.4. 12.2. N %o. 父. 72.3. 29. 1201. 8.8. 0.2. 4人. 5人以上. NA. 42. 9. 5. 3.5. 0.4. 20.8. シ′. 868. ll.7. 10. 100.0. きょうだい数. 3.5. 計 1201 100.0. 祖父母の有無. 第8表 ナ. 3. 140. 計. NA. 明. 不. 次女以下. 35.9. 第7表. N. 女 431. 0.2. 「女らしさ+についで. ・. 祖. 母 145. 2.4. 12.1. 祖父母 102 8.5. NA. 57 4.7. 計 1201 100.0. の可能性はそれほど高いといえまい.このように子どもの数が少ないと,母親の子への配 慮もいきとどき,それだけ干渉も大となることが予想されるが,このことは男らしさ・女 らしさをめぐるしつ桝こおいてどう反映しているだろうか。. 6)祖父母の有無 祖父母が共に生活するということほ,家庭生活のあり方,特にしつけや教育に大きく影 響すると考えられるo一般に大都市ほど核家族率が高いが,小1の子どもをもつ横浜市の 家庭の核家族率はどうだろうか。それを示したのが第8表である。祖父母が共に生活して いるというのが紛9%に対し,両方ともいない,つまり核家族ほ約72%と非常に高い。 なおさきにちょっとふれた幼児を対象とした46年度調査でほ祖父母ともいるほ約14%, 両方いないつまり核家族は約68%であった6)o 2.母親の性意識 母親が子どもに男らしさ・女らしさを強調する,あるいはしないしつけをする背後にほ, 母親が男らしさ・女らしさということをどう評価しているか,という問題がひそんでいる。 そこでここでは,男らしさ・女らしさをめぐる母親の意識・態度について眺めてみたい. 1)男らしさ・女らしさについての態度 母親は自分のことを女らしいと思っているのだろうか。女らしさについての自己評価を 年齢とクロスさせて示したものが第9表である。.
(8) 8. 野. 垣. 義. 行. まず下段の計の欄によって全体の債向についてみると,女らしさにおいて「普通+とい う者が84%と圧倒的で,自分のことをたいへん女らしいと「思う+者は3%にも満たな い。これに対して女らしいとは「思わない■+者ほ紛13%と高くなっている。自分のこと を女らしいと思っていても,そのように答えることが女らしくあることと矛盾すると思い 「普通+とか「思わない+という答え方をしたのか,女らしいと「思う+暑がほんとうに この程度しかいないのか微妙なとこだが面白い。 どの年齢段階でも「普通+という者が多いが,. 29才以下でほ75%に対して40才以上. では90%とかなりの差があり,また29才以下でほ「思う+が3%,. と多いが, 40才以上でほそれが約1%,. 「思わない+が22%. 9%と少なくなっていることも,母親自身が成. 長した時代の社会的背景と関連があるようで興味を引く。 女らしさにおいて「普通+というのが一般的であったが,そうした母親ほ, おいて女らしいことばづかいや行動をするように気をつけているのだろうか。. 日常生活に これと女ら. しさについての自己評価とをクロスさせたものが第10表である。 第9表 忠. 母年齢×自分を女らしいと思うか 通. 普. 思わない. NA. 計. 29才以下. 3 3.0. 75 75.0. 22 22.0. 0 0. 100 100.0. 30-34. 23 3.9. 499 84.9. 61 10.4. 5 0.9. 588 100.0. 35-39. 7 1.8. 317 83.4. 53 13.9. 3 0.8. 380 100.0. 40才以上. 1 0.8. 107 90.0. ll 9.2. 0 0. 119 100.0. 0. 4. ⅣA. 0. ll. 3. 計. 34 2.8. 1009 84.0. 150 12.5. 第10表. 8 0.7. 1201 100.0. 自分を女らしいと思うか×女らしくするよう気をつけているか 時. し、. に. は. い. な. い. NA. 計. 0 0. 34 1(IO. 0. 思. う. 15 44.1. 12 35.3. 7 20.6. 藩. 通. 180 17.8. 711 70.5. 116 ll.5. 思わない. 13 8.7. 117 78.0. 20 13.3. 0 0. 150 100.0. NA. 2. 6. 0. 0. 8. 計. 210 17.5. 846 70.4. 143 ll.9. 2 0.2. 2 0.2. 1009 100.0. 1201 100.0.
(9) 性差に基づくしつけの実態"いわゆる「男らしさ+. 9. ・_r女らしさ+についで'. まず全体の傾向についてみると,女らしいことばづかいや行動をするよう「時にほ+気 と高く,次いでいつも気をつけて「いる+が約18%,気に. にかけるという老が約70%. と少なくなっている。自分のことを女らしいと「思わない+ かけて「いない+ほ紛12% という着でもいつも気をつけて「いる+が約9%, 「時にほ+気にかけるは78%と高く, 女らしさという社会的規範が母親の言動を規制していることを物語っている。自分のこと を女らしいと「思う+着では,いつも気をつけて「いる+が約44%. と高く,女らしくあ. るよう意識的に努力している実態がうかがえるが,同時に気にかけて「いない+も約21% と相対的に高く,気にかけなくても女らしい言動が自然にとれるのであろうか。 女らしい言動をとるよう「時にほ+気にかけるというのが一般的傾向であったが,母親 達がそうするのは世間の目を意識してであろうか,それとも女らしさということを大切な ものと考えているからだろうか。 「日常生活において女らしいことばづかいや行動をするように気をつけているか+と「男 らしさ・女らしさということについてどう考えるか+とをクロスさせたものが第11表で ある。. まず全体の懐向についてみると,. 「大切+なことだと思うという者が紛56%. を占め,次いで「時と場合+によるが続き,. で過半数. 「つまらない+ことだと思うという老ほ2%. にすぎない。女らしくするきういつも気をつけて■「いる+着でほ「大切+という暑が約 82%. と圧倒的で「つまらない+ほ皆無である。これに対して気にかけて「いない+という 着では「大切+ほ35% と激減し, 「つまらない+が14% と増大している.これほとも かく,男らしさ・女らしさを,程度には幅があろうが,大切だとする暑が圧倒的に多いと いうことほ,自分を女らしく思わなかったり,女らしい言動をとるよう気にかけない着で あっても,そうした規範の意味を認め,その影響から免がれえないことを物語っていると みてよかろう。またこのことほ,子どもの性別化にかかわるしつ桝こも大きく作用するも のと予想される。. 2)男らしさ・女らLさの内容 男らしい男,女らしい女というと一応イメージほ浮かぶが,具体的に示せといわれると 第11表. 女らしくするよう気をつけているか×男・女らしさほ大切か 時と場合. 大切 いる. 172 81.9. 時にほ_・. 450. 53.岳 いない NA. 計. ・887. ・つまらない. 計. 37 17.6p. 0 0. 1 0.5. 210 100.0. 4 0.5. 5 0.6. 846. 45■.7. 1 0.7. 148 100.0ノ. 50 35.0. 72∴ 50.3. 20. 14.0. 2. 0. 0. 674_ 56.. NA. 496 41.3. 24 2.0∴. 0 7 0.6. 100.O. 2 1■201. 100.0.
(10) 10. 野. 垣. 行. 義. 言葉にちゅうちょする。わが国の文化でほ男らしさを示すものとして,意欲・前進・闘 ●. ●. 争・眺望的視野・動・積上げ等,つまり生きていくという言葉に象徴されるような事柄が 考えられ,これに対して女らしさにおいてほ,情緒・受容・平和・きめこまやかさ・静・ ●. ●. 平面等,′つまり生きているという言葉で象徴されるような事柄が指摘されよう。こうした 性差についての捉え方からすれば,例えば「思いやり+という特性は女性的と一般的にほ. いえるかと思うが,思いやりをもたないことが男らしさを示すかというと決してそうでは ない。男性においても重要なものであることほ言をまたない。とすると,思いやりをどう 表現するかということに,男らしさと女らしさの差が存在するのであろうか。 このように見てくると男らしさ・女らしさとほかくかくであると簡単に示せそうにない。 そこでここでほ,問題ほいろいろとあることを承知で,男らしさ・女らしさの内容を性格 的なものと行動的なもの,それに両者が組み合されたものに三分して,母親がそれらのい ずれに反応するかをみることにした。 女らしさの内容と母親の年齢,男らしさの内容と母親の学歴とをクロスさせたものが第 12・13表である。 まず女らしさの内容についてみると,. 「性格的なものと行動的なものの両方+を指摘す. る母親が紛58%と過半数を占めているが,どちらか一方を選ぶとすると,やさしさとが 思いやりといった「性格的+なものが約86%で,ていねいなことばづかいとかひかえ目 な態度といった「行動的+なもの(約5%)を大きく引き離している。これから判断する と, 「両方+を指摘する母親が多いとほいえ,ウェイトは「性格的+なものにかかっている, と見ていいのでほなかろうか。 これに対し男らしさの内容に関してほ, 「性格的なものと行動的なものの両方+を指摘 する薯が多い(約51%)とほいえ,たくましい実行力とか積極的な態度といった「行動 的+なものが26%で,ものごとにとらわれない見方とか決断力といった「性格的+なも 「行動的+なものの方がやや重視されているこ. の(約21%)と相半ばしているとほいえ, 第12表 性. 格. 的. 行. 母年齢×女らしさの内容 動. 的. 性+行. NA. 計. 89 39.0. 8 8.0. 52 52.0. 1 1.0. 100 100.0. 30∼34. 224 38.1. 19 3.2. 389 57.7. 6 1.0. 588 100.0. 35-39. 129 33.9. 19 5.0. 225 59.2. 7 1.8. 380 100.0. 40才以上. 43 36.2. 6 5.0. 67 56.3. 3 2.5. 119 100.0. NA. 1. 2. 9. 2. 14. 計. 486 36.3. 54 4.5. 692 57.6. 19 1.6. 1201 100.0. 29才以下.
(11) 性差に基づくしつけの実態``いわゆる「男らしさ+ 第・13表 性. 格. 的. 行. 「女らしさ+についで'. ll. 母学歴×男らしさの内容 動. NA. 性+行. 的. 計. 111 27.5. 135 33.5. 147 36.5. 10 2.5. 403 100.0. 119 18.5. 147 22.9. 367 57.2. 9 1.4. 642 100.0. 短大以上. 15 12.2. 22 17.9. 82 66.6. 4 3.3. 123 100.0. そ の他. 0 0. 1 33.3. 2 66.7. 0 0. 3 100.0. 8. 7. 9. 6. 30. 29 2.4. 1201 100.0. 甘 r司. NA. 253 21.1. 計. 607 50.5. 312 26.0. 第14表. 女らしくするよう気をつけているか×生得的能力差 な. し、. 時. に. る. 149 71.0. は. 527. @2.8 い. ・. な NA. 計. い. い. 58 27.6. 3 1.4. 210 100.0. 315 37.2. 4 0.5. 846 100.0 143 100.0. 74 51.7. 69 48.3. 0 0. 0. 1. 1. 750 62.4. 計. NA. 443 36.9. 8 0.7. 2 1201 100. とがうj5ゝがえたo母親の学歴との関連でほ低学歴者ほど「性格的+なものと「行動的+な もののいずれかを選び,高学歴者はど「両方+を選ぶ傾向があるといえる。 男らしさ・女らしさの内容として母親が何を考えているかについてごく大ざっばに見て. きたが,その嘩源ほ何に求められるだろうか。社会によってつくられたものなのか,それ とも男女が解剖学的に異なっているように生得的なもの百羊起因しているのだろうかoそこ で「生まれつき物事を考えたり,まとめたりする能力は男と女では差があると思うか+と 「日常生活において女らしくするよう気をつけているか+とこの生得的能力. 尋ねてみた。. 差をクPスさせて示したのが第14表である. 「ない+という者 まず全体の債向についてみると,能力差が「ある+という老約62%, 約37%で, 「ある+、と考えている母親が多いことが知られた。第14表に明らかなよう に,能力差が「ある「という者は,女らしくするよう気にかけて「いない+という着でも 約52%と高いが,いつも気をつけて「いる+という着でほ71%にものぼり,道に能力 差が・「ない+という着でほ,前者が約48%に対し後者でほ紛28%と低くなっている。.
(12) 12. 野. 第15表. 垣. 義. 行. 男・女らしさほ大切か×家庭か社会か 場合による. 時 つま. 会. NA. 計. 455 29.2. 455 67.5. 22 3.3. 0 0. 674 100.0. 場合. 100 20.2. 376 75.8. 19 3.8. 1 0.2. 496 100.0. らない. 4 16.7. 13 54.2. 7 29.2. 0 0. 24 100.0. 3. 4. 0. 0. 7. 304 25.8. 848 70.6. 48 4.0. と. NA. 計. 1 0.1. 1201 100.0. 表としてほ示さなかったが,自分のことを女らしいと思っている老ほど,また男らしさ. 女らしさほ大切といっている者ほど能力差が「ある+という割合が有意に高かった。 次にやや観点を変えて「結婿をした女性は家庭を守るべきか,それとも社会に出て働く べきか+と尋ねてみたoその結果と「男らしさ・女らしさということについてどう考える か+をクロスさせたものが第15表である. まず全体の傾向についてみると・ 「場合による+というのが約71%で高いが,はっき りと「家庭+を守るべきだという老約25%と4分の1を占め, 「社会+に出て働くべき だという者ほ4%にすぎない。この結果から判断すると,場合によってほ社会に出て働く ことも必要であろうが,結嬉した女性はまず家庭にあって家庭を守るのがその生き方の本 筋と多くの母親は考えている,とみてよいのでほなかろうかoなおこの項目に関しても, 日常生活において女らしくするよう気をつけているという者ほど,また男女間に生得的能 力差があるという者ほど,結嬉した女性ほ家庭を守るべきだという意見を強くもっている ことが判明した。. 3.しつけにおける世代間の連続性8) 上に問題にしてきた母親の性意識ほ,母親が自分の両親からどんなしつけを受けてきた か,ということと密接に関連していると思われるoそしてそこで培われたものは,今度ほ 親として自分の子どものしつ桝こかかわってくるであろう。そこでここでほ性別化に焦点 を合せて,しつ桝こおける世代間の連続性とでもいうべきものについて眺めてみよう。 1)女らしさをめぐる両親のしつけ. 「両親は,母親が女らしいことばづかいとか行動をするよう気をつけていたと思うか+ どうか尋ねてみた。その結果と「自分を女らしいと思うか+,. 「男らしさ・女らしさについ. てどう考えるか+,をクロスさせたものが第16・17表である。 まず第16表の全体の備向から見ていこう○紛59%と半数以上の母親が,両親ほ女ら しいことばづかいや行動をするよう「時にほ+気をつけていたといっている。そんなこと には気をかけて「いなかった+という者は約15%いるが,たえず気をつけて「いた+の.
(13) 性差に基づくしつけの実態``いわゆる「男らしさ+ 第16表. ・. 「女らしさ+についで'. 13. 自分を女らしいと思うか×親ほあなたが女らしくするよう気をつけていたか い. た. 時. に. は. いなかった. NA. 計. 思. う. 12 35.3. 17 50.0. 4 ll.8. 1 2.9. 34 100.0. 普. 通. 261 25.9. 607 60.2. 132 13.1. 9 0.9. 1009 100.0. い. 31 20.7. 81 54.0. 86 24.0. 2 1.3. 1. 5. 2. 0. 174 14.5. 12 1.0. 思 わ. な. NA. 305 25.4. 計. 第17表. つま. 8 1201 100.0. 男・女らしさは大切か×親ほあなたが女らしくするよう素をつけていたか た. い. 時. 710 59.1. 150 100. 0. 時. に. は. いなかった. NA. 計. 215 31.9. 379 56.2. 77 ll.4. 3 0.4. 674 100.0. 場合. 84 16.9. 316 63.7. 88 17.7. 8 1.6. 496 100.0. らない. 3 12.5. ll 45.8. 9 37.5. 1 4.2. 24 100.0. 3. 4. 0. 0. 174 14.5. 12 1.0. と. NA. 計. 305 25.4. 710 59.1. 7 1201 100.0. 方が紛25%と高く,女らしさにウェイトを置いたしつけを受けていたことがうかがえる。 自分のことを女らしいと「思う+老縁ど両親はたえず気をつけて「いた+といい,女らし. いと「思わない+着でほ逆になっており,親の影響を見てとることができる。 また第17蓑でも同じ債向が指摘でき,男らしさ・女らしさを「大切+という着では, 「つまらない+という者に比して気をつけて「いた+がほぼ3倍にのぼり,逝に気をつけ て「いなかった+でほ3分の1以下に激減している。女らしくするような気をつけて「い た+親に育てられた母親ほど,女らしさを「大切+に考えていることがうかがえる。ここ. に表としては示さないが,日常生活において女らしくするよう気をつけているという号ほ ど,両親、も女らしくするよう気をつけており,両者の相関は極めて高かった。 両親ほ女らさしを重親したしつけをしており,それが母親の女らしさについての態度に 反映していることを見てきたが,でほ「母親が+女らしくないことばづかいとか行動をし た時,両親の注意の仕方ほどうだったか。+この結果と「男らしさ・女らしさについてど う考えるか+, 「両親ほ女らしくするよう気をつけていたか+をクロスしたものが第18・19 蓑である。 まず第18表によって全体としての傾向について見ると,女らしくない言動をとった場.
(14) 14. 野. 第18表 きびしかった. 時 つま. 場. と. 合. らない NA. 義. 行. 男・女らしさほ大切かX親の注意の仕方 たしなめるて いど. なにもいわな しヽ. NA. 計. 255 37.8. 353 52.4. 59 8.8. 7 1.0. 674 1(〉0.0. 120 24.2. 296 59.7. 72 14.5. 8 1.6. 496 100.0. 5 20.8. 12 50.0. 7 29.2. 0 0. 24 100.0. 3. 4. 0. 0. 7. 388 31.9. 計. 垣. 665 55.4. 138 ll.5. 15 1.2. 1201 100.0. 第19表・親ほあなたが女らしくするよう気をつけていたか×親の注意の仕方 きびしかった い. 時. に. たしなめるて. なにもいわな. いど. しヽ. NA. 計. た. 220 72.1. 8.1 26.6. 2 0.7. 2 0.7. 305 100.0. ほ. 155 21.8. 505 71.1. 45 6.3. 5 0.7. 710 100.0. 7 4.0. 75 43.1. 91 52.3. 1 0.6. 174 100.0. 4. 0. いなかった NA. 1. 7. 12. 合, 「たしなめるていど+という者が約55%と過半数を占めてほいるが,たいへん「きび. しかった+という者約32%で,さきに両親は女らしい言動をするよう気をつけていた様子 を見たが,注意するという子への働きかけにおいてかなり厳しかったことが知られる。男 らしさ・女らしさを「大切+と考えている者に関してみると「きびしかった+という老約 38%に対し「なにもいわない+では約9%と少なく, 「きびしかった+約21%,. 「なにもいわなかった+約29%. 「つまらない+という者に関しては. と道になっており,親の厳しい. しつけが男らしさ・女らしさを「大切+と考える母親を生み出していることが知られる。 第19表によると,当然のことかもしれないが,女らしい言動をとるよう気をつけて 「いた+という着で,注意の仕方が「きびしかった+という者約72%,気をつ枠て「いな かった+.という着で「なにもいわない+という者約52%. と,両者の相関が極めて高い実. 態をほっきりと示している。またここでも表として示さないが,自分のことを女らしいと 思っている老ほど,日常生活において女らしくするよう気をつけているという者はど,両 親から厳しい注意を受けている。 女らしくするよう注意されたのは母親がいくつく巾らいの時だっただろうかo. これほ母親. が子ども時代を思い出して答えているのであり,親が実際に注意しはじめた時期との間に ほ若干のズレがあるかもしれない。男らしさ・女らしさについての考え方と注意された時.
(15) 性差に基づくしつけの実態``いわゆる「男らしさ+ 第20表 幼稚園. 小. 低. 「女らしさ+についで'. ・. 15. 男女らしさほ大切か×注意された時期 小. 高. 中. 学. 高. 校. 計. NA. その他. 切. 35 5.2. 171 25.4. 165 24.5. 192 28.5. 59 8.8. 28 4.2. 24 3.6. 674 100.0. 時と場 A. 18 3.6. 90 18.1. 131 26.4. 159 32.1. 44 8.9. 30 6.0. 24 4.8. 496 100.0. ない. 0 0. 4 16.7. 3 12.5. ll 45.8. 2 8.3. 0 0. 4 16.7. 24 100.0. NA. 1. 3. 2. 0. 1. 0. 0. 7. 54 4.5. 268 22.3. 362 80.1. 106 8.8. 58 4.8. 52 4.3. 大. ロ. つまら. 計. 301 25.1. 期とをクロスした第20表によると, で「小学校高学年+ごろ,. 1201 100.0. 「中学+ごろという老が紛30%で最も高く,次い. 「低学年+ごろ,そしてぐっと下って「高校+ごろ,. 「幼稚園+. ごろとなっている。第二次性徴が次第にはっきりしてくる「小学校高学年+から「中学+ に,女らしさを強調したしつけをするようになったと母親は受け止めている。 男らしさ・女らさを「大切+という老ほど,幼い時期から注意を受けたことが知られる。 既に見たように,男らしさ・女らしさを「大切+と考えることと,親が女らしくするよう 気をつけていたこと(第17表),親の注意のきびしさ(第18表)とが密接に結びつい ていたことからもうかがえるように,女らしさを重視している親ほど,子どもが幼い時期 から注意をしたし,それが女らしさを大切に考える母親としての現在を結果しているとい えよう。 2). しつけの連続性 第21・22表は,「女らしさについての親のしつけが,母親の女らしさにどう影響してい. るか+を示したものである。草ず選択肢について説明すると,1は「女らしさを強調する しつけを受け,せらしい女性として成長したと思う。+ 受けなかったが,女らしい女性として成長したと思う。+. 2は「女らしさを強調するしつけを. けを受けたが,女らしい女性として成長したとほ思わない。+. 3は「女らしさを強調するしつ 4は「女らしさ.を強調する. しつけを受けなかったし,女らしい女性として成長したとは思わない。+というものである。 これを見ると,両親が女らしくするよう気をつけ,女らしさのしつけがきびしかった姪. ど,その影響ほ大きかったようである。ここでも表としては示していないが,自分のこと を女らしいと思っている者姪ど,日常生活において女らしくするように気をつけている老 ほど,また男らしさ・女らしさを大切に考えている老ほど,親のしつ汗が自分自身の女ら しさに影響していると答えている。 第23・24表は, 「親から受けた女らしさについてのしつけが,性別化にかかわる子ど ものしつ桝こどう影響しているか+を示したものである。選択肢ほ次のようになっている。 1ほ「女らしさを強調するしつけを受け,それがそのまま子どものしつけに反映Lてい る。+ 2 「は女らしさを強調するしつけを受けたが,子どものしつ捌こは反映していない。+.
(16) 16. 野. 垣. 義. 行. 3. は「女らしさを強調するしつけを受けなかったが,子どもにほそれを強調している。+ 4は「女らしさを強調するしつけを受けなかったし,子どもにもそれを強調していない。+ 第23表に明らかなように,同じく女らしさを強調するしつけを受けながら,それが子 どものしつけに影響していないという者抱27%に対し,影響しているという老約45%, 第21蓑. 親ほあなたが女らしくするように気をつけていたか×親のしつ けが女らしさにどう影響しているか その他. 154 50.5. 20 6.6. 79 25.9. 4 1.3. 8 2.6. 40 18.1. 305 100.0. は. 104 14.6. 250 35.2. 111 15.6. 77 10.8. 35 4.9. 133 18.7. 710 100.0. 4 2.3. 82 47.1. 9 5.2. 52 29.9. 13 7.5. 14 8.0. 174 100.0. 0. 2. 0. 9. 12. 199 16.6. 135 ll.2. 56 4.7. 196 16.3. 1201 100.0. に. いなかった NA. 1. 0 262 21.8. 計. 第22表. 363 29.4. 親の注意の仕方×親のしつけが女らしにどう影響しているか その他. きびしかった. 122 31.9. 0 0. 13 3.4. 51 13.3. 383 100.0. 72 10.8. 271 40.8. 74 ll.1. 92 13.8. 28 4.2. 128 19.2. 665 100.0. 4 2.9. 67 48.6. 3 2.2. 42 30.4. 12 8.7. 10 7.2. 138 100.0. 1. 3. 7. 15. なにもいわな tJ、. NA. 3. 第23表. 1. 0. 親はあなたが女らしくするよう気をつけていたか×親のしつけ が子-のしつけにどう影響しているか 4. に. 計. その他. NA. 計. た. 136 44.9. 82 26.9. ll 3.6. 3 1.0. 14 4.6. 59 19.3. 305 100.0. ほ. 96 18.5. 93 13.1. 133 18.7. 138 19.4. 42 5.9. 208 29.3. 710 100.0. 4 2.3. 6 3.4. 43 24.7. 69 39.7. 18 10.3. 34 19.5. 174 100.0. 0. 0. 2. 2. 0. 8. 14. 236 19.7. 181 15.1. 189 15.7. 212 17.7. 74 6.2. いなかった NA. 計. 14 8.7. いど. 時. NA. 183 47.8. たしなめるて. い. 計. た. い. 時. NA. 309 25.7. 1201 100.0.
(17) 性差に基づくしつけの実態``いわゆる「男らしさ+ 第24表. ・. 親の注意の仕方×親のしつけが子-のしつ桝こどう影響しているか NA. その他. きびしかった たしなめるて. いど なにもいわな しヽ. NA. 17. 「女らしさ+についで. 160 41.8 73 ll.0. \. 1.0. 15 3.9. 74 19.3. 383 100.0. 158 23.8. 40 6.0. 202 30.4. 665 100.0. 43 弓1.2. 49 55.5. 17 12.3. 26 18.8. 138 100.0. 2. 1. 2. 7. 15. 120 31.3. 10 2.6. 58 8.7. 134 20.2. 1 0.7. 2 1.4. 2. 1. 計. 4. 同じく女らしさを強調するしつけを受けなかったのに,子どもにほ強調しているという者 約25%に対し,強調していないという老紛40%というように,親から受けたしつけと, わが子へのしつけとの関連ほ明らかである。. 第24表でも同様の傾向が指摘でき,親のしつけがきびしかったという老ほど連続性を 認めている.またここでも表としては示していないが,日常生活において女らしくするよ う気をつけている老ほど,男らしさ・女らしさを大切に考えている老ほど,親から受けた しつけの子どもへの連続性を肯定している。 4.性差に基づくLつけについての意識とLつけの担い手 子どもの性のちがいによってしつけのあり方を変える必要があると母親は考えているの だろうか。またそうしたしつけは誰れが担当しているのだろうか。ここではこうした問題. について取りあげるこ主にする. 1)性によ右しつけの差 まずはじめに,. 「子どもの. 「子どもの育て方について+の母親の考え方をとりあげよう。. 育て方について+の母親の反応を示した第25表によると,紛73%という大多数の母親 ほ2. 「子どもは小さい時に,親がしっかりしつけておく必要がある。+と考えており,. 「子どもは親がそう手をかけなくても,ひとりでに育っていくものである。+・という者はわ ずか6%にすぎない。しかも「2+という者ほ,女らしくない言動をした時両親の注意 の仕方が「きびしかった+という着でほ82%にものぼっている。 第26・27・28表は, 「性のちがいによってしつけのあり方を変える必要があるか+ど うかについての母親の考え方を示したものである。 「性のちがいによるしつけのあり方が話題になるか+と, 第26表は,. 「性によ・'てしつ. けのあり方を変える必要があるか+をクロスしたものである。まず全体の傾向について見. ると,しつけのあり方を変える必要は「ない+といいき畠者ほ約12%で,. 「時と場合+に. ょるという老約60%,はっきりと変える必要が「ある+という著28%で,大多数の母親 は程度の差こそあれ,変える必要があると考えているといってよかろう。話題になること にすぎないが,変 が「よくある+という着で,変える必要ほ「ない+という者ほ約7%. 1.
(18) 18. 野. 垣. える必要が「ある+という者ほ58%. 義. 行. と高くなっており,両者の相関が高いことを示して. いる。. 第27表によると,男らしさ・女らしさを「大切+という着でも変える必要は「ない+ という暑が紛11%いるが,. 「ある+という着でほ約35%と8倍以上にのぼり,逆に「つ 第25表. 親の注意の仕方×子どもの育て方 NA. 計. きびしかった. 19 5.0. 314 82.0. 48 12.5. 2 0.5. 383 100.0. たしなめるてい ど. 48 6.5. 469 70.5. 148 22.3. 5 0.8. 665 100.0. なにもいわない. 14 10.1. 81 58.7. 39 28.3. 4 2.9. 188 100.0. ⅣA. 0. 10. 0. 5. 15. 計. 76 6.3. 874 72.8. 23S 19.6. 16 1.3. 1 201 100.0. 第26表. 性のちがい忙よるしつけのあり方が話題になるか×性によって しつけのあり方を変える必要があるか 時と場合. よ. 時. い. NA. 計. く あ. る. 134 58.0. 80 84.6. 15 6.5. 2 0.9. 231 100.0. あ. る. 143 24.3. 388 66.0. 50 8.5. 7 1.2. 588 10().0. 53 14.8. 283 64.9. 72 20.1. 1 0.3. 35・9 100.0. 6. 13. 4. 々. あま. りない NA. 3$6 28.0. 計. 第27義. 714 59.5. と. 場合. つまらない NA. 141 ll.7. 0. 23. 10 0.8. 1201 100.0. 男・女らしさは大切か×性によってしつけのあり方を変える必 要があるか 時と場合. 時. な. な. い. NA. 計. 258 35.3. 861 53.6. 72 10.7. 3 0.4 ′. 674 100.0. 93 18.8. 336 67.7. 61 12.3. 6 1.2. 496 100.0. 4 16.7. ll 45.8. 8 33.8. 1 4.2. 24 100.0. 1. 6. 0. 0. 7.
(19) 性差に基づくしつけの実態``いわゆる「男らしさ+. 19. ・「女らしさ+についで'. 親はあなたが女らしくするよう気をつけていたか×性によって. 第28表. しつけのあり方を変える必要があるか 時と場合 い. 時. に. い. な. NA. 計. た. 129 42.3. 150 49.2. 24 7.9. 2 0.7. 305 100.0. ほ. 178ノ 25.1. 449 63.2. 79 ll.1. 4 0.6. 710 100.0. 26 14.9. 108 62.1. 3620.7. 4 2.3. 174 100.0. 3. 7. 2. いなかった NA. まらない+という着では変える必要は「ない+という者が約83%. 0. 12. もいるが,. 「ある+と. いう老はその2分の1にすぎない。. 第28表に明らかなよらに,女らしい言動をとるよう気をつけて「いた+両親に育てら れた母親ほど,性のちがいによって子どものしつけのあり方を変える必要が「ある+とい っている。. ここでも表としては示さないが,日常生活において女らしくするよう気をつけている母 親ほど,性のちがいによって能力差があると考えている母親ほど,結嬉した女性ほ家庭を 守るべきだと考えている母親ほど,また女らしくない言動をした時の両親の注意の仕方が 厳しかったという母親ほど,性によってしつけのあり方を変える必要があるといっている。 2). しつけの担い手. 第29・30・31表ほ, についてどう考えるか+,. 「しつけの主な担い手+と「子どもの性+,. 「男らしさ・女らしさ. 「性によってしつけのあり方を変える必要があるか+とをクロス. させたものである。. まず第29表によって全体の傾向について眺めてみよう。しつけの担い手が「両親+と. いう暑が38%,次いで主として「父親+という者が紛29%と高く,主とトて「母親+と いう者は約4%と少なく,統計的有意差ほ認められなかったが,. 「父親+という数値ほ注. 目に値する.この年ごろの子どものしつ桝ま専ら母親の担当するところと予想していたの であるが,上の結果から察するところ,男らしさ・女らしさをめぐるしつ桝こ関してほ父 親の役割は極めて大きいといわなければならない。 第30表によると,男らしさ・女らしさは「大切+という者でほ,しつけの担い手が主 として「父親+ほ「両親+と同率であり,第31表によると,性によってしつけのあり方. を変える必要が「ある+という着では主として「父親+は「両親+よりも高く,父親が性 に基づくしつけの重要な担い手として登場しており,性差に基づくしつけ調査においてほ 父親を対象とする必要がありそうである。 5.一. 性差に基づくしつけの実態. これまで母親の性意識,しつ桝こおける性差についての考え方等について問題にしてき.
(20) 20. 野. 第29表. 義. 垣. 子どもの性×しつけの担い手. 父. NA. そ の他. NA. 計. 161 26.1. 23 3.7. 210 34.0. 6 1.0. 217 35.2. 617 100.0. 188 82.8. 24 4.2. 184 82.1. 4 0.7. 174 30.3. 574 100.0. 4. 2. 2. 0. 2. 10. 49 4.1. 896 33.0. 10 0.8. 353 29.4. 計. 行. 第30表. 393 32.7. 1201 100.0. 男・女らしさほ大切か×しつけの担い手. 父. その他. NA. 計. 226 33.5. 28 4.2. 226 33.5. 7 1.0. 187 27.7. 674 100.0. 122 24.6. 21 4.2. 162 32.7. 3 0.6. 188 37.9. 496 100.0. つまらない. 5 20.8. 0 0. 6 25.0. 0 0. 13 54.2. 24 100.0. NA. 0. 0. 2. 0. 5. 7. 時と場合. 第31表. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×しつけの担い手 父. 時と場合 な. い. NA. そ の他. NA. 計. 156 46.4. 19 5.7. 140 41.7. 4 1.2. 17 5.1. 336 100.0. 196 27.5. 29 4.1. 253 35.4. 6 0.8. 230 32.2. 714 100.0. 0 0. 0 0. 2 1.4. 0 0. 139 98.6. 141 100.0. 1. 1. 1. 0. 7. 10. たが,ここでは具体的場面において母親が子ども-働きかけるさい,子どもの性をどの程 度考慮し,どうあってほしいと期待し,実際どう働きかけているか,といったいわば性差. に基づくしつけの実態を問題にする。 1)性差への配慮 第32表から第45表までほ,おもちゃや本を買い与えたり,けいこごとをすすめたり, 手伝いをたのむといった母親が主体となって子どもへ働きかける際,男の子だからあるい ほ女の子だからこうしようというように,子どもの性をどの程度考慮しているかについて 示したものである。なお偶数番号の蓑ほ「子どもの性+と,奇数番号の表ほ「性のちがい.
(21) 性差に基づくしつけの実態"いわゆる「男らしさ+ 子どもの性×おもちゃ. 第32表 時. な. は. 617 100.0. 178 31.0. 288 50.2. 98 17.1. 10 1.7. 574 100.0. 5. 4. 1. 0. 10. 420 35.0. 556 46.3. 206 17.2. 19 1.6. 1201 100.0. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×おもち早 時. に. は. な. 4 1.2. 836 100.0. 211 29.6. 368 51.5. 126 17.6. 9 1.3. 714 100.0. 25 17.7. 65 46.1. 49 84.8. 2 1.4. 141 100.0. 2. 4. 0. 10. NA. 計. 子どもの性×本 は. な. い. 264 42.8. 237 38.4. 8 1.3. 617 100.0. 90 15.7. 266 46.3. 208 36.2. 10 1.7. 574 100.0. 2. 0. 10. 447 37.2. 18 1.5. 1201 100.0. 5. 201 16.7. 第35表. 535 44.5. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×本 時. NA. に. 4. 108 17.5. 3. い. 計. 81 9.2. NA. な. NA. 119 35.4. 時. 場 合. い. 182 54.2. 第34表. と. 計. 9 1.5. NA. 時. NA. 107 17.3. い. 計. い. 264 42.8. あ. な. に. 237 88.4. 第33表. 時 と 場 合. 21. ・「女らしさ+についで'. に. ほ. な.. い. NA. 計. 86 25.6. 145 43.2. 98 29.2. 7 2.1. 336 100.0. 101 14.1. 340 47.6. 266 37.3. 7 1.0. 714 100.0. 12 8.5. 46 32.6. 83 58.9. 0 0. 141 100.0. 2. 4. 0. 4. 10.
(22) 22. 野. 転. に. な. い. 389 67.8. 145 25.3. 32 5.6. 8 1.4. 574 100.0. 6. 3. 1. 0. 72 6.0. 20 1.7. 811 25.9. に. ほ. な. い. NA. 計. 58 17.3. 18 8.9. 2 0.6. 336 100.0. 455 63.7. 203 28.4. 48 6.0. 18 1.8. 714 100.0. 77 54.6. 48 34.0. 15 10.6. 1 0.7. 141 100.0. 3. 2. 1. 4. 10. NA. 計. 子どもの性xテレビ に. は. な. い. 72 ll.7. 254 41.2. 285 46.2. 6 1.0. 617 100.0. 47 8..2. 259 45.1. 257 44.8. ll 1.9. 574 100.0. 4. ㌧、4. 2. 0. 10. 123 10.2. 517 43.0. 17 1.4. 1201 100.0. 第39表. 544 45.3. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×テレビ 時. 、 NA,. 1201 100.0. 263 78.3. 時. い. 10. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×衣服. 第38表. な. 計 617 100.0. NA. 時 と 場 合. NA. 12 1.9. 798 66.4. 場 合. い. 39 6.3. 時. と. な. 163 26.4. 第37表. 時. ほ. 403 65.3. NA. 計. 行. 子どもの性×衣服. 第36表 時. 義. に. は. な. い. NA. 計. 61 18.2. 162 48.2. 110 32.7. 3 0.9. 386 100.0. 54 7.6. 319 44.7. 332 46.5. 9 1.3. 714 100.0. 8 5.7. 34 24.1. 98 69.5. 1 0.7. 141 100.0. 2. 4. 0. 4. 10.
(23) 性差に基づくしつけの実態"いわゆる「男らしさ+. 子どもの性×けいこごと. 第40泰 時. NA. 計. 第41表. と 場合. な. い. NA. ほ. に. 617 100.0. 105 18.3. 274 47.7. 174 30.3. 21 3.7. 574 100.0. 2. 5. 3. 0. 10. 208 17.3. 559 46.5. 393 32.7. 41 3.4. 1201 100.0. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×けいこごと ほ. に. NA. い. ⅣA. 計. 146 43.5. 78 23.2. 14 4.2. 336 100.0. 100.0 14.0. 350 49.0. 243 34.0. 21 2.9. 714 100.0. 9 6.9. 59 41.8. 71 50.4. 2 1.4. 141 100.0. 4. 1. 4. 10. NA. 計. 子どもの性×遊び. に. は. な. い. 40 7.9. 218 85.3 _. 847 56.2. 3 0.5. 617 100.0. 53 9.2. 268 46.7. 248 43.8. 5 0.9. 574 100.0. 4. 2. 106 8.8. 488 40.6. 4. 0. 599 49.9. 8 0.7. 10 1201 100.0. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×遊び 時. い. な. 98 29.2. 第43表. な. 計. 20 3.2. 1. 場 合. NA. 216 85.0. 時. と. い. 280 45.4. 第42表. 時. な. 101 16.5. 時. 時. 23. ・「女らしさ+についで'. に. は. な. い. NA. 計. 57 17.0. 157 46.7. 121 36.0. 1 0.3. 336 100.0. 42 5.9. 296 41.5. 374 52.4. 2 0.3. 714 100.0. 7 5.0. 84 24.1. 100 70.9. 0 0. 141 100.0. 1. 4. 5. 10. 0.
(24) 野. 24. 垣. 義. 行. によってしつけのあり方を変える必要があるか+とクロスさせたものである。 「子どもの性+とクロスさせたもののうち,統計的有意差が認められたものほ7項目の うち,第38表の「テレビ+,第42表の「遊び+,それに第44表の「手伝い+の3頭目 であったo. これに対して,. 「性のちがいによってしつけのあり方を変える必要があるか+. とクロスさせたものでは全項目有意差が認められた。 各表についてそれぞれ説明を加えると繁雑になるので,いくつかの項目にしぼって特徴 を眺めることにしたい。. 第36表を眺めてみよう。これは「子どもの性+と「衣服を買ったり,ぬったりする場 令,子どもの性を考えるか+をクロスしたものである。まず全体の傾向についてみると, いつも考える(表では「ある+と表現)という暑が約66%と過半数を占め,次いで「時 には+考えるが紛26%,そんなことは「ない+は6%にすぎず,ほとんどの母親が子ど もの性を配慮していることがうかがえる。性差に注目した場合,女の子で配慮の程度がや や高いといえそうだが,統計的有意差は認められなかった。衣服に関しては男女にかかわ らず,母親ほ子どもの性を十分考えているということであろう。 第37表ほ同じく衣服について,. 「性のちがいによってしつけのあり方を変える必要が. あるか+とクロスしたものであるが,表に明らかなように,しつけのあり方を変える必要 が「ある+という着では,いつも考える(表でほ「ある+と表現)が約78%,そんなこ とほ「ない+が約4%,変える必要が「ない+という着では,それぞれ約55%, 子どもの性×手伝い. 第44表 時. 場. い. な NA. い. NA. 計. 13 2.1. 617 100.0. 81 14.1. 252 43.9. 225 39.2. 16 2.8. 574 100.0. 2. 2. 0. 10. 29 2.4. 1201 100.0. 126 10.5. 合. な. .359 58.2. 6. 456 38.0. 590 49.1. 性によってしつけのあり方を変える必要があるかx手缶い 時. と. ほ. 202 32.7. 第45表. 時. に. 43 7.0. NA. 計. 11%と. に. は. な. い. NA. 計. 75 22.3. 123 a6.6. 1. ・33 39.6. 5 1.5. 386 100.0. 48 6.7. 301 42.2. 346 48.5. 19 2.7. 714 100.0. 3 2.1. 29 20.6. 108 76.6. 1 0.7. 141 100.0. 3. 8. 0. 4. 10.
(25) 性差に基づくしつけの実態``いわゆる「男らしさ+. ・. 「女らし+さについで'. 25. なっており,その差は大きい。 第42表ほ, 「子どもの性+と「子どもの遊びについて,男の子だからあるいは女の子 だからということですすめたりやめさせたりすることがあるか+とクロスさせたものであ. る。ここではさきの第36表と異なって「ある+というものほ約9%と少なく,道にそん なことは「ない+という者が紛50%と半数いる。遊びについてはあまり性差を考慮しな. いということであろうカ亨,男女を比較すると女の子の方への配慮が相対的に大きいことが 知られる。さきにふれたようにこの項目には有意差が見出された。 第42表の傾向をより拡大したものが第44表の「手伝い+である.. 「子どもに手伝い. をたのむ場合,女の子だから家事の手伝いというように性のちがいによってさせる手伝い がちがうか+と尋ねたところ,約49%と半数の母親はそんなことほ「ない+といってい るが,男の子ではこれが約58%,女の子では約89%とかなりの差があり,ちがう(表で は「ある+と表現)という着では男では7%と低いが,女でほその割合は2倍にのぼっ ている。. 第45衰によると,性のちがいによってしつけのあり方を変える必要が「ある+という 着では,. 「ある+が紛22%に対し,. 「ない+ではわずか2%卜そんなことは「ない+とい. 77%と大きく開いており,当然とはいえ性のちがいによって. う着でほそれぞれ約40%,. しつけのあり方を変える必要があるという者ほど,子どもの性のちがいを配慮して手伝い をたのんでいることが知られる。 既にふれたように,. 7項日中男女間に有意差が認められたのほテレビ・遊び・手伝いの. 3項目であった。これに対し,. 「性のちがいによってしつけのあり方を変える必要がある. か+とクロスさせたものでは全項目に有意差が認められた。ということほ,こうした事柄 における子どもへの働きか桝こおいて,子どもの性そのものが母親の働きか桝こ直接作用 するというよりも,母親が男らしさ,女らしさをどう評価し,どんな態度をもっているか, ということの方がより大きな影響力をもつことを物語っているとみてよかろう。 なおここでも表としてほ示さないが,各額目において,日常生活において女らしくする よう気をつけている母親ほど,男らしさ・女らしさを大切に考えている母親ほど,両親が 女らしい言動をとるよう気をつけていたという母親ほど,こうした事柄において性のちが いを考慮しているといえ,そこには統計的有意差が認められた. 2)問題行動への対処 第46表から第53表までは,子どもが悪いことばづかいをしたり,行儀の悪い座り方 をした場合,子どもの性をどの程度考慮して注意するか,つまり注意の仕方が性差によっ てどう変わるかを示したもののであるQ 「子どもの性+とクロスさせたもののうち,統計的有意差が認められたのほ4項日中第 48表の「行儀の悪い座り方+と第50表の「戸の開け閉めがらんぼう+の2頚目であったo 一方,` 「性のちがいによってしつけのあり方を変える必要があるか+とクロスさせたもの では4項目総て有意差が認められた。 第50表によると,戸の開け閉めがらんぼうな場合,. 「きびしく+注意するという老紛.
(26) 26. 野. 第46表 きびしく. NA. と. 気にかけない. NA. 計. 4 0.6. 617 100.0. 245 42.7. 810 54.0. 16 2.8. 8 0.5. 574 100.0. 6 662 55.1. 0 38 3.2. 0 7 0.6. 10 1201 100.0. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×ことばづかいが悪い たしなめる. 気にかけない. NA. 計. 130 38.7. 8 2.4. 1 0.3. 336 100.0. 場 合. 251 35.2. 440 61.6. 22 3.1. 1 0.1. 714 100.0. い. 44 31.2. 89 63.1. 6 4.3. 2 1.4. 141 100.0. 2. 3. 2. 3. 10. NA. 計. NA. 第48表 きびしく. NA. 第49表. い. 気にかけない 19 3.1. 6 1.0. 617 100.0. 381 57.7. 223 88.9. 15 2.6. 5 0.9. 574 100.0. 6 527 43.9. 0. 0. 10. 34 2.8. ll 0.9. 1201 100.0. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×行儀の悪いすわり方 きびしく. 時 と 場 合. たしなめる 298 48.3. 629 52.4. 計. 子どもの性x行儀の悪いすわり方. 294 47.6. 4. NA. たしなめる. 197 58.6. な. な. 子どもの性×ことばづかいが悪い. 22 8.6. きびしく. 時. 行. 346 56.1. 494 41.1. 第47表. 義. 245 39.7. 4. 計. 垣. たしなめる. 気にかけない. ⅣA. 計. 204 60.7. 125 37.2. 5 1.5. 2 0.6. 336 100.0. 850 49.0. 338 47.3. 23 8.2. 3 0.4. 714 100.0. 71 50.4. 62 44.0. 5 3.5. 3 2.1. 141 100.0. 4. 2. 1. 3. 10.
(27) 性差に基づくしつけの実態``いわゆる「男らしさ+ 第50表 きびしく. NA. い. NA. 5 0.8. 617 100.0. 320 55.0. 239 41.6. 9 1.6. 6 1.0. 574 100.0. 4. 1. 0+. 10. 552 I 46.0. 28 2.3. ll 0.9. .. 第53表. い. 計 336 100.0. 353 49.4. 341 47.8. 17 2.4. 3 0.4. 714 100.0. 60 42.6. 72 51.1. 6 4.3. 3 2.1. 141 100.0. 5. 1. 1. 8. 10. NA. 計. 子どもの性×箸のもち方がおかしい たしなめる. 気にかけない. 4S.1. 808 49.9. 35 5.7. 8 1.3. 617 100.0. 271 47.2. 267 46.5. 30 5.2. 6 1.0. 574 100.0. 5 580 38.3. 0. 0. 10. 65 5.4. 14 1.2. 1201 100.0. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×箸のもち方がおかしい きびしく. 場合. NA. 2 0.6. 542 45.1. 計. 気にかけない 4 1.2. 5. NA. たしなめる 137 41.1. 226. NA. 1201 100.0. 192 57.1. きびしく. な. 計. 18 2.9. 第52義. と. NA. 性によってしつけのあり方を考える必要があるか×戸のあけしめがらんぼう. 時、と 場合. 時. 気にかシナない. 309 50.1. きびしく. な. 子どもの性×戸のあけしめがらんぼう たしなめる. 610 50.8. 第51表. 27. 「女らしさ+についで'. 285 46.2. 5. 計. ・. たしなめる. 気にかけない. NA. 計. 190 56.5. 134 89.9. 9 2.7. 8 0.9. 336 100.0. 299 41.9. 367 51.4. 41 5.7. 7 1.0. 714 100.0. 49 34.8. 77 54.6. 14 9.9. 1 0.7. 141 100.0. 4. 2. 1. 3. 10.
(28) 28. 野. 51%と過半数を占め,. 垣. 義. 行. 「たしなめる+程度が約46%であまり「気にかけない+という者. は約2%にすぎない。男女差に注目すると,. 「きびしく+注意するという著,男で紛46% 「気. に対して女ほ約56%と高く,女の子に対しての注意の方が厳しいことが知られる。 にかけない+という著ほ男女とも少ないが,それでも割合からいえば男子ほ女子の2倍に のぼっている。他の頭目についてもいえることだが,こうした子どもの問題行動に対して. は「気にかけない+rという母親はわずかで,多くの親ほ性に関係なく注意している. 第51表ほ同じく「行儀の悪い座り方+と, 「性のちがいによ?てしつけのあり方を変 える必要があるか+とをクロスさせたものである。衰に明らかなように,しつけのあり方 を変える必要が「ある+という着では「きびしく+注意するという者紛57%と高いが, 「ない+という着でほ約43%とかなり低くなっており, 1%,. 「気にかけない+ではそれぞれ約. 4%となっている。他の項目についてもいえることだが,性のちがいによってしつ. けのあり方を変える心要があるという者ほど,きびしく注意している実態がうかがえる。 なお,ここでも表として-は掲げないが,各境目において,日常生活において女らしくす るよう気をつけている母親はど,男らしさ・女らしさを大切に考えている母親ほど,両親 が女らしい言動をとるよう気をつけていたという母親はど,こうした子どもの問題行動に. 対しで性差を配慮したしつけをしている。 3)極端な性格特性とその矯正 第54表から第65表までほ,もし子どもが何事にもあっさりしすぎていたり,大変気 が強かったり,気がねをしたり,感情をすぐあらわすような傾向があるとしたら,子ども の性を配慮して,そうした極端な性格特性をどう評価し,それをどう矯正しようとするか について尋ねた結果を示したものである。 これらの項目と「子どもの性+とをクロスさせたもののうち統計的有意差が認められた のは6項目中第56表の「大変気が強い+と第60表の「おしゃれ+の2萌日であった。 一方ここでも, 「性のちがいによってしつけのあり方を変える必要があるか+とクロスさ せたものでは全項目有意差が認められた。 第56表は, 「子どもの性+と「もし子どもが大変気が強い場合どうするか+と尋ねた結 果とをクロスしたものである。全体の傾向についてみると,あまり「気にかけない+とい う者が約49%. と半数おり,むしろ「望ましい+と思うが約30%,少しは気が弱くなる. ように「努力する+が約19%. といった具合で,気が強いことをむしろ歓迎しているよう. である。今日の社会では,気が弱いようでほ生きていけないと考えているのであろうか。 性差に注目すると,さすがに女の子の方に「努力する+という割合が増え,したがって, むしろ「望ましい+という者は沸少するが,それほどの数値でほなく,女の子であっても 気が強いことはマイナスの特性とは見ていないといえそうである。 第57表によると,性のちがいによってしつけのあり方を変える必要があるという着で ほ「努力する+が約26%,. 「ない+でほ約12%と2倍以上の開きがあるとはいうものの,. むしろ「望ましい+と思うという暑が約31% るといえる。. もいるように,気が強いことを首足してい.
(29) 性差に基づくしつけの実態"いわゆる「男らしさ+ 第_.54表 努力する. NA. 気にかけない. い. NA. 20 3.2. ll 1.8. 617 100.0. 351 61.1. 189 32.9. 29 5.1. 5 0.9. 574 100.0. 2. 1. 1. 10. 872 81,0. 50 4.2. 17 1.4. 1201 100.0. 気にかけない. 計. 第57表. 9 2.7. 4 1.2. 836 100.0. 437 61.2. 238 88.3. 31 4.3. 8 1.1. 714 100.0. 79 56.0. 50 35.5. 10 7.1. 2 1.4. 141 100.0. 8. 4. 0. な. 場合 い. NA. 3. 10. NA. 計. 子どもの性×「大変気が強い+. 気にかけない. 望ま. しい. 97 15.7. 301 48.8. 204 83.1. 123 21.4. 285 49.7. 151 26.3. 3. 7. 223 18.6. 593 49.4. ㌔. 0 355 29.6. 15 2.4. 617 100.0. 15 2.6. 574 100.0. 0. 10. 30 2.5. 1201 100.0. 性によってしつ抄のあり方を変える必要があるか×「大変寛が強い+ 努力する. と. 計. 80 23.8. 努力する. NA. NA. 望まいし. 243 72.3. 第56表. 時. 計. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×「あっさりしすぎている+. 場合. な. NA. 181 29.3. 努力する. と. しい. 望ま. 405 65.6. 762 63A. 第55表. 時. 子どもの性×「あっさりしすぎている+. 6. 計. 29. ・.r女らしさ+についで'. 気にかけない. 望ま. しい. NA. 計. 3 0.9. 336 100.0. 206 ′ 28.9. 19 2.7. 714 100.0. 75 53.2. 44 31.2. 5 3.5. 141 100.0. 5. 2. 86 25.6. 144 42.9. 103 80.7. 120 16.8. 369 51.7. 17 12.1 0. 3. 10.
(30) 30. 野. 第58表 努力する. い. NA. 254 44.8. 255 44.4. 51 8.9. 14 2.4. 574 100.0. 3. 0. 0. 10. 109 9.1. 25 2.1. 1201 100.0. 552 46.0. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×「おしゃべり+ 気にかけない. NA. 計. 5 1.5. 336 100.0. 287 40.2. 859 50.3. 58 8.1. 10 1.4. 714 100.0. 44 31.2. 78 55.3. 13 9.2. 6 4.3. 141 100.0. 3. 1. 2. 4. 10. NA. 計. 子どもの性×「おしゃれ+. 気にかけない. 望ま. しい. 139 22.8. 882 61.9. 85 13.8. ll 1.8. 617 100.0. 116 20.2. 239 51.0. 159 27.7. 6 1.0. 574 100.0. 4. 5. 1. 680 56.6. 245 20.4. 0 17 1.4. 10 1201 100.0. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×「おしゃれ+ 気にかけない. 望ましい. 174 51.8・. 86 25.6. 418 58.5.. 127 17.8. 22 15.6. 86 61.0. 30 21.3. 8. 2. 早. 161 ・22.5. ない. NA. 86 10.7. 73 21.7・. 時と-場合. しい. 114 83.9. 努力する ・ある. 望ま. 181 58.9. 259 21.6. 第飢表. 計 617 100.0. 努力する. 計. NA ll 1.8. 第60表. NA. しい 58 9.4. 努力する. な. 望ま. 294 47.6. 515 42.9. 時 と 場 合. ■行. 子どもの性x「おしゃべり+. 気にかけない. 7. 第59衰. 義. 254 41.2. NA. 計. 垣. NA・ 3 0.9 8■ 1..1・. 3 2.1 8. 計 336 100.0 ・714 100.0 141 100.0 10.
(31) 性差に基づくしつけの実態``いわゆる「男らしさ+ 第62表 努力する. NA. 計. 第68表. な. い. NA. 第65真. 時. る と. な. 場合 い. NA. しい. NA. 計. 19 3.1. 13 2.1. 617 100.0. 8 1.4. 574 100.0. 188 32.8. 25 4.4. 7. 3. 0. 0. 10. 741 61.7. 395 32.9. 44 8.7. 21 1.7. 1201 100.0. ?3・1. 性によってしつけのあり方を変える必要があるか×「気がねをする+ 気にかけない. 望ま. しい. NA. 計. 213 63.4. 100 29.8. 19 5.7. 4 1.2. 386 100.0. 442 61.9. 240 33.6. 23 3.2. 9 1.3. 714 100.0. 81 57.4. 54 38.3. 1 0.7. 5 3.5. 141 100.0. 5. 1. 1. 3. 10. NA. 計. 子どもの性×「感情をすぐあらわす+ 気にかけない. 望ま. しい. 484 70.3. 128 20.7. 42 6.8. 13 2.1. 617 100.0. 411 71.6. 121 21.1. 31 5.4. ll 1.9. 574 100.0. 4. 6. 0. 0. 10. 849 70.7. 255 21.2. 73 6.1. 24 2.0. 12Ol 100.0. 性によってしつけのあり方を変える必要があるかX「感情をすぐあらわす+ 努力する. あ. 望ま. 853 61.5. 努力する. 計. 気にかけない 204. 第64義. NA. 子どもの性×「気がねをする+. 381 61.8. 努力する. 時 と 場合. 81. ・「女らしさ+についで'. 気にかけない. 望ま. しい. NA. 計. 258 76.8. 50 14.9. 23 6.8. 5 1.5. 336 100.0. 499 69.9. 165 28.1. 35 4.9. 15 2.1. 714 100.0. 85 60.8. 37 26.2. 15 10.6. 4 2.8. 141 100.0. 7. 3. 0. I. 0. 10.
(32) 野. 32. 垣. 義. 行. 同様のことが第60・61表でもいえる。第60表ほ「子どもの性+と「もしお子さんが おしゃれの場合どうするか+とをクロスしたものであるが,あまり「気にかけない+とい. う者が約57%と過半数を占め,おしゃれに熱中しないように「努力する+と,むしろ 「望ましい+と思うが相半ばしている。性差に注目すると「望ましい+という老男の子で約 「努力する+ではほとんど差ほなく,女. 14%,女の子で約28%と2倍の開きとなるが,. の子では「望ましい+が「努力する+を約8%上回っており,女の子にとっておしゃれ. であることはむしろ望ましい特性と母親ほ考えているようである。 第64表ほ「子どもの性+と「もし子どもが感情をすぐあらわす場合どうするか+とを クロスしたものであるが,ここでは自分をおさえることができるように「努力する+とい う暑が約71%と高く,あまり「気にかけない+は約21%,むしろ「望ましい+と思うほ 約6%と低くなっており,性に関係なく,感情をすぐあらわすことほ望ましくないと母 親は考えていることがうかがえる。 この「感情をすぐあらわす+と似た傾向を示しているのが,第54表の「何事にもあっ さりしすぎている+と第62表の「気がねをする+といった性格特性で,第58表の「お しゃべり+は上に見た「大変気が強い+と「おしゃれ+の中間に位置づけられるようであ る。. ここでも表としてほかかげていないが,日常生活において女らしい言動をとるよう気を つけている母親はど,男らしさ・女らしさを大切に考えている母親ほど,両親が女らしい 言動をするよう気をつけていたという母親ほど「努力する+という割合が有意に高くなっ ている。. 以上見てきた全体を通していえることだが,子どもが男あるいほ女であることによって, つまり性のちがいによって親の対応の仕方が異なるという側面も確かに認められるが,そ れ以上に,子どもの性に基づく対応のあり方は,母親が子ども時代自分の親からどうしつ けられてきたか,その結果として男らしさ・女らしさをどう評価しているか,それへの意 識・態度,つまり母親がいだく男性像・女性像に強く規定されていることが知られる。 6.望まLい子ども像・子どもの将来 親はわが子に対していろいろな期待をいだいているo教育・しつ桝も. 親が望ましいと. 考えている子ども像を実現し,期待する生活を保障するためのいとなみと見ることができ る。これまで母親が男らしさ・女らしさをどう受け止め,それを実現するためにどう働き. かけているか,性差に基づくしつ桝こついての母親の意識・態度,性別イヒの実態について 眺めてきたが,そうした-ことは実現しようとする子ども像・子どもの将来とのかかわりに おいて意味をもつといえる。そこで最後に,母親が考えている望ましい子ども像,子への 進学期待,期待する生活などについて問題にしたいo 1)望まLい子ども像 母親はわが子がどんな子どもであってほしいと期待しているのだろうか。第66表は, 一般に望ましいと考えられる子ども像を8つあげ,その中から母親が望ましいと思うもの.
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