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保育所の子に 音読劇で伝えよう

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Academic year: 2021

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第1学年1組

国語科学習指導案

指導者 ○○ ○○ 1 単元名 保育所の子に 音読劇で伝えよう 教材名 「くじらぐも」(物語文) 2 指導観 このような子どもたちだから 本学級の児童は、「おむすびころりん」や「大きなかぶ」の学習において、挿絵を見て気づいたこ とを発表したり、場面の様子を想像しながら音読や動作化で表現したりしている。その結果、語の まとまりを考えながら音読する力はついてきた。しかし、着目した読みの視点をもとにイメージを 膨らませる力は不足し、読解力は十分にはついていない。現在の「主体的な読み」に関する状況は、 次の通りである。 「つかむ」段階では、学習計画を立てるときに、例示しためあての中から自分のめあてを選択する ことはできるが、自分で考えてめあてをつくるまでには至っていない。 「ふかめる」段階では、実態調査の結果を見ると、ひとり読みの仕方や学び合いの話し方・聞き方、 ふり返りの仕方等を理解してきた児童が増えてきた。その一方で、指示がなければ自分で学習を進 めることができない児童もいる。また、自分の考えを発表するようになったが、それぞれの考えを つなげて全員で読みを深めていこうとするまでには至っていない。 「いかす」段階では、1学期に音読発表会を経験したときに、声の大きさや読む速さに関してよか った点を2年生から賞賛されたことで、音読についての意欲が高まっている。 このような単元・教材で このような手立てで 本単元は、場面や登場人物の様子などにつ 本単元の指導に当たっては、「主体的な読み」 いて、想像を広げながら楽しく音読すること を育てるために、各段階において、次のよう と、発表会の場において、その感想や音読劇 な手だてをとる。 を保育所の子どもたちに伝えることをねらい 「つかむ」段階では、1学期に実施した音 としている。 読会を想起させ、保育所の子に喜んでもらう 本教材は、体育の授業という身近な現実の ようにお話を伝えるという目的意識をもたせ 中から、ふいに幻想の世界に入り、想像の世 るために、音読劇の実施を知らせる。また、 界で遊んだ後に、また現実の時間に戻るとい 単元全体の見通しをもって学習することがで う、児童が想像することを楽しめる話である。 きるようにするために、めあてを選択させた この作品は、登場人物が児童と同じ1年生 り、学習計画表を作ったりする場を設定する。 であり、学校での体育の授業の場面もあるの 「ふかめる」段階では、読みの視点を意識 で、音読や動作化をするときに登場人物に同 して読み深めていくために、発表の仕方や聞 化しやすく、共感しながら楽しく読むことが き方の指示・賞賛等をする。また、読み取っ できる。 たことを音読劇にいかすために、場面の様子 また、場面や様子が分かりやすく表現され について想像したことをカード化して、必要 ていて、語や文としてのまとまりや内容をと に応じて各場面に入れ込んでいくようにする。 らえやすいので、呼びかける声の大きさなど さらに、学び方の定着と学習意欲の向上を図 を考えて、想像を広げながら声に出して読む るために、分かったことや今後頑張りたいこ ことができる。 とを発表し合う振り返りの場を設定する。 さらに、挿絵や会話文、動作を表す言葉等 「いかす」段階では、互いを認めながら進 が多く使われているので、読みの視点として んで読書しようとする意欲を喚起するために、 着目しやすく、場面や登場人物の様子を想像 練習や音読劇のときに、各場面で読み取った しながら、叙述に即して学習を進めていくこ ことを取り入れたり、工夫したことやよかっ とができるようにする上で価値がある。 たことを伝え合ったりする場を設定する。 3 目 標 このような子どもたちに ○ 体操の時間や雲の上の様子などについて、子どもたちやくじらぐもの動きを中心に、想像を広 げながら、楽しく読むことができる。 (読みの内容) ○ 語のまとまりや互いに呼びかける声の大きさなどに気をつけて、声に出して読むことができる。 (読みの内容) ○ 音読劇で保育所の子どもたちに伝わるように、学習したことと自分の経験とを結びつけて、音 読や動作化で楽しく表現しようとする。 (読みの活用) ☆ 場面の様子について、挿絵や会話文、子どもたちやくじらぐもの動きなどに着目して、線を引 いたり、音読や動作化で表現したりすることができる。 (読みの方法)

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4 単元指導計画(総時数 11時間) 段階 配時 学 習 活 動 主 な 手 だ て 主な評価規準 1 学習の見通しをもち、学習計 ○「くじらぐもの学習で、どんなこ 画を立てる。 (3) とを学びたいか。」を問いかけて、 (1)全文を音読してめあてを選び、 提示しためあてから自分のめあて [内]「くじらぐも」 つ 単元の流れをつかむ。 ① を選択する場を設定する。 を読んで、自分 第 音読劇ができるように、好きな ○「いかす」段階での音読劇を行う のめあてを選ぶ 1 所や知りたいことを出し合って という目的意識をもたせる。 ことができる。 ・ めあてを選ぼう。 か 2 (2)選択しためあてをもとに、学習 ○ 読みの視点(子どもたちやくじ [方]読みの視点 ・ 計画を立てる。 ① らぐもの動き・挿絵・会話文等) を入れた自分の 3 自分のめあてを決めて、音読劇 を押さえながら、話の筋の大体を めあてをつくり、 時 までの計画を立てよう。 つかむようにする。 学習の見通しを む (3)音読練習をする。 ① ○ 読みの視点を入れためあてカー もつことができ お話が分かるように、音読の練 ドがつくれた児童には、「めあて る。 習をしよう。 ができてすごいね。これが分かる ように読もうね。」と賞賛する。 2 各場面の子どもたちとくじら ぐもの様子を想像する。 (5) (1)第1場面(P4~P7)を読み、子ど ○「くじらも空をまわりました。」 [内]動きを表す もたちと同じように動くくじらぐ 「くじらもとまりました。」等の動 言葉や呼応に着 もの様子を想像する。 ② きを表す言葉や、「おうい。」「こ 目して、興味を 子どもたちとくじらぐもの動き こへおいでよう。」の呼応に着目 もつ子どもたち や様子を比べよう。 するように意識づける。 や真似をするく ふ じらぐもの様子 を想像すること ができる。 第 (2)第2場面(P8・P9)を読み、くじ ○ 子どもたちの「天までとどけ、 [内]高く跳ぼう 4 らぐもに飛び乗ろうとする子ども 一、二、三。」や、くじらぐもの とする子どもた か ・ たちの様子を想像する。 ① 「もっとたかく。もっとたかく。」 ちや応援するく 5 飛び乗ろうとする子どもたちと 等のくり返しの表現に着目するよ じらぐもの様子 ・ くじらぐもの様子や気持ちを考 うに意識づけ、音読や動作化の工 を音読や動作化 6 えよう。 夫をさせる。 で表現すること ・ ができる。 め 7 (3)第3場面(P10・P11)を読み、い ○「うみ・むら・まち」に着目して [内]ねらいに迫 ・ ろいろな場所へ進んで行く子ども 線を引かせ、選択して想像したこ る発問に対して 8 たちとくじらぐもの様子を想像す とを書くように意識づける。 互いに楽しんで 時 る。 (本時)① ○ 挿絵(読みの視点)に着目して いる子どもたち 空を進んで行く子どもたちとく 発表した児童には、「この子にな やくじらぐもの じらぐもの様子や気持ちを考え って想像できたね。」と価値づけ、 様子を発表する る よう。 読み取ったことをカード化する。 ことができる。 (4)第4場面(P12・P13)を読み、別 ○ 互いの「さようなら。」に着目 [内]別れるとき れる子どもたちとくじらぐもの様 して、「くじらぐも役(子ども役) の子どもたちと 子を想像する。 ① の人は、このせりふをどんなふう くじらぐもの様 「さようなら。」を言う子ども に言えばいいの?」と問い返す。 子を音読や動作 たちとくじらぐもの様子や気持 化で表現するこ ちを考えよう。 とができる。 3 読み取ったことを音読劇で保 育所の子に伝える。 (3) (1)各場面の子どもたちやくじらぐ ○ 各場面で読み取った子どもたち [活]保育所の子 い 第 もの様子や気持ちが伝わるように やくじらぐもの様子を書いたカー に伝えることを 9 工夫して、音読や動作化の練習を ドを活用した練習を意識づける。 意識して、学習 ・ する。 ② ○ お互いの発表を聞き合いながら したことを生か か 10 保育所の子に伝わるように工夫 工夫したことやよかったことを伝 した音読や動作 ・ して、音読劇を練習しよう。 える場を設定する。 化で表現するこ 11 (2)音読劇を発表し、読み取ったこ ○「学習したことが伝わるように、 とができる。 す 時 とを伝える。 ① はっきりと大きな声で発表できま 「くじらぐも」で学習したこと したね。」と価値づける。 を、保育所の子に音読劇で伝え ○ 保育所の子や教師の評価を聞か よう。 せて、音読への意欲を高める。

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5 本 時 (1) 主 眼 ○ 読みの内容に関するねらい くじらぐもに乗って空を進む場面で、子どもたちとくじらぐもの様子や気持ちを叙述や挿絵 から想像して、吹き出し、動作化、発表、音読などで表現する活動を通して、「ふわふわして気 持ちいい。」「いろいろな所へ行けて楽しい。」と喜ぶ子どもたちと、「子どもたちを楽しませた い。」と思いやるくじらぐもの様子や気持ちを読み取ることができるようにする。 ☆ 読みの方法に関するねらい 子どもたちとくじらぐもの様子や気持ちを読み取るために、読みの視点(くもに乗った子ど もたちの挿絵、場所を表す叙述「うみ・むら・まち」、会話文「さあ、およぐぞ。」)に着目し たひとり読み(サイドライン引き・印つけ)の力を高めるとともに、学び合いの場で自分の考 えを発表したり友だちの考えにつなげて発表したりすることができるようにする。 (2) 本時の授業仮説(「学び合い」を中心に) ○ 読みの内容については、いろいろな場所を見た子どもたちの様子や気持ちを交流した後に、「ど うして子どもたちは、歌を歌ったのでしょう?」と発問をすれば、とても楽しんでいる子ども たちの様子や気持ちを自分の経験と結びつけて読み取ることができるであろう。また、子ども たちを乗せていろいろな場所に行ったくじらぐもの様子や気持ちを交流した後に、「どうしてく じらぐもは、元気いっぱいに進んだのでしょう?」と発問をすれば、子どもたちを喜ばせてい るくじらぐもの様子や気持ちを自分の経験と結びつけて読み取ることができるであろう。 ☆ 読みの方法については、「ひとり読み」で想像した自分の考えを動作化で表したり互いの考え を交流したりする場を設定するとともに、つなぐ発言の仕方をその都度指導したり、つなぐ発 言をしている子どもを価値づけたりすれば、いろいろな考えを共有しながら子どもたちとくじ らぐもの様子や気持ちを読み取ることができるであろう。 (3) 準 備 ※教 師…場面図、学習の順序、前時学習のまとめ、めあてカード、吹き出し、台本カード、 振り返り表 ※子ども…教科書 (4) 展 開 【主な手だて】→読みを深める手だて(○) 読み方の指導・評価(☆) その他(◇) 学 習 活 動 主 な 手 だ て 主な評価規準 1 前時の学習を振り返り、本時 ☆ 学習の順序や前時学習のまとめ、め のめあてをつかむ。 あてカードを掲示して、読みの視点を (1)前時の学習を振り返る。 入れた本時のめあてを発表させる。 み (2)本時のめあてを確認する。 と お 空を進む子どもたちとくじらぐもの様子や気持ちを考えよう。 し ☆ 前時学習の内容を想起できたり、読 みの視点を入れて本時のめあてを発表 できたりしている児童を価値づける。 2 第3場面を読み、子どもたち とくじらぐもの様子を考える。 (1)第3場面を音読する。 ひ (2)子どもたちとくじらぐもの ○ 線や印をつけた所(読みの視点…子 と 様子が分かる所に線や印をつ どもたちやくじらぐもの動き、会話文 り け、そのときの様子や気持ち 等)から想像したことを、選択した吹 読 を想像する。 き出しに書くように意識づける。 み (3)想像したことを自分が選択 ☆ 自分のめあてや読みの視点を意識で した吹き出しに書く。 きていない児童には、「あなたはこん なめあてだから、それが分かる言葉は どれかな?」と個別に問いかける。 3 想像した子どもたちとくじら ぐもの様子や気持ちを発表し、 交流する。

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(1)線や印をつけた所とそのと ○ できるだけ自分の経験と結びつけて [方]読みの視点に きの様子や気持ちを動作化で 子どもたちやくじらぐもの様子や気持 着目して発表した 発表する。 ちを発表するように意識づける。 り、友だちの考え 【挿絵】(子どもに○をつけて) を聞いたりするこ ・ふわふわして気持ちいい。 ☆ 話し方や聞き方ができている児童に とができる。 ・とても高くてこわい。 は、「みんなの方を向いて、分かりや ・潮を吹いたぞ。もっと吹け。 すいように、大きな声で発表している 【場所を表す叙述】 ね。」や「発表している人の方を向い 学 「うみのほうへ」 て、うなずきながらしっかり聞いてい ・船が浮かんでいる。 るね。」と価値づける。 び ・向こうに島が見えるよ。 「むらのほうへ」 合 ・田んぼが広いな。 ・山の下に川が流れている。 い 「まちのほうへ」 ・高いビルが見えるよ。 ① ・うわあ、人がたくさんいる。 ◇ 学び合い①で出てきた発言を整理し 【会話文】(くじらぐも) て、ねらいに迫るように板書する。 「さあ、およぐぞ。」 ・みんなしっかりつかまって。 ・いろんな所に連れて行こう。 (2)友だちの動作化を見て、気 ○ 相互評価の場を設定し、認められた づいたことを発表する。 様子や気持ちを蓄積していく台本カー (3)友だちが線や印をつけた所 ドに記録しながら、音読劇にいかせる で、自分の考えをつなげる。 ようにする。 4 交流した考えをもとに、子ど もたちとくじらぐもの様子や気 (学び合い①での子どもたちとくじら 持ちをさらに考える。 ぐもの様子や気持ちを確認した後に) (1)発問または児童の反応への 「どうして子どもたちは、歌を歌った [内]発問や問い返 問い返しに対する自分の考え のでしょう?どうしてくじらぐもは、 しに対して、互い 学 をもつ。 元気いっぱい進んだのでしょう。」 に楽しんでいる子 【子どもたち】 どもたちとくじら び ・いろんな所が見られたので、 ☆ ねらいに迫る発言があった場合は、 ぐもの様子や気持 子どもたちはとても楽しい。 「~君は、何と言ったかな?それを聞 ちを想像して、発 合 ・私も楽しいときに歌ってる。 いて、どう思った?」と問い返す。 表することができ 【くじらぐも】 る。 い ・いろんな所に連れて行って、 ☆ 発問や問い返しを意識して、発表し 楽しませたいと思った。 ている児童には、「尋ねられたことを ② ・張り切っていたから、元気い しっかり考えて発表できているね。」 っぱいに進んだ。 と価値づける。 (2)友だちの考えを聞いたり、 つないで発表したりする。 (3)子どもたちとくじらぐもの ○ 第3場面を音読する場を設定し、交 [内]子どもたちと 気持ちをこめて、音読する。 流して分かったことが表現できるよう くじらぐもの気持 にする。 ちにより共感して 5 本時学習を振り返り、次時学 音読することがで 習への見通しをもつ。 きる。 ふ (1)読みのめあてを振り返る。 ☆ 掲示した振り返り一覧表を見せなが ・子どもたちもくじらぐもも、 ら内容や学び方について振り返らせ、 り 一緒に楽しんだ。 本時学習で頑張ったことや次時学習で (2)学び方のめあてを振り返る。 頑張りたいことを発表させる。 返 ・自分の考えが発表できた。 ・友だちの考えにつなげた。 り (3)次時学習を確認する。 ◇ 次時学習のめあてを確認する場を設 別れる子どもたちとくじらぐも 定し、学習への意欲が継続できるよう の様子や気持ちを考えよう。 にする。

参照

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