• 検索結果がありません。

胆汁うっ滞時の胆管上皮細胞の再生についての動物モデルを用いた検討

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "胆汁うっ滞時の胆管上皮細胞の再生についての動物モデルを用いた検討"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

胆汁うっ滞時の胆管上皮細胞の再生についての動物

モデルを用いた検討

著者

守時 由起

2361

発行年

2006

URL

http://hdl.handle.net/10097/22977

(2)

醤.β蝸一`.一.一,“一,一党.一日.亜.t出,.一f}一..、“.一一、,一.蓄一非,『.i一と葦噌一“一塊..芝㍗,乳.

,一f一一...一ご.身,『匙{一一嵩プ…距丁}寺三.“,毛一蘭「.一“『一..ゼ一.,豊“一`.一一5`耳許尋.監,尋話垂訓

-…一一㌣.`,“三.之.一薬季虹ロ「覧f導多芸一セ『一=叶∼蓄{一『ヨー,『.一,.,.一一'ーミく.`『.}i毒.一荒一…

立、一宇一圭亀手“.一城一,ー一一},ド盈..サ哩一実乏ま一..些詳4,一諦=,},三,.一.雪.去.き}彰彰,垂垂『,.,,

言一.一.,一一ー『圭.,,.“.一∼}一.一∼,じ.雪.、-}一-子…一一-『一、7、,一一,.=一ナ.,-.,,音.}“一

...、『5・一、二,`-巨多一一ト}.,一『一『.i-・一一一,-一「...“.『一,}一∼-}.}一・….-一,.,.,,

氏名(本籍)

学位の種類

学位記番号

学位授与年月日

学位授与の条件

研究科専攻

学位論文題目

論文審査委員

もりときゅうき

守時由起(秋田県)

博士(医学)

医博第2361号

平成18年3月24日

学位規則第4条第1項該当

東北大学大学院医学系研究科

(博士課程)医科学専攻

胆汁うっ潜時の胆管上皮細胞の再生についての動

物モデルを用いた検討

(主査)

教授下瀬川

教授林

徹官田

教授海野倫明

(3)

論文内容要旨

ゴ巴里 目笊 肝内胆管消失は原発性胆汁性肝硬変のような難治性胆汁うっ滞性疾患において観察される。胆 管細胞の低増殖性がその一因をなすと考えているが,その詳細は不明である。近年提唱されつつ ある幹細胞は魅力ある治療概念であるが,骨髄細胞(bonemarrowceHs,BMCs)が胆汁うっ 滞マウスモデルにおいて胆管細胞に分化しうるかは不明である。そのため,(研究1)として BMCsの胆管細胞への分化能を検討した。また,上皮細胞まで分化しながら未分化状態を保持 している羊膜細胞は骨髄細胞よりも胆管上皮細胞への分化が容易である可能性を考え,(研究2) として羊膜細胞の胆管上皮細胞への分化を検討した。

方法

EGFP(Enhancedgreenfluorescentprotein)一トランスゲニックC57BL/6NJciマウス (EGFPマウス)を細胞源として用いた。(研究1)正常C57BL/6NJc1マウスに致死的放射線照 射(800rad)を施し,自身の骨髄増殖能を抑制した。このマウスにEGFPマウスから採取した BMCsを注入した。0.1%ANIT(α一naphtylisothiocyanate)餌を与えることにより,胆汁うっ 滞及び胆管増殖を起こした。胆管細胞およびovalcellsについて,形態学的および組織免疫染色 (CK-7,A6)により検討した。EGFPマウス由来のBMCsについて共焦点レーザー顕微鏡で観 察した。細胞増殖(PCNA蛋白),HGFレセプター発現(c-Met),ならびに幹細胞レセプター 発現(c-kit)についても評価した。また,胎生期胆管の分化に関与するNotch2とHeslについ ても観察した。(研究2)EGFP妊娠マウスより羊膜を得た。EGFP羊膜由来の単離細胞を注入 し,(研究1)同様にレシピエントに胆汁うっ滞を起こし,経時的に胆管細胞への分化能および 周辺蛋白の発現を検討した。

結果

(研究1)EGFPマウス由来のBMCs注入3週後には末梢血および骨髄に注入細胞の生着をみ た。定量的PCNA染色により,ANIT餌マウスでは著明な胆管増殖を認めた(2.0-4.2倍vs.コ ントロール)。この胆管増殖自体は照射の影響を受けなかった。しかし,注入後1-5週後までの 観察期間でEGFPとCK7両者共陽性の細胞は確認できなかった。さらにEGFPの免疫染色に ても確認したが,陽性細胞は存在しなかった。肝実質には散在性にEGFP陽性細胞を認めたが, いずれの細胞もCK-7もしくは。-Metとの共陽性を示さなかった。AMT餌中止後増殖胆管は経 時的に消失した。一連の経過観察期間中Notch2もしくはHes1蛋白発現は増殖胆管で認めなかっ 一414一

(4)

た。(研究2)注入した羊膜細胞は免疫染色にてCK-7陰性,CD45(LuekocyteCommon Antige11)陰性であった。羊膜細胞注入2週,4週後の肝組織にてコントロール群であるANIT 非投与群ではCK-7免疫染色にて有意な胆管増殖を認めず,PCNA染色でも胆管上皮細胞のごく 一部のみ陽性であった。一方ANIT投与群(胆汁うっ滞群)ではCK-7免疫染色にて胆管増殖を 認め,さらにPCNA染色にて胆管上皮細胞の約30%において陽性であった。一部のマウスでは 管腔構造を形成する胆管細胞の一部にEGFP,CK-7二重染色共陽性細胞を認めた。

結論

ANIT餌投与により顕著な胆管増殖を認めた。PCNA陽性細胞の増加にもかかわらず,増殖 胆管にはEGFP陽性細胞を認めなかった。肝細胞と異なり,BMCs注入は胆管細胞増殖に寄与 する根拠は得られなかった。臨床的に胆管消失が難治性である一因もこの現象を支持するものと 考えられた。一方(研究2)では注入羊膜細胞由来と考えられる胆管上皮細胞をごく少数である が認め,この結果より羊膜細胞が胆管増殖に際して寄与しうる可能性が示唆された。したがって 胆管消失症候群などに対する細胞移植療法において,羊膜細胞がcellsourceとなりうる可能性 があり,今後さらに至適条件などの詳細な検討が望まれる。

(5)

審査結果の要旨

肝内胆管消失は原発性胆汁性肝硬変のような難治性胆汁うっ滞性疾患において観察される。胆 管細胞の低増殖性がその一因をなすと考えているが,その詳細は不明である。近年提唱されつつ ある幹細胞の概念は魅力ある治療概念であるが,骨髄細胞(bonemarrowcells(BMCs))が 胆管細胞に分化しうるかは不明である。そのため,研究1として胆汁うっ滞マウスモデルにおけ るBMCの胆管細胞への分化能を,研究2として,羊膜細胞の胆管上皮細胞への分化を検討した。 結果として,研究1では,EGFPマウス由来のBMC移植3週後には末梢血および骨髄に移植細 胞の生着をみた。定量的PCNA染色により,ANIT餌マウスでは著明な胆管増殖を認めた (2.0-4.2倍vs.コントロール)。この胆管増殖自体は照射の影響を受けなかった。しかし,移植後 1-5週後までの観察期間でEGFPとCK7両者共陽性の細胞は確認できなかった。このことをさ らにEGFPの免疫染色にても確認したが,やはり陽性細胞は存在しなかった。肝実質には散在 性にEGFP陽性細胞を認めたが,いずれの細胞もCK-7もしくは。-Metとの共陽性を示さなかっ た。AMT餌中止後増殖胆管は経時的に消失した。一連の経過観察期間中Notch2もしくはHes1 蛋白発現は増殖胆管で認めなかった。 一方,研究2では,移植に供した羊膜細胞は免疫染色にてCK7陰性,CD45(Luekocyte CommonAntigen)陰性であった。羊膜細胞移植2週,4週後の肝組織にてコントロール群であ るANIT非投与群ではCK7免疫染色にて有意な胆管増殖を認めず,PCNA染色でも胆管上皮 細胞のごく一部のみ陽性であった。一方AMT投与群(胆汁うっ滞群)ではCK7免疫染色にて 胆管増殖を認め,さらにPCNA染色にて胆管上皮細胞の約30%において陽性であった。一部の 動物では管腔構造を形成する胆管細胞の一部にGFP,CK7二重染色共陽性細胞を認めた。 以上より,ANIT餌投与により顕著な胆管増殖を認めた。PCNA陽性細胞の増加にもかかわ らず,増殖胆管にはEGFP陽性細胞を認めなかった。BMC移植は胆管細胞増殖に貢献する根拠 は得られなかった。臨床的に胆管消失が難治性である一因もこの現象を支持するものと考えられ た。一方実験(2)で移植羊膜細胞由来と考えられる胆管上皮細胞をごく少数であるが認め,こ の結果より羊膜細胞が胆管増殖に際して寄与しうる可能性が示唆された。したがって胆管消失症 候群などに対する細胞移植療法において,羊膜細胞がcellsOurceとなりうる可能性があり,今 後さらに至適条件などの詳細な検討を続けていくことが必要と結論付けた。 第一次審査では,論文の記載法などにおいて改善の余地があるとコメントされたが,その点が 今回の最終論文では適切に修正されており,また,修正された論文が英文誌に受領されたことよ り,肝疾患領域における細胞療法にとって本論文の意義は大きいと考えられる。 審査の結果,本論文内容が,東北大学の学位として十分に値することが確認された。 よって,本論文は博士(医学)の学位論文として合格と認める。 416一 揺欝

参照

関連したドキュメント

られてきている力:,その距離としての性質につ

, Graduate School of Medicine, Kanazawa University of Pathology , Graduate School of Medicine, Kanazawa University Ishikawa Department of Radiology, Graduate School of

 3.胆管系腫瘍の病態把握への:BilIN分類の応用

Pathological spectrum of bile duct lesions from chronic bile duct injury to invasive cholangiocarcinoma corresponding to bile duct imaging findings of occupational

総肝管は 4cm 下行すると、胆嚢からの胆嚢管 cystic duct を受けて総胆管 common bile duct となり、下部総胆管では 膵頭部 pancreas head

※ 硬化時 間につ いては 使用材 料によ って異 なるの で使用 材料の 特性を 十分熟 知する こと

および皮膚性状の変化がみられる患者においては,コ.. 動性クリーゼ補助診断に利用できると述べている。本 症 例 に お け る ChE/Alb 比 は 入 院 時 に 2.4 と 低 値

 我が国における肝硬変の原因としては,C型 やB型といった肝炎ウイルスによるものが最も 多い(図