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IRUCAA@TDC : №21:当科における最近7年間の過剰埋伏歯の臨床学的検討

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№21:当科における最近7年間の過剰埋伏歯の臨床学

的検討

Author(s)

南舘, マリ; 齋藤, 寛一; 河地, 誉; 三條, 祐介; 酒井,

克彦; 澁井, 武夫; 佐藤, 一道; 野村, 武史

Journal

歯科学報, 117(5): 420-420

URL

http://hdl.handle.net/10130/4404

Right

Description

(2)

420 学 会 講 演 抄 録

№21:当科における最近7年間の過剰埋伏歯の臨床学的検討

南舘マリ,齋藤寛一,河地 誉,三條祐介,酒井克彦,澁井武夫,佐藤一道,野村武史 (東歯大・市病・歯科口外) 目的:過剰埋伏歯は放置することで,歯列不正や永 歳 が54例(19.6%),20歳 以 降 が42例(15.3%)で 久歯の萌出遅延,嚢胞性疾患などの原因となること あった。主訴は正中離開,永久歯の萌出遅延,乳 が報告されている。今回,我々は過剰埋伏歯の実態 歯の晩期残存など歯列不正を訴える症例が127例 を把握するために,最近7年間に当科を受診した過 (46.4%)と半数近くを占め,その他には無症状で 剰埋伏歯症例に対して臨床学的に検討を行った。 X線写真撮影にて偶然発見された例などが認められ 方法:平成22年4月1日から平成29年3月31日まで た。また,過剰埋伏歯由来の嚢胞形成症例は15歳~ の7年間に過剰埋伏歯の精査目的に東京歯科大学市 74歳で9例(3.3%)認められた。 川総合病院歯科・口腔外科を受診した患者を対象と 考察:過剰埋伏歯は歯列不正が生じた場合,あるい し,カルテの記録を基に調査を行った。 その原因となる可能性が高いと考えられる場合に抜 結果:症例は3歳から87歳までの274例317本で,男 歯が検討される。理想的な抜歯時期は,歯根の2分 性は187例(68.2%),女性は87例(31.7%)と,男 の1から3分の2が完成し,後継永久歯の損傷リス 性が多い結果となった。部位別では上顎前歯部が クが低くなってからとされている。今回の調査で 258例(94.2%)と圧倒的に多く,次いで下顎臼歯 も,過剰埋伏歯の多くは歯列交換期に歯列不正を主 部が10例(3.6%),上顎臼歯部が4例(1.5%),下 訴に発見されたこと,嚢胞性変化を認めた症例はす 顎前歯部が3例(0.7%)であった。過剰埋伏歯数 べて歯列交換期以降であったことから,過剰埋伏歯 は1歯が234例(85.4%)と最も多く,2歯が38例 が歯列交換期に発見された場合は永久歯列完成前ま (13.9%),3歯以上が2例(0.7%)であった。萌 での抜歯を検討することが好ましいと考える。ま 出方向は逆生が170例(62.0%)と過半数を超え, た,永久歯列完成後に発見された場合や歯列不正に 次いで順生が51例(18.6%),水平が13例(4.7%) 影響していない場合でも,過剰歯そのものが嚢胞性 であった。年齢別の受診時期は0歳~4歳が11例 疾患などの原因となりうることを十分に念頭に置い (4.0%),5歳~9歳が167例(60.9%),10歳~19 た上で,その後の処置を検討する必要がある。

№22:当院における腎移植患者に対する周術期口腔機能管理の取り組み

松嵜由佳乃1),直江三善1),白鳥紗英1),田村彩織1),綿引美香1),井口祐子1),小島沙織1) 財津 愛1),髙石怜子1),大屋朋子1),藤平弘子1),栗原絹枝1)2),三條祐介1)2),野村武史1)2) 香野日高3),中川 健3)(東歯大・市病・歯科口外)1)(東歯大・オーラルメディシン口外)2) , 3) (東歯大・市病・泌尿器科) 目的:近年,医科と歯科の連携が強化され,周術期 を作成し,腎不全に至った経緯を考慮し,原疾患別 口腔機能管理(以下:口腔管理)が保険診療報酬と に合わせた歯科保健指導を行った。侵襲的歯科治療 して評価されるようになり,多くの施設で普及して は当科で行い,一般的歯科治療はかかりつけ歯科に いる。当科では2012年から開始し,主にがん治療, 逆紹介した。また,腎移植のカンファレンスにも同 心疾患手術療法に対し周術期の全身合併症や口腔有 席し,院内連携を図った。術後は移植日翌日から患 害事象の予防に努めている。2014年より,対象疾患 者の安静度に合わせて介入し,口腔有害事象の予防 を拡大し,腎移植に対する口腔管理の取り組みを開 や長期にわたる腎移植治療の患者の精神的サポート 始した。腎移植の口腔管理については具体的な歯科 にも努めた。 的介入方法が確立されておらず,他施設における報 結果および考察:腎移植はレシピエントの QOL を 告も少ない。腎移植には,移植後の拒絶反応を抑制 高める一方で,移植後に生じる身体的,心理的,精 するために,強力な免疫抑制療法が行われる。免疫 神的および社会的な問題がレシピエントをストレス 抑制剤の副作用として,口腔粘膜炎など様々な口腔 にさせることがある。患者毎に異なる術前期間を考 有害事象を起こすことがあるため,予防対策は必須 慮しながら,プロトコールに準じて口腔管理を進め である。腎移植患者に,より専門性の高い口腔管理 るとともに,どの病期においても,歯科衛生士の立 を行うため,患者の状態を分析し,主科の治療計画 場から献身的にサポートするように努めた。入院下 に合わせた歯科的介入方法を明確にした。その取り においては,看護計画を踏まえた歯科衛生介入計画 組みにおける歯科衛生士の役割について報告する。 を実践することで,患者の問題点を照らし合わせる 方法:東京歯科大学市川総合病院泌尿器科にて腎移 ことができ,互いに補完し合った介入に繋がること 植を施行した患者の状態を評価し,腎移植患者の口 ができた。今後も,腎移植チームの一員としての責 腔管理プロトコールを作成した。術前に全身状態や 務を果たし多職種と協働することで,患者の問題点 口腔内のアセスメントを行い,腎移植患者用に改訂 に対する徹底した管理ができ主科の治療に専念でき した歯科衛生過程を用い問題を明確にした。歯科介 ると考えられる。 入に対する患者の理解を深めるために,指導用媒体 ― 62 ―

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