まえがき は じめに 研究の背景.……… ……… 水中運動について 研 究の 目的 研 究の経過 参加者の状上_………… 結果・考察 血圧・心拍数値 ………
次
9 10 ・“‐Ⅲ………ⅢⅢ………1214-36
目 2 5 6 8 骨密度 と体脂肪 長座位前体屈 セル フエアィカシー尺度・QOL尺
度について まとめ 15 15 15 17 1920-36
39 図 表 資 料37-76
資料1,第29回
国際血液学会2002年
8月.… 資料2.第
29回
国際血液学会2002年
3月 饂資料
3.第
18回
日本健康科学学会
2002年
10月 29日 (つくば市】
_. 40 資料4,第
18回
日本健康科学学会2002年
10月 29日 (つくば市)Ⅲ………41
資料5。 第61回
日本公衆衛生学会総会2002年
10月 24日 (さいたま市)。__…
…Ⅲ翌 資料6.平
成14年
度長野県健康づ くり研究発表会2003年
3月 11日 (長野市) 43
資料7.第
19回
日本健康科学学会2003年
10月 25日 (京都市)…
………47 資料8.第
19回 日本健康科学学会2003年
10月 25日 (京都市) 48 資料9,第
62回
日本公衆衛生学会総会2003年
10月 23日 (京都市) 49 資料 10。 平成15年
度長野県健康づ くり研究討論会2004年
2月 6日 (長野市),… ……50 資料 ■.コ ミュニティ・ ケア7(1)2005年
1月 Ⅲ… …… …… 54 資料12.長
野県看護大学特別研究発表会スライ ド2003年
3月 14日 (駒ヶ根市).…58 資料 13。 長野県健康づ くり研究討論会発表スライ ド2004年
2月 6日 (長野市)___70
まえがき
研 究 課 題
「中高年に対するヘルスプロモーション活動 としての水中運動の
有用性の検討」
(研究課題番号
14570347)
研究組織
研究代表者
共同研究者
那須裕
(長野県看護大学教授
)奥野茂代
(長野県看護大学教授
)田村正枝
(長野県看護大学教授
)岩月和彦
(長野県看護大学教授
)池田紀子
(長野県看護大学教授
)山田幸宏
(長野県看護大学教授
)野坂俊弥
(長野県看護大学助教授
)岩崎朗子
(長野県看護大学助手
)雨宮多喜子
(長野県看護大学教授、
平成
16年
より香川県立保健医療大学
)小林美子
(長野県看護大学助教授、
平成
16年
3月 まで
)永井仲夫
(長野県看護大学助手、
平成
16年
より文化女子大学助教授
)藤垣静枝
(平成
16年
より
長野県看護大学助教授
)御子柴裕子
(平成
16年
より
長野県看護大学助手
)田中高政
(平成
16年
より
長野県看護大学助手
)本 田智子
(平成
16年
より
長野県看護大学助手
)堀内美和
(平成
16年
より
長野県看護大学助手
)酒井久美子
(平成
16年
より
長野県看護大学助手
)研 究 協 力者
研究経費
北山秋雄
(長野県看護大学教授 、長野県看護大学看護
実践国際研究センター地域貢献部門長
)楊箸隆哉
(長野県看護大学教授
)野 口利香
(健康運動指導士
)1,700千
円600千
円700千
円3,000千
円平成
14年
度
平成
15年
度
平成
16年
度
計
研 究発表
1)Nobuo Nag五
,Yutd【
a Nasu,Takiko Amenサ a,Norko lkeda,Ka劉
山
ko
I▼ratsu重
,Shgeyo Okuno,Yosh山
o Kobayash,Masac hnura,Ъ
shiya
Nosaka, Samo Yamada : Interactお
n be怖
een activation Я
nd
eXpre88iOn of itronectin receptor n human cord blood NK cens.
Intematibnal Journal ofHemat010gy 76 supplement I,pp44,2002.
2)Sac的
Yanada,Nobuo Na頭,Ъ
s嗚
ユ
Nosaka,S皿
辟
yo Okulo,
Takiko Amemサ
a,Nottb lkeda,Masae Tamura,Kazd』
酌
Iwats岨
,
Yos趾
O Kobayashi, お己dkO Iwasaki : Erect ofコ
lammum exercises by
treadmtt on natural HLr ceus and natwal Httr oeus h adult healthy
human pttheral bbod.Intelmationnl Jo―
al of Hematology 76
suppleinent I,pp134,2002.
3)永
井伸夫、那須裕、雨宮多喜子、池 田紀子、岩崎朗子、岩月和彦、奥野茂
代、小林美子、日村正枝、野坂俊弥、山田幸宏、:水 申運動を用いた高齢者
のヘルスプロモーシ ョン (2)D Health Scien∝
18‐4,pp344,第
18回
日本
健康科学学会
,2002.10。
29.つ
くば市
.4)山
田幸宏、永井伸夫、那須裕、奥野茂代、雨宮多喜子、池 田紀子、岩月和
彦、日村正枝、野坂俊弥、小林美子、岩崎朗子 :高 齢者 における室内温水
3プールでの運動が脳波に与える効果.Health Sdence 18‐
4,pp339,第
18
回 日本健康科学学会,2002.10.29。 つ くば市
.5)那
須裕、永井伸夫、日村正枝、雨宮多喜子、池 田紀子、岩崎朗子、岩月和
彦、奥野茂代、小林美子、野坂俊弥、山田幸宏 :水 中運動 を用いた高齢者
ヘルスプロモーションに関する研究
(2)。日本公衆衛生雑誌
49・10特
附、
pp421,第 61回
日本公衆衛生学会総会、
2002.10.23‐25、さいたま市
.6)永
井伸夫、雨宮多喜子、池田紀子、岩崎朗子、岩月和彦、奥野茂代、小林
美子、 日村正枝、野坂俊弥、山田幸宏、那須裕 :水 中運動を用いた高齢者
のヘルスプロモーシ ョンに関する研究
(2).平
成
14年
度長野県健康づ く
り研究発表会、
54・57、2003年
3月
11日
長野県庁
(長野市
).7)山
田幸宏、永井仲夫、野坂俊哉、那須裕、奥野茂代、雨宮多喜子、池 田紀
子、岩月和彦、田村正枝、小林美子、岩崎朗子 :運動強度設定による有酸
素運動の有効性 と安全性に関する検討
.Health Science 19・
4,pp291,第 19
回 日本健康科学学会
,2003.10.25,京
都
.8)永
井伸夫、那須裕 、雨宮多喜子、池 田紀子、岩崎朗子、岩月和彦、奥野茂
代、小林美子、日村正枝、野坂俊弥、山田幸宏 :水 中運動 を用いた高齢者
のヘルスプロモーシ ョン
(3)、Health Scお
n∞
19・4,292,第
19回
日本健
康科学学会
,2003.10.25,京
都市
.9)那
須裕 、永井伸夫、日村正枝、雨宮多喜子、池 田紀子、岩崎朗子、岩月和
彦、小林美子、野坂俊弥、山田幸宏、奥野茂代 :水 中運動を用いた高齢者
ヘルスプ ロモー シ ョンに関す る研究
(3),日
本公衆衛 生雑誌
50い10特
附,pp316,第
62回
日本公衆衛生学会総会
,・2003。10,23,京
都市
.10)永
井伸夫、池 田紀子、雨宮多喜子、岩崎朗子、岩月和彦、奥野茂代、小林
美子、田村正枝、野坂俊弥、山田幸宏、那須裕 :水 中運動 を用いた高齢者
のヘルスプロモーシ ョンに関する研究
(3)。平成
15年
度長野県健康づ く
り研究討論会抄録集 、
53‐56,2004年
2月 6日
長野県庁
(長野市
).11)那
須裕、雨宮多喜子、池 田紀子、岩崎朗子、岩月和彦、奥野茂代、小林美
子、日村正枝、永井仲夫、野坂俊哉、山田幸宏、酒井久美子、田中高政、
藤垣静枝、堀内美和、本 田智子、御子柴裕子 :高齢者 のヘルスプロモーシ
ョン活動 としての水 中運動の有用性∼看護の視点か らの考察∼
.コ
ミュニ
ティケア 7(1):58‐
61,2005.
ア ﹂ は じめ
本研究は、地域の人々と共に大学 と研究をつ くつてゆく試みの一過程であ
る。近年、大学の自己評価の中で、如何に地域に貢試 しているかを示す項 目が
あ り、大学の地域貢献が第一の義務 として叫ばれているが、元来、大学 と地域
は互いに支えあ うことが前提であ り、殊更に地域貢献 とい うことが明示 されな
くとも、それは大学の当然の責務であった筈である。
我々の大学は平成
7年
に開学 して以来
10年
間、常に地域住民 と共に歩んでき
た し、地域の支えなくしては成 り立たなかったであろ う地方の小さな単科大学
である。従つて、そこで計画 された研究活動の多 くが、当然のことなが ら地域
に依拠するものであったことは論を待たない。
それ らの研究活動の中でも、特に奥野茂代教授 を中心 とした地域の中高齢者
の方々との共同活動は、開学以来継続 しているものであり、かつ開学以来継続
して参力日してくれている人が多数 を占めているとい う、他に類 を見ない新 しい
形の研究活動である。
当初は 「高齢者の生活 と健康に関する研究」 とい う一つのタイ トルであった
のが、
4年
目辺 りか らい くつかの研究項 目に分かれて、本研究 「「中高年に対す
るヘルスプ ロモーシ ョン活動 としての水中運動の有用性の検討」も、その中の
一つ として、平成 ■ 年、大学内に室内温水プールが完成 したのを機に開始 され
たものである。
平成
11年
∼平成
14年
まで、長野県看護大学特別研究費の補助 を受けて実施
され、平成
14年
∼平成
16年
までが、科学研究費の補助により行われているが、
内容は継続的で、分かちがた く結びついている為、本文では平成
11年
以来のデ
ータをも蘊めて分析 している。
平成
14年
12月 に設立 された 「長野県看護大学看護実践国際研究センター看
護地域貢献研究部門
(部門長 :北 山秋雄教授
)」の研究プロジェク トのひ とつ と
して承認 され、その支援の下に研究が実施 されてきたことをも付け加 えたい。
水中運動を皆で一緒に、しかも自分のペースで行 うのは、楽 しいことである。
楽 しいことをしなが ら、健康づ くりが出来れば、こんなにいいことはない。我々
の研究が 目指すものはそれである。
5研究の背景
長野県は 日本の中では高齢化 が比較的早期 に始 まった県である。急峻 な山脈 に囲まれ て耕地が少 な く交通の便が悪 く、 しか も冷涼 な気候 であることか ら、医療 は も とよ り、 産業の発達 にも恵 まれず、為 に乳児死亡率は高 く、結核の蔓延 と死亡 も多 く、また第二 次大戦後には特に脳卒 中による死亡率の高 さでは全国有数であつた。この よ うな農 山村 地域 の子供や高齢者 、更に働 く人々の健康 を守 り育て る活動 は、第二次大戦後、特 に佐 久病院 を中心 とす る地域医療研究チームによ り強力 に推 し進 め られ、その中では保健 師 活動や訪問看護活動が大 きな役割 を占めていた ことが特筆 され る。全県的に この よ うな 活動が広まって、各処で 「健康な村や町 を作 るJ活
動が、行政や医療機 関、大学・研 究 所の共同によ り展開 され、更に昭和80年
代か ら始 まった 日本全体 の経済成長 と相快 っ て、ついには全国有数の長寿県 となるに至 つた。そ して昭和50年
代には、脳卒 中によ る殖亡率の低 下 もあつて、次 には高齢化 問題 が提起 され ると多 くの市町村 では感 じてお り、医療 と福社 の一本化は、長野県では既 にこの頃 よ り検討 され始 めていたのである。 長野県看護大学が開学 した平成7年
よ り10年
まで、長野県伊南地域の65歳
以上の 高齢者を対象 として、「健康 と日常生活に関す る研究」を実施 した (研究代表者 :奥 野 茂代教授 、老年看護学講座)。 長野県の高齢化率は他の都道府県に比較 して高いにも拘 わ らず、考人医療費が全国で最 も低い レベルに納まっていることから、その高齢者向け 保健医療福祉対策を調べるとともに、その背景にある家族機能や地域社会の特性を明 ら かにすることが 目的であった。最初に駒 ヶ根市、飯島町、中川村、宮田村の4市
町村に 在住の高齢者に対す る質問紙調査を実施 し、この地域の高齢者が他 と同様、加齢 により 様々な健康問題、家庭内での問題 を抱 えることが多 くなる様相が示 された。それでも尚、 前向きに生きる高齢者が非常に多 く、また多 くの人々が、より沢山大学の研究 と関わ り たい と願 つていることが示 された。この研究 においては、年 に
1回
、骨密度 の測定お よび長座位前体屈、重心動揺 面積 、 体脂肪 、加速度脈波等 の測定会 を実施 し、かつ簡単に出来 る高齢者向けのス トレッチ運 動(通称 “お 目党めス トレジチ、本研究グループ野坂俊弥考案)の
教授等を行つてきた。4市
町村在住の高齢者を対象 として呼びかけを行つたが、毎回150人
∼2∞
人の人々が この測定会に参加 してお り、年に一度のこの会を楽 しみにする人が増えた。更に、教授 したス トレッチを、1年
間久かさずに行つた記録を持参す る者 もあ り、この地域の高齢 者の健康意識の高さを伺わせ るものであった。持続的に大学研究者 と関わ り、よ り積極 的なヘルスプロモーシ ョン活動の展開を求める声が相次いだ。 そ こで、骨密度測定会参加者を対象 とした様々な研究活動が、その後老年看護学研究 室、看護教育管理学研究室が中心 となって実施 されるようになった。 平成11年
7月
に、長野県看護大学に室内温水プールが完成 した (25×1lm)。 そこ で、これを利用 した中高年対象のヘルスプロモーション活動を展開することが大学 とし ても急務 とな り、奥野教授 と共に地域高齢者のヘルスプロモーシ ョン研究に携わつてき た研究者が中心 となって、これまで研究で対象 としていた高齢者の人々に更に健康増進 の機会を提供すべ く、高齢者水中運動教室を開催 し、高齢者のヘルスプロモーション活 動のあ り方の更なる検討を実施 してゆくことになった。 わが国では、第2次
大戦後 にアメ リカ進駐軍指導下で、感染症・ 寄生虫症予防、栄養 改善等 の施策が、様 々に実施 されてきた。また戦前か ら持 ち越 していた結核対策 も昭和30年
代 に入 る と第2次
予防が徹底 し特効薬 が普及す ることに よ り成果 を見せ始 めた。 替 わって大 きな課題 なったのが成人病対策であ り、従来の2次
予防の応用のみでは対処 しきれ ない部分が多す ぎることが問題 となった。一方、昭和39年
の東京 オ リン ピンク 以後、健康・体力づ くりが一種 のブーム とな り、昭和47年
には健康増進モデルセ ンタ ー設置 (平成7年
に健康科学セ ンター と改名)、 そ して昭和53年
の 「第1次
国民健康 づ くり対策」が開始 されてゆ く。 これ と連動す る形で、1980年
に入 って第2次
国民健 7康づ くり対策 (アクテ ィブ
80ヘ
ルスプ ラン)が
発表 されて活気 を増 し、健康増進 の為 の施設整備 、人材養成等が謳 われ、来 るべ き高齢化社会 に備 えて、高齢 になつて も生 き 生 き と社会参力Πできる環境 づ くりが進 め られてきた。各地 に室内プールが設置 され るよ うになつたの もこの頃で、1990年
代 に入 る と、プール を単に泳 ぐ場所でな く高齢者や 虚弱者 のための水 中運動 クラブを実施す る場所 として とらえ、これ を推 し進 めることが ひ とつの大 きな潮流 となつて今 日に至つてい る。 水 中 運 動 に つ い て 高齢者 を寝た き りにす る原因の過 半は運動不足か らくる廃用症候群で あ る と言 われ てお り、 これ によ り生活 の質が著 しく低下 し、医療経済的な負担 も過大 な もの とな る。 従 つて高齢者 に安全 な運動 の場 を提供 しこれ を継続す ることに よ り、体力低 下 を予防 し かつ精神的ス トレスを解消す ることが出来、虚血性 心疾患、高血圧、清尿病 、肥満 、腰 背痛等 の改善や 予防に役立つ と思われ る。 水 中運動 は、水の持つ特性 によ り安全 に実施可能なエア ロビック運動 であ り、更 に リ ラクゼーシ ヨン、局所筋運動 に よ り筋 肉の衰 え予防にも有効である。水 中では浮力が働 く為、足腰 の弱つた高齢者であつて も比較的楽に運動が可能であ り、また水圧や水の抵 抗 によ り、全身 を使 つた運動が無理 な く出来 る とい う利点 もある。従 つて高齢者 に とつ て最 も危険な転伊l骨折 な どの恐れ も少 な く、各 自が 自分 に適合 した運動 が展開出来 る。 浮力の効果 に よ り腰痛、膝痛、肩 こ りの改善、ス トレス除去 による血圧 の安 定 といつた 効果 が これ までに報告 されてい る。また呼吸器疾患や喘息の改善にも役 立つ とされてい る。更 に、体温 よ り低い水温 の寒冷刺激 によ り体温調節機能 が発達 し防衛体力 向上を促 す。そのため水 中運動 は高齢者 のみな らず有疾患者 において も運動療法 として注 目され てい る。研究の 目的
定期的な有酸素運動、中で も水 中運動 による身体諸機能への効果 が科学的に実証 され、 運動の習慣化が健康 の保持、増進 に寄与す る とい う見方 は既 に確立 してい る。最近では、 定期的 トレーニングによ り、高齢者 の身体諸機能 に若年者 と同様 の改善が認 め られてい る。ただ、それ らはいずれ も地域や研 究所 で実施 され る 12∼15日
程度の定期的集 中的 な検討 の結果であ り、また参加者 にかける負担 (経済的・時間的・精神 的)も
、かな り 大 きい ものであった。長期 に亘 つて検討 を続 けた例 は極 めて少 な く、またその効果 を質 的側面か ら明 らかに した例は皆無 に等 しい。本研究では、長年 に亘 る地道 な水 中運動 グ ループ活め の効果 を、血圧 、心拍数、健脚度、セル フエ フィカシー得点、QOL得
点 な どを用いて地道 に評価す ると共に、グループでの定期的話 し合 いや会合 を通 じて、その 質的評価 をも実施 しよ うとす るものである。 健康 日本21に
おいては、ヘルスプ ロモーシ ョンの思想 をその基盤 としてお り、住 民 主体の方針 を強 く打ち出 してい る。本研究の も うひ とつの特徴 は、 この10年
間に亘 つ て培 つてきた大学研究者 と地域住民 との共同作業 を基盤 としてい ることであ り、その活 動 に依拠 した研究 を行 つてい ることにある。 本研究では、高齢者 を対象 として、よ り健康 で質の高い生活 を送 ることが出来 るよ う に、高齢者 に適 した水 中運動 プ ログラムを開発 、継続実施 して、水 中運動が高齢者 の生 活行動 にお ける体力 の低下防止、予備力強化、QualiけOfL艶
(QOL)向
上 に どの ように寄与す るかを検討 した。
研究の経過
平成 ■ 年、それ まで骨密度測定会 に参加 して くれ ていた高齢者 に案 内を出 し、水 中 運動の希望者 を募 つた。 これ によ り、36名
の参加者 を得、平成11年
11月 か ら平成 12 年 3月 まで、合計12回
の水 中運動教室の試行 を行 った。研 究の開始 に当たつて、長野 県北御牧村 (現 。東御市)の
「ケアポー トみまき」に併設 されている身体教育医学研究 所 に教 えを乞 うた。 ここでは高齢者や幼児に積極的に「運動 あそび」を広 め、特 に高齢 者 においてはその転伊l防止 と生活の質の維持 を 目標 に掲 げている。ここで、高齢者 に適 した水 中運動 プ ログラムや環境づ く りの検討 のア ドバイスを受 け、また ここが開発 した 健脚度テス トを高齢者 の行動体力の指標 として用い ることとした。また、水 中運動指導 者 として、既 に本学で開始 していた 「マ タニテ ィ・スイ ミング」研究の講師 を務 めてい て、実績 のある、「野 口利香」健康運動指導士 を招聘す ることとなった。 更に、研究メ ンパーの一人、「山田幸宏」医師が 日本赤十字社 の水 中安全法の資格 を取得 して、参加 者 の安全 を期 した。山田医師 は殆 ど全ての水 中運動 クラスに参加 して高齢者 と共 に運動 を行 いかつ見守 りを した。また水 中運動参カロ希望者 には、必ず掛か りつ けの医師か ら水 中運動許可 を貰 うことを義務づ け、参加許可証の文 えた者 のみ をメンパー として迎 えた。 その後 は1年
ごとに初心者 クラスを募集 し、また1年
継続 した人たちで希望者 が 自主 クラスを作 り、初心者 クラスの前 (午前11時
∼12時
)、 或いは後 (午後2時
半∼3時
半)に
この 自主 クラスが実施 されてい る。 水 中運動 の舞台 となる室内温水プール は先述の ごとく平成 五 年 7月に完成 した もの で、大 きさは25m×
1lm、 通常の水深 は 110∼120mで
あるが、水 中運動時 には必ず水 深 を90∼100mに
下げて実施 した。 また水温 は 31.5∼32℃、室温 32∼34度
とした。 初心者 の為 の講座 は1カ月に2回
、隔週の水曜 日の年後1時
半∼2時
半まで、健康運 動指導士による水 中歩行 を中心 とした軽 い運動の指導の もと、研究 グループ メンバーが 必ず2名
∼4名
が加 わって行 い、 これ を1年
間継続 した (全24回
)。水 中運動の前後 には血圧測定 (収結期血圧 :SBP、 拡張期血圧
:DBP)心
拍数(HR)
測定 と問診 を実施 し、異常が見 られ る場合 には運動 を中止す る措置 を行 つた。この血圧 測定 と問診 は新たに講座 に参加 した者 に対 しては毎回実施 し、ここで簡単な健康相談や その 日の到達 目標等 を開 くことを行 つた。従 つて、この為 に研究者 は講座開催時 には最 低4人
は参加 した。また1年
間継続後 の人々は、自分で 自動血圧計 に よ り血圧測定を運 動前後 に実施 した。 プ ログラムの基本的構成は、準備運動(10分
問)、 水 中運動(45分
問)、 クー リング ダ ウン (5分問)か
ら成 り、運動開始前 の血圧測定、問診 の後、若替 え してプールサイ ドに集合 し、準備運動前に当 日の責任者 (教員)が
挨拶 と連絡事項 を伝 える段 取 りであ る。水 中運動の中身には、様 々な形 (通常、横歩 き、後 ろ歩 き等)の
水 中歩行 、ス トレ ッチ、筋カ トレーニング、フローテ ィングによる リラクゼーシ ョン等か ら構成 され、ペ アになって浮 き棒 を使 った浮 き身歩行、互いの身体マ ッサージ、音楽に合わせての水中 ダンス等が適宜組み込 まれている。 また、水曜の午前 中に行 われ るクラス (スーパー・ シニア・ クラス)で
は、上記の運 動以外 に簡単な水泳 の練習 が各個人 の技能に合わせて、指導員 によ り実施 され ている。 いずれのクラスにおいて も、参加者 と指導員だけでな く、必ず教員が 1∼4名
、戎い は学生アルバイ ト指導員 を2名
程度が、一緒に水中運動 を実施 し、参加者 の安全 に注意 を払 うと同時 に、参加者への言葉掛 け、運動 の補助等 を行 つた。1年
の講座 開催期間中に4回
の健脚度(10m全
力歩行 、最大一歩幅、4∝m踏
み台昇 降)測
定を行 い、各年度 の終了時には、主観的幸福感 とセル フエ フィカシー(GSES)
に関す る質問紙 に よる調査 を実施 した。主観的幸福感 はLavton(1975)の
PGCモ
ラ ール スケール(Pldadelphia gtthtric center momh scale)を
大沢 ら(1986)が 改訂 した
17項
目の主観 的QOL尺
度 を使用 し、セル フエ フィカシー (自己効力感)は
坂野 ら (1986)に よる16項
目の一般的セル フaェフィカシー尺度 (General ser‐ ettcacy scale,GSES)を
用 いた。 また毎年3月
に実施 している骨密度等測定会 にも参加 を呼びかけ、骨密度や体脂肪、重心動揺、長座位前体屈、加速度脈波等の計測を行 つた。
参加者 の状況
本講座への参加者 の条件 は、基本的に65歳
以上で、長野県看護 大学のプール に 自力 で来 られ る人、そ して月2回
の水 中運動講座 に出席できる時間的余裕 のある人、更 に、 かか りつけの医師か ら講座参加 の群可 を貰 えた人である。大々的な公募 をす るのでな く、 平成7年
以来の骨密度等の測定会 (呼びかけを500余
名 に行い、実際に参加 す るのは150名
内外)出
席者 の中か ら参加者 を募 つた。 平成 ■ 年の ■ 月に予備的検討 を開始 した際には、男性9名
、女性29名
の参加者 を 得 、 この方々を中心 として、平成12年
よ り本格的に講座 を開始 した。 平成12年
には男性10名
、女性25名
、合計35名
の参加 を得、後期 には更 に男性 2 名 、女性7名
の合計9名
が加 わった。 平成13年
には男性8名
、女性23名
が残留 し、新 たに男性7名
、女性18名
の合計25名
が参加す るこ とになった為、クラスを1つ
増や し、従来の初 心者 クラス (年後 1 時半∼2時
半)に
加 えて、2時
半∼3時
半に実施す る、「シニア・ クラス」を増設 した。 そ して後期 には男性3名
、女性7名
が新たに参加 した。平成12年
以降、毎年4月か ら 開講 され る初心者講座参加者 は、3月 に実施 され る骨密度等測定会参加者 に対 して希望 を募 る他 に、既参加者 の紹介 によるものが圧倒的多数 を占めた。 平成14年
には、男性14名
、女性37名
の合計51名
が残留、新規の希望者 が男性 6 名 、女性29名
の合計35名
とな り、合計80名
を超 える参加者 となつた為、更 に新たに、 年前11時
よ り12時
まで実施す る 「スーパー・ シニァ・ クラス」 を増設 した。 この ク ラスではある程度泳 ぎを行 う希望者が集 まることになつた。 平成15年
には、男性11名
、女性50名
の合計61名
が残留、新規 に男性3名
女性28
名 の合計31名
が参加 、合計92名
となつた。 これ を機 に、初心者 を卒業 した者 はシニ ア・ クラス或いはスーパー・ シニア・ クラスに移 る と共 に、従来月2回
の実施 であつたクラスの回数 を
1回
増や し、初心者以外 な ら誰で も参加 できるコースを月1回
開催す る こととした。従来のクラスが毎月第2・ 第4水
曜に原則 として開催 されてい るので、こ の真 ん中の第3水
曜の年後l時 30分
∼2時 30分
まで、シエアクラス、スーパー シェァ クラス合 同の講座 を月1回
カロえることとした。 平成16年
には、男性6名
女性28名
が新規参加 、残留 は男性16名
女性73名
で、総 登録人数は男性22名
、女性102名
となった。 これ らの人々の、最高齢者 は91歳
(参加 当時)、 最低 は65歳
で、70代
の方が最 も多 いが、長期継続者 には80代
の方 もG人
ほ どお られ る。 尚数名 の方 は講座 を止 めた後 、 亡 くな られている。 表 1∼ 表5に
は、平成 ■ 年後期 よ り現在 に至 るまでの参加者 の動 向が示 されている。 灰色 に網掛 け した期間が、講座 に出席 してい る期間 を示す。この5年
間に本講座 に関わ つた高齢者 は、男性42名
、女性164名
の合計206名
とい うことにな る。現在その うち の約半数が ここに参加 してい る。中途 でや めた人たちについて、その理 由等 について調 査す る必要があ り、また継続者 に対 しては、その継続 の要因 となつてい るものについて 検討す る必要があるが、平成17年
には、 この長期継続者 の検討 を実施す る運 び となつ てい る。 毎回の講座 ごとの出席率は概 ね60%∼ 80%で
、季節的時期的変動 は多少見 られ るも のの、安定 した出席率である と言 える。概 して冬季 には出席者数 が低 下す る傾 向にある のはやむをえない。 13結果・ 考察
前記参加者 の うち、水 中運動 を1年
以上継続 した115名
につ き、各種デー タを解析 した。5年
継続 した者 をAグ
ループ、4年
継続 をBグ
ループ、3年
継続 をCグ
ループ、2 年継続 をDグ
ループ、1年
継続 をEグ
ループ として、グループ別 に或 いは全員 での比較 検討 を行 つた (表6)。 血 圧・ 心嶺 数 値 血圧・心拍数 を水 中運動講座 開催時の運動前後 に測定す るのは、その時の健康度チ ェ ックの意味合 いが強 く、通常時 よ り血圧 が高い場合 には、運動 を停止す る措置 を取 つて い る。参加者 には高血圧症 で、降圧剤 を常用 してい る者 も多 く、それ らの者 の多 くは、 自分の血圧 を測定す ることに慣れてお り、その 日の気分 と実際の血圧値 とか ら、運動 し て よいか否かを 自分で判断できる習慣 を身 につ けていた。 全体 として、血圧値 には水 中運動期間中を通 じ大 きな変化 は見 られなかつた。しか し、 泳 ぎを取 り入れた クラス (スーパー・シニア・クラスの一部)で
は、運動後 の血圧上昇、 心拍数 の増加 が認 め られた。 ヒ トが水 の中で安静状態 に置かれ ると、水圧の影響で静脈還流が促進 され、心拍 出量 が増加す る。また、副交感神経系が克進 し、交感神経 が抑制 され るために、血圧が下が り心拍数 も低下す る。特 に若齢者 は水 に入 る と血圧 が下が り、水 中での運動時は陸上運 動 に比べて収縮期血圧 が低 くな り、運動後 には拡張期血圧が低 くなって、また心拍数 も 下がる とい う報告がある。 しか し高齢者や高血圧症 を有す る対象者 の場合 は、動脈硬化 による血管伸展性 の低下や圧反射感受性 の低下によ り、水 の中において血圧 が高 くな る ことが多 く、運動後 において も高い状態が続 く場合 があ る。また入水時や運動開始直後 の血圧 上昇 が認 め られ ることがあるため、入水時には水圧 の影響 を徐々に与 えるよ うな 配慮 を必要 とし、また水 中 ウォーキングの開始直後 の実施 には充分 な注意 を要す るもの と思われ る。骨 密 度 と体脂 肪 図
1は
A,B,C各
グループごとの骨密度の経年変化を示す。男性においては骨密度 の維持が認められるが、女性においては、明確ではないが低下傾向が推察 された。 図2は
同様にグループごとの体脂肪率の経年変化を示す。グループにより傾向は一様 ではないが、女性は男性 よりも体脂肪率は高 く、また経年的に低下傾向が見 られ ること、 男性では体脂肪率低下傾向が抑制 されることが示 された。 図3は
、少なくとも3年
間水中運動 を継続 した者の骨密度、図4は
同 じく体脂肪率の データを集めた結果である。男性 も女性 も、共に値が維持 されていることが示 された。 また体脂肪率についても同様の傾向が示 された。 骨密度が低下 しない傾向は、逆に見れば、骨密度の低下 しない人だけが継続出来てい る、とい うことを示 しているかも知れず、また体脂肪率の極端な上昇や低下の無い人が 継続出来ている、とい うことも考えられ る。更に、ある程度丈夫な人たちだけが、この 水中運動講座に参加 してきている傾向を示 しているとも考えられる。 長座位 前体屈 両足 を前に揃えて伸ば して座 った上体で、腕 を真 つ直 ぐ前に伸ば して、何処まで伸び るか、すなわち体の柔軟性を見る指標である。 特に高齢者においては、男性 より女性の方が圧倒的に優位であつた。女性44名
につ いて、水中運動前 と運動開始後1年
目の値 とを比較 したのが図5で
ある。殆 ど変化が見 られない。図6は
、データの得 られた男性13名
についての同様の結果である。す ると 男性 においては、有意に増加 の見 られ ることが分かつた。 健 脚度 健脚度の測定は、一定期間おきに年間4回
行い、最大一歩幅については、最大一歩幅(cm)/下
肢長(m)の
値で示 した。 全参加者 において、水中運動開始時 と、水中運動開始後1年
経つてか らの健脚度 を比 較 した。利用可能な双方のデーかが揃 ったのは男性11名
、女性56名
で、平均年齢は 15男性 75,6±4.7歳、女性 70。1±4.7歳 (いずれ も水 中運動開始時 の年齢
)で
あつた。 図7は
最大一歩幅 に関す る結果である。男性女性 のいずれ において も少な くとも片足 に関 しては有意 な上昇が見 られ た。 図8は
10m全
力歩行の結果 を男女別 に示す。 この指標 は、横断歩道、踏み切 りを時 間内に渡 りきる能力があるか どうか とい うことを意味 してい る。1年
間の水 中運動継続 が、特 に男性 においてはかな り顕著な能力 向上をもた らした ことは特筆 に価す る。 表6∼ 9は
、40c m踏
み台昇降の結果 を示す。この指標 は、40cmの
高 さの踏み台へ、 手 を添 えず に上 り、反対側 に降 り、向き直つて も う一度同様 に昇降できるか ど うかを見 るもので、バ スや電車への上 り下 り能力の指標 となるものである。 データの得 られた対象者 の内、運動 開始前 に楽に上 り下 り出来た者48名
の、1年
後 の結果 を表7に
示す。2名
が 「楽に昇降できる」か ら「ややふ らつ く」に、1名は 「楽 に昇降できる」か ら「全 く昇降できない」になつてお り、1年
間に運動能力の低下が見 られた。それ に対 して、表8は
、当初 「ややふ らう く」だつた18名
の1年
後 の変化 を 示す。8名
はそのままであったが、10名
が、「楽に昇降できる」 に昇格 していた ことが 注 目され る。 また表9に
示 した、「元々全 く昇降で きない」2名
については、1年
後 も 依然 として、「昇降できない」ままであつた。 この よ うに、全員のデータを用いて、運動開始前 と開始1年
後 との比較 を行 うと、有 意 に運動能力 の向上が認 め られたが、運動 を始 めた年度 のグループ ご とに、年度 を追 つ て健脚度の推移 を見てゆくと、有意 な能力 向上は、多 くの場合認 め られ なかつたが、ま た低下傾 向 も見 られず、少 な くとも能力の維持 は認 め られた。 水中では浮力の助 けを借 りることによつて、陸上 よりも安定 した姿勢が得 られる。こ のため対象者の身体機能にあわせ、水の慣性 を理解 して安全面の配慮をすることにより、 効果的な可動域訓練を行 うことが出来る。また水中では浮力によつて椎間板への加重負 荷の軽減が期待でき、椎間板障害を有する者に対す る運動療法に適 している。また、腰痛忠者 に対す る水 中運動療法 に関 して、腹筋、臀筋群 、下肢筋群 の筋力強化、背部、股 関節 、ハムス トリング、下肢筋のス トレッチ、水中歩行 を実施す るこ とによ り改善が認 め られた例や、水 中後方歩行 は背柱起立筋 の筋活動 を促進 し、腰痛予防に効果 を示 した 例 もある。本研 究の対象者 は全員高齢者であ り、腰痛、膝痛 の症状 をもつ者 は多 く、ど の よ うな運動 を どの程度実施すべ きか、その効果について も検討 して ゆ く必要がある。 セ ル フエ フ ィカ シー 尺 度 。
QOL尺
度 につ い て 自己効力感 (セルフエフィカシー尺度)は
、Bandura(1977)に
よつて提唱 された社会学習理論 の中核的概念である 「self―efficacy」 を坂野 ら (1986)お `一般性セル フ・エ フィカシ ー尺度 として作成 された ものを使用 した。この尺度 は、16項
目か ら構成 され、ある行 動 を起 こす前 に個人が感 じる “自己遂行可能感"の
指標 として信頼性・ 妥 当性 が確認 さ れ、我 が国で広 く使用 されている。回答 は、「とてもそ う思 うJ「まあそ う思 う」に1点
、 「あま りそ う思わない」「全 く思わない」に0点
を配点 し、16点
満点で点数化 した (逆 転項 目番号 2,4,5,7,8,11,14,15)。 坂野雄二 (1986):一般性セ″ア・エアィカンー尺度作成の試み,行動療法研究,第 12巻,第 1号,P73-82. 主観 的幸福感 は,大 沢正子 らが検討 開発 した17項
目の質 問項 目か ら構 成 され る。 大 沢 らは 、Lowtonが
22項
目6主
成 分 で開発(1972)し
た 自記 式質 問紙(Ph
iladelphia Geriatric Center Moral Scale、 PGC尺 度)を、20項
目で調査(1994)し
、妥 当性・信頼性 を検討後17項
目とした。 この17項
目は、 因子分析 によ り第1因
子 「,い理的安定」、第2因
子 「老境満足感」、第3因
子 「楽天的態 度」、第4因
子 「士気 ない し活力」か ら構成 され てい る。 回答 は、2件
法お よび3件
法 (はい、 どち らで もない、いい え)で
、「はい」 に1点
、「どち らともい えない」「いい え」に0点
を配点、得点0∼
17点
に分布す る(逆転項 目番号 1,5,6,7,9,12,13,14,15)。 大沢正子他:都市における高齢者のQOL(1),神戸市立看護短期大学紀要13,P124,1994. 図8は
、男女別 、グループ別 に見たセル フエ フィカシー得点の変遷である。グループ ・ 17‐により得点値にはバ ラツキが見 られたが、概 して男性の方が女性 より得点が高 く、また 女性では年 を追つての変化は殆 ど見 られないのに、男性は少 し上昇気味である。 図
9は
グループごとQoL得
点の経年変化 を示す。Bグ
ループ男性に低下傾 向が見 ら れ、それに対 しCグ
ループ男性では2年
目か ら上昇傾向があ り、グループによる差が見 られた。女性は概ね12点
∼14点
の範囲で安定 していた。 しか し女性 を水中運動開始時 と1年
後 とで比較すると、有意に上昇 していることが示 された (図 10)。ま とめ 地域高齢者 のヘル スプロモー シ ョン活動 を推進す る見地か ら、大学 に完成 した室内温 水プールを用いて、高齢者水 中運動教室 を
5年
間に亘 り継続 してきた。地域 の人 々か ら の参加 要望は常に多 く、既参加者か らは とて も楽 しく、新 しい世界が広がった、腰痛・ 膝痛 B肩こ り等が減少 した、毎 日に張 り合いが出て来た、等の高い評価 を頂いてきた。 そのよ うな評価 とは別 に、数値 で示せ る客観 的な評価尺度 として、本研究では、健脚度、 セル フエフィカシー尺度、QOL尺
度等 を用いて健康度 のチ ェ ックを折 々に行 つてきた ので、そのデータを帝臨めて示 した。健脚度 (足の丈夫 さを示 し、高齢者 の転倒 防止 の為 の尺度 として重要である)の
維持或いは向上が見 られ、セル フエ フィカシーやQOL尺
度 において も維持 され る傾 向が伺 えた。しか し一方では、参加者 が選 ばれた集 団である ことか ら、高齢者全体 の姿を反映す るものではな く、特に意識の高い健康度の高い集団 である可能性 も大 きい。従 つて、これまでのクラスの検討 と共に、今後 は疾患別の検討 等が必要 と思われ る。また これ までのデー タに関 して も未 だ十分な解析 には至 つてお ら ず 、今後 の更 なる検討 が必要である。 この研 究は平成17年
4月以降 も参加希望者 は後 を絶たず、継続 したい希望者 も多かった為 、続 けて実施 され てい る。今後、動脈硬化度 についても検討 を行 い、また希望者 にはよ り多 くの水 中運動 の機会 を提供 してゆ くこと も課題 の一つであ る。研 究の成果 を参加者 に返 してゆ く体制 の整備 もや は り重要課題 で ある。 本研 究の最大の特色は、研 究者 が常に対象者 と一緒 に講座 に参加 し、肌 を接 して看護 の視点 を堅持 して継続 してきた こと、大学 と地域 との共同研究活動の場 として水 中運動 教室 を位置づ けてきた こと、に尽 きる と考 える。従来 の、対象者 に対す る様 々な介入が どんな効果 を もた らしたかを検討す るだけの研究ではない とい うことである。 この水 中運動教室 に参加 している人たちは、大学の これ以外の事業、例 えば学生の実 習の場や公 開講座 、大学祭 等 に も積極的に参加 して くれてお り、折々に ご指導 を賜 る人 たちであることを大事 に考 えることが、本研 究の基本 である。 19表
1
男性今加者の出席状況
網掛 け部分が出席期間 山 円 出 山 Ⅳ Ⅳ M M! M ( M M4 M3M20
M19
M17
M16
M14
M13
ら L 9 M7 Ⅲ5M34
:3 2 Ⅵ31
19 !8M27
6 !5M24
23 2 Ⅲ2 ■ ︱ ・O 19M38
M37
6M10
■.=子ittI.I声 と.:を11室 i工:●挙 =!=■ t二■fi=■ゴ =rゆ !】士●: 磯 盤 【」 生 =:= `二 、 ●■ ‐ 蕪 蒸 奪:率千 坤諄 鞘 鞘 鞘 韓 韓 踊 鐵 路 攘 靭 攀 盤 鶉 麟
議
饉
麟
‐
鐵
‐
督 ==章 剛 ‐ 籍 鶏魏講■■麓羅
輩
妻
:走││■■
期 鵡I築
鍵 鰈 =事拳 基 ;みこ 疑 i―:■士「:主・と工を =● :│デi:=irf ii !■,:friう:二とェ :i!■i=キ!卜:=■ ぢ =羊 , 砦
:
魏 女「i t す翻 ‐ 壽 筆 ; │
表
2女
性今加者の出席状況
(1)
網掛け部分が出席期間
表
3女
性今加者の出席状況
(2)
8 8 8 7 7 7( 61 は 100 9 97 96 95 03 92 88 B4 aa B電 78 72 71 B G7 Ga 59 57 8 54 53 11後 12壺 14口T114 網掛け部分が出席期間表
4女
性今加者の出席状況
(3)
4 lJ 雪 11 lZ 11 3 11 140 45 141 電〔 132 1la 14 壺 12団112後 3爾 113 114■r 14後 15罰H15
網掛け部分が出席期間-23-表
5女
性今加者の出席状況
(4)
網掛け部分が出席期間 58 11 63 57 155 152 151 Gl 158 11後 12HV112後 14莉 114後 15冒r15後
表
6A,B,C,D,Eグ
ループのうち
1年
以上継続した対象数
Aグループ
Bグ
ループ
Cグ
ループ
Dグ
ループ
Eグ
ループ
計
14
23
24
28
26
10
15
20
26
22
人 ︲︲5 22 934
2
4
8
4
n
性
性
男
女
Aグ
ループ
:2000年
4月
開始
Bグ
ループ
:2001年
4月
開始
Cグ
ループ
:2002年
4月
開始
Dグ
ループ
:2003年
4月開始
Eグ
ループ
:2004年
4月開始
‐
251
Aグループ ―
O―
男性 ―●― 女性 Bグループ ◆ 男性 ― 女性 2001年2∞
2年2003年 2004年 2005年
Cグループ ― 男性 ―●―女性 2002年2∞
3年2004年
2∞
5年図1グループ別の骨密度の変化
台
多
好
:二手
辮
奎
蛇
ュ
】
留
IBグ
ル
・
―
プ
(男性
in=8、女
性
:n=14)MeanttSD
1 ∞ 腑 W ∞ “ “ 0 ,3 陀 m O → 5 、 ︶狙 “ 中 1 田 0 ・8 0 。7 0 ・6 0 ・5 0 ・4 0 ・3 02 0 ・1 0 ︵ 推 。ゝ ︶ 超 “ 中 1 0 ・0 田 0 ,7 0 ・0 0・5 0 ・4 0,3 0・2 0 ・1 0 命 E o ヽ ︶ 樹 “ 中‐
26‐
“ 佃 35 銅 25 知 朽 Ю 5 0 ︵じ 母 盗 豊 雄 “ “ 35 銅 25 知 朽 Ю 5 0 ︵じ 辟 爆 豊 雄 Aグループ ― 男性 ― 女性 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 Bグループ ― 男性 ― 女性 2001年
2002年
2003年2004年 2005年
Cグループ ― 男性 ― 女性 2∞2年2∞
3年2004年 2005年
45 0 35 側 25 20 15 伸 5 0 ︵じ 辟 追 出 壮図
2グ
ループ別の体脂肪率の変化
台
多
比
三
手
堪
誹
雪
冨
1褒
堵
砧
説
!IBグ
ル
・
―
プ
(男性
in=8、女
性
:n=15)MeanttSD
‐
27‐
1 0 ,0 0 ・8 0 ・7 0 ,0 0 ・5 0 ・4 0 ・3 貶 0 ・1 0 ︵七 ●ヽ ︶日 “ 中 ― 男性 ―●―女性 悦耐だ
1年
後2年
後3年
後四
3
中運動を3年間盤続した対象者における骨密度の変化
男性
n〓16女
性n=38
MeanttSD
Repeated ANOVA
‐
28
匈 35 30 25 知 ︲5 ︲0 5 0 ︵じ 母 燭 亀 雄 ― 男性 ― 女性 bれ胞
1年
後2年
後3年
後図
4水
中運動を
3年
間軽続した対象者における体脂肪率の変化
男性
n=16女
性
n=38
MeanttSD
Repeated ANOVA
‐
29
18 lG 14 12 10 0 G 4 2 0
bれ
阿 女 性 n―J4
1年後 男性 知 朽 10 5 0 ・5 ︵E じ 口 擦 尋 雄 *n=13
bれに 1年後図
5長
座位体位前日の
1年後の変化
meanttSD
対応のあると検定
*:ρ《
0,05 -10‐30‐
︵E じ 申 墨 卜 Λ 3 ︶喜 鴇 ︱ < 車 女 性 * ︵ E じ 申 連 卜 入 興 じ 畢 為 ︱ < ︻ 1.8 ■7 ■G ■5 ■4 1.3 1.2 1.1 1 男 性 *
bれ
『9 1年後13
1.7 1.0 1.5 1,4 1.3 1.2 1。1 1 bettro 1年後図‐
6最
大
r歩
幅の
1年後の変化
meanttSD
対応のある俄 定
*;ρく
0・05
◆ 左 手 右 今 左 手 右 n=11n=56 *
‐
31
‐
8 7 6 5 β 4 3 2 1 0 男性 料 n=12
bれ
re 1年後n=50
bofore 1年 後図
710m全
力歩行の
1年
後の変化
meanttSD
対応のある
r検定
**ipく
0.01 律 8 7 6 5 4 3 2 1 0 女 性 料‐
32“
before
表7 40cm踏み台昇降における
「結果
1」の対象者の
1年後の変化
1年 後 人 1.桑に昇降できる 2.着地でふらつく 手を腰に当てれば昇降てきる 横向きならおりられる 3.全く昇降できない 45 2 1表8 40cm踏み台昇降における
「結果
2Jの
対象者の
1年後の変化
1年後 人 1.楽に昇降できる 2.着地でふらつく 手を腰に当てれば昇降できる 横向きならおりられる ´3.全く昇降できない 10n=48
n〓18
人 8表9 40crn踏 み台昇降における
「結果
3」の対象者の
1年後の変化
1年 後 1,楽に昇降できる2.着
地でふらつく 手を腰に当てれ ば昇降できる 横向きならおりられる 3.全く昇降できない 2 8 before 2 befo僣‐
33-n=2
Aグループ ― 男性 ―●―女性 2000 2001 2002 2003 2004 2006 Bグループ 18 16 14 12 10 8 0 4 2 0 2001 2002 2009 2004 2005 Cグループ ― 男性 ―●―女性 2002 2003 2004 2005
図
8グ
ループ別のセルフエフィカシーの総合得点の変化
8多
化
=::;附
奎
蛇
ユ
ヨ
留
IBグ
ル
ー
ラ
′
(男悩
in=8、女
性
:n〓14)MeanttSD
‐
34‐
8 0 4 2 0 8 6 4 2 0 工 収 。 掻 軽 ― 男性 ―●―女性 8 6 4 2 0 8 6 4 2 0 工 張20 情 16 X ︲2 ︲0 8 0 4 2 0 I I 20 18 ︲6 “ 柁 ︲0 3 8 4 2 0 工 長 知 “ ︲O H ︲2 ︲0 0 0 4 2 0 工 嘔 Aグループ
-0-男
性 ―●― 女性 2000 2001 鰤o2 23003 2004 2005 Bグループ-0-男
性 ―●― 女性 2001 2002 2m03 2004 2005 Cグ′片 プ 2002 23003 2004-0-男
性 ―●― 女性 2005図
9グ
ループ別の
QOLの
総合得点の変化
8多
化
=::;陥
奎
蛇
ユ
乳
留
IBグ
′
レ
ー
プ
(男悩
:n=6、女
性
:n=9)MeanttSD
‐
35山
女 性 * エ Jに 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0
n=38
before 1年後 図10 QOLの
総 合得 点の 1年 後 の変化meanttSD
対応 のある験 定 *:pく o,o5‐
36‐
目
次
資料1.第29回
国際血液学会2002年
8月 38 資料2.第
29回
国際血液学会2002年
8月.…………39
資料
3.第
18回
日本健康科学学会
2002年
10月 20日 (つくば市】
…
…Ⅲ
………Ⅲ
却
資料4.第
18回日本健康科学学会2002年
10月 29日 (つくば市)_…… 資料5,第
61回
日本公衆衛生学会総会2002年
10月 24日 (さいたま市) 41 42 資料6.平
成14年
度長野県健康づ くり研究発表会2003年
3月 11日 (長野市) 資料7.第
19回
日本健康科学学会2003年
10月 25日 (京都市)__Ⅲ
……… 資料8,第
19回
日本健康科学学会2003年
10月 25日 (京都市).Ⅲ……… 43 47 48 資料9,第
62回
日本公衆衛生学会総会2003年
10月 23日 (京都市) 49 資料 10。 平成15年
度長野県健康づ くり研究討論会2004年
2月 6日 (長野市)。………50 資料H`コ
ミュニティ・ケア7(1)2005年
二月._………Ⅲ…Ⅲ………Ⅲ…Ⅲ…Ⅲ………Ⅲ…………54 資料12.長
野県看護大学特別研究発表会スライ ド2003年
3月 14日 (駒ヶ根市).…58 資料13.長
野県健康づ くり研究討論会発表スライ ド2004年
2月 6日 (長野市)Ⅲ……70資料
1.第
20回
国際血液学会
2∞
2年
8月
P48
HematoPoiesis
rNTERAσ
rION BE▼
「
Ⅳ
EEN ACTIVAT10N AND EXPRESSION
OF′
VITRONECTIN RECEPTOR IN HUMAN CORD BL00D
NK CELLS
o Amemiya,Noriko lkedtt Kazuぃ
ぎ
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解晰湯 絆拷
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∴ ゴα
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と
nking of CD2 molecules,we used
s, which were di∬erentiated in he
interaction betteen activatiOn and
田
Ntt in humtt CB_NK cdに
。
infomled consent.T celis and NK
pulsed with CD2 monoclonal tttibodies,and he expressiOn of cD25
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資料
2.第
29回
国際血液学会
2002年
8月
P401
EFFECT OF TRANSIENT
MILL ON NATURAL KIL
KILLEtt T CELLS IN ADUL
ERAL BLOOD
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