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Bradycardia is a specific phenotype of catecholaminergic polymorphic ventricular tachycardia induced by *RYR2* mutations.

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Academic year: 2021

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(1)

Bradycardia is a specific phenotype of

catecholaminergic polymorphic ventricular

tachycardia induced by *RYR2* mutations.

その他の言語のタイ

トル

徐脈は*RYR2*変異によって惹起されるカテコラミン

誘発性多形性心室頻拍の特徴的な表現型の一つであ

ジョミャク ハ RYR2 ヘンイ ニヨッテ ジャッキサ

レル カテコラミン ユウハツセイ タケイセイ シン

シツ ヒンパク ノ トクチョウテキナ ヒョウゲンケ

イ ノ ヒトツ デアル

著者

宮田 和明

発行年

2018-03-09

URL

http://hdl.handle.net/10422/00012377

(2)

名 宮田 和明

類 博士(医学)

号 博士甲第799号

学 位 授 与 の 要 件 学位規則第4条第1項

学 位 授 与 年 月 日 平成30年 3月 9日

学 位 論 文 題 目 Bradycardia is a specific phenotype of catecholaminergic

polymorphic ventricular tachycardia induced by *RYR2*

mutations

(徐脈は*RYR2*変異によって惹起されるカテコラミン誘発性

多形性心室頻拍の特徴的な表現型の一つである)

員 主査 教授 松浦 博

副査 教授 小島 秀人

副査 教授 永田 啓

(3)

別 紙 様 式

3

(課程博士 •論文博士共用)

論 文 内 容 要 旨

X

整理番号

O U 0

( ふ り が な ) み や た か ず あ き

氏 名 宮 田 和 明

学位論文題目

Bradycardia is a specific phenotype of catecholaminergic polymorphic

ventricular tachycardia induced by

R Y R 2

mutations

(徐 脈 は R Y R 2 変異によって惹起されるカテコラミン誘発性多形性心 室頻拍の特徴的な表現型の一つである)

【目的】

CPVT (catecholaminergic polymorphic ventricular tachycardia

:カテコフミン誘発 性多形性心室頻拍) は運動や情動ストレスによって惹起される致死性遺伝性不整脈 疾患である。

CPVT

の主な原因は心臓のリアノジン受容体チャネルを司るリアノジ ン 受 容 体 遺 伝 子 ( R Y R 公 の変異である。最 近 の 次 世 代 シ ー ク エ ン サ ー

(N G S )

の進 歩に よ っ て 、他の心疾患においても同変異が偶発的に発見されるようになった。本 研 究 で は

C PV T

と関連するぶ

1 7 ^

変異の 特 徴 を 解 析する こ とで、他の心疾患と関連 す る 変 異 と の 鑑 別 に 寄 与 す る と 推 察 し 、我 々 は 変 異 陽 性 患 者 の 表 現 型 の特徴を分析した。 【方 法 】 本 研 究 に は

CPV T

も し く は

LQTS (long QT syndrome : Q T

延 長症 候群 ) と診断さ れ た

7 9

人 の 変 異 陽 性 患 者 が 含 ま れ て い る 。

C P V T

LQ TS

の診断は臨床症 状 .心 電 図 所 見 、そ し て

modified Schwartz score

(シュワルツスコア修正版)に基 づいて実施された。 具 体 的 に は 、

Schwartz score

3 .5

以 上 か づ 心 電 図 上

bVT

(二 方向性心室頻拍)も し く は

pVT

(多形性心室頻拍) のどちらも認めなかった場合は

L Q T S

と診断した。 一 方 で 、

Schwartz score

3 .5

未 満 あ る い は

3 .5

以上であった としても、心 電 図 上

b V T

ま た は

p V T

を 認 め た 場 合 は

C P V T

と診断した。 心拍数の 解 析 に お い て は

-blocker

使 用 者 (

2 6

人 :

CPVT 2 4

人 、

LQTS 2

人) を除外し た。 徐脈 の定義は 心 拍数の正常範囲は年齢に応じて変化することを考慮し、

9

歳以 上 で は 心 拍 数

6 0

未 満 を 、

9

歳未満では年齢と性別を一 致 さ せ た 健 常 者 の

2nd

percentile

以下と定義した。 同定された変異のうち、

minor allele frequencies

(MAFs) 20.005

のものは病原性がないと判断して除外した。本研究のすべての変異

4

つの重症度 予 測スコア リング ソフ ト

(Polyphen-2, SIFT, PROVEAN, C A D D )

よって評価した。K Y R 2 の変異領域に関しては、

N-terminal (NT: 1-2177)

central

region (CR: 2178.4075) and C-terminal (CT: 4076-4959)

に分類した。

・ 考 ) 1 . 論 文 内 容 要 旨 は 、研 究 の 目 的 • 方 法 • 結 果 • 考 察 • 結 論 の 順 に 記 載 し 、2千字

程 度 で タ イ プ 等 を 用 い て 印 字 す る こ と 。

(4)

806

別 紙 様 式

3

2

(課程博士 • 論文博士共用) (続紙) 本研 究の統 計解析はソフトウェア

(Stata version14.0)

を用いて実施した。 【結 果 】

C P V T

LQ TS

の二群間で、対象患者の男女差ならびに平均年齢に有意差を認めな か っ た

CP=

o

.75/O.51)。

また、心肺蘇生法を要した致死的心疾患イベント発生率も有 意 差 を 認 め な か っ た (件

0.51)

。 しかし、

LQTS

群 で は 有 意 に

QTc (m sec.)

は延長し て お り (

480.0 [460.0-515.0])

Schwartz score

も 高 値 を 示 し た (

4.7 ± 1.5)

。 一 方 、

CPVT

群では

QTc (m sec.)

は (

411.5 [392.8-433.3])

であり、

Schwartz score

2.3 ± 0.9

)であった。

QTc • Schwartz score

ともに二群間で有意差を認め、いずれ も 尸

<0.001

であった。 二群間の心拍数の解析において徐脈を呈したのは、

CPVT

4 4

人 の う ち

2 5

( 5 7 % )

であったのに対し、

LQTS

群 で は

9

人 の う ち

1

人 (

11%)

であ り、有 意 に

CPVT

の 患 者 で 徐 脈 を 呈 し て い た

CP=0.024)

。 また、 似 の 変 異 領 域 に 関 し て は

C P V T

LQ TS

の 二 群 間 で 有 意 差 を 認 め な か っ た (

7

0.42)

。 【考 察 】 これまで、及 胃 変 異 は

CPVT

に特有のものと考えられてきた。 しかし、次世代シ ー ク ェ ン サ ー (

N G S )

の 出 現 に 伴 い

L Q T S

といった他の致死的心疾患でも同定され るようになってきた。 我 々 は 、 も は や 患 者 が 単 に 及 胃 変 異 を 有 し て い る か ら と い って、

C P V T

とは診断できない状況にある。本 研 究 で は 変 異 を 有 し て い る

C P V T

LQTS

の患者を比較分析することで、徐 脈 は

CPVT

患者に特徴的であるこ とを明らかにした。我 々 は 及

1 7 ^

変 異 の 部 位 が

C P V T

LQ TS

の鑑別に有効かもし れ ない とい う 仮 説 を 立 て た が 、結果として本研究では関連性がないことが明らかに なった。 現 在 、

C P V T

LQ TS

を鑑別診断する決定的な国際診断基準はなく、心電 図 上

Q T

延 長 を 認 め 、且 つ

b V T

ま た は

p V T

を認める患者をいずれかの疾患に分類 す る こ と は 、非常に難しいと言える。

C P V T

LQ TS

combined disease

の存在 もあり得るかもしれないが、本研究では前述したように両疾患を鑑別診断した。 ま た 、両疾患ともに致死的であり非常に重篤となり得るが、一般的に心肺停止蘇生直 後 の

Q T c

は延長していることが多く、蘇 生 後 の

Q Tc

値 の み で

L Q T S

と診断されて しまうと、

CPVT

患 者 が

L Q T S

と誤診される可能性がある。運動負荷試験も両疾患 の鑑別に有効であるが、 変 異 陽 性 例 で は 運 動 そ の も の が 有 意 に

Q T c

を延長さ せる こ と も 報 告 さ れ て お り 、運動負荷試験は必ずしも適切ではない可能性がある。 【結 論 】 ぶ

1 7 ^

変異 キ ヤ リ ア の う ち 、

CPVT

患 者 は

LQTS

患者よりも徐脈を呈することが多 く、徐脈は両疾患の鑑別に有効である。 従 っ て 、 変異をもつ患者が徐脈を呈 す る 場 合 は 、

CPVT

の可能性を念頭に置き慎重に診断すべきである。

(5)

別 紙 様 式8 (課 程 博 士 •論 文 博 士 共 用 )

学 位 論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨

整理番号 8 0 6 氏 名 宮 田 和 明 論文審査委員 (学位論文審査の結果の要旨) ※ 明 朝 体1 1 ポイント、6 0 0字以内で作成のこと 運 動 や 情 動 ス ト レ ス に よ っ て 惹 起 さ れ る致死性遺伝性不整脈疾患であるカテコラミン誘発 性 多 形 性 心 室 頻 拍(catecholaminergic polymorphic ventricular tachycardia, C P V T )の原因遺伝 子 の 一 つ と し て 、心 筋 細 胞 の 筋 小 胞 体 リ ア ノ ジ ン 受 容 体 遺 伝 子(R Y R 2 )が知られている。 本 論 文 で は 、次 世 代 シ ー ク エ ン サ ー に よ り 明 ら か に さ れ たRY R2変 異 を 持 つ7 9例を対象 に、その変異と 表 現 型 の 特 徴 と の 関 連 性 を 調 べ た 。7 9例 の う ち6 8例 がCPVT、11例 がQT 延 長 症 候 群(long QT syndrome, LQTS) と診断された。 さ ら に こ の2疾患群で臨床所見の比 較 •検 討 を 行 い 、以 下 の 点 を 明 ら か に し た 。 1) 男 女 比 、平 均 年 齢 、お よ び 心 肺 蘇 生 を 要 し た 致 死 的 心 疾 患 イ ベ ン ト の 発 生 率 に 、有意 差 を 認 め な か っ た 。 2) LQ TSで 有 意 に 心 電 図Q T時 間 が 延 長 し 、 さ ら に 修 正 シ ュ ワ ル ツ ス コ ア(modified Schwartz s c o r e )が 高 値 を 示 し た 。 3) C PV Tの患者で 有 意 に 徐 脈 を 呈 し て い た 。 4) RYR2の 変 異 領 域 に 関 し て 、有意差を認めなかった。 本 論 文 は 、RYR2変 異 陽 性 患 者 の遺伝子変異と表現型の関連性について新たな知見を与え た も の で あ り 、 ま た 最終試験として論文内容に関連した試問を実施したところ合格と判断 されたので、博 士 (医学 ) の 学 ^;論 文 に 値 するものと認められた。 (総 字 数5 8 1 字) (平 成3 0 年1月2 9 日)

参照

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