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巻頭言高松赤十字病院紀要創刊号の発刊にあたり

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Academic year: 2021

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巻頭言

巻 頭 言

高松赤十字病院紀要創刊号の発刊にあたり

高松赤十字病院 院長  笠木 寛治

 高松赤十字病院では今まで紀要がなく、以前よりその必要性を訴えていましたところ、

やっと創刊号が発刊されるに至り、大変うれしく思っております。創刊にあたっては昨年、

紀要作成委員会(委員長は西平第一消化器外科部長)が立ち上がり、平成 24 年4月1日に 委員会規程が施行され、私を編集長とする6人の編集部員(他に髙橋腎臓内科部長・西平紀 要作成委員長・安藤看護部長兼副院長・安西検査部技師長・山地医療業務推進課主事)が選 出され、投稿論文の査読や編集作業を経て、創刊号として、ここに 10 編の原著(臨床研究・

症例報告)が掲載されることになりました。またこの紀要では他に、職員を対象とした講演 の中から教育的価値の高い発表や臨床病理検討会の記録や高松赤十字病院医学会発表抄録な ども掲載することになっております。これらの原稿が読者の皆様の今後の臨床に少しでも役 立つことを心から期待いたします。今後、この紀要が高松赤十字病院の医療・医学情報提供 雑誌としてさらに質の高いものになることを目指したいと思っております。掲載テーマに関 して、何かよいアイデアがあれば、是非紀要作成委員会までご一報お願いします。

 さて研究成果を学会などで発表するだけでなく、論文としてまとめることは何故必要なの でしょうか?学会で発表することの重要性は発表経験のある職員の方はおわかりだろうと思 います。もっとも効率の悪い学習は講義を聞くことで、効率のよい学習は教えることであり ます。学会発表はまさに教えるに相当します。自分でエクセルなどでデータ整理をして、パ ワーポイントで発表形式を考えていると、必ず疑問点がわいてきます。また学会で質問され てうまく答えられないと恥をかきます。そのために準備に大変な時間を要します。高松赤十 字病院医学会の発表の中には大変レベルが高く、しゃべりっぱなしでもったいないようなも のが少なからず存在します。せっかく時間をかけて準備したのだから、もっと時間をかけて もっと他の医療者にも知らせて欲しいと思います。自分の知識を広めたい、自分を売り込み たいというのは人間として当然の欲求であります。論文を書いているとさらに自分から疑問 がわいてきて、さらに深く調べたり、あるいは査読者からの批評や質問に応じたりしている と、最終的に大変充実した論文ができあがります。そこで残るのは達成感とこの分野では誰 にも負けないという自信であります。

 職員の皆様、是非第2号での投稿をお待ちしております。

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