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翼付き多層円板ファンの圧力係数と乱流騒音予測

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Academic year: 2021

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(1)

翼付き多層円板ファンの圧力係数と乱流騒音予測

児玉 好雄* ・林 秀千人*

濱田 靖夫**・・田中 清裕*

原賀 久人***・・赤松 克志***

Prediction of Pressure Coefficient and Turbulent Noise       of Bladed Mutiple−Disk Fans

       by

   Yoshio KODAMA*, Hidechito HAYASHI*, Yasuo HAMADA**,・

Kiyohiro TANAKA*, Hisato HARAGA***and Katsushi AKAMATSU**

 We introduced theore近ical formulae in order to predict the noise and the pressure head of bladed multiple−disk fans and verified the validity of these formulae by experiment. In present investigation,

we assumed that the characteristics of the fans could be』 モ盾獅唐奄唐狽・п@oξtwoやarts;one is the diSks and another is the blades, and that the total pressure head and the sound pressure level could be estimated by the sum of these parts. Assuming the noi串es due to the turbulent boundary layer on the disk surf孕ce and the vortex shedding from the trailing edge of a blade were independent of each other, the sound power estimation was carried out. In this paper,{t wa寧examined the effects to the aerodynamic characteristics and the fan turbulent noise of parameters;the span length of the blade, the number of blades, the inner radius of impeller and the setting angle of the blade. Moreover, the comparison between the theoretical and the experimental values was tried. The agreement between the theoreti−

cal and the experimental results was fairly well.

1.緒   言

 従来の円板ファン〈層流ファン)の流体力学的特性 と騒音特性の改善を目的として,著者らは円板と円板 の間にス六ン長さが0.7〜2.8mmの翼を多数設置し たファンを製作し,これを翼付き多層円板ファンと名 付けた.翼付き多層円板ファンは直径および回転数が 等しい通常の遠心ファンに比べ,流量が後者より多少 少ないという短所があるものの,騒音や比騒音レベル が低い長所を有する.著者らはすでに翼付き多層円板 ファンの流体力学的特性と騒音特性におよぼす影響に つい℃実験的に調査し,(1)翼を付けることによって流

量,圧力および全圧効率が大幅に高められること,(2)

翼付き多層円板ファンは翼無し多層円板ファンに比較 して騒音は多少高いが流量が増加し,圧力が上昇する ため比騒音レベルは低下すること,(3)心配される舌部 と翼との干渉騒音】)は問題無い程度に抑えることがで きること2),翼取付角ξが大きいほど全圧ヘッドは増加 するが全帯域騒音も増加するので,比騒音レベルで比 較した場合ξ=35。近傍に最適取付角が存在すること,

翼枚数については12枚から24枚が望ましいこと3}など を明らかにした.また,騒音の発生源は円板面上の乱 流境界層の圧力変動4L5)や翼後縁の後流6)〜8)であるこ

平成6年4月27日受理

 *機械システム工学科(Department of Mechanical Systems Engineering)

** 蜉w院博士課程海洋資源学専攻(Graduate Student, Marine Resources)

*** 兼ゥ機器商品研究所(TOTO Co., Ltd.)

(2)

110 児玉好雄・林秀千人・濱田靖夫・田中清裕・原賀久人・赤松克志 とを示唆するデータを得た.

 回報では,翼付き多層円板ファンの揚程と騒音は両 者とも円板と翼に因るものの和として表されるものと 考えて翼付き多層円板ファンの揚程と乱流騒音の予測 式を導くとともにその式の妥当性を検討した.

2.おもな記号

・4 :無次元流量(q/レri2)

・40:無次元流量(q/レro2)

Bβ :2枚の円板間の翼枚数 BD:円板枚数

D・:円板肉厚 mm

ノ :周波数 Hz または速度比

∬T:全書ヘッド mmAq, m空気柱 κ溜,κめ:係数

五 :軸動力 w

五肛:翼後縁と早年との半径距離 mm,

Lf :翼前縁と円板内縁との距離 mm,

五丁:翼後縁と円板外縁との距離 mm,

Q

σ

γ

7f γo

SP乙(A)

SPL(L)

Z60 z41

Z62

z

α

β2

δD

ηT

ξ

θ

ψ

ω

      m       m       m

.回転数 rpm

:プアン流量 m3/s

:2枚の円板問の流量 m3/s

:任意半径 mm, m

:羽根車入口半径 mm, m

:羽根車出口半径 即m,m

  :A特性の全帯域音圧レベル dB   :L特性の全帯域音圧レベル dB.

:羽根車外縁の周速度 m/s

:翼入口の周速度 m/s

:翼出口の中速度 m/s

:翼入口の絶対速度 m/s

:羽根車出口または翼出口の絶対速度 m/s

:翼入口の相対速度 m/s

:羽根車出口または翼出口の相対速度 m/s

:音源と観測点との距離 m

:スクロールケーシングの広がり角 度

:相対流出角

:2枚の円板間の間隔 mm

:全圧効率

:取付角 度

:絶対流出角 度

:動粘性係数 m2/s

:圧力係数(=2g:Eτ/π。2)

:角速度 rad/s

3.揚程と乱流騒音の予測式 3.1 揚程の予測式

 著者らは多層円板ファンの電圧上昇量私初の予測

式を次式で与えている9).

乱国三

齒u断齪+2ズ燃]

一△私  (1)

ここでノは速度比,1(ゆはシュラウドすきまからのも れ流れや流体の周方向速度の非一様性などの影響を含 む係数,△私は全損失ヘッドでそれぞれ式(2),式(6)

および式(3)で与えられる.また,7ゴ,ω,gはそれぞ れ羽根車内半径,角加速度および重力加速度,R=7/

γパ」Ro=γ。/γfである.

   π  ノ=

  一1−1語≧傷(7ε7)+{ll調≧会一・}

   (夢)・Xp[1踏{・一(÷)2}](2)

  △猛=△私。十△劫+△Ed         (3)

ここでノ1,n,レ刎πはそれぞれ無次元流量,速度勾 配が零となる点と円板間隔との比9),絶対速度の円周 方向分速度の平均値,.円板の周速度である.また△

π勿,△1去,△島はそれぞれ入口損失ヘッド,摩擦損 失ヘッド,拡大損失ヘッドである9).

 一方,翼による全圧上昇量猛朋は翼入口で絶対速度 が半径方向に流入すると仮定すれば式(4)で与えられ

る.

  臨。=(κ加β)2π2yと2∠9       (4)

ここでん媚は2枚の円板上に発達する境界層の影響 を含む係数,π2は翼後縁の周速度,yぬは翼出口におけ る絶体速度の円周方向分速度である.翼付き多層円板 ファンの理論全圧ヘッドは円板によるものと翼による ものとの和であると仮定すれば,式(5)で表わされる.

E餓=、厚餓。十」厚亡ゐ8 (5)

3.2 係数K皿DとK配8の予測

K油や邸βを理論的に定めることは非常に困難であ る.したがって,本研究ではそれらの係数を試行錯誤 して実験的に式(6)と式(7)で定めた.

瓦πo=0.1(L。/L。)(z40/αo)lo910(ノ40十1.0)

(3)

   +0.78/e亡anα 脇β=0.75{1.0一(2δT*/δD)}

(6)

(7)

ここで五R,Lc,%。,α。,.4。,αはそれぞれ羽根車の 軸長,ケーシングの通路幅,羽根車外縁の周速度,音 速,無次元流量,スクロールの広がり角である、δT*と δDは羽根車出口における境界層の排除厚さ,2枚の円 板間の隙間である.

3.3 乱流騒音の予測式

 多層円板ファンの乱流騒音の音響出力E。は式(8)

で与えられる10).

ED(ω)=1.3Bρ・10−3ρδT 7解(5.6sinβ+0.7cosβ)

朗華華(1/ω)dω (8)

ここでBD,ρ,δT,π, M,翫,ωはそれぞれ円板枚 数,空気の密度,円板後縁における境界層の排除厚さ,

相対速度,マッハ数,円板環状部の平均半径,壁面圧 力変動の角周波数である.また適応最大角周波数ω。と 最小角周波数ω4はそれぞれω。=2πプ<0,6吻δT,ω4=

(5.6sinβ+0.7cosβ)/(γ。一7f)に従うものとして定めた.

 一方,翼後縁の渦放出に基づく乱流騒音EBは式(9)

で与えられる6ト8).

十一・・殊。D嚇(48・・㎡) (9)

ここでBβ,D,乃,α。はそれぞれ翼枚数,翼後流の 幅,スパン方向の距離,音速である.それぞれ独立し た音源と仮定すれば,目付き多層円板ファンから発生 する全音響出力として式(10)を得る.

E=・Eρ十Eβ (10)

羽根車から放射される騒音は双極子型であることを考.

慮すれば,羽根車からZ離れた回転軸上の点における 音圧ρと音響出力Eとの関係は次式で表わすことが

出来る.

E=8πZ21)2/(3ραo) (11)

音圧レベルSP乙は最小可聴音圧をρ。(=0.00002Pa)

とすれば式(12)で表わされる.

SPL=2010琴10(ρ∠ρo) (12)

mmの入[:1ノズルが取付けられており,吐出側には内 径75mm,長さ1115mmの吐出管が設けられている.こ の管にはJIS規格に従って整流格子,静圧孔およびオ リフィスが,また,出口端には流量調整用のダンパが 設けられている.電動機騒音を遮断するために,電動 機は吸音材が内張りしてあるアルミニウム製の箱の中 に入れた.この状態での電動機騒音は回転数が約3000 rpmの場合で40dB(A)であり,ファ ンを取り付けた 時より10dB以上低いので,電動機騒音は無視できる.

騒音測定は暗騒音が30dB(A)以下の無三三で行っ た.騒音測定位置は送風機の軸中心上で羽根車上面か ら1m上流の点(遠距離場)である2)・3).騒音計からの 出力は狭帯域のスペクトルアナライザで周波数分析さ れ,高速度レベルレコーダで記録された.なお,無響 室の遮断周波数はほぼ200Hzであるが,200Hz以下で

も研究上差し支えない程度の音場を有している.

 Fig.2は平行壁スクロールケーシングを示したもの である.広がり形状は対数ら線で,広がり角αは3.60と した.図中のM1〜M4は羽根車出口の流動様相の測定 場所である.この場所は羽根車半径より10mm大きい 半径の円周上に位置している.なお,舌部と円板外縁

との距離で定義される舌部すきまは5mmである.

350{1・1・t nozzle 1115 Air

\. φ224! ・撃盾

325 35 380 375

,\

̲

φ且4!4

!    一 ■ 一  〇 一一一レー・→ . } , 一 , 一 . 一  .

θ \_ 一←臓 ● 一 幽

7 Honeycomb Damper

Spiral

モ≠唐奄獅 S亡atic

o「essure

狽≠

Odflce      Motor

Fig.1Schematic diagram of experimental appara−

   tUS.

58

       曾

     ・〃i諌

塩一一μ…

        ロ48

22

10

4.実験装置および方法

 Fig.1は送風機の羽根車周りの流動様相と騒音特性 を測定する際の実験装置を示したものである.吸込口 にはJIS規格に従って製作した内径144mlη,長さ65

Fig.2 Casing used in this experiment.

(4)

112 児玉好雄・林秀千人・濱田靖夫・田中清裕・原賀久人・赤松克志

(a) Impeller

   ま凶

   〔b) Profile of blade

Fig.31mpeller used in this experiment.

Disk

 60 N

ξ

斜40

 20

00

03δD・0・7㎜ωD冒37)

△・δD−1・4m(BD・21)

・・・・…8㎜(BDi、ηT N藷3000rpm BB駆24 ro躍100mm ri留70

 の

ξ胃350

       1i        T

L

1   2   3   4   5   F1・wrate,q m3/min

 げ 看

 ξ

うむつ 聾  婁  §  宕,

 寡  β 0

100

 昼

50

 ご  § o H

Fig.4 Effects of span on characteristic curves.

 Fig.3は供試羽根車の概要図を示したものである.

羽根車は厚さ0.15mm,外径200mm,内径140mmの ドーナツ状のアルミニウム製円板の間にスパン長さが 0.7〜2.8mm,最大厚み4.4mm,弦長25mmの翼形翼

を挿入したものを多数重ね合わせたものから構成され ている.翼は円板問に等ピッチ間隔に24枚が設置され ている.本研究で使用している羽根車はすべて回転軸 方向長さを40mmとし,シュラウドすきまはファン効 率を考慮して2mmとした9).供試羽根車には取付角ξ

(周方向からの角度)の影響を調べるためのものとし てξ=90。,45。,35。および250の4種類,円板厚みD、の 影響を調べるためのa=0.15,0.3および0.5mmの3 種類,円板内径7fの影響を調べるためのγF50,70お よび80mmの3種類,翼枚数BBの影響を調べるため のBβ=36,24および12の3種類がある.代表速度に入 口半径方向速度,代表長さに円板間隔を用いて表され る入ロレイノルズ数は最大で約500である.

  20  契  日  融15 台

。岩

国3罵910

5

        BMD−fan

()3BB512      δD=0.7㎜    ξ=350

△・8B324   r。・100㎜ BD・37 口:BB甥36    rr70㎜  nmax−poinヒ         N胃3000rpm

Rear di3k

Front disk、

5.実験結果および考察 5.1 性能曲線

 Fig.4は翼のスパン長さがファン特性に及ぼす影響 を示したもので,○印,△印および□印はそれぞれス パン長さδDが0.7mm,1.4mm,2.8mmの場合であ る.この図から全圧ヘッドHτはδDが増加するにつれ てほぼ全流量域で減少すること,ファン効率は流量Q が約3m3/min以上でδDが大きい方が高くなることな.

どが判る.このことはδDが小さいと圧力上昇のほとん どは円板の仕事によるものであるが,δDが大きくなる と翼のする仕事が大きくなることを示唆している.こ

      0   0。2  0.4  0.6  0●8  190       辱i・1di・t・n・e・x1LR

Fig.5Effects of number of blades on outlet rela−

   tiVe VelOCity.

れはスパン長さが長いほど円板面上に発達する境界層.

の外側の比較的乱れの小さい部分が増え,翼による仕 事が増加するためと考えられる.

5.2 羽根車出口の速度分布と後流の幅

 Fig。5は羽根車出口の相対速度1佐に与える翼枚数 B8の影響を最高効率点について示したものである.図 中の○,△および調印はそれぞれBB=12,24および36 の場合であり,それぞれ軸方向の各位置における側断 面M1〜M4(Fig.2参照)の4点の平均値を呈示して いる.この図においてBB=12の場合が速度は多少大 きいが,ββが24と36とではほとんど変わらないことが 示されている.ファン騒音が相対速度の6乗に比例す ることを考慮すれば,翼枚数を少なくすることは騒音 の面からは好ましくないといえる.

 Fig.6とFig.7はFig.5と同様のことを翼取付角ξ

(5)

と羽根車内径7かについて示したものである.相対速度 はξが小さくなるにつれてわずかに増加する傾向が見 られる.これは主としてξが増加するにつれて翼に対 する流れは半径向きになり,絶対速度が増加するが,

半径方向速度の増加はわずかとなるためである.した がって乱流騒音の面からは相対速度の低いξ=gooが 望ましいと言える.一方Fig.7に示すように羽根車内 径が相対速度に及ぼす影響は無視できるほど小さい.

 Fig.8は絶対座標系で計測した羽根車出口における 速度変動波形の一例を翼枚数12枚,翼のスパン長さδ,

が2.8mmの羽根車について示したものである.軸方 向距離Xと羽根車軸方向長さLRとの比が0.5近傍で は12個の後流が明白に見られるが,前面円板(X仏R=

1)近傍後面(X/L。・=0)近傍では流れが非常に乱れて おり,主流と後流の区別が不明瞭になっている.δDが 1.4と0.7mmでは後流の拡散が翼上下の円板によっ て促進されるためさらに全体的に不明瞭になる.絶対 座標系における後流の幅はFig。8(c)に例示している

ように後流の高さの半分の位置における後流の幅1)8

(半値幅という)の2倍とした.乱流騒音の予測式(9)

に含まれる後流の幅Dは相対座標系におけるもので あるから,これをDαから翼出口における速度三角形 を用いて算定した.1)と1)αとの関係は次式で与えら

れる9).

D=21)αcosβ2 (13)

Fig.8(a)やFig.8(f)のように後流の判別がつきにく い場合には,流れが円弧状に流れると仮定して,流れ と翼後縁を含む円との交点と翼後縁との間の円周方向 距離として定めた.

5.β 発生騒音

5.3.1 騒音のスペクトル分布

Fig.9は翼枚数が騒音のスペクトル分布に及ぼす影

 ミ20  日  ミ

 h15 判 鐸8 儲富 q>10

5

03ξ壼goo

△:ξ筥35。

〔=〕3ξ=25σ

B}m−Fan

BB盟24  N騨3000rpm δD雪0.7m血, BD=37

ro=100mm ri270mm

   nmax一 point

/Rea「d sk・。。。, d、。k様

0  0◎2  0。4  0●6  0●8  1●O     Axi・1 di・t・nce,X/LR

Fig.6 Effects of setting angle of blade on outlet    relative velocity.

  20  ミ  已  竃15  含

蜜宕

冒2 碧蜜10

5

       l

O:τi=50㎜      BMD_Fan

△:ri冨70㎜   BB昌24  N=3000rpm        δD目0.7㎜ BD鵠37 口窪i=80㎜

       ro昌100㎜  nmaズpoint        ξ=35。

Rear disk Fron仁 disk

    \

0   0.2  0●4   0●6  0・8   1・O      Axial distance,X!LR

(a) X!1・R留0.957

をWake

(b) x1LR胃0.773

h!2

Da

h!2

 Wake

(c) X/LR20.682

〆Wake

(d) X!LR冒0.500

(e) X!LR冒0。227

(f) x/LR巽。.043

Fig.7 Effects of inner radius of rotor on outlet    relatiVe VelOCity.

Fig.8Velocity fluctuation in the wake of a    rotor。

(6)

114 児玉好雄・林秀千人・濱田靖夫・田中清裕・原賀久人・赤松克志

80

記70

寮6。

讐・・

§4。

薯30

 20

≡き:器;

        ズ 

隔ソζ:晶帯

 __一_=BB胃36

 一:BB524

 一・一:BB 12

N胃2960rpm   Zコ1.Om BDロ37       (Faτ field)・

δD甥0・7mm    Dし冒0・15mm ξ冒35。  τo胃100mm      ri=70mm      nmax−point        美

     礁。

    Σ 嵐

      響

 う1.O

 J 器  ●3

Φ ・「4

』旧0,8

コ 旧 の Φ の Oω u

0.6 一:Calculaヒed

O3Measured

ND−Fan        δD=0.7mm Without blade,N=3000rpm

(・)δrO.7。m BDロ37●

    妬1呈=189監m

、0.1 O

0

   0。04 0.1 2 34681  234 6810,

     68      

       Frequency,f  kHz Fig.9Measured spectrum density distribution of    fan noise(Effects of number of blades).

響を3種類の翼枚数について示したものである.Fig.

9中の破線,一点鎖線および実線はそれぞれ翼枚数Bβ が36,12枚および24枚の結果である.なお,実験時の 回転数は2960rpmである.全帯域騒音[SP乙(L)]はβ βが36枚と24枚とでは大差ないが,12枚になると24枚に 比べ3db減少しており,翼枚数に比例していることが 判る.Bβが36枚と24枚とでは大差ない理由はFig.5に 示したように後者に比べ前者が多少相対速度が低くな るほか,翼問の通路幅が狭くなり,翼同士が干渉し,

音源の数が24枚と36枚とではほぼ同一となることが推 測きれる.0.4〜0.6kHzに盛り上がりが見られる騒音 は翼無し多層円板ファン2)との比較から翼後縁から放 出される渦によるものと考える.

 1.0 員。・8

u

0 1      ・2      3   F1・wrat・,Q m31min

4

露.H 謡遣。.6

$8 占u  O.4

0。2

    MD−Fan      δD需1.4mm      Without blade, N留3000rpm

\玉垣●㎞ili;i㍗

    、(孔z

−3Calculated

O =Measured o

  1.0  ミ  握。.8

ω壱

ね じバづ旧 0.6

切 殉 切 ① ゆ  くコ

ト電u O.4

1      2      3   F1・耽at・,q m3!min

4

0.2

00

  }1D−Fan   (c) δD=2。8mm

   Without blade

謙忽 す:1:1:i乱

   0       τi富70㎜

・r、.,一:こ♀〈・

N=3000・pm・O BD=11     ●Z

1      2      3   Flow raヒe,Q  駐i3!min

4

Fig.10 Effects of gap of two disks on pressure     coefficient.

5.4 実験値と予測値との比較 5.4.1 圧力係数

 本研究では圧力係数としてψ=2gH。/π。2を用いて算 出した.Fig.10(a)〜(c)は翼無し羽根車の圧力係数に 及ぼす円板間隔δDの影響を流量について示したもので ある.喪中の○印は実験値を,太い実践は式(1),(2),

(3)および式(6)式から得られる理論値を連ねた線を,

細い実線は±0.1平行移動した線である.この図からδD が0。7mmの場合は理論値と実験値は±0.1以内の精度 でよく一致しているが,これよりδDが大きくなると最 大流量点近傍と締切点近傍で実験値が理論値より多少 精度が低下する傾向が見られる.円板外径が155mm 以上のファンではいずれも理論値と実験値は精度よく 一致している10)ことを考慮すれば,半径方向距離が 20δD以上の場合には精度良い予測ができることを示唆

している.

 Fig.11はスパン長さδDが0.7mmの翼付き多層円板 ファンの圧力係数の実験値と式(1)〜式(7)から得られ

  1.0  う 0。9  9 ㌣1

ω uO.8

」 刷 コ 旧 艦。 ㎏ 切 Φ① 00.7 闘 o   0.6

0.5

         BMD−Fan   δD=0.7mm         Br24 エ。=100㎜

     0  ・軌、・i…mm          O

      o       O

_:Calculated  、0.ユ 0・Mea8u.ed N=3000叩m        BD胃37

      1     2      3      4       Flow raヒe,q  m3!min Fig.11 Comparison of experimental value of pres−

    sure coefficient with predicted value by the     equation(5).

る理論値とを比較したものである.理論値と実験値と は流量が変化してもよく合うことが判る.

 Fig.12は本研究で用いたδDが0.7mmの全ての羽根 車について圧力係数の実験値と理論値とを比較したも

(7)

1.0

3  0.9

5

ヤセ β冨。・8 遙冨

8画 調。・7 労e 馨。.6

0.5

B}m−Fan δD讐0.7mm BB=12,24,36 BD=37 ro砦100㎜

ri羅50,70,80m N=3000rpm

8

 〜φ●

0

.gQ〜

  ♪

0=With blade

●2Without blade   0.4

   0.4  0.5  0.6  0。7  0●8  0。9  1●O          Pre88周目e coefficien亡,ψ       (Measured)

Fig.12 Comparison of experimental value of pres−

    sure coefficient with predicted value by the     equation(1)or the equation(5).

ので○印は実験点を,45。の太い実線は理論値と実験値 とが一致していることを,細い実線はこれより±0.1平 行移動した線を示している.この結果より,δDが0.7 mmの場合に限れば,本研究で誘導した理論式を用い れば圧力係数が±0.1の精度以内で予測できることが

判る.

5.4.2 乱流騒音

 本研究では乱流騒音の予測を目的にしているので,

騒音のスペクトル分布において離散周波数騒音が発生 している場合には全帯域騒音エネルギーから離散周波 数騒音のエネルギーを差し引いたものを乱流騒音の実 験値とした.Fig.13(a)〜(c)は翼付き多層円板ファン 騒音の流量特性を示したもので,それぞれδD=0.7mm,

1.4mm,2.8mmの結果である.図中の太い実線は予測 値を連ねたもので,細い実線はこれより±2dB平行移 動したものである.○印は実験値である.これらの図 から流量が大なるに従い相対速度が増加するため,騒 音レベルは高くなること,実験値と予測値とはいつれ の場合にも±2dB以内の精度で一致すること,などが 判る.この結果は,式(10)を用いれば,翼付き多層円 板ファン騒音を精度良く予測できることを示唆してい

る.

 Fig.14(a)〜(c)は翼付き多層円板ファンについて翼 枚数Bβが乱流騒音に与える影響を示したものである.

式(9)で示されるように音響出力は相対速度W,後流 の幅D,翼枚数Bβの影響を受けるため,厳密にはこれ らが影響しあった形が音圧レベルに表われることにな るが,WやDは翼枚数による影響は小さいので,主と

 鶏75 11::

むり8 60

55

一・C・1・・1・t・d  (・)δD・9・7mm

OMeagured

  δD讐0・7mm r。冒100mmξ留350   BD留37      ri=70mm

  75  亀  日709窃

房詳 切 oω》65 鼠3 寒6・

8

1 2      3      4

  F1・wr8te,q m3/min

550

        (b) δD蟹1.4mm

−3Calculaヒed

    N留3000rpm   BD讐21  ξ胃350

    BB讐24  ro冒100mm rr70mm

1

  75

 尾1    _2Calcu1εlted

 μ700州e剛r・d

コ づ

鴇理65

碧・・㍊0「pm

8     BD聴11   55   0      1

2     3     4 F1・wrat・,9 m3何・

        (c) δD胃2.8mm

        あ・

ro謹100mm  ξ智350 r1胃70mm

2     3     4  F1。wrate,q m3!m五n

Fig.13 Effects of span on sound pressure leve1.

して翼枚数のみの影響と考えてよい.実験値と予測値 はほぼ±2dB以内の精度で一致しているが, Bβ=36の 場合は他のものに比較して予測精度が多少低下してい る.これは前節で述べたように翼通路幅が狭くなり後 流同士の干渉によって翼1枚当たり1個の後流ができ なかったためと考えることができる.

 Fig.15は翼付き多層円板ファンの音圧レベルにつ いて実験値と予測値との比較を行ったものである.45。

の実線は実験値と予測値とが一致していることを表し ている.細い実線は太い実線を±2dB平行移動させた ものを表している.実験値と予測値とは±2dB以内の 精度で一致していることより,本研究で誘導した翼付

き多層円板ファンの乱流騒音の予測式は妥当なものと 思われる.

(8)

116 児玉好雄・林秀千人・濱田靖夫・田中清裕・原賀久人・赤松克志

  75 零.,

 寓70 巴臓 鍔需 器猛65 拭H

8・

60

55

       (o)B后密12

−2Calculaヒed      N冒3000rpm

O,M。。8ured   δD・0・7m・

      BD冒37 ξ盟35・   ・  「・題100mm

 75

,」 70

憲65

1 2      3      4

  F1・wraヒe,q m3!min

9

8 60

uり

55

一3Ca1・ulaヒed  (b)BB=24 0Neasured

N=3000rpm

      十2dB

  δD〒0・7・m …100mmξ・35ρ   BD237      riヨ70mm

 口75 ℃

ω卜」

P幽 70

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1 2      3     』4

  F1・wrate,Q m3!min  BMD−Fan ・ (c)BB箆36

 Br36, N盟3000rpm

聯一」)つで

       δD讐0.7mm  ξ鶉350

−3C81culated      BD暮37 0 :Meagured        ro碧100mm

・       . rr70mm    55

      1      2      」      4        F1・wr8t。,q論3/mi。

Fig.14 Effects of number of blades on sound pres−

    sure leve1.

6.結   論

 本研究では翼付き多層円板ファンに関して,翼スパ ンと翼枚数,羽根車内径,翼取付角がファンの圧力係 数および乱流騒音に与える影響を実験的に調べると≧

もにそれらの理論式の誘導を行い,式の妥当性を検討 した.その結果,次の結論を得た.

 (1)スパン長さが短いほど全圧ヘッド上昇は大きく,

最高効率はスパン長さが長い方が高い.本実験範囲で は,騒音レベルはスパン長さが0.7mmの羽根車が一

番低い.

 (2)翼枚数24枚の羽根車が全圧効率,全圧ヘッド,

最大流量とも若干高く,12枚と36枚では大差ない.騒 音レベルはほぼ全流量域で翼枚数12枚の羽根車が2 dB程度低いが,24枚と36枚とでは差はない.したがっ て,翼枚数があまり多くなると翼同士の干渉が生じる ため音響出力は翼枚数に比例しなくなる.

 (3)翼の取付角が大なるにつれて相対速度が低下す るので乱流騒音は低くなる.

 (4)羽根車内径が相対速度や騒音に及ぼす影響は小

さい.

 (5)翼スパンが0.7mmに限定すれば,圧力係数の 予測式(5)は±0.1以内の精度で圧力係数を予測するこ

とができる.

 (6)乱流騒音の予測式(10)を用いれば,本実験範囲 内では騒音に及ぼす因子を大幅に変えても,乱流騒音 を±2dB以内の精度で予測することができる.

 おわりに本研究に協力された長崎大学大学院生の筒 井丈雄,学部学生の肥喜里邦彦,寳谷謙之の諸氏に謝 意を表す.

零 70

筍(

H冨調

①H65石茸

巴s

0◎8 60

55

BMD−Fan

δD冒0.7,1.4,2.8㎜

EB=12,24,36 BD=11,21,37 ro=100mm

高三;ll臨 魂

88

Q O

03Data polnt

   55         60         65         70

      Sound pre8sure leve1,SPI、 dB       (Mea8ured)

Fig.15 Comparison of experimental value of     sound pressure Ievel of fan noise with     predicted value by the equation(10).

         参考文献

1)Tyler, J. M. and Sofrin, T. G., SAE. Trans.,70   (1962),309.

2)濱田・ほか5名,機i論,59−567,B(1993),3422.

3)濱田・ほか5名,機論,59−567,B(1993),3430.

4)Clark, L. T., Trans. ASME, Ser. A,93−4(1971),

  366.

5)Mugridge, B. D., J. Sound Vib.,16−4(1971),593.

6)深野・ほか2名,機論,41−345(1975),1479.

7)深野・ほか2名,機論,43−375(1977),4168.

8)深野・ほか2名,機論,51−468,B(1985),820.

9)児玉・ほか3名,機論,55−518,B(1989),3096.

10)児玉・ほか4名,機講論,No.938−3(1993)374.

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