-1-
調 剤 内 規
保険薬局向け
(2015年9月)
京都府立医科大学附属病院 薬剤部
-2-
処方せん記載方法
・内服薬は、1日量と投与日数を指示する
・頓服薬(内服薬)は、1回量と回数を指示する
・隔日服用は、服用実日数を指示する
・外用剤は、一部を除き総量を指示する
例外:フランドルテープ、ボルタレン坐薬など <院外処方箋を発行する上での取り決め事項> ●疑義照会 処方内容についての確認:各診察場(連絡先:代表251-5111 受付時間9:00~17:00) 調剤方法についての確認:薬剤部(連絡先:251-5865 FAX:251-5859 受付時間8:30~20:00) 保険内容についての確認:医療サービス課(連絡先:代表251-5111 受付時間8:30~17:00) ●トレーシングレポート 緊急性を要さない剤形変更等の処方提案、服薬アドヒアランスに関する報告等: 医薬品情報室E-mail:[email protected]★調剤過誤が発生した場合は、直ちに処方医及び薬剤部に連絡してください。
-3-
内用薬
Ⅰ.散剤に関する事項
1.薬を処方する時は、mg(μg)は原末量、gは製品量を指示する。 2.賦形に関すること (1) 賦形剤について 賦形には、「EFC乳糖」を使用する。 例外:イスコチン錠粉砕、ミルラクト・ガランターゼ、乳糖不耐性患者にはデンプンで賦形する。 (2) 賦形量について 大人、小人、頓服の別なく1包0.3gまで賦形する。 ※ただし、NICU病棟に入院中は1包0.1gまで賦形する。 (3) 賦形しない場合 顆粒剤(ホスリボン顆粒は除く)、ドライシロップ、酸化マグネシウム、パンビタン、炭酸水素ナトリ ウム 3. 錠剤粉砕に関すること (1) 粉砕指示、経管注入指示に基づき粉砕する。 (2) 粉砕可能な薬剤を対象とする。 ① 粉砕後の安定性が確保されている薬剤は、処方通りの薬剤を粉砕調剤する。 ② ベラプロストNa錠20μg「サワイ」の粉砕は安定性が確認されている28日分までとする。 ③ 腸溶性または徐放性顆粒を含むカプセル剤は、脱カプセルし、顆粒は粉砕しない。 ④ 即効・徐放顆粒が混ざっているカプセルは薬剤部で脱カプセルせず、服用時ごとに脱カプセルする。 ⑤ 腸溶製剤:腸ろうから投与される場合のみ粉砕する。 ⑥ 錠剤粉砕時の保管方法添付カードは、14日分以上の場合に入れる。 (3) 粉砕しない薬剤 腸溶製剤、徐放製剤、細胞毒性のある薬剤(抗悪性腫瘍剤等一覧表ランクⅠ・Ⅱ)、口腔内崩壊錠、粉 砕後の安定性が悪いもの、チュアブル錠、マグミット錠・エチゾラム錠0.5㎎「EMEC」は粉砕しな い。 4.注意を要する倍散の使用基準 カフェイン(臨時購入)は10倍散(予製)を用いる。(原末と取り違えないこと!) ジゴシンは10000倍散(予製)を用いる。 5. 分包紙の表示に関すること 薬品名、1回量を印字する。 1回量は小数点第3位まで表示、第4位を四捨五入する。 6. 組合せ散剤および市販ヒート・予製ヒートの取り扱いに関すること (1)下記の薬品は処方の内容に関係なく別包とする。 ① 市販ヒート(市販ヒートしかないものは、脱包装したときも別包) ② 酸化マグネシウム ③ ビタミンC含有製剤(シナール顆粒、ハイシー顆粒、パンビタン末) ④ エクセグラン細粒、セレニカR顆粒、アレジオンドライシロップ、ピラマイド、-4- クラリシッドDS10%小児用、レボフロキサシン細粒10% 、タミフルドライシロップ、 ⑤ ビオラクチス散(冷所保存) ⑥ イスコチン錠及びバイアスピリン錠粉砕時 (2)市販ヒートの脱包装 ① ソリタT3顆粒、エレンタールは原則脱包装しない。 ② ホスリボン顆粒は吸湿性のため脱包装しない。(入院中は分包する。(最大28日 まで)吸湿注意、 乾燥剤を入れる。) ③ 脱包装したときは別包とし1回分を1包に分包する。 例:六君子湯 3.3包分3→1.1包分を1包に分包 ④ ③の例外:プログラフ顆粒・モルぺス細粒 プログラフ顆粒・モルぺス細粒の調剤において、1回服用量が1包以上で端数が生じる場合の取り扱いは、 次の例のとおりとする。 (例)Rp プログラフ顆粒 2.5包 分2 1日分 ・2包は、ヒート包装品で計数調剤し、端数となる0.5包を脱包装し散剤調剤する。
-5-
Ⅱ.計数調剤、錠剤一包化等に関する事項
1. 錠剤・カプセル剤 (1) 指示通りの剤形を調剤する。 (2) 同一処方内において、服用時間で錠数が異なるときは服用方法を指示する。 (3) 半錠指示の場合は分包する。(半錠可能な薬剤を対象とする) 2. 錠剤一包化 錠剤一包化の指示に基づき薬剤を一包化する。 (1)但し、次の薬剤は一包化せず、PTP包装により調剤する。 ① 吸湿性が特に強いか、光に特に不安定な薬剤 ② 免疫抑制剤(ネオーラル、プログラフ、グラセプター、イムラン、セルセプト、サーティカン)(ただ し、イムラン半錠は単独投与とし、細胞毒性用分包機で一包化する。) ③ 取り扱いに注意を要する抗悪性腫瘍剤等のランクⅠ~Ⅳ(次ページ参照) 但し、ランクⅠ・Ⅱ:バラ錠・半錠は単独で細胞毒性用分包機で一包化する。 ランクⅢ・Ⅳ:ゼフィックス・パーセリン・バラクルード・レベトールは自動錠剤分包機で一包化 する。 (2)リマプロストアルファデクス5μg、アスパラカリウム錠300㎎を一包化した場合は、吸湿注意等の説明 をする。 (3)シュアポスト錠の半錠は、総数の端数のみ分包し、吸湿注意等の説明をする。 (4)レナデックス錠の半錠は、単独で一包化する。 (5)イグザレルト錠はアダラートL10mg錠と酷似しているので分包しない。(安全対策上の配慮) 3. 説明書添付 糖尿病薬、その他メーカーが提供するもの 4. 保存袋添付 カバサール-6- 内 服 剤 外 用 剤 [臨時]5-FUドライシロップ5%協和(50mg/g) 5-FU軟膏5%協和(5%/5g) 5-FU錠50協和(50mg) アルケラン錠(2mg) 【イムラン錠(50mg)】 [臨時]インライタ錠(1mg、5mg) エストラサイトカプセル156.7mg (140mg) エンドキサン錠(50mg) サレドカプセル(50mg、100mg) [臨時]チオデロンカプセル(5mg) 【チガソンカプセル(10mg)】 ティーエスワン配合OD錠T20 ティーエスワン配合OD錠T25 [臨時]ティーエスワン配合顆粒 テモダールカプセル(20mg、100mg) [臨時]ネクサバール錠(200mg) ノルバデックス錠(20mg) ハイドレアカプセル(500mg) ヒスロンH錠(200mg) フェアストン錠(40mg、60mg) フェマーラ錠(2.5㎎) [臨時]フルダラ錠(10mg) フルツロンカプセル(200mg) [臨時]塩酸プロカルバジンカプセル50mg「中外」(50mg) [臨時]ペラゾリン細粒(400㎎/0.5g、800㎎/1g) [臨時]マブリン散(1%) メソトレキセート錠 (2.5mg) ユーエフティE配合顆粒T150 ユーエフティE配合顆粒T200 ユーエフティ配合カプセルT100 【リウマトレックスカプセル(2mg)】 レブラミドカプセル5mg ロイケリン散 (10%) [臨時]アフィニトール錠(5mg) [臨時]ブレオS軟膏 [臨時]アムノレイク錠(2mg) カソデックスOD錠(80mg) グリベック錠(100mg) [臨時]スタラシドカプセル(100mg) [臨時]スチバーガ錠(40mg) [臨時]スプリセル錠(20mg、50mg) [臨時]スーテントカプセル(12.5mg) ゼローダ錠(300mg) [臨時]ゾリンザカプセル(100mg) プロスタール錠25(25mg) ベサノイドカプセル(10mg) 【メタライト250カプセル(250mg)】 ラステットSカプセル(25mg、50mg) アリミデックス錠(1mg) イレッサ錠(250mg) [臨時]オダイン錠(125mg) クレスチン 【ゼフィックス錠(100mg)】 タイケルブ錠(250mg) [臨時]タシグナカプセル(200mg) [臨時]タルセバ錠(100mg、150mg) [臨時]パーセリン錠 【バラクルード錠(0.5mg)】 ベスタチンカプセル(30㎎) 【レベトールカプセル(200mg)】 アロマシン錠(25mg) イムシスト膀注用(81mg) [臨時]オペプリム(500mg) [臨時]イムノブラダー膀注用 Ⅲ 変異原性、催奇形性、胎児毒性または発がん性が 極めて低いか、認められていないもの Ⅳ 変異原性試験、催奇形性試験または発がん性試験が 実施されていないか、結果が示されていないもの ※抗悪性腫瘍の院内取扱い指針 抗がん剤調製マニュアル 改変 Ⅰ ①毒薬指定となっているもの②ヒトで催奇形性または発がん性が報告されている もの ③ヒトで催奇形性または発がん性が疑われるもの 上記のいずれかに該当するもの Ⅱ ①動物実験において催奇形性、胎児毒性または発 がん性が報告されているもの
②動物において変異原性(in vivoあるいはin vitro) が報告されているもの 上記のいずれかに該当し、Ⅰに該当しないもの 取り扱いに注意を要する抗悪性腫瘍剤等一覧表 次に示すものは本院で採用されている取り扱いに注意を要する抗悪性腫瘍剤等の一覧表である。 取り扱う上での注意度別(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)に分類し、それぞれの薬剤の剤形と含量を示している。 ランク 判 定 基 準 該 当 薬 剤 名
-7-
Ⅲ.水剤に関する事項
1. 水剤は原則として、7日以内のものは混合希釈して調製し、一線宛とする。 加水時には、横線の一番上の線に下向きの矢印(↓)を記載する。 但し、単独で7日を超える場合は、7日までは一線宛で調製し、7日を超える日数分は原 液で秤量して他の同容量の水薬瓶に入れ、患者には必要量を加水してから服用するよう 指導する。 2.瓶の選択 (1)小児の場合 1~ 9回 30mLビン 3日9線 10~15回 60mLビン 5日15線 16~21 回 100mL ビン 7日 21 線 原液の総量が、上記を超える場合は、できる限り液量が少なくなるように瓶及び 目盛りを選んで調剤する。 (2)大人の場合 1~6回 100mLビン 2日6線 7~12回 200mLビン 4日12線 13~21回 300mLビン 7日21線 22~30 回 300mL ビン 10 日 30 線 3.以下の薬品は単独原液投与を原則とする。 (1回 mL宛のラベルを使用し、投与日数は保険で認められた範囲内とする。) アルファロール液、アルロイドG、イソバイド、イトリゾール内用液、 インクレミンシロップ、ガスコンドロップ、ケイツーシロップ、 セルシンシロップ、デパケンシロップ、ポンタールシロップ. トリクロリールシロップ、フェノバールエリキシル、ハリゾンシロップ、 ピアーレシロップ、リスペリドン内用液、 矯味の為の単シロップ、 単独処方のリンデロンシロップ、単独処方のデカドロンエリキシル 4. mL宛の場合はすべて、1回量を量り取れる計量カップもしくはスポイドを添付する。 5.1回量が割り切れない場合は、小数点第2位まで記載する。-8-