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東京都の現状 と 化学物質適正管理制度

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Academic year: 2022

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(1)

1

東京都の現状 と

化学物質適正管理制度

東京都 環境局 環境改善部 化学物質対策課

平成23年度 VOC 対策セミナー

(2)

2

東京都のVOC対策の現状

(3)

3

光化学オキシダントの発生

光化学スモッグ発生時

通常時

《健康影響》

・目や喉への刺激

・呼吸が苦しい

・めまい、頭痛

都庁舎からの眺望

(4)

4

東京都の大気環境基準達成率の変化

二酸化窒素

(NO2)

二酸化硫黄

(SO2)

浮遊粒子状 物質(SPM)

一酸化炭素

(CO)

オキシダント

(Ox)

1973 年度 49 % 30 % 0 % 84 % 0 %

2009 年度 95 % 100 % 100 % 100 % 0 %

オキシダント濃度の高濃度化・広域化

(5)

都内の光化学スモッグ注意報の発令日数

0 5 10 15 20 25

H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

意報

0 100 200 300 400 500

害届

注意報発令日数 (日)

被害届出数 (人)

増加

光化学スモッグ注意報 月別発令状況

(平成12~22年平均値)

0 1 2 3 4 5 6 7 8

4月 5月 6月 7月 8月 9月

光化学ス注意報発令数(日)

年別注意報発令日数

月別注意報発令日数

特に、夏季の対策が重要!

発令日数は増加傾向

(6)

高濃度のオキシダントの出現日数を 効果的に減少

東京都のVOC対策の目標

東京都のVOC対策の目標

・平成22年度までに、蒸発系固定発生源からの 排出量を平成12年度比で30%以上削減

・平成28年までに光化学スモッグ注意報発令日

を0日とする。

(7)

7

都内における蒸発系固定発生源からのVOC排出量

(平成17年度)

平成 12 年度 94,100 t

平成 17 年度 82,100 t 13% 削減

金属表面 処理 2,400

3%

給 油 11,100

14%

クリーニング 9,700

12%

印 刷 18,900

23%

塗 装 37,300

45%

その他 2,700

3%

屋外 中小

中小

中小

中小 中小

大防法

 H17年度 82,100 t/年

23,800t/年 29%

屋外塗装の排出量 屋外塗装

23,800t/年 29%

都内のVOC排出の現状

大防法

(8)

東京都環境確保条例 有害ガス排出基準( VOC 成分)

規制対象物質 基準値 (mg/m3N)

規制対象物質 基準値

(mg/m3N)

3 ホルムアルデヒド 70 28 メタノール

これらの 合計が

800 5 アクロレイン 10 29 イソアミルアルコール

7-2 (臭化メチル) 200 30 イソプロピルアルコール

9 フェノール 200 31 アセトン

13 ピリジン 40 32 メチルエチルケトン

14 スチレン 200 33 メチルイソブチルケトン 200

15 エチレン 300 34 ベンゼン 100

16 二硫化炭素 100 35 トルエン 200

17 クロルピクリン 40 36 キシレン

18 ジクロロメタン 200 37 トリクロロエチレン 300 19 1,2-ジクロロエタン 200 38 テトラクロロエチレン 300

20 クロロホルム 200 39 酢酸メチル

21 塩化ビニルモノマー 100 40 酢酸エチル

22 酸化エチレン 90 41 酢酸ブチル

42 ヘキサン 200

(9)

9

適正管理 化学物質

(条例)

1 アクロレイン 30 水銀及びその化合物

2 アセトン 31 スチレン

3 イソアミルアルコール 32 セレン及びその化合物

4 イソプロピルアルコール 33 チウラム

5 エチレン 34 チオベンカルブ

6 塩化スルホン酸 35 テトラクロロエチレン

7 塩化ビニルモノマー 36 1,1,1-トリクロロエタン

8 塩酸 37 1,1,2-トリクロロエタン

9 塩素 38 トリクロロエチレン

10 カドミウム及びその化合物 39 トルエン

11 キシレン 40 鉛及びその化合物

12 クロム及び三価クロム化合物 41 ニッケル

13 六価クロム化合物 42 ニッケル化合物

14 クロルピクリン 43 二硫化炭素

15 クロロホルム 44 砒素及びその無機化合物

16 酢酸エチル 45 PCB

17 酢酸ブチル 46 ピリジン

18 酢酸メチル 47 フェノール

19 酸化エチレン 48 ふっ化水素及びその水溶性塩

20 シアン化合物(錯塩及びシアン酸塩を除く無機シアン 化合物)

49 ヘキサン

21 四塩化炭素 50 ベンゼン

22 1,2-ジクロロエタン 51 ホルムアルデヒド 23 1,1-ジクロロエチレン 52 マンガン及びその化合物 24 シス-1,2-ジクロロエチレン 53 メタノール

25 1,3-ジクロロプロペン 54 メチルイソブチルケトン

26 ジクロロメタン 55 メチルエチルケトン

27 シマジン 56 有機燐化合物(EPNに限る。)

28 臭素化合物(臭化メチルに限る。) 57 硫酸

29 硝酸 58 ほう素及びその化合物

(10)

10 従業員数規模別排出量

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000

14 15 16 17 18 19 20 21 (年度) (トン/年)

20人以下 21~50人 51~100人 101~300

301人以上

従業員数規模別排出量

都内の化学物質排出量の現状

※ 環境確保条例

印刷業

0 250 500 750 1,000 1,250 1,500 1,750 2,000 2,250 2,500 2,750 3,000 3,250 3,500

14 15 16 17 18 19 20 21 (年度)

(トン/年)

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280

平成 14 年度より連続して減少

VOC排出率 トリクロロエチレン キシレン

メタノール

イソプロピルアルコール トルエン

酢酸ブチル 酢酸エチル

テトラクロロエチレン ジクロロメタン メチルエチルケトン その他

印刷業物質別排出量

適正管理化学物質:58物質

(%)

平成21年度 排出量第1位 659トン(20%)

(11)

11

東京都の取組 自主的取組の推進

工場における自主的取組への技術支援

●VOC対策ガイド(工場内編)の作成

●VOC対策アドバイザーの派遣

●区市におけるVOC施策の支援

●セミナー開催によるVOC抑制策の普及

低VOC製品の普及・啓発

●VOC対策ガイド(屋外塗装編)の作成

●業界との協力による低VOC塗装の普及

●公共部門での低VOC製品優先使用

(12)

12

• 塗装、印刷、金属表面処理、クリーニング の4分野を対象。

• VOC排出抑制策を、工程改 善、原材料転換、処理装置の 導入に分けて解説。

• 中小事業者が導入しやすい 抑制策を中心に掲載。

• 概ねのVOC削減効果やコス ト等を提示。

取組① VOC対策ガイド(工場内編)による

排出事業者の自主的取組の促進

(13)

13

取組② VOC対策アドバイザーの無料派遣

②派遣決定

④成果報告

⑤再派遣

(効果確認)

(14)

14

アドバイザーの指導により、溶剤(

IPA

)の使用量を前年比で

50

%削減しまし た(平成

19

年度

4.9

トン⇒平成

20

年度

2.4

トン)。使用後のウエスを蓋付き容 器に収納する等で、現場環境の臭いもほとんどしなくなりました。

(

印刷業)

過剰換気であることが分かりましたが、様々な換気条件で溶剤濃度を測定して いただき、ほぼ適正換気に是正できました。 (金属洗浄業(めっき等))

現状のVOC濃度を認識することができ、薬品やインキの蓋を必ず閉める等、

現場の意識向上につながりました。また、廃インキ回収業者の見直しにつな がり、大幅なコストダウンができました。 (印刷業)

現状のVOC濃度を認識することができ、

VOC

排出量は、あまり多くないこ とが分かりました。専門家にみてもらうことで安心できました。 (塗装業)

これまで、各種溶剤が環境に与える影響が分かりませんでしたが、アドバイ ザーから一つ一つ丁寧にアドバイスをいただき、溶剤に対する管理がいかに

大切か教えていただきました。 (印刷業)

使用していた脱臭剤では、逆に臭気指数の数値を上げることが判明しました。

脱臭剤の変更か、別の処理を検討するきっかけとなりました。

(プリント基板製造業)

派遣先事業者の声

(15)

15

・エコアクション21 地域事務局東京 http://www14.plala.or.jp/jaec/

☎03-5471-0095

・エコアクション21 地域事務局東京中央 http://www. eco-action21-tokyo.com

☎03-3392-5231

・エコアクション21地域事務局東京都中小企業団体中央会 http://www.tokyochuokai.or.jp/ea/ea_main.html

☎03-3542-0386

VOC対策の自主的取組として活用できる仕組み

エコアクション21

(16)

16

化学物質の適正管理制度

(17)

17

化学物質の適正管理制度(条例)

1 工場・指定作業場である。

2 対象58物質を使用。

3 年間100kg 以上使っている。

(各対象物質ごと)

年 1回化学物質の使用量等

を報告する

(区・市役所へ)

都内の化学物質使用量等を 集計・公表する

(東京都)

届出 報告

(18)

18

使用量・方法書の届出について

管理方法書

(第 29 号様式(第 52 条関係))

使用量等報告書

(第 28 号様式(第 51 条関係))

作成は、使用量等の報告の条件に 該当するすべての事業所

「届出要件」

・58物質(適正管理化学物質)

・年間使用量 100kg以上

・工場・指定作業場 人数の要件はなし

提出時期:前年度の把握に対して 41 日~ 630

提出先:事業所のある区市役所 多摩環境事務所(町村)

「届出要件」

・事業所の正社員が21人以上 の場合は届出義務がある

・内容に変更があった場合は 再提出する

提出時期:作成後早めに

変更があった場合はその都度 提出先:事業所のある区市役所

多摩環境事務所(町村)

(19)

19

化学物質管理方法書

化学物質の取扱工程の内容

管 理 方 法 書

化学物質の排出防止設備等 の内容と保守管理

化学物質の排出状況の 監視の方法

化学物質の使用量等の 把握の方法

化学物質の使用合理化等

排出削減等に関する取組方法 その他の管理方法

平成17年度よりVOC管理計画の策定が必要

記載例:印刷ユニットの密封化によりインキに含まれるトルエン、

キシレンを平成○○年度までに○%削減(平成○○年度比)

(20)

20

化学物質管理方法書

事 故 時 の 対 応

事故・災害の防止対策の内容 事故処理マニュアルとその内 容

化学物質の貯蔵施設の容量 管

理 組 織

従業員教育の内容及び実施の 方法

記載例は、「業種別届出の手引き」をご覧ください。

(印刷・塗装・めっき・クリーニング・ガソリンスタンド)

(21)

21

 作業環境の改善

 原材料費の削減

 廃液、廃棄物処理費の削減

 溶剤保管場所の縮小⇒少量危険物倉庫の廃止

 化学物質の適正管理・土壌汚染対策

 その他(各種認定・EMSの取得、社会的な貢献等)

対策効果

 従業員の健康被害

原材料費高騰時の経営圧迫

 悪臭等近隣住民とのトラブル

 その他(溶剤による火災、土壌汚染の発生等)

対策を取らないリスクの例

VOC対策のメリット

(22)

22

ホームページアドレス

ご清聴ありがとうございました。

東京都のVOC対策

http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/air/air_pollution/

voc/index.html

東京都 VOC 対策 ウェブ検索

※以下の方法でも検索可能です。

化学物質適正管理制度

http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/chemical/chemical/

control/index.html

東京都 適正管理 ウェブ検索

参照

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