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(1)

DatacloningWizard for Workstation

V5.0 L30

ユーザーズガイド

本書の構成

本書をお読みになる前に

安全にお使いいただくための注意事項や、本書の表記について説明しています。

必ずお読みください。

1 章 DatacloningWizard とは

DatacloningWizard の概要について説明します。

2 章 DatacloningWizard の CD 起動での操作

DatacloningWizard の CD で CD 起動した場合の操作について説明します。

3 章 DatacloningWizard 起動用フロッピーによる操作

「DatacloningWizard 起動用フロッピー」を使用する操作について説明します。

付 録

バックアップイメージファイルの変換操作やファイルシステムの詳細について

説明しています。必要に応じてご覧ください。

(2)

この度は、本製品をお買い求めいただきまして、誠にありがとうございます。

本書では、DatacloningWizard for Workstation V5.0L30(以降 DatacloningWizard と記載します。)

を使用して、ハードディスク単位、またはパーティション(ドライブ)単位でバックアップ

/リストア(復元)する方法、およびコピーする方法について説明しています。

2009 年 9 月

■ 商標

Microsoft、Windows、MS、MS-DOS、Windows Server、Windows Vista は、米国 Microsoft Corporation の米国および その他の国における登録商標または商標です。

SystemcastWizard、DatacloningWizard は富士通株式会社の登録商標です。 その他の各製品名は、各社の商標、または登録商標です。

その他の各製品は、各社の著作物です。 Copyright FUJITSU LIMITED 2009

画面の使用に際して米国Microsoft Corporation の許諾を得ています。

本製品のハイセイフティ用途での使用について

本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業用等の一般的用途を想定して設計・製造されているものであり、原 子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための 医療器具、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場 合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう設計・製造さ れたものではございません。お客様は、当該ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を施すことなく、本製品を使 用しないでください。ハイセイフティ用途に使用される場合は、弊社の担当営業までご相談ください。

(3)

■ 本文中の記号

本文中に記載されている記号には、次のような意味があります。

■ キーの表記と操作方法

本文中のキーの表記は、キーボードに書かれているすべての文字を記述するのではなく、説

明に必要な文字を次のように記述しています。

例:

【Ctrl】キー、【Enter】キー、【→】キーなど

また、複数のキーを同時に押す場合には、次のように「+」でつないで表記しています。

例:

【Ctrl】+【F3】キー、【Shift】+【↑】キーなど

■ コマンド入力(キー入力)

本文中では、コマンド入力を次のように表記しています。

• 上記↑箇所のように、文字間隔を空けて表記している部分は、【Space】キーを 1 回押して

ください。

• コマンド入力について、英小文字で表記していますが、Windows で操作する場合には、英

大文字で入力しても構いません。

• ご使用の環境によって、「¥」が「\」と表示される場合があります。

• CD/DVD ドライブのドライブ名を、[CD/DVD ドライブ]で表記しています。入力の際は、

お使いの環境に合わせて、ドライブ名を入力してください。

例:

[CD/DVD ドライブ]:¥setup.exe

表:本文中の記号 記号 意味 お使いになる際の注意点や、してはいけないことを記述しています。必ず お読みください。 ハードウェアやソフトウェアを正しく動作させるために必要なことが書い てあります。必ずお読みください。 ( → P.xx) 参照先のページを示しています。クリックすると該当ページへ移動します。

(4)

本文中の製品名称を、次のように略して表記します。

参考情報

本書で説明する事項以外で、参考となる情報や留意事項は、

「ソフトウェア説明書」に記載さ

れています。本製品をお使いになる前に、必ずお読みください。

「ソフトウェア説明書」は、本製品の

CD-ROM のルートディレクトリに "README.TXT" と

して格納されています。テキストエディタなどで開いてお読みください。

表:製品の呼び方 製品名称 本文中の表記

DatacloningWizard for Workstation V5.0L30 本製品、またはDatacloningWizard Microsoft® Windows® 95 Operating System Windows 95

Windows Microsoft® Windows® 98 Operating System Windows 98

Microsoft® Windows® Millennium Edition Windows Me

Microsoft® Windows® 2000 Professional Windows 2000

Microsoft® Windows® XP Professional Microsoft® Windows® XP Home

Microsoft® Windows® XP Professional x64 Edition

Windows XP

Windows Vista® Business

Windows Vista® Business (64-bit)

Windows Vista® Enterprise Windows Vista® Home Basic

Windows Vista

Windows 7® Home Premium Windows 7® Professional

Windows 7® Enterprise

Windows 7

Microsoft® Windows NT® Workstation Operating System Version 3.51 Windows NT 3.51 Microsoft® Windows NT® Workstation Operating System Version 4.0 Windows NT 4.0 Microsoft® MS-DOS® Operating system Version 6.2 MS-DOS

DOS Microsoft® MS-DOS® operating system、DR DOS® DR-DOS

(5)

1 章

DatacloningWizard とは

1.1 DatacloningWizardとは . . . 8

1.1.1 DatacloningWizard の機能 . . . 9

1.1.2 DatacloningWizard の特長 . . . 10

1.1.3 システム要件 . . . 11

1.2 DatacloningWizard の操作方法 . . . 12

1.2.1 操作方法による機能差分 . . . 12

1.3 留意事項 . . . 13

2 章

DatacloningWizard の CD 起動での操作

2.1 DatacloningWizardの起動方法 . . . 16

2.2 バックアップ . . . 18

2.2.1 バックアップ先の準備 . . . 18

2.2.2 バックアップの実行 . . . 19

2.3 リストア . . . 27

2.3.1 リストアするイメージファイルの準備 . . . 27

2.3.2 リストアの実行 . . . 27

2.4 ディスク管理 . . . 36

2.4.1 ディスク、パーティション情報の確認 . . . 36

2.4.2 パーティションの作成 . . . 37

2.4.3 パーティションの削除 . . . 38

2.4.4 パーティションのフォーマット . . . 38

2.4.5 ドライブ名の再設定 . . . 39

2.5 ドライバの追加 . . . 40

3 章

DatacloningWizard 起動用フロッピーによる操作

3.1 「DatacloningWizard 起動用フロッピー」の作成 . . . 42

(6)

3.4.2 パーティションのコピー . . . 84

付 録

A Windows上での操作 . . . 92

B リカバリ起動媒体の作成と使用 . . . 93

B.1 リカバリ起動媒体の作成 . . . 93

B.2 イメージディスクの作成 . . . 95

B.3 リカバリ起動媒体を使用したリカバリ方法 . . . 97

C バックアップイメージファイル . . . 99

D バックアップイメージファイル変換 . . . 101

E バックアップイメージファイルの参照 . . . 105

F ファイルシステムについて . . . 107

(7)

DatacloningWizard とは

DatacloningWizard の概要について説明します。

1.1 DatacloningWizard とは . . . .

8

1.2 DatacloningWizard の操作方法 . . . .

12

1.3 留意事項 . . . .

13

(8)

1.1 DatacloningWizard とは

DatacloningWizard は、使用しているコンピュータのディスク内容をバックアップ

して、バックアップイメージファイルを作成し、そのバックアップイメージファイ

ルをリストア(復元)するソフトウェアです。複数台のハードディスクが接続され

ていれば、バックアップイメージファイルを作成せずに直接コピーすることもでき

ます。DatacloningWizard では、ディスク単位、パーティション単位で操作できま

す。

ハードディスクとパーティション  1 つのハードディスクは、いくつかのパーティション(区画)に分けることができます。各パーティ ションは、「C ドライブ」「D ドライブ」といったドライブ名で管理します。

(9)

1.1.1 DatacloningWizard の機能

● バックアップ

ディスク、またはパーティションを対象にバックアップを行います。バックアップを行うと、

ディスクまたはパーティション内容がバックアップイメージファイルとして作成されます。

• ディスクバックアップとパーティションバックアップ

ディスクバックアップでは、ハードディスクをそのままバックアップしてバックアップイ

メージファイルを作成します。まったく同じハードディスク環境を構築する場合は、ディ

スクバックアップを行います。パーティションバックアップでは、任意のパーティション

のみをバックアップし、バックアップイメージファイルを作成します。

• バックアップイメージファイルの保存先

保存先には、他のハードディスク(パーティションバックアップの場合は、同じハード

ディスク内にある他のパーティションに保存することも可能)か、MO、DVD-RAM

DatacloningWizard の CD 起動での操作のみ)を指定します。ハードディスクに保存した

バックアップイメージファイルは、

CD ライティングソフトを使用すると、CD-R/RW、

DVD-R/RW に保存できます。

● 復元/リストア

バックアップイメージファイルを、ハードディスクにリストアします。リストアするときに

は、新規にパーティションを作成してリストアできます。ディスクバックアップしたファイ

ルのリストア時には、パーティションのサイズ変更もできます。

また、パーティション単体をリストアするときは、バックアップ時とは異なるサイズのパー

ティションにリストアできます(ただし、リストア先のパーティションには、使用している

領域以上の容量が必要です)

● コピー

複数台のハードディスクが接続されている場合には、ディスクまたはパーティションをコ

ピーできます。バックアップイメージファイルを作成しないので、資源、時間が節約できま

す。コピー機能は、

「DatacloningWizard 起動用フロッピー」を使用して起動した場合のみ使用

できます。

● イメージ変換機能

(10)

● イメージ内ファイルの参照

イメージファイルに格納されているファイルについて、イメージファイルエクスプローラを

使用して内容を参照できます。詳しくは、

「付録

E バックアップイメージファイルの参照」

(→

P.105)

をご覧ください。

● リカバリ起動媒体の作成

リカバリ専用の起動媒体を作成できます。リカバリ専用の起動媒体を作成することで、

DatacloningWizard の製品 CD-ROM がなくてもリカバリを実行できるようになります。詳しく

は、

「付録

B リカバリ起動媒体の作成と使用」(→ P.93)

をご覧ください。

1.1.2 DatacloningWizard の特長

● データの使用域のみを高速バックアップ[使用域バックアップ]

ディスクまたはパーティションのバックアップでは、使用データのみをバックアップ対象と

することができます。また、同時に圧縮も指定できるので、ディスク区画が大きくても短時

間で作業が行えます。例えば、ディスク区画が

2GB で、データ使用量が 1.2GB の場合、約

600MB に圧縮します。時間の節約とともに、バックアップ先資源の節約にもなります。

NTFS ファイルシステムについては、高速にリストアできる形式でバックアップできます。

ただし、リストア時のパーティションサイズ変更、イメージファイルエクスプローラによる

イメージファイル参照はできません。

● データ使用域以外もバックアップ[全域バックアップ]

ディスク内のパーティション全体を、ファイルシステムに依存しないでバックアップします。

ただし、リストア時に、パーティションサイズの変更はできません。

● ディスクの情報すべてをバックアップ[RAW モード]

ディスクに含まれる情報すべてをバックアップします。パーティションやファイルシステム

などの、論理構造は意識せずにバックアップを行います。

(11)

● 格納先にあわせてファイルを自動分割

バックアップイメージファイルの保存先に、MO や DVD-RAM(DatacloningWizard の CD 起

動での操作のみ)を指定できます。この場合、バックアップを行うときのオプション指定で、

「イメージファイルの分割サイズ」に「自動」を設定することで、保存先の媒体の空き容量に

合わせて自動的にファイルを分割して保存します。

 自動分割時のイメージファイル名について バックアップイメージファイルの場合は、拡張子が"002" から "999" までの追い番になります(例: Disk0.fc2、Disk0.002、Disk0.003 …)。ブータブル CD イメージファイルの場合は、ファイル名に "002" から "999" までの追い番が付加されます(例:Disk0.iso、Disk0002.iso、Disk0003.iso …)。 イメージファイルの分割について、詳しくは、DatacloningWizard の CD-ROM に格納の以下のファ イルをご覧ください。 [CD/DVD ドライブ]: ¥WINTOOLS¥MAKERFD¥REPFILES¥README.TXT  分割数が 999 を超えるとエラーになります。

1.1.3 システム要件

本製品が対応している

OS、ファイルシステムについて説明します。

■ 対応

OS

本製品のバックアップ/リストア/コピー機能は、以下の日本語版

OS に対応しています。

• Windows 7

• Windows Vista

• Windows XP

(12)

1.2 DatacloningWizard の操作方法

DatacloningWizard は次の 2 つの操作方法があり、それぞれ表示画面や起動方法が

異なります。

● 製品

CD でコンピュータを起動して使用する(CD 起動)

システム起動前の状態で、製品

CD をコンピュータにセットし、CD 起動を行います。

自動的に

DatacloningWizard メニューが表示されます。

詳細については、

「第

2 章 DatacloningWizard の CD 起動での操作」(→ P.15)

をご覧くださ

い。

● 起動用フロッピーディスクを作成して使用する(FD 起動)

あらかじめ、起動用フロッピーディスク(以降、起動

FD と記載します。)を作成します。起

FD を使用して表示されたメニューから DatacloningWizard を使用します。

詳細については、

「第

3 章 DatacloningWizard 起動用フロッピーによる操作」(→ P.41)

をご覧

ください。

1.2.1 操作方法による機能差分

DatacloningWizard の操作方法により、以下の機能差分があります。

○:サポートしています。 -:未サポートです。 FD 起動の場合のバックアップの保存先について  バックアップ保存先として、以下のものは使用できません。 ・NTFS でフォーマットされたハードディスク、MO ・DVD-RAM Windows 上で製品 CD を使用した場合に行える操作  Windows 上で製品 CD を使用すると、DatacloningWizard 画面が表示され、バックアップイメージ ファイルの操作などが行えます。 表:DatacloningWizard 操作方法による機能差分 機能 CD 起動 FD 起動 バックアップ ○ ○ リストア ○ ○ ディスク管理 ○ - ドライバの追加 ○ - コピー - ○

(13)

1.3 留意事項

DatacloningWizard をお使いになるうえでの留意事項です。操作を行う前に必ずお

読みください。

DatacloningWizard およびバックアップに関する留意事項

• 次のダイナミックボリュームで構成されるダイナミックディスクは使用できません。

・スパンボリューム

・ストライプボリューム

・ミラーボリューム

RAID-5 ボリューム

なお、ダイナミックディスクのうちシンプルボリュームについては、

RAW モードを指定

することで、ハードディスク全体に対してバックアップ/リストア/コピーが行えます。

• GPT 形式のディスクはサポートしていません。

• 対応しているファイルシステム以外の区画データは、全域を指定するか RAW モードを利

用することでバックアップ/リストア/コピーが行えます。

• 一部のデータ保護ソフトなどを利用した環境では、ファイルとして使用されている領域以

外にデータを保存するものがあります。このような環境では、対応しているファイルシス

テムの区画データであっても、使用域のみを対象としたバックアップ/リストア/コピー

の結果が保証されない場合があります。事前に動作検証していただくことを推奨します。

• リストア/コピーする場合、システム区画をディスクサイズいっぱいに作成すると、特定

のディスクにおいてシステムが起動しないことがあります。その場合には、システム区画

のサイズを少し小さくして再度リストア/コピーしてください。

• バックアップを行う前に、対象となるすべてのドライブに対して chkdsk を使用してドラ

イブの検証を行うことを推奨します。エラーが検出された場合は、修復を行ってくださ

い。

• バックアップを行う前に、対象となるドライブに対してデフラグを行うことを推奨しま

す。

• バックアップを行うシステムは Windows 上から正しい手順でシャットダウンしてくださ

い。強制シャットダウンを実施した場合には、バックアップができないことがあります。

(14)

■ リストアに関する留意事項

• Windows Vista / Windows 7 のイメージを使用してパーティション単位のリストアを行っ

た場合、システムが起動しなくなる可能性があります。

Windows Vista / Windows 7 を正

常に起動するには、ディスク単位でのバックアップ/リストアを行ってください。

• システム区画(C ドライブ)の前に他の区画が存在する Windows Vista / Windows 7 のイ

メージをリストアする場合、区画サイズを変更するとシステム区画の開始位置が変更され

るため、Windows Vista / Windows 7 が正常に起動しなくなることがあります。

• パーティション単位のリストアを選択した場合、通常は指定したパーティションのみリス

トアを行い、

MBR など他の部分は変更しません。このため、パーティション単位のリス

トアでシステムボリュームのリストアを行った場合、システムが起動しなくなる可能性が

あります。パーティション単位のリストア時に

MBR を更新したい場合は、リストアオプ

ション指定で「起動セクタ(MBR)を更新」を指定してください。

• パーティション単位のリストアを行う場合は、ターゲットコンピュータのハードディスク

にパーティションが作成されている必要があります。

• 全域を対象としてバックアップしたイメージを使用してディスク単位のリストアを行う場

合、同じ型名のハードディスクに対してのみリストアを行えます。

• 全域を対象としてバックアップしたイメージを使用してパーティション単位のリストアを

行う場合は、バックアップしたサイズと同じサイズのパーティションを作成しておく必要

があります。

• 使用域のみを対象にバックアップを行ったイメージを使用してパーティション単位のリス

トアを行う場合は、使用セクタ数以上のサイズを持つパーティションを作成しておく必要

があります。

• RAW モードでバックアップを行ったイメージは、バックアップしたサイズと同じサイズ

のディスクにリストアを行ってください。

■ 仮想ハードディスクファイル形式(

VHD 形式)ファイルに関する留意事項

• VHD 形式でバックアップされたファイルは、仮想環境での利用が可能な形式のファイル

となっていますが、仮想環境での動作を完全に保証するものではありません。

• VHD 形式ファイルは、本製品でバックアップしたファイルのみリストアできます。仮想

環境で作成された

VHD 形式のファイルはリストアできない場合があります。

• VHD 形式でバックアップされたファイルは、VHD 用のツールで内容を参照/更新できま

す。ただし、VHD 用のツールによって内容が更新されたファイルは正常にリストアでき

なくなることがあります。また、リストア後にシステムが正常に起動しない場合がありま

す。

• FD 起動では、VHD 形式へのバックアップはできません。また、VHD 形式ファイルをリ

ストアできません。

• VHD 形式でバックアップを行うとき、イメージファイルは分割できません。

• 全域を対象としたバックアップ、RAW モードでのバックアップはできません。

(15)

DatacloningWizard の CD

起動での操作

DatacloningWizard の CD で CD 起動した場合

の操作について説明します。

2.1 DatacloningWizard の起動方法 . . . .

16

2.2 バックアップ . . . .

18

2.3 リストア . . . .

27

2.4 ディスク管理 . . . .

36

2.5 ドライバの追加 . . . .

40

(16)

2.1 DatacloningWizard の起動方法

DatacloningWizard の CD-ROM で CD 起動する操作について説明します。

 USB 接続のデバイスを使用する場合は、あらかじめ USB 接続のデバイスを接続した状態で DatacloningWizard を使用してください。  DatacloningWizard を起動した後は、デバイスの追加/削除を行わないでください(ホットスワップ 対応のデバイスを含む)。  CD 起動が可能なコンピュータにてご利用ください。  CD 起動を行うには、あらかじめ、お使いのコンピュータの BIOS セットアップユーティリティで、 CD 起動が優先となるように設定するか、BIOS の起動メニューで CD を選択して起動してください。 詳細はコンピュータに添付のマニュアルを参照してください。

1

コンピュータの

CD/DVD ドライブに DatacloningWizard の CD をセットします。

2

コンピュータの電源を入れ、「Press any key to boot from CD or DVD」と表示

されている間に何かキーを押します。

DatacloningWizard ソフトウェアアップデート画面が表示されます。

アップデートを行う場合  以下の手順でアップデートを行ってください。 1. [アップデート]をクリックします。 アップデートファイルを指定する画面が表示されます。 2. アップデートファイルを指定します。 アップデートファイルは、弊社提供のDatacloningWizard 用アップデートファイル のみ使用できます。詳細はアップデートファイルのREADME をご覧ください。アッ プデートファイルはフロッピーディスクなどのリムーバブル媒体に格納してご使 用ください。

(17)

3

[起動続行]をクリックします。

DatacloningWizard メニュー画面が表示されます。

4

各操作を行います。

詳細については、以下をご覧ください。

2.2 バックアップ」(→ P.18)

「2.3 リストア」(→ P.27)

「2.4 ディスク管理」(→ P.36)

2.5 ドライバの追加」(→ P.40)

(18)

2.2 バックアップ

ハードディスクまたはパーティションのデータをバックアップイメージファイルと

して保存します。

2.2.1 バックアップ先の準備

バックアップを行う前に、バックアップ先の準備が必要です。

バックアップを行う際、イメージファイルの保存領域にはドライブ名が必要です。ドライブ

名はシステムによって自動的に割り当てられます。イメージファイルを保存する領域を確認

のうえ、バックアップを行ってください。

 DatacloningWizard を CD で起動した場合、Windows 起動時とは異なる順序でドライブ名が割り当てら れる場合があります。DatacloningWizard の「ディスク管理」でドライブ名を確認してください。 「2.4.1 ディスク、パーティション情報の確認」(→ P.36)  USB 接続のストレージデバイスにドライブ名がついていない場合があります。「2.4.5 ドライブ名の 再設定」(→P.39)を実行し、ドライブ名を追加することで、イメージファイルの保存先として使用 できます。

■ ハードディスクに保存する場合

別のハードディスクに保存する場合は、あらかじめパーティションを作成し、

FAT、FAT32、

NTFS のいずれかでフォーマットしてください。

 以下のパーティションはイメージファイルの保存先として使用できません。 ・Windows NT 4.0 以前で作成された NTFS パーティション ・Windows 2000 で作成された NTFS パーティション ・ シャドウコピーが有効になっているNTFS パーティション ・ 暗号化されているパーティション  暗号化されているフォルダはイメージファイルの保存先として使用できません。

MO に保存する場合

MO に保存する場合、あらかじめ媒体をフォーマットしておく必要があります。お使いの

Windows システムでフォーマットしておいてください。

また、イメージファイルの格納先にはドライブのルートディレクトリを指定してください。

媒体は、

DatacloningWizard 起動後にセットするようにしてください。

媒体を交換するときの注意事項  バックアップ実行中の媒体の交換(取り出し)は、イジェクトボタンを押して行ってください。

(19)

DVD-RAM に保存する場合

DVD-RAM に保存する場合は、あらかじめ DVD-RAM をフォーマットしておく必要がありま

す。お使いの

Windows システムでフォーマットしておいてください。

また、イメージファイルの格納先には

DVD-RAM ドライブのルートディレクトリを指定して

ください。

DVD-RAM は、DatacloningWizard 起動後にセットするようにしてください。

 DVD-RAM は FAT32 と UDF でフォーマットできますが、UDF でフォーマットした方がより高速に動作 します。

CD-R/RW、DVD-R/RW に保存する場合

CD-R/RW、DVD-R/RW に直接バックアップイメージファイルを保存することはできません。

いったん任意の領域にバックアップを行います。その後、ライティングソフトを使用して媒

体のルートディレクトリに書き込みを行ってください。

2.2.2 バックアップの実行

バックアップを実行します。あらかじめ必要な準備、およびバックアップ方法について確認

を行ってください。

2.2.1 バックアップ先の準備」(→ P.18)

DatacloningWizard の起動(メニュー画面の表示)方法については、

「2.1 DatacloningWizard の

起動方法」

(→

P.16)

をご覧ください。

(20)

1

DatacloningWizard のメニュー画面で[バックアップ]をクリックします。

バックアップのメイン画面が表示されます。

2

[バックアップ対象]をクリックします。

バックアップ対象を選択する画面が表示されます。

3

バックアップ対象を指定します。

接続されているディスクおよびそのディスク内のパーティションが表示されます。

(21)

ディスク全体のバックアップを行う場合

1. バックアップ対象のディスクを選択します。

2.[OK]をクリックします。

バックアップのメイン画面に戻ります。

パーティション単位のバックアップを行う場合

1. バックアップ対象のパーティションを選択します。

ディスクの[+]をクリックすると、パーティションが表示されます。

(22)

2.[OK]をクリックします。

バックアップのメイン画面に戻ります。

4

[イメージファイル格納先]をクリックします。

ファイルの指定画面が表示されます。

5

イメージファイルの格納先とファイル名を指定し、

[保存]をクリックしま

す。

ファイル名を指定する場合の注意事項  既存のファイル名を指定した場合は、分割されたファイルを含め以前のファイルは削除 されます。  イメージファイルのファイル名には以下の文字は使用できません。 ¥ / : , ; * ? " < > | = + [ ] .  ファイル名として以下の名前は使用できません(COMx、LPTxの"x"部分は1~9の数値が 入ることを表しています)。 AUX、COMx、LPTx、NUL、PRN、CON  イメージファイルの拡張子は、FC2 または VHD のいずれかを指定してください。

バックアップのメイン画面に戻ります。

(23)

6

[バックアップオプション指定]をクリックします。

オプションを指定する画面が表示されます。

7

オプションの各項目を設定し、

OK]をクリックします。

表:オプションの各項目の説明 項目 内容 ファイル形式 手順5で指定したイメージファイルの形式を選択します。 ・FC2: 従来のイメージファイル形式 ・VHD: 仮想ハードディスクファイル形式 デフォルトでは「FC2」に設定されています。 注意事項: 「VHD」を選択した場合には、「圧縮」「パスワード」「イメージファ イルの分割サイズ」「拡張オプション」は指定できません。  パーティションを VHD 形式でバックアップした場合は、ディスク バックアップイメージとして保存されます。 圧縮 データを圧縮して格納します。デフォルトでは「する」に設定されて います。 パーティションサイズ 高速にリストアできる方式(高速形式)でバックアップします。

(24)

パスワード パスワードを使用してバックアップイメージファイルを保護できます。 設定する場合は、パスワードを半角15 文字以内で入力します。 パスワード確認入力 確認のため「パスワード」に入力した内容を再度入力します。 イメージファイルの分 割サイズ バックアップイメージファイルを分割して保存する場合の分割サイズ を選択します。MO、DVD-RAM に直接保存する場合、および DVD-R/ RW に別途保存する場合は「自動」を選択してください。また、記録 する媒体に合わせて分割サイズを指定することもできます。 ・MO:128,230,540,640,1300 ・CD-R/RW: 650,700 拡張オプション その他の拡張オプションを指定できます。 ・/raw このオプションを指定することで、「RAW モード」でバックアップ を行います。このモードはディスク内の全セクタを対象とし、パー ティションやファイルシステムなどの論理的構造は考慮せずにバッ クアップを行います。 このオプションはディスク全体をバックアップする場合に指定でき ます。 ・/a パーティションの全セクタを対象としてバックアップを行います。 対応しているファイルシステム以外でパーティションのみのバック アップを行う場合に指定してください。 ・/skip バックアップ元ディスクで不良セクタを検出した場合、不良セクタ をスキップしてバックアップを継続します。このオプションを指定 して作成したバックアップイメージファイルのデータには不完全な データが含まれている場合があるのでご注意ください。 このオプションは/raw または /a を指定したときに有効です。 ・/vscbackup Windows のシャドウコピーが存在する場合、シャドウコピーの内容 も含めたバックアップが行われます。ただし、以下の条件でリスト アを行ったときは、シャドウコピーの内容はリストアされません。 - 異なるサイズのパーティションへリストアした場合 - リストア時のオプションで、NTFS 区画のデフラグを「する」に した場合 注意事項:  複数のオプションを指定する場合は、空白で区切って指定してくだ さい。 表:オプションの各項目の説明 項目 内容

(25)

バックアップメイン画面に戻ります。

8

[実行]をクリックします。

バックアップが開始されます。

バックアップ中、リムーバブル媒体の入れ替えメッセージが表示された場合は、次の

媒体に入れ替えた後、

[OK]をクリックしてください。

(26)

バックアップ処理が終了すると処理結果が表示されます。

 [ログ保存]をクリックすると、任意の領域にログファイルを保存できます。  ファイルシステムが FAT12/FAT16/FAT32 のパーティションバックアップイメージファ イルには、WIN386.SWP および PAGEFILE.SYS は含まれません。ファイルシステムが NTFSのパーティションのバックアップイメージファイルにはPAGEFILE.SYSは含まれ ません。

9

[終了]をクリックします。

(27)

2.3 リストア

保存されているバックアップイメージファイルをリストアします。

2.3.1 リストアするイメージファイルの準備

リストアを行う前に、イメージファイルの準備が必要です。

CD/MO などリムーバブル媒体に保存されている場合

リムーバブル媒体に保存されている場合、すべての媒体が揃っていることを確認してくださ

い。リストアが開始されると、随時媒体の入れ替えメッセージが表示されます。

媒体は、

DatacloningWizard 起動後にセットするようにしてください。

媒体を交換するときの注意事項  バックアップ実行中の媒体の交換(取り出し)は、イジェクトボタンを押して行ってください。

● ハードディスクに保存されている場合

分割されたイメージファイルがハードディスクに保存されている場合、すべてのバックアッ

プイメージファイルが同一フォルダに保存されていることを確認してください。

2.3.2 リストアの実行

リストアを実行します。あらかじめ必要な準備、およびリストア方法について確認を行って

ください。

2.3.1 リストアするイメージファイルの準備」(→ P.27)

DatacloningWizard の起動(メニュー画面の表示)方法については、

2.1 DatacloningWizard の

起動方法」

(→

P.16)

をご覧ください。

(28)

1

DatacloningWizard のメニュー画面で[リストア]をクリックします。

(29)

2

[イメージファイルの選択]をクリックします。

バックアップイメージファイルを選択する画面が表示されます。

3

バックアップイメージファイルを指定します。

FC2 ファイルまたは VHD ファイルを選択し、[開く]をクリックします。

イメージファイルの形式が

FC2 の場合、パスワード入力の画面が表示されます。

バックアップイメージファイルにパスワードが設定されている場合は、パスワードを

入力し、

OK]をクリックします。

バックアップイメージファイルにパスワードが設定されていない場合は、何も入力し

ない状態のまま、

OK]をクリックします。

(30)

次の画面が表示されます。

イメージファイル情報の読み込みが行われます。

4

「イメージ内のリストア対象の指定」でリストアを行う対象を指定し、

[OK]

をクリックします。

ディスク全体のバックアップイメージでは、ディスク全体またはディスクに含まれる

パーティションが選択できます。

5

[リストア先]をクリックします。

リストア先を選択する画面が表示されます。

(31)

6

リストア対象を指定します。

ディスク全体をリストアする場合

リストア先のディスクを選択し、

[OK]をクリックします。

 使用域バックアップされているイメージファイル(バックアップ時に拡張オプションで 「/a」「/raw」を指定していない場合)をリストアする場合は、以下の方法でリストア後 のパーティションサイズを変更できます。 1. [パーティションサイズ変更]をクリックします。 パーティションサイズを設定する画面が表示されます。

(32)

2. サイズを変更するパーティションを選択して、[サイズ変更]をクリックします。 サイズを指定する画面が表示されます。 3. 変更後のパーティションサイズを指定して[OK]をクリックします。 一度変更したパーティションサイズを取り消すには、数値を削除して[OK]をク リックしてください。  パーティションは、ディスクの境界に応じて作成されます。そのため、実際に作成され るパーティションのサイズは、設定画面で入力した値と異なる場合があります。

パーティションをリストアする場合

リストア先のパーティションを選択し、

[OK]をクリックします。

 パーティションを新規に作成する場合は[パーティション作成]をクリックしてくださ い。また、ここで作成したパーティションは[パーティション削除]で削除できます。  パーティションは、ディスクの境界に応じて作成されます。そのため、実際に作成され るパーティションのサイズは、設定画面で入力した値と異なる場合があります。  パーティションの全セクタを対象としてバックアップした場合は、同じサイズのパー ティションにのみリストアできます。

(33)

7

[リストアオプション指定]をクリックします。

オプションを指定する画面が表示されます。

8

オプションの各項目を設定し、

[OK]をクリックします。

表:オプションの各項目の説明 項目 内容 不良セクタ検査 リストアを行う前に不良セクタを診断します。デフォルトでは「し ない」に設定されています。 NTFS 区画のデフラグ NTFS 区画のリストア時にファイルをどのようにリストアするか指 定します。デフォルトでは「自動」に設定されています。 ・ 自動 バックアップ元にシャドウコピーが存在しない場合はデフラグを 行います。 バックアップ元にシャドウコピーが存在する場合は、デフラグを 行いません。ただし、リストア先のパーティションサイズが元の パーティションサイズよりも小さい場合はデフラグを行います。 ・ する ファイルのデータができるだけ連続域となるようにリストアを行 います。シャドウコピーはリストアされません。 ・ しない

(34)

リストアのメイン画面に戻ります。

9

[実行]をクリックします。

確認メッセージが表示されます。

OS 起動時に CHKDSK を 実行 リストア後の次回OS 起動時に、ディスク診断を行うかどうかを指 定します。 デフォルトでは「しない」に設定されています。 使用域バックアップされたFAT12/FAT16/NTFS をリストアする場合 のみ有効です。 「する」を選択した場合、リストア後のOS 起動時にファイルシス テム診断プログラムが実行されます。 拡張オプション その他の拡張オプションを指定することができます。 ・/c:v リストア時にディスクに書き込んだデータの確認を行います。 ・/novsc バックアップ時に/vscbackup を指定したイメージで、Windows の シャドウコピーをリストア対象としません。 注意事項:  複数のオプションを指定する場合は、空白で区切って指定してく ださい。 表:オプションの各項目の説明 項目 内容

(35)

10

[OK]をクリックします。

リストアが開始されます。

[中止]をクリックすることでリストア処理を中止できます。

リストア処理が終了すると処理結果が表示されます。

(36)

2.4 ディスク管理

接続されているハードディスクに対して、以下の操作が行えます。

「2.4.1 ディスク、パーティション情報の確認」(→ P.36)

「2.4.2 パーティションの作成」(→ P.37)

「2.4.3 パーティションの削除」(→ P.38)

「2.4.4 パーティションのフォーマット」(→ P.38)

「2.4.5 ドライブ名の再設定」(→ P.39)

2.4.1 ディスク、パーティション情報の確認

1

DatacloningWizard のメニュー画面で[ディスク管理]をクリックします。

ディスク管理のメイン画面が表示されます。

(37)

2

「ディスク管理」から情報を確認したいディスク、パーティションを選択します。

ディスクの[+]をクリックすると、パーティションが表示されます。

画面右部に選択したディスク、またはパーティションの情報が表示されます。

 パーティションに割り当てられているドライブ名も確認できます。

2.4.2 パーティションの作成

各ディスクに空き領域がある場合に、パーティションを作成することができます。

1

「2.4.1 ディスク、パーティション情報の確認」(→ P.36)

の操作を行い、

「空

き領域」を選択します。

2

[パーティション作成]をクリックします。

パーティション作成の画面が表示されます。

3

パーティションの種類、サイズを指定し、[

OK]をクリックします。

(38)

2.4.3 パーティションの削除

1

2.4.1 ディスク、パーティション情報の確認」(→ P.36)

の操作を行い、削除

するパーティションを選択します。

2

[パーティション削除]をクリックします。

確認画面が表示されます。

3

[はい]をクリックします。

パーティションが削除されます。

 拡張パーティションを削除した場合、拡張パーティションに含まれるすべての論理パーティション が削除されます。

2.4.4 パーティションのフォーマット

ドライブ名が割り当てられているパーティションは、フォーマットが行えます。

1

2.4.1 ディスク、パーティション情報の確認」(→ P.36)

の操作を行い、

フォーマットするパーティションを選択します。

2

[フォーマット]をクリックします。

フォーマット条件を指定する画面が表示されます。

(39)

3

フォーマット条件を指定し、[OK]をクリックします。

フォーマットが開始されます。

2.4.5 ドライブ名の再設定

ドライブ名が設定されていないパーティションにドライブ名を設定します。

新たにパーティションを作成したとき、ストレージデバイスのドライバを追加したときに使

用できます。

1

2.4.1 ディスク、パーティション情報の確認」(→ P.36)

の手順

1 の操作を行

います。

ディスク管理のメイン画面が表示されます。

2

[ドライブ名再設定]をクリックします。

ドライブ名が設定されていないパーティションにドライブ名が設定されます。

ディスク管理のメイン画面でパーティションを選択し、ドライブ名を確認してくださ

い。

 以下のパーティションにはドライブ名を設定できません。 ・Windows NT 4.0 以前で作成された NTFS パーティション 表:フォーマット条件 項目 説明 ファイルシステム FAT / FAT32 / NTFS から選択できます。 ファイルシステムについては、「付録F ファイルシステムについて」 (→P.107)をご覧ください。 アロケーション ユニットサイズ アロケーションユニットサイズは「規定値」固定です。 パーティションのサイズに応じて適切な値が自動的に適用されます。 ボリュームラベル 「ファイルシステム」で「FAT」、「FAT32」を選択した場合は、11 文 字(半角の場合)まで指定できます。 「ファイルシステム」で「NTFS」を選択した場合は、32 文字(半角 の場合)まで指定できます。 クイックフォーマット クイックフォーマットを行うときに指定してください。

(40)

2.5 ドライバの追加

DatacloningWizard を CD 起動した後で、自動認識されなかったストレージデバイ

スのドライバを追加できます。

以下の方法で

Windows Vista のドライバを追加してください。

1

DatacloningWizard のメニュー画面で[ドライバ追加]をクリックします。

ドライバの追加画面が表示されます。

2

「製造元のファイルのコピー元」に追加するドライバのファイル(

.INF)を指

定します。

3

[ドライバ追加]をクリックします。

ドライバが追加されます。ドライバの追加を中止する場合は、[中止]をクリックします。

 存在しないデバイスのドライバを指定した場合でも追加は正常終了します。使用するデバイスが使 用可能かどうか、「2.4 ディスク管理」(→ P.36)で確認してください。

(41)

DatacloningWizard

起動用フロッピーによる操作

「DatacloningWizard 起動用フロッピー」を使用

する操作について説明します。

3.1 「DatacloningWizard 起動用フロッピー」の作成 . . . .

42

3.2 バックアップ . . . .

48

3.3 バックアップデータの復元 . . . .

64

3.4 コピー . . . .

78

(42)

3.1 「DatacloningWizard 起動用フロッ

ピー」の作成

DatacloningWizard の起動にフロッピーディスクを使用する場合は、あらかじめ

Windows システムで「DatacloningWizard 起動用フロッピー」を作成する必要があ

ります。

 「DatacloningWizard 起動用フロッピー」の作成については、以下もご覧ください。 [CD/DVD ドライブ] :¥WINTOOLS¥MAKERFD¥README.TXT  「DatacloningWizard 起動用フロッピー」の操作については、以下もご覧ください。 [CD/DVD ドライブ] :¥WINTOOLS¥MAKERFD¥REPFILES¥README.TXT

3.1.1 「DatacloningWizard 起動用フロッピー」作成前の準備

「DatacloningWizard 起動用フロッピー」を作成する前に、あらかじめ以下の準備が必要です。

• MO ドライブ、CD-ROM ドライブを使用する場合の準備

• 「DatacloningWizard 起動用フロッピー」作成用のフォーマット済みフロッピーディスク 1 枚

MO ドライブ、CD-ROM ドライブを使用する場合

MO に直接バックアップする場合、および MO または CD-R/RW からバックアップデータを

復元する場合は、それぞれの

DOS 用のドライバが必要です。

 MO ドライブ、CD-ROM ドライブ以外の、SCSI 接続された装置を使用する場合は、それぞれのデバ イスドライバが必要です。あらかじめドライバファイルを準備してください。

 MO ドライブ、CD-ROM ドライブを使用する場合は MS-DOS または DR-DOS を使用してください。 Windows 95、Windows 98 の起動用フロッピーディスクは使用できません。

MS-DOS を使用する場合

DatacloningWizard には DOS システムのモジュール(DR-DOS)を同梱しています。

通常は、この

DOS システムを使って「DatacloningWizard 起動用フロッピー」を作成してくだ

さい。

ただし、お使いになるマシンで

DR-DOS が正常に動作しない場合や、ご利用になるデバイス

(ドライバ)との組み合わせで

MS-DOS が必要になる場合は、「DatacloningWizard 起動用フ

ロッピーの作成」で

MS-DOS を使用することもできます。あらかじめ MS-DOS の起動フロッ

ピーを用意してください。

(43)

MS-DOS システムファイル以外に以下のファイルが必要です。お使いの MS-DOS システムか

DatacloningWizard で使用する起動フロッピーにコピーしておいてください。

BILING.SYS / JDISP.SYS / JFONT.SYS / JKEYB.SYS / JKEYBRD.SYS / HIMEM.SYS

CD-ROM を使用する場合は「MSCDEX.EXE」も用意してください。

3.1.2 「DatacloningWizard 起動用フロッピー」の作成

DatacloningWizard 起動用フロッピー」を作成する場合は、以下の手順に従って作成してくだ

さい。

 SCSI BIOS を持たない SCSI カードに接続されたハードディスクを使用することはできません。  「DatacloningWizard 起動用フロッピー」は、使用する機種ごとに必要です。

 「DatacloningWizard 起動用フロッピー」を作成するフロッピーディスクドライブは A ドライブ固定で す。

1

DatacloningWizard の CD-ROM をセットします。

(44)

2

[DatacloningWizard 起動用フロッピーの作成]をクリックします。

作成開始の画面が表示されます。

MS-DOS を使用する場合は、「MS-DOS を使用する」をチェックします。

DatacloningWizard には、MS-DOS 互換の DR-DOS のシステムモジュールが含まれてい

ます。通常は「MS-DOS を使用する」をチェックする必要はありません。

3

[次へ]をクリックします。

CD-ROM ドライバを設定する画面が表示されます。

(45)

4

CD-ROM ドライブを使用する場合は、「CD-ROM ドライブを使用する」に

チェックを付けて、CD-ROM ドライバファイル名、割り当てるドライブを指

定し、

[次へ]をクリックします。

富士通製

MO ドライブを設定する画面が表示されます。

5

富士通製

MO ドライブを使用する場合は、

「富士通製

MO ドライブを使用する」

にチェックを付けて、「SCSI 接続」、「ATAPI 接続」または「USB 接続」を選

択します。

「SCSI 接続」を選択した場合は ASPI ドライバを選択して[次へ]

をクリックします。

 ASPI ドライバについては、SCSI カード付属のマニュアルをご覧ください。

(46)

6

その他の

DOS ドライバを追加する場合は、

[追加]をクリックして必要なドラ

イバを設定し、[次へ]をクリックします。

 富士通製以外のMOドライブを使用する場合は、ドライバファイルを追加してください。  [削除]をクリックすると追加したドライバを削除できます。  [追加]をクリックすると、次のファイルの追加画面が表示されます。 追加するファイル名を指定して[OK]をクリックすると、追加されます。

設定ファイルの編集画面が表示されます。

7

ドライバファイルを設定および追加した場合は、設定ファイルを編集し、

[次

へ]をクリックします。

 MO ドライバ、CD-ROM ドライバを設定した場合、およびその他のドライバを追加した 場合は、設定ファイルの編集が必要です(編集には、DOS の知識が必要です)。

(47)

フロッピーディスク挿入画面が表示されます。

8

フロッピーディスクをセットし、

[次へ]をクリックします。

DatacloningWizard の起動に必要なファイルがコピーされます。

9

終了のメッセージが表示されたら、[完了]をクリックします。

これで、

DatacloningWizard 起動用フロッピー」の作成は終了です。フロッピーディス

クを取り出し、ラベルに「DatacloningWizard 起動用フロッピー」と記述して、保管し

てください。

10

EXIT]をクリックします。

(48)

3.2 バックアップ

ハードディスクまたはパーティションのデータをバックアップイメージファイルと

して保存します。

3.2.1 バックアップ先の準備

バックアップを行う前に、バックアップ先に別のハードディスク/

MO / CD-R/RW を使用

する場合は、それぞれ準備が必要です。

■ 別のハードディスクに保存する場合

別のハードディスクに保存する場合は、あらかじめ保存先のハードディスクを接続し、パー

ティションの作成、フォーマット(

FAT または FAT32 ファイルシステム)を行ってくださ

い。

MO に保存する場合

MO に保存する場合、バックアップイメージファイルの容量が MO ディスクの容量を超える

場合は分割して保存します。必要枚数の

MO ディスクを用意してください。

また、イメージファイルの格納先には

MO ドライブのルートディレクトリを指定してくださ

い。

MO の容量と分割ファイルサイズについて

バックアップイメージファイルを

MO に直接保存する場合は、オプション選択画面の「イ

メージファイル分割方法」で「自動」を選択してください。いったんローカルディスクに保

存する場合は下表を参考のうえ、

「分割ファイルサイズ」にサイズを指定してください。

MO をフォーマットする

MO はあらかじめフォーマットしておく必要があります。MO のフォーマットは本製品に添

付している「fjfdisk」を使用して行います。fjfdisk コマンドの使用方法については、

DatacloningWizard の CD-ROM に格納されている以下のファイルをご覧ください。

CD/DVD ドライブ]: ¥WINTOOLS¥MAKERFD¥MODRIVER¥FJFDISK.TXT

使用するMO の容量 128MB 230MB 540MB 640MB 1300MB 「分割ファイルサイズ」の設定値 119 215 503 600 1174

(49)

CD-R/RW に保存する場合

CD-R/RW に保存する場合は、直接バックアップイメージファイルを CD-R/RW に保存するこ

とはできません。いったん任意のハードディスクを保存先にしてバックアップを行います。

その後、CD ライティングソフトで、作成したバックアップイメージファイルまたはブータ

ブル

CD イメージファイルを書き込みます。

また、ブータブル

CD イメージファイルを作成する場合は、オプション選択画面の「ブータ

ブル形式のイメージ作成」で「する」を選択します。

 バックアップイメージファイルの容量が CD-R/RW の容量を超える場合は、バックアップ時にオプ ション選択画面で「ファイルサイズ分割」を指定してください。その場合、CD-R/RW を必要枚数用 意してください。指定するファイルサイズには、640MB の CD-R/RW に書き込む場合は 619MB を 指定してください。700MB の CD-R/RW に書き込む場合は 667MB を指定してください。

3.2.2 ディスクのバックアップ

1

DatacloningWizard 起動用フロッピー」をセットして、コンピュータの電源

を入れます。

メニュー画面が表示されます。

(50)

2

[ファイルへの保存]を選択して【Enter】キーを押します。

処理対象選択画面が表示されます。

 「RAW モード」を選択すると、パーティション外の未使用セクタを含めて、ディスク内 のすべてのセクタをバックアップします。通常のパーティション構造と異なる構造のシ ステムのディスクや、通常のパーティション情報領域以外にデータを保存するブートセ レクタやディスク保護ソフトなどを使ったディスクを処理する場合に指定します。

3

[ディスク]を選択して【Enter】キーを押します。

ディスク選択画面が表示されます。

(51)

4

バックアップするディスクを選択して【Enter】キーを押します。

確認の画面が表示されます。

5

内容を確認して[OK]を選択し、【Enter】キーを押します。

(52)

6

バックアップイメージファイルを保存するドライブを指定して【Enter】キー

を押します。

MO ディスクに直接バックアップイメージファイルを保存する場合は、1 枚目の MO

ディスクをセットしておいてください。

 FAT32 パーティションにドライブ名が付いていない場合は、【Alt】+【I】キーを押して FAT32 パーティションを指定できます。

7

バックアップイメージファイルを保存するディレクトリを指定して【

Tab】

キーを押してバックアップイメージファイル名を入力し、【

Enter】キーを押

します。

確認画面が表示されます。

(53)

 【Alt】+【F】キーを押すと、新規にディレクトリを作成できます。  バックアップイメージファイル名は、半角 8 文字以内と拡張子(.fc2)を入力してくださ い。ブータブルCD イメージファイルのときは半角 5 文字以内と拡張子(.iso)を入力 してください。 ファイル名を指定する場合の注意事項  既存のファイル名を指定した場合は、分割されたファイルを含め以前のファイルは削除 されます。  イメージファイルのファイル名には以下の文字は使用できません。 ¥ / : , ; * ? " < > | = + [ ] .  ファイル名として以下の名前は使用できません(COMx、LPTxの"x"部分は1~9の数値が 入ることを表しています)。 AUX、COMx、LPTx、NUL、PRN、CON

8

内容を確認して[OK]を選択し、【Enter】キーを押します。

オプション選択画面が表示されます。

(54)

9

オプションの各項目を設定します。

表:オプションの各項目の説明 項目 内容 圧縮 バックアップイメージファイルを圧縮します。デフォルトは「す る」です。 使用域のみバックアッ プ

「する」の場合は、バックアップ対象がFAT12 / FAT16 / FAT32 / NTFS フォーマットのパーティションに対して、使用域のみのバッ クアップができます。それ以外のフォーマットのパーティションや フォーマットされていないパーティションがバックアップ対象に含 まれている場合は、自動的に全域を対象にバックアップが行われま す。「しない」の場合は、すべてのパーティションに対して、全域 を対象としたバックアップを行います。全域を対象とした場合は、 使用域のみのバックアップより時間がかかります。デフォルトは、 「する」です。 処理対象が「RAW モード」の場合は指定できません。 ファイルシステム診断 ファイルシステム上の二重化されたシステムファイルのチェックを 行います。デフォルトは、「しない」です。 「使用域のみバックアップ」を「する」に指定した場合のみ設定で きます。 処理対象が「RAW モード」の場合は指定できません。 パスワード パスワードを使用してバックアップイメージファイルを保護できま す。パスワードを設定する場合は、半角15 文字以内で入力します。 パスワード確認入力 「パスワード」欄で入力したパスワードを確認するため、再入力し ます。「パスワード」欄で入力したものと一致したときのみ、バッ クアップイメージファイルがパスワード保護されます。 イメージファイル分割 方法 バックアップイメージファイルを分割して保存する場合の、分割方 法を選択します。画面右下にバックアップイメージファイルの見積 もり値が表示されます。「自動」の場合は、バックアップ先メディ アに空き容量がなくなったときに、次のメディアをセットするメッ セージが表示されます。デフォルトは「自動」です。 分割ファイルサイズ イメージファイル分割方法で、「サイズ指定」を選択した場合、分 割サイズをMB 単位で指定します。1 ~ 2047 の範囲で指定してく ださい。 分割されたバックアップイメージファイルのファイル名について は、「● 格納先にあわせてファイルを自動分割」(→ P.11)をご覧く ださい。 ブータブル形式のイ メージ作成 ブータブルCD イメージファイルを作成します。デフォルトは「し ない」です。「する」を選択した場合、自動的に「イメージファイ ル分割方法」は「自動」が選択され、確実に640MB の CD-R/RW に格納することができるよう、分割ファイルサイズとして619MB が指定されます。 不良セクタのスキップ バックアップ元ディスクで不良セクタを検出した場合、不良セクタ をスキップしてバックアップを継続します。スキップしたセクタの データは、16 進数の ff 埋めデータとしてバックアップします。ま た、カレントディレクトリに不良セクタ情報ファイル "DEFSECT.ERR" が作成されます。このオプションを選択して作成 したバックアップイメージファイルのデータには不完全なファイル のデータが含まれる可能性があるので、ファイルシステムとしての 整合性は保証されません。このバックアップイメージファイルから 復元したシステムでは正常に起動しないこともあります。このオプ ションを指定する場合は十分に注意してください。処理対象が 「RAW モード」の場合、または「使用域のみバックアップ」を「し

(55)

 ブータブル CD イメージを作成する場合は、「ブータブル形式のイメージ作成」で「する」 を選択します。  MO ディスク、または CD-R/RW に保存する場合、バックアップイメージファイルの容量 がそれぞれのディスク容量を超える場合は、「ファイルサイズ分割方法」で「サイズ指 定」を選択し、「分割ファイルサイズ」を設定してください。

10

[指定完了]を選択して【Enter】キーを押します。

バックアップ内容の確認画面が表示されます。

11

内容を確認して[OK]を選択し、【Enter】キーを押します。

ディスクバックアップが行われます。

終了すると完了の画面が表示されます。

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