第 3 章 DatacloningWizard 起動用フロッピーによる操作
3.4.2 パーティションのコピー
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「DatacloningWizard
起動用フロッピー」をセットして、コンピュータの電源 を入れます。メニュー画面が表示されます。
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[コピー]を選択して【Enter】キーを押します。処理対象選択画面が表示されます。
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[パーティション]を選択して【Enter】キーを押します。コピー元ディスク選択画面が表示されます。
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コピー元パーティションがあるディスクを選択して【Enter】キーを押しま す。コピー元パーティション選択画面が表示されます。
「属性」には、各パーティションの属性が表示されます。意味は次のとおりです。
・PRI:基本パーティション
・EXT:拡張パーティション
・LOG:論理パーティション
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コピー元パーティションを選択して【Enter
】キーを押します。確認画面が表示されます。
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内容を確認して[OK]を選択し、【Enter】キーを押します。コピー先ディスク選択画面が表示されます。
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コピー先のディスクを選択して【Enter】キーを押します。コピー先パーティション選択画面が表示されます。
・パーティションの削除
削除するパーティションを選択し、【Alt】+【D】キーを押します。確認メッセージが 表示されるので、よければ[OK]を選択して【Enter】キーを押します。
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コピー先のパーティションを指定して【Enter】キーを押します。確認画面が表示されます。
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内容を確認して[OK]を選択し、【Enter】キーを押します。オプション選択画面が表示されます。
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オプションの各項目を設定します。11
[指定完了]を選択して【Enter】キーを押します。コピー内容の確認画面が表示されます。
表:オプションの各項目の説明
項目 内容
使用域のみコピー 「する」の場合は、コピー対象がFAT12 / FAT16 / FAT32 / NTFSフォー マットのパーティションに対して、使用域のみのコピーができます。
それ以外のフォーマットのパーティションやフォーマットされていな いパーティションがコピー対象の場合は、必ず「しない」を選択して ください。全域を対象にコピーが行われます。使用域のみのコピーよ り時間がかかります。デフォルトは「する」です。
ファイルシステム診 断
ファイルシステム上の二重化されたシステムファイルのチェックを行 います。デフォルトは、「しない」です。
「使用域のみコピー」を「する」に指定した場合のみ設定できます。
不良セクタ診断 不良セクタを診断します。デフォルトは、「しない」です。
ベリファイ ディスクまたはパーティション(区画)に書き込んだデータのベリ ファイ(確認)を行います。デフォルトは、「しない」です。
不良セクタのスキッ プ
コピー元ディスクで不良セクタを検出した場合、不良セクタをスキッ プしてコピーを継続します。スキップしたセクタのデータは、16 進数
のff 埋めデータとしてコピーします。また、カレントディレクトリに
不良セクタ情報ファイル"DEFSECT.ERR"が作成されます。このオプ ションを選択してコピーした結果には不完全なファイルのデータが含 まれる可能性があるので、ファイルシステムとしての整合性は保証さ れません。コピーしたシステムでは正常に起動しないこともあります。
このオプションを指定する場合は十分に注意してください。処理対象 が「使用域のみコピー」を「しない」に指定した場合に設定できます。
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内容を確認して[OK]を選択し、【Enter】キーを押します。パーティションコピーが行われます。
終了すると確認のメッセージが表示されます。
ファイルシステムがFAT12 / FAT16 / FAT32のパーティションの場合は、WIN386.SWPお
よびPAGEFILE.SYSは含まれません。ファイルシステムがNTFSのパーティションの
場合は、PAGEFILE.SYSは含まれません。
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[OK
]を選択して【Enter
】キーを押します。初期画面に戻ります。
初期画面に戻る前に「コピーしたパーティションを起動パーティションにしますか?」または、「起 動パーティションの設定を行いますか?」というメッセージが表示されることがあります。
初期画面で[終了]を選択してメニューを終了した後、コンピュータを再起動する場合は、ドライ ブにセットされている起動用フロッピーディスクを取り出し、【Ctrl】+【Alt】+【Del】キーを押し てください。
初期画面で[終了]を選択してメニューを終了した後、「FJIMGBR.EXE /M /DMA / SRCGEOMETRY」を実行すると、再度初期画面を表示することができます。
バックアップイメージファイルの変換操作や ファイルシステムの詳細について説明していま す。必要に応じてご覧ください。
A Windows
上での操作 . . .92
B
リカバリ起動媒体の作成と使用 . . .93
C
バックアップイメージファイル . . .99
D
バックアップイメージファイル変換. . . 101
E
バックアップイメージファイルの参照 . . . 105F
ファイルシステムについて . . . 107A Windows 上での操作
DatacloningWizard
のCD
をWindows
上で参照した場合、DatacloningWizard画面 が表示されます。この画面から以下の操作を行えます。●
DatacloningWizard
リカバリ起動媒体の作成リカバリ専用の起動媒体を作成します。
「付録B リカバリ起動媒体の作成と使用」(→P.93)
●「DatacloningWizard起動用フロッピー」の作成
「DatacloningWizard起動用フロッピー」作成のウィザードを起動します。
「3.1.2 「DatacloningWizard起動用フロッピー」の作成」(→P.43)
● イメージ変換ウィザード
バックアップイメージファイルの形式を変換します。また、未圧縮のバックアップイメージ ファイルを圧縮します。
「付録D バックアップイメージファイル変換」(→P.101)
● イメージファイルエクスプローラ
バックアップしたイメージファイルの内容を参照し、その中から任意のファイルやフォルダ を取り出すことができます。
B リカバリ起動媒体の作成と使用
リカバリ専用の起動媒体の作成と使用方法について説明します。
リカバリ専用の起動媒体を作成することで、DatacloningWizardの
CD-ROM
がなく てもリカバリを実行できるようになります。複数の拠点でリカバリを実行する場合 などに有効です。 リカバリ起動媒体を使用してリカバリを行う場合は、「B.1 リカバリ起動媒体の作成」(→P.93)に加