第1学年2組 外国語科(英語)学習指導案
日 時 平成 25 年 11 月 8 日(金)第5校時
場 所 第 1 学 年 2 組
生徒数 男子 17 名 女子 17 名 合計34人
指 導 者 佐 東 か す み
1 題材名 Sunshine English Course 1 PROGRAM 8 Origami 2 題材について
(1)教材観
本課では大介が教室で、折り紙の人形をクラスメートに見せながら Show & Tell を行う。その後、大介 はマイクとウッド先生と折り紙について対話をするという形式をとっている。実際にものを示しながら Show & Tell ができるよう、友人の前で話す活動を体験させ、自信を持って英語で話すことができるように する機会を与えることのできる教材である。 言語材料としては助動詞 can が導入される。助動詞はここで初めて扱われるわけだが、本課で学習する 「~できる」という表現ではいかなる主語であっても、助動詞 can の後ろは動詞の原形であり、生徒にと っては三年間で学習する文法事項でも定着率が高い。様々な主語や動詞を用いて自分や友だちのことを自 由に表現させることができる。 (2)生徒観 【省略】 (3)指導観 この課では、can の意味や用法について理解し、自分ができることやできないことを表現したり、イン タビューによって相手を知る活動を取り入れるなどして、生徒同士で学び合う機会を増やし、生徒の学習 意欲を喚起させるような活動を多く取り入れたい。教師のcan、can’t を用いた発話はもちろん、生徒の使 用場面を多く設定し、四技能をうまく織り交ぜながらcan の定着を図る。
また、How do you spell ~ ? や How do you say ~ in English ? などは非常に有用な表現である。普 段から授業の中でも使用する場面を作り、実際に使えるようにして表現の幅を広げたい。 3 学校研究主題・学力向上プランとの関連 学校研究主題は以下の通りである。 学校研究主題 「社会を生き抜く力を育てる大石中教育の創造」 そこで、本時では「①生徒の学習意欲を引き出す方法、②見通しと振り返りをもたせるための方法」につ いて工夫を行う。具体的には、次の通りである。
指導の工夫①~大型テレビの利用~ → 画像を見ながら、口頭で新出文型を導入する。文字だけでなく、絵や写真を使って導入することで、生 徒たちの英語に対する苦手意識を軽減させ、英語への興味・関心を高めることができると考える。 指導の工夫②~ワークシートの活用~ → 言語活動だけで授業を終わらせない。まとめとして必ずワークシートに学んだ言語材料を用いた英作文 をさせたり、ポイントをまとめたカードを配るなどして、学習を振り返る場を設定する。 また、学力向上プランとの関連から、以下の工夫を行う。 指導の工夫③~クイックインプット活動~ → 毎時間、クイックインプット活動を行うことで、基礎・基本の定着を図る。また、ペアワークにより、 仲間と共に協力しあい学習することの大切さを実感させる。 4 「教育に関する3つの達成目標」との関連 授業六束を通して、「授業や活動の始まる時刻を守ることができる。」「学習の準備を整え、授業にのぞむ ことができる。」について指導する。 5 単元の計画 (1)目標 ・「できること」や「できないこと」について、相手に英語で正しく伝える。 ・間違うことを恐れず、友だちに「できること」や「やり方・方法」について英語でインタビューする。 ・音声面に気をつけ、聞き手を意識しながら、英文を正しく音読する。 (2)指導と評価の計画 時 間 ◆ねらい ・学習活動 評価の観点 評価規準 評価方法 関 表 理 知 1 ( 本 時 ) ◆can と can’t を使って、「できること」 と「できないこと」を正しく話す。 ◆間違うことを恐れず、友だちのロボットに ついて、積極的に英作文に取り組む。 ・ペアワーク ・英作文、スピーチ ○ ◎ ◎(適切な発話)canとcan’tを使って、「で きること」と「できないこと」を正しく話 すことができる。〈S〉 ○(言語活動への取組)間違うことを恐 れず、友だちのロボットについて積極的に 書いている。〈W〉 行動観察 作品評価 2 ◆教科書に書かれた本文の内容を理解する。 ・CDを聞いたり、本文を読んだりしてあら すじを読み取る。 ○ ○(適切な読みとり)あらすじや大切な 部分を読み取ることができる。〈R〉 ワークシート 3 ◆Can you~?を使い友達に質問したり、そ れに答えたりする。 ・インタビュー活動 ○ ○(適切な発話)場面や状況にふさわしい 表現を用いて話し、尋ねられたことに対し て適切に応答することができる。〈S〉 行動観察 4 ◆間違うことを恐れずに積極的に音読する。 ・音読活動 ○ ○(言語活動への取組)積極的に音読し ている。〈R〉 行動観察 5 ◆How~?の文と応答の形・意味・用法を理 解する。 ・インタビュー活動 ○ ○(言語についての知識)How~?の文と応 答の形・意味・用法を理解している。 ワークシート 6 ◆間違うことを恐れずに積極的に音読する。 ・音読活動 ○ ○(言語活動への取組)積極的に音読し ている。〈R〉 行動観察
6 本時の指導 (1)課題解決のための授業改善の視点 1 見通しと振り返りを意識した学習活動の工夫(本時) 2 評価結果の適切なフィードバックにより、形成的評価の充実を図った指導の工夫 3 小学校外国語活動を踏まえた指導の工夫 4 複数技能を統合的に扱った指導の工夫(本時) (2)本時のねらい ◆can と can’t を使って、「できること」と「できないこと」を正しく話す。 ◆間違うことを恐れず、友だちのロボットについて、積極的に英作文に取り組む。 (3)本時の評価規準(◎総括的評価へ ○形成的評価) ◎(適切な発話)canとcan’tを使って、「できること」と「できないこと」を正しく話すことができる。〈S〉 ○(言語活動への取組)間違うことを恐れず、友だちのロボットについて積極的に書いている。〈W〉 (4)本時の展開 過程 学習活動《形態》・学習内容 評価規準との関連 ・指導上の留意点 ◎総括的評価へ ○形成的評価 ☆「教育に関する3つの達成目標」との関連 W-Up 10 分 1 あいさつ《一斉》 2 Quick Input《ペアワーク》 ※大石中全校で取り組んでいる言語活動の1つ ☆学習の準備を整える ・英語の授業の雰囲気をつくる。 導 入 10 分 3 新出文型の導入《一斉》 ・口頭導入 ・文型の説明 ・模倣練習 ・大型テレビで先生の写真を見せなが ら、インパクトある導入にする。 ☆先生の話をしっかり聞く。 ・生徒から少しずつcan を用いた文を引 き出していく。 ・テレビに今日のポイントを提示する。 ・目標文を正しいリズムで言えるように 指導する。
①Hi, I’m Sato Kasumi.
I can drive a car, but I can’t ride a motorbike.
②This is Mr. Kurihara.
He can play soccer, but he can’t play tennis very well.
③This is Ms. Matsumoto.
She can play the piano, but she can’t play the horn.
④This is Ms. Anzai.
She can play softball, but she can’t play volleyball very well.
☆今日のポイント
can 「~できる」 I can speak Chinese. can’t 「~できない」 Tom can’t play the guitar.
展 開 25 分 4 4 言語活動《ペア・グループワーク》 ・カードに書かれた英文を確認し、音読練習を 行う。 〔カードの内容〕
①He can dance, but he can’t swim. ②She can sing a song, but she can’t
play the piano.
③He can play soccer, but he can’t play baseball. など ・自分のロボットが「できること」「できない こと」を英語で友だちに伝える。 ・友だちのロボットについて「できること」 「できないこと」を聞き取り、メモする。 5 紹介文の作成《個人》 ・インタビュー結果をもとに、友人のロボット を1つ選んで、紹介文を英語で書く。 ・ワークシートに書かれた can、can’t の意味 を確認しながら、英文を作成する。 6 スピーチ《グループワーク》 ・班ごとに友だちのロボットを紹介する。 ・友だちの発表を聞き、評価をする。 (表)適切 な発話 (関)言語 活動へ の取組 ・カードの裏に記載された情報(英文) を覚えられるように、数種類のピクチ ャーカードを1人ひとりに配付する。 ・ワークシートを配付する。 ・「インタビュー活動の約束」を掲示す る。 ☆話そうとすることを聞き手に正確に 伝えることができる。 ・リスニングカードを配付する。 ☆友だちの発表をしっかり聞き、発表す ることができる。 〔評価場面1〕 (評価規準) ◎can と can’t を使って、「できるこ と」と「できないこと」を正しく話 すことができる。 〈評価方法〉 ・行動観察 〈手立て〉 ・Cの生徒には、カードの裏のヒントを 読むよう指示を与える。 ・Bの生徒にはカードを見ないで活動す るように声をかける。 ・Aの生徒にはジェスチャーや表情にも 工夫するよう指示を与える。 〔評価場面2〕 (評価規準) ○間違うことを恐れず、友だちのロボッ トについて積極的に書いている。 〈評価方法〉 ・行動観察、授業後ワークシート分析 〈手立て〉 ・Cの生徒には基本編を勧める。 ・Bの生徒には中級編を勧め、必要に応 じてキーワードになる語を与える。 ・Aの生徒には上級編を勧め、さらに自 分自身で考えた英文を作成するよう 指導する。 ☆今日のねらい can と can’t を使って、「できること」と「できないこと」を正しく相手に伝えよう! 複数技能を統合的に扱った指導の工夫 〔4話す・聞き取る→5書く→6スピーチ〕
ま と め 5 分 1 7 本時の振り返り《一斉》 ・ノートの整理 ・学習の振り返り 8 あいさつ《一斉》 ・can と can’t の用法を確認できるよう に、ポイントカードを配付する。 ・can と can’t を使って英文を作る練習 ができるように、大型テレビで先生方 の写真や情報を提示する。 ・ワークシート、リスニングカードを集 める。 ・大きな声で挨拶をする。 (5)板書計画 (6)大型テレビ(展開・まとめ)