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ファイルシステムとストレージ:0.編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)■ 小特集 ■. ファイルシステムと ストレージ 編集にあたって. 音楽データ,文書データといったさまざまなデータ を,ファイルという概念で「保存する」「開く」「消 去する」など,直感的に扱うことができている.. 新谷隆彦(電気通信大学).  コンピュータにおけるデータ記憶装置には,CPU. 福田茂紀(富士通研究所(株)) 宮澤慎一(セコム(株)). 内のレジスタやキャッシュ,メインメモリなどの主 記憶装置,そして HDD,SSD,テープドライブな どの補助記憶装置(ストレージ)がある.メインメ モリに乗り切らないようなデータを,電源を切って. 1090.  パソコン,スマートフォン,デジカメ,そしてイ. も利用可能な,永続的なデータとして保存をするた. ンターネットが広く普及し,私たちはデータを消費. めに補助記憶装置は重要な役割を果たしている.補. するだけでなく,メールや写真などのデータを生産. 助記憶装置のデータを,ファイルという単位で管理. することも気軽にできるようになった.. しているのがファイルシステムである..  パソコンで文書などのデータを作成し,編集途中.  ファイルシステムに求められる機能は時代ととも. で保存し,また後日作業を再開するということを日. に変遷し,それに合わせてファイルシステムも進化. 常的に行っている.このときデータの単位となって. してきている.ビッグデータという言葉が流行して. いるのがファイルである.私たちは,画像データ,. からすでに何年も経過したが,大量のデータが生産・. 情報処理 Vol.58 No.12 Dec. 2017.

(2) 消費される現在,ファイルシステムと補助記憶装置. 側で使われている分散ファイルシステムの技術につ. の役割は,ますます重要になってきている.一方で,. いて紹介していただいた.. SNS とスマートフォンの普及により,ユーザにとっ.  最後に,普段はほとんど利用しないが長期間保管. てファイルという概念が希薄になってきている潮流. をしたい,という需要に応えるストレージとして近. もある.このような背景から,ファイルシステムと. 年需要が高まっているコールドストレージについて,. ストレージの現在動向を紹介し,再認識するための. ストレージネットワーキング・インダストリ・アソ. 本小特集を企画させていただいた.. シエーション(SNIA)日本支部の方々に解説してい.  まず最初に,単体のコンピュータにおけるファイ. ただいた.. ルシステムについて,その基本から,現在利用され.  世界で生産・消費されるデータの量は今後も増加. ている最新のファイルシステムまで,山口氏に解説. し続けるだろう.そのデータを,より確実に保持し,. していただいた.. ユーザがより快適に便利に利用できるようするため.  次に,複数のコンピュータでファイルを共有する. には,ファイルシステムとストレージの技術の発展. システム,分散ファイルシステムについて藤田氏に. が不可欠である.本小特集で,ファイルシステムと. 解説していただいた.分散ファイルシステムとして. ストレージに興味を持つ方々が 1 人でも多くなれ. 最初に広く普及した Network File System(NFS)や,. ば幸いである.      . Google File System(GFS)などクラウドの向こう.       (2017 年 9 月 29 日). 情報処理 Vol.58 No.12 Dec. 2017. 1091.

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