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IRUCAA@TDC : No.5:PRF のラット骨髄細胞の初期形態変化,増殖,分化に対する影響

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

No.5:PRF のラット骨髄細胞の初期形態変化,増殖,分

化に対する影響

Author(s)

武田, 侑大; 國分, 克寿; 松坂, 賢一; 井上, 孝

Journal

歯科学報, 113(2): 199-199

URL

http://hdl.handle.net/10130/3064

Right

(2)

目 的:Platelet rich fibrin(PRF)は 血 小 板 由 来 の 多数の成長因子を含む完全自己血液由来のフィブリ ンゲルで,再生医療への応用が期待されている。し かし PRF の骨組織再生に関する基礎的データは乏 しい。そこで,本研究では PRF の特徴および骨組 織再生へ与える影響を明らかにすることを目的とし た。 方法:SD 系雄性ラットから採取した全血液5cc を 供血遠心器(メディフュージ)を用いて,PRF,fi-brinized Platelet poor plasma(fPPP)を生成した。

PRF および fPPP は,クライオスタットにて約30μm の厚さで薄切し,直径13.5mm の cell disc上にコー トした。薄切された PRF と fPPP 表面の評価とし て,走査型電子顕微鏡(SEM)観察,培養液中の TGF-β1,PDGF-AB,IGF-1を ELISA 法にて検索 した。ラット大腿骨骨髄由来細胞を各試料上に播種 し,無血清培地(α-MEM)を用いて培養した。細 胞形態の観察は1,24時間後に SEM および共焦点 レーザー顕微鏡によって行った。細胞増殖活性測定 と し て1,3,5,7,14日 後 に WST-1assay を 行った。骨芽細胞分化の指標として3,7,14日後 に ALP 活性測定および ALP 染色を行った。 成績:SEM 像において PRF 群のフィブリン網中に 血小板が 多 数 観 察 さ れ た。PRF 群 は 培 養 液 中 に TGF-β1,PDGF-AB,1が,fPPP 群は IGF-1のみが検出され,non-coat 群ではいずれも検出さ れなかった。細胞形態の観察では,1,24時間とも に PRF 群,fPPP 群は non-coat 群と比較して 著 し い細胞伸展が観察された。WST-1assay では,PRF 群は全時点で他の2群と比較して高かった。ALP 活性および染色では,PRF 群は全時点で他の2群 と比較して高かった。 考察:PRF 群,fPPP 群で顕著な細胞伸展がみられ たことはフィブリンなどの足場形態によると考えら れる。PRF 群において細胞増殖 活 性 お よ び ALP 活性が有意に高いのは,血小板由来の TGF-β1, PDGF-AB などの成長因子によるものと考えられ た。以上より,PRF はフィブリンなどの足場形態 および血小板由来の成長因子のため,ラット骨髄細 胞の初期形態変化,増殖,骨芽細胞分化に有利に働 くことが示唆された。 目的:4-META/MMA-TBB レジン(以下,4-ME-TA レジン)は歯科用合着剤として広く臨床の場で 応用されている。また,硬組織だけでなく軟組織へ の接着性および生体親和性が報告されており,軟組 織創面の保護としての報告がある。しかし,4-ME-TA レジンの軟組織創面での上皮組織再生および結 合組織に与える影響は報告されていない。本研究の 目的は皮膚の創傷部に対する4-META レジンの有 用性を形態学的に検討することである。 方法:6週齡 Sprague-Dawley 系雄性ラットを用い た。全身麻酔下にて,背部の剃毛後に生険トレパン (φ3mm)にて欠損を作製し,止血確認後4-META レジンにて創面を覆った。 術後1,2,3,5,7,10,14日後に組織を採 取した。創面に接着している4-META レジンはア セトンにて溶解した後,通法に従い組織切片を作製 した。組織切片の評価は,HE 染色および,CD68 を一次抗体として用いた免疫組織化学的染色を行っ た。 結果:HE 染色においては,術後1日目より4-ME-TA レジンが接していた創面の結合組織表面に無構 造物質が認められた。術後5日目より無構造物質の 解離と上皮の伸展が始まり,術後7日目から10日目 にかけて無構造物質が完全に消失し,術後14日目に 創面の治癒を認めた。免疫組織化学的染色では,術 後2日目より無構造物質に接する結合組織中に CD 68陽性細胞の出現を認め,3日目に著明な増加がみ られた。術後7日にかけて無構造物質の消失と比例 して減少が認められた。 考察:欠損部位に生じた無構造部は結合組織への化 学的な接着としてハイブリッド層が形成されたこと が考えられる。術後5日目から CD68陽性細胞の増 加によりハイブリッド層の減少が認められたこと は,CD68陽性細胞による貪食作用によるものと考 えられる。それと同時に上皮の伸展が始まったこと から,CD68陽性細胞によるハイブリッド層の貪食 部位に上皮が入り込んで伸展してきていることが考 えられる。よって皮膚欠損部位に対して4-META レジンにて創面を保護することは有用であると考え られる。

№5:PRF のラット骨髄細胞の初期形態変化,増殖,分化に対する影響

武田侑大,國分克寿,松坂賢一,井上 孝(東歯大・臨検病理)

№6:4-META/MMA-TBB レジンを軟組織表面に応用した際の創傷治癒における

組織学的検索

木所 亮1),松坂賢一2),武田侑大2),小林史卓2),井上健児2),橋本和彦2),片倉 朗1),井上 孝2) (東歯大・オーラルメディシン口外)1)(東歯大・臨検病理)2) 歯科学報 Vol.113,No.2(2013) 199 ― 83 ―

参照

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