- 保健体育 1 - 第3学年BC組保健体育科学習指導案 平成28年6月13日(月)第4時限 3B 教室 第3学年 BC 組(B 組男子17名・C 組男子16名)計33名 指導者 大川 遼 1 単元名 生活行動・生活習慣と健康 2 単元について (1)一般的な特性 健康の大切さや健康によい生活,病気の起こり方や予防などについては,小学校体育科保健領域で 学習している。それらを踏まえて,ここでは,人間の健康は主体と環境が関わり合って成り立つこと, 健康を保持増進し,疾病を予防するためには,それに関わる要因に対する適切な対策があることにつ いて理解できるようにする必要がある。 本単元では,健康を保持増進し,疾病を予防するためには,年齢や生活環境に応じて,調和のとれ た食事,適切な運動,休養及び睡眠が必要であることについて理解させることにより,これからの社 会を生きる生徒が,生涯を通じて健康で活力ある生活を送るための基礎を学ぶ大切な単元と考える。 (2)生徒の実態(B組男子17名・C組男子16名 計33名)※実態調査アンケートに基づく ・1 日の平均睡眠時間:6、87時間 ・1週間行う運動日数:5、6時間 ・1 日に行う平均運動時間:2、56時間 ・規則正しい生活を心がけたいと思いますか はい:30人 いいえ:3人 ・自分の健康は自分で守りたいと思いますか はい:29人 いいえ:4人 ・健康のためには早く寝たいと思いますか はい:26人 いいえ:7人 ・健康のためには朝は早く起きたいと思いますか はい:24人 いいえ:9人 ・健康のためには朝昼晩3食ご飯を食べた方が良いと思いますか はい:30人 いいえ:3人 ・実際に朝昼晩3食ご飯を食べていますか はい:28人 いいえ:5人 (3)教師の指導観 健康の保持増進には,健康でいたいという「意識」が大切である。また,自分の健康は自分の「努力」 で決まるという考えが必要である。身近な運動や食事・睡眠などの生活習慣が今の健康だけでなく,こ れからの健康に繋がることを考えさせたい。それと同時に健康を維持するには「継続」していくこと も大切であることも伝えていきたい。
- 保健体育 2 - 3 単元の目標 ・生活行動・生活習慣と健康について関心をもち,学習活動に意欲的に取り組もうとすることができる ようにする。 (関心・意欲・態度) ・生活行動・生活習慣と健康について,課題の解決を目指して,知識を活用した学習活動などにより,科学 的に考え,判断し,それらを表すことができるようにする。 (思考・判断) ・生活行動・生活習慣と健康について,課題の解決に役立つ基礎的な事項及びそれらと生活との関わり を理解することができるようにする。 (知識・理解) 4 評価規準 観 点 ア 健康・安全への 関心・意欲・態度 イ 健康・安全についての 思考・判断 ウ 健康・安全についての 知識・理解 内容のまとまり (領域)ごとの評 価規準 健 康 な 生 活 と 疾 病 の 予 防 に つ い て 関 心 を も ち , 学 習 活 動 に 意 欲 的 に 取 り 組 も う と し て い る 。 健 康 な 生 活 と 疾 病 の 予 防 に つ い て ,課 題 の 解 決 を 目 指 し て ,知 識 を 活 用 し た 学 習 活 動 な ど に よ り ,科 学 的 に 考 え ,判 断 し ,そ れ ら を 表 現 し て い る 。 健 康 の 成 り 立 ち と 疾 病 の 発 生 要 因 , 生 活 行 動 ・ 生 活 習 慣 と 健 康 に つ い て , 課 題 の 解 決 に 役 立 つ 基 礎 的 な 事 項 及 び そ れ ら と の 生 活 の 関 わ り を 理 解 し て い る 。 単元の評価規準 健 康 の 保 持 増 進 の た め に 必 要 な 生 活 行 動 に つ い て ,自 分 の 日 常 を 振 り 返 り な が ら ,課 題 の 解 決 方 法 を 調 べ よ う と し た り す る 。 健康の保持増進のために必要 な生活行動について,自分の知識 や生活等を振り返り,課題を見つ けたり,文献の収集や資料分析な どを通してその解決方法を選ん だりしている。 健 康 の 保 持 増 進 に か か わ る 生 活 習 慣 に つ い て ,科 学 的 に 理 解 し ,日 常 生 活 の 課 題 解 決 に 役 立 つ 知 識 を 身 に つ け て い る 。 学 習 活 動 に 即 し た 評 価 規 準 ① 健 康 な 生 活 と 疾 病 の 予 防 に つ い て ,健 康 に 関 す る 資 料 を 見 た り ,自 分 た ち の 生 活 を 振 り 返 っ た り す る な ど の 学 習 活 動 に 意 欲 的 に 取 り 組 も う と し て い る 。 ② 健 康 な 生 活 と 疾 病 の 予 防 に つ い て , 課 題 の 解 決 に 向 け て の 話 合 い や 意 見 交 換 な ど の 学 習 活 動 に 意 欲 的 に 取 り 組 も う と し て い る 。 ①健康な生活について,学習した ことを自分たちの生活や事例 などと比較したり,関係を見つ けたりするなどして,筋道を立 ててそれらを説明している。 ① 健 康 の 成 り 立 ち と 疾 病 の 発 生 要 因 に つ い て 理 解 し た こ と を 言 っ た り ,書 き 出 し た り し て い る 。 ② 生 活 行 動 ・ 生 活 習 慣 と 健 康 に つ い て 理 解 し た こ と を 言 っ た り ,書 き 出 し た り し て い る 。
- 保健体育 3 - 5 単元計画 主 な 学 習 内 容 ・ 学 習 活 動 第 1 時 第 2 時 ( 本 時 ) 第 3 時 第 4 時 第 5 時 食 生 活 と 健 康 運 動 と 健 康 休 養 及 び 睡 眠 と 健 康 調 和 の と れ た 生 活 と 生 活 習 慣 病 ○ 健 康 な 生 活 や 疾 病 の 予 防 に は , 毎 日 の 適 切 な 時 間 に 食 事 を す る こ と ○ 年 齢 や 運 動 量 に 応 じ て 栄 養 素 の バ ラ ン ス や 食 事 の 量 な ど に 配 慮 す る 必 要 が あ る こ と ○ 運 動 に よ っ て 消 費 さ れ た エ ネ ル ギ ー を 食 事 で 補 給 す る こ と が 必 要 で あ る こ と ○ 運 動 に は 身 体 の 各 器 官 の 機 能 を 刺 激 し , そ の 発 達 を 促 す と と も に , 気 分 転 換 が 図 ら れ る な ど 精 神 的 に も よ い 効 果 が あ る こ と ○ 健 康 な 生 活 や 疾 病 の 予 防 に は ,日 常 生 活 に お い て 適 切 な 運 動 を 継 続 す る こ と が 必 要 で あ る こ と ○ 長 時 間 に わ た る 学 習 ,運 動 , 作 業 は , 疲 労 や ス ト レ ス を も た ら し ,心 身 の 不 調 や 病 気 を 引 き 起 こ す こ と ○ 健 康 な 生 活 や 疾 病 の 予 防 に は , 休 養 及 び 睡 眠 に よ っ て 心 身 の 疲 労 を 回 復 す る こ と が 必 要 で あ る こ と ○ 生 活 習 慣 病 の 多 く は , こ ど も の 頃 か ら の 生 活 習 慣 と 関 係 が 深 い ○ 健 康 な 生 活 や 疾 病 の 予 防 に は , 年 齢 や 生 活 環 境 に 応 じ た 食 事 , 適 切 な 運 動 , 休 養 及 び 睡 眠 の 調 和 の と れ た 生 活 を 続 け る こ と が 必 要 で あ る こ と ○ 不 適 切 な 生 活 習 慣 は , や せ や 肥 満 を 引 き 起 こ す こ と ○ 不 適 切 な 生 活 習 慣 は 生 活 習 慣 病 を 引 き 起 こ す 要 因 と な り , 生 涯 に わ た る 心 身 の 健 康 に 様 々 な 影 響 を 及 ぼ す こ と 1 .生 き て い く た め に 必 要 な 栄 養 素 を バ ラ ン ス の と れ た 食 事 か ら と る こ と を 知 る 2 .自 分 の 食 生 活 の 問 題 点 を 見 つ け , 改 善 す る 方 法 を 考 え る 1 .健 康 に よ い 適 切 な 運 動 を 日 常 生 活 の 中 に 取 り 入 れ る こ と は , 体 の 発 育 を 促 す こ と を 知 る 2 .健 康 に よ い 運 動 は , 生 活 習 慣 病 の 予 防 や 肥 満 の 予 防 に 役 立 つ こ と を 知 る 3 .生 涯 を 通 じ た 健 康 の 保 持 増 進 の た め の 運 動 に つ い て 考 え る 1 .疲 労 を 感 じ た 時 の 自 覚 症 状 を 例 と し て ,身 体 的 疲 労 と 肉 体 的 疲 労 の そ れ ぞ れ に 適 し た 疲 労 回 復 の 方 法 を 考 え る 2 .自 分 の 生 活 を 振 り 返 り , 休 養 や 睡 眠 の 取 り 方 に つ い て 考 え る 1 .高 血 圧 や 心 臓 病 , 脳 卒 中 な ど の 循 環 器 系 疾 患 , 糖 尿 病 が ど の よ う な 病 気 か に つ い て 知 る 2 .生 活 習 慣 に よ っ て 起 こ る 様 々 な 病 気 に つ い て 考 え る 1 . や せ や 肥 満 と , 生 活 習 慣 病 と の 関 連 に つ い て 知 る 2 . 生 活 習 慣 と 生 活 習 慣 病 の 密 接 な 関 係 を 知 り , 予 防 の た め の 方 法 を 考 え る 指 導 と 評 価 の 機 会 関 意 態 ① ② 思 考 判 断 ① 知 識 理 解 ① ②
- 保健体育 4 - 6 本時の指導(2/5) (1)本時の目標 ・健康な生活や疾病の予防をするための運動について,学習したことを自分たちの生活や事例などと 比較したり,関係を見つけたりするなどして筋道を立ててそれらを説明することができるようにす る。(思考・判断) ・健康な生活や疾病の予防をするための運動について理解したことを言ったり,書き出したりすること ができるようにする。(知識・理解) (2)展開 過 程 時 間
学習内容と活動
指導・支援(○) 評価(☆) 用具・資料 は じ め 10 分 1.ある実験の結果について予想する。 ・ベッドレストの実験のイラストを掲示し, 運動不足が健康に与える影響について考 える。 〈 予 想 さ れ る 反 応 〉 ・ 体 力 が 減 退 す る 。 ・ 筋 肉 が 細 か く な る 。 ・ 骨 が も ろ く な る 。 2.学習のねらいを知る。 図 掲 示 3 . 運 動 の 効 果 に つ い て 考 え る 。 ・「 運 動 に は ,ど の よ う な 効 果 が あ る か 。」に つ い て ,グ ル ー プ 内 で お 互 い に 意 見 を 出 し 合 っ て み よ う 。 ・ ブ レ イ ン ス ト ー ミ ン グ を す る 。 1 ) 各 自 の 考 え を 付 箋 紙 に 書 く 。 2 ) グ ル ー プ ご と に 模 造 紙 に 整 理 す る 。 3 ) 学 級 の 意 見 を 黒 板 に 整 理 す る 。 ○ 似 た 内 容 の 意 見 に 分 類 し て ,出 さ れ た 意 見 を 整 理 す る 。 ○ 適 度 な 運 動 は ,心 臓 や 肺 な ど の 器 官 や , 骨 や 筋 肉 な ど の 発 育 ,発 達 を 促 進 さ せ る こ と を 伝 え る 。 ○ 適 度 な 運 動 は ,ス ト レ ス の 発 散 な ど 精 神 的 な 効 果 が あ る こ と を 伝 え る 。 ○ 歩 行 距 離 と 死 亡 率 等 を 示 し た 資 料 な ど を 活 用 し ,理 解 を 深 め ら れ る よ う に す る 。 ・これは,宇宙飛行士の健康管理に役 立てるための実験です。この実験か らどんなことがわかったでしょう。 【ベッドレストの実験】 頭部を6度傾けた状態で90日間臥床し生 体への影響を調べる。食事や排泄もベッド 上で行われる。 ・運動には,どのような効果があるか,また,なぜ適切な運動を続けることが必要な のかについて考えてみよう。- 保健体育 5 - な か 35 分 〈 予 想 さ れ る 反 応 〉 ・ 緊 張 や ス ト レ ス の 緩 和 ・ 骨 や 筋 肉 の 発 達 ・ 体 力 の 向 上 ・ 肺 や 心 臓 の 発 達 ・ 肥 満 の 防 止 や 生 活 習 慣 病 の 予 防 ・ 毛 細 血 管 の 発 達 ・運 動 に は ,身 体 の 各 器 官 の 機 能 を 刺 激 し ,そ の 発 達 を 促 す と と も に , 気 分 転 換 が 図 ら れ る な ど ,精 神 的 に も よ い 効 果 が あ る こ と 。 4.これからの生活の中で,運動をどのよ うに取り入れることができるかについ て考える。 ・ 次 に 示 す 事 例 の A さ ん ,B さ ん , C さ ん ,D さ ん に 対 し て ,健 康 作 り の た め の 運 動 を ど の よ う に と り 入 れ た ら よ い で し ょ う か 。 グ ル ー プ で 話 し 合 っ て み よ う 。 Aさん(15歳、中学3年生) 運動が大好き,サッカー部,週5日,1 日2時間の練習。体力には自信があったが ,7月の大会も終わり,現在は高校受験 を目指し,週5日間,塾通い。塾がある日 は,帰宅が夜10時頃になり,運動する時間 がなかなか確保できない。 Bさん(17歳 高校2年生) 中学校の時は陸上部に所属していたが,高 校入学後は電車通学で時間がかかるため, 陸上やほかの部活に入ることができなか った。自宅から駅までは徒歩15分,駅か ら学校までは自転車で20分で,電車に乗 る55分を加えると,合計1時間30分以 上もかかる。体を動かすのが大好きなので ストレスがたまっている。 Cさん(28歳 会社員) もともと運動が苦手で,自分から進んで運 ☆【知識・理解】 健康な生活や疾病の予防をするための運動 について理解したことを言ったり,書き出し たりしている。(観察・学習カード)
- 保健体育 6 - 動はしていなかった。就職して6年になる が,電車通勤(3駅9km)ということも あり,最近は全く運動しておらず,動くこと も面倒くさくなってきた。先日の健康診断 では肥満と高血圧の指摘を受けた。まだ2 0代だし,このままだといけないと思って いる。 Dさん(49歳 会社員) 子どもの頃から運動は大好きで,運動選手 おしてバリバリ試合にも出ていた。しかし ,少し前に転職したため,それまでの体を使 う仕事から,デスクワークになった。毎日 忙しく残業続きで,平日は運動する時間が 確保できない。最近は肥満ぎみで,運動不 足とストレスに悩んでいる。4km離れた 職場へは自動車で通勤しており,自分のオ フィスは10階にある。 ・グループでの話合いの進め方 ① A ~ D さ ん の う ち ,誰 に ア ド バ イ ス す る か を 決 め る 。そ の 際 ,全 員 が 一 人 以 上 に ア ド バ イ ス で き る よ う に す る 。 ② グ ル ー プ 内 で 自 分 が 書 い た ア ド バ イ ス を 発 表 し ,意 見 交 換 し て 修 正 す る 。 ③ 各 グ ル ー プ の 意 見 の 中 か ら ,よ い 意 見 を 紹 介 す る 。 ・自分の生活について,運動の取り組み状 況や改善点を学習カードにまとめる。 ・ 健 康 な 生 活 や 疾 病 の 予 防 に は , 日 常 生 活 に お い て 適 切 な 運 動 を 続 け る こ と が 必 要 で あ る こ と 。 ○生活の仕方に関する各年代の違いなどを考 慮して考えるよう助言する。 ○運動やスポーツ以外にも,日常行っている身 体活動も含めて考えさせる。 ○一つだけでなく,できるだけ多くの事例に対 して,アドバイスを考えるよう助言する。 ○友だちのよい意見を参考にして,自分の意見 を修正させる。 ☆【思考・判断】 健康な生活や疾病の予防をするための運動 について,学習したことを自分たちの生活や 事例などと比較したり,関係を見つけたりす るなどして,筋道を立ててそれらを説明して いる。(観察・学習カード) ま と め 5 分 5.学習のまとめをする。 ・学習カードに本時のまとめを記載する。 ・本時の感想などを発表する。 ○ 本 時 の 学 習 内 容 を 振 り 返 り ,運 動 の 効 果 や 運 動 を 続 け る こ と の 必 要 性 に つ い て 再 確 認 す る 。