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太田母斑の臨床および組織所見に関する統計学的事項の研究

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Academic year: 2021

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64 全例が1:320≦(1:320∼1:20,480)の抗体 価を示し,本症の血清診断におけるIHAの有効 性が示された.しかし,赤痢アメーバのシストキャ

リア血清では,1:80∼1:320の低抗体値が

6.5%(3/46)に検出されたのみであった.このこ とから,本IHA試薬の陽性限界は1:80≦が妥 当と思われた. 4.腹直筋皮弁挙上後に稀な経過をたどった2 症例 (形成外科)○副島 一孝・本田 隆司・ 野崎 幹弘・平山 峻 近年,皮弁・筋皮弁移植による再建外科にはめ ざましい進歩がみられる.例えば腹直筋皮霜は乳 房再建ぽかりでなく,頭頚部,下肢などの再建に 広く用いられている.また最近これら皮弁の術後 合併症についての文献的報告も散見される.主な 合併症としで骨弁壊死,腹壁ヘルニアなどが挙げ られる. 我々も過去5年間に腹直筋皮弁の症例42例を経 験したが,これらのうち皮弁挙上したdoner site に稀な経過をたどった2症例を経験したので報告 したい. 症例1:40歳女性.腹直筋重弁による乳房再建 術後6日目にイレウスを合併した, 症例2:58歳女性.遊離腹直筋皮弁による乳房 再建術後8ヵ月目に内蛍径ヘルニアを来した. 以上2症例を詳述しretrospectiveにこれらを 検討すると共に若干の文献的考察を加え報告す る. 5.当科における扁平母斑治療法とその組織学 的所見について (形成外科)○八巻 隆・牧野 玲子・ 野崎 幹弘・平山 峻 扁平母斑の治療方法としては,従来よりSkin− abrasion,雪状炭酸圧抵法,レーザー治療法,植皮 術,切除術等が利用されてきたが,いずれの治療 法も十分ではなく,治癒3∼4ヵ月後に再発が多 い.演者らは主に雪状炭酸圧語法を単独で利用し, 症例に応じて他の治療法を併用してきたが,今回 充分なfollow upを行なうことのできた症例79例 について部位別,年齢別の治療成績およびその病 理組織学的変化について検索した. これらの結果,再発を示唆すると思われる組織 学的所見が得られたので若干の考察を加え報告す る. 6.太田母斑の臨床および組織所見に関する統 計的事項の研究 (形成外科)○木村 孝・鈴木 隆・ 野崎 幹弘・平山 峻 太田母斑は,未だ発症病理の解明,病型分類と 治療法の確立等はなされておらず,現在なお多く の問題を抱えている疾患である. 本疾患は一般に東洋人女性に頻発し,早発型と 遅発型に大別されると言われているが,治療予後 と関係した臨床および組織所見に基づいた統計的 事項の詳細な報告は皆無に等しいのが現状であ る. 我々の教室では昭和54年以来,これまでに500余 の太田母斑症例を経験しているが,今回は,この 中で皮膚生検を施行し,その病理組織像が明らか な200例を中心に,上記統計的事項の結果報告と, 治療計画,治療手段の選択と適用についての若干 の考察を述べることにする. 7.重症遅発性ディスキネジアが軽快した1例 (神経精神科)○岩田 貴子・田村 敦子 (厚生年金病院神経科)菅岡 正志 (武蔵野赤十字病院神経科)堀川 直史 (秦野厚生病院)武井 教使 (中村病院)中村 明實 遅発性ディスキネジアは,多く向精神薬の長期 投与によってひきおこされる不随意運動症状群 で,原因薬を中止しても消失せずに数年にわたっ て持続するものや,症状が固定するものが多い. 一般に,高齢(大部分は50歳台,60歳台)の女性 に多いとされている. 私達は,30歳台という若い年齢の女性に,しか も,向精神薬を投与されて9ヵ月目という比較的 早い時期に,明らかに遅発性ディスキネジアと診 断しうる状態が出現した症例を観察することがで きた.この症例では,舌の蠕動運動,下顎の左右 運動はもちろんのこと,重症のChorea Athetose Ballisnlus様の躯幹の捻転までをも伴い,まつす 一154一

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