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Academic year: 2021

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巻頭言 巻頭言 亜細亜大学大学院 アジア ・ 国際経営戦略研究科 委員長

伊藤 善夫

 本号は、アジア ・ 国際経営戦略研究論集の第13号であり、当研究科博士後期 課程在籍の2名の学生の執筆した投稿論文を掲載している。2名の投稿論文は、 それぞれの学生の博士論文作成へ向けた研究の途中経過であり、完成度は不十 分ではあるものの、投稿規程に則り所定の審査を経て掲載を認められた論稿で ある。  当研究科は、2006年4月に開設され、本年度で14年が経過した。本論集は研 究科開設から2年目の2007年度から発行されている。創刊号は当研究科が発行 主体となり、2007年に当研究科を母体に設立された「アジア ・ 国際経営戦略学 会」が編集をする形で発行され、これまでに同学会が主催したセミナーでの特 別講演や学会報告会での自由論題、学会員の投稿論文等を収載してきた。同学 会では、当研究科の在籍学生のみならず、多くの実務家も参加し、理論と実践 の有効な交流を実現してきた。学生諸君は、実務界との交流の中で自らの研究 のアイデアを獲得し、実務家は実践的な経験を理論的に考察する機会を得られ たものと推察する。  このように多くの成果を残してきた本論集は、本年度からは在籍学生の研究 成果を公表する場として特化し、学会は新たな機関誌を創刊することとなる。 このことは、当研究科の教育研究活動と学会における研究普及活動が分離され ることを意味せず、むしろ自律的な活動を展開することでより高次元での協働 を目指すことができる契機として、前向きに捉えていきたい。本論集創刊号に おいて、学会設立から現在に至るまで学会長であり、当研究科設置当初の研究 科委員長である、亜細亜大学名誉教授 ・ 元学長の池島政広先生は、次のように 述べられている。「今、アジアへの事業展開の成否が日本企業の盛衰に決定的な 影響を与え始めています。この事業展開の経営戦略上のリアルな問題を取り上 3

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アジア ・ 国際経営戦略研究論集 第13号 げて論議し、解決への糸口を探っていくのが本学会の研究活動であります。」こ の方向付けは、当研究科の教育研究理念とも整合しており、学生の研究成果を 公表する場という性格付けを本年度から明確にした本論集においても、基本的 に引き継がれている。当研究科在籍学生が学位論文を作成していく過程で生み 出した理論的な研究成果を、本論集を通じて公刊すると共に、学生諸君には学 会での実務界の方々との交流を通じて自らの研究成果を経営戦略上の現実的な 問題の実践的な解決策にまで深めてもらいたい。このことを通じて、本論集と 新たに創刊される学会機関誌が、アジアビジネスに関する理論と実践の交流を 高次元において達成するものと期待している。  上に述べたとおり、本論集には従来、投稿論文以外の様々なアジア ・ 国際経 営戦略に関する論稿を収載してきたが、今後は在籍学生の執筆した投稿論文を 掲載していく。現状では未定であるが、博士後期課程在籍学生のみならず、博 士前期課程在籍学生の優れた論稿についても掲載することを検討している。  また本号は、「アジア ・ 国際経営戦略研究論集」の第13号として刊行される が、前号までの「AIBS ジャーナル」(アジア ・ 国際経営戦略研究論集)からの 名称変更となるため、ISSN 番号は変更となっている。 以上 4

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