小学校体育科 : 「飲酒の防止」についての授業開 発の試み
著者 赤田 信一, 赤田 陽子
雑誌名 静岡大学教育実践総合センター紀要
巻 20
ページ 65‑74
発行年 2012‑03‑30
出版者 静岡大学教育学部附属教育実践総合センター
URL http://doi.org/10.14945/00010320
静岡 大学教育学部附属教育実践総合セ ンター紀要 No.20 p.65‑74 (2012)
〈論 文 〉
小学校体育科 :「飲酒の防止」についての授業開発の試み
赤 田信一 赤 田陽子*
A development ofteaching and learning about ̀̀Prevention of Drinking'' in Elementary School llE
Shinichi AKADA YokO AKADA*
Sunllnary
This paper is a study of development of teaching and learning which applied to the contents of the government new guideline for teaching about Prevention of Drinking'' in elementary school RE.It's the contents of the lesson that the Underage Drinking is harllllful to health, and the various health‐ related
act■vities take place in the cOIllinunity. When teaching''Prevention of Drinking,"teaching methods are devised by incorporating learning activities that make pupils use the knOwledge they have acquired.
キー ワー ド : 保 健 の授 業 飲 酒 の 防 止 新 学 習 指 導 要 領 授 業 開発
I は じめに
本稿は小学校体育科の第5学年及び第6学年の保健 領域 の内容である『 病気の予防』における「飲酒の防 止」 に関す る授業開発 とその実践研究の報告である。
さて、平成 23年度か ら全面実施 されている学習指 導要領 に示 された 「飲酒 の防止」に関す る授業では、
飲酒 が喫煙や薬物乱用な どの行為 と同 じく『健康 を損 な う原因となること』を理解できるよ うにす ることが 求め られてお り、小学校学習指導要領解説 (体育編) の「目標及び内容」にも、以下の内容が記載 され るなか で、これに準 じた小学校での保健学習の実践が期待 さ れている。
工 喫煙、飲酒、薬物舌し用 と健康
(ア)(中略)飲酒については、判断力が鈍る、呼吸やlb臓が苦 し<なるな どの影響がすぐに現れることを理解できるよう にする。なお、飲酒を長い間続けると肝臓な どの病気の原 因になるなどの影響があることについても触れるようにす る。
その際、低年齢か らの喫煙や飲酒は特に害が大きいこと についても取 り扱うようにし、未成年の喫煙や飲酒は法律 で禁止されていること、好奇lbや周 りの人か らの誘いなど がき っかけで喫煙や飲酒 を開始する場合があ る ことにつ いても触れるようにする。
また、小学校 学習指導要領解説 (体育編)の「指導 計画 の作成 と内容 の取扱 い」 にお け る 「2内容 の取 扱 い」 には、学習 を展 開す る上 での留意 点 として次 の 内容 が記載 され るなかで、その配慮 が求 め られてい る。
静 岡大 学教 育 学 部保 健 体 育教 室 静 岡市 立賤機 南小 学校*
(o)保健の指導に当た っては、知識 を活用する学習活動 を取り 入れるなどの指導の工夫を行うこと。(中略)
知識を習得する学習活動を重視するとともに、習得 した知 識を活用する学習活動を積極的に行 うことによ り、思者力・
判断力等を育成 していくことを示 したものである。指導に当 た つては、身近な日常生活の体験や事例などを用いた話 し合 い、プレインス トーミング、Fbi急手当な どの実習、実験な ど を取 り入れること、地域や学校の実情に応 して養護教諭や栄 養教諭、学校栄贅職員な どの専 門性 を有する教職員等の参 加・協力を推進することなど、多様な指導方法の工夫 を行 う よう配慮する。(中略)
また、今 回の学習指導要領 の『 病気の予防』 におい て は以 下 の内容 につ い て の扱 い が新 た に加 え られ た こ ともあ リヘル スプ ロモー シ ョンの考 え方 による「飲 酒 に よる健康被 害 の防止 」を 目指す保健所や保健 セ ン ター の活動 、また社会全体 での環境整備 の諸活動 につ いて効果 的 に 「飲酒 の防止 」の授業 内容 と関連付 けな が ら学習 され る こ とが期待 され る ところ とな つた。
オ 地域の様々な保健活動の取組
人対の病気を予防するために、保健所や保健センターな どで は、健康な生活習慣にかかわる情報提供や子防接種な どの活動 が行われていることを理解できるようにする。
この よ うに新 しい学 習 指 導 要領 で はい くつ か の点 で 内容が整理 された り、新 しい 内容 が加 え られ た りし てお り、また、内容 の取扱 い上 の配慮 が示 された りと、
以前 の学習指導要領 と比べ て もその変化・ 違 いは少 な か らず存在 してい る。今後 は この変化 に対応 しなが ら 授業改善 を図 るた めにも、質的・量的 な面で、多様 な 授 業 開発 とそ の実践 が求 め られ よ う。
そ こで本稿 では、今後 の 「飲酒 の防止Jに関す る授
赤 田信 一・赤 田陽子
業 実践 の発 展 を願 いつつ 、時代 のニーズに対応 しなが ら当該授業 の開発 を試 み、その実践 の報告 を行 うもの で ある。そ こでは、現在 に至 る 「飲酒 の防止」の授業 実践の系譜 と課題 を踏 ま えつつ、国内外 の公的な飲酒 防止 に関す る啓発 の コンテ ンツや 最新情報 を収集 し、
それ らを発展 的 に加 工・応用 しなが ら、教材づ くり・
授 業 開発 を 目指 してい った。
なお 、今 回の授 業開発 は平成 21、 23年度 に行 われ た もので、静 岡市教育委員会 スペ シャ リス ト派遣事業 また民間教 育力活用事業 の一環 として、市 内の公 立小 学校 との共 同的作業 で実践・ 検証 された。静岡大学教 育 学 部 と静 岡市 教 育委 員会 とのパー トナ ー シ ップ に よって 実現 した実践 で あ り、 同時 に小 学校 の学級 担 任・ 授 業担 当の先 生方 、な らび に静 岡大学教育学部学 生 有志 に よるチー ムテ ィーチ ングによる実践 であ る。
Ⅱ これまでの 「飲酒 の防止」に関す る授業実践 と新 しい教材 づ く り・ 授 業 開発 の方 向性
日本 では 「未成年者飲酒禁止法」によって未成年者 の飲酒 が法律 で禁止 され てい るわ けであるが、学習指 導要領 において も、未成年者 の飲酒 による健康被害 を 防 ぐた めに 「飲酒 の害」に関 して学習す る機会 が提示 され てい る。これ を踏 まえ、小学校 で も「飲酒 の防止」
に関す る授業実践(健康教 育)が以前 か ら行 われ てい る.
小学校 での健康教育 は、主 に 「保健指導」 と「保健 学 習」 の 中で実施 され るが、「飲 酒 の防止 」 つ い ての 内容 も、これ らの中で扱 われ るのが一般的である。前 者 の 「保健 指導」 にお いて は、例 えば年 に一回 か ら数 回実施 され る 「学校保健委員会」 に代表 され るよ うに 全校児童 を体育館 等 に集 めて指導 した り、適宜学級・
学年単位 で指導 した りす る中で、大人数 を対象 として の一斉指導 が、多 くの学校 で実施 され、現在 に至 って い る。 ここでは、いわゆる 「講話・ 講義形式」 に よっ て 、「飲 酒 の害」 に関す る『 知識・ 理解』 に重 きを置 いた指導・ 学習が 中心 とな るこ とが多い。また後者 の
「保健 学習」では、教科 のカ リキュラム計画の中で、
第 五学年 または第 六学年 において一時間(45分)程度 で扱 われ るが、 この 「保健 学習」 において も、保健 の 教科書や ワー クシー トが用 い られ なが らも、時間的 な 制 限か ら「飲酒 の害」 に関す る『 知識・理解』 に重 き を置 い た学習 が 中心 とな るこ とが多い1)。
しか しなが ら、「飲酒」とい う人 間の行動 に対 して、
「飲酒 の害」に関す る『 知識・理解』に重 きを置いた 学習だ けでは、それ を回避す る効果 は十分ではない と す る行動科 学 の知 見2)ゃ、自尊 心の形成や コ ミュニケ ー シ ョン能力 をは じめ とす る心理的社会能力 (ライ フ ス キル)の育成 を 目指 さなけれ ば未成年 の問題行動 は 解決 しに くい とす る知 見3)、 加 えて、文部科学省 の学 習指導要領 で も強調 され て きた『 思考力・ 判 断力 の育
成』や『 関心・ 意欲・ 態度』の観点が、徐 々に学校 の 健康教育 に浸透 してい く中で、従来の『 知識・理解』
だ けに とどま らない「飲酒 の防止」の「保健 学習」・「保 健指導」 が開発・ 実践 されつつ ある。
ただ、思考力・判断力 を育成す るた めに も、先ず は 効果 的 な教 材 の活 用 に よ る知識 の獲 得 は不 可欠 で あ り、『 知識・ 理解』 のた めの優 れ た教材 開発 の重要性 は揺 らぐことはない。例 えば、小学生 向 けに特化 して 開発 され た映像教材 「ス トップ・ ザ・ 薬 物」(日本 学 校保健会制作)の中のアル コール の有害性 を説いた映 像 も、開発 され た優れ た教材 のひ とつ で あ ろ う。そ し て、そ の教材 を授 業 の前 半部分 で活 用 した保健 学習
「アル コール つて、何?」 4)の実践 にお いてその授 業 の後半部分 で『 思考力・判断力 の育成』 を 目指す こと がで きた の は授 業 の前 半 において知識 の獲 得 を図 っ たそ の映像教材 の価値 の高 さに よるもの と言 えよ う。
保健 学習 において、知識 の獲得ための映像教材 の価 値 は高い。先 の実践 の成 果 を踏 ま えつ つ 、「知識 を も とに思考 を深 める」とい う授業展 開の構想 の中で、『 思 考力・判 断力 の育成』 を さ らに充実 させ るた めの、 よ り効果的 な映像教材 の開発 が今後 も求 め られ てい る。
一方 、行 動 科 学や ライ フス キル の知 見 を踏 まえた
「飲酒 の防止」の授業開発 は、例 えば、保健学習 「ア ル コール を勧 め られ た ら、NOと言 え る 自分 に」5)の 実践 にも見 られ るよ うに、飲酒 を大人や先輩・ 友達 か
ら勧 め られた とす る仮 の状況設定の中で、その飲酒 の 勧 め に ど う対応 して飲 酒 を回避 す るか とい うロール プ レイ ング (役割演技)の指導方法 を取 り入れ る とい う方 向で進 め られ るこ とが多 くなつた。 しか し、知識 を活用す る学習活動 として、また、子 どもた ちの思考 力・判断力 を育成す るための学習活動 として期待 され てい るこの ロール プ レイ ング6)の 扱 いが、本来の 目的 とはズ レが生 じて、「ただ飲酒 の勧 めを断われ ばいい」
とい つた 「断わる技能」の育成 に偏 つて しまつてい る 状 況 も見受 け られ る。この指導方法 が、本来 の 目的(=
子 どもた ちの思考力・判断力 の育成)に向か つてい く た めの、教師の丁寧 な子 どもへの関わ り方やその支援 方 法 の 開発 が求 め られ てい る。
また、未成年 の飲酒行動 を促進す る可能性 がある と 問題視 され てい るテ レビの アル コールCM7)において、
近年 、「若 い女性」 をター ゲ ッ トに した 内容 が増 えて きてい る とい う指摘8)を踏 ま え、女性 に とつての飲 酒 の危 険性 を深 く学ぶ た めの教材 の開発 が求 め られ て い るとともに、その よ うなアル コールCMの情報 に触 れ た時 に も、適切 な思考・ 判断 の もと、それ に対処 で き る能 力 の育成 を 目指す指 導方 法 を開発 す るこ とも 求 め られ てい るざ
以上 、現在 に至 る「飲酒 の防止」に関す る授 業実践・
保健 学習 の開発 の系譜 と、そ こに内在 す る課題 、加 え て、子 どもた ちを取 り巻 く社会環境 (アル コールCM)
小学校体育科:「飲酒の防止Jについての授業開発の試み
のM腫薫 を蝙 ま えた授 業 鑢発 のユー ズ に‐‑3いて適 ベ た。次事 には、 これ 銀の議塀 闘雇Jへの解決 を 目指す た め の数材 疹 く うとそれ を用 い た授 業 開発 の試 み を 示 す。
爾 「畿攣 の鋳止 」 に関す る歌材 づ く り 軒授糞 聞難
燿ヽ学校 学習指 導要無難説 (悴育編}命「躍糠桑 び繭 客ilこ示 され た もの、 また、子 どもた ちの実態 と扇章 で の検討 向答 を麟 まえ、以下8薫 (a〜k)の内容 なつ い て教材 づ く りを行 った。
轟.低年齢 か ゐの歓 攣 は、健康上 の悪影な が指摘 され てお り、特 に脳 へ の影 響 が大 きい こ と。
鶴.零簑や 巻な0はた らきに対 し、意性鞠 な悪影 響 を 与 え るこ と。
肇″吐いた ちの を母 どにつ ま しせ て、死亡す るこ とも あ るこ と。
L.長離 の飲 酒 が、選手艤 な どの病気 の発痘 に深 く閥か 儀こ と。 また、長期 砂アル コール依存 か 義0脱却 を支援す 儀保健購軋 (予防啓発 活動 も含 まれ る)
が地域 で行 わ承メq いる こ と。
け,判断力 が鐘 下 し、ケガや事故 を手│き起 通す こ とも あ櫂こ と。
最 未成年 の飲 酒 は、法律 モ禁止 され てい るこ と。
蓼.テ レビCMなどの広 告 の影 場 を受13‐飲 濯 を爾始 す るよ うな こ とがをい よ うに、プデ ィアに対す 機 適 蠅 な分析 力 懸対処能携 が必 甍 とな 儀こ と。
h.好奇:なや 圏 りの人 か らの議 い な どが きつか けで 散 綱 を開始 す 懇場 合 が わ る こ と。
これ らを振 録た教材 と、そ の議材 を用いた授業 鶉発 齢様子 (授業実鐵瞬爾)を授業 の続 爾母時離列 記沿 つ て以下をこ綴介 し、その儀饉 螢効果 につけての検討 を進 め4。
なお、授業 繹進行 鰤構成上、轟 鰹の襦本 を聞時 に振 つた り、経 り返 して機 つた りす る場合 もあ 儀。
の 飲 酒 藤人 体 め各濃 官 へ 悪 影 響 を与 えた り各 種 疾 病 織発症 に深 く闘与 した りす るこ とな ど、者の書 の 全 体像 を学ぶ た め母教材 づ く り 参授 業 開発
飲 酒 が人 体 に与 え る悪 影 響 な観 覚 的 に理 解 す るた め、国内外 か ら資料 をま ぬ儀中で、科 学鍮 な機拠 が認 め 毎れ、おおつヽや 、始⑫画像 パ澪ゝ学生 の発達段 階 な と もで あ 儡程 度 的適性 が あ4と判 断 され る なの な数 点 選び、そ の画像 をルー ドの形簸 に して、授 業 の導入場 爾 で梅 え る教材 づ く りを行 った。なお 当然0ことなが ら、画像 の著作権 は製作元 にあ り、今 回の推れ を活用 して作成 した教材 は、授業実践 の場 で あ機数室 のみで
使 われ るだ けの もので あ る.
以 下 (資料1)は、そ母教材 づ く りの鮨 な活驚 した 国織 を持入 したカー ドの一部 であ儀:飲酒 の人修 への 憲影 響
「
シ ンプル に分 か りやす く示 され てい 碁。
実際 な 量晰種類 のカー ドを2枚ずつ蠅意 し、そ 鍮 露鸞 数 をテー‐ブル 磯上 を通轟返 して広 ば、飲酒 ‡通よ鶴健康被 書 が記 載 され た 同 じ寵容 の カー ドを捺 し当て てい く とい う、いれゆ悪 鮮神経衰 鯰J鍮力… ドゲー ムを行 え るよ 会に二夫 した。授業 の導入 として、ゲS――ムを騒 し て飲酒 の害を全体綺 に確認 しなが ら、関心や意歌 を高 め られ るよ うな学冒場 画 の成 立 を図 った。
(資料1)
※開発し趣「神経衰弱陶― ドプームJの一部。 A観就「義lia's 漏ation感 i八]o◎ho:Cattpaig豫 など饉よは啓発心料警溝選した。
ま 授業実錢の様子 暑
※6導程度約珂ヽグループの形態でカー ド グ・‐―ふ種遇薦して織儡鑽斃実賎靱様子。子 どもた準は鶴檬擁饉この港動ほ取り組ん で膿鯰参鐵師がF̲l―ドの竜容膊畿眼を轟鵞 調えて濤くとと鍾より、轟曲邁動が、攣な る書
カー 委遊ぴ抄
:こ難ることな防ぐ轟れが で塞た。畿な、プーーム│こ対応し難ワーシン
議 卜覆覇量し、籍― ド韓示墓れ融書徹これ:こ書筆込んで簸ゝ≪作業動な がで、挙起鶴姫準は馨λ爆画の学習を深めて騰 つ敵。授業の導入とし てめ扱懸ゝでは轟 ったガ、歌通の書を学ぽ瀑れま邊鵞!い。慧歌を高める とこ│こあしヽ電効果的な数村で鵡惨、議議饉議の獲得亀可畿な学奮轟動 で纏 参難.
② 億年齢 か る0飲酒 は、議 へ の健 康 上 縁悪影響 が大 き い とい 拳こ とを学 厚 た 路の数材 (観聴 覚教 材 含 む)ぶく り 。授 業 開発
飲 藩 が人体 へ与 える悪影 響 の 中で も、 もう とも深刻 を害のひ とつである 「脳 へ の影 響Jにつ しヽで学んでい くた めの数材づ くりを行 つたも添燿 した襲機 は N爾重
57
赤 出信二 懸赤 自陽子
教 育番組 で放映 された「藩 の書 」め映像 を中心 としてt そ の視聴 に加 えて、新規 に作成 した 「脳 」の模型 (飲 酒 してい ない脳 と鉄藩 め害 によって萎縮 した議 の2種 類)を用意 し、その種型 を体験的に持 ち比べ なが わア ル コー ル が脳 に与 え る悪影 響 につ い て学べ る よ う配 慮 した。 なお、今 間の教材 づ く りに活用 した動画 は、
授 業 実 践 の場 で あ る教 室 のみ で使 用 す る もので ある (以下、 同様).
以 下 磯 料2)は、数材 づ く りの際 に活用 した映像 の 中力ゝら、その一部 を便宜的に静止画 として示 した も のである。 この よ うなアル コール が脳 へ与 え冷審 とそ の症 状 の進 行過 程 が視 覚 的 に分 か りやす く示 され て い る視聴 覚教材 を活用す るこ とによ り、子 どもた ちが 飲 酒 の議 へ の悪影響 につ い て具 体 的 に理 解 で き る よ うな学習場 面 の成 立 を図 つた。 また、映像視聴 後 に脳 の模型 に触れ る活動 を加 えるこ とに よ り、脳 細胞 朝滋 の機能)にとってのアル コール の有害性 につ いての理 解 を さ らに深 めてい け る学習場 爾 の成 立 を図 った。
※低年鹸からの歌藩により1図縄胞が破壌 。萎縮していく様子を示した 映像を港用した。(ここでは、なから右へ、症状が悪{じL/ている映像 を並べている。) . │
修‐授業実践の様子 機│‐│ ││ │ │‐ ‐ │
※映像教材の藩繭 (在)と脳の種型を活用 (右・右下)してし`都授業実錢の様子。嬢鐵 教材の視轟後、子どもたちは脳め模型を持ち 比べ6活動を通 して、アル コーーノしが脳細胞を 破壊・萎縮させる可能性があること│こつしヽて の学習を深めていつた。飲酒の脳への憲鱚靱 を示 した鋏像の捜聴と、体鹸的な学問種組み 合わせることは、飲酒の書を学l‐gぅとする間 心 。慧欲を高めることにおいて効果的であ り、
同時│こ、未成筆者の飲酒の害の大きさ饉闘3‐る知識鍮獲得も可能とな 饉攀習活動であ つた。
③ 飲酒が呼吸や心議のはたらきに対 し、1鮮的な悪
影響を与えること、また飲酒による極社によつて物
をの どに諸 ま らせ死亡す 儀可能性 もあるこ とを学
│ボための数材 機 聴覚教材含む)づくり 霞授業開発
飲 酒 が人体 へ 与 え る急性 的 な悪 影 鰺 につ も`て学 ん でい くた めの数材 づ く りを行 つた。 活 用 した映像 は
NttK教育番組 で放 晰 れ た 「未成年 の歓藩 〜体へ の 影 響〜」の映像 を中′いとして、その視聴 に加 えて、急 性影 響 が 出 る可能性 が 高 くな る血 中アル コール濃度 の値 に関す る 「閥いJを用意 し、その答 えを導 く追究 過程 において、アル コール が人体 に与 える悪影響 につ いて学べ るよ う配慮 した。
以lt 磯料3)は、歌材 づ く りの躁 に活 用 した映像 の 中か ら、その一部 を便宜的 に静止画 として示 した も のである。飲酒 によ リプル コール が重績 を介 して体全 体へ巡 り、呼吸や拍動 を司 る中枢神経 へ深え なダメー ジ を与 えてい くそ の進 行過 程 が視 覚 的 に分 か りや す く示 されてい る視聴覚教材 で ある。この よ うな教材 を 活用す るこ とに よ り、子 どもた ちが飲 酒 の急性 純 な悪 影 響 につ い て具 体 的 に理解 で き る よ うな学 習場 面 の 成 立 を図った。 また、映像 の視聴 後 翁血 中アル コール 濃度 に関す る 「聞いJは以 下 に示 す通 りで あ るが、血 液 とアル コール を模 した水溶液 を用意 し、そ の量 を具 体 的 に比較す るこ とによつて、人体 に とつてのアル 滅
―ル の有害性 に関す る理解 を さ らに深 めて い け る よ う配慮 した。 なわ、子 どもた ちの意 見 と して は 「人 が 死 んで しま う可能性 もあるのだか ら、多い量 に違 いな い。」 とい うものがな とん どで、(工)を予想す る子 ど
もは少 なか つた。 │
※飲酒│こよ リアル コー ルが全身へ巡 り、はが 鸞26と中枢神経命働 きに深刻なダメージを 与え、呼機や子か艤翁飩 畿が停止す奪可能性も
纏ること登示した映像を活用したI(ここでは、なからもへt星印で 示したアルコールが禽轟へ広がつてしヽく様子の映像を並べた。) ぶ 血 中アル 量ニル濃度 と急性影 響 に関す る問い ]
飲酒lこよ つてて人間の血液中│こ一定睫のアルコーんが含ま れてもヽくと、呼吸や′ふ艤が止まるなど生命の危険にさらさ れることがあ つ護す。では、人間のEll液が4リッ トルであ るとすると、そのXll液の中にどれだl J命なのアルコールが 驚まれ機と、そのような危険な状態になる可能性が出てく るで しょうな:
ァ 約400輸 : ギ 約200ml
や 約40ml 二 約20rnl
(資料3)
小学校体育科 :「飲酒 の防止」 につ いての授 業開発 の試 み
なここではF曲攀アル磯―ノ♭濃度が0.5%を超える起急性アんコーザレ 中竃:こよつて生縮が危饒な状態│こ臨儡爾畿性が鏃儡聾としLう医学鑢覺 地鋳導起問い餐作成 し難。結果としてこの購笞は(正)と な卜。なお、
鐵際の経 圏│こよ靡飲酒でのllllやアん脚―ルは度の上昇は、寵 。腸から の職llE速度、譲趣鮮臓での総解適度の鸞爆等饉よ って個人整が続る。
最 緩糞実錢の様子 鵞 ‐
※ 数 量 の 前 にEll液 鐵 量宣てた 47ットル の 赤bゝ液 悴 を入範 鮭本 槽 鬱 躍慧 都、番の具体軸とのよじ 較:こ轟 しヽで解 簿 を手磯 さ 慧て しlる機菫霙錢濾様子。
子 ども鮭 挙:こと つて鱗 笞 饂20鶴:鋳陪は非常に数憑 として鸞なされ、このLざ
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次 をこ、以下 (資料4)まま、飲級 によ碁嘔 鐘によもて 物 をの どに詰 ま なせ 、脅 の結果 、空息 ξこよ り冤 奮―f‐鶴 電 能性 ポ あ る こ とを理 解 さ管 機た め に活 用 した 国絵 で あ為。具体性 な写真資料 を驚 しヽるこ とに よ り、飲酒 が室 息 とい うか た ちで人 を死 亡 させ る可能性 が あ 藝 こ とを、子 どもた ちが槙 覚鞠 に理機馨できはよ うな学習 場 面 の成 立 を図 った。
̀警 鵜4)
※飲酒│こよ攀嘔畦 して影ヽる国絵 (上部)と、
1置畦物がの ご筵詰 畿 つな時の状鶴 甕説明す 砒璽総 (下部)、 講趣喉の内機饒警糞 (壱≫ の 難 料 を
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用 し た 。 な る 、 上 書ほ図 総 議 ム機鎮「象liat s mattΦ鐵教1薦。③誅感Ga鶴静aiぶ隣 の議発甕料によるtので轟檜。8匡畦のシーン を鷺はこと機、一般的│こ気持ちの良いもので
l 3ないが、具悴時な図総や喉の内崚饒写真種
冤纂こと│こよ り、「飲酒│こよ つて、働向け│こな つ鮭状態でも嘔崚する ことが機る (壱上艤絵)Jこれと、量れ│こよ り嘔吐物ガ喉│こ詰畿 惨亀
菫息̀死亡する通とも蝙るとし鶴う畿酒の遺贖性│こつしヽで、子 どもたち は憑瘍理解甕深ける進とざでき難L
④ 飲酒 を長期 に続 け儀 と、肝艤 な ど鍮病気 の発 生の 可 議性 を高 め 暮 こ とン あ る こ とを学ぶ た めの教 材
(擁聴 覚畿材含 数)づく り 幹授 業 爾発
長 難 の飲酒 が入悴へ与 え儀悪影 響 として 「鮮鶉 翁病 饉 」鮮指摘 されてい もが、そめ理 無なついて学 んでい くた めの数材ぶ く りを行 つた。 輸像 はN爾鸞 教育番組 で旗暁 された 「未成年翁飲酒 〜体へ の影響 〜Jのも母 を中ぜかとして活用 し、肝艤 がアル コー・‐ル の力幣 (無害 化)の役 目を担 ってい る浄ヽいこそ 、アル 豪k――ル をこよ鶴 悪影響 が出やすい ことやいて学べ 懸よ う配慮 した。ま た新 艤 に悪影 響 メ 出て しま 滲よ 勢な長 蟻 曲アル 瀬―
ル 畿 取 の生活 に褥 れなひ よ 強にす るた 機参社 会 鑢 な 予 防啓覺 の保健 活 動 ぶ行 われ てい るこ とに も触 れ た。
嶽 下 (資料3)は、歌結 ぶ く り母際 に若 用 した 映像 蒔 中か 鞣、そ働一部 を使宣的 に静止画 として示 した も 件であ儀。具体価を機聴覚教材 を満濯す るこ とに よ り、
アル コール が肝艤 で処理 され 儡人体 の壼 組 み の なか で、長期 の救藩 ぶ始の肝院 に深刻 なダメ・‐‐ジ を与 える 結果 とお るこ となつ1/bで、子 どもた ち鮮それ を明確 に 理解 で き 儀よ うな学習場 画 織成 立 を図 った。
※Pブ験機姜み鰊漁鱗ガ鵞干艤│こよつて彗われはことな、懺けた機鮭長 期の酸酒│こよ り諦院がアル爵――ル雹書甕賣け轡響くな機こと登示 し趣眼鬱を選欝 し趣。(嬢檬は、左ざ肝艤鋳鐘機、轡農が肝麟雹爾 き、整が量干颯峨病気 :膵 覆変鋳様子。》
修 授業実轟 の様子 機
※綾機数猶 警遜鶏 じ て い饂緩鷺鐵購聰檬 子。具体鑢な験機鞭 稼警視鑢 し、そ翁内 容薇鞭mず鶴鸞難議 遇 移て、ア∫影懺―∫レ ポ鮮艤│こ轟轟蜆覆与 え纂とば こつ癬で難 理解種深めていつ驚. 犠│こ、新院の「艤器 なしての人薮塞」と、「体の中懸:こ位置づく態こ感が、饒磯撥輔:こ より鴫磯とな峰、モ難 FA議 ≪感て「中懸」鮭あ檜も約が病気│こな ってし畿憔可能性が囀ると機呑事実ぼ触れ犠れ磯aと は亀子どもた ち:ことって、戦懸命書│こ関する矢]機の獲得│こ堕要な攀理となつた。
◎ 飲 酒 に よ り報 断 力 が 低 下 して 、 けがや 事 載t問題 行 動 や 危 険 行 動 の 発 生 Φ 可 能 性 を 高 あ る こ とが あ る こ と を 学 ぶ た め の数 材 (極轍 覚 教 材 含 な)ぼく
‐り 零授 業 開 発
59
√盗 難 嘱 ゝ
赤 圏信二 。赤 田陽子
飲酒が人体べ与 える急性的な悪影響 としてめ「判断 力の低下」について学んでい くための教材づ くりを行 うた。具体的な事例を扱った 「問い」や 機 酒運転に よる交通事故に関す る映像教71■Jを用意 し、解答を導 いてい く過程のなかで、飲酒による判断力の低下が入 間に大 きな被 害 をもた らす可能性 があることを学ベ るよ う配慮 した。
以下 (資料0)は、判断力の低下にようて越きる人 の間饉行動 を分か りやす く示 したものである。実雛の 授業場面では掲示 の配列 を変 えて示 し、「〜のつ もり
⇒実際は〜」の写真のマ シチングを子 どもたちが考え てい く中で、飲酒 による判断力の低下の問題 を理解で きるよ うに した。 │
資料7は、授業め中で視聴 した 「飲酒運転 による交 通事故」に特化 した映像教材の中か らその一部 を便宣 的に静止画 として示 したものである。飲酒 したにも関 わ らず車を運転 して、判断力の低下や状況認識の破綻 をきた し、前方を走つている車 を認識できずにブ レー キもかけず衝突 し、その車を川 に転落 させ、結果的に 貴い3人の分 を奪 らて しまうた事故 の様子が示 され た映像教材 である。 この よ うな数材 を用いることで、
飲酒―の害のひ とつである判断力の低下について、理解 を深 められ るように配慮 した。特 に、飲酒運転の危険 性 について は小学生の時か ら理解 してお くことが必 要であると筆者 は考えているが、今EBI騰用 した教材は、
視覚的に分か りやす く、その危険性 を深 く認識する う
えでも、非常た効果蝿であったと思われる。なお、1教
材 として視穂 した映像17■、N轍 番組 で放 映 された「飲
酒運転は撲減できるか」め一部を活用した。│ │
また資料8は、授業の中で視聴 した 「未成年者で飲 灌 した者の問題行動Jに特イヒした映像教材の中か らそ
│の一部を便宜的に静止画 として示 したものである。ア ル コール 問題 を扱 う国際飾な機 関のひ とつで もある 優畿感us薔玲z Ase◎越a職o餓 hr ResPotts褒鶴菫e ruco盪顧 usc
(A麒)によるもので、具体的な事碗が分かりやすく 映像で紹介 されている。│ ││̲‐‐‐ ‐
以上、資料6での「〜のうもりも実際はん」のマシ ーf―ングを考える学奮活動 とtそめ後の映像教材 (資料 7鬱 8)の視聴を組み合わせることにより、飲酒が人 の脳め機能 (判断力)│た悪影響を与えt・事故辱を起こ す危険性を高めていくことにもいて、子どもたちが明 確に理解できるような学習場藤め成立を図うた:
(資料6)
女子 トイ レに入つたつもり 覆
藤な勇事 トィレわ た
1議を見て燿 ってしヽるうも り 1肛 実際│よ目の前 に薫があつた 薗
※飲酒│こよ り判断力が低下 し、状況の議議が上手 く出来ず、正常では ない行動を取 つて しまう具体例のI料を溝用 した。子どもたちは、そ のあまりiこも滑稽な判断・状況認識の様子におきれなが らも、その判 断 駐スや状況認識のミス│こよ つて、ケガや死亡事故さえ起 こして しま う可能性のある飲酒命害:こついて、その議議をさらに深めることがで きた。なお、最下段の図総はNttKで放映された「飲酒運転は横Mで きるか」の二部を活用として数材づくりを行 つた。
本来の映像。前に車があ りli‐4度 の差によ り車間距雛が縮ま った場合│よ、ブレーキをかけて衝突事故を回避できる。
飲酒によ り、本来あるはずの車 を認識できず、そのまま直進。
ブレーキをかけることもな く前の車に衝突 して しまつた事故。
※飲酒│こよる判断力の低下や状況議機の破緒によつて、本来は把握し なくてはならない前方に走る車を把握できず、結果として衝突してし まう様子を示した映像を活用した。
階段を下つてしヽるつもり 実際│ま草の坂道だつた
(資料7)
(資料3)
実 際:ま公量の芝の上 だ つた
70
小学校体育科 :「飲酒 の防止」 についての授 業開発 の試 み
※未成年者の飲酒の問題点について指摘 している映像を活用 した。上 段の 映像は「 トイレに行<ことは普通のことだけど、飲酒によって女 性が 男性 トイ レで用を足すことは、普通ではない。飲酒は、あなたを おか しくする。未成年の飲酒はダメだ。」といった意味内容の映像で あり、下段の映像は「眠りにつくことは普通の ことだけれど、飲酒に よつて見知らぬ者がたむろする路上で寝込んで しまうことは、普通で はな い。飲酒は、あなたをJE罪被害者にさせて しまうことがある。未 成年 の飲酒はダメだ。」といった意味内容の映像となる。
⑥ 未 成 年 者 の飲酒 は法律 に よって禁止 され てい る こ とを学ぶ た めの教材 づ く り・ 授業 開発
未 成 年者 の飲 酒 は法 律 に よって禁 止 され てい る こ とを学ぶ とともに、実質的 な法的制裁 が極 めて小 さい 現状 の なか で、「飲 酒 しない生活Jを選択 す るた めに は、 どの よ うな認識 を持つ こ とが大切 になるのかにつ い て考 えてい くた めの教材 づ く りを行 つた。
ここではケー スス タデ ィ的な 「問い」(資料9)を
提示 し、その解答 の解釈 についての意見交流・追究活 動 に よって学習 を深 めてい った。 問いの内容 は、「父 親 が勧 めて くる飲酒 に、子 どもが応 えた場合、罰せ ら れ るのは誰 か?」 とい うものであ り、法的な解答 は「保 護者 であ る父親 が罰せ られ 、そ の科料 は1000円か ら
10000円」 とな るわ けだが、「飲酒 した子 ども本人 は 実質 的には罰せ られ ない (ただ し、社会的 な制裁 は現 実的 に存在す る)こと」の解釈や 「保護者 は子 どもの 飲酒 を止 め る義務 が あ り、保護 者 にそ の責任 を果 たせ なか つた こ とに対す る罰 (科料)が与 え られ るこ と」
へ の解釈 について議論 を進 めた。子 どもたちの意見は 様 々 で あつた が、「子 どもに酒 を勧 め る大人 が悪 い。
罰せ られ て 当た り前。」、「子 どもには罰 が無 いか らと い つて、勧 め られ たか ら酒 を飲 んでいい とい うわけで はない。 子 どもが悪 い。」、「未成年 の飲酒 は体 に有害 で あ るこ とは分 か らてい るのだ か ら、大人 も大人 で、
子 どもも子 どもで、お互い にもつ としっか りす るべ き だ。」等 の意 見 が出 され た。最 終的 には 「未成年者飲 酒禁止法 とい う法律 は法律 で大切だが、法律 が 自分 た ち を守 って くれ るだ ろ うとい うよ うな法律任 せ の考 えだ けではな く、自分 の体 を守 るのは 自分の態度や生 活行 動 にか か つて い る とい う意 識 を強 く持 つ こ とが 大切 だ。Jとい う内容 で議 論 が ま とまってい った。活 発 な意 見交流・ 追究活動 に よって、飲酒 の防止 に対す
る深 い思考 を引 き出す 学習活動 となった。
子 ど もの飲 酒 は「 未成年者飲 酒禁止 法」 によ って禁 じられて い ます が、以 下 の よ うな 状 況 にな り、 も し子 どもが家 の大 人 の人 と 一緒 に酒 を飲 んで しま った ら、誰が法的 に罰せ られ るで しょうか。
<誰が罰せ られる?>
1)子ども 2)大 人 3)子どもと大人
⑦ テ レビCMなどの広告 の影 響 を受 けて 飲 酒 を開 始す るよ うな ことがない よ うに、メデ ィアに対す る 適切 な分析力・ 対処能力 が必要 となるこ とを学ぶた めの教材 (視聴 覚教材含 む)づく り 。授 業 開発 飲 酒 行 動 を促 進 す る 目的 で放 映 され て い るテ レビ
CMに対 して仮 にそれ に接 した場合 で も 「未成年者 に とって飲酒 は害」 とい う前提 に立 ち、そのメデ ィアの 内容 を冷静 に分析・対処す る力 を発揮す るこ とが大切 で あるこ とを学んでい くた めの教材 づ く りを行 った。
実 際 にテ レビで放 映 され て い るアル コール 飲 料 の
CMを用 いて、資料10に示 した 「問い」 とその後 の 意 見交流・ 追 究活動 に よって学習 を深 めてい つた。
資料11は、そ の際 に利用 したCMの中か らそ の一 部 を便 宜 的 に静止 画 と して示 した もので あ る。
子 どもた ちは、「商 品の コマー シ ャル だか ら当た り 前 なのか も しれ ない け ど、あま りに もノンキ(楽観 的)
す ぎる。 この人た ち、飲酒 の害 について知 らないん じ ゃ ない の。」、「美 味 しそ うだ し、楽 しそ う。 しらか り しない と、そ っちの世界 に引きず られ そ う。J、 「テ レ ビ ドラマで子 ども役 を してい る人が、ここでは ビール 飲 んで る。 これ ダメだ よ。」、「酒 なのが ジュース なの か分か りに くい。間違 えて飲 ん じゃ うよ。酒 な ら酒 つ て 、正 直 に もっ とはっ き り示 さない とい けない と思 う。」、「子 ども向 けの理科 の実験 を教 えて くれ る●●
先 生 が酒 のCMに出てい る と、子 どもも酒 に注 目しち ゃ うよね。」 な どと意見 を述 べ合 つた。情報 に流 され るので は な く、飲 酒 の害 につ い て の知識 と適 切 な態 度・ 分析力 をもつて、情報 に対処 しな くてはな らない とす る活発 な意見交流・追究活動 によつて、飲酒 の防 止 に対す る深 い思考 を引 き出す 学習活動 となった。
また、ある子 どもか ら「そんなテ レビCMが流 れ た 時 は、チ ャンネル を変 えれ ばいい。 リモ コンはそのた めにある。分析力 も必要だ と思 うけ ど、テ レビCMに
問題 が ある こ とは明 らか な こ とだ し、そ のCMを見 る か見 ないかの選ぶ権利 は僕 らにある。ブ ッチ ッとチ ャ ンネル を変 えれ ばいい。」 とい う内容 の意 見 も出 され 、 的 をつ いた考 えに授 業者 が驚 か され る一幕 もあ った。
(資料10)
情 報 に流 されないための か しこさ"を 持 こう ′ 海外では禁止されている国もありますが、 日本では「洒」のテ レビCMがよく放映されています。一般的にテ レビCMは、その
「商品が売れるよう」に作 られ放映されます。
この「酒」のテレビCMの中には、「商品が売れるようにする」
という目的のもと、時として、「大げさ」とも思われるような表 現や、「 都合の悪い情報はなるべ<伝わらないように作 つている」
と思われるようなものがあるのかも しれません。皆さんは、どう 思いますか? 次の作業の中で、意見を聞かせて ください。
(資料9)
お 父 さん が飲 め っ て言うんだから、飲 んでも大 丈 夫なの かな?
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