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論文題名:情報利用履歴に基づく ユーザの活動支援に関する研究

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Academic year: 2021

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[様式-学 5]

博士論文要旨

論文題名:情報利用履歴に基づく ユーザの活動支援に関する研究

立命館大学大学院情報理工学研究科 情報理工学専攻博士課程後期課程

ふりがな なかむら あきのり 氏 名 中村 明順

情報技術の発展により多様で玉石混淆の情報が大量にアクセス可能になったため,ユー ザがその膨大な情報を有効に活用することは困難になっている.旅行の計画立てを例にと ると,旅先の店舗・名所に関する大量の Web ページの中から価値あるページの発見が困難 である(情報の収集における困難さ).また通常,ユーザは旅行の計画以外にも様々な案件 を抱えているため,ユーザはそれぞれの案件ごとに保有する関連ファイルや閲覧した Web ページの整理が強いられる(情報の整理における困難さ).仮に整理されていたとしても,

現在の作業に合わせてその整理された情報が容易にアクセスできなければストレスとなる (情報へのアクセスにおける困難さ).

本研究では,情報利用履歴に基づいたユーザの活動の支援を目的として,1. 店舗・名所 の評価時に付与される情報を利用したユーザの嗜好に基づく情報推薦,2. 情報間の共起関 係から抽出された関連性に基づく情報の自動分類,3. 情報間のアクセス関係に基づき算出 された情報の重要度に応じた利用情報予測の 3 つの支援手法を提案する.情報利用履歴と は情報空間上に存在しているサービスを利用することによって生成される履歴のことであ り,旅行計画の例では,ユーザがこれまでに閲覧や投稿した店舗・名所の口コミサイト上 での活動履歴や,計画をまとめる際に交したメール,閲覧・編集した文書ファイルや Web ページなどである.

1 つ目の提案手法において,実世界に存在する店舗・名所を対象とした評価の結果,提案 手法は初めて訪れる地域においても従来の精度を損なうことなく,高い被覆率で嗜好に合 った情報推薦が行なえることを確認した.2 つ目の提案手法において,ユーザのパソコン利 用を対象とした評価の結果, 提案手法は分類精度ではアクセス関係から関連性を抽出し分 類する手法と同程度であることがわかった.3 つ目の提案手法において,パソコン上におけ るユーザの情報アクセスを対象とした評価の結果,提案手法は,予測精度では頻出アクセ スパターンに基づく手法より低かったが,過去のアクセスパターンに存在しないアクセス を適確に予測できた.

結論として,ユーザの嗜好にあった情報推薦により情報の収集が容易になり,案件ごと に自動的に情報が分類されることで情報の整理の手間が削減され,現在の作業に合わせた アクセス予測により情報へのアクセスが簡便になった.

参照

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