• 検索結果がありません。

超 生体染 色所 見 か ら見 た血球 の細 胞膜 透過性 に関 す る研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "超 生体染 色所 見 か ら見 た血球 の細 胞膜 透過性 に関 す る研究"

Copied!
7
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)576. 314:. 578. 685:. 611‑086.. 85. 超 生体染 色所 見 か ら見 た血球 の細 胞膜 透過性 に関 す る研究 第5編 骨 髄 性 白血 病 細 胞 に 於 け る色 素 透 過 性 と,こ れ に 及 ぼ す2,. 3の. 白血 病 治 療 薬 の 影 響 に つ い て 岡 山 大 学 医 学 部 病 理 学 教 室 (主 任:妹 尾 左 知 丸敎授). 大. 口. 基. 光. 〔昭 和31年9月13日. 緒 第3編1)に. 受稿〕. 一 方 ,白. 言. 血 病 治 療 薬 と し て は ア ク サ,ナ. ト ロ ミ ン,ナ. 於 て著 者 は骨 髄 内 顆粒 球 系幼 若. イ トロ ゼ ン マ ス タ ー ドB,ア. (1). 過 性 と比 較 検 討 し,幼 若 な 細 胞 は 成 熟 細 胞 に. 所 製)を. 比 して 塩 基 性 色 素 に 対 す る 透 過 性 が 亢 進 し,. の0.1%ヘ. 酸 性 色素 に 対 す る 透 過 性 が 低 下 して い る こ と. 凝 固 を 防 い だ 白 血 病 患 者 血 液(以. を 報 告 した.幼. 称)2ccに. ア クサ. ACTH. 10Ι. U.. 生 理 的 食 塩 水1ccに. (ア ー マ ー 研 究 溶 か し,. 加 え た.. (2)ナ. は 全 く違 つ た 形 を 取 るか とい う こ とは 興 味 あ. オ キ サ イ ド 塩 酸 塩)50mg(吉. る問 題 で あ る.著 者 は 比 較 的 成 熟 し た 前 骨 髄. 的 食 塩 水1ccに. 球 及び 骨 髄 球 を多 量 に 含む 慢 性 骨 髄 性 白 血病. (3) ナ イ ト ロ ゼ ン マ ス タ ー ド:. 観 察 した.本. に つ い て細 胞膜 の 透過 性 を. 編 に 於 て は これ 等 の 成 績 を 詳 し. く記 述 す る一 方,数. 種 の白 血 病 治 療 薬 が これ. アザ ン. 5mg(日. した 結 果 を 報 告 す る.. 薬 物 添 加 血 液 は37℃ 間 後 に 型 の 如 くB.. 表1に. 方. 法. 示す 様 な 血液像 を 持 つ骨髄 性 白血 病. パ リン 生 理 的 食 塩 水 溶 液0.25ccを. て 試 料 と した.対. 集 後 直 ち に 第1編2)に. ら れ た 色 素 は 第3編1)骨 ら れ た4種. 示 した と 同 様 の 方 法 に. で あ る.. こに 用 い. 髄 細 胞 の観察 に用 い. の 塩 基 性 色 素 及 び2種. 投 じ た.こ. れ等の. 孵 卵 器 に 保 ち3〜6時 C. B.及. び エ オヂ ンを用 い 本実. も の で あ る.. 加え. れ 等 の血 液 は 採. よ りそ の 色 素 透 過 性 を 観 察 した.こ. 生 理的 食. 験 に 用 い ら れ た 白 血 病 血 液 は 症 例 Ⅳ に 示 した. 実. 照 に は 同 様 に し て採 血 処 理. した 正 常 人 血 液 を 用 い た.こ. 有) (田 辺. て 白 血 病 細 胞 の 透 過 性 が 観 察 さ れ た.尚. 患 者5例 の 肘 静 脈 よ り血 液5cc採 血,こ れ に0.1 %ヘ. (16mg含. 対 照 血 液2ccに. 生 理. 混 し た.. 加 え た. (5) 対 照. 塩 水1ccを. 験. ナ イ トロ ゼ ン. 本 薬 化 学 製)を. ア ザ ン1cc. 血 液2ccに. 生 理. 加 え た.. 溶 か し 血 液2ccに. 等 の 細 胞 の 透 過 性 に 与 え る影 響 に つ い て 観 察. 実. 富 製)を. 溶 か し 血 液2ccに. 的 食 塩 水1ccに. 製)を. ナイ. チ ー ル ービ ス 〔β‑ク ロ ロ エ チ ル 〕. マ ス タ ー ドB. (4). 後 血 液 と略. イ トロ ミ ン:. ト ロ ミ ン(メ. 骨 髄 性 白 血 病2例. 1/20容. パ リ ン生 理 的 食 塩 水 溶 液 を 加 え て. 格 は 腫 瘍 細 胞 に 於 て も同 様 に 現 わ れ るか 或 い. 3例 及 び 未 成 熟 の 骨 髄 芽球 を 多 量 に 含 む 急 性. ザ. ンを 使 用 した が 観 察 方 法 は 次 の 如 くで あ る.. 細 胞に つ い てそ の色 素 透 過性 を 成熟 顆粒 球 透. 若 細 胞 に 見 られ る こ の 様 な 性. イ. の酸性 色 素. 験. 結. 果. B. C. B.に よ る5人 の 患 者 の 病 的 顆 粒 球(骨 髄 芽 球,前. 骨 髄 球 及 び 骨 髄 球 を 含 む)透. の 観 察 結 果 は 図1の. 過性. 如 くで あ る.即 ち3例. の. 慢 性 骨 髄 性 白 血 病 患 者 の 白 血 球 の 透 過 性(曲 線 Ι,. Ⅱ,. Ⅲ)はpH. て 人 の 正 常 顆 粒 球(曲. 4.7〜6.0のpH域 線 Ⅵ)に. に於. 比 し著 明 な 透.

(2) 1738. 大. 表1. 過 性 の 亢 進 が 認 め ら れ,就. 口. 基. 光. 骨 髄 性 白 血 病 患 者 血 液 像. 中pH. 5.5に 於 て.. 最 も著 明 な亢 進 が 認 め ら れ る.面. るに幼 若 な. 次 に 酸 性 色 素 に 於 て は エ オ ヂ ンの 透 過性 が Ι, Ⅲ, Ⅲ 例 の 血 液 に 於 て 著 明 な 抑 制 が認 め. 骨 髄 芽球 を 多 量 に 含 む 急 性 例(曲 線 Ⅳ 及 び Ⅴ). られ(3.3〜4.7のpH域),急. で は 正常 顆 粒 球 と の 間 に 殆 ん ど差 異 を 認 め な. Ⅳ, Ⅴ の 症 例 で は 対 照 との 間 に 殆 ん ど差 異が. い.次. な か つ た.エ. に ニ ー ル 青 に よ る超 生 染 所 見 は 図2に. 示 す 如 く Ι, Ⅲ, Ⅲ 例 で はpH. 5.5に. 於て. 性 白血病 であ る. リ トロ ヂ ン に よ る透 過 性 の 観 察. で は Ι, Ⅲ, Ⅲ 及 び Ⅳ 例 に 於 てはpH. 対 照 に 比 し て 透 過性 の 亢 進 を 認 め る.し か し. 4.7の 間 で 染 色 が 抑 制 さ れ た.し. そ の 程 度 はB. C. B.の 場 合 に 較 べ る と極 め て. 於 て は 対 照 との 間 に 差 異 が な い.. 小 さ い.症 例 Ⅳ, Ⅴ に 於 て は 差 異 を 認 め な い. 中 性 赤 に よ る 超 生 染 所 見 は 図3に pH 4.7〜5.5に. 示 す如 く. 於 て 症 例 Ι, Ⅱ, Ⅲ の も の は. 即 ち 慢 性 白 血 病 細 胞(前. 3.3〜. か しⅤ 例 に. 骨髄 球及 び骨髄球. を 多 量 に 含 む もの)に 於 て は そ の色 素 透 過 性 は 正 常 骨 髄 球 の 場 合 と略 々 同 様 な結 果 を 示 し,. 透 過 性 の亢 進 を 示 した が 症 例 Ⅳ 及 び Ⅴ に 於. 塩 基 性 色 素 の 透 過 性 が 亢 進 し酸 性 色 素 のそ れ. て は 対 照 との 間 に 殆 ん ど 差 異 を 認 め なか つ た .. が 低 下 す るが こ の 関 係 は 未 熟 な 骨 髄 芽 球 を主. 又 ヤ ー ヌ ス 緑 の 場 合 は 図4に. とす る急 性 骨 髄 性 白 血 病 の2例 で は 殆 ん ど見. Ⅱ, Ⅲ 及 び Ⅴ に 於 てpH. 示 す 如 く症 例 Ι,. 4.7〜5.5の. 間 で透 過. 性 の亢 進 が 認 め られ た が 症 例 Ⅳ で は こ の 場 合 も対 照 と殆 ん ど 差 異 を 認 め な か つ た.. ら れ ず,そ. れ 等 の 透 過 性 は む し ろ 正常 の成 熟. 顆 粒 球 の そ れ に 近 い もの で あ つ た. 次 に 薬 物 添 加 後 に 於 け る第 Ⅳ 例 の 細 胞 の.

(3) 超生体染色所見か ら見た血球 の細胞膜透過性 に関す る研究. B.. C.. B.. ニ. ー. ル. 1739. 青. 図2. 図1 □Ι ×Ⅱ △Ⅲ 〓Ⅳ ● Ⅴ}. ○Ⅵ:. □ Ι ×Ⅱ △Ⅲ 〓Ⅳ ●Ⅴ. : 末 梢 血 骨 髄 芽 球,前. 骨 髄 球 ,骨 髄 球 (骨 髄 性 白血 病 患 者). 末 梢 血顆粒球(正 常 人). 中. 性. ○ Ⅵ:. 赤. }: 末 梢 血骨 髄 芽球,前 骨 髄 球.骨 (骨 髄 性 白 血 病 患 者). 末 梢血 顆粒球(正 常人). ヤ. 図3. 髄球. ー ヌ. ス 緑. 図4 □ Ι ×Ⅱ △Ⅲ 〓Ⅳ ● Ⅴ}. ○ Ⅵ:. : 末 梢 血 骨 髄 芽 球,前. 骨 髄 球,骨. 髄球. 〓 Ⅳ ● Ⅴ. (骨 髄 性 白血 病 患 者). 末 梢血顆 粒球(正 常 人). エ. オ. ジ. ○ Ⅵ:. ン. }: 末 梢 血 骨 髄 芽 球,前 骨 髄 球,骨 (骨髄 性 白血 病 患 者). 髄球. 末 梢血顆 粒球(正 常人). エ リ トロ ヂ ン. 図5 □ Ι ×Ⅱ △Ⅲ 〓Ⅳ ● Ⅴ} ○ Ⅵ:. □ Ι × Ⅱ △ Ⅲ. 図6 : 末 梢 血 骨 髄 芽 球,前 骨 髄 球,骨 (骨 髄 性 白 血 病 患 者) 末 梢 血 顆 粒 球(正. 常 人). 髄球. □Ι ×Ⅱ △Ⅲ 〓Ⅳ ●Ⅴ ○Ⅵ:. }: 末 梢 血 骨 髄 芽 球 ,前 骨 髄 球,骨 (骨 髄 性 白 血 病 患 者) 末 梢 血 顆 粒 球(正. 常 人). 髄球.

(4) 1740. 大. 口. 基. 光. B. C. B.に 対 す る透 過 性 の 変 化 に つ い て の 観. に 検 討 す る に,塩 基 性 色 素 の 透 過 性 亢 進 の程. 察 結 果 を 述 べ る と次 の 様 で あ る.. 度 は この3例. 即 ち 塩 基 性 色 素(B. C. B.)の 場 合, ACTHの 添 加 に 於 て はpH. 4.0〜5.5に. 於 て透 過性 の亢. 進 が 見 ら れ る.ナ. イ トロ ゼ ン マ ス タ ー ドBを. の 内 第1例. が 最 も強 く,第3例. こ れ に 次 ぎ 第2例. に 於 て 最 も弱 い 傾 向 を 示 し. て い る が,表1に. 示 した 如 く第1例. は骨髄 球. に 至 る迄 の 幼 若 細 胞 を3例. 中 最 も多 く含 み 第. 添 加 した 場 合 は 透 過 性 に は 正 常 と全 く異 る 所. 3例 は こ れ に 次 ぐ,第2例. は 最 も少 い.桿 状. が な い.し か し ナ イ トロ ミンに 於 て はpH 6.5〜. 核 以 下 の 成 熟 関 係 は こ れ と全 く逆 の 関 係 を 示. 7.0に 於 て 僅 か 乍 ら 透 過 性 の 抑 制 が 見 られ た .. して い る.こ の 様 な 結 果 が 細 胞 の 成 熟 抑 制 機. 最 も著 明 な 効 果 を 示 した も の は ア ザ ンで あ つ. 転 と一 定 の 関 係 を 有 す る もの で あ れ ば,幼 若. て 観 察 さ れ た す べ て のpH域(3.3〜13.0)に. な 細 胞 を 含 む もの 程 塩 基 性 色 素 の 透 過 性 が 強. て 著 し い 透 過 性 の 抑 制 が 見 られ た(図7) 方 酸 性 色 素(エ 加 はpH. 於 .一. オ ジ ン)に 於 て はACTHの. 添. 4.0に 於 て 僅 か な 透 過 性 の 亢 進 を 見. い こ とに な る(酸 性 色 素 の 透 過 性 に つ い て は 著 し く弱 く3者 の 間 に 確 然 た る 区 別 を な しが た い).し. か し非 常 に 幼 若 な 細 胞 を 多 量 に 含. せ た.ナ イ トロ ゼ ン マ ス タ ー ドBはB. C. B.の. む 第4例. 場 合 と異 な りpH. ん ど正 常 の 成 熟 顆 粒 球 との 間 に 差 異 を 見 出 し. 3.3〜4.7の 領 域 で か な りの. 抑 制 効 果 を 示 し た.ア. ザ ン及 び ナ イ トロ ミン. 及 び 第5例. に 於 て は そ の 透 過 性 は殆. 得 な い こ とは 注 目 に 価 す る.こ れ 等2例. の細. は エ オ ヂ ンに 対 し て 最 も著 明 な 抑 制 効 果 を 示. 胞は 骨髄 球 乃至 成熟 顆粒 球へ の移 行乃 至成熟. しpH. 傾 向 は全 く 見 られ な い もの で あ り,こ の 点 に. 3.3附 近 で 僅 か に 色 素 の 細 胞 内 浸 入 を. 許 す の み で,他. の 観 察 さ れ た す べ て のpH域. 於 て 前3者. とは 細 胞 学 的 に も別 に 取 扱 わ れ ね. に 於 て 色 素 の 細 胞 内 浸 入 は 完 全に 阻 止 され た. ば な ら な い 種 類 の もの で あ る.勝 沼3)は ミク. (図8).. ロ マ ニ プ ラ トー ル に よ る色 素 注 入 法 に よ り白 血 球 のrH及 考. 按. びpHを. 測 定 し,白 血 病 細 胞 の. 胞 体 のpHは6.3〜6.6で. 白 血 病 細 胞 の 個 々 の 性 格 を 知 り,更 に そ れ. (pH 6.4〜6.8)に. 成 熟 好 中 球 の それ. 比 し て や や 酸 性 で あ る と云. に対 す る治療 薬 の作 用 機 転 を明 かに す る こと. つ て い る.こ の 事 実 は 塩 基 性 色 素 の透 過 性 亢. は 白 血 病 の 研 究 乃 至 治 療 の 与面 に 一 つ の 手 掛. 進 及 び 酸 性 色 素 の 透 過 性 抑 制 とい う現 象 と一. りを与え るか も知 れ な い と い う点 に 於 て重 要. 定 の 関 係 に あ る か も 知 れ な い.白 血 病 患 者 に. で あ る.著 者 は 先 に 顆 粒 球 系 細 胞 が 骨 髄 内 で. 於 て は 一 般 に 基礎 代 謝 が 亢 進 し て い る と い. 成 長 し成 熟 して 流 血 中 に 出 され,更. う 観 察 結 果 が 多 く(Pettenkofer‑Grafeそ. に 一定 の. の. 組 織 障 碍 部 位 に 移 動 して 老 化 変 性 し て 行 く各. 他4)‑13)),この 事 実 は 白 血 病 細 胞 の 酸 素 消 費 量. 過 程 に 於 け る膜 透 過 性 の 変 化 を 観 察 し,細 胞. の 亢 進(Grafe14),. が 成 熟 して 行 くに 従 つ て 塩 基 性 色 素 に 対 す る. derson6)),解. 透 過 性 が 減 弱 し,酸 性 色 素 の 透 過 性 が 亢 進 し. Lesses17),. Daland. &. Isaacs15), Gun. 糖 力 の 亢 進(Burger16),. Schmutz. &. Glover18))と. Falcon‑ 関 係 して. て 行 く事 実 を 明 か に し得 た.本 編 に 取 扱 つ た. 白血病 細胞 の 等電 位 点 の低下 の 原 因になつて. 白 血 病 細 胞 に つ い て は 各 例 に よ りそ の 細 胞 学. い る と も考 え られ る.. 的 形 態 は 必 ず し も同 一 で は な い が 比 較 的 細 胞. 次に 白血 病細 胞 の色 素 透過 性 に及ぼ す薬物. が 成 熟 し て,明 か な 前 骨 髄 球 乃 至 骨 髄 球 に 迄. の 作 用 を 見 る に,. 分 化 した 細 胞 を 多 量 に 含 む 慢 性 骨 髄 性 白 血 病. はACTHが. 3例 に 於 て は 正 常 骨 髄 内 幼 若 顆 粒 球 の 場 合 と. イ ト ロ ゼ ン マ ス ター. 類 似 の 成 績 を 示 し,成 熟 顆 粒 球 に 比 して 塩 基. イ トロ ミ ン は 軽 度 に 透 過 性 を 抑 制 し,ア. 性 色 素 の透過 性亢 進 及 び酸 性色 素 の 透過 性減. は 著 し く そ の 透 過 性 を 抑 制 す る.又. 弱 が 認 め られ た.こ. で あ る エ オ ヂ ン に 対 し て はACTHの. れ等 の透 過性 曲線 を仔 細. B. C. B.の. 透過性 に 対 して. 透 過 を 亢 進 さ せ る 様 に 働 き,ナ ドBは. 全 く 作 用 な く,ナ ザン. 酸 性色素 み僅か.

(5) 超生体染色所 見か ら見た血球 の細胞膜透過性 に関する研究 B. C. Bの 白 血 病 細 胞 へ の 透 過 性 に. 1741. エ オヂ ン の 白 血 病 細 胞 へ の 透 過 性. 及 ぼ す 薬 物 の 影響. に 及 ぼ す 薬 物 の 影響. 図7. 図8 ● Ι: ア ク サ 生 理 的 食 塩 水 溶 液1cc 含 有)添 △ Ⅱ:. ナイ. 加6時. ● Ι. 間後. 有)添. 加4時. (5mg含. ア ザ ン1cc. △ Ⅱ:. 間半 後. 有)添. (16mg含. 加4時. 有)添. 加2時. ドは 中 等 度 に,ア. ナ イ. 加5時. □Ⅲ:. 間後. イ トロ ゼ ン マ ス タ ー. ザ ン 及び ナ イ トロ ミン は 著. × Ⅳ:. ア ザ ン1cc. 〓 Ⅴ:. 対照. 用 した4種. Ι. U.. 間半 後. 有)添. 加5時. 間 後. ナ イ トロ ゼ ン マ ス タ ー ドB生 溶 液1cc. 間半 後. (10. ト ロ ミ ン 生 理 的 食 塩 水 溶 液1cc. (50mg含. 理 的 食塩 水. 〓 Ⅴ: 対 照.. に 透 過 性 を 亢 進 さ せ,ナ. ア ク サ 生 理 的 食 塩 水 溶 液1cc 含 有)添. ナ イ トロ ゼ ン マ ス タ ー ドB生 溶 液1cc. × Ⅳ:. Ι. U.. ト ロ ミ ン 生 理 的 食 塩 水 溶 液1cc. (50mg含 □ Ⅲ:. (10. (5mg含. 有)添. (16mg含. 理 的食塩水. 加3時. 有)添. 間半 後. 加3時. 間後. の 薬 物 の 内 で 最 も著 明 な 抑 制 効 果. を 酸 性 及 び 塩 基 性 色 素 の 両 者 に 対 し て 示 した. し く透 過 性 を 抑 制 す る 如 き結 果 を 与 え た.こ. が,こ. れ 等 の 内 で 脳 下 垂 体 ホ ル モ ン で あ るACTHは. を 持 つ 外 に 細 胞 の代 謝 毒 で あ る点 に 於 て 首 肯. 一 般 に 腫 瘍 細 胞 の 増 殖 を 促 進 させ る様 に 働 く. の 事 は ア ザ ンが プ リ ン拮 抗 物 質 の作 用. 出 来 る.こ れ 等 の 事 実 は 白 血 病 の 治 療 に 当 り. こ と が 認 め ら れ て お り(Robertson19), Smith20),. 種 々 の 異 つ た 面 か ら細 胞 を 攻 撃 す る種 々 な 薬. 木 村21),そ の 他22)‑32),恐. ら く細 胞 膜 に 対 す る. 物 が 併 用 さ れ る こ とに よ り,優 秀 な 治 療 結 果. こ の よ うな 作 用 が 腫 瘍 細 胞 の 代 謝 乃 至 分 裂 の. が 得 られ る とい う 日比 野 そ の他36)‑38)13)の 臨. 促 進 の 一 つ の 原 因 を な す も の で あ ろ う.ナ. 床 経 験に 対 す る理論 的裏 付 に 一つ の基礎 を 与. ト ロ ゼ ン マ ス タ ー ドBは. イ. 酸性 色 素 の透 過性 を. 抑 制 す る 様 に 働 い て い る が,塩. 基性 色 素の 透. 過 性 に は 全 く無 関 係 で あ り,こ. の物質 が 主 と. して核 に 働 い て そ の 分 裂 を 阻 止 す る分 裂 毒 で あ る(田 坂33), Auerbach. Herriott34).. Elmore35)). え る も の と信 ず る. 結. 論. 1). 人 の 白血 病 細胞 に つ いて種 々の媒 質 の. pH域. に 於 て数 種 の塩 基性 及 び 酸 性色 素に 対. 以 外 に 細 胞 質 の 透 過 性 に 直 接 関 係 して 細 胞 の. す る 透 過 性 が 観 察 され た.こ. 増 殖 を 抑 制 す る様 な 効 果 は 全 くな い もの と考. 礎 に して数種 の 白血病 治 療薬 の白血 病 細胞 へ. え て よ い で あ ろ う.ナ. の 色 素 透 過 性 に 対 す る 影 響 が 観 察 され た.. イ トロ ミ ンは 僅 か に 塩. 基 性 色 素 の 透 過 性 を 抑 制 し酸 性 色 素 の 透 過 性 を 極 め て 強 く抑 制 し て い る が,こ. の結 果 は ナ. 2). れ等 の成績 を基. 比 較 的 成 熟 した 骨 髄 球 を 多 量 に 含 む 慢. 性 骨 髄 性 白 血 病 例 に 於 て は,こ. れ等 の細 胞が. イ トロ ミ ン は 恐 ら く ナ イ トロ ゼ ン マ ス タ ー ド. 正 常 骨 髄 内 顆 粒 球 系 幼 若 細 胞 と略 々 同 様 の 傾. と同様 な 核 毒 で あ ろ うが 一 方 に 於 て 細 胞 膜 の. 向 を 示 し,成 熟 顆 粒 球 に 比 し て 塩 基 性 色 素 に. 透 過 性 に も,軽. 対 す る透 過 性 が 亢 進 し,酸 性 色 素 の 透 過 性 が. 度 の 影 響 を 与 え る よ うな 性 質. の も の と 考 え ね ば な ら ぬ.ア. ザ ンは 著 者 が 使. 抑 制 され る.未 分 化 の 骨 髄 芽球 を 多 量 に 含 む.

(6) 1742. 大. 急 性 白 血 病2例. 口. に つ い ては 白 血 病 細 胞 の 色 素. 基. 光. の 透 過 性 を 僅 か に 抑 制 し,エ. オ ヂ ンの 透 過性. 透 過 性 は 成 熟 細 胞 の そ れ と殆 ん ど 差違 を 認 め. を 著 し く 抑 制 し た.ア. な か つ た.. オ ヂ ン両 者 に 対 して 著 しい 透 過 性 抑 制 作 用 を. 3). 1例 の 未 分 化 細 胞 を 多 量 に 含 む 骨 髄 性. C . B.. て は 影 響 な く,エ. C. B.に 対 し. 年 日本 血 液 学 会 総会 で 発 表 した. 稿 を 終 え る に 臨 み 終 始 御 懇 切 な る御 指 導 と御 校 閲 を 頂 い た 妹 尾 左 知 丸敎 授 に 深 謝 す る.. オヂ ンの透 過性 に 中等 度 の. 抑 制 効 果 を 示 した.ナ. イ トロ ミ ンはB.. C. B.. 尚 本 研 究 は 文部 省 科 学 研 究 費 の 補 助 を 受 け た.謹 し ん で謝 意 を 表 す る.. 文 1). 著 者:本. 誌,第3編. 2). 著 者:本. 誌. 3). 勝 沼. 4). 5). 19). Grafe.. 内 会誌. ,. M.. &. 23,. 1,昭. Voit.. 10.. C.:. Arch. ,. Z,. Biol,. 5,. klin. Med,. H.:. Boston. Med. .. &. Sci.. J.,. 185, 785, 1921. 7) Holboll,S.A. Acta Med, Skand.,72,326, 8). 9). Kranz,. C. I.. 10). 175,. 11). Riddle,. 小. M 39,. &. 18,. 174,. J.. Med.. D.. L.,. Univ.. C.:. Arch.. Karlefors. 25). Enger. 26). Ball. Winauds,. E.:. Z.. 1928. 一郎.日. 血 会. 誌(白. 血 病. 論 文 集),. 26.. 日 比 野 進,木. 村 喜 代 次:同. 上, 14補,. 261,昭. 26,. Schmitz, Chem.,. H. L. & 74, 761,. Glover, 1927.. E. C.. J.. Biol.. al.:. 瘍. と 内. Ibid,. 12,. 分 泌,熊. Z.. 本. 59,. 医. 13,. 1952.. 大 病. Krebsforsch.,. Ebenda, Ebenda, et. 50,. Rei. 28). McEuen. B. 14,. al... 理,上. 巻,. 31, Am.. al... 195,. 281,. J.. &. Klin.. 339,. 1922.. 1920.. 1934.. Cancer,. 16,. 384,. Wschr.,. Thomson.. 351,. 1932,. 1049,. 1933.. 12,. Brit.. J.. Exp.. Path.,. 1933.. 河 村 正 之:腫. 瘍 と 内 分 泌,熊. 本 医 大 病 理,上. 巻,. 1930.. Griffin, 77,. 19,. 17,. 1938. et. 456,. Exp.. Research,. 発 表.. D.:. 27). 30). Cancer. 1930.. Engel,. Int.. 夫:未. 哲 雄:腫. 24). 29). Strugis, C.. 14) Grafe,E., Dtsch. Arch. klin.Med., 102, 406, 1911. 15) Daland,G. A. & Isaacs,R.: J. Exp. Med., 46, 53, 1927. 16) Burger, M.: Z. Ges.Exp. Med.,31, 1,1923. 17) Falcon‑Lesses. M., Arch.Int.Med.,39,412, 1927. 18). 林. 23). Penn.. 1905〜06.. &. 138,. 121,昭. Amer.. 1927.. W.. 原. C,:. Edsall,. &. 255,. 60,. M.. 1928.. C.. 川 巌,石. 14補,. 13). Riddle,. H.. Starlinger, Med.,. 12). J.. Bull,. Med.,. & 229,. Musser. M.. 木村忠. 32,. Sci.,. et. 257,. 1929.. et al... 1953.. 21). 102,. 1911. A.. C. II.. 20) Smith, M. C.. 22). E. Dtsch.. Gunderson,. Rohertson. 776,. 1869.. 406, 6). .. Pettenkofer, 319,. 献. ,第1編.. 精葉:日. びエ. 本 研 究 要 旨 は 昭 和30年 岡 山 医 学 会 総 会 及び 昭和31. 及 び エ オ ヂ ンの 透 過 性 を 軽 度 に 亢 進 さ せ た. ナ イ トロ ゼ ン マ ス ク ー ドBはB.. C. B.及. 示 し た.. 白 血 病 患 者 よ りの 血球 に つ い て 行 わ れ た 薬 物 の 作 用 は 次 の 様 で あ る.即 ちACTHはB.. ザ ン はB.. A. C.. et al. Cancer. Research,. 13,. 1953.. 31). Talalay,. P.. 32). Frederic,. 33). 田 坂 定 孝:日. 34). Herriott,. J.. et. al... et. Ibid.,. al.:. 血 会 誌, R.. M... 12,. 838,. Ibid.,. 15,. 1,. 14補,. 261:昭. J. Gen.. 1952. 1955. 26.. Physiol.,. 32,. 221,. 1948. 35). Elmore,. O. T.. et. al.:. Biochem.. J.,. 42,. 308,. 1948. 36). 日 比 野 進:日. 血 会 誌,. 18,. 37). 日 比 野 進,太. 田 和 雄:綜. 5,. 442,昭. 30.. 合 医 学,. 11,. 13,. 941,. ・ 日 血 会 誌,. 18,. 4,. 272,. 1954. 38). 岩 田 豊,太 1955.. 田 和 雄 他.

(7) 超 生 体 染 色 所 見 か ら 見 た 血 球 の 細 胞 膜 透 過 性 に 関 す る研 究. Department. of. Pathology,. Okayama. (Director. Ⅴ.. Permeability. Studies. Permeability. Studies. to. the. University. Prof.. on. Cells. by. Leukemic. Influence. School. ,. S. Seno). Blood. on. Medical. 1743. Supravital. Cells. with. of Antileukemic. Stain. Special. Reference. Drugs. By. Motomitsu By to. the same. dyes was. locytes. studied of. bility. method using. normal. dyes. cases of. crease. the. invasion dyes, was. dyes.. but. normal discussed. of. showed that. leukemic. young from. any. view. in. of. and. B. point. on the. have. bone. for. as. of. permeability.. antileukemic. similar. the. data as. showed. a. in to. in. depres for. the. of acidic. From these. passive. mechanisms. as. effects. permeability. dyes.. granu permea. acted. Azan. the. basic for. matured. inhibitory. slightly. characteristics The. and. cells. increased. ACTH. marked. of. of. an. giving. Nitromin. depress. that. Report).. a. human leakem̲??̲. showed. dyes,. Ⅳ. permeability. similar marrow.. acidic. showed to. to. cells. (s. dyes.. Azan. of. comparing. leukemic. acidic. acted. effect. permeability. report III. rabbits. especially. cells. cells the. basic. dyes, musturd. not. in. permeability cells. both of. Nitrogen. it. as. report. myelogenous. marrow. series. concluded. those of were. of too,. dyes The. depressed. bone. permeability. sing effect on both. a. in the 1st. same. blood, and. normal. described. the. human. for basic. the. as. Oguchi. data. permeability of. several. it as. drugs.

(8)

参照

関連したドキュメント

本研究では、細胞培養時、調整時に起きやすいとされる染色体異常(Hotspot)と

 内皮細胞の管腔側細胞表面は endothelial cell surface layer (ESL)で覆われている。60∼300

すぐれた総説3)4)があるので,今回は培養糸球体内

 暇性エオジン嗜好白血球穎粒ノ趨生鑓染色ハ経過時間ノ初期二於テハ遊走細胞ハ著明二陽

〃 、・・、鬼 a b 望﹀ ピ・﹀ べ 濠 ]

tumorと診断された。

今回、東京大学分子細胞生物学研究所の渡邊嘉典教授と石黒啓一郎助教らは、マウスの生殖

なされている 13) . 7. 腫瘍血管内皮細胞の染色体異常