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第8回豊島区基本構想審議会議事録

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会議名 第8回豊島区基本構想審議会

◇ 詳細−長期計画担当課 電話03−3981−1111(内)2181・2

附属機関又は

会議体の名称 第8回豊島区基本構想審議会

事務局(担当課) 政策経営部長期計画担当課

開催日時 平成 15年2月6日(木)18:00∼20:00

開催場所 豊島区本庁舎4階議員協議会室

委 員 渋谷秀樹(立教大学教授)、恒吉僚子(東京大学助教授)、宮崎牧子(大

正大学助教授)、森田朗(東京大学教授)、四阿知子(公募)、伊藤榮 洪(教師)、粕谷一稀(評論家)、高橋明宏(公募)、西沢健(環境・ 工業デザイナー)、木下広(区議会議員)、本橋弘隆(区議会議員)、 鈴木健三郎(区議会議員)、千葉宏(区議会議員)、大谷洋子(区議会 議員)、水島正彦(助役)、今村勝行(収入役)、二ノ宮富枝(教育長) 以上出席者17名(敬称略)、

欠席者4名

幹事 政策経営部企画課長、同財政課長、同行政管理課長、同広報課長

出席者

その他 政策経営部長、総務部長、区民部長、清掃環境部長、保健福祉部長、

子ども家庭部長、都市整備部長、土木部長、選挙管理委員会事務局長、 監査委員事務局長、区議会事務局長、政策経営部情報管理課長、都市 整備部都市開発課長、住宅課長

公開の可否 公開 傍聴人数2名

非公開・一部公開の 場合は、その理由

会議次第 案件

1. 開会 2. 議事

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1. 開会 2. 議事

(1) 基本構想案について

事務局: 定刻となったので、ただいまより第8回豊島区基本構想審議会を開会する。 本日、森田会長は所用のため、若干遅れるとの連絡が入っている。それまで の間、D委員に会長代理ということで進行をお願いしたい。また、本日、傍 聴のお申し出がお二方いるので、只今よりご入場いただく。なお、本日、A 委員、B委員、C委員は所用のため欠席である。また区側委員のT委員は、 若干遅れて到着する。それでは進行をD会長代理にお願いしたい。

会長代理: 森田会長が所用で遅れられるということなので、到着になられるまで僭越で はあるが進行役を務めさせていただきたい。本日の議題は前回に引き続き、 基本構想案についてである。前回の審議会で、審議いただいた第6回の構想 案と、修正理由の比較表に関する資料があるが、前回と同様、比較表におい て下線を伏した箇所について、委員の皆様から修正のご要望がある場合には、 具体的な修正案をお示しいただいた上でご審議いただきたい。それから、全 ての修正が終わりましたら、本文につきましては、答申文として固める予定 である。その後、将来像について審議し、決定したら、若干の休憩をはさん で、高野区長にお越しいただき、答申まで運びたい。それでよろしいか。 一同: 異議なし

会長代理: それではご自由に意見を出していただきたい。 P委員: 本日の資料と前回資料の内容は同じものか。

事務局: 資料番号7−1から7−3は前回の審議会で配布したものと同じ資料であ る。なお、資料番号7―3については、前回説明していなかったので、ここ で説明させていただきたい。資料番号7−3では、1番から12 番まで当初 から提案があった将来像案と、13番から16番まで第7回審議会において追 加提案があった将来像案である。

会長代理: これについて意見があればお願いしたい。

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いる。また、もう一つはやはりターミナルの問題、ターミナルの特性を生 かした駅を有する特性を生かしたまちづくりを進めるという基本方針の内 容について、いま都市再生という動きの中で、しかも豊島区がいま池袋駅 の東口の様々な開発の地下構想など将来進めるというような方向がある中 で、こういう表現が盛り込まれているということは、そういう開発事業を 後押しするようなものになるということであり、それが本当にいいことな のかという点で、もっと審議を深めていく必要があるのではないかと思う。 もう一つは、いわゆる「行政システム」の問題について、新たな効率的な 行政システムの導入という点について、当初案では、「経営原理の導入」と いった表現や「顧客主義」というような考え方が露骨に盛り込まれており、 その後の審議でこうした表現自体は無くなり、「柔軟な行政運営システムを つくる」といった表現となった。しかし、反対に、表現が軟らかくなった 分、これが一体どういうものなのかということについて審議をする必要が あるのではないかと考えている。既に採決が済んでしまっているといわれ ればそれまでだが、こうしたことについて、本日改めて審議していただけ ればと考えているがどうだろうか。

会長代理: いかがだろうか。P委員からの意見が出されたが。どうぞ。

O委員: 基本構想全体のながれを振り返ってみると、色々な議論が出た中で現在の 案がまとまった。特に、原案では人権を尊重するということが前面に出て いる。人権というのは、1990年にアメリカで出来た、障害を持つ方々の権 利を保障したアメリカ人法のような、人間が人間として尊重していく、そ のなかで差別撤廃ということを踏まえており、その意味では、現在の案も あるべき福祉全体の考え方を包含しているものと考える。また、これまで 議論を重ねてきて、いろいろと意見が出てきて、完成度が高いものになっ たのと同時に、3分野のワークショップの方々の意見、文化政策懇話会の 意見をしっかりと踏まえていると思う。したがって、今さら元に戻して、「じ ゃここを訂正するんだ」というのは適当ではない。この答申については、 いままでの議論を反映しているということで、先に進めて将来像の議論を 行った方がいいと思う。

会長代理: 他の委員の方はどうか。

Q委員: 前回、「十分にいろいろな分野で審議され、議論が尽くされ、原案に賛成す る」と述べた。さらに、前回の資料と経過ももう一度読み直したが、よく まとまっていると思われるので、原案で結構だと思う。

会長代理: 他に、ご意見があればお願いしたい。

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会長代理: まだご発言のない方、発言していただければと思う。

J委員: 都合により、前回欠席したが、拝見した上で、原案に賛成としたい。 会長代理: 他にあればお願いしたい。

K委員: 原案でよいと思う。千葉委員が、ターミナルの問題になぜこだわっている のか、理由が理解できない。これについてP委員にうかがいたい。

P委員: たしかに活性化という視点は大事である。不況の下で、本当に活気のある まちを作っていくことは大切である。しかし、豊島区においては、活性化 と称してまちづくりを進める中で、大きな問題がいくつか顕在化している。 その一つが池袋駅東口の地下空間開発構想である。これは、日本プロジェ クト産業協会、いわゆる日本の大手ゼネコンが参加している組織、JAP ICというが、そこがこの地下空間の活用構想を発表して、そこに区も関 係者をオブザーバーとして参加、この間に区議会にも関連の報告を行って いる。だいたいグリーン大通りの地下空間をおよそ 200mにわたって地下 を掘って、地下駐車場、地下道、地下街を造るということであるが、構想 では総額200 億円もの費用がかかるといわれている。実際には、サンシャ インあたりまで、地下街を掘っていったらというような案も出ており、莫 大な財政負担を要するという大きな問題を抱えている。しかも、既に地上 部分のグリーン大通りは、開発が進めやすいように、都道から区道へとこ の空間を都から譲り受けている。池袋駅のターミナルを中心とした再開発 という視点で、こうした地下空間の活用がクローズアップされてくるのだ が、いろいろ調べている中で、地下を掘ると地上部分が逆に衰退してしま うというような問題も明らかになってきた。また、大変な財政負担を要す ることであり、実際にJAPICの構想案でも、採算が取れない可能性が あることも示唆されている。そういう点でみれば、構想の中でターミナル 駅を有する特性を生かしたまちづくりを進めるとしてしまうと、こうした 開発を裏付けることになってしまう。また、国の都市再生ということで、 首都圏や大阪圏といった大都市圏における公共事業が進められているが、 巨大ターミナルを中心とした開発は、その一環としても位置付けられる。 こうした開発は、本当の活性化にはならないし、逆に今の財政難といわれ ている下で、本当にそういうものが必要なのかどうかということについて も指摘せざるを得ないと思っている。原案に、ターミナル駅を有する特長 を生かしたまちづくりという表現が含まれていることは、こうした開発を 後押しするものだと思うので、こだわっているのである。

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思う。したがって、原案のままでいいと思う。

I委員: P委員と反して、「ターミナル」という言葉を推奨した一人として申し上げ たいことは、副都心といわれている池袋を豊島区が所有しているというこ とは、まちづくりを進める上での絶対的利点であるということである。練 馬区や板橋区の人はそういうターミナル駅を持ちたくても持っていないの である。ターミナルがあれば、住民以外にそこを通過する人たちで池袋に 愛着を持つ人が出てくる。そういう意味では豊島区の一つの大きな利点と してターミナルを持っていることは、ちっとも恥ずかしいことではない。 また、地下空間の開発についても、むしろ問題だと思うのは、グリーン大 通りという非常に貴重な地上空間が都市銀行に占められてしまっているこ とである。銀行は3時に閉店するので、ちっとも界隈が賑やかにならない。 グリーン大通りに限らず、いい街の角地は全部銀行が占めているという現 実がある。これが、どれだけまちの発展を妨げているか分からない。今ほ ど都市銀行に対する批判が高まっているときはないので、これを好機とし て、あの通りを大改造して賑やかな街にしてもらいたいと思っている。も ちろん、財政負担になったり、福祉を阻害することになってはいけないが、 それはこれから皆で注文を付けていけばいい。それから、国も都もそうだ が、これから行政は民間の活力を引き出してくるのが役割であって、全て 予算化して自分でやるというのは間違いである。文化政策懇話会で区長が 「文化が元気を作る、文化が街を元気にする、活性化する」と発言してい たが、これはいいスローガンだと思う。どこでもやっているような同じ言 葉ではなくて、文化性を取り入れた上で、商店街の人や一般の住民も喜ぶ ようなまちづくりを皆が一緒に協力して進めていってはどうか。以上の点 を踏まえて、原案に賛成したい。

会長代理: 他の委員のご意見もお願いしたい。

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M委員: 前回は途中で退席させていただいたが、同じ内容でまた2時間、3時間と 続けるのはいかがなものかと思う。どこの世界でも、いろいろな考えがあ ることは当然であるし、豊島区民が 25 万人いれば、25 万通りの考えがあ るのも分かるが、ここは基本構想をまとめるための審議会であるので、ほ とんどの意見も出尽くしたことであるし、将来像の方も決めなくてはいけ ないので、ぜひ審議を進めていただいて、7時前には終了していただける とありがたい。

会長代理: そういう意見もあるが、他にご意見があればお願いしたい。

H委員: I委員の発言に賛成である。グリーン大通りの寂しさというのは、むしろ ターミナル機能が不十分であることに原因があるのではないかと思う。地 下街をつくると地上が寂れるというが、例えば新宿をみても地下道がある からといって地上を歩く人の数が極端に減ったとは思えない。具体的な数 字をみて言っているのではなく、あくまで自分の実感であるが、むしろ利 便性は向上するのではないか。ターミナル機能を持つほど、そこに人が多 く集まる、活性化する素材となりうるとも考えられる。I委員がおっしゃ るのは、そういう人を吸収するためにも、グリーン大通りの再開発という か、いわゆる模様替えということが必要だということだと思う。

会長代理: 他にご意見はないだろうか。P委員から、住まい・福祉の問題、ターミナ ル、区政運営システムの3点について指摘があり、ここまでの議論はター ミナルの問題に集約されている。住まい・福祉については、これまでに色々 な議論が交わされたし、P委員の指摘は他の委員も異論のないところであ る。そういうことを前提に、最終案になっていると理解している。この点 についてはぜひご確認いただきたい。2点目のターミナルの問題について は、各委員からいろいろ意見を出していただいた。千葉委員の心配もよく 分かるが、最終案の文言によると、「ターミナル駅を有する特性を生かした 魅力あるまちづくりをめざし、地域の活性化を進めます」となっており、 仮に地下空間の開発を行うことになったとしても、これは当然に地上の活 性化との調和を図りながら進めていくという趣旨の表現であろうと理解し ている。ただし、具体化の段階で、P委員が指摘するような問題が出てく れば、その場できちんと考えるべきことであると思う。したがって、大方 の意見の方向は原案通りということなので、これでよろしいだろうか。 P委員: では、これを答申案とするかどうかということについて、私なりの意見を

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手立てが求められている。また、住宅問題についても、いろいろと相談を 寄せていただくが、いま本当に安い値段で質の良い住宅が確保されなけれ ばならない。特に、高齢者の方達、子育て世代の人たちの住宅問題が深刻 であり、これに関する区民の方からの意見もあった。くらしや住まい、そ れから中小企業の経営、高齢者の介護や子育ての問題を充実させるという のは自治体の本来の責務であり、こうした点が、構想案の文言ひいては構 想の背景全体に貫かれていかなければならない。基本方針にも、こうした 施策の必要性が位置付けられていなければならないと思うのだが、その点 が極めて不十分であると言わざるを得ない。構想案の文章の修正について、 本当に残念だったのが、いろいろ意見がある中で、それらをもう一度練っ て再提案していくという手法ではなく、「入れるか入れないか」、「修正する かしないか」という発想で、採決をされてしまったことである。また、採 決の結果も、賛否が僅差であったにもかかわらず、結局は原文のままとな ってしまったという点で大変に遺憾に思う。また、ターミナルの駅の特性 を生かしたまちづくりという問題について、同じ事を繰り返し申し上げな いが、区がいま進める再開発を後押しするようになってしまうのは明らか である。行政システムの見直しについても、当初は経営原理、顧客主義と いった効率主義的な文言が入っており、その後の審議で随分とそういう表 現は柔らかくなったが、逆に本当に必要な運営システムがどういうものな のかという点があいまいになり、これについて当審議会でもっと審議され るべきであろうと思ったが、結果的にはそのようになっていない。もっと いろいろとあるのだが、以上の点からしてもこの案を答申案として出すと いう観点からは不十分なものであり、答申案としては同意しかねると言わ ざるを得ない。個人的には、最後までそういう態度で望みたい。

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ていただいていると思っている。使われている言葉はある程度抽象的であ るが、抽象的であるということは、これから作業の段階でいろいろな考え 方を盛り込む余地があるということではないかと思っている。時間の制約 についてはご不満もあろうかと思うが、内容的にはこれでいいというよう な意見が大勢であろうかと思う。後で来られた三井委員から何かあればお 願いしたい。

三井委員: 千葉委員のご指摘は、区民のことを真剣に考えておただいてお話しいただ いているということが分かる。構想案の内容については、一番初めの段階 で、この構想案の内容をあまり理解できていない状況で、目標年次に関し て「25 年は長いのではないか」と申し上げたが、その時に基本計画・実施 計画との関連の中で基本構想が果たす役割を理解することができた。改め てこの構想案をみると、いろいろな可能性があって、具体的に考えていく ときに決して足を引っぱるものではないということが理解できるので、こ れでよろしいかと判断している。

会長代理: まだご発言になっていない方から何かあればお願いしたい。

G委員: この修正案になってからは、非常に分かりやすくなった。委員としては、 この文章でよいと思う。先ほど、広報を通じた意見把握の期間が短かいと いうご指摘があったが、要するに区民側の意識が悪いことにも原因がある。 いま区内の友人に、いまこういうことをやっているのよというと、なにそ れという感じで、おそらくほとんど目を通さない。介護保険にしても同じ であるが、介護を受けなければならない人達でも、保険制度が何たるかも 全然理解していないという人が多い。時間をかければ皆さんがじっくり読 んでくれるかというとそういう問題でもない。よっぽど困っていれば声が 出てくるのだが、何となく豊島区に住んでいる、特に不満もない、という のが大方の豊島区民の感覚ではないかと思う。細かいことだが、例えばご み収集事業が区に移管され、非常に対応が良くなったと感じた。また、ち ょっとした相談事や介護保険のことなども、区に電話をすると対応が以前 よりも良くなったと感じ、これは期待が持てるかなと思っている。具体的 にしていくのは施策の段階であり、構想案としては原案でいいと思う。 会長代理: F委員からお願いしたい。

F委員: ターミナルの件については、P委員がご指摘されるような事情があるとい うことを踏まえて、具体的な計画の際には、生活を支える商店街を大事に する開発といったことを考えていけばいい。したがって、構想案としては この内容でいいのではないかと思っている。

会長代理: 他にはいかがだろうか。

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「次回の審議会は時間がかかっても答申まで持っていって欲しい」と発言 した。さっそく、将来像の議論を開始できればと思う。

会長代理: それでは、一応、基本構想に関しては皆さんのご意見もお聞きして、これ でよいという意見が強いようですが、どうだろうか。

委員: 異議なし

会長代理: ありがとうございます。

千葉委員: 私は審議不十分につき、構想案には賛成しかねる。

会長代理: そのような意見もあったということを踏まえた上で、これを答申案とした い。

P委員: 私はそうしていただきたくはないと思っている。 会長代理: 決を採った方がよいということか。

P委員: ただし、前回、既に採決された内容でもあるし、致し方ないとも思ってい る。

O委員: P委員の意見を合わせて掲載するということも考えてはどうか。構想案に ついて採決は不要と思う。ただし、P委員がどうしてもというのであれば、 賛否を採っていただいても構わない。

会長代理: それでは、この最終案で、賛成という方、挙手をお願いしたい。 (挙手)

会長代理: それでは、賛成多数ですので、この案で答申案ということにしたい。 O委員: 細かいことであるが、これから議論する将来像が第3章に入るので、その

審議が終了した段階で答申案の賛否ということになる。したがって、ここ での採決の対象は、第2章までということを確認したい。

会長代理: 臨時の進行役で不手際があった。先ほどの採決の対象は、基本構想案の部 分に限定することを確認したい。それでは、将来像についてご審議いただ きたい。事務局の方から資料番号7−3の説明があったが、これについて ご意見をいただきたい。

O委員: 前回、M委員が候補案の中から2つを推薦されていたが、改めて、それら を推される理由をお聞かせていただきたい。

M委員: キャッチフレーズであるので、短い表現で、20 年間ずっと使える、皆さん に口ずさんでもらえるようなものがよいと思った。「豊島」といったらこう いう言葉がいい、ということで、できるだけ短い表現がいいだろうと考え た。また、きれいな言葉がいいということで「ひびきあう」という表現が 入った案を推薦した。25 年に及ぶ豊島区の将来像を考えた場合に、「14」 か「15」あたりがいいのではと感じた。

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がよいという修正意見もお願いしたい。

N委員: 新たな基本構想の将来像案をみて思ったのだが、自治体としての本区の表 現方法について、「まち」と表現している案が6個、「都市」と表現してい る案が5つ、区を取って「豊島」と表現している案が2つ、「区」と表現し ているのが1つ、「場」と表現しているのが1つといったようになっている。 その中で、私は「豊島区」と付けた「7」番を推薦したい。「区」や「まち」 という表現は、曖昧な表現であり、豊島区民たるものが豊島区を常に考え るようなメッセージを十分に発信できないのではないかと考える。前回、 森田会長が「広報としま」をかかげて、ここで決まった将来像は「広報と しま」の上段のページに載る重要なフレーズであるとおっしゃっていたが、 ホームページでいえば、いわゆるトップ画面に該当する重要な表現である。 木下委員がおっしゃったように、20年・25年というタイムスパンで区民の 目に触れるわけだから、「豊島区」という表現を入れることによって、地理 的な意味やこれから子供も大人も持って欲しい倫理観や道徳観、教育的な 示唆、こういったものが一体化するようなイメージ・雰囲気を伝えること ができるのではないかと思っている。また、最近の陳情に、「豊島区公共施 設再構築」といったものがあったが、豊島区の現状というものを真剣に考 えれば、もう少し現実を踏まえた内容になるのではないかとも思う。そう いう意味でも、「まち」や「都市」がどこまでを指すのかという曖昧な表現 よりは、直接的に「豊島区」と表現している「7」番が好きである。ただ し、「安全・ゆとり・活力」という表現については、これからご議論いただ いても結構である。そもそも区制70周年という行事を何でやるのかという と、豊島区の永続、持続性ということを考えてのことだろうし、過去のご 先祖様が残してくれた財産、未来の子孫達へジョイントするようなメッセ ージというと、「まち」、「都市」といった表現よりも「豊島区」、「○ ○ の豊 島区」という将来像の書き方がいいのではないかというのが私の意見であ る。

会長代理: 最後の言葉に付く問題として、ご提案をいただいた。場合によっては、前 半のフレーズは同じで、最後の部分だけ「豊島区」と入れ換えることもあ り得るかもしれない。

N委員: その通りである。

会長代理: その点も含めて、他にご意見をいただきたい。

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ことを問われたときに、権利と義務をわきまえた積極的な人々を「市民」 というのに対して、ただ住んでいるだけの人を「住民」というと定義づけ た。全ての人間が市政なり区政に興味を持つか、持てるかというと、そう でもない。ただし、そういうことに関心がない人も包容するのが地域社会 であり、豊かな社会というのは誰でも自由に住めるというところにある。 全ての人が強制的に政治に参加させられるというのは、ひとつの価値観か らすると、民主制と相反する側面がでてくる。したがって、選ばれた国会 議員や関心を持つ積極的な方に、いろいろな意見を言って、良い地域社会 にするということが健全と思う。たしか、当初の構想案では、「区政」とい う言葉が使われていたが、これを「地域社会」に修正した。これは、いま 述べた観点からすると、非常に含蓄のある良い修正だったと思っている。 個人的には、「15」番がよいと思う。「ひびきあう」という表現はなかなか いい。「まち」「都市」というのはたしかにその時の使いようだが、かえっ て「まち」という曖昧さが健全な地域社会にとって重要ではないかなとい う気がしている。

(13)

うまち豊島区」あるいは「豊島」というように、オプションとして使い分 けるというのはどうだろうか。固定しないで自由に取ったり、付けたりす ればいいのではないかと思う。

会長代理: そろそろ森田会長にバトンタッチしたいと思うが、これまでの意見を集約 したい。まず、木下委員から「15」番がいいのではないかと意見を前回か らいただいている。また、本橋委員から「豊島区」という表現を入れては どうかというご意見があった。これに対して、粕谷委員から、「区」という 表現は入れない方がいいという意見が出ているところである。

I委員: 新たにできた区民の歌と同じ事で、「区」は不要と思う。

D委員: これまで推薦されたものを整理すると、粕谷委員は「15」番、西沢委員か らは「14」番がいいということで、あとは森田会長に進行をお願いしたい。 森田会長: 司会でありながら遅れてしまったことをお詫び申し上げたい。これまでの 事情はよく理解できていないが、進行を務めさせていただきたい。もしピン ト外れな事を申したら訂正していただきたい。いま「14」番と「15」番が 推薦されたということだが、他にご意見があればお願いしたい。

Q委員: 現構想の将来像「暮らし豊かに心輝く」がいつも広報に載っており、これ は区民の皆さんに自然に口ずさまれるキャッチフレーズになりつつある。新 たな基本構想の将来像として、やはりキャッチフレーズとして区民誰しもが 頭に入りやすい言葉が大切ではないかと思っている。「15」番のフレーズは、 「としま未来へ」という歌とも符合するし、「ひびきあう人 魅力あるまち」 というのは非常に覚えやすいかなと感じ、この中から選ぶとしたら、「15」 番がよろしいかなと思う。

森田会長: 他にいかがだろうか。

E委員: 「ひびきあう」という言葉は、見た目も優しい感じがするし、総合的な発想 という意味で21世紀にふさわしいと思うので、これが入ったものがよろし いと思っている。短かく、親しみやすいということからすると、「14」番、 「15」番がよいのではないかと思う。「豊島区」とするかどうかについては、 区の刊行物などでは、豊島区、豊島区と続いてしまうことも考えられるの で、行政的な印象がかなり強くなってしまわないかと思った。「まち」とい う表現の方が生活者らしい感じがする。もし区名を入れるとしたら、最後 にひらがなで「としま」と、「ひびきあうまち としま」、「魅力あるまち と しま」、といった形であれば、オプションとして考えてもよいのではないか と思う。

森田会長: 「15」番は、冒頭に「としま」とあるが、これについてはどうか。 E委員: 個人的には最後に来た方が座りがいいのかなと思う。

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E委員: 最初の「としま」を最後に移動するということである。

森田会長: こういうご意見を聞いていると、ますますまとまらなくなるので、とりあ えずご意見を出していただき、出ている候補の中でどれがよいのかという ことでご発言いただければいいと思う。

L委員: 「15」番がいいと思っている。「14」番の「やさしさと夢と笑顔がひびきあ うまち」は、「やさしさ」という表現が入っているが、これからの時代にお いて「やさしさ」というのがすごく曖昧な印象を与えかねない。「ひびき」 はよいが、どういう「やさしさ」が本当の優しさなのかという、曖昧な言 葉というふうに思うので、「15」番の方がよいと思う。

森田会長: はい、どうぞ。

J委員: 標語の中には、「まち」も「としま」も不要と思う。基本的に、くどい感じ がする。また、最近の流行で、漢字で書くべきところにあえてひらがなを 使うというのが多いが、個人的には漢字が好きである。したがって、「13」 番を推薦したい。

森田会長: 反論も含めて、他のご意見をお願いしたい。

K委員: 「としま」が重複するといった議論があったが、将来像の使われ方につい て、事務局からご説明いただくと、議論がしやすいのではないか。

事務局: 「広報としま」や区が発行する各種発行物、区からの郵送物に用いる封筒 等に印刷されることになっている。キャッチフレーズに続いて、同じよう な文字の大きさや字体で「豊島」「豊島区」と重複することはないと思う。 森田会長: よろしいか。まだご発言のない方、いかがだろうか。最終的には、皆さん

のご意見で、より多くの方が支持するものを選びたいと考えている。合計 で16本の候補があるが、現在のところ、「14」番、「15」番をサポートされ る方が多く、「13」番がよいのではという方がお一人いらっしゃる。それ以 外に候補があればお願いしたい。

N委員: 「豊島区」と入れるべきだということで「7」番を推薦した。ただし、「安 全、ゆとり、活力」についてはご議論いただく余地があると思う。「豊島区」 が入っているという意味で「7」番がいいということである。

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H委員: 「15」番でもいいと思うのだが、それなら冒頭の「としま」を取って、「未 来 へ ひ び き あ う 人 ま ち 」、「 魅 力 あ ふ れ る 未 来 へ ひ び き あ う 人 まち」としてはどうか。もし、区名を入れるとしたら、最後に「としま」 としてはどうか。

森田会長: 「豊島区」と入れるということか。

H委員: 「としま」と入れる。ひらがなで「未来へ ひびきあう 人 まち とし ま」となる。あくまで、「15」番が採用された場合の話である。というのは、 「ひびきあう」という言葉について、「14」番は対象が明確であるのに対し て、「15」番は目的語が不明確だと感じる。「ひびきあう」といっても、「15」 番は何が響きあうのか分かりにくい。

森田会長: 「15」番の修正意見が出た。

J委員: いまの修正案なら、スマートに見える。

森田会長: 「未来へ ひびきあう 人 まち としま」ということでよいか。 J委員: それなら随分とスマートだと思う。

森田会長: J委員は先ほど「13」番を推されたが、変更するということか。

J委員: いずれにしても、短かい表現がよいと思う。また、「魅力ある」という表現 が何となく恥ずかしい感じがしたので「15」番を推さなかったのだが、「魅 力ある」を取ると随分とスマートな印象になる。

森田会長: 修正意見が出たが、どうだろうか。大勢が傾いてきたが、どうだろうか。 他のご提案をされた方はどうか。うなずいていらっしゃる方も多いようだ が、異存はないか。

J委員: 「としま」を入れるかどうか、個人的には、不要と思うのだが。 森田会長: 「未来へ ひびきあう 人 まち」ということか。

J委員: 強く主張するつもりはない。

森田会長: 事務局に質問であるが、これは使い方に応じて付けたり外したりというわ けにはいかないのか。

事務局: 将来像であり、一体的な表現として位置付けられるので、どちらかに統一 していただければと思う。

森田会長: ということで、どちらかに統一する必要がある。 G委員: 区民としては、あった方がいい。

森田会長: あったほうがいいか。

H委員: 中央に「・」を入れて、「としま」と入れる。

森田会長: 整理すると、「未来へ ひびきあう 人 まち・としま」というご提案だが、 「としま」はひらがなでよいか。

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まち」という表現は短絡的だが、ある程度まとまりがある。「14」番を推薦 したが、これはどちらかというと、全体が流れる感じである。流れる感じ でいくか、ワードをぽんぽんぽんと置いていく感じがよいか、どちらかで ある。

森田会長: いかがだろうか。最後の「・としま」の部分だけが問題になっているが。 これは考え方の問題と思うが、司会者が余計なことを申し上げると、どこ のまちでも当てはまるというよりはどこの将来像かというメッセージを送 った方がいいのか、それとも、当然に他のものに付いているわけなので、 将来像にはあえて区名を付けなくてもいいのか、といったあたりで決める ことになると思うが、どうだろうか。

Q委員: 感想になってしまうが、現構想では「暮らし豊かに 心通い合う 豊島」と、 自然に最後に付いた印象がある。そういった意味でも、最後の「まち」の 後ろに「としま」とあった方が豊島区民としては、より主体的に感じられ るのではないかという気がするので、付けた方がよいのではないかと思う。 森田会長: というご意見であるが、不要とされた方はご意見はあるか。固執されるの

でなければ、大勢の方のご意見をもとに、まとめてもよいのかなと思うが、 どうだろうか。

K委員: 付けることがある種の前提となってしまうと、くどい感じがする。漢字で ということになると、なおさらである。

森田会長: ひらがなで「としま」と付けると、視覚的に少し違った見え方がするとい うことだろう。

N委員: 歴史、伝統、慣習を保守したいという感情を持っている人間からすると、「未 来へ」という表現は不要ではないかという気がする。「未来」というと、人 間は何でも未来を切り開く能力があるといった過信に近いものを感じれし まう。

森田会長: 将来像であるので、入っていることに違和感はないが、I委員どうぞ。 I委員: 私も伝統派であり、未来、未来というのはあまり好きではないのだが、将

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森田会長: いかがだろうか。大体ご意見を集約すると、「未来へ ひびきあう 人 ま ち・としま」ということでいいだろうか。一応、これで決まったかと思う。 本日は答申ということで将来像を入れた形で答申をさせていただきたいと 思う。この後、答申のセレモニーがあるので、暫時休憩とさせていただき たい。

(休 憩)

森田会長: それでは、審議会を再開する。事務局から配付されたと思うが、内容をご 確認いただきたい。これについて、事務局から説明がある。

(事務局より、答申文の構成について説明)

森田会長: いまの説明について何か問題はないだろうか。それでは、これをもって答 申したいと思う。答申に先立ち、一言ごあいさつをさせていただきたい。 これより高野区長に基本構想の答申書をお渡しするが、この審議会は高野 区長の委嘱を受け、21 名の委員により構成され、昨年の9月に発足した。 以来、5ヶ月間という短い期間であったが、本日を含め8回の審議会を開 催し、審議を重ねて基本構想を取りまとめた。審議会の運営にあたっては、 各位の暖かいご支援をいただき、構想をまとめることができたと思ってい る。また、事務局にも大変お世話になった。基礎的な自治体である区をめ ぐる環境はますます厳しくなる可能性がある。そうした中で、ぜひ新たな 将来像を実現していただきたいと思う。重ねてこの基本構想の策定にご尽 力いただいた関係各位に対して感謝の念を表したい。これで、ご挨拶とさ せていただく。

事務局: それでは、高野区長、森田会長は、会長席の前の方へお進みいただきたい。 森田会長: 答申、平成14年9月20日から、貴職から諮問された事項について、審議 を重ねた結果、豊島区基本構想の結論を得たので、答申する。平成15年2 月6日、東京都豊島区長、高野裕様、東京都豊島区基本構想審議会会長、 森田朗。

高野区長: どうもありがとうございます。感謝申し上げます。委員の皆さん、ありが とうございました。

森田会長: それでは、ここで区長の方からご挨拶をいただきたい。

(18)

意を表し、お礼申し上げる次第である。現在の基本構想が策定されてから、 我が国および豊島区を取り巻く状況は、たいへん大きな変革期にさしかか っている。少子高齢化の一層の進展と、予想をはるかに超えるIT化の進 展をはじめとして、先ほどのお話にもあった地方分権一括法の施行や都区 制度の改革の実現により、区が基礎的な自治体に位置づけられたことなど、 大きな変革期を迎えている。平成14 年度は、豊島区施行の70 周年の記念 の年にあたり、各種の記念事業を実施した。区の財政状況が大変に厳しい 中、この70周年を一つの節目として、区民とともに区のイメージを変えた い、そのような思いから地域で行われているイベントやお祭りについても

70 周年の冠を付けて、地域の皆様と共に盛り上げてきた。この間、豊島区

が災害時の協力協定を結んでいる各自治体の市長、あるいは町長をお招き した「防災サミット」、友好都市による物産展等々を開催した。また区内4 つの大学の学長にご参加いただいた「大学サミット」、さらには4大学のそ れぞれの学生による豊島区のイメージ大作戦、これからの豊島区は学生が どういった豊島区を模索しているのかというような、まさに試行錯誤をし ながら、取り組んできた。そうした4大学の連携をきっかけとして、東京 音楽大学のお力添えで、新しい区民の歌、「としま 未来へ」がシンガーソ ングライターのさだまさし氏の、全国から募集した詩と併せて補足をして いただき、作曲によりすばらしい歌の完成をみたわけである。その後、こ の歌も各種の会合等々において歌われておろ、専修学校、各種学校の協会 の創立20周年の記念式典にお邪魔した際にも、バック音楽として流れ、何 か非常に心和らげるような、大変心を弾ませた。また立教大学との縁では、

70 周年記念事業のフィナーレを飾る江戸川乱歩展が先月の 29 日より池袋

(19)

本計画のご審議をお願いすることとなっているが、変わらぬご指導とご尽 力を心からお願い申し上げる次第である。終わりになったが、これまでの ご審議に対する森田会長をはじめ、委員の皆様の並々ならぬご尽力、ご労 苦に対しまして重ねて敬意を表し、感謝申し上げ、大変長くなったが、心 を込めてお礼のご挨拶とさせていただきたい。

森田会長: どうもありがとうございました。それでは、今後の予定について、事務局 からお願いしたい。

事務局: 今後の予定であるが、次回、第9回目の審議会は5月末の開催を予定して いる。委員の皆様のご都合をうかがい、日程を決定させていただきたい。 森田会長: それでは、答申を致しまして、最後になりますか、何かあればお願いした

い。

H委員: 「ひびきあう 人 まち・としま」の「ひびきあう」と「人」の間にスペ ースを入れるのが正しい。後ほど、修正をお願いしたい。

事務局: 後日、修正したものを委員の皆様に配布申し上げたい。

森田会長: 他にどうだろうか。特にないようであるので、これをもち、第8回の基本 構想審議会を閉会する。本日は私も遅れてしまい、いろいろ審議で不手際 もあったかと思うが、ご協力に感謝申し上げる。

以上

会議の結果 答申文中、将来像の「ひびきあう」と「人」の間に空白を挿入し、 委員に配布する。

会議日程 第9回は5月末開催とし、日程は事務局で調整する。

提出された資料等 (第7回の資料を再配布) 7−1 豊島区基本構想案

7−2 第6回審議会提出案と基本構想案比較表 7−3 新たな基本構想の将来像

参照

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