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令和2年度

ECO-TOPプログラム認定検討会(第1回)

議 事 録

令和2年12月28日(月)午前 9時30分~

新宿NSビル会議室 3-K会議室

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(午前9時30分開会)

○青山緑施策推進担当課長 それでは、定刻 になりましたので 、これより令和2 年度第1 回「ECO-TOPプログ ラム認定検討会」 を始めさせていた だきたいと思いま す。

委員の皆様方におかれま しては、お忙しい 中、御出席を賜り まして、誠にあり がとうご ざいます。

私は、本検討会の事務局 を務めます、環境 局自然環境部緑施 策推進担当課長の 青山と申 します。

本日は、新型コロナウイ ルス感染症が流行 しているというこ とでございまして 、対面で の会議とリモート参加を併 用させていただい ております。少々 慣れない点がござ いますけ れども、御容赦いただけると 幸いでございます 。

それでは、会議に入りま す前に、本日は傍 聴を希望する方は いらっしゃいます か。大丈 夫ですか。

そうしましたら 、今回、ECO-TOPプログラム認定検討 会委員に交代がご ざいまして 、新た な委員を選任いたしました ので、改めて委員 の皆様の御紹介を させていただきた いと思い ます。

初めに、昨年度第1回の 検討会において選 任させていただき ました会長の菊地 先生でご ざいます。よろしくお願いい たします。

○菊地会長 菊地です。よろ しくお願いします 。

○青山緑施策推進担当課長 続きまして、委 員の皆様でござい ますけれども、黒 沼委員で ございます。

○黒沼委員 黒沼です。よろ しくお願いいたし ます。

○青山緑施策推進担当課長 続きまして、辻阪 委員でございます 。

○辻阪委員 辻阪でございま す。よろしくお願 いします。

○青山緑施策推進担当課長 本日は、リモー トで御参加をいた だいております村 田委員で ございます。

○村田委員 よろしくお願い いたします。

1人だけリモートで恐れ入 ります。よろしく お願いいたします 。

〇青山緑施策推進担当課長 それから、今回 の認定検討会から 新たに委員として 御参加い ただきました高橋委員でござ います。

○高橋委員 高橋でございま す。どうぞよろし くお願いいたしま す。

○青山施策推進担当課長 高橋委員ですけれ ども、これまで御 参加いただいてい た森委員 の後任として、東京商工会 議所検定事業部の 部長に就任された ため、本年4月か ら委員に 選任をさせていただいており ます。

なお、もう一方、関委員 がいらっしゃいま すけれども、本日 は所用により御欠 席という ことでございます。

続きまして、事務局の東京 都の出席者の紹介 をいたします。

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初めに、自然環境部計画課 課長代理の小林で ございます。

○小林課長代理 小林です。どうぞよろしくお 願いいたします。

○青山緑施策推進担当課長 同じく計画課の米 田でございます。

○米田 米田です。よろしく お願いいたします 。

○青山緑施策推進担当課長 そうしましたら 、議事に入ります 前に、お手元の配 付資料の 確認をさせていただければと 思います。

まず、会議次第がございま す。その下に座席 表です。検討会委 員名簿でございま す。

その次に資料番号が付し てございますけれ ども、資料1「ECO-TOPプログラム認定審査基 準の改正(案)新旧対照表」 でございます。

資料2「桜美林大学の更新 申請及び東京薬科 大学の認定申請に 係る論点」。

資料3「(参考資料)関委 員からの事前意見 」。

資料4「桜美林大学申請 資料(更新)」、 こちらはファイル で事前送付をさせ ていただ いたものになります。

次も事前送付資料でござ いますけれども 、資料5「東京 薬科大学申請資料(新規認定)」

でございます。

次もファイリングした事 前送付資料でござ いますけれども、 資料6「武蔵野大 学認申請 資料(変更)」でございます 。

最後、資料7「玉川大学申 請資料(変更)」 ございます。

その後 に参考 資料を 3点つ けさせ ていた だいて ござい まして 、参考 資料1 が「ECO-TOP プログラム認定要綱」でござ います。

参考資料2が「ECO-TOPプログラム 認定審査基準」で ございます。

最後の参考資料3が「ECO-TOPプログラムインターシップ実施ガ イドライン」で ございま す。

皆さん、お手元にございま すでしょうか。よ ろしいでしょうか 。 そうしたら、今度は会議次 第を御覧いただけ ればと思います。

本日の議題でございますけ れども、5点ござ います。

1番目が「ECO-TOPプログラム認定 審査基準の改正に ついて」。

2番目が「大学からの更新 申請に基づく認定 について」。

3番目の議題が「新規大学 から認定申請に基 づく認定について 」。

4番目が「大学からの変更 申請に基づく認定 について」。

5番として「その他」でご ざいます。

これから議事に入ります けれども、これか らの進行は菊地会 長のほうでお願い いたしま す。よろしくお願いいたしま す。

○菊地会長 皆さん、おはよ うございます。

それでは議事に入らせて いただきますけれ ども、こういう御 時世ですので、な るべく会 議はコンパクトに進めたい と思いますので、 遅くてもこの会議 は11時30分に終わりにした

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いと思います。それ以前に 終われば、それに こしたことありま せんので、円滑に なおかつ 実りある議論ができますよう お願いいたします 。

最初に、議題の1「ECO-TOPプログラム認定審 査基準の改正につ いて」ということ で、事 務局から御説明をお願いいた します。

○米田 お手元の資料1を御 覧ください。横に なっているもので す。

こちらは本年の7月に 、ECO-TOPプログラム認定審査基準等の 改正を行ったとこ ろではご ざいますが、追加で1点、これまでの実態と 併せまして、審査基 準の軽微な改正に ついて、

認定検討会にも御相談の上と 思いまして、御相 談させていただき ます。

これまで認定審査基準に おいては、第4 条の(5)に おきまして、ECO-TOPプログラム総 合科目として、カリキュラ ム導入科目を2単 位として設定する こととしておりま した。し かしながら、大学の特性を 活かしたカリキュ ラム導入科目の設 定を行う際に、2 単位に限 定する必要はなく、2単位 以上あればよいと 考えるため、改正 をさせていただけ ればと思 います。

こちらの改正につきまし ては、これまでも 桜美林大学さんの ように、カリキュ ラム導入 科目が2単位以上のケース もございましたの で、これからも大 学の特性を生かし て2単位 以上を設定することを妨げ ないために 、このような改 正とさせていただ ければと思います 。 事務局からは以上になりま す。

○菊地会長 どうもありがと うございます。

それでは、今の説明につい て何か御意見等あ りますでしょうか 。

これについて、今まで議 論はこの検討委員 会でしてきました よね。ですから、 皆さんお おむね内容等は理解している と思います。

ないようでしたら、御意 見をまとめまして 、審査基準の改正 については承認と いうこと でよろしいですか。

(「はい」の声あり)

○菊地会長 どうもありがと うございます。

続きまして、2つ目の議 題「大学からの更 新申請に基づく認 定」になります。 今年度の 更新申請の対象は桜美林大学 です。事務局より お願いいたします 。

○青山緑施策推進担当課長 今日、桜美林大 学からは、藤川先 生と事務室の井上 様に御出 席をお願いしておりますので 、お二方、恐れ入 りますけれども、 着席をお願いたし ます。

(桜美林大学担当者着席)

○菊地会長 それでは、よろ しいでしょうか。

更新申請について、まず、 事務局から説明を お願いいたします 。

○米田 それでは、こちら につきましては資 料2「桜美林大学 の更新申請及び東 京薬科大 学の認定申請に係る論点の 資料」及びピンク 色のフラットファ イルの資料4「令 和2年度 桜美林大学申請資料(更新 )」を用いまして 、桜美林大学の更 新申請の内容を簡 単に御説 明いたします。

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資料2「桜美林大学の更新 申請及び東京薬科 大学の認定に係る 論点」を御覧くだ さい。

平成26年度の更新申請か ら、教員体制や科 目名、科目の追加 や廃止等の変更申 請が計4 回行われております。昨年 度からの変更点で はなく、平成26年の更新申請時に認 定してい るカリキュラムからの変更点 をお伝えいたしま す。

今回の申請における主な 変更点といたしま しては、学科等の 概要、科目の担当 教員、履 修モデル、科目の新設及び 廃止、分野、人材 育成の理念におけ るカリキュラムの 特徴、教 員体制の変更を行っておりま す。

まず、学科等の概要につ いてですが、学科 の目的及び教育概 要が変更になって おります が、時代の状況に合わ せた修正ですので 、ECO-TOPプログラムに大きな影響はない かと存じ ます。

2番目に、科目の担当教 員の変更について ですが、主に科目 の新設及び廃止に 伴い、担 当教員が変更になっており ます。こちら についても、ECO-TOPプログラムに大きな 影響がな いかと存じます。

3点目、履修モデルの変更 については、大き な変更点として2 点ございます。

まず1点目が、これまで 自然科学、社会科 学、人文科学の各 分野でそれぞれ存 在した4 単位選択必修と2単位選択 必修、選択科目の 分けについて、一 律で各分野6単位 選択必修 に変更になっております 。次に、ECO-TOPプログラム総合科目に 位置づけられてい た生物学 概論などの科目を、自然科学 等の各分野に移動 しております。

これらの履修モデルの変 更は、桜美林大学 リベラルアーツ学 群の2021年度カリキュラム 改定により、所属学生が、 これまでは1つの メジャーを修了す ればよかったとこ ろ、2021 年度以降の入学生はメジャ ーに加えてマイナ ーも必修化される こととなり、専攻 演習等の 必修化が導入されるため、 科目の選択に自由 度がないと時間割 がバッティングす るという 学生には責任のない事由に よって、ECO-TOPプログラムを完成で きないおそれがあ ることか ら、このような変更を行って おります。

次に、科目の削除及び新設 について御説明い たします。

自然科学、社会科学 、人文科学分 野及びECO-TOPプログラム総合科目に位置づけ られてい た科目が多数削除されてお ります。また、掲 載のように、多くの 科目が廃止される 一方で、

SDGsとグローバルガバナン スや環境リスク論 といった新たな科 目についても新設 されてお りま す。 これ らは 、今 回の 更新 申請 及び 大学 とし て のカ リキ ュラ ムの 改定 に合 わせ て、

ECO-TOPプログラムを目指す人材の 育成のために、必 要性の観点から科 目を整理し、新設 、 廃止を行っております 。削除された科目 の多くは、ECO-TOPプログラムの中心科目 として設 定を推奨されている科目で はなく、新設科目にはECO-TOPプログラムの中心科目と して設定 することを推奨されている 科目も含まれ、ECO-TOPプログラムに与える 影響が小さいため 、 削除することといたしており ます。

なお、インターンシップ についてですが、 これまでインター ンシップⅠ及びイ ンターン シップⅡで、各2か所への インターンシップ を2単位ずつとし ていたものを、イ ンターン

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シップAからDとして各1 か所1単位ずつと 変更したことで、 インターンシップ 先の調整 もしやすくなり、また、イ ンターンシップの 参加時期について も、学生さんにと って選択 の幅が広がりました。

科目の廃止、追加はござ いますが、自然科 学分野で38単位、社会科学分野でも28単位、

人文科学分野で12単位、実習・演習型科目も 6単位以上あるこ とから、ECO-TOPプログラム 認定審査基準における教育の 量は確保しており ます。

また、一見削除され ている科目が多い 印象を受けますが 、ECO-TOPプログラムの中心科目 は多数残存しておりまして 、自然科学分野で は生物学や生態学 、植物学など、社 会科学分 野では環境法、環境経済、 都市環境政策など 、人文科学分野で は、環境倫理、コ ミュニケ ーション学、環境教育 などの科目が設定 されていることか ら、ECO-TOPプログラムのカリキ ュラムとしては問題がないか と思います。

5点目といたしまして、 分野の変更につい ては、先ほどから 何度か御説明して おります ECO-TOP総合科目から自然科学分野 等への移動のほか に、文系の ための環境科学と いう授業 が社会科学分野から自然科 学分野に移動して おります。こちら については、桜美 林大学リ ベラルアーツ学群の2021年度カリキュラムの 改定により、プロ グラムの整理に伴 う変更と お伺いしております。

最後、2点ですが、人材 育成の理念におけ るカリキュラムの 特徴の変更につい ては、履 修モデルが変更になったこ とに伴って表記を 修正したものです 。教員体制の変更 について も、履修モデルの変更及び 担当教員の変更に 伴って教員体制も 修正したもので、 内容に大 きな変更はございません。

全体といたしまして 、科目の廃止など の大きな変更はあ るものの、ECO-TOPプログラムと しての教育の量は十分に確保 されております。

事務局の説明は以上でござ います。

○菊地会長 どうもありがと うございました。

ただいまの事務局の説明 に対して、桜美林 大学の御出席者か ら補足などござい ますでし ょうか。

○藤川先生 付け加える点 がございますとし たら、今回の改定 におきまして、学 生にはな るべくよい内容にということ の改定になります ので、どうぞよろ しくお願いいたし ます。

○菊地会長 よろしいでしょ うか。ありがとう ございます。

それでは、桜美林大学の 更新申請の内容に ついて、意見交換 をさせていただけ ればと思 います。

まずは、本日、御欠席し ている関委員から の意見について、 事務局から御説明 をお願い いたします。

○米田 関委員から、桜美林 大学さんの更新申 請について御意見 を賜っております 。 基本的に申請内容といた しましては 、ECO-TOPプログラムとしてよりよいカリキ ュラムを するために、次の点の意見 を申し伝えて、認 定に賛成するとい う立場を取ってら っしゃい

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御意見としては、環境と 企業経営という観 点については、今 後ますます重要な テーマと なりますので、これまでの実 施内容をさらに工 夫して取り上げて ほしいとのことで す。

工夫の内容としては、実 際の企業のケース を授業で取り上げ ていただいたり、 例えば環 境マネジメント論で企業の 報告書を取り上げ る際に、企業から のゲスト講師を招 聘して深 く学ぶ、また、事前に企業 研究をよく行った 上で、企業へのイ ンターンシップを 実施する などが考えられるため、今 後、シラバスなど 授業内容に反映す ることを御検討い ただけれ ばといった御意見を賜ってお ります。

事務局からは以上です。

○菊地会長 どうもありがと うございます。

関委員からの意見があり ましたけれども、 否定するような意 見ではなくて、建 設的な、

今後も見据えてこうしたら いいのではないか というアドバイス 的な意見だと思い ますけれ ども、桜美林さん、今の話は 大体御理解されま したか。

○藤川先生 ありがとうござ います。

そのように努めたいと思い ます。

○菊地会長 では、そのほか 、委員の皆様から 御意見等ありまし たらお願いいたし ます。

お願いします。

○黒沼委員 今の関委員か らの意見なのです けれども、確かに 、以前、企業の環 境の科目 を廃止したときに、理由と して運営上、問題 ないだろうと。い わゆる環境経済あ るいは環 境法というところも入って いるのでよろしい のではないかとい う話でやっていた と思いま す。

だから、確かに関委員が 心配されるように 、現代の社会とい うのは、企業、NPO、NGO、

行政といったものがパート ナーシップでやる 、SDGsの精神がありますよね。そう いったも のをぜひいろいろな科目の 中にちりばめてい ただいて、リスク 論であろうとマネ ージメン ト論であろうと、そういっ た視点をぜひ入れ ておいていただけ るとよろしいので はないか と思います。

○菊地会長 ありがとうござ います。

辻阪委員、何かありますで しょうか。

○辻阪委員 一瞬、廃止が 大変多いので、あ れと思ったのです けれども、確かに 残ったも ので十分な量と内容が確保さ れていると思いま した。

特に新設されたものは今 日的なSDGs関係ですとか、今日的な ニーズに合ってい ると思い ますし、私はアセスメント 協会から来ており ますが、アセスメ ント概論というの が新たに 加わって、なかなか環境ア セスメントが理解 されていないとこ ろがございますの で、非常 にいいお取組だとうれしく思 っております。

加えて、ちょっと細かい ところですと、学 群外とか全学から の選択可という科 目がたし かあったかと思います。な かなか1つの学科 で対応されること が難しい中で、広 く採用さ

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れているというか、門戸を広 げられているのが 非常にいいなと感 じました。

以上でございます。

○菊地会長 続きまして、 高橋委員、いかが でしょうか。初め てでしょうけれど も、忌憚 なく、自由に意見等をいただ ければと思います 。

○高橋委員 ありがとうござ います。

関委員や黒沼先生からの 御指摘はありまし たけれども、私も 商工会議所でござ いますの で、やはり企業経営といい ましょうか、企業 が取り組んでいる ことを意識した中 で学生さ んに学んでいただければと 思います。その観 点からも、SDGsについても今回触れ ていただ いたのは大変うれしく思って おります。

支障がなければ、1点だ け教えていただき たいと思うのです が、インターンシ ップ先な のですけれども、いただい た資料の中に、行 政機関、自治体で 、企業が製造業、 環境管理 業とあるのですけれども、 差し支えなければ 具体的な名称を教 えていただければ と思いま す。

○菊地会長 いかがでしょう か。

○藤川先生 すぐに名称が 頭の中に浮かばな いだけでして、具 体的な仕事内容と かならば すぐに出るのですけれども 、例えば、産業廃 棄物の処理をされ ている会社に行く ことがあ りまして、そこで中和処理 をしてもらってい るとか、あとはご みの分別をしても らうとい うこともあります。また、 デベロッパー会社 に行きまして、そ こでされているよ うなアセ スメント系のことをされた り、生き 物の調査をする会 社に行って生き物 調査を実際にやり 、 例えば北海道の会社だと、 現地の植物と動物 のことを1週間ぐ らいで調べてきた りという ことも含めてしております。

○菊地会長 どうもありがと うございます。

私もこれを事前に読ませ ていただきまして 、私はまた別の立 場で、やはり大学 の教員と いう立場から見ると、今の 時世ですと、大学 は非常にカリキュ ラムが時流に合わ せたりし て、こういう科目は昔はあ ったけれども、こ ういう科目を新し くしなければいけ ないとい うのがあるのだけれども、 今ある現有の科目 の中でうまくバラ ンスよくまとめら れている なという印象を受けて 、これはひょ っとしたらECO-TOPプログラムの新しいお手本 になるよ うなカリキュラムではないか なと私は思いまし た。

ですから、非常にバラン スよく、そして、SDGsなども非常に考えられていて、 今の時流 にもうまく合っているよう な気がします。で すから、個人的に はこういう更新で いってい ただければと思うのですけ れども、1つだけ 、せっかくこうい うカリキュラムが できたけ れども、一番大事なのは運 営だと思いますの で、これに基づい てよりよい教育を して、よ りよい学生を送っていただけ ればと思います。

村田先生、いかがでしょう か。

○村田委員 私も菊地先生 が今おっしゃった とおりで、バラン スがよくなってい るという 印象を受けました。

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インターンシップについ ても、期間がそれ ぞれ選べるという ことで、自由度が 高く、ほ かの授業や実習と合わせて 選ぶことができる 、学生さんたちの 現状に即した体制 になって いて、すごくいいのではない かと思います。

ありがとうございます。

○菊地会長 どうもありがと うございました。

ついリモートもあるという ことを忘れていま して、申し訳あり ません。

では、今、委員の皆様の 御意見もありまし たけれども、皆さ んそれぞれ建設的 であり、

否定するものではないとい うことなので、更 新申請は通してよ ろしいということ でよろし いですか。

(「はい」の声あり)

○菊地会長 では、事務局 のほうにもそのよ うにお願いしたい と思いますけれど も、いか がでしょうか。

○青山緑施策推進担当課長 どうもありがとう ございました。

それでは、今後、事務局 のほうで認定の手 続を進めさせてい ただきたいと思い ます。あ りがとうございました。

○菊地会長 それでは、これ で桜美林大学の更 新申請については 終わります。

それでは、藤川先生、井上 様、どうもありが とうございました 。

(桜美林大学担当者退席)

○菊地会長 それでは、3 つ目の議題「新規 大学からの認定申 請に基づく認定」 として、

東京薬科大学の認定申請につ いてでございます 。では、事務局よ りお願いいたしま す。

○青山緑施策推進担当課長 そうしましたら 、東京薬科大学さ んの申請につきま して、今 日は学科長の渡邊先生、熊 澤先生、事務局か ら宇治原様、千葉 様、堀口様の5名 に御出席 をいただいております。よろ しくお願いいたし ます。

(東京薬科大学担当者着席)

○菊地会長 それでは、認定 申請について事務 局から説明をお願 いいたします。

○米田 それでは、先ほど も御使用いたしま した資料2「桜美 林大学更新申請及 び東京薬 科大学の認定申請にかかる 論点」及び資料5 の薄い水色のフラ ットファイル「令 和2年度 東京薬科大学の申請資料( 新規)」を用いま して、東京薬科大 学の認定申請の内 容につい て御説明いたします。

資料の2、認定申請に係 る論点の最後の3 ページ目及び水色 のフラットファイ ルの新規 申請のカリキュラムのタグ から1枚おめくり いただきますと、 様式4-1号が開 けますの で、こちらを御覧いただきな がらの御説明とな ります。A3の大き な資料になります 。 東京薬科大学のカリキュ ラムについては、 自然科学分野で27単位、社会科学分 野で8単 位、人文科学分野 で8単位に加えて 、ECO-TOPプログラムの総合科目とし て、カリ キュラム 導入 科目 に4 単位 を設 定し てお り、 また 、実 習・ 演 習型 の科 目も 7単 位あ るこ とか ら、

ECO-TOPプログラム 認定審査基準にお ける教育の量は確 保しております。

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次に、教員のタグをおめ くりいただきます と、様式3-1号 がついております ので、こ ちらを御覧ください。

今回、申請いただきまし たのは、東京薬科 大学生命科学部応 用生命科学科とい うところ から申請が提出されており ます。こちら、東 京薬科大学から申 請されているカリ キュラム については、必修 単位として23単位に、ECO-TOP総合科目としての4単位 、インタ ーンシッ プの2単位で計29単位が必修化されておりま す。修了判定の基 準としては、必修 科目、選 択科目、インター ンシップを合わせ て39単位以上の修得によってECO-TOPプログラムを修得 としているため、残りの10単位について選択 科目20単位の中から修得する前提で カリキュ ラムを構成しております。

必修科目及び選択科目の 分けについては、 社会科学分野につ いては必修科目だ けで3単 位となっておりますので、 残りの3単位以上 は、社会科学分野 の選択科目の中か らの修得 が必須となります。また、 人文科学分野につ いても、必修単位 は4単位となって おります ので、残 りの2 単位以 上は選 択科目 からの 修得が 必須と なりま す。し たがっ て、ECO-TOP 履修生は実質、社会科学及 び人文科学の分野 の選択科目の大半 を修了しなければ いけない ことが前提となっております 。

カリキュラムの中身を具 体的に拝見いたし ますと、自然科学 分野では生物学や 生態学、

地学とい ったECO-TOPプログラ ムの中 心科目 として 設定を 推奨す る科 目が含 まれて おりま す。社会科学分野について は、食品などの身 近な題材から現代 社会に欠かせない 情報技術 や、生活を取り巻く法律や経 済を学ぶものとな っております。

理系の学生さんが多い大 学であるため、学 生さんが法や経済 といった分野の基 礎知識を 有していないといったこと もあることから 、ECO-TOPプログラムの中心科目である 環境法に ついては、法学(日本国憲 法)で最上位の法 を学んだ上で、環 境法に関する題材 について も取り扱うほか、必修科目 である生命科学Ⅰ 地球環境論などで 水濁法であったり 大防法、

生態学や生物学で生物多様 性基本法について 取り扱うなど、法 学(日本国憲法) で法に関 する基礎を学んだ上で、環境 に関する個別法を 取り扱うカリキュ ラムとなっており ます。

また、環境経済について ですが、社会科学 分野のタグの中に 人間科学Ⅲ(経済 学)のシ ラバスがございますので、そちらを御覧いた だけますでしょう か。こちらの人間 科学Ⅲ(経 済学)において、学生への 経済学に関する基 本的な知識を導入 した上で環境経済 について 取り扱うことで、経済におけ る環境を理解でき るような授業の内 容となっておりま す。

人文科学分野については 、哲学や生命 と倫理において 、ECO-TOPプログラムが中心科目と して設定を推奨されており ます環境倫理につ いて学ぶだけでな く、グローバルに 科学論文 等から情報を収集し、自ら が諸環境を理解す るための能力を育 む目的といったと ころから

『English for Science』といった科 学論文を読み解く 科目も設定されて おります。

ECO-TOPプログラム導入科目につ いては、3 科目で4単位を修 得するものになっ ておりま して、応用生命科学概論で 学科の学びの中で 環境意欲の醸成を 行い、生命科学Ⅰ 地球環境 論にて地球環境全般につい て学んだ上で、生 命科学と社会Ⅰ大 学入門において、 これら2

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科目、地球環境科学Ⅰと応 用生命科学概論で 学んだことを社会 で生かす方法につ いて学ぶ ような、セットとなっている 構成となっており ます。

インターンシップについ ては、ECO-TOPインターンシップとし て2か所にインタ ーンシッ プに行くカリキュラム構成 としておりまして 、この中で事前学 習及び事後学習も 行うもの となっております。

事務局の説明は以上でござ います。

○菊地会長 どうもありがと うございました。

ただいまの事務局の説明 に関して、東京薬 科大学の御出席者 の皆様から補足な どござい ますでしょうか。

○熊澤先生 改めまして、 東京薬科大学応用 生命科学科でござ います。私は担当 の熊澤で ございます。よろしくお願い します。

今、全体の御説明は東京 都からのとおりで ございますけれど も、一部補足資料 という形 で書類をつけさせていただい たかと思います。

○米田 水色のファイルの 巻末に補足資料と いったタグがつい ておりますので、 そちらを お開きいただければと思いま す。

補足資料の最後の補足資 料4-2について は、差替えを行っ ておりますので、 本日、追 加で配付させていただきまし た。そちらの最終 版でお願いいたし ます。

○熊澤先生 9枚ほどの資 料になりますので 、細かなところは 割愛させていただ きますけ れども、どのような補足資 料を作成したかと いうことをお話し しますと、補足資 料0と1 というものが全体的な内容 になっています。 すなわち、私たち の大学の学科の特 徴として なぜECO-TOPなのかということを補 足する意味で、補 足資料0というも のをつけています 。 補足資料1というのは 、私たちのECO-TOPの取組によって、ど のように貢献につ なげてい くのかという全体的な概念図 の資料として作ら せていただいてお ります。

それから、2から最後の 4-2まで続いて いくのですけれど も、それらは各科 目が一体 なぜ必要なのか、どういう意図でこ のECO-TOPと関連付けている のかという資料の 構成にな っています。

ちょっとポイントだけで すけれども、まず 、資料0というの は、先ほど申し上 げたとお り、全体的な話ですけれど も、東京都の書式 で言いますと、こ の書式の2という のが学科 の概要というところで説明 があるわけですけ れども、いきなり 学科の概要となる と飛び込 み過ぎですので、大学とし ての環境方針です とか、応用生命科 学科というのは学 内でどの ような位置づけなのかという ことが書かれてい ます。

特に学内組織の図があり ますけれども、応 用生命科学科は2013年より設置されておりま すけれども、生命科学部と しては1994年に創設されておりまし て、当初は環境生 命科学科 という環境という冠がつい ていた学科でござ いました。今日に 至るまで改定等あ りますけ れども、色が変わっている 研究室はこちらの 6個の研究室から 成り立っています 。すなわ ち、環境応用植物、環境応 用動物、生態学、 エネルギー、生物 といったような環 境と直接

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非常に関わりの高い、シンパ シーの高い研究室 から構成をされて おります。

学科の学生、教員の特徴 はそちらに書いて あるとおりなので すけれども、生物 好きで環 境意識の高い学生が集まった 学科でございます 。

参加の意義とメリットは 、そちらに書かれ ているとおり、こ のプログラムへの 参画を通 じて、学生のモチベーショ ンアップを実現し て、より学びを深 めていく、加速し ていくと いう意義でございます 。そのような ことを補足資料0 では述べさせてい ただいております 。 続いて、補足資料1とい うものがその後に ついているのです けれども、これは 左から右 に流れていくような図にな っているのですが 、インプットして 大学での学び、各 科目がど のような科目で構成してい るのか、そして、 その科目でどのよ うなことを環境人 材として の学びにつなげているのか ということが左の ほうに書かれてい まして、それらの インプッ トによって育成される能力 ということで、基 礎素養、自然科学 の専門性、コミュ ニケーシ ョン、そういった5つほど に分類した中のど れに相当するのか ということを丸と 二重丸で 表現をしております。

そのような大学でのイン プットを経て 、社会に出ていっ た東薬ECO-TOP人材の皆様が、最 終的には地球環境の実現に流 れていくといった 概念図でございま す。

残りの資料2以降は各科 目の各論的なもの になっていくので すけれども、1点 、先ほど 法律の話が出ておりました ので、最後になり ますが、補足資料 4-2という資料 がござい ます。

これは、「ECO-TOPプログラムカリキュラムにおける 環境法の修学につ いて」と いう補助 資料なのですけれども、こ の部分が該当する 主科目としては法 学を挙げているの ですけれ ども、この中で、環境につ いての学習につき ましては、第11回の人権保障、特に 環境権と いうことで学ぶことになっ ているのですが、 実はほかの大学さ んでもそうかもし れません けれども、いろいろな科目 の中に自然環境保 全に関する法律が 分散をしています 。ですの で、この資料では 、今回申請してお りますECO-TOPの各科目の中でどのような法律 に触れて いるのかということをつけさ せていただきまし た。

ということで、法律につ きましては、この ように最上位の日 本国憲法から各科 目内での 自然環境に関する個別の法律 にまたがっている という補足をさせ ていただきます。

私どもからは以上でござい ます。

○菊地会長 どうもありがと うございました。

それでは、東京薬科大学 の申請内容につい て意見交換させて いただければと思 います。

まずは、本日御欠席してい る関委員からの意 見について、事務 局から説明をお願 いいたし ます。

○米田 資料3を用いまして 、関委員からの御 意見をお伝えいた します。

関委員からは、申請内容について はECO-TOPプログラムとして よりよいカリキュ ラムとす るために、過去にもござい ましたような附帯 事項として、次の 意見を添えて認定 に賛成す るということで、これは関 委員個人としては 附帯事項をつけた ほうがいいのでは ないかと

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いうお考えでありますが、 一番上にございま すとおり、検討会 の総意としては認 定検討会 の会長に一任するとなって おりますので、あ くまでも個人とし てのお考えという ことでお 伝えいたします。

附帯事項としては、社会 科学分野の学び、 特に環境とビジネ スといった視点を 工夫して 補強したほうがよいのではな いかといった御意 見です。

環境とビジネスの視点の 補強方法としては 、インターシップ 先としての企業を 組み込む とか、実際の企業のケース を授業で取り上げ ていただいたり、 例えば、人間科学 の経済学 などでの科目で、企業から のゲスト講師も招 聘した上で経済に ついて学んだりと いうとこ ろが考えられるので、今後 、カリキュラムの 構成であったり、 授業内容に反映す ることに ついて御検討いただければ といったことを附 帯事項として添え ることの御意見を いただい ております。

関委員からの意見は以上で ございます。

○菊地会長 どうもありがと うございました。

それでは、御出席の委員 の皆さんから何か 御質問あるいは御 意見等ありました らお願い いたします。

最初に、黒沼委員から何か ありますか。

○黒沼委員 今回の申請を 読ませていただき まして、自然環境 に軸足を置きなが ら全体を 見ていきたいという精神を 尊重していただき ながら作られたカ リキュラムだと読 ませてい ただきました。

その中で、あえてコメン トをさせていただ きたいことが社会 科学系にあります 。今、補 足説明の中で、経済系ある いは法学系という お話がありました 。これは図解もさ れていて 非常に分かりやすい流れに なっています。ど ういったところに つながっていくの か、よく 分かったのですけれども、 実は、日本国憲法 は確かに大切なの ですが、これがい わゆる教 職科目とか教養科目的なも のだと思うのです けれども、その後 の間にある、やは り環境法 がないと次につながってい かないと思います 。学生さんたちが 理解する上でもそ れがあっ たほうがつながっていくので はないかという気 がしました。

あと、人間科学Ⅱ経済学 というところで、 基本的なミクロ経 済、マクロ経済に なってい て、第8回、9回のSDGsとの関係で講義をさ れるということな のですが、これが 、先ほど の環境とビジネスも同じな のですけれども、 どういうふうに実 社会に向かって考 えること ができるのかということを 考えたときに、環 境経済学の専門的 な話になってしま うのです けれども、5つのアプローチ をある程度してお く必要があるので はないか。

例えば、制度経済学とい うのがあるのです けれども、その視 点でいくと、最近 話題にな っている菅総理大臣が2030年までに新車のガ ソリン車を禁止す るという話が出て きていま すよね。それが、結局、世 の中の動きの中で 政治がどんどん変 わると、制度的に ものが変 わって経済が動いていくの だということが、 基礎的なところで 分かっているなら ぱっと分 かるのです。

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ですから、それにつなげ てあげられるよう なものをどこかに 入れられないかな と思った のですけれども、なかなか 私はいい科目を見 つけることができ なくて、もし工夫 ができる のであれば、そういったとこ ろも入れていただ けるとよろしいの ではないかと思い ます。

以上です。

○菊地会長 ありがとうござ いました。

辻阪委員、何かありますか 。

○辻阪委員 なかなかやっ てくださる学校が 減っている中で、 専門的なものに軸 足を置き ながらECO-TOPに取 り組んでいただけ るのは非常にうれ しいことだと思い ます。

ただ、ちょっと私も少し 気になるところが ありまして、今は 私は行政の仕事と かアセス メントをやっているもので すから、科目のバ ランスの中でやは り社会科学系、環 境法とか 環境政策という内容が少し 少ない。環境法に ついては、各分野 に入っていますと いうこと が書かれているのですが、 シラバスを見た限 りでも、どんな感 じで入ってくるの かという のが少し明確ではないので 、できましたら、 今もありましたけ れども、どういう 問題があ ってこういう法律ができて きた、取組が出て きた、SDGsも突然出てきたわけでは なくて、

リオのサミットの頃から流 れがあるとか、そ ういう大きな歴史 みたいなものが、 例えばこ こでは科学史の中で、もっ と長期の話ですけ れども、もう少し 環境問題に焦点を 当てたよ うな、今までの負の経験と それに対してどう してきたのか、あ るいは逆にさっき もありま したが、自動車産業など、 規制が強化された ことによって技術 が進歩した、日本 の競争力 が強化した部分もありまし たので、そういっ たところも含めて 環境問題の歴史と 法律ある いは制度の経緯みたいなもの をどこかで取り上 げていただけると いいなと思ってい ます。

もう一つは、人文系と社 会系が8単位の中 から6単位なので 、かなり選択肢が 少ないの で、学生さんは苦しくな いかなという懸念 が若干ございます 。ただ一方で、『English for Science』という形で、これ から国際的な社会 の中で活躍してい ただく人材育成と いう意味 では、非常にいいお取組だ と思いますので、 これはぜひ成果を 上げていただけれ ばと感じ ているところです。

○菊地会長 どうもありがと うございました。

続いて、高橋委員、お願い します。

○高橋委員 先ほど来、お 話がありますけれ ども、私自身商工 会議所の者ですの で、ぜひ インターンシップ以外にも 、実社会との関わ りの部分に力をい れていただけたら と思いま す。

もう一つ、先ほど来、お 話がありますSDGsについてなのです けれども、先ほど の補足の 資料の後ろのほうの生命科 学と社会のⅣのと ころで、歴史観・ 世界観とSDGsの理解と出て きますけれども、もちろん タイトルにあるか らいいという話で はないのですが、 科目の中 でSDGsについて積極的に関 わるようにしてい ただけるように充 実していただけれ ばと思い ます。よろしくお願いいたし ます。

○菊地会長 それでは、リ モートで出席して いただいている村 田委員から何かあ りますで

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15 しょうか。

○村田委員 補足資料はと ても分かりやすか ったです。申請の 動機ですとかそう いうこと も明確にしていただきまして 、ありがとうござ いました。

社会科学等の部分は 、ECO-TOPを使うことで大学さんとしても企 業やNPO、NGOとの接点を つけ、ますますカリキュラ ムが今後厚みが増 してくるのではな いかという印象も 受けまし た。これまで文系 の大学さんが一生 懸命工夫をしてECO-TOPの申請を出してくださ ったのと 同じように、理系の大学さ んが学内で工夫を してカリキュラム にしていただいて 申請を出 していただいたのではないか と感じました。

ちなみに、ちょっと先生 にお伺いしたいの ですけれども、こ れまでインターン シップで すとか企業に対する学習と いうのは、今まで どういうふうに行 っていらっしゃっ たのです か。

○菊地会長 とりあえず、村 田委員からの質問 にお答えください 。

○熊澤先生 インターンシ ップにつきまして は、現行でキャリ アセンター主催で インター ンシップ、これは自由科目 という位置づけな のですけれども、 3年生の時点で1 単位ずつ 取組がなされています。た だ、これはキャリ アセンター主催と いうことで、本来 、環境保 全人材育成という観点では ないので、このた び科目名は違う科 目になりますけれ ども、イ ンターンシップには取り入れ るようにしていま す。

お答えになっていますでし ょうか。

○米田 一応、今回、生命 科学Ⅵ(ECO-TOPインターンシップ)、生命 科学Ⅶ(ECO-TOPイ ンターンシップ)といった形 でインターンシッ プを設定していた だいております。

○菊地会長 村田委員、よろ しいでしょうか。

○村田委員 この申請が学 生さんたちの勉強 の幅やフィールド を広げるきっかけ にしてい ただけたらいいなと思いまし た。ありがとうご ざいました。

○菊地会長 どうもありがと うございます。

ただいま、村田委員もそ うですが、黒沼委 員、辻阪委員、高 橋委員、関委員の ほうの懸 念材料というのが、社会科 学、人文科学のこ とについていろい ろコメントがあっ たと思い ます。

私も、どうしても社会科 学、人文科学に目 が行ってしまうの ですけれども、一 方で、東 京薬科大学という大学の性 格から考えると、 どうしても理化学 系の大学なので、 人文科学 とか社会科学にハンディー があるのは当然で 、そのハンディー の中でいかにやり くりして これを作ったかという苦労は 非常に分かったか と思います。

そういった中で、今、い ろいろアドバイス であるとか懸念材 料はありましたけ れども、

例えば、東京薬科大学さん のほうで、今後の 運用でうまく、今 、言われたような インター ンシップにそういう企業等 環境を入れるとか 、あるいは今やっ ている法学の授業 などでも そういった環境法をもうち ょっとシラバス上 で強化するとか、 運用上で何とかな るという のは可能なのでしょうか。

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○熊澤先生 完全に先生方 の御指摘にお答え できるかというと 、難しいところは あるとは 思いますけれども、例えば 、関先生から御指 摘をいただいてい ますビジネス等の 視点とい ったことに関しましては 、ECO-TOP総合科目の中に生命科学と社 会のⅠというもの がありま して、これは大学入門とい うことで新入生た ちの授業ですけれ ども、ここに企業 の方をお 呼びして課題を与えていた だいて、それに対 して回答を作って いくという授業な のですけ れども、その中で環境視点 に関しての課題も 含めていただくと いったことは可能 だと思い ます。そういうことで、少 しずつ環境視点を 学生に教育してい く、授業の中で取 り入れて いくというところを教えてい ただくことはあり ます。

やはり、黒沼先生からい ただいた、より環 境法として実践を つなぎ合わせるよ うな部分 が不足がちという御指摘だ ったと思いますけ れども、これは社 会科学の中で生命 科学と社 会のⅣという科目がござい まして、これは応 用演習なのですが 、大学でも学べる ように実 社会の中でどう実現させて いくかという具体 的なグループワー クの授業なのです けれども 、 そういう中で実践的に環境 とこれからの自分 の実力向上といっ た取組をどうつな ぎ合わせ るのかという実践的なワーク ショップを行って いくこともできる かと思います。

〇菊地会長 シラバスには 、生命科 学と社会Ⅳという 応用というところ をうまく活用して 、 さっき言った環境法なども ここにまとめるよ うな形で入れると いうことになれば 、運用面 で何とかなると。

○熊澤先生 そういったこ とも考えられるの かなと。実践的な 取組ということに なります と。

○菊地会長 それは、こう いう言い方をする のは失礼なのだけ れども、かなり可 能性は高 いのでしょうか。

○熊澤先生 これから作って いく部分もありま すので。

○菊地会長 そうしていた だければ非常にあ りがたいというか 、そうしていただ ければ黒 沼先生が言われたような懸 念材料等は幾分か は和らげられるし 、多分下地はある と思うの です。さっき説明されたよ うに、いろいろな 科目の中で法律の ことがちりばめら れている ので、そういったものをこ ういったところで みんなでまとめて ディスカッション したり、

あるいは議論したりするよ うな面があれば、 これは非常に強力 というか、いい方 向性では ないかと思うのです。

個人的には、今のお話を 伺うと、関委員は 附帯事項をつけて くださいと書いて あるので すけれども、ここに出席し ていただいて、こ の場の雰囲気が分 かっておられるの で、そう いった運用をしていただく ということでもい いような気がする のですけれども、 いかがで しょうか。黒沼委員、どうで すか。

○黒沼委員 私も運用で構わ ないと思います。

ただし、やはりそういう 学びができる演習 をやっていただき たい。法律にして も経済に してもやっていただければと 思います。

○菊地会長 辻阪委員、いか がでしょうか。

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○辻阪委員 やはり選択科 目になってしまっ ているものもあっ たりしますので、 ばらばら ではなくて、例えばこうい う演習のところで 少し情報提供をし てしっかり全体像 が分かる ようにしていただくというこ とがあればいいか なと思います。

さっき言われた、企業の 方を呼んでお話し いただいたり、一 緒に演習をしたり という工 夫もいい取組だと思います 。例えば、役所の 方に来ていただい て法律の話をして いただい てもいいのかなと思いますの で、ぜひ取り組ん でいただければと 思います。

○菊地会長 高橋委員、いか がでしょうか。

○高橋委員 運用をしていた だければ。

○菊地会長 村田委員、いか がでしょうか。運 用ということでよ ろしいでしょうか 。

○村田委員 よろしいと思い ます。

○菊地会長 どうもありがと うございます。

それでは、委員会として は、この場の雰囲 気で、いろいろと 懸念されることは あるので すけれども、多分大学さん のほうで運用でい ろいろと考えてい ただいているとい うことで 大丈夫だろうということで 、特に私が感激し たのは、補足資料 の2枚目のカリキ ュラムマ ップみたいなものは非常に よく作ったなと 。これがあ るから非常に分か りやすいというか 、 東京薬科大学さんがどうい う意図でECO-TOPを目指して、何に役 立てようとしてい るのかが よく分かった。こういうふ うなことを取り組 むというので、運 用面もしっかりや っていた だけるのだろうと私は期待し ていますというか 、信頼しています 。

ということで、事務局のほ うはよろしいでし ょうか。

○青山緑施策推進担当課長 先生方がよろし ければ、今、御意 見をいただいたと おり、御 承認をいただけたというこ とで、事務局のほ うで認定の手続を 進めさせていただ きたいと 思いますけれども、いかがで しょうか。

(「はい」の声あり)

○青山緑施策推進担当課長 ありがとうござい ます。

○菊地会長 それでは、東 京薬科大学の認定 申請について、こ れで終わりにさせ ていただ きます。どうもありがとうご ざいました。

(東京薬科大学担当者退席)

○菊地会長 ここで10分ぐら い休憩させていた だきたいと思いま す。

○米田 そうしましたら、 今は10時半ですので、5分でいいで すか。35分まで休憩時間と させていただければと思いま す。

(休 憩)

○菊地会長 お時間5分ほ ど過ぎましたので 、そろそろ再開を させていただきた いと思い ます。

それでは、再開させていた だきます。村田委 員も大丈夫ですね 。

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続きまして、議題4「大 学からの変更申請 に基づく認定」に 移ります。事務局 から説明 をお願いいたします。

○米田 変更申請につきま しては、武蔵野大 学から変更申請が 提出されておりま すので、

こちらについての御意見を 頂戴するとともに 、玉川大学さんか ら、本年の7月に 変更申請 が提出され、ECO-TOPプログラム認定要綱の第6 条第3項に基づき 、8月12日付で変更内容 の認定を決定いたしました ので、同項に基づ き検討会に御報告 といった形にさせ ていただ ければと思います。

まず、武蔵野大学の申請内 容について御説明 いたします。

まずは武蔵野大学の申請 内容についてです が、お手元の緑に フラットファイル 「令和2 年度ECO-TOPプログラム変更申請書(第1回)」をお開きいただき まして、開いて すぐの変 更事項一覧を御覧ください。

武蔵野大学については昨 年度に更新申請を 行いまして、年度 末に変更申請とし て責任者 及び教員体制の変更が提出 されました。今回 の変更申請におい ては、履修モデル 、科目の 概要、責任者及び教員体制が 変更になっており ます。

履修モデルについてです が、次年度以降の カリキュラムが更 新申請時には仮確 定の状態 であったので、年度を開始 するに当たって開 講時期を変更して おります。科目の 追加であ ったり削除はございません ので、ただ単に開 講時期がずれ込ん で入れていったこ とになり ます。

科目の概要につきまして は、地学概論Ⅰ及 び環境モニタリン グⅠの担当教員の 変更に伴 いまして、授業内容が若干 変更になっており ます。具体的には 、地学概論Ⅰでは 、これま で地球大気や海洋系等を中 心としていた授業 から、地球史を中 心とした授業に変 更になっ ております。

また、環境モニタリング Ⅰでは、東京湾沿 岸域の気象観測や 気象特性を取り扱 っていた 授業から、大気環境モニタ リングの基礎と応 用に分けた大気環 境モニタリングデ ータベー スを活用した気象特性につい ての分析といった 変更となっており ます。

最後に、責任者及び教員 体制の変更につい ては、科目の担当 教員の変更に伴い 、教員体 制に変更が出ております。

事務局の説明は以上になり ます。

○菊地会長 どうもありがと うございます。

それでは、ただいまの説明 について、御意見 等はありますでし ょうか。

欠席されている関委員から は何かありますか 。

○米田 関委員からは、特 段問題はないため 、認定に賛成する という旨の御意見 をいただ いております。

○菊地会長 いかがでしょう か。

黒沼委員、何かございます か。

○黒沼委員 私も同じ意見で す。特に変更点に 問題はないと思い ます。

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○菊地会長 辻阪委員、いか がでしょうか。

○辻阪委員 特に問題ないと 思います。

○菊地会長 高橋委員、いか がでしょうか。

○高橋委員 大丈夫です。

○菊地会長 村田委員、いか がでしょうか。

○村田委員 問題ありません 。

○菊地会長 私も事前に読 ませていただきま したけれども、変 更点等に問題点は ないと思 います。多分こういう変更 は、これからどこ の大学でもあるの だろうと思いなが ら聞いて いました。

ということで、武蔵野大 学については皆さ ん賛成していただ いたということで よろしい でしょうか。

では、事務局、お願いしま す。

○青山緑施策推進担当課長 ありがとうござい ます。

そうしましたら、先ほど の認定の申請と同 様、事務局のほう で認定の手続を進 めてまい ります。あと、本日は御意 見を頂戴していな いので、特段、大 学さんのほうに伝 える事項 はないかと存じます。

ありがとうございました。

○菊地会長 続きまして、 玉川大学からの変 更申請について事 務局から御説明を お願いい たします。

○米田 玉川大学の変更申請 について御報告い たします。

本日お配りいたしましたお 手元の資料7を御 覧ください。

玉川大学からは本年の7 月に、ECO-TOPプログラム認定審査基 準等が改正された ことを受 けまして、インターンシップ についての変更の 申請が提出されま した。

変更の内容としては、従 来はインターンシ ップⅠ及びインタ ーンシップⅡで、 企業、行 政、NPOの3か所における合計 4週間以上のイン ターンシップを行 うとしていたものを 、イ ンターシップⅠで1か所目 のインターンシッ プ2週間以上、イ ンターンシップⅡ では2か 所目のインターンシップ2 週間以上とし、2 か所のインターン シップでも単位付 与ができ るようにいたしました。2 か所目は、1か所 目でインターンシ ップを実施してい ない業種 を優先し実施するものとし ておりまして、2 か所のインターン シップになっても 、インタ ーンシップによる業種等の比 較の視点は残って おります。

こちらについては、今年 度のコロナ禍でイ ンターンシップ先 を確保することが 困難とな りまして、急ぎ変 更申請を行う必要 がありましたので 、認定要綱 の第6条第3項に 基づき、

本年8月に東京都が認定いた しましたので、検 討会には御報告を させていただきま す。

変更内容につきましては 、皆様に事前にメ ールでお伺いして おりまして、特段 認定に反 対の御意見はございません でしたので、認定 をさせていただき ました。御理解い ただけま すと幸いです。

(20)

20 事務局の説明は以上となり ます。

○菊地会長 どうもありがと うございます。

これについては、事前に 皆様にメールでお 伝えしているとお りで、特段意見が なかった ということで、進めさせてい ただいたという御 報告ということで よろしいでしょう か。

最後に、5番目のその他で すけれども、皆さ んのほうから何か ございますでしょ うか。

○小林課長代理 それでは 、事務局から、1 点、情報提供をさ せていただければ と思いま す。東京都の自然環境施策に 関連する情報提供 でございます。

ただいま、東京都のほう では生物多様性地 域戦略の改定作業 を進めております 。ちょっ と時間がたってしまったの ですけれども、昨 年12月に東京都自然環境保全審議会 に生物多 様性地域戦略の改定について 諮問をいたしまし た。

この審議会の中で 、民間企業やNPOの専門家も含めました生物 多様性地域戦略改 定検討会 という会議体を立ち上げまし て、昨年度までに 3回、検討会を実 施いたしました。

今年度は、新型コロナウ イルス感染症に伴 う影響で検討会が 休止となっていま したが、

先月11月に検討会を再開し たところでござい ます。ECO-TOPプログラムは自然環境 分野にお ける大学生を対象とした人 材育成制度という ことになりますの で、この生物多様 性地域戦 略は本プログラムの上位計画 のようなものにな るかと思います。

現在、国際的な 議論でもCOP15が延期となって、まだ 正確な予定が立っ ていませんが 、そ ういった状況も見ながら、 今後、この東京都 の地域戦略を改定 してまいりたいと 思ってお ります。時期はまだ先にな りますが、今後も 動きがありました らこの場でも共有 させてい ただければと考えております 。

事務局からは以上になりま す。

○菊地会長 ありがとうござ います。

ただいまの事務局の御説明 で何か質問等あり ますでしょうか。

○黒沼委員 1つよろしいで すか。

生物多様性地域戦略につ いては、私は あまり詳しくない のですけれども 、我々のECO-TOP プログラムに何か影響とい うのはあるのでし ょうか。要するに 、戦略が少し変わ ったよと いうときに何か影響があるの でしょうか。それ だけ教えて下さい 。

○小林課長代理 特段影響 というものはない とは思うのですけ れども、生物多様 性地域戦 略というのが、生物多様性 基本法に基づく、 行政としての計画 ものになっており ます。そ れが今現状において、東京 都としては、緑施 策の新展開と言わ れている、緑にあ る程度フ ォーカスしたようなものが 今はあるのですけ れども、生物多様 性ということで総 合的なも のが策定されているわけで はないのです。そ れを今、大幅な改 正作業に着手して おりまし て、それができると生物多 様性の全体の枠の 中で、こういった 大学生向けの人材 育成制度 も位置づけられてくるとい う意味で、よりど ころになるような ものが1つ増えて くるとい うようなことになるかなと思 います。

○黒沼委員 ありがとうござ います。

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○菊地会長 ほかに何か皆さ んの御意見あるい は御質問はありま すでしょうか。

私のほうからちょっと質 問というかお願い というか、さっき 黒沼委員も気にし ているの ですけれども、こ のECO-TOPプログラムという のをうまくこうい うふうな戦略のと ころに位 置づけられるようにしていた だければと。

ECO-TOPプログラムというのは 、都庁の中でも しっかり位置づけ る必要があるときに 、こ ういう戦略の中にECO-TOPというのはこういう位置づ けになるのだと 、目に見える 形にして もらうということになればい いなと思います。

それと同時に、例えば、 生物多様性地域戦 略の中で、東京都 の管理する公園と かそうい う自然公園とかそういうも のも位置づけよう としているのです けれども、そうい った中で 公園は都庁の中でも縦割り ではないですか。 要するに、都市公 園は建設局だし、 自然公園 は環境局だし、海上公園は 港湾局だしと、公 園が至るところで 縦割りになってい て、でも 扱っているのはみんな自然の 緑地とかそれなの です。

何となくECO-TOPプログラムの公園で扱うというの は環境局と関係し ているから 、自然公 園だけなのだけれども 、都市公園と か海上公園とか 、そういう横 のつながりという ものも、

縦割りの 中にECO-TOPプログラ ムが横 にもつ ながっ ていく ような プロ グラム にもな り得る ような位置づけをしてもらう とありがたい。

ちょっと難しい話かもし れないですけれど も、要するに、港 湾局とか建設局な どの公園 管理のところにもECO-TOPがうまく広げられるような 仕組みがあるとい いなと思います 。今 のはつぶやきということで聞 いていただけると 。

ほかに、この際ですから、 御意見等があれば 自由に。

村田委員からは何かありま すか。

○村田委員 小林さんから 生物多様性のお話 を伺っていたので 、改めて聞かせて いただい て、今日勉強させていただい たところです。あ りがとうございま す。

○菊地会長 それでは、最後 になりますけれど も、事務局のほう から何かございま すか。

○米田 最後に今後の予定に ついて事務局から 御案内させていた だきます。

次回の検討会につきまし ても、恐 らく変更申請が提 出されてまいりま すと思いますので 、 年度末をめどに開催いたし ます。開催した上 で皆さんの御意見 を頂戴したいと思 いますの で、年明け早々に 、別途日程 調整の御連絡をさ せていただければ と思っておりまし たので、

どうぞよろしくお願いいたし ます。

○菊地会長 皆さんのほうか らほかに御意見あ るいは御質問等あ りますでしょうか 。 ないようでしたら、以上 をもちまして、本 日の検討会を終了 させていただきま す。皆様 の協力の賜物で11時ちょっと 前に終わることが できました。あり がとうございます 。

参照

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○田辺座長 有村委員から丸の内熱供給のほうに御質問があったと思います。お願いしま す。. ○佐々木氏(丸の内熱供給)

○齋藤部会長 ありがとうございました。..

○齋藤部会長 ありがとうございました。..

○杉田委員長 ありがとうございました。.

〇齋藤会長代理 ありがとうございました。.

○藤本環境政策課長 異議なしということでございますので、交告委員にお願いしたいと思