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(1)

───────────────────────── ○ ─────────────────────────

本日の議事日程は次のとおりである。

令和4年和泉市議会第2回定例会議事日程表(第3日)

(6月28日)

日程 種 別 番 号 件 名 摘 要 1 会議録署名議員の指名について

2 一般質問について

───────────────────────── ○ ─────────────────────────

本日の会議に付した事件 日程第1~日程第2まで

───────────────────────── ○ ─────────────────────────

(午前10時00分開議)

○ 森 久往議長 おはようございます。議員の皆様には御出席いただき、誠にありがとうご ざいます。

ただいまの出席議員は定足数に達しております。

───────────────────────── ○ ─────────────────────────

◎開議宣告

○ 森 久往議長 これより本日の会議を開きます。

───────────────────────── ○ ─────────────────────────

◎議事日程の報告

○ 森 久往議長 本日の議事日程はお手元に御配付のとおりでありますので、よろしく御了 承願います。

───────────────────────── ○ ─────────────────────────

◎会議録署名議員の指名について

○ 森 久往議長 日程第1「会議録署名議員の指名について」を議題といたします。

本日の会議録署名議員には、1番・原 重樹議員、24番・友田博文議員、以上2名の方を 指名いたします。

───────────────────────── ○ ─────────────────────────

◎一般質問について

(2)

○ 森 久往議長 日程第2「一般質問について」を行います。

なお、写真撮影の申出がありました議員には、これを許可いたします。

それでは、通告書が提出されておりますので、順次発言を願います。

議席番号11番・浜田千秋議員。

(11番・浜田千秋議員登壇)

○ 11番 浜田千秋議員 おはようございます。11番・五月会の浜田千秋です。通告に従いま して、一般質問を行います。

今回の質問は、医療的ケア機能を備えた保育施設についてです。

過去に多くの議員の皆様が御質問されましたが、改めて現時点における進捗状況などをお 伺いしたいと思います。

近年、医療技術が進歩し、日常生活の中で医療的ケアを必要とする子どもたちの数は年々 増えています。そのような中、平成28年5月に児童福祉法が改正され、医療的ケア児への対 応が市町村の責務として記されました。そして、令和4年3月、和泉市教育大綱の基本理念 の中にも、「和泉市は、生涯にわたり学び続けられる環境を整えるとともに、教育と福祉の 連携を重視し、誰一人取り残さない教育を実現します。」と記されました。また、改定のポ イントには、家庭・地域・事業者が連携し、社会総がかりで子どもを育てるとあります。

そこで、確認の意味も含めてお尋ねいたします。

まず、前提のお話として、医療的ケアが必要な児童の支援状況をお伺いします。医療的ケ ア児とはどのような児童のことでしょうか。また、現在、和泉市において、医療的ケア児は 何名いますか、教えてください。

これ以降の質問につきましては、質問席よりいたします。よろしくお願いいたします。

○ 森 久往議長 岩井子育て健康部長。

○ 岩井 幸子育て健康部長 子育て健康部長の岩井です。

医療的ケア児とは、日常生活及び社会生活を営むために、恒常的に人工呼吸器や喀たん吸 引などの医療的ケアを受けることが不可欠である児童とされています。令和2年12月に大阪 府が実施した実態調査では、和泉市のゼロ歳から19歳までの医療的ケア児は35人となってい ます。また、今年度、障がい児通所支援事業などを利用している児童で、気管切開、在宅酸 素、経管栄養、導尿といった医療的ケアが必要な児童は21人となっています。何らかの福祉 サービスを利用されている医療的ケア児については、通所受給者証の更新時や保護者からの 相談があった場合は状況が把握できますが、全数については把握できていない状況です。

(3)

以上です。

○ 森 久往議長 浜田議員。

○ 11番 浜田千秋議員 ありがとうございます。

今年度、障がい児通所支援事業などを利用している医療的ケアが必要な児童は21名とおっ しゃいましたが、この中で、現在、公立保育園などに通っている園児は何名でしょうか。あ わせて、どのような医療的ケアが必要なのか教えてください。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

現在、経管栄養が必要な児童が1名入院しております。

以上でございます。

○ 森 久往議長 浜田議員。

○ 11番 浜田千秋議員 ありがとうございます。現在、経管栄養のケアを受けている園児さ んが1名いらっしゃるとのことです。

それは、市が令和3年度に作成した医療的ケア児のガイドラインにおいて、基本的に経管 栄養と導尿以外の医療的ケアが必要なお子さんを受け入れることが難しいとしたため、今ま で相談に来られていた導尿や経管栄養以外の医療的ケア児を抱える御家族は、保育園に入園 させたいけれど、ガイドラインが明記されたことにより、担当課に相談に来ることを諦めて しまわれた経緯があるのではと感じています。そのため、状況把握ができるのは、医療的ケ アが必要な子どもたちが受給者証の更新を行うとき、もしくは障がい児通所支援事業などの サービスを使っている保護者から相談があった場合のみ情報がつかめるという状況です。そ のようなきっかけがない場合は、医療的ケアが必要な子どもたちの情報が入りづらい状況で あると理解いたしました。

では、医療的ケア児はどのようなサービスを利用していますか、教えてください。

○ 森 久往議長 岩井子育て健康部長。

○ 岩井 幸子育て健康部長 子育て健康部長の岩井です。

医療的ケア児が利用している福祉サービスですが、児童発達支援事業や放課後等デイサー ビスなどの障がい児通所支援、自宅で入浴、排せつ、食事などの介護や通院の付添いなどの 自宅での生活を支援するサービスがあります。また、医療的ケアが不可欠であるため、医師 の往診や訪問看護などを利用されています。

以上です。

(4)

○ 森 久往議長 浜田議員。

○ 11番 浜田千秋議員 ありがとうございます。

医療的ケア児は、常時医療的ケアが必要なケースも多く、中には在宅でケアを受けている ケースもあります。そのため、御家族の負担はとても大きく、サービスも多岐にわたり、子 どもや家族の状況に応じた支援サービスを受けるために、その都度、市役所へ相談に来たり 手続をすることが必要となり、そのこと自体、御家族には大きな負担になると思います。そ のような負担を少しでも軽減できるようなそれぞれのケースに合ったニーズを把握し、支援 サービスをコーディネートしていただけるような仕組みはありますか。また、医療的ケア児 の支援などを検討するための医療的ケア児に関する協議の場があるのであれば、その設置状 況について教えてください。

○ 森 久往議長 岩井子育て健康部長。

○ 岩井 幸子育て健康部長 子育て健康部長の岩井です。

子どもや保護者のニーズを把握し、適切なサービスの利用調整を行うための機関として、

障がい児相談支援事業所があります。相談支援専門員が福祉サービスの利用計画を作成し、

利用後もモニタリングを行います。福祉サービスを利用している医療的ケア児の多くは、こ の障がい児相談支援を利用されていると認識しています。また、子育て支援室では、大阪府 の養成講座を受講した医療的ケア児等コーディネーターを配置し、保護者の相談に対応して います。

次に、医療的ケア児の協議の場の設置状況ですが、未就学児童の療育システムを構築する ことを目的として、従前から実施しております児童発達支援ネットワーク会議の実務者会議 として、令和元年12月から医療的ケア児の支援についても協議を進めています。現在は、地 域の課題を整理するため、庁内関係課を中心に医療的ケア児の現状把握に努めています。今 後は、課題解決に向け、保健所等関係機関との協議を進めていきたいと考えています。

以上です。

○ 森 久往議長 浜田議員。

○ 11番 浜田千秋議員 ありがとうございます。障がい児相談支援があり、相談支援専門員 が対応されていることは理解いたしました。

ただ、ここでも福祉サービスを利用している医療的ケア児についての情報しか把握できな いという点がとても気になります。御答弁の中で、子育て支援室に医療的ケア児等コーディ ネーターを配置され、保護者の相談に対応しているとのことでした。そこで、コーディネー

(5)

ターの方にお話をお伺いしたところ、保護者の相談において一番力を入れているのは親支援 だとおっしゃっていました。外に働きに出たい、ほっと一息する時間が欲しい、そんなささ やかな思いさえ実現しにくい御家族の中には、ストレスのあまり、お子さんに対して虐待を してしまうケースなどがあるため、丁寧な親支援を行う必要があるとおっしゃっていました。

また、医療的ケア児の協議の場の設置に関しては、令和元年12月から実務者会議として協 議を進めておられ、今後は地域の課題を整理するため、庁内関係課を中心に医療的ケア児の 現状把握に努め、関係機関との協議を進めていきたいと御答弁いただきました。既に協議の 場を設置してから2年の月日が流れています。令和5年度に運営事業者の募集要項等を作成 するまでにはそんなに時間の余裕がないと思います。今の段階で、まだ課題整理ができてい ないのであれば、もう少しスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。医療的 ケアが必要な状況で生まれてきた赤ちゃんは成長し、いずれは小学生、中学生となります。

生まれた瞬間からずっと途切れることのない支援が必要なため、庁内関係課を中心にした連 携が必要だと考えます。

そこで、もう少し詳細をお伺いいたします。

医療的ケアが必要なお子さんにとって、医療と福祉、そして教育の連携体制が必要と考え ますが、和泉市における連携体制の現状を教えてください。

○ 森 久往議長 岩井子育て健康部長。

○ 岩井 幸子育て健康部長 子育て健康部長の岩井です。

現在は、お子さんが病院から退院するときや入園、入学時などに支援機関がカンファレン スをしたり、個別で連携を取り支援策を検討しています。そのような関わりの中から見えて くる困り事などについては、今後、医療的ケア児の協議の場において集約し、課題の整理や 解決のための方策を検討していく予定です。そのためには、協議の場には庁内関係課だけで なく、医療的ケア児や家族を支援している医療、福祉、教育などの関係機関の参画が必要で あり、現在は準備を進めている段階です。

以上です。

○ 森 久往議長 浜田議員。

○ 11番 浜田千秋議員 ありがとうございます。

和泉市に既に在籍されている医療的ケア児等コーディネーター、この方々は、今後、地域 において医療的ケアに関わる関係者へのスーパーバイザーとしての役割を果たし、関係機関 の連携におけるキーパーソンとして御活躍いただけるものと感じています。ぜひともコーデ

(6)

ィネーターの皆様方と連携を密に取り、医療的ケア児の協議の場が、今後、関係機関を巻き 込み、より活発で実質的な協議を行い、医療的ケア児の支援がさらに充実することを期待し ています。

さて、令和3年度の市政運営方針において、医療的ケア機能を備えた保育施設の誘致に取 り組むことが市長から説明されました。現在、和泉市の公立保育園において、医療的ケア児 の受入れを行っているものの、対応できる医療的ケアは導尿と経管栄養に限られているため、

それ以外のケアを必要とする就学前のお子様がいる保護者は、この保育施設の開園に大変大 きな期待を寄せ待ち望んでいることと思います。

昨年の決算委員会で、早乙女議員の質問の答弁の中で、誘致に向けて堺市への視察を行っ たことを答弁されています。堺市の視察も含めて、その後の進捗状況について教えてくださ い。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

まず、令和3年3月及び7月に堺市にあります医療的ケア機能を備えた保育施設ペガサス 保育園、そしてペガサス保育園つばさ、これらの視察を行い、保育士や看護師の配置状況、

必要とされます設備などについて確認を行うとともに、堺市役所ともリモートで会議を開催 し、保育施設運営に係る公募要件、保育所整備に係る補助金の交付などを確認したところで ございます。また、令和3年12月には豊中市への視察を行いました。医療的ケア児を受け入 れております豊中市立北緑丘こども園を視察し、職員体制や必要とされる設備等について意 見交換や現場視察を行いました。それらと並行しまして、医療機関等にも訪問を行い、医療 的ケア機能を備えた保育施設の誘致について概要を説明するなど、保育施設の誘致に向けて 取り組んでいるところでございます。

以上です。

○ 森 久往議長 浜田議員。

○ 11番 浜田千秋議員 ありがとうございます。

では、誘致を予定されている場所、今後の予定について、現時点で決定している範囲で結 構です。教えてください。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

誘致する場所につきましては、現消防本部の跡地を予定しております。今後の予定といた

(7)

しましては、令和5年度に事業者の募集を行い、令和8年度をめどに開園を行いたいと考え ております。

以上です。

○ 森 久往議長 浜田議員。

○ 11番 浜田千秋議員 ありがとうございます。

令和5年度に運営事業者を募集するということですが、運営事業者の選考方法について教 えてください。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

事業者の選考につきましては、募集要項を市のホームページで公開し、公募があった事業 者について、市の附属機関であります和泉市立保育所移管選考委員会におきまして書類審査 及びヒアリング審査を実施し選考する予定でございます。

以上です。

○ 森 久往議長 浜田議員。

○ 11番 浜田千秋議員 はい、ありがとうございます。

今回、誘致する保育施設は、公立の芦部保育園を民営化し、かつ認定こども園化した施設 に医療的ケア児の受入れ機能を持たせると伺っています。施設が開園する時点で芦部保育園 に在籍している園児は新しい園に転園することになるため、芦部保育園の保護者の皆様は、

運営事業者の選考に対して大きな関心を持たれていると思います。

そこでお尋ねいたしますが、芦部保育園の保護者及び障がい児の保護者団体の皆様が運営 事業者の選考に参加することは可能ですか、教えてください。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

和泉市立保育所移管選考委員会の委員構成等につきましては、委員定数は7人以内で、構 成としましては、児童福祉及び社会福祉の分野において専門的知識または経験を有する者、

公共的団体代表者、会計及び経理業務に関し知識または経験を有する者、そして市職員とな っているところですが、現に子育てをされている保護者からの御意見を募る機会を設けたい と考えておりますので、方法につきましては検討してまいります。

以上です。

○ 森 久往議長 浜田議員。

(8)

○ 11番 浜田千秋議員 ありがとうございます。

芦部保育園の保護者の代表、そして、医療的ケア児を抱える方々の御意見もしっかりと聞 いていただく場を整えていただきたいと思います。加えて、令和8年の開園までまだ数年あ ります。現在、入園できずに他の施設に通所されている方々に対しても、できる限りの支援 体制を整えていただくことを併せて要望いたします。

最後に、保育所における医療的ケア児への支援に関する研究会が発表したガイドラインの 中から抜粋した文章を読ませていただきます。イギリスの児童養護理念の一節です。「社会 的共同親というものがある。これは主に社会的養護ケアを受ける子どもたちに対して向き合 う際に、地方自治体や関係機関が踏まえておくべきとされる理念である。この『社会的共同 親』として子どもたちに向き合う際に、最初に踏まえるべきことは『自分の子どもだったら

…』という視点を持って考えることである。『自分の子どもだったら、こんな環境を望む』

や『自分の子どもだったらこうしてほしい』という視線で政策を検討することにより、『す べての子ども』を最優先に置いた地域の子ども家庭ケア体制の構築につながる土台となると 考えられている。私たちも、医療的ケアを必要とする子どもが、もし自分の子どもだったら

…と考えるだけで、次の一歩を踏み出すことが出来るかもしれない。」今、私たちに求めら れているのは、この理念だと思います。もし、自分の子どもだったら、安全性を確保しなが ら医療ケアと保育が提供されるような、そんな保育施設に子どもを預けたい。令和8年に開 設する医療的ケア機能を備えた保育施設に大きな期待を寄せて、私の一般質問を終わらせて いただきます。ありがとうございました。

───────────────────────── ○ ─────────────────────────

○ 森 久往議長 次に、議席番号23番・坂本健治議員。

(23番・坂本健治議員登壇)

○ 23番 坂本健治議員 23番・明政会の坂本健治です。通告に従いまして、一般質問させて いただきます。

今回の質問は、自治会所有の防犯カメラについてと物価上昇の影響における学校給食につ いての2点です。

それでは、まず初めに、自治会所有の防犯カメラについてお聞きいたします。

令和3年12月の定例会で、私の一般質問で、自治会所有の防犯カメラの更新について質問 し、その答弁で、行政は、防犯カメラ所有の自治会に対しアンケートを実施し、市の方針を 決定するとの答弁をいただきました。その後の進捗状況をまずはお聞きいたします。

(9)

この後の質問は、質問席にてさせていただきます。

○ 森 久往議長 山本危機管理部長。

○ 山本文昭危機管理部長 危機管理部長の山本です。

議員からの指摘後、町会・自治会が設置した防犯カメラの所有権についての意向を確認す るため、平成26年度から平成28年度に防犯カメラを設置してる町会・自治会74団体にアンケ ート調査を行い、令和4年2月に70団体からの回答をいただきました。回答内容は、70団体 のうち52団体から市へ譲渡の希望をいただいております。現在、新年度となりましたので、

町会・自治会長の交代もございましたので、74団体に維持管理及び譲渡への意向の再確認を 行っているところでございます。

市の方針につきましては、アンケートの結果を踏まえ、町会・自治会の費用負担や、市所 有の防犯カメラの更新に合わせることによる調達費用の削減、一元管理による業務効率化等 を総合的に勘案し、町会・自治会所有の防犯カメラを全て市管理に移行していただいた上で、

耐用年数を迎えてきている器具を更新することを決定しております。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 分かりました。

今の答弁では、アンケート調査により、18団体からは譲渡の了承が得られてないことから、

アンケートの内容はどのような内容だったのかお聞きいたします。

○ 森 久往議長 山本危機管理部長。

○ 山本文昭危機管理部長 危機管理部長の山本です。

アンケートの内容につきましては、1つ目、防犯カメラは犯罪抑止に役立っていると思う のか、2つ目、警察が防犯カメラの映像を閲覧したことがあるのか、3番目、防犯カメラの 維持管理することは負担と思うのか、4番目、市による維持管理を希望するのか、5番目、

市に防犯カメラの寄附は可能なのかという内容になっております。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 では、具体的にどのような理由で譲渡が得られないのか、お聞きい たします。

○ 森 久往議長 山本危機管理部長。

○ 山本文昭危機管理部長 危機管理部長の山本です。

(10)

譲渡の了承が得られない主な理由としましては、町会・自治会の財産になるので、譲渡は できないというものになってございます。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 今回のアンケートにおいて、町会・自治会の財産なので譲渡はでき ないということですが、そもそも私的財産のまま今回の防犯カメラの政策は行えないと私は 認識しております。私がこの防犯カメラの補助制度の提案においての趣旨は、行政側も理解 いただいてると思いますが、その趣旨がきちんと伝わってないように思います。アンケート でも、そもそも論として、私が以前から指摘している犯罪抑止に対しての効果が高く、公共 性も高い防犯カメラは、自治会の個人的な効果より和泉市全体での設置による効果のほうが 高い点や、自治会の個々の事案では防犯カメラを見れないこと、また、防犯カメラの維持に 至っては、機械の更新に対して費用が高額で維持できない事態も考えられることにより、和 泉市の防犯抑止が弱まる懸念も考えられることから私は提案したのでございます。提案した 部分に対しまして、行政として行っていただいたアンケート調査には、このような詳しい説 明が抜けていたように聞こえました。

今後は、この点も踏まえて丁寧に説明していただけるよう要望し、このことも踏まえて、

譲渡について了承を得ていない自治会については、今後、どのような対応を検討しているの かお答えいただけますか。

○ 森 久往議長 山本危機管理部長。

○ 山本文昭危機管理部長 危機管理部長の山本です。

譲渡の了承を得られていない町会・自治会につきましては、個別に丁寧に趣旨を説明し、

町会・自治会が所有する105台全ての防犯カメラを市管理に移行したいと考えてございます。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 分かりました。

もしかしたら、アンケート調査に誤解があったかもしれないので、自治会に対してもさら なる更新費用や、そして維持管理費等の負担軽減とつながることを説明していただくことや、

そして全ての防犯カメラが市一括管理になるよう進めていただきますようよろしくお願いし ます。

それでは、自治会所有の防犯カメラの今後の更新スケジュールと更新費用についてお伺い

(11)

いたします。

○ 森 久往議長 山本危機管理部長。

○ 山本文昭危機管理部長 危機管理部長の山本です。

今後の更新スケジュールにつきましては、令和4年7月に防犯カメラの使用を決定し、8 月に見積り合わせ、9月にリース業者の入札及び契約締結、10月から取替え作業を行い、令 和5年3月には更新を完了する予定となってございます。

更新費用につきましては、機器工事費、保守管理費で約4,600万円を見込んでおります。

内訳は、町会・自治会所有の防犯カメラ更新分が約3,800万円、市所有の防犯カメラ更新分 が約800万円となってございます。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 はい、ありがとうございます。

今回、私の質問に対しまして、早い段階から予算をつけていただきました。数年前から提 案しておりましたが、今回実施に向けて予算をつけていただいたことに対しては、本当に感 謝申し上げます。

今回の事業で多くの自治会の方々の負担もなくなり、和泉市全体の防犯抑止力の低下を防 ぐこともできることは明らかですので、引き続き賛同が得られるように自治会に対しては丁 寧な説明をしていただき、予定どおりのタイムスケジュールで実施できるように頑張ってい ただくようよろしくお願い申し上げまして、この項は終わります。

次に、物価上昇の影響における学校給食について質問いたします。

新型コロナウイルスの蔓延による経済的打撃に加え、ウクライナ、ロシア間の紛争、香港 のロックダウンによる物資輸送の停滞、さらに急激な円高等により日本の物価の高騰が大変 大きな問題になってきております。

そこで、お聞きいたします。

まずは、給食を提供するに当たって、調理設備維持管理費や調理員などの人件費、調理に 関わる光熱水道費、そして食材料費など、多岐にわたる経費が必要になると思いますが、そ の総額をお答えいただけますか。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

小学校及び中学校におきまして、令和4年度に給食を提供するために必要となる経費の総

(12)

額は約14億8,300万円でございます。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 はい、ありがとうございます。

では、保護者が負担している給食費の総額は幾らでしょうか。また、その額を1食当たり に換算するとどれぐらいの負担額になっているか、お答えいただけますか。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

保護者には食材料費に係る実費分といたしまして、小学校で月額4,360円、中学校では月 額4,900円を負担していただいておりまして、令和4年5月1日現在の児童・生徒数により 試算いたしますと、約7億6,700万円となります。

なお、保護者の負担額を1食当たりに換算いたしますと、小学校で約260円、中学校では 約310円です。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 はい、ありがとうございます。

給食費については、負担が厳しい経済状況の家庭に対し保護者負担が免除される制度があ ると思いますが、その制度内容や制度の適用を受けている児童・生徒数の割合を教えてくだ さい。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

給食費の保護者負担分を支給する主な制度としまして就学援助制度があり、前年の所得金 額が、例えば夫婦と子ども2人の4人世帯で260万円を下回る等の条件を満たす家庭に対し、

給食費の保護者負担分を支給しております。また、生活保護制度に基づき、生活保護世帯へ の支給も行っております。なお、就学援助制度等の制度により給食費の保護者負担分の支給 を受けている児童・生徒の割合としましては、約2割となっております。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 はい、ありがとうございます。

では、この就学援助制度で、前年中の所得金額が基準額以内である場合支給されるという

(13)

ことですが、その所得基準額はどのように算出しているのか、お答えいただけますか。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

就学援助の所得基準額について、本市としては、生活保護基準の1.1倍としております。

しかしながら、平成25年以降、生活保護基準が削減されていることから、就学援助の認定基 準を維持するためにも平成25年の生活保護基準を基に判定しております。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 はい、ありがとうございます。

今の答弁では、和泉市が独自に決定しているということは分かりました。しかしながら、

和泉市の周辺の状況も勘案した中で設定してるというふうになっているんだというふうにも 推測できるんですが、では、現在、コロナ禍やウクライナ情勢による原油高騰や食材費用の 物価高騰の影響として、一般企業では値上げしない代わりに量を減らすなどの対応が行われ ております。現状において、物価高騰の影響は学校の給食に及んでいるのか、お聞きいたし ます。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

油や魚など様々な物価の上昇により影響はありますが、現状においては、献立作成や調理 方法の工夫などによりまして、給食費を値上げすることなく栄養価を満たす給食を提供する ことができております。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 はい、ありがとうございます。

では、物価の高騰が見られるものの、献立の作成や調理方法の工夫により栄養価を満たす 給食の提供をいただいてるということで、本当に関係者の方には心より感謝申し上げます。

本当に厳しい中でやりくりをやっていただいてるということに対しては、本当に現場は苦労 してるというふうに想像もできるところでございます。

では、具体的にどのような工夫をされているのかお答えいただけますか。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

(14)

工夫といたしましては、比較的安価で購入できる旬の野菜を使った献立にする、また、栄 養価や味を落とさずに肉の部位を変更する、既成の食品ではなく、できる限り手作りのおか ずを調理するなどの工夫をしております。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 ありがとうございます。

現状において、栄養価を満たす給食の提供ができていることは十分分かりました。しかし ながら、この物価高騰はいつまで続くか分かりません。今後、9月以降の動向が最も厳しい との指摘もあります。このまま物価高騰が継続した場合、現状の工夫を続けることで、いつ まで対応できるかは疑問でございます。では、仮に対応できなくなった場合はどのような対 策を考えているか、お答えください。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

物価高騰が継続するか不透明であるため、給食費の値上げを行うことなく対応できる時期 の予測につきましては予測はなかなかできませんが、今後、急激に物価が上昇することがな ければ、しばらくは現在の給食費で対応できるものと考えております。

しかしながら、物価上昇の状況によりましては、給食費を値上げすることについて検討す ることも必要になるというふうに考えております。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 はい、ありがとうございます。

答えにくかったと思います。これからどれぐらいその物価が上昇するかということもまだ 予測ができない中、しかしながら、かなりの物価上昇率は急激な高騰を記録してるというの が今の現状なんで、これがいつまで続くかというのはなかなか国のほうでも把握し切れない というような検討をされてるようです。

では、この物価高騰が続けば、今、お答えいただいたように、物理的にどう考えても給食 費の値上げを検討しなければならなくなるということは必然になってくるかとは思います。

現在の物価高騰を受け、この4月に交付が決定した地方創生臨時交付金を活用し、給食に係 る食材の値上げへの対応ほか、期間限定で給食の無償化を実施する自治体もあるようですが、

財源があるからといって給食費を一時的に無償化することが本当にいいのか、私は疑問が残

(15)

っております。というのも、一度無償化になったものを、じゃ、今度、また有料に戻します よとなったときに、市民さんはかなりその辺に対しては抵抗があるようになってしまいます。

やはり楽なものに一度手をつけてしまったこの文化は、自分から楽を手放せないような、そ ういう時代になってしまってるんですよね。それと一緒で、この無償化というのを安易にや っていくということに対しては、慎重にならざるを得ないというふうに考えておりますが、

1食当たりの負担額については、小学校が約260円、中学校が約310円という金額で、栄養価 の高い食事を提供している和泉市の自校式学校給食は、本当に大阪府でも歴史的に一番早く 実施したというような歴史のある取組であります。

私の知り合いの多くの保護者の方々は、やはり中学校でお弁当を作らなくていいことに対 して、本当に朝の家事が減って助かりましたと、助かってますというようなお声をいただい ております。今、世間ではキャラ弁とかいうような弁当を作るのが当たり前になってしまっ てる中で、あれ、相当本当に時間がかかるらしくて、やっぱり朝の家事の重きはお弁当を作 るというようなところに時間を取られて本当に大変なんだというふうに聞いております。そ れが和泉市はないということに対して、和泉市で住みたいんだというような一つの指標にも なっているというふうにも聞いております。

そこで、お聞きいたします。

この給食費の金額の決定権、今、値上げするかも分からないと言ってた、この値上げする かしないかを決定する決定権は、どこでどのように誰が決めるのか、お答えください。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

本市の学校給食は、献立作成や物資調達等の運営を和泉市学校給食会が行っておりまして、

給食費の決定につきましても和泉市学校給食会が行っております。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 はい、ありがとうございます。今の答弁で、独立した機関が協議し 給食費を決定していることが分かりました。

では、最後に、この給食費の改定を行ったのは近年ではいつ行ったのか、お答えいただけ ますか。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

(16)

令和4年第1回定例会の厚生文教委員会協議会で御報告させていただきましたが、本年4 月に改定を行っております。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 はい、ありがとうございます。

仮に給食費を値上げしなければならない状況になったとしても、学校給食には既に多くの 財源が投じられていることを、先ほど丁寧に説明し御理解いただいた上で、学校給食法に基 づき食材費については保護者に御負担いただくべきであると考えております。その根拠は、

低所得者に対して、現状でも就学援助等の制度があり、それを活用して給食費の保護者負担 分の支給を受けている児童数の割合は約2割、和泉市でもいて、逆に言うと、残りの8割の 保護者の方々の御協力で給食制度が維持できているということは、大変大きな意味があると 私は考えております。

今後、和泉市が給食費を無償化した場合、先ほどの答弁にもあった保護者負担費の総額約 7億6,700万円という多額の財源が必要となるわけですが、昨日、関戸議員の質問でもあり ましたように、学校設備に対しての充実ということは、今、この和泉市においてもなかなか 前に進んでない、財源がないことによっての整備がなされてない、壊れたトイレが整備でき てないというようなことを関戸議員の質問でもお答えなられてたように、大変学校にはお金 が私はかかる というふうに思っております。そ の部分に対して、保護者負担 の総額7億 6,700万円という負担をいただいてることによって、これを無償化にすると、逆にこの費用 がさらにこの教育費から捻出しなければならない。今の現状でも予算が少ないんだというふ うなことで動いてるはずのこの現場では、大変厳しい部分が残ってしまうというふうに思い ます。

私は、1日210円の給食費を無償にすることが本当に保護者がありがたいと思うのか、壊 れたトイレを今月中にも改修してもらえることが保護者がありがたいと思うのかは、僕は答 える場でもないというふうに考えております。やはりこの子育て、ましてや学校教育の中で、

学校施設というのは充実させるべきでありますし、現実にも、今、学校設備の充実の中で、

教育現場ではデジタル化等にも多くの予算がかかる予定になってると思います。子どもたち の教育環境の改善に対して、さらに力を入れなければならない今の現状で、先ほども言った ように、この負担をどういうふうに考えていくか。そして、この物価高騰の中で値上げをし ないでこのまま給食を維持していく、質の高い給食を維持していくためには、どのようなこ

(17)

とが必要なのかを考えるべきだと私は考えております。

そんな中で、今後、人口減少が進む和泉市において、給食の無償化の優先度は高いとは思 っておりません。無償化による家庭への経済支援より子どもたちの、先ほども言ってるよう に、教育現場の充実に予算を使うべきだと考えます。

そこで、給食の無償化について、こういった意見を踏まえた中で、市の見解をお聞きいた します。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

学校給食につきましては、今後も安定的に自校調理によります給食を提供していくことが 最も重要であり、そのためには老朽化した給食施設の改修や調理器具等の更新に取り組むこ とが必要となっております。施設改修につきましては、直近の改修工事として、平成30年度 に改修した光明台中学校を例に挙げますと、工事費で約6,380万円、備品購入費で約2,780万 円と多額の費用が必要となります。安心・安全でおいしい学校給食を継続するため、今後も 多額の費用が必要となることを踏まえますと、現段階におきまして、給食費の無償化を実施 することは考えておりません。

以上です。

○ 森 久往議長 坂本健治議員。

○ 23番 坂本健治議員 はい、ありがとうございます。今、考えてないということを聞きま した。

私も実際、全てのことが、消費税から何から無償にできるなら、無料にできるなら、全て 無料にしていただきたい、そんな考えで政治もやっておりますが、しかし、それの中には財 源が必要なんです。その財源をきちっと確保した中で、何が優先的に順位度が高いものを優 先的にやっていくかということがやはり行政の一番の役目だと思います。時には、本当に、

今、言ったようなお叱りを受けるようなことがあったとしても、行わなければいけないこと もあると思います。

この給食費の値上げにつきましては、高騰が続く中でも、本当に現場でもっと工夫してい ただいて、なるべく今の現状の給食費を維持できるような形でやっていただけることは、先 ほどの答弁でも分かりましたが、しかしながら、今後、これがどうしても上げなければなら ないといった場合のときに、やはりその辺は真剣に何が必要なのか、行政が負担するべきな のか、それは保護者に負担を求めるべきなのか、きちんと説明した中で、私は説明すれば、

(18)

保護者の方々は理解していただけると私は信じております。

そして、今言ったように、これからの和泉市は、学校の設備に対して多くの費用がかかる ということを念頭に置いた中で、そんな中でもやはり子どもが笑顔で通えるような学校生活 ができるように何が必要なのかを考えていただきまして、これからも和泉市の子育ての支援 をしていただけるよう要望して、私の質問を終わります。

以上です。

───────────────────────── ○ ─────────────────────────

○ 森 久往議長 次に、議席番号24番・友田博文議員。

(24番・友田博文議員登壇)

○ 24番 友田博文議員 24番・明政会の友田です。通告に従いまして、一般質問をさせてい ただきます。

今月、南部地域、また南松尾でまちづくり委員会が開催されました。それを受けて、まち づくりについて質問させていただきたいと思います。

内容的には、大阪外環状線、あるいは南横山関係が主ですけども、ほかに和泉市の関係に ついても多少入っていくかも分かりませんけども、よろしくお願いしたいと思います。

質問の内容につきましては、この南部のまちづくりを、なぜまちづくりをやろうとしたの か、その理由を聞かせていただきたいと思っております。

以後の質問については、質問席で行わせていただきます。よろしくお願いします。

○ 森 久往議長 八木都市デザイン部長。

○ 八木 剛都市デザイン部長 都市デザイン部長の八木でございます。

まず、まちづくりをどうして進めるのかという御質問になってますが、南横山地域につき ましては、人口減少、高齢化が進みつつあり、また、にぎわいも失われつつある状況かなと いうことを考えまして、行政と地域の方々と一緒になりまして、課題の共有や価値の共有な どを行いながら、定住、地域活性化などを図っていくためにまちづくりを進めていこうとい うことで考えているものでございます。

以上です。

○ 森 久往議長 友田議員。

○ 24番 友田博文議員 はい、ありがとうございます。分かってるようなことを聞いて申し 訳ないと思ってますけども、取りあえず聞かせていただきました。

次に、まちづくりはどのようなことをするのかということを、基本的なことですけども、

(19)

お聞かせ願いたいと思います。

○ 森 久往議長 八木都市デザイン部長。

○ 八木 剛都市デザイン部長 都市デザイン部長の八木でございます。

今回の南部地域のまちづくりにつきましては、和泉創発プランにも掲げております南部地 域活性化事業の具体的な取組を進めるため、定住施策、地域活性化策、今回、議員御紹介ご ざいました外環沿道土地利用の3つを柱として進めていくものでございます。

以上です。

○ 森 久往議長 友田議員。

○ 24番 友田博文議員 私がちょっとインターネットで拾ってみたんですけども、まちづく りをやる理由というのは、これは私の拾えた分だけなんですけど、1つだけなんですけど、

たくさんあったように思いますけど、その一つとして、身近な居住環境を改善する、地域の 魅力や活力を高める、生活の質を高め、身近な居住環境に対して働きかける持続的な活動、

こういうのは、まちづくりをする理由だというふうに書いてました。今の答弁でいいんです けど、そういうことでありましたので披露しておきます。

続きまして、この南部のまちづくりのインフラ整備としていろいろあるんですけども、今 回は下水道計画と、人口は減少してるのは分かっていただいてると思うんですけど、人口計 画、人口をどうしようかという、そういう取組もいろいろいただいてますけども、その人口 計画についてどのように考えてるのかをお聞かせください。

○ 森 久往議長 森下上下水道部長。

○ 森下幸彦上下水道部長 上下水道部長の森下でございます。

まちづくりを進めていく上で上下水道、特に下水道が必要であるというところは認識して ございます。外環状線沿道について申し上げますと、外環状線沿道の下水道整備につきまし ては、策定を進めている外環状線沿道土地利用基本計画を検討することに併せまして、下水 道事業認可の取得などについて、大阪府など関係機関と協議してまいりたいと考えてござい ます。

また、今年度の外環沿道に関する下水道整備につきましては、横山小学校沿い市道への整 備や槇尾中学校南交差点付近において推進工事を予定しております。

以上でございます。

○ 森 久往議長 友田議員。

○ 24番 友田博文議員 私の今回質問しようとしたのは、やはり大阪外環状線に沿ってまち

(20)

づくりをやっていこうとした場合に、外環状線にゾーンをつくって、こういうものを張りつ いたらええなというような感じも考えられていると思うんですけども、やはり何をするかと、

関係者の皆さんはよく分かってますけども、水を排水しようと思ったら排水の許認可が要る と。槇尾学園もそうです。私の判が要るから判を欲しいというてやってきますけども、やっ ぱりそういうんじゃなしに、計画をつくる以上は、土地利用計画というんじゃなしに、まち づくりとして動いていただいてやってるんやから、先もって下水道計画もやっぱり外環状線 にとって先にやっていただかないと、なかなか企業は来てもらえないと思うんです。そうい った面で、やはり同時進行でどんどん進めていってもらいたいと思うんですけど、その点、

もう一度、答弁願えますか。

○ 森 久往議長 森下上下水道部長。

○ 森下幸彦上下水道部長 上下水道部長の森下でございます。

議員御指摘のとおり、まちづくりを進めるということには、下水道を排水していくための そういう設備が必要であると。それは私も認識してございます。それで、下水事業を進める ためには、当然、事業計画が必要になってまいりますので、先ほども答弁申し上げましたが、

今年度策定を進めております外環沿道の基本計画の策定と併せまして、その策定を待ってる のではなく、合わせた形で今年度、大阪府などと協議を進めていきたいと考えてございます。

以上です。

○ 森 久往議長 友田議員。

○ 24番 友田博文議員 私のお願いですけど、時期をずれんように同じように進めて、大事 なことですから、これがないと前へ進んでいけへんと思うので、その辺のところを十分考え ていただいてお願いしておきたいと思ってるんです。分かっていただいてると思うんですけ ども、その辺よろしくお願いしたいと思います。

そしたら、人口計画のほうをお願いします。

○ 森 久往議長 山崎市長公室長。

○ 山崎光一市長公室長 市長公室長の山崎です。

南部地域の人口につきましては、令和4年4月と5年前の平成29年4月の人口を比較しま すと、市全体では2,185人が減少し、減少率が約1%であることに対しまして、南部地域で は719人の減少で、減少率が約12%となっております。こうした状況から、市全体における 人口減少の抑制、定住を目的にこども医療費助成といった市内一律の定住促進施策を実施し ているところでありますが、南部地域につきましては、これまでも御指摘いただいてるとお

(21)

り、その減少率が大きいことや市街化調整区域であることなども踏まえまして、移住定住世 帯に対し100万円の新築住宅取得支援などを行う南部地域等移住定住支援補助制度を令和4 年度から創設し、人口減少の抑制に努めることとし、地域コミュニティー機能の維持、地域 の活性化を図ることとしております。

以上です。

○ 森 久往議長 友田議員。

○ 24番 友田博文議員 大変前向きに捉えていただいて、動いていただいて、大変ありがた いなと思っております。

何度も何度も同じことを繰り返すんですけど、定住促進の関係で100万円頂くということ であるんですけども、他の地域から入ってきていただくというのはなかなか難しい状況で、

今、ありますから、それの理由というのはなぜか言うたら、やっぱり調整区域であるという ことですね。土地の価値が、銀行によるとゼロと、価値がないというふうに評価するわけで すね。そうすると、なかなか難しいんですよね。住宅業者や不動産業者が入ってきてもらう のは大変難しい。また、建てた人が建てて、その価値が次に移動しようと思ったり引っ越さ ないかんというようなことが起こったときに、その家の価値が減少してしまう。そういった 中でなかなか難しい事態が起こってることは確かなんです。

そういった中で、今、市長公室長の答弁ありましたけども、何度もアタックしていただい てるんですけど、なかなからちが明かないということなんですけども、この点、やはり重要 な施策の一つだと思いますので、ここを何とかクリアできるように、市長公室長だけやなく 市長含めて、理事者の皆さん方で、すばらしい能力があるんで、そういったところを考えて いただいて、この大問題を何とかクリアしていただくようにお願いしたいと思っております ので、よろしくお願いします。

この項はこれで終わっておきます。

次に、教育は、槇尾学園を指して物を言うてると思うんですけども、これはまちづくりの 一環かどうかということをまず、それだけお聞きしたいと思います。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

(仮称)槇尾学園の整備につきましては、南部地域におけます教育環境の充実、これはも とより、南部地域のまちづくりの取組の一環でもあると考えております。この(仮称)槇尾 学園につきましては、特認制度を活用した施設一体型の義務教育学校でありまして、やはり

(22)

南部地域の豊かな自然、文化を生かして多様で先進的な学びを取り入れ、魅力ある学校づく りを展開して、それがこの南部地域の人口流出の抑制でありましたり、他地域からUターン とか移住でこの地域に来られる方を増やすなど、地域活性化にもつなげていきたいというふ うに考えております。

以上です。

○ 森 久往議長 友田議員。

○ 24番 友田博文議員 教育もまちづくりの一環だということは確認できました。それはそ れでまた後でお話しさせていただきたいと思います。

この南部のまちづくりについては、大阪外環状線という基幹道路、幹線道路が走ってるん ですけども、今も4車線化でだんだんと広く工事もされていき、どんどんと進んでいくと思 うんですけども、こういった中で、やっとこういう計画がされたということは、これは、市 長をはじめ理事者の皆さん方の大変な力でここまでやってきてくれたということで、私は大 変感謝をしているところでございます。ありがとうございます。

そんな中で、この前ちょっと話があったんですけども、この外環状線を造った基本的な問 題は、車がスムーズに通れるために造ったという話もありました。そんな中で、外環に企業 や住宅や沿道サービスを張りつけると渋滞の原因になるんやないかというような話もありま したけども、そういう話はドイツの話をしてましたけども、ドイツでは、道路のほかに企業 が誘致できるような新しい道路をもう一本造って、そういう渋滞の緩和とかそういうのをな くしていくというような話もしてましたけど、よう考えると、それはドイツの話で、今の日 本の道路行政には合わないかなと思って考えております。質問させていただこうと思ったん ですけど、そういうことで、これはもうこれでやめておきます。

それでは、道路計画をつくって、総合的にこのまちづくりは、青写真というんか道路の土 地利用計画をつくっていくという話も先ほどからいろいろありましたけども、それはそれで よく分かってるんですけども、我々素人においては、ここにどんなものを計画、どんな絵を 描いていくのか、将来的にはどんな形になっていくのかというのは大変知りたいところなん ですけども、そういった面で考えてることがあれば、ちょっと披露していただきたいと思う んです。

○ 森 久往議長 八木都市デザイン部長。

○ 八木 剛都市デザイン部長 都市デザイン部長の八木でございます。

この大阪外環状線沿道土地利用の計画になりますが、まず、基本的には都市計画マスター

(23)

プランに明記されております「自然と共生しながら、都市農村交流により、地に足の着いた 活性化を目指すまち」ということで、南部地域の将来像として示されておりますので、先般 開催させていただいております地域の方々との懇談会、地域の方々の意見も踏まえながら、

当面、沿道のゾーニング等、その辺を地域の方々と意見を交わしながら策定していきたいと いうふうに考えてございます。

以上です。

○ 森 久往議長 友田議員。

○ 24番 友田博文議員 あのね、それはよう分かってるんですよ。どないしてゾーニングを つくっていくかと、土地利用計画はどうするんや、それはよく分かるんです。私が聞きたい のは、もっと簡単な話で、富秋の話をちょっとさせていただきます。富秋のまちづくりをす るに当たって、URの建て替えがありますわな、そういうふうに聞いてますけども。そうす ると、将来的な人口形態がどういうふうになっていくかと。このまちは、商業を含めて、ど ういう人たちにここへ来ていただいて、新しいどんなまちをつくっていくかというのは、あ る程度、絵を描いていけると思うんですけども、私の住んでるこの南部地域の今の中では、

それが見えてこない。私はある程度は分かってるんですよ。分かってるんですけども、今、

さきにも言うたように、住宅を含めてなかなか難しい。言うたら、企業誘致するにも下水道 がそのときあるかないかによって、またこの誘致も難しい。なかなか急に進まないというの はよく分かってますけども、まちづくりということに進めていってくれるという中では、や っぱり私はいつも言うてるように、今、人口が半分ぐらいに減ってしもうたと。そやから、

少子高齢化の真っただ中にあると。そこをどういうふうに改善していこうかというところを いつも考えてるわけです。

そういった中で、やはり人がすごくいてくれると大変活力がみなぎってくると思うんです よ。昭和45年ぐらいで、南部地域で約1万人がおったと。今は5,500人前後になってしもう たと。こういう状態をやっぱりほっとくと限界集落になってくる。昔から外環状線を通すと きにかって、やっぱり排気ガスだけを受けるようなまちにしてはいけないというようなこと で、そういう沿道を何とかしていかないかんということをずっと言い続けてきたんですけど、

そういった中で、本当に市長含めてありがたいんですけども、ここまでやってくれて大変喜 んでるんです。

そういった中で、どんな将来像を描いてもらえているのかということを、ちょっと青写真 をつくってなかったら、そういう自分でどんな構想をやってるかなというようなことを話し

(24)

していただきたいなと思うんですけども。なかなか答弁は難しいと思うんですけども、関係 する副市長は森吉さんですから、森吉副市長にそういった面で一回、どんな考えを持ってい るのか、ちょっと披露していただけたらと思うんですけど。

○ 森 久往議長 森吉副市長。

○ 森吉 豊副市長 副市長、森吉でございます。

今、それぞれ担当、所管部長のほうから答弁させていただきましたですけども、今の友田 議員のお話で、富秋とかそういったところのお話も出ておりまして、まず、この南部地域の 立地というものを改めて見てみますと、国道480号が南北に抜けておりまして、国道170号が 東西に横断しております。この480号に関しましては、平成29年に鍋谷峠トンネルが開通い たしまして、飛躍的に利便性が向上したというふうに考えられます。

また、先ほどちょっとお話ありましたように、国道170号に関しましては、4車線化が 着々と進められておりますが、令和5年をめどに、残る1.8キロ区間の整備が完了するとい うふうに大阪府のほうから聞いているところでございます。また、この地域加えまして、阪 和自動車道から非常にアクセス性もよいところになっております。

また、先ほどもお話を担当部長からさせていただいてますように、これ以外のインフラ施 設として、水道、また下水道も、徐々にではございますが、進めさせていただいているとい うところであります。

そういう立地にあるこの南部地域なんですが、そのまちづくりということを考えてみます と、地域のポテンシャルといいますか潜在能力というのは非常に高い地域でありまして、発 展の可能性を大いに秘めている地域であるというふうに考えております。こうしたことから も、先ほどからお話出てますように、引き続いて定住促進施策、地域活性化施策、そして外 環沿道の土地利用施策などを、この3つを柱としながら複合的に今後も引き続いてまちづく りを進めていく地域であるというふうに考えております。

以上でございます。

○ 森 久往議長 友田議員。

○ 24番 友田博文議員 はい、ありがとうございます。

話は大変よく考えていただいて、希望も持てるような話がありましたけども、私も具体的 にそれはなかなか今の状態では難しいか知らないけども、例えば住宅の団地を造りますよと か、企業は大変、大阪外環状線沿いに企業が来たいというところは多いらしいです。それも 小さな土地じゃなしに、2,000坪、3,000坪というて大きな工場というんですか、そういう土

(25)

地を探して海側から、大阪湾に企業があるところが、第2工場をこの和泉市の山手のほうへ 持ってきたいと。これも安全・安心のためにやっていきたいという声もたくさん聞きます。

私も2,000坪ないか、3,000坪ないかというような話も言うてきてくれますけども、そういう 状況で、なかなか将来的にはいいところかなと。昔から交通の要衝だったということもあっ て、発展の可能性は十分にあるというふうに考えてます。

そういった中で、今日はこれ以上はもう聞きませんけども、皆さん方で知恵を絞っていた だいて、にぎわいのあるまちづくりにしていただければありがたいなと思ってますので、よ ろしくお願いしたいと思います。

次に、教育について聞かせていただきます。

大体南横山を、大体というのはほとんど南横山を中心に聞かせていただきます。

南横山小学校への過去10年ぐらいの投資額というのは一体どのぐらいになってんのかとい うことをお聞かせください。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

過去10年間の南横山小学校の主な整備事業としましては、平成29年度に体育館の非構造部 材耐震化等改修工事で約7,760万円、同じ年にサブグラウンド整備工事で約2,940万円、そし て令和元年度に空調設備の整備工事としまして約3,810万円、これら3事業で約1億5,000万 円となっております。

以上です。

○ 森 久往議長 友田議員。

○ 24番 友田博文議員 はい、ありがとうございます。簡単で結構ですから、簡単にお答え ください。

南横山小学校の今児童数、あるいは学年別の児童数とちょっとお答え願えますか。

○ 森 久往議長 並木教育・こども部長。

○ 並木敏昭教育次長兼教育・こども部長 教育・こども部長の並木です。

現在、南横山小学校におきましては、各学年1学級20人の少人数学級編制としておりまし て、令和4年度、今年度につきましては、1年生で地元が3人、特認9人の12人、2年生で 地元4人、特認16人の20人、3年生で地元が3人、特認9人で12人、4年生が地元6人、特 認15人の21人、5年生が地元5人、特認9人で14人、6年生が地元2人、特認18人の20人と なっております。

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