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サイバー刑法の概念と展望

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Academic year: 2021

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しかしながら,コンピュータ犯罪,サイバー犯罪は,刑法典に明文で定 められた犯罪類型ではない。多種多様なコンピュータ及びコンピュータ・ ネットワーク,情報通信技術の悪用や,それを利用した不正行為を総称す るものとして用いられ,社会的には犯罪的行為であると認識されながら, 法律上処罰対象となっていない行為も含んだものとして,コンピュータ犯 罪,サイバー犯罪あるいはそれらに類する用語は用いられてきた。その点 では,犯罪学・社会学上の概念にすぎないが,現実問題として,コンピュ ータの出現と,それに伴う情報通信技術の発展により,我々の社会におい てコンピュータは重要な位置を占めるようになったことで,コンピュータ 及びコンピュータ・ネットワークを利用した不正加害行為から社会におけ る秩序を維持するため,サイバー犯罪対策は,刑事立法及び刑事法学の重 要な課題の一つとなってきた。 多種多様な内容を持つコンピュータの濫用や,コンピュータを利用した 不正行為を総称するものとして,「コンピュータ犯罪」,「コンピュータ不 正使用」 ),「コンピュータ関連不正行為」),「コンピュータ利用犯罪」等 の類似した名称が用いられ,また「電子的データ処理関連犯罪(EDP10)

rerated crime)」11)や「コンピュータ関連犯罪(computer rerated crime,

Computerbezogene Delikte)」12),「コ ン ピ ュ ー タ 濫 用(computer abuse,

Computermißbrauch)」13),「コンピュータ悪用(computer misuse)」14)等と

呼ばれ,それらに対処すべく研究がなされてきた。

そして,インターネットをはじめとするコンピュータ・ネットワークが 社会インフラとして整備されてくるに従い,ネットワークを利用した犯罪 がなされるようになると,そのような犯罪行為をも含むものとして,「ネ ットワーク犯罪」15),「ネットワーク利用犯罪」16),「インターネット犯罪

(Internet Crime, Crime on the Information Highways, Internetkriminalität)」, 「ネット強盗(I-Way Robbery)」17)等と呼ばれるようになり,「コンピュー

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されている34)。国際的な標準確立の流れの中で,我が国も国際標準化機構

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新たな不正行為を犯罪化する場合に,如何なる不正行為に可罰性を認め, これをどの程度の刑罰で処罰するかという問題があるが,これは刑事立法 の一般原則によるというほかはない。刑罰法規である以上,それが,結局 は立法に帰することは勿論であるが,原則によれば,行為は故意によるも のに限られ,現状においては,この種の不正行為が人身犯にわたることは 考えられない38)以上,過失犯を入れる余地はないということになる。 我が国のみならず諸外国におけるいわゆるサイバー犯罪の規定形式を見 ても,刑法によるもの,又は多様な特別法によるものがあり,また,その 両者の併用といえるものがある39)。サイバー犯罪ないしサイバー刑法とい う語が使われているか又は我が国の用語法でのサイバー刑法に該当するも のに近いものとしては,アメリカの「国際的なサイバー犯罪についての報 告及び協力に関する法律(案)(International Cybercrime Reporting and Cooperation Act(S. 1469))」,オーストラリア連邦法「2001年サイバー犯 罪法(Cybercrime Act 2001)」40)や「2012年サイバー犯罪対策のための刑法

等一部改正法(Cybercrime Legislation Amendment Act 2012)」41)が,フィ

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今後は,これまで先住者たちの「ネットワーク文化」を理解し,自発的 に維持されてきた秩序を踏まえたネットワークにおける一般規範の形成を 検討していく必要もあるだろう60)。電脳空間における秩序維持の問題は, 不正行為者を単に「絡まった網」から放逐するといったことで解消できる ものではない。新たに「セキュリティ文化」61)を構築し,「ネットワーク文 化」と現実社会の法規範との冷静なすり合わせが今の我々には求められて いる。 注 )刑法等の一部を改正する法律(昭和62年法律52号)

)犯罪に関する欧州評議会(Council of Europe on Crime Problems)によって2001 (平成13)年11月 日に正式に採択された。オブザーバーとして検討に参加してき た我が国も同年11月23日に同条約に署名し,2004(平成16)年月21日に国会で その締結につき承認を得た。そして,同年月日に効力が発生した。2011(平 成23)年月17日には,国内担保法(刑法一部改正法)が成立し,サイバー犯罪 条約は,2012(平成24)年月日に公布及び告示がなされ(平成24年条約号 及び外務省告示231号),11月日より,我が国についての効力が発生した。 なお,サイバー犯罪条約については,園田寿「サイバー犯罪条約」現代刑事法 巻号(2001年)29頁以下,石井徹哉「サイバー犯罪条約に関する覚書き」奈良 法学会雑誌15巻・号(2002年)47頁以下,サイバー刑事法研究会報告書「欧 州評議会サイバー犯罪条約と我が国の対応について」(2002年)〈http://www.meti. go. jp/policy/netsecurity/downloadfiles/Cybercriminallawreport. pdf〉,Mike Keyser,

The Council of Europe Convention on Cybercrime, 12 J. Transnational L. & Policy

287-326 (2002-2003), Amalie M. Weber, The Council of Europe’ s Convention on

Cybercrime, 18 Berkeley Tech. L.J. 425-446 (2003), Miriam F. Miquelson-Weismann, The Convention on Cybercrime: A Harmonized Implementation of International penal Law: What Prospects for Procedural Due Process?, 23 (2) J. Marshall Computer &

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163回国会に提出された(閣法22号)が,これも2009(平成21)年に審査未了とな ったことから,組織犯罪処罰法の改正案を切り離し,主としてサイバー犯罪条約 の国内法化を中心とする刑法,刑事訴訟法等を改正するための法案が177回国会に 提出され(閣法42号),ようやく成立した。2003年の答申の解説としては,北村篤 「ハイテク犯罪に対処するための刑事法の整備に関する要綱(骨子)」ジュリスト 1257号(2003年)頁以下,山口厚「サイバー犯罪に対する実体法的対応」ジュ リスト1257号(2003年)15頁以下参照。 )不正アクセス禁止法の一部を改正するとして, 条に項を新設し,「前項第 号の罪は,刑法(明治40年法律第45号)第条のの例に従う。」とした。この規 定は,2012年の不正アクセス禁止法改正において,14条に改められ,「第11条及び 第12条第号から第号までの罪は,刑法(明治40年法律第45号)第条のの 例に従う。」とされた。同規定の施行期日はサイバー犯罪条約の効力発生日とされ ていたため,2012年11月日より施行された。 )法務省は,法令の概要の解説において,刑法一部改正法をいわゆるサイバー刑 法と呼んでいる(「いわゆるサイバー刑法に関する Q&A」〈http://www.moj.go.jp/ content/000073740.pdf〉(2013年月 日確認))。 )世界最初の本格的コンピュータ犯罪といわれているのは,多数の財源から小額 の財産をかすめとる不正プログラムを利用する「サラミ・テクニック(salami technique)」という手法を用いた1963年の「ロイス事件」だと言われている。サラ ミ・テクニックについては,DONNB. PARKER, FIGHTING COMPUTERCRIME126-128

(1983)(鵜沢昌和監訳『コンピュータ犯罪研究総論』秀潤社(1984年)118頁以 下),ロイス事件については,鳥居壮行『検証・日本のコンピュータ犯罪』コンピ ュータエージ社(1982年)25頁,那野比古『コンピュータ・ウイルスストーリー』 TBS ブリタニカ(1994年)13頁等参照。 )犯罪ではない行為とははっきり識別できる行為としての犯罪,「それが悪である ということに特別の説明」を要しない,「しかも,その悪の範囲がどのようなもの であるかについても,厳密な定義づけを必要としない」行為とされる(藤木英雄 「現代型犯罪と刑事政策」犯罪と非行20号(1974年)138頁)。 )三浦賢一「コンピュータ犯罪概観」法とコンピュータ号(1983年)頁。 )古田佑紀・多谷千香子「刑法等一部改正法概説()」警察学論集40巻 号 (1987年)35頁以下。

10)Electoronic Date Processing の略。

11)HAROLDJ. VETTER& IRAJ. SILVERMAN, THENATURE ofCRIME243 (1978).

12)Günther Kaiser, Kriminologie 8. auf. 456 (1989).

13)DONNB. PARKER, COMPUTERABUSEASSESSMENT(1975), VETTER supra note 11, at 243,

ULRICHSIEBER, THEINTERNATIONALHANDBOOKon COMPUTERCRIME37 (1986).

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15)㈶社会安全研究財団情報セキュリティ調査研究委員会「情報セキュリティ調査 研究報告書」〈http://www.npa.go.jp/cyber/research/h9/secrepo/title.htm〉(2013 年月 日確認),警察庁「情報セキュリティビジョン策定委員会報告書」〈http: //www.npa.go.jp/cyber/research/h10/secvision/index.htm〉(2013年月 日確 認)等。 ここでは,「ネットワーク犯罪」とは「ネットワーク上の又はネットワークを利 用した犯罪」と言う意味で使われている。具体的には,ハッキングによる外部か らの不正アクセスや,ネットワークを通じた猥褻情報の提供,ネットワークを利 用した無限連鎖講や詐欺行為などを含む概念として用いられている。最近では, ほとんどのコンピュータがネットワークに接続されていることから,一般的には, コンピュータ犯罪,ハイテク犯罪とほぼ同じ意味で使われる場合も多い。 16)警察庁は,「犯罪の構成要件に該当する行為についてネットワークを利用した犯 罪,又は構成要件該当行為でないものの,犯罪の実行に必要不可欠な手段として ネットワークを利用した犯罪をいう」としている。

17)WILLIAMC. BONI& GERALDL. KOVACICH, I-WAYROBBERY(1999).

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リ ア ム・ギ ブ ス ン(William Gibson)の「ク ロ ー ム 襲 撃」(Burning Chrome, 4 Omni 72-77(1982)(朝倉久志訳『クローム襲撃』早川書房(1987年))の中で, また電脳空間という訳語は,同じくギブスンの=Neuromancer>(1984)の邦訳 (黒丸尚訳『ニューロマンサー』早川書房(1986年))の中で使用されたのが最初 といわれている。ギブスンは,人間の脳に直接連結されたネットワーク上の仮想 空間としてサイバースペースという語を使用したが,最近では,電子ネットワー クで直結されるデジタル・コミュニケーションの世界,電子商取引等を展開でき, コンピュータ・ネットワーク上に作りだされる仮想空間を指してこのように呼ぶ ことが多い。

23)STEVENFURNELL, CYBERCRIMEVANDALIZINGthe INFORMATIONSOCIETY21 (2002).

24)DOUGLASTHOMAS& BRIAND. LOADERed., CYBERCRIME17-35 (2000).

25)警察庁『平成24年版警察白書』佐伯印刷(2012年)80頁。 26)犯罪の構成要件に該当する行為についてネットワークを利用した犯罪,又は構 成要件該当行為でないものの,犯罪の実行に必要不可欠な手段としてネットワー クを利用した犯罪をいう。たとえば,児童買春及び青少年保護育成条例違反につ いては,ネットワーク上で知り合った者同士がネットワーク上において性行等に 合意している場合に限ってネットワーク利用犯罪に含めている。 27)法務省は,警察庁と同じ定義をハイテク犯罪に用い,分類も同様にコンピュー タ又は電磁的記録を対象とした犯罪(狭義のコンピュータ犯罪等),コンピュータ ネットワークを利用した犯罪(ネットワーク利用犯罪),不正アクセス行為の禁止 等に関する法律(不正アクセス禁止法)違反としている(法務省法務総合研究所 編『平成14年版犯罪白書』財務省印刷局(2002)47頁,同『平成24年版犯罪白書』 日経印刷(2012)33頁)。

28)JONATHANCLOUGH, PRINCIPLES ofCYBERCRIME10 (2010).

29)Majid Yar, The Novelty of “Cybercrime”: An Assessment in Light of Routine Activity

Theory, 2 (4) European Journal of Criminology 409 (2005).

30)COMPUTER CRIMEand INTELLECTUAL PROPERTY SECTION,US DEPARTMENT JUSTICE, THE

NATIONAL INFORMATION INFRASTRUCTURE PROTECTION ACT of 1996, LEGISLATIVE ANALYSIS

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32)See. THOMAS, supra note 24 at 2-5, Abraham D. Sofaer & Seymour E. Goodman, Cyber

Crime and Security: The Transnational Dimention, in THETRANSNATIONALDIMENTIONof

CYBERCRIMEand TERRORISM3-4 (Abraham D. Sofaer & Seymour E. Goodman eds.,

2001), RICHARDPOWER, TANGLEDWEB260-261 (2002).

33)Guideline for the Security of Information System, IV〈http://www.oecd.org/inter-net/interneteconomy/oecdguidelinesforthesecurityofinformationsystems1992. htm〉 (2013年月 日確認). 34)OECD のガイドラインでは,機密性とは「正規の方法で,許された時間内に, 正当な権限を持つものに対してのみデータや情報が開示される」ことを意味し, 完全性とは,情報が常に完全な形で保たれていることを指し,システムが情報を 破壊したり,故意又は過失により情報が改竄され破壊されないようにすることを いう。可用性とは,保存されている情報が,定められた方法で,いつでも利用で きるようにすることをいう(Id. at III.)。 機密性の喪失の例としては,不正アクセスや営業秘密の漏示等が挙げられる。 完全性の喪失の例としては,通信経路上におけるデータの改ざん,データベース の破壊,商取引における取引情報の改ざん,Web サイトの書き換え等が挙げられ る。可用性の喪失の例としては,たとえばコンピュータ・ウイルスによるサーバ のダウン,コンピュータ・ワームの増殖によって大量のプロセスが作成され,業 務が行えなくなること等が考えられる。 35)JIS Q 13335-1:2006(ISO/IEC 13335-1:2004)情報技術─セキュリティ技術─ 情報通信技術セキュリティマネジメント─第部:情報通信技術セキュリティマ ネジメントの概念及びモデル) 36)JIS Q 27002:2006(ISO/IEC 17799:2005)情報技術─セキュリティ技術─情報 セキュリティマネジメントの実践のための規範 37)2012年月にブラジルのサルバドールで開催された第12回国連犯罪防止・刑事 司法会議では,「グローバルな課題に向けた包括的戦略:変化する世界における犯 罪防止・刑事司法制度とその発展」をテーマに議論され,中国やロシアは,サイ バー犯罪に対する国際条約は,国連の下で策定されるべきものであると主張した。 38)先に挙げたギブスンの『ニューロマンサー』や,士郎正宗原作の漫画『攻殼機 動隊シリーズ』(講談社(1988年〜))等の作品に代表される「サイバーパンク」 と呼ばれる SF のジャンルにおいては,脳機能をサイボーグ化することで脳とコン ピュータ・ネットワークを直接接続する技術が実用化した世界が描かれているが, そのようなサイボーグ技術が現実に広く可能になった場合には別途検討も必要に はなろうが,2013年の世界ではまだ現実的な問題ではない。

39)COUNCILof EUROPE, COMPUTER-RELATEDCRIME20(1990), A. RATHMELLet al., HANDBOOK

of LEGISLATIVEPROCEDUREof COMPUTERand NETWORKMISUSEin EU COUNTRIES, STUDYfor

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40)Act No. 161 of 2001. 41)Act No. 120 of 2012.

42)Republic Act No. 10175 of 2012.

43)諸外国における立法動向については,PAULIVEC. REICH, CYBERCRIME ANDSECURITY

(1998 to date.)参照。 44)昭和62年法律55号 45)平成13年法律97号 46)平成23年法律74号 47)41条 48)109条の 49)条,179条 50)21条,22条 51)119条,120条の,124条 52)生活や社会の至る所にコンピュータが存在し,コンピュータ同士が自律的に連 携して動作することにより,人間の生活を強力にバックアップする情報環境をい う。1989年に Xerox 社のパロアルト研究所が提唱した概念であるが,携帯電話な どを中心とした小型情報端末の進化に代表されるコンピュータの小型化や,イン ターネットの爆発的な普及などの通信技術の発展・浸透に伴って,再び注目が集 まりつつある。ユビキタス・コンピューティングにおいては,コンピュータはそ の存在を意識させることなく,必要に応じてネットワークに蓄積された個人情報 などを参照しながら,自動的に他のコンピュータと連携して処理を行う。ユビキ タス・コンピューティングの研究から生まれた技術としては,VICS(Vehicle Information and Communication System)情報や GPS(Global Positioning System) と連動した経路探索・周辺情報探索を行うカーナビゲーションシステムや,衣服 と一体化することにより「身にまとう」ことができるウェアラブルコンピュータ などがある。

な お,ユ ビ キ タ ス・コ ン ピ ュ ー テ ィ ン グ に つ い て は,さ し あ た り,SIMONE

RESCIO& ROBERTOMAIELI, UBIQUITOUSCOMPUTING(2011),PAULDOURISH& GENEVIEVE

BELL,DIVININGa DIGITALFUTURE: MESSand MYTHOLOGYin UBIQUITOUSCOMPUTING(2011),

FABIANK. PPEN,UBIQUITOUSCOMPUTING(2007),坂村健『ユビキタスとは何か─情

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会法益性に批判的なものとして,大谷實「コンピュータ関連犯罪と刑法の一部改 正(下)」判例タイムズ651号(1988年)29頁,日髙義博「コンピュータ犯罪」石 村善助・吉永和隆・日髙義博・井上大『法情報学要論』専修大学出版局(1991年) 85頁,神山敏雄『日本の経済犯罪』日本評論社(1996年)175頁等。

59)U. S. charges eight in $45 million cybercrime scheme〈http://www.reuters.com/ article/2013/05/09/usa-crime-cybercrime-idUSL2N0DQ27X20130509〉(2013年月 日確認),日本経済新聞2013年月11日朝刊。 60)佐久間教授は,「仮想社会では,刑罰や制裁のあり方も異なってくる。ネット上 でのみ存在する行為主体については,その世界から放逐することで刑罰の目的が 達成できる」と述べておられる(佐久間修「情報犯罪・サイバー犯罪」ジュリス ト1348号(2008年)115頁)。

61)See. OECD Guidelines for the Security of Information Systems and Networks: Towards

a Culture of Security (2002)〈http://www.oecd.org/sti/interneteconomy/15582260.

pdf〉(2013年月 日確認). 参考文献

Susan W. Brenner, History of Computer Crime, in THEHISTORYof INFORMATIONSECURITY

705-721 (Karl de Leeuw & Jan Bergstra eds., 2007).

RODELICBROADHURST& PETERGRABOSKYeds., CYBERCRIMEthe CHALLENGEin ASIA(2005).

YVONNEJEWKES& MAJIDYAR eds., HANDBOOKof INTERNETCRIME(2009).

SUSANW. BRENNER, CYBERCRIMEand the LAW: CHALLENGES, ISSUES, and OUTCOMES(2012).

参照

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