蓮田市在宅医療・介護代表者会議 平成27年度第1回会議録 招 集 日 平成27年7月13日(月曜日) 開催場所 蓮田市役所 301会議室 開催日時 開会 平成27年7月13日(月)午後7時 閉会 平成27年7月13日(月)午後9時 委員出席状況 座 長 田 林 晃 出席 ・ 欠席 委 員 本田 英明 出席 ・ 欠席 委 員 一之瀬 真弥 出席 ・ 欠席 委 員 宮野 訓夫 出席 ・ 欠席 委 員 野口 幸子 出席 ・ 欠席 委 員 武藤 陽子 出席 ・ 欠席 委 員 稲橋 秀樹 出席 ・ 欠席 委 員 田原 淳一 出席 ・ 欠席 委 員 岩田 尚明 出席 ・ 欠席 委 員 山田 由美 出席 ・ 欠席 委 員 田中 良明 出席 ・ 欠席 委 員 椿本 美栄子 出席 ・ 欠席 委 員 武内 良男 出席 ・ 欠席 委 員 大野 禮子 出席 ・ 欠席 顧問出席状況 顧 問 成田 例弘 出席 ・ 欠席 顧 問 川井 充 出席 ・ 欠席 出席職員 蓮田市副市長 新井 勉 【事務局職員】 健康福祉部次長兼 在宅医療介護課長 根立美佐子 在宅医療介護課副主幹 森上 和代 在宅医療介護課主査 松原 淳子 傍 聴 者 2 名
議題等 議事要旨 1 開会 2 あいさつ ・田林座長挨 拶 ・副市長挨拶 ・資料の確認 (事務局) 白岡市、宮代町の行政職員及び蓮田市、白岡市、宮代町在宅医療連携推進協議会 事務局の会議見学について承認依頼。 (承認) 委員の変更報告。幸手保健所長肥田由紀子委員に代わり、幸手保健所長田中良明 委員。 (田林座長) みなさん、こんばんは。暑い日が続いております。この会議と名称が似ている在 宅医療連携推進協議会という会議がございますが、これは東埼玉病院の川井先生が 先導されているもので、本日の会議は、蓮田市在宅医療・介護代表者会議となりま す。今日は座長として進めさせていただきますので、ご協力のほどよろしくお願い いたします。 (新井副市長) みなさんこんばんは。本日は、平成27年度第1回目の「蓮田市在宅医療・介護代 表者会議」にお集まりいただきましてありがとうございます。私は、ご紹介いただ きました蓮田市副市長の新井勉と申します。よろしくお願いいたします。本日は、 市長がどうしても抜けられない所用がございまして、市長に代わりまして皆様にご あいさつをさせていただきたいと存じます。 委員・顧問のみなさまにおかれましては、それぞれご専門のお仕事を終えられて、 お疲れのところにもかかわらず、大変暑いところ、また遅い時間からの会議にこの ようにご参集いただき、心より感謝申し上げる次第でございます。 さて、本会議は、蓮田市の在宅医療と介護の連携推進を図るため、各組織、分野 の代表者の方々にお集まりいただき、それぞれのお立場からのご意見をいただくた め、昨年7月に発足し、今年度は2年目を迎えます。 年度が改まりまして、先ほど事務局から報告がありましたように、幸手保健所の 田中所長様にも新たに委員をお引き受けいただきました。本日は所用でご欠席と伺 っております。皆様にご紹介できず残念ですが、医療や介護の体制を充実させるに はどうしても一つの市だけでは力の及ばないところもございますので、広域的な視 点で保健所長さんのご意見やご助言を賜りたいと存じます。 また、引き続き、ここにお集まりの委員の皆様と顧問の先生方にもお力を賜りな がら、蓮田市の在宅医療・介護をさらに充実させてまいりたいと存じます。 さて、皆様ご承知のとおり、昨年の介護保険法の改正によりまして、この4月か らは全ての市町村において在宅医療・介護連携推進事業を行うこととなり、平成30 年4月を目指して掲げられた8つの事業項目すべてに取り組まなくてはなりません。 市のみでは簡単には進まない項目もございます。ここにお集まりの皆様のお知恵を 賜り、また、皆様が代表されている組織や団体等で直接市民の方を支援されている たくさんの専門職等の皆様のお力添えをいただき、推進してまいりたいと存じます。 また、本日は、地域の主役である市民の目線も入れながらの議論をいただくこと となっております。 暑い時期で、部屋の密度も高い中でございます。お手元の水分を適宜お取りいた だきながら、熱いご議論いただきますことを期待申し上げまして簡単ではございま すが挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。 〇配布資料 ①会議次第 ②蓮田市在宅医療・介護代表者会議委員・顧問名簿 ③資料 1「平成 27 年度在宅医療・介護連携推進事業実施予定」 ④資料 2-1「蓮田市在宅医療・介護代表者会議【平成 26 年度第 2 回】意見要約」
3 議 事 1)平成27年 度 在 宅 医 療 推 進 事 業 実 施 予 定 ⑤資料 2-2「平成 27 年度具体的取り組みの進捗状況報告」 ⑥資料 2-3「蓮田市訪問看護事業所連携推進に向けた準備会議についての報告」 ⑦資料 3-1「在宅医療・介護連携推進に向けて民生委員が期待すること」 ⑧資料 3-2「『ありがとう!防犯防災会』見守支援活動の紹介」 (事務局) 資料 1 に基づき、「平成 27 年度在宅医療・介護連携推進事業実施予定」を説明 (東埼玉病院 川井院長) 東埼玉病院の川井です。ただ今、市から説明がありましたが、これらの事業の背 景を、わかりやすくお話します。 在宅医療の取り組みは、平成 30 年度からは、介護保険法に基づいて市町村が必 ず行わなければはならない事業です。平成 30 年度に向かってしっかりスタートが できるように、厚生労働省が平成 23 年度から「在宅医療連携拠点事業」として取 り組みを始め、その後いろいろなメニューが示されて推進が支援されています。平 成 30 年度にやることが既に決まっているのですから、少しでも早く準備をしてい くほうが、市民の皆様のためになるのではないかと考えるのが当然です。 国の最初の取り組みは、平成 23 年度で、全国で 10 か所の事業者に委託されまし た。翌平成 24 年度は、全国で約 100 か所、埼玉県では 3 か所委託をされました。 私たち東埼玉病院は、受託事業者として手をあげさせていただいて、厚生労働省に 選定いただきました。一番初めに蓮田市、白岡市、宮代町という 3 つの市と町の枠 組みを設定させていただいたのは、実は私どもです。蓮田市の病院の数や訪問看護 ステーションの数、ヘルパーの事業所、その他さまざまな資源を見てみますと、蓮 田市だけでの推進は難しいと考えました。患者さんは、市の境を越えて移動します ので、様々なことを考え合わせると蓮田市と白岡市、それと宮代町、この 3 つの自 治体でひとつの区域と考えるのが一番妥当なのではないかと考えました。また、同 じ医師会、同じ保健所の区域ということで、この範囲で事業をスタートさせました。 その後、平成 25 年度から蓮田市が 3 年間、埼玉県の補助金を受けて事業を実施、 平成 27 年度からは、埼玉県が郡市医師会を実施主体として 3 年間在宅医療提供体 制充実支援事業を実施することになりました。郡市医師会を基本単位として県が推 進を図るものは相談支援の業務、もうひとつは後方支援ベッドの確保、このふたつ が主なものになっております。いろいろ事業の名前が変更されても、これらは在宅 医療を推進する一連の事業として理解していただきたいと思います。 一番理解しやすい資料は、「在宅医療・介護連携推進事業(介護保険の地域支援 事業平成 27 年度~」と私は思います。そしてこの資料の 8 つの事業項目はすべて の市町村がこれから義務として取り組まなくてはいけないメニューです。すでに私 たちは平成 25 年度から取り組んできて、一定程度の成果を得ています。医師会も 埼玉県に 30 か所あり、今年度は 15 か所が取り組みを始めます。南埼郡市医師会が 今年度から補助金交付を受けることになったというのは、これまでの事業推進の歴 史や経過があって選定されているのです。ですから、私たちは県内でも先進地域と の理解をされています。何よりも素晴らしいと言われたのは、市役所に担当部署が あるということです。「在宅医療介護課」という課が昨年 4 月に立ち上がりました。 在宅医療・介護の推進は、特定の課だけではなく、庁内で横断的に推進していく必 要があるため、中心になってやっていく課ができて、推進している蓮田市の姿は、 本当に進んで見えると、いろいろなところで言われます。自画自賛ではないのです が、これをぜひ他にも広げていかなくてはいけないと思っております。蓮田は誇り にしていいのではないかと思います。事業運営の財源は、消費税の増税分です。新 たな財政支援制度の枠組みができあがってその中のお金の一部が医療福祉に当てら れています。 このような大きな流れでこの事業を理解していただくことが非常に大切です。そ
2)地域課題解 決策のための取 り組みについて れから先程、田林先生がおっしゃった在宅医療連携推進協議会は、様々な職種の現 場で働いている皆様が顔を合わせて、お互いに顔を知る関係になり、地域の問題点 を抽出して、解決のための方法を検討している会です。議論を深めた結果出てきた ものが、この代表者会議で出されて、そして政策になっていくという理解をすると いいのではないでしょうか。3 つの自治体を枠組みとして推進するのは、今年度で 終了となりますが、それを終わりにしないで、3 つの自治体の枠組みをこれからも 継続し、新たな発展をさせていくというふうに、事務局からの話を伺って理解をし ています。 ≪質疑応答なし≫ (事務局) 資料 2-1、2-2 に基づき、「在宅医療・介護連携推進のための地域課題の解決策に ついて」の概要を説明 ≪解決策の取り扱い(1)について一之瀬委員より説明≫ (一之瀬委員) 歯科医師の一之瀬でございます。先週の木曜日に講演させていただきましたので ご報告させていただきます。長年顔の見える連携をやらせていただいたので、比較 的緊張することもなく講演ができました。 事前に参加希望の方から質問事項をいただき、講演の中で回答できるよう資料を 作成し、講義いたしました。介護職の方からの質問がほとんどでしたが、ご理解い ただけたかなと思っております。他の業種から出る質問と、我らがわかっていただ きたいと考えていることが少し違うと感じました。私は、口腔のケアをやることに よって、どのようなことが得られるかということをお伝えしたかったのですが、そ れ以前に訪問歯科診療ということがどういうことなのかということを紹介しなけれ ばいけないと痛感させられました。歯科というのは機能の回復をしてしまえば終わ りとみなさんご理解されているようですが、実は訪問歯科診療というのは、機能の 回復、例えば入れ歯を入れていて噛めるようになったというのは、単なる治療の途 中なのです。われわれが目指しているのは、摂食・嚥下が出来なくなって、飲み込 みが出来なくなる時期をいかに遅らせるかについてのお手伝いをすることです。死 ぬまで食べられるようにすることをいかにしていただくかが訪問歯科を行っている 歯科医院の務めだと思っておりますので、その辺についてもお話しさせていただき ました。 ≪解決策の取り扱い(2)について野口委員より説明≫ (野口委員) 訪問看護ステーション花あかり看護師の野口と申します。 協議会で抽出された課題の解決策を受け、市の在宅医療介護課の方の声掛けがきっ かけとなり、市内4事業所で集まっての連絡会を立ち上げたところでございます。 参加事業所としては、コスモ訪問看護リハビリステーション蓮田、よつば訪問看護 リハビリステーション、訪問看護ステーションけあビジョン蓮田、花あかりの 4 事 業所でございます。 第 1 回目は 4 月 27 日に、連絡会立ち上げに向けて、様々な意見交換をしました。 最初は、連絡会のイメージがわかないという意見もありましたが、みんなが集まる ことによって、合同研修会を開催したり、顔をあわせて話しをすることで、困った 時に相談しやすい関係が築ける等、さまざまな意見が出ました。協議会は 2 市 1 町 で開催されていますが、規模が大きくなると日程調整も大変なため、まずは市内の 4 事業所でスタートすることにしました。 第 2 回目は、具体的な活動内容と役員の選出を行い、今後集まっていくうちに必 要なことを話し合っていこうということになりました。役員の選出では、会長に訪
3)市民と専門 職 と の 連 携 に ついての意見交 換 問看護ステーションけあビジョン蓮田の柴田氏、副会長にコスモ訪問看護リハビリ ステーション蓮田の伊藤氏が決定し、これからの運営については 2 人を中心に皆さ んで集まっていくことにしました。 第 3 回目は、規約を作成し、役員も承認いたしました。さらに、各事業所の情報 交換の内容について、どんな情報を共有することが必要かについても話し合いをし ました。 具体的な活動イメージはまだ十分出来ていませんが、これから蓮田市の課題解決 に向けて、啓発活動や情報共有シートの作成についても、訪問看護としての意見を 皆でまとめながら協力していきたいと思います。今後会議の中でも、各連携の担当 のかたには、お願いすることもあるかと思いますので、よろしくお願いいたします。 (質疑応答なし) (事務局) 議事(3)「市民と専門職との連携についての意見交換」を取り上げた趣旨につ いて説明 これまで、医療と介護の連携推進事業として、専門職同志の理解を深め、連携推 進の取り組みを中心に進めてきて、今年度は 4 年目を迎えます。少しずつ専門職連 携の基盤が築かれているところです。 しかし、さらにその目指すところは、「医療と介護の両方を必要とする状態の高 齢者が住み慣れた地域で暮らし続ける」ということであって、「地域で過ごすこと を安心して選択できる基盤を整える」ところにあります。 そうした中、専門職の側から専門職の目線だけで推進しても目指すものに到達し ないのではないかという疑問が上がってきました。地域で起きていることや地域で の支え合いの実態を把握し、地域と専門職の連携を進め、必要な医療・介護を提供 できる体制を目指す必要があるため、今回ご意見をうかがうこととしました。 ≪大野委員から民生委員が把握する地域の問題、実状および専門職への要望につい て説明≫ (大野委員) 蓮田市の民生委員、児童委員協議会会長の大野と申します。わたしたちが活動の 中でいろいろ実感していることをお話しさせていただきます。 蓮田市は、総数 114 名で 5 地区に分かれて活動しております。民生委員が担当す る対象者は、高齢者、障害者、子どもといろいろですが、身近な相談役になってい るところであります。地域の見守りをしながら、必要なサービス、行政機関等につ なげるというパイプ役です。例えば、あのうちは大きな声がしているから虐待が心 配されるという声があれば訪問してみたり、児童相談所や地域包括支援センターに 相談してみたり、対象者を支援しております。民生委員に頼めば何でもやってくれ る、昔の御用聞きみたいに感じている方もいらっしゃいますが、限りがありますの で、出来ることと出来ない事があります。その辺のご理解をしていただくのが大変 です。 そんな中で、蓮田市は高齢化が進んでおりまして、高齢者の世帯や独居の方が多 くなりました。私たちは 77 歳以上の独居の方にクリスマスプレゼントとして、ケ ーキとお手紙を添えて、安否確認を行っておりますが、毎年 50 人くらい増えてい ます。高齢者世帯や独居の方たちには、体調を崩したり心配事がある時など、何か あれば連絡してくださいと伝えています。また、5 月には家庭訪問を実施し、緊急 時の連絡先を把握しております。何かあったら、息子さんや娘さんなどに連絡する こともあります。地域で救急車がきたら、とにかく飛び出していき、場合によって は、救急車に乗っていきます。救急車に乗る義務はないと言われてはいるのですが、 連絡先が分かっておりますので、私たちが乗るのが一番いいのかなと思い、同乗す ることもあります。
それから、民生委員の活動を理解していただけなくて、うちは必要ないと申し出 され、介入が難しい方もいます。そのような中、独居の方が増えて、民生委員が孤 独死に立ち会うこともあります。ショックで立ち直れないこともありますが、始終 見守ることはできないので、その経験を今後の活動に生かしていくようにしており ます。 それから、民生委員として地域からの相談で実際に困ったことは、他の人には世 話になりたくないというかたが多いことです。自治会に未加入のかたに対して、私 たちはできるだけサポートさせていただきたいと思い、何度もお声かけをしており ます。 最後に要望ですが、地域包括支援センターの方を増員してほしいと思います。色々 な相談をしたときに、センターのかたにはすぐ対応してほしいと思います。また、 介護認定までに時間を要することがあり、認定前でもサービスが使えることを伝え ても、認定前に利用するかたは少なく、使えるものも使っていない状態の方が見受 けられます。介護保険の認定では、主治医の意見書が提出される時期によって認定 結果が出る時期も左右されることがわかりました。 民生委員の受け入れが難しい方にどのように情報を伝えてよいのか悩んでおりま す。在宅医療については、家族や専門職の協力がないと難しいと思います。1日中、 寝たきりの方を介護するには、とても体力が必要ですから、介護保険を上手に使い、 介護保険でできない部分をまた違う方法で対応できるということを伝えていきたい です。また、介護者自身が自分の時間が持てなくなり、ストレスがたまっていって、 親を手に掛けたというニュースを聞くと、心が痛みます。皆様と協力しながら患者 様に寄り添い、より良い援助が出来ればと思います。そのために、民生委員自身が 勉強していかなければいけないと思っております。 このような現状で民生委員は活動しております。ほんの少しでも皆様のお力にな れれば幸いです。 ≪自治会の活動例を武内委員から説明≫ (武内委員) 自治会長と云う立場で活動しております武内でございます。私共の自治会が行っ ている見守支援活動他について簡単にご紹介をさせていただきます。 先ずは、綾瀬自治会の「ありがとう!防犯防災会」という組織について、どんな 団体なのかをご説明致します。上田知事が会長をして居られる埼玉県防犯のまちづ くり推進会議から、平成 27 年度感謝状贈呈団体として蓮田市で唯一の団体認定を 受け、利根地域を代表として上田知事から感謝状の代表受領を頂いた団体です。埼 玉県の防犯団体は 5880 団体で、その数は全国 1 位です。然様な中で今回上田知事 より感謝状を拝受したことは、我々の活動をそれなりに評価していただいたものと 認識しております。本日はその活動内容の一端をご紹介させて頂きます。 先ず、私どもの自治会活動の基本理念及び運営方針ですが、基本方針として、向 こう三軒両隣、ご近所同士の人の繋がりや、絆を強めて、ほのぼのとした・温もり のある“ご近所力”と“地元力で”安全で安心して暮らせる街にしよう! 助け合 いと支え合いの街にしよう! 優しさと思いやりの街にしよう!そして皆さんが「綾 瀬に住んで居て良かった!」と思える、共に助け合い・支え合う・住み良い共助社 会づくりを目指そう!ということが、自治会活動の基本理念であり・基本方針であ ります。 次に、この基本方針に則った活動内容の一環として、綾瀬自治会・いきいきサロ ン「癒しの泉」という活動をやっております。目的は、自治会員の心と体の健康を 維持増進すると共に、地域社会の人の繋がりを強化すること、及び絆づくりです。 高齢者や、お一人暮らしの方々、あるいは健常者、老若男女を含む全ての地域住民 の方を対象としています。さらに、自治会員に限定せずに、オープンに門戸を開放 して居り、誰でも気軽にお立ち寄り頂けるスタイルでのサロンを毎週水曜日に開催・ 運営して居りまして、ここに集まることが癒しとなり、生き甲斐や楽しみとなり、 みんなが和気藹藹となれる憩いの場所を提供して居ります。楽しい茶話会、趣味の
活動、吹き矢などのスポーツ等を自由参加で行って居り、年間延べ約 750 名から 800 名の方にご利用いただいて居ります。また、それと同時に見守支援という観点から 申し上げますと、利用者相互の安否確認、元気度のフォローアップ、うつ病予防・ 心と体の健康維持といったことにも役立っています。「毎日を健康で・元気に・明 るく・楽しく、爽やかに!過ごしましょう」というキャッチフレーズの下で活動し て居ります。 続きまして、サロンと併行して実施して居ります高齢者あるいは要配慮者に対す る支援活動についてご説明します。「ありがとう!防犯防災会」の支援活動の内、 特に見守支援活動というテーマに絞り今日は、防犯推進隊・見守支援隊及びお助支 援隊についてご説明をしたいと思います。 地域で助け合い・支え合う体制をつくるには、ご近所同士の人々がより良く連携 して協力し合い、組織的に“自分達の街は自分達で守る”という心構えによって、 自主防災組織を拡充し、災害時あるいは緊急時における支援システムを構築し、こ れを日常的に実践することが必要不可欠のため、皆さんにも協力してほしいと呼び かけ、「“いざ”という時に頼りになるのは、遠くの親戚より近くの他人!」という ことを啓発のスローガンとして自治会員各位の協力をお願いして居ります。 まず、防犯推進隊につきましては、平常時、地域内の防犯・見廻りのパトロール をしております。また、地域内の安全確認・防犯・暴力排除の活動もやっておりま す。 次に、見守支援隊は、高齢者および見守希望者への見守活動を行います。それか らお助支援隊との連携活動や関係機関とのネットワークづくりも行います。 次に、お助支援隊についてご紹介します。お助支援隊は、日常の困りごとのお手 伝い活動、例えば「電球が切れた」、「ドアの鍵が壊れた」、「雨戸が閉まらない」、 あるいは「大雪が降って玄関に出られない」というような日常の困りごとのお手伝 いをする活動をしています。加えて高齢者等の地域支え合い支援活動として、特に 最近は地震が非常に多くございますので、震度 5 以上の時の安否確認等、各々見守 支援隊員が巡回確認を行っております。 当自治会における見守支援活動の根幹を為しているものは何かと云いますと、「緊 急時連絡登録カード」でございます。本日の資料 5 ページで今年の 5 月に発行した 「コミュニティだより」をご紹介させていただきましたが、毎年度初めに極秘扱管 理として各自治会員に緊急時連絡登録カードの提出をお願いしています。これは平 成 20 年度より継続してやっておりまして、見守支援を希望される方や、高齢者や お一人暮らしの方の見守支援と共に、お互いに助け合い・支え合うことを目的に、 「緊急時連絡カードの登録」をお願いしております。見守支援活動やお助支援活動 をさらに充実させて、共に助け合い・支え合う・住み良い共助社会づくりに貢献す るのが目的です。特に事故・災害や緊急時に速やかに対応できるように事前の備え をしておくこと、及び見守支援やお助支援を必要とされる方々の登録、並びに要配 慮者に対する支援協力者の登録をお願いして、共助社会づくりに活用しているもの です。 ただし、先程大野さんから話がありましたように、「いやいや、私はまだ元気だ から大丈夫だ!」という方もいらっしゃいますので、提出や登録はすべて任意でご ざいます。登録を希望される方は必要事項を記入して「緊急時連絡登録カード」を 提出し、手助けを必要とされる方に対して手助けをして上げられる方は「支援協力 者募集」の用紙に記入して提出することを年度初めに毎年お願いして居ります。 (「緊急時連絡登録カード」の様式及び記入内容の概要を説明) 現在、「緊急時連絡登録カード」は、約 150 世帯の方が提出おり、緊急事態が起こ った場合には、登録関係者に対してすぐ連絡がとれる体制になっております。 「見守訪問希望者の一覧表」は、開示制限を設け極秘扱いとし会長、副会長、総 務部長および見守支援隊長と民生委員(見守支援隊員))が管理しております。見 守支援隊員の活動時は「写真付隊員証」を携帯し身分を明らかにして定期的な見守 支援活動を行っております。見守り支援活動の対象者は、高齢者、一人住まいの方、 障がい者および登録カードで見守りを希望する方々です。見守支援活動時の様子や
・質疑応答、助 言、意見聴取 面談記録・観察記録は訪問記録簿に記載し、また訪問時に不在の場合は、訪問した 旨をメモに残し連絡をもらえるようにしています。また、見守支援隊では処置が困 難な場合は、お助支援隊に引き継ぎ、さらに緊急時は会長、副会長、総務部長に引 き継ぎ指示を仰ぐようにしています。この活動をさらに定着させるために、関係機 関(医療機関、介護事業所、消防署、警察、行政等)や各支援団体との支援ネット ワークづくりを目指していきたいと考えて居ります・ 本日のテーマである「医療・介護機関等、各支援団体との連携協力体制」でござ いますが、私共の防犯推進隊は 3 日に 1 回の頻度で地域を巡回し「昼間雨戸が閉ま ったまま」、「洗濯物が干したまま」、「郵便物や新聞がたまっている」「電気がつい ていない」、等の情報に注意しながら見守りを実施しています。その中で、必要に 応じて消防署、警察、郵便局、新聞販売店との連携は既に実施して居ります。さら に、今日の命題でございます病院、医療機関、介護専門職等との連携については、 私共では緊急時に救急搬送を手配する以上の医療行為には手が出せませんので、医 療機関あるいは介護サービス事業所とのネットワークをどの様な形態で構築し、ど の様に機能させていくのかが、今後の重要課題であろうと認識致して居ります。 (田原委員) 介護支援専門員の田原です。 武内委員と大野委員のお話をお聞きしておりまして、私が担当している方が地域 の皆様にお世話になったことについて報告させていただきます。独居のかたが腰椎 圧迫骨折をしました時、近隣の民生委員のかたが、すすんで日常の支援してくださ って、本当に助けていただきました。そのかたは認知症があって、コルセットとか 薬の管理ができないので、ショートステイを使って、薬の管理とコルセットを装着 していただき、見守って、自宅に戻られたのですが、その時、民生委員さんにいろ いろと協力していただいて、頭が下がりました。 また、息子さんが都内にお勤めで日中独居の利用者のかたで、デイサービスに迎 えに行ったらちょうどベッドから落ちて骨折してしまい、救急車を呼ぶ事態になっ たことがありました。その時もやっぱりご近所のかたが出てくださって、「何かや ることないですか?」と声をかけていただきました。その言葉でこちらは救われる ような気持になりました。 また、何日か前の出来事ですが、ご自宅で一人で動けなくなったかたがいらっし ゃいまして、その時地域包括支援センターの職員や、自治会の会長さんからお話を 聞かせていただいて対応していただきました。 そんな形で日頃から大変お世話になっていまして、地域との連携は重要だと感じ ています。 (山田委員) 訪問介護ステーションあゆみの山田と申します。私は居宅介護支援事業とヘルパ ーの派遣を行っております。 居宅介護支援で独居のかたや、老夫婦世帯の方に関わるときは、まず、利用者の 方に、民生委員さんに見守りを依頼してよろしいか確認しております。そして了承 を得られた方につきましては地域包括支援センターに情報提供し、民生委員さんに 見守りをお願いし連携しております。今まで何度も民生委員のかたに助けていただ きました。 ヘルパー派遣に際しても最初に民生委員さんに立ち会っていただきまして、いろ いろ教えていただいたりしております。これからもお世話になりますが、どうぞよ ろしくお願いします。 (椿本委員) 行政の立場で出席しております。 先程、川井先生からお話がありましたとおり、この事業が始まってもう 4 年目と いうことで、介護職、医療職の連携という意味では、だいぶ形が見えてきたかなと
思います。あともう一歩は、やはり地域で活動していらっしゃる民生委員さんや自 治会のかたがたと、どう連携していくかということで、第二段階の連携に、今、入 ってきていると思います。今個々のケースではそれぞれ民生委員さんや地域のかた と協力して解決できたという話がございましたけれど、それが全地域においてシス テムとして出来上がっていくことが必要で、是非この代表者会議でご意見があった らお聞かせいただきたいと思います。 (本田委員) 綾瀬自治会の取り組みは、非常に素晴らしく、表彰されたのも当然であると思い ました。蓮田市全体でもやってもいいと思います。どうでしょうか。 (武内委員) 私は、今年の 6 月まで蓮田市自治連合会の会長を務めておりましたので自治連合 会や傘下自治会を通じて、見守支援活動等々を含めた、地域に於ける防犯防災活動 の必要性について、啓発パンフレットを作成し全世帯に配布し、また講習会や講演 会を開催して、関係各位に啓発活動を行い、これらの活動を蓮田市全域に浸透させ るべく努力を続けているところでございます。 (宮野委員) 薬剤師会の宮野です。薬局の窓口でも患者さんが薬を取りに来られた時、いろい ろな話を聞く機会がございます。患者さんの中には、薬を飲む以前に生活できてい るんだろうかと心配になるかたが時々いらっしゃいます。介護保険が始まる前は、 市に直接電話をしていました。この地域にどういう民生委員さんがいるということ が分かれば、直接民生委員さんにお伝えした方がいいのかなという気がしておりま す。私の所だけでなく、会員の薬局でも、このまま返していいのだろうかと患者さ んがいればつないでいきたいと思います。例えば、独居で介護保険のことを知らな い方、入浴もできない方、食事も含めて日々生活が心配な方などが時々いらっしゃ います。そのような場合の対応について市としてどのように考えているか教えてい ただきたいです。 (事務局) 只今例示されたようなケースがありましたら、地域包括支援センターにご連絡い ただければと思います。その中で、民生委員さんと協力しながら、相談して対応し ていきたいと思っております。 (武藤委員) 東埼玉病院のソーシャルワーカーの武藤と申します。日々仕事をしている中で、 入院をきっかけに、患者様のお家の状態がかなり大変だったとわかることがありま す。家族以外の支援が全く入ってなくて、様々な介護サービスの話等をすると、経 済的な問題だったり、ご家族の中に障害をお持ちの方がいらっしゃったりと入院を きかっけに家族の中で問題を抱えていることが発覚することが多くあります。その 際、介護のサービスなどのお話をするのですが、長年築きあげてきたご家族の歴史 や地域の関係性などがあって、簡単にはいきませんが、ご相談をしながら、やっと 地域包括支援センターにつなげているという状況です。本当に今日は武内委員、大 野委員のお話を聞きまして、いかに介護や、医療に結びつかない方の支援をどうす るかという視点を改めて考えなくてはと感じました。また、みなさんと一緒に協力 しながらやっていきたいと思います。 (稲橋委員) 蓮田よつば病院で相談室長を務めております稲橋と申します。認知症専門病院と して相談を受けております。認知症を持つ方々を日頃拝見させていただき、ご家族 の方ともお話しをさせていただくと、やはりご家族の方々の支援も非常に大切だと
4 その他 1)次回の開催 予定 5 閉 会 いうことを感じます。ただ、医療機関としてどこまでできるのかというところがあ り、なかなかご自宅での生活には入りこめない状況もあります。そういった部分に 民生委員さんや、自治会の方が生活のサポートをしてくださると心強いですし、こ ちらとしてもぜひ情報をいただき診療に生かしていきたいと思っております。 ・次回開催日程は平成28年2月頃を予定。 (岩田委員) 皆様、お疲れ様でございます。私も綾瀬自治会の取り組みは素晴らしいと思いま した。これはたぶんひとえに、武内委員が「カリスマ自治会長さん」なのだと思い ました。昔はあの人に聞けば、この地域のことはわかるという方がいた気がします。 そして、そういう方の近くに民生委員さんがいて、トラブルがあると自治会長さん と民生委員さんがタッグを組んで解決につなげていたのだと思います。 自治会と民生委員の活動は、医療とかけ離れているので、私が参加をしている埼 玉県立大学の例を 1 つ挙げたいと思います。ある先生がボランティアの学生を連れ て、エレベーターがない団地にボランティアに行っています。まず、自治会長さん の所に行って、何かお手伝いできることがないかと尋ねています。そのボランティ アの団体が「まご」というのです。大学生がお年寄りのもとに行って何か手助けを するという活動をしています。このような取り組みを蓮田の地域でも活用できたら いいと思います。 また、地震等の災害時にもこのエリアの民生委員が分かるようなマップを作成で きるともう少し顔が見えるつながりができるのではないかと思いました。蓮田市は、 地域包括も直営で、在宅医療・介護を推進する担当課があり、川井先生が院長であ る国立病院があることを考えると、もっともっと蓮田オリジナルのことが出来ても いいと思います。 話が長くなりましたが、次回積極的に話題を持ちより、この代表者会議が成功に 終わるように私たちも努力していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。