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南相馬市での放射能測定の経過と結果について 南相馬市役所が市民を対象に野菜類などの食品について放射能の測定を行っております その測定 データを入手出来たので下記の通り検討を加え 測定結果の実態解明を試みました 1. 入手データ 211 年 5 月 ~213 年 9 月 (15,594 件 ) 2.

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(1)

『南相馬市内でつくられた自家消費の食品等放射能簡易分析結果』

のデータ解析について

平成25年12月

平成26年 2月

NPO法人チェルノブイリ救援・中部

放射能測定センター南相馬

(2)

南相馬市での放射能測定の経過と結果について

南相馬市役所が市民を対象に野菜類などの食品について放射能の測定を行っております。その測定 データを入手出来たので下記の通り検討を加え、測定結果の実態解明を試みました。 1. 入手データ 2011年5月~2013年9月(15,594件) 2. 検証対象データ 10,814件(下記に該当するデータ削除後) 【データの選別について】 南相馬市の食品を対象として検討を加える為、下記のデータを除外しました。 ① 計測機器類のテストデータの削除 ② 目的外のデータ削除(プール水、水道水、土壌など) ③ 明らかな誤りデータの削除(測定重量など) ④ 南相馬市域外(国外、県外および県内のその他の市町村、採取場所不明)のデータ削除 【検証に当たり更に除外したデータ】 栽培方法や加工などによる数値の変化の度合いが不明の為、下記のデータも除外しました。 ① 塩漬け、加熱処理およびあく抜き処理など加工された食品類 ② 乾燥された食品類(干し柿、干しいも、干しシイタケなど) 3. 検証手順の概要 以上、対象検体を野菜類、根菜類、果樹果物類、山菜野草類、まめ類、きのこ類、魚介類など に区分し、更に個別の品種にまとめて測定データをセシウム134と137の数値を中心に 整理しました。 ① 品種別の個別データから下記の事項について整理し、グラフ化しました。 ア) セシウム数値の不検出率・検出率 イ) 検出された検体のセシウム数値の平均値 ウ) 食品基準値を超過する検体の比率 エ) セシウム数値の年別変化(個別の品種毎に) ② 品種別に加え、地域的な変化を見る観点から南相馬市役所を起点に東西方向に地域分けした データ整理を行い、セシウム数値の『平均値』と『検出率』についてグラフ化しました。 4.測定データの検証結果 ① セシウム134 と 137 の不検出率を分類別に見た時、『山菜野草類』や『きのこ類』などの 自生種と思われる種類は低い数値を示す傾向が見られ、逆に言えばセシウム数値を検出す る率が上昇している状況が見られました。 -1-

(3)

② 検出された検体のセシウム数値の平均値は『根菜類』、『野菜類』、『まめ類』、『果樹果物類』 の順に高くなり、食品基準値の100Bq/Kg以下でしたが、『山菜野草類』、『きのこ類』 では同基準値を超過した状況となりました。 ③ 現行の食品基準値(100Bq/Kg)超過する件数の率を見た場合、全検体数に対して 『山菜野草類』が33.1%、『きのこ類』が53.6%、『川魚類』に至っては100%が 同基準値を超過する結果となっていました。 ④ 東西方向でのセシウム数値の変化については、一部に乱高下がみられたものの、大局的には 西方向山側の数値が高く、東方向山側が低い状況が見られました。 以上、分類毎の品種別詳細数値については、個別の集計データを参照願います。 4. 放射能に対する今後の対処について ① 日常生活において家庭菜園などの収穫物を食用とする場合、可能な限り放射能についての 測定を行い、測定結果を念頭においた対処が必要であると思われます。 ② 食品基準値を超過する野菜類・果樹果物類等などは食用とすること無く、避ける様にする と共に、同一品種であるから『大丈夫』とは言えませんのでご注意ください。 ③ 普段の調理において『食塩』を入れて茹でこぼす事でセシウム数値が半分ほどに低減する事 が実験的な測定から判っております。茹でたお湯には減少した分のセシウムが移行しており ますので調理などには使用しない様にしてください。 ④ 収穫物などを乾燥して食用とする場合、仮に乾燥により重量が1/5になればセシウム数値 は5倍となる事が同じく、実験的な測定から判明しています。 例えば草木を乾燥させ『お茶』にしてお湯を注ぎ、飲用とした場合、セシウム数値は生の草 木の状態から乾燥により増加して、お湯を注ぎお茶とした場合には元の数値に戻るかそれ以 上の低減が見られます。 以上、放射能については可能な限り摂取する事なく、内部被爆のリスクを低減する事が重要 であり、日々の心遣いにより放射能の影響を回避する事も可能と思われます。 -2-

(4)

試験的な測定により判明した事象および既知の事象について

1.土壌の深度別のセシウム濃度 事故後、未耕作の箇所の深度別測定の結果、表土(0~5cm)、中層土(5~10、 10cm超)を層別にて測定した結果、当初は表土が非常に高く、中間層では極端に 低い数値となっていた。 セシウムは年間5~10mm程度沈下すると言われており、現在、中層部より下層部 の数値は低い状況で、耕した場合、表土と中層土が混じり合い平均化されたセシウム 数値となる。 2.アク抜きなどによるセシウム濃度の低減効果 山菜野草類の多くは塩や重曹などでアク抜きを行なう事が多いと思われますが、アク 抜きに使用するナトリウムイオンの影響か約50%程のセシウム数値の低減効果が見 られます。その結果から野菜類を塩茹ですればセシウムの低減効果が期待できると思 われます。但し、茹でたお湯についてはセシウムが析出し高濃度のセシウムが検出さ れる様になるので料理などへの利用は避けるべきと思われます。 3.乾燥加工によるセシウム濃度の変化 柿、しいたけなどを生の状態と乾燥した状態で測定し比較したところ、生の状態に対 し乾燥した状態では数倍から数十倍のセシウム濃度が見られた。乾燥する事で水分が 除かれ、重量は減少するが含まれているセシウム自体の量は変わらない。 結果的にKg当たりのセシウムを計測しているので、仮に乾燥して重量が1/3にな ればKg当たりのセシウム数値は三倍となる。 4.収穫物の部位別セシウム濃度 玄米について白米、糠、炊飯米までの一連測定の結果、白米は玄米の約50%超の減 少、炊飯する事で更なる減少が見られた。反面、糠については玄米の数十倍の数値を 示し、玄米の約10%弱の重量の糠に過半数のセシウムの存在する状況が判明した。 5.油脂性植物の搾油によるセシウム濃度 菜種、エゴマの実を搾油した結果、果実および絞り滓はセシウムが検出されたにも 関わらず、搾油後の油分では全くセシウム数値が検出されなかった。油脂性植物の 油脂分にセシウムは移行しない実態が判明している。 ※上記は『放射能測定センター・南相馬』において実際に比較測定などる。 -3-

(5)

不検出率 乖離倍率 (ND率) 最大値 最小値 平均値 対平均値 超過件数 対件数率 野菜類 3,988 78.36% 1,390.68 2.77 27.98 49.7 35 0.88% きゅうり 456 87.94% 61.09 4.06 15.18 4.0 0 0.00% 白菜 343 88.63% 25.27 3.66 11.00 2.3 0 0.00% かぼちゃ 305 68.20% 257.86 4.10 25.91 10.0 5 1.64% なす 276 90.58% 80.29 4.81 12.87 6.2 0 0.00% ねぎ 263 94.30% 21.22 4.55 10.02 2.1 0 0.00% きゃべつ 273 89.38% 39.07 4.50 14.05 2.8 0 0.00% とまと 171 81.87% 65.33 5.22 13.57 4.8 0 0.00% みょうが 212 26.89% 704.17 3.92 43.75 16.1 13 6.13% にら 201 78.61% 188.05 4.58 23.82 7.9 1 0.50% ほうれん草 153 77.12% 85.21 5.01 17.99 4.7 0 0.00% 根菜類 2,030 77.59% 311.29 1.26 14.00 22.2 7 0.34% じゃがいも 653 71.98% 79.61 4.12 13.65 5.8 0 0.00% だいこん 574 85.02% 63.90 1.26 11.36 5.6 0 0.00% たまねぎ 251 94.02% 39.99 2.56 8.20 4.9 0 0.00% さといも 145 78.62% 311.29 2.21 19.80 15.7 1 0.69% さつまいも 91 47.25% 36.50 4.79 13.62 2.7 0 0.00% 果樹果物類 1672 12.20% 3,096.19 1.71 84.40 36.7 289 17.28% うめ 397 4.28% 684.70 5.32 51.69 13.2 43 10.83% かき 334 3.89% 694.52 4.50 50.03 13.9 26 7.78% ゆず 162 0.62% 2,656.43 2.60 252.77 10.5 119 73.46% キウイフルーツ 152 2.63% 1,677.14 1.71 71.19 23.6 19 12.50% ベリー類 116 21.55% 280.07 4.37 37.17 7.5 7 6.03% くり 82 1.22% 1,682.00 6.97 148.21 11.3 37 45.12% 山菜野草類 1399 20.01% 25,519.02 3.99 195.32 130.7 463 33.10% ふき・ふきのとう 436 37.84% 302.43 3.99 36.56 8.3 275 63.07% たけのこ 344 2.03% 1,730.67 10.48 243.74 7.1 29 8.43% わらび 108 20.37% 1,672.84 4.08 152.28 11.0 31 28.70% たらの芽 101 0.99% 1,611.07 6.32 176.03 9.2 43 42.57% まめ類 506 53.95% 409.63 4.06 38.15 10.7 13 2.57% いんげんまめ 120 82.50% 14.76 2.29 5.22 2.8 0 0.00% だいず 67 11.94% 189.25 6.55 43.49 4.4 3 4.48% スナックエンドウ 59 86.44% 33.44 4.61 15.11 2.2 0 0.00% きのこ類 390 0.77% 28,350.13 6.66 1,870.15 15.2 209 53.59% イノハナ 75 0.00% 8,634.76 6.66 1,833.84 4.7 72 96.00% 川魚類(うなぎ含む) 7 0.00% 1,039.54 497.43 631.94 1.6 7 100.00% 海魚 47 21.28% 707.10 7.06 95.05 7.4 12 25.53% ※一部に正式に開設される前の測定データが含まれていた。 南相馬市測定所における測定結果一覧(2011年開設~2013年9月) 品名 検体数 検出数値の状況(Bq/Kg) 食品基準値

(6)

分類別のセシウム数値(不検出率:検出率)

グラフの上位分類は不検出率(NDの発生率)が高く、逆に検出率が低い為、上段の分類ではセシウム 数値が下方の分類になるにつれて低くなる可能性が高いと言えます。別途、分類別に『測定結果の分類 別セシウム数値』と『食品基準値(100Bq/Kg)を超過する検体の比率』と併せてご覧ください。 A-01 0.00% 0.77% 12.20% 20.01% 21.28% 53.95% 77.59% 78.36% 100.00% 99.23% 87.80% 79.99% 78.72% 46.05% 22.41% 21.64% 川魚類(うなぎ含む) きのこ類 果樹果物類 山菜野草類 海魚 まめ類 根菜類 野菜類 不検出 検出

(7)

測定結果の分類別セシウム数値

【平均値】

【食品基準値(100Bq/Kg)を超過する検体の比率】

【コメント】

測定された検体を分類して検出された検体のセシウムの平均値、食品基準値を超過する検体の比率を 上表にまとめました。双方のグラフから『根菜類』、『野菜類』、『まめ類』についてはセシウム数値が 低い傾向が感じられます。一方、『果樹果物類』、『海魚類』、『山菜野草類』、『きのこ類』の順で高い セシウム数値が検出される傾向が高くなっており、『川魚類』に至っては100%が食品基準値を 超過する結果となり、今後共にセシウム数値への注意の必要性が感じられます。 A‐02 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 根菜類 野菜類 まめ類 果樹果物類 海魚類 山菜野草類 川魚類 きのこ類 平均値 単位(Bq/Kg) 根菜類 野菜類 まめ類 果樹果物 類 海魚類 山菜野草 類 きのこ類 川魚類 対件数率 0% 1% 3% 17% 26% 33% 54% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 対件数率

(8)

野菜類のセシウム数値(不検出率:検出率)

不検出率(NDの発生率)上位が94.3~68.2%となっていますが、『みょうが』のみが26.9% と大幅に低い数値になっています。不検出率が低いという事は高めのセシウム数値が出易い傾向がある 事を示しています。『みょうが』は自生する事が多く、野生に近い品種といえます。この野生に近い品種 ではセシウム数値が高くなりがちとかんじられます。 B‐01 78.36% 26.89% 68.20% 77.12% 78.61% 81.87% 87.94% 88.63% 89.38% 90.58% 94.30% 21.64% 73.11% 31.80% 22.88% 21.39% 18.13% 12.06% 11.37% 10.62% 9.42% 5.70% 野菜類 みょうが かぼちゃ ほうれん草 にら とまと きゅうり 白菜 きゃべつ なす ねぎ 不検出 検出

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野菜類の品種別セシウム数値

【平均値】

【食品基準値(100Bq/Kg)を超過する検体の比率】

【コメント】

野菜類を品種別に検出された検体のセシウムの平均値、食品基準値を超過する検体の比率を上表に まとめました。双方のグラフから『にら』、『かぼちゃ』、『みょうが』の順にセシウム数値が増加する 傾向が感じられます。 B-02 0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 25.00 30.00 35.00 40.00 45.00 50.00 野菜類 ねぎ 白菜 なす とまと きゃべつ きゅうり ほうれん草 にら かぼちゃ みょうが 平均値 単位(Bq/Kg) 0.00% 1.00% 2.00% 3.00% 4.00% 5.00% 6.00% 7.00%

(10)

セシウム数値の年別変化(野菜類:全体)

2011年~2013年9月

(注)上表では突出データを割愛グラフ化している。(割愛データ;1,390~500Bq/Kg以上の 5 件) 【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 3,125 78.36% ― ― ― 24.49 検出 863 21.64% 1,390.68 2.77 27.98 ― 【コメント】 野菜類全体では年経過と共にセシウム数値の減少傾向が見られます。比較的に高い数値を示した品名は 野生種に近いと思われる品種(ミョウガ等)で100Bq/Kgを超過する検出については別途資料を 参照して下さい。2012年の検体では50Bq/Kg以上に多く見られたものが、2013年では低い 範囲に移ってきている状況が伺えます。 C-01 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(11)

セシウム数値の年別変化(野菜類:キュウリ)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 401 87.94% ― ― ― 17.52 検出 55 12.06% 61.09 4.06 15.18 ― 【コメント】 年経過と共に減少傾向が見られるが、検出数値には大きな乖離幅が見られる。全体的には最大値でも 61Bq/Kgと食品の基準値(現行100Bq/Kg以下)より低い数値となっている。 C‐02 0 10 20 30 40 50 60 70 セシ ウム 13 4 +1 37 ( Bq /K g ) 2012年 2013年

(12)

セシウム数値の年別変化(野菜類:ハクサイ)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 304 88.63% ― ― ― 27.18 検出 39 11.37% 25.27 3.66 11.00 ― 【コメント】 野菜類の中でも顕著に年経過と共に減少している傾向が見られる。特に2012年のデータでは比較的 セシウム数値が25~5Bq/Kgの範囲に分散しているものの、食品基準値(100Bq/Kg以下) の1/4程度以下に収まっており比較的に低い数値となっています。この事から『ハクサイ』はセシウム を吸収し難い品種と思われます。 C‐03 0 5 10 15 20 25 30 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(13)

セシウム数値の年別変化(野菜類:ナス)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 250 90.58% ― ― ― 14.32 検出 26 9.42% 80.29 4.81 12.87 ― 【コメント】 野菜類の総体は年経過と共にセシウム数値の減少傾向が見られるが、『ナス』については逆に増加傾向を 示している。持込み検体の偏在等が考えられるが原因については不明。 C‐04 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2012年 2013年

(14)

セシウム数値の年別変化(野菜類:カボチャ)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 208 68.20% ― ― ― 20.40 検出 97 31.80% 257.86 4.10 25.91 ― 【コメント】 年経過と共にセシウム数値の減少傾向が見られる。検出検体の最大値と最小値の乖離幅が大きく、平均値を 高くしていると思われる。食品基準値の100Bq/Kgを超える検体は5件(1.64%)でした。 C‐05 0 50 100 150 200 250 300 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(15)

セシウム数値の年別変化(野菜類:キャベツ)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 244 89.38% ― ― ― 26.00 検出 29 10.62% 39.07 4.50 14.05 ― 【コメント】 野菜類は総じて年経過と共に減少傾向が見られるが『キャベツ』にあっては逆に増加傾向となっている。 原因等については現時点では不明ではあるが、50Bq/Kgを超える検体は見られないが、2013年 の試験体では最大値から最小値まで分散している状況となっていた。 C‐06 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(16)

セシウム数値の年別変化(野菜類:ネギ)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 248 94.30% ― ― ― 30.43 検出 15 5.70% 21.22 4.55 10.02 ― 【コメント】 年経過と共に減少傾向が見られる。『ネギ』の不検出の比率が約95%と野菜類の中でも高い比率を 示しており、最大値でも現行の食品基準値(100Bq/Kg以下)を1/5程度の21Bq/Kg と比較的に低い数値となっています。この事から『ネギ』はセシウムを吸収し難い品種と思われます。 C‐07 0 5 10 15 20 25 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(17)

セシウム数値の年別変化(野菜類:トマト)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 140 81.87% ― ― ― 17.87 検出 31 18.13% 65.33 5.22 13.57 ― 【コメント】 野菜類は全体的に年経過と共に減少傾向が見られるが、『トマト』については逆に増加傾向が見られた。 最大値でも約65Bq/Kgと現行の食品基準値(100Bq/Kg以下)を超過する検体は見られな かった。増加した原因については不明。 C‐08 0 10 20 30 40 50 60 70 セシ ウム数値( Bq/ K g) 2012年 2013年

(18)

セシウム数値の年別変化(野菜類:ミョウガ)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 57 26.89% ― ― ― 21.70 検出 155 73.11% 704.17 3.92 43.75 ― 基準超過 (13) (6.13%) ― ― ― ― 100Bq/Kg 超 【コメント】 野菜類の中で検出比率が異常に高く、最大値も700Bq/Kg強と食品基準値(100Bq/Kg)の 7倍となっている他、検出検体の平均値も44Bq/Kgと相当高い数値となっています。食品基準値を 超過する事例(13件)も多くみられるので一層の注意が必要です。 ミョウガは野菜類の中で野生種に近いと思われ、自生が見られる品種には同様な傾向が見られました。 C‐09 0 100 200 300 400 500 600 700 800 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2012年 2013年

(19)

セシウム数値の年別変化(野菜類:ニラ)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 158 78.61% ― ― ― 31.12 検出 43 21.39% 188.05 4.58 23.82 ― 【コメント】 年経過と共に減少傾向が見られる。『ニラ』の最大値は現行の食品基準値(100Bq/Kg以下)を 超過する約190Bq/Kgのものが見られた。セシウムが検出された比率は他の野菜類よりも多少 高めであり、検出数値の平均値についても高めであった。 C‐10 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2012年 2013年

(20)

セシウム数値の年別変化(野菜類:ホウレン草)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 118 77.12% ― ― ― 33.85 検出 35 22.88% 85.21 5.01 17.99 ― 【コメント】 野菜類の中でも顕著に年経過と共に減少している傾向が見られる。最大値が85Bq/Kgとなって いるが、30Bq/Kgを超える検体は4件のみとなっており、総体的に低めの分布になっております。 平均値は約18Bq/Kgで食品基準値(100Bq/Kg)の1/6強の水準になってはおりますが、 食品基準値に迫る検出事例からも注意が必要と考えます。 C‐11 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2012年 2013年

(21)

根菜類・まめ類のセシウム数値(不検出率:検出率)

不検出率(NDの発生率)が『根菜類』の94.02~47.25%に対して『まめ類』の場合には 86.44~11.94%となっておりました。まめ類の中で『だいず』が11.94%と一際、低い 比率を示しているのは、『スナックエンドウ』と『いんげんまめ』は収穫したままでの検体持込みに対し 『だいず』は乾燥させた状態にする事が一般的である事に起因すると思われます。 C‐20 53.95% 11.94% 82.50% 86.44% 77.59% 47.25% 71.98% 78.62% 85.02% 94.02% 46.05% 88.06% 17.50% 13.56% 22.41% 52.75% 28.02% 21.38% 14.98% 5.98% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% まめ類 だいず いんげんまめ スナックエンドウ 根菜類 さつまいも じゃがいも さといも だいこん たまねぎ 不検出 検出 【根菜類】 【まめ類】

(22)

根菜類の品種別セシウム数値

【平均値】

【食品基準値(100Bq/Kg)を超過する検体の比率】

【コメント】

根菜類を品種別に検出された検体のセシウムの平均値、食品基準値を超過する検体の比率を上表に まとめました。双方のグラフから『サトイモ』にセシウム数値が若干増加する傾向が感じられます。 C‐21 0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 25.00 たまねぎ だいこん さつまいも じゃがいも さといも 根菜類 平均値 単位(Bq/Kg) 0.00% 0.10% 0.20% 0.30% 0.40% 0.50% 0.60% 0.70% 0.80% じゃがいも だいこん たまねぎ さつまいも さといも 根菜類 対件数率

(23)

セシウム数値の年別変化(根菜類:全体)

2011年~2013年9月

(注)上表では突出データを割愛グラフ化している。(割愛データ;922~824Bq/Kg以上の 2 件) 【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 1,575 77.59% ― ― ― 23.50 検出 455 22.41% 311.29 1.26 14.00 ― 【コメント】 根菜類全体では食品基準値(100Bq/Kg)を超過した検体数は3件見られ、50Bq/Kg超も 9件となっています。合計12件で全検体の約0.6%に相当する低い比率となっています。 2011年に突出した数値を示したものの、年をおってセシウム数値の低下傾向が見られます。 また、上記の表中では里芋の茎を乾燥させた『いもがら』については乾燥加工品として除外して集計して おりますが、里芋の検出最大値が32Bq/Kgに対し、『いもがら』は324Bq/Kgと約10倍と 数値の跳ね上がりが見られます。乾燥品には十分にご注意下さい。 C-22 0 50 100 150 200 250 300 350 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(24)

セシウム数値の年別変化(根菜類:ジャガイモ)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 470 71.98% ― ― ― 21.99 検出 183 28.02% 79.61 4.12 13.65 ― 【コメント】 年経過と共に減少傾向が見られるが、全体的には最大値でも約80Bq/Kgと現行の食品基準値を超過 する検体は見られなかった。(現行100Bq/Kg以下)より低い数値となっている。年の経過と共に 大きく乖離する検体の減少も併せて見られた。 C‐23 0.000 10.000 20.000 30.000 40.000 50.000 60.000 70.000 80.000 90.000

数値:

Bq

Kg

2011年 2012年 2013年

(25)

セシウム数値の年別変化(根菜類:ダイコン)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/ Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 488 85.02% ― ― ― 24.13 検出 86 14.98% 63.90 1.26 11.36 ― 【コメント】 年経過と共に顕著な減少傾向が見られる。最大値でも約64Bq/Kgと現行の食品基準値を超過する 100Bq/Kgを超過する検体は見られなかった。また、当初年に散見された突出して高い検体が 2013年では見られなくなっている。特に2013年では全て20Bq/Kgの範囲内となっている。 C-24 0 10 20 30 40 50 60 70 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(26)

セシウム数値の年別変化(根菜類:タマネギ)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 236 94.02% ― ― ― 22.46 検出 15 5.98% 39.99 2.56 8.20 ― 【コメント】 検出となった検体15件の内、1件が約40Bq/Kgを示し、それ以外は10Bq/Kg以内となって おり、比較的に低い数値の部類になっています。 一般的には年経過と共に減少傾向が見られるが、本件資料では逆に増加傾向を示す結果となっています。 この要因については不明でありますが、検出検体数が2年間弱で15件と少ない事、持込み依頼にバラ付 が有る等が考えられます。 C‐25 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2012年 2013年

(27)

セシウム数値の年別変化(根菜類:里芋)

2012年1月~2012年12月

※上記のグラフでは311.29Bq/Kgの1件について、表示単位の関係から割愛しております。 【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 114 78.62% ― ― ― 25.89 検出の 31 件は 全て2012 年分 検出 31 21.38% 311.29 2.21 19.80 ― 参考(いもがら) 8 ― 922.32 7.49 323.59 ― 【コメント】 上記のグラフは検出となった検体について時系列で散布図を作成しているが、測定依頼の内、2011年 および2013年については全て不検出で数値の把握が出来ないデータでした。 里芋の茎を乾燥させて作る『いもがら』については、加工食品として今回の検証作業から除外しているが、 参考として上表に掲載しておきます。乾燥させる事から水分が無くなりセシウムが濃縮される結果となり、 検出最大値で約3 倍、検出平均値で実に約16倍の高いセシウム数値となりました。乾燥によりセシウム 数値が上がる事に十分注意を払う必要があります。 C‐26 0 5 10 15 20 25 30 35 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2012年1月 2012年11月~12月

(28)

セシウム数値の年別変化(根菜類:サツマイモ)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 43 47.25% ― ― ― 22.74 検出 48 42.75% 36.50 4.79 13.62 ― 【コメント】 年経過と共に減少傾向が見られるのが一般的であるが、検出データが2012年秋に集中して2013年 1件のみの検出データであった為に傾向判断が出来ない状況でした。然しながら、全体的には最大値でも 約37Bq/Kgと現行の食品基準値(100Bq/Kg以下)の1/3強の水準であり、セシウムを 吸収し難い品種であると思われます。今後の引続いた測定継続によりデータの蓄積が望まれます。 C‐27 0 5 10 15 20 25 30 35 40 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2012年 2013年

(29)

まめ類の品種別セシウム数値

【平均値】

【食品基準値(100Bq/Kg)を超過する検体の比率】

【コメント】

まめ類を品種別に検出された検体のセシウムの平均値、食品基準値を超過する検体の比率を上表に まとめました。中で『だいず』の数値が分類のセシウム数値を上げている状況が伺えます。 これは『インゲンマメ』と『スナックエンドウ』は収穫した状態であるのに対し、収穫後に乾燥させ 豆のみを測定した事に起因すると思われます。乾燥させる事で水分が無くなり、重量は軽くなります がセシウムは変化しない為、Kg当たりのセシウム数値は増加上昇します。 C-28 0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 25.00 30.00 35.00 40.00 45.00 50.00 まめ類 だいず スナックエンドウ いんげんまめ 平均値 単位(Bq/Kg) 0.0% 0.5% 1.0% 1.5% 2.0% 2.5% 3.0% 3.5% 4.0% 4.5% 5.0% いんげんまめ スナックエンドウ だいず まめ類 対件数率

(30)

セシウム数値の年別変化(まめ類全体)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 273 53.95% ― ― ― 22.76 検出 233 46.05% 409.63 4.06 38.15 ― 【コメント】 まめ類全体で不検出であった検体の比率は約54%で野菜類に比較すると低めの率を示しております、 また、検出された検体を見ると食品基準値(100Bq/Kg)を超過する検体は15件(2.96%) でした。2013年になると1件のみとなり突出した検体の出現が大幅に減少しています。以上の様に 『まめ類』は総体的には年経過と共にセシウム数値が減少する方向に向かっていると思われます。 C‐29 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2013 2013年

(31)

セシウム数値の年別変化(まめ類:いんげん豆)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 99 82.50% ― ― ― 20.04 検出 21 17.50% 14.76 2.29 5.22 ― 【コメント】 不検出率が82.5%、検出検体でも14.76Bq/Kgと低い最大値を示しており、セシウムを吸収 し難い品種ではないかと考えられます。また、2012年と2013年と比較して経過と共に減少傾向が 見られセシウム数値の低減傾向が確認されました。 C‐30 0 2 4 6 8 10 12 14 16 セシ ウム数値( bq/Kg ) 2012年 2013年

(32)

セシウム数値の年別変化(まめ類:大豆)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 8 11.94% ― ― ― 51.26 検出 59 88.06% 189.25 6.55 43.49 ― 【コメント】 不検出率が11.94%と非常に低い状況でしたが、食品基準値(100Bq/Kg)を超過する検出は 3件でした。検出された検体の平均値は43.49Bq/Kgと高めの数値でした。『だいず』は乾燥させ たものであるので、セシウム数値が高くなることは想像に難くない状況です。因みに『だいず』の若採り である『枝豆』については50件中、である『枝豆』については50件中、不検出22(44件)、検出 28件、最大値69.58Bq/Kg、平均値24.38Bq/Kgと『だいず』の半分程度の数値とな っております。 C‐31 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(33)

セシウム数値の年別変化(まめ類:スナックエンドウ)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 51 84.31% ― ― ― 23.66 検出 8 15.69% 33.44 4.61 15.11 ― 【コメント】 不検出率が84.31%と高い数値で、検出された検体では最大値33.44Bq/Kg、平均値は 15.11Bq/Kgとセシウム数値は低い状況でした。食品基準値(100Bq/Kg)を超過する 検体はありませんでした。年経過により順次、セシウム数値が減少している状況が伺えます。 C‐32 0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 25.00 30.00 35.00 40.00 セシ ウム 数値 ( Bq /K g ) 2012年 2013年

(34)

果樹果物類のセシウム数値(不検出率:検出率)

不検出率(NDの発生率)0.623~21.55%となっており、残りのパーセンテージは何らかの セシウム数値が検出された事になります。この事は野菜類の発生率と真逆となっており、『果樹果物類』 はセシウム数値が高目である事を意味しています。 摂取制限品目が果樹果物類に多いのはこの為と思われます。また、干し柿やあんぽ柿は乾燥による加工 食品となり、水分が取られる事でKg当たりのセシウムは濃縮され、一層高い数値になります。 C‐33 0.62% 1.22% 2.63% 3.89% 4.28% 21.55% 12.20% 99.38% 98.78% 97.37% 96.11% 95.72% 78.45% 87.80% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ゆず くり キウイフルーツ かき うめ ベリー類 果樹果物類 不検出 検出

(35)

セシウム数値の年別変化(果樹果物類:全体)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 204 12.20% ― ― ― 20.98 検出 1,468 87.80% 3096.19 1.71 84.40 ― 【コメント】 年経過と共に減少傾向が見られ、当初、セシウム数値が突出する検体がみられたが、年経過に伴って 突出する検体が減少している。『果樹果物類』では不検出の比率が野菜類に比べて逆な傾向を示しており、 検出された検体の平均値も84Bq/Kgと非常に高い数値となっています。また、100Bq/Kg を超える検体も数多く見られ、500~3,000超を示す検体も散見される状況です。 以上の事から果樹果物類は野菜類に比べ高いセシウム数値を示す傾向が明らかになっていると思われます。 C‐34 -500 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 セシ ウム 数値 ( Bq /K g ) 2011年 2012年 2013年

(36)

セシウム数値の年別変化(果樹果物類:全体)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 204 12.20% ― ― ― 20.98 検出 1,468 87.80% 3096.19 1.71 84.40 ― 【コメント】 年経過と共に減少傾向が見られ、当初、セシウム数値が突出する検体がみられたが、年経過に伴って 突出する検体が減少している。『果樹果物類』では不検出の比率が野菜類に比べて逆な傾向を示しており、 検出された検体の平均値も84Bq/Kgと非常に高い数値となっています。また、100Bq/Kg を超える検体も数多く見られ、500~3,000超を示す検体も散見される状況です。 以上の事から果樹果物類は野菜類に比べ高いセシウム数値を示す傾向が明らかになっていると思われます。 C‐35 -500 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 セシ ウム 数値 ( Bq /K g ) 2011年 2012年 2013年

(37)

セシウム数値の年別変化(果樹果物類:うめ)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 17 4.28% ― ― ― 18.51 検出 380 95.72% 684.70 5.32 51.69 ― 【コメント】 不検出となる率が極端に低くなっており、検出となった検体においても684Bq/Kgの最大値、更に 51Bq/Kgの平均値となっており、『うめ』は高いセシウム数値を示す傾向を顕著に表しています。 年経過と共に突出した数値を示す検体が減少している他、総体的にもセシウム数値が減少する傾向を示して いる事が伺われます。 本検証に際して梅漬け、梅干し、梅ジュースなどの加工品も多数データがあったが、加工品を全て除外して いるが、加工の手順においてセシウム数値が大きく変動する可能性が高いので注意する必要があります。 C-36 0 100 200 300 400 500 600 700 800 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2012年 2013年

(38)

セシウム数値の年別変化(果樹果物類:かき)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 13 3.89% ― ― ― 22.70 検出 321 96.11% 694.52 4.50 50.03 ― 【コメント】 不検出となる率が極端に低くなっており、検出となった検体においても694Bq/Kgの最大値、更に 51Bq/Kgの平均値となっており、『かき』は高いセシウム数値を示す傾向を顕著に表していますが、 年経過と共に突出した数値を示す検体も減少し、100Bq/Kg以下の範囲に集中しだしています。 これらの事から総体的にはセシウム数値が減少する傾向を示していると思われます。 本検証に際して干し柿の測定もありましたが乾燥食品ですので今回の検討からは除外しました。乾燥した 場合、水分が抜けて重量が減少しますがセシウムの量は減りません。結果的にKg当たりのセシウム数値は 増加してしまいます。乾燥によってセシウム数値が大きく増加する可能性が高いので注意して下さい。 C-37 -100 0 100 200 300 400 500 600 700 800 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(39)

セシウム数値の年別変化(果樹果物類:ゆず)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 1 0.62% ― ― ― 223.36 検出 161 99.38% 2656.43 2.60 252.77 ― 【コメント】 不検出となった検体が1件で、検出限界値も223.36Bq/Kgと異常に高い数値になっており、 異常値データと思われる状況でした。『ゆず』については全て検出レベルの状況と言えます。 検出となった検体の平均値も252.77Bq/Kgと食品基準値(100Bq/Kg)を超える状況から 特に注意を要する品種と言える状況となっております。 C-38 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(40)

セシウム数値の年別変化(果樹果物類:キウイフルーツ)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 4 2.63% ― ― ― 78.40 検出 148 97.37% 1677.14 1.71 71.19 ― 【コメント】 2011年当初は1,677Bq/Kgと非常に高い値に突出した検体もみられたものの、2012年以降 は400Bq/Kg以下の検体のみの状況になっています。2012年以降で検出された検体の内、17件 が100Bq/Kgを超過する状態でした。年経過と共に減少傾向が見られますが、『キウイフルーツ』は セシウムを吸収し易い傾向が伺えますので注意が必要と思われます。毎年、測定を継続して観察のして 判断する事が重要と思われます。 C‐39 -200 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(41)

セシウム数値の年別変化(果樹果物類:ベリー類)

2012年~2013年9月

ブルーベリー・ブラックベリー・キイチゴ等

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 25 21.55% ― ― ― 20.08 検出 91 78.45% 280.07 4.37 37.17 ― 【コメント】 2012年に280Bq/Kg強の最大値を示し、100Bq/Kgを超過する検体が散見されたものが 2013年には全て100Bq/Kg以下の範囲に収まる状況になりました。『ベリー類』は果樹果物類 の中では若干低めの数値ではありますが、セシウム数値が検出された率は約78%と高率にありますので 測定をしながら判断する事を継続する必要があると思われます。 C-39 0 50 100 150 200 250 300 セシ ウム 数値 ( Bq /K g ) 2012年 2013年

(42)

セシウム数値の年別変化(果樹果物類:くり)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 1 1.22% ― ― ― 20.66 検出 81 98.78% 1682.00 6.97 148.21 ― (内、2012 年) (79) (1682.00) (6.97) (146.73) 【コメント】 不検出となった検体が1件で、検出となった検体の大多数が2012年でした。測定データは2011年 2件、2012年79件と収穫時期の関係で季節的に偏在する形になっています。この状況では年経過に よるセシウム数値の変化について判断出来る状況ではありませんでしたので今後、新たなデータを加えて 再度、経過を観察する必要があります。 2012年のみのデータでは約半数(39件)が食品基準値(100Bq/Kg)を超える状況でした。 C‐40 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年

(43)

山菜野草類のセシウム数値(不検出率:検出率)

分類別の不検出率と検出率を表示しております。『山菜野草類』の不検出率平均値が20%でありますが、 『たけのこ』、『たらの芽』は0.99~2.03%と殆どの検体からセシウム数値が検出される状況で した。この事から『野菜類』や『根菜類』と比較して不検出率が大幅に低く、『山菜野草類』はセシウム 数値に対して注意を払う必要がある品種と思われます。 C-41 20.01% 0.99% 2.03% 20.37% 37.84% 79.99% 99.01% 97.97% 79.63% 62.16% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 山菜野草類 たらの芽 たけのこ わらび ふき・ふきのとう 不検出率 検出率

(44)

セシウム数値の年別変化(山菜野草類全体)

2011年~2013年9月

※山菜野草類の最大値は25,519.02Bq/Kgでしたが上表では作表の都合で一部割愛しております。 【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 280 20.01% ― ― ― 30.88 検出 1,119 79.99% 25519.02 3.99 195.32 ― 【コメント】 山菜野草類全体では約80%の検体でセシウム数値が検出された状況が見られました。野菜類に比較すると 検出と不検出の率が逆転する形となっております。また、検出された検体を見ると食品基準値(100Bq /Kg)を超過する検体は463件(33.10%)でした。年変化の観点からは2011年から徐々にで はありますがセシウム数値が減少する方向に向かっていると思われます。 しかしながら、山菜野草類にあっては検出された平均値が約195Bq/Kgと基準値の約2倍と高い数値 を示しておりますので特に注意を要すると思われます。 C-42 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(45)

セシウム数値の年別変化(山菜野草類:たけのこ)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 7 20.01% ― ― ― 22.70 検出 337 79.99% 1,730.67 10.48 243.74 ― 【コメント】 食品基準値の100Bq/Kgを超過した検体が238件(69.19%)あり、食品として不適当との 結果でした。突出するデータが2012年から2013年で若干減少しています。全体的にもセシウム数値 の減少傾向が見られます。『たけのこ』はあく抜きを行なった上で際立った現象は見られませんが全体的に は年経過によるセシウム数値の減少傾向が見られました。特に『山菜野草類』は自生種の為に生育環境によ りセシウム数値が大きく変わる状況が伺われますので継続的な測定確認により十分な注意が必要です。 C‐43 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 2000 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2012年 2013年

(46)

セシウム数値の年別変化(山菜野草類:ふき・ふきのとう)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 ふき 不検出(ND) 161 40.76% ― ― ― 30.46 検出 234 59.24% 302.43 3.99 23.46 ― ふきのとう 不検出(ND) 4 9.76% ― ― ― 96.07 検出 37 90.24% 281.50 8.61 118.38 ― 【コメント】 検出件数の比率が『ふき』および『ふきのとう』共に高い値を示している。『ふきのとう』の検出平均値が 118.38Bq/Kgと食品基準値の100Bq/Kgを超過する値を示している事が気になります。 年別のセシウム数値の変化傾向を見た場合、減少傾向が認められますが、まだ低くなったとは言い難い数値 も散見されますので引続きご注意下さい。 C-44 0 50 100 150 200 250 300 350 セシ ウム数値B q/Kg) 2011年 ふき ふきのとう 2012年 2013年 ふきのとう 線形 ふき 線形

(47)

セシウム数値の年別変化(山菜野草類:たらの芽)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 1 0.01% ― ― ― 72.49 検出 100 99.99% 1,611.07 6.32 176.03 ― 【コメント】 検出数値について数件が突出する形で無く、最大値1,611.07Bq/Kgの幅にバラ付いて散布する 形になっている。食品基準値を超過する検体も42件(41.58%)見られました。以上の事から 『たらの芽』はセシウム数値が出易い品種ではないかと思われます。また、年経過によりセシウム数値が 減少する傾向が若干ではありますが見られます。 C‐45 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 セシ ウム 数値 ( Bq /K g ) 2012年 2013年

(48)

セシウム数値の年別変化(山菜野草類:わらび)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 22 20.37% ― ― ― 28.03 検出 86 79.63% 1,672.84 4.08 152.28 ― 【コメント】 食品基準値の100Bq/Kgを超過した検体が31件(28.70%)あり、食品として多くが不適当と の結果でした。若干ながら2012年から2013年で減少傾向が見られるものの、最大値および平均値 共に決して低い数値ではありません。『山菜野菜類』は生育環境の僅かな影響で大きな数値的変動を受け ると言われていますので注意して下さい。 C-46 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 セシ ウム 数値 ( Bq /K g ) 2012年 2013年

(49)

セシウム数値の年別変化(きのこ類:全体)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 3 0.77% ― ― ― 25.25 検出 387 99.23% 28,350.13 6.66 1,870.15 ― 【コメント】 検出された検体は99.23%とほぼ全体にわたっています。その最大値も28,350Bq/Kgと 非常に高い数値となっています。現行の食品基準値(100Bq/Kg以下)を超過する検体が209件、 53.6%となりその他の分類の検体と比較して異常に高い品種と言えます。内部被爆を極力軽減する 観点から、食用は厳に避けて頂きたいと考えます。本件のデータからは年経過により低減する様な状況は 確認出来ませんでした。 C‐47 0 5000 10000 15000 20000 25000 30000 セシ ウム 数値 ( Bq /K g ) 2011年 2012年 2013年

(50)

セシウム数値の年別変化(きのこ類:イノハナ)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 0 0.00% ― ― ― ― 検出 75 100.00 8,634.76 6.66 1,833.84 ― 【コメント】 検出された検体は100%と不検出の検体が全くない状況でした。最大値は8,634Bq/Kgであり、 平均値も1,833Bq/Kg、食品基準値の100Bq/Kgを超過する検体は72件(96%)とな り食用に適さない結果となりました。『イノハナ』は栽培されておらず、野生ですので採取地の環境で大き く数値に影響を与えると思われます。従って食用に供する事を厳に慎むべき品種と言えます。 なお、2012年が73件で他の年が2件のみで、年変化を判断出来る状況ではありませんでした。 C-48 0.00 1000.00 2000.00 3000.00 4000.00 5000.00 6000.00 7000.00 8000.00 9000.00 10000.00 軸ラ ベル 2011年ル 2012年 2013年

(51)

セシウム数値の年別変化(きのこ類:しいたけ)

2011年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値(Bq/Kg) 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 0 0.00% ― ― ― ― 検出 168 100.00 28,350.13 47.72 2,247.84 ― 【コメント】 検出された検体は100%と不検出の検体が全くない状況でした。最大値は28,350Bq/Kgであり、 平均値も2,248Bq/Kg、食品基準値の100Bq/Kgを超過する検体は164件(97.6%) となり食用に適さない結果となりました。年経過に伴う数値の変化についてはハッキリとした傾向は示して おりませんでした。『しいたけ』は野生、栽培の別があり、栽培も原木栽培と菌床栽培に分かれ、その上、 路地とハウスなどの施設栽培もあり、生育環境によって一概に言えない品種です。 また、『乾燥しいたけ』として使用、流通する事が多く、乾燥によるセシウム数値の激増にも注意を払わな ければなりません。野生種を採取した場合や自家栽培した場合には小まめな測定でセシウム数値を確認する 習慣付が必要と思われます。 C-49 0 5000 10000 15000 20000 25000 30000 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2011年 2012年 2013年

(52)

セシウム数値の年別変化(魚介類:川魚類・海魚類)

2012年~2013年9月

【測定結果:セシウム134+137】 測定結果区分 件数 構成 検出検体の測定数値 限界値 平均値 備 考 比率 最大値 最小値 平均値 不検出(ND) 0 0.00% ― ― ― ― 川魚類 検出 7 100.00% 137.50 2.73 88.28 ― 川魚類 不検出(ND) 10 21.28 17.58 海魚類 検出 37 78.72 707.10 7.06 43.99 ― 海魚類 【コメント】 川魚類の検体数は少ないものの、100%が検出となり、現行の食品基準値(100Bq/Kg以下)を 超過する検体も100%の状況でした。海魚類での不検出の検体は21%で、最大値707Bq/Kgから 平均値43.99Bq/Kgまでバラ付の大きさが目立ちます。 検体数の少なさから魚種別の検討が出来ない状況ですので、更に測定データの収集を進めて行く必要がある と思います。 C‐50 0 200 400 600 800 1000 1200 セシ ウム数値( Bq/Kg ) 2012年 川魚類 海魚類 2013年

参照

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