目次
... 1. ハードウェアの取り付け ... 3 1.1. ストレージ装着に必要なもの ... 3 1.2. ストレージ装着手順 ... 3 1.3. NAS を接続し起動する ... 8 1.4. 補足:メモリの増設と M.2 SSD の装着 ... 9 1.5. 補足:NAS ドライブの選択 ... 10 2. NAS の初期化 ... 11 2.1. Windows ユーザー... 11 2.2. Mac ユーザー ... 12 2.3. Web ブラウザでインストール ... 12 2.4. ブラウザの初期化画面での操作手順 ... 12 2.5. スマホで NAS を初期化 ... 15 3. ADM の操作... 19 3.1. ADM デスクトップ ... 19 3.2. ADM の一般設定 ... 20 3.3. NAS のネットワーク設定 ... 22 4. NAS のストレージ管理 ... 24 4.1. RAID とは? ... 24 4.2. RAID のレベルとその特徴 ... 24 4.3. RAID を構成する ... 28 5. NAS のファイル管理 ... 30 5.1. Web ブラウザで NAS のファイルを操作 ... 30 5.2. スマホで NAS のファイルを操作 ... 35 6. LAN 環境で PC から NAS への接続 ... 39 6.1. Windows ユーザー... 39 6.2. Mac ユーザー ... 41 7. 遠隔地から NAS へのリモート接続 ... 43 7.1. インターネットに NAS を直接接続する ... 43 7.2. ルータに NAS を接続し、EZ-Connect を使用する ... 43 8. NAS へのアクセス権の設定 ... 468.1. ローカルユーザーの設定 ... 46 8.2. ローカルグループの設定 ... 51 8.3. 共有フォルダの設定 ... 53 8.4. アプリのアクセス権の設定 ... 58 9. バックアップと復元 ... 60 9.1. ASUSTOR NAS 内蔵バックアップ機能 ... 60 9.1.1. リモート同期 ... 60 9.1.2. 内部バックアップ ... 60 9.1.3. 外部バックアップ ... 63 9.2. パブリッククラウドストレージとの同期 ... 63 9.3. Windows から NAS へバックアップ ... 65
9.4. masOS Time Machine から NAS へバックアップ ... 68
9.5. スマホ写真の自動バックアップ ... 69
10. NAS の容量拡張 ... 70
10.1. MyArchive の使用 ... 70
10.2. AS6004U 拡張ユニットの使用 ... 74
1. ハードウェアの取り付け
※注意事項: ● NAS を初期化すると、ハードディスクに保存されたすべてのデータが消去され、回復 することができません。 NAS を初期化する前に、重要なデータをバックアップしてお いてください。 ● RAID を構築する場合、HDD 容量を最大限に使用できるため、同容量の HDD を使用す ることを推奨します。1.1. ストレージ装着に必要なもの
■ ディスクトレイないモデル
最低 1 台の 3.5” SATA HDD■ ディスクトレイあるモデル
プラスドライバー 最低1台の 2.5”/3.5” SATA HDD/SSD1.2. ストレージ装着手順
■ ディスクトレイないモデル(AS1xxxT シリーズ)
1. NAS 背面のネジを外します。 ● 2 べイ ● 4 ベイ2. 本体を横向きに置き、表記の Open/Close に従い、下図のようにカバーをスライド させ取り外します。 3. 3.5” HDD を装着:HDD を SATA コネクターにしっかりと接続するまでディスクベ イにスライドさせて取り付けます。 ※下図のように HDD 1 スロートから HDD を挿入してください。 ● 2 ベイ ● 4 ベイ
4. 下図のように挿入された HDD をネジでしっかりと留めます。 ● 3.5” HDD の両側に3つのネジ穴がある場合 ● 3.5” HDD の両側に 2 つのネジ穴がある場合 5. カバーを元に戻し、ネジでしっかりと固定します。
■ ディスクトレイあるモデル(AS4xxxT/AS5xxxT シリーズ)
1. フロントパネルを取り外し、保管します。 2. ディスクトレイのハンドルを引き上げて、ディスクトレイを引き出します。3. ハードディスクをディスクトレイに取り付けます。 ● 3.5” ハードディスクの装着 トレイ両側のハードディスク固定パネルを外します。ハードディスクをトレイの中に セットします。固定用パネルを元の位置に差し込みハードディスクを固定します。 ● 2.5” ハードディスクの装着 トレイ両側のハードディスク固定パネルを外します。(固定パネルは使用しないの で、保管してください)。ハードディスクをトレイの所定位置にセットします。トレ イを裏返して、ネジでハードディスクを固定します。 4. ハンドルを握って、ディスクトレイをディスクベイのレールにスライドさせ、最後 まで押し込みます。ハンドルを押し下げてディスクトレイを「カチッ」と音がして 適切な位置に固定します。最後に、フロントパネルを戻します。 ※ハンドルを固定する前に、ディスクベイにディスクトレイを最後まで押し込んでい ることを確認してください。
■ ディスクトレイあるモデル(AS6xxxT/AS7xxxT シリーズ)
1. ハードディスクトレイの下側のボタンを押し、ハンドルを解除します。 2. ハンドルを引き上げて、ディスクトレイを引き出します。 3. ハードディスクをディスクトレイに取り付けます ● 3.5” ハードディスクの装着 ハードディスクをディスクトレイにセットし、トレイの両側で 4 本のねじでドライブ を固定します。 ● 2.5” ハードディスクの装着 ハードディスクをディスクトレイの赤色のエリア(下図参照)にセットします。トレ イの裏側で 4 本のねじでドライブを固定します。 4. ハンドルを握って、ディスクトレイをディスクベイのレールにスライドさせ、最後 まで押し込みます。ハンドルを押し下げてディスクトレイを「カチッ」と音がして 適切な位置に固定します。 ※ハンドルを固定する前に、ディスクベイにディスクトレイを最後まで押し込んでい ることを確認してください。5. ディスクトレイロックがあるモデルには、ロックを反時計回りにまわすとロックを かけます。ロックを時計回りにまわすとロックを解除します。
1.3. NAS を接続し起動する
1. LAN ケーブルを使用して NAS をハブ/スイッチング/ルーター/Wi-Fi ルーターのい ずれかに接続します。
2. NAS を電源アダプタに接続します。
3. 青色電源 LED が点灯するまで、電源ボタンを 1~2 秒間押し続けます。
4. NAS の電源がオンになっている間、緑色システムステータス LED が点滅し、青色ネ ットワーク LED が点灯します。
5. 緑色システムステータス LED が点滅から点灯になると、システムブザーから「ビー プ」音が鳴ったら、ハードウェアの取り付けはこれで完了です。 6. 2. NAS の初期化を参照し、NAS の初期化を実行します。 ● それぞれの LED 点灯状態に示されたシステム状態は、下表をご参照ください。 LED 色 状態 説明 電源 青 点灯 電源オン 点滅 スリープモードからの呼び起こし (S3) オレンジ 点灯 スリープモード(S3) 10 秒ごとに点滅 LED ナイトモード システム ステータス 緑 点滅 電源オン 点灯 システムの準備ができている ネットワーク 青 点灯 1GbE ポートが接続されている パープル 点灯 2.5GbE ポートが接続されています USB 緑 点灯 NAS の前面に接続されている USB デバイスの準備ができている 点滅 データにアクセス中 ハードディスク 緑 点灯 ハードディスクの準備ができている 点滅 データにアクセス中 赤 点灯 ハードディスク異常
1.4. 補足:メモリの増設と M.2 SSD の装着
ASUSTOR NAS の Nimbustor、Lockerstor シリーズでは、メモリを増設したり、M.2 を装 着したりすることができます。装着する方法は機種によって異なるので、装着する前必ず公 式サイトのダウンロードページでご使用の機種の「クイックスタートガイト」をダウンロー ドして参照してくだい。 ● 「クイックスタートガイト」ダウンロード手順 https://www.asustor.com/ja/service/downloads 1. ASUSTORダウンロードページに 移動します。
2. ご使用の機種を選択します。 3. 「ドキュメント」をクリックし、 「クイックスタートガイド」の右 側の「日本語」をクリックし、ダ ウンロードします。
1.5. 補足:NAS ドライブの選択
ASUSTOR NAS 用の HDD を選択する際には、公式サイトの互換性のあるハードディスク検 索ページでご使用の NAS モデルに適した HDD を選ぶことを推奨します。 ● ASUSTOR NAS との互換性のあるハードディスクの検索手順 1. 互換性のあるハードディスク検索ページに移動します。 2. 下図のような検索画面が表示されます。 a. 「NAS モデル」、「HDD ブランド」、「HDD 種類」、「HDD サイズ」、「HDD クラス」をドロップダウンリストから選択すると、検索結果が表示されます。 b. 検索条件をリセットします。 c. 検索結果をダウンロードします。2. NAS の初期化
ASUSTOR NAS を使用するには、ADM(ASUSTOR Data Master)という専用のオペレーテ
ィングシステムをインストールする必要があります。下記4つの ADM インストール方法を 紹介します。あなたの環境にもっとも適切な方法を選んでください。
■ まずは、ASUSTOR Control Center をダウンロード!
1. 最新ソフトウェアをダウンロード するには、ASUSTOR ダウンロー ドページに移動します。 2. ダウンロードページが開いてか ら、お使いの NAS モデルを選択 します。 3. お使いの OS に合わせて、
ASUSTOR Control Center ソフト ウェアをダウンロードします。
2.1. Windows ユーザー
1. 「ASUSTOR Control Center」 Windows 版ソフトウェアをイン ストールします。
2. 「ASUSTOR Control Center」を 起動すると、ASUSTOR NAS デバ イスが自動的に検出されます。 3. リストから NAS を選択し、「初 期化されていません」をクリック すると初期化画面が表示されま す。
2.2. Mac ユーザー
1. 「ASUSTOR Control Center」 masOS 版ソフトウェアをインス トールします。
2. 「ASUSTOR Control Center」を 起動すると、ASUSTOR NAS デバ イスが自動的に検出されます。 3. リストから NAS を選択し、「初 期化されていません」をクリック すると初期化画面が表示されま す。
2.3. Web ブラウザでインストール
NAS の IP アドレスが分かっている場合、Web ブラウザを開き、NAS の IP アドレス (例: http://192.168.1.168:8000)を入力すると、初期化画面が表示されます。
2.4. ブラウザの初期化画面での操作手順
1. ウェブブラウザーに ASUSTOR NAS セットアップウィザードが開 き、NAS の初期化を開始します。 「>」をクリックします。 2. ADM アップロード画面で、 「ASUSTOR ライブアップデー ト」を選択し、「>」をクリック します。 ※インターネットにつながっているこ とをご確認ください。 3. 初期化中の画面で、完了までしば らくお待ちください。4. 初期設定の画面が表示されます。 ここには「ワンクリックセットア ップ」と「カスタムセットアッ プ」の選択肢があります。 ● 「ワンクリックセットアップ」を選択した場合 a. 「NAS 名」、「管理者アカウント 名」、「パスワード」を入力しま す。 b. 使用目的では、「最大容量」、 「より優れたデータ保護」、「バ ランスが取れている」*のいずれか を選択します。 c. スナップショット機能を使いたい 場合、「スナップショット対応」 にチェックを入れます。 d. 「私は上記の内容を読んで理解し ました」にチェックを入れ、 「>」をクリックします。 *データストレージ使用目的の選択によっ て、異なる RAID レベルが採用されます。 詳しくは、4.3 RAID を構成するをご参照く ださい。 ● 「カスタムセットアップ」を選択した場合 a. 「NAS 名」、「管理者アカウント 名」、「パスワード」を入力し、 「>」をクリックします。
b. NAS の時刻設定:常に正確な時刻 になる「NTP サーバーと同期化す る」を選択することを推奨しま す。 c. 「リンクアグリゲーションの使 用」、「ネットワークインターフ ェイス」を選択し、「IP アドレス を自動的に取得します」の選択を 推奨します。 d. 「ボリューム設定」画面では、構 成する「RAID レベル」と「使用す るディスク」を選択します。 e. スナップショット機能を使いたい 場合、「Btrfs」ファイルシステム を選択します。 f. 「私は上記の内容を読んで理解し ました」にチェックを入れ、 「>」をクリックします。 5. これで、NAS の初期化が始まり ます。完了するまでしばらくお 待ち下さい。 6. 初期化完了後、NAS の登録画面 が表示されます。初めての ASUSTOR 使用者には、 「ASUSTOR ID を持っていませ ん」を選択して ASUSTOR ID を 登録することを推奨します。
7. 「名前」、「e-mail」、「パスワ ード」を入力し、「位置」、 「言語」、「NAS を使用する場 所」を選択し、「>」をクリック します。 8. 登録完了画面が表示されます。 「スタート」をクリックしま す。 9. ここで、NAS の初期化が完了し ました。お疲れさまでした。
2.5. スマホで NAS を初期化
1. お使いのスマホで iOS APP store ま たは Android Play Store から
「AiMaster」をインストールしま す。 2. お使いのスマホが NAS と同じローカ ルネットワークに接続されているこ とを確認します。 3. 「AiMaster」を開き、画面上部の 「+」をタップます。
4. 「自動検出」をタップすると、 ASUSTOR NAS デバイスが自動的に 検出されます。 5. サーバーリスト(初期化なし)から お使いの NAS をタップします。 6. 「初期化する」をタップすると、セ ットアップウィザードが表示されま す。 7. PC のセットアップと同じように、 「ワンクリックセットアップ」と 「カスタムセットアップ」の選択肢 があります。 ● 「ワンクリックセットアップ」を選択した場合 a. 「サーバー名」、「ユーザー 名」、「パスワード」を入力し、 「データストレージ使用目的」を 選択します。 b. スナップショットを使いたい場 合、「スナップショット対応」を 有効にします。 c. 設定完了後、「初期化開始」をタ ップします。
● 「カスタムセットアップ」を選択した場合 a. 「サーバー名」、「ユーザー 名」、「パスワード」を入力しま す。 b. NAS の時刻を設定します。 c. ネットワークを設定します。 d. 「RAID レベル」、「使用するデ ィスク」、「ファイルシステム」 を選択し、「初期化開始」をタッ プします。。 8. 各種設定完了後、NAS の初期化が 始まります。完了するまでしばら くお待ち下さい。 9. 初期化完了後、NAS の登録画面が 表示されます。PC と同じよう に、「登録」を選択し、 「ASUSTOR ID」を作成しておき ます。
10. 「名前」、「e-mail」、「パスワ ード」を入力、「国」、「言 語」、「使用環境」を入力し、 「登録」をタップします。 11. 登録完了画面が表示されます。 「終了」をタップします。 12. ADM 画面が表示されます。これ で、PC を使うことなく、NAS の 初期化が完了します
3. ADM の操作
3.1. ADM デスクトップ
ADM にログインすると、ADM ディスクトップが表示されます。 ADM ディスクトップの上部にタスクバーがあります。下図のようなツールが含まれ、 それぞれの機能を紹介していきます。 1. デスクトップを表示:ここをクリックすると、デスクトップで開いているアプリを すべて最小化されます。 2. アプリアイコン:デスクトップで 開いているアプリが表示されま す。アプリを簡単にアクセスでき るように、アプリアイコンを右ク リックしタスクバーに固定するこ とを設定できます。 3. タスクモニター:ここをクリック すると、データの転送情報を見る ことができます。また、ファイル を NAS にアップグレードすると表 示されます。 4. オプション:個人用(アカウント パスワードなどの設定)、NAS を スリップモード・再起動・オフに する操作、サインアウトすること ができます。5. システム告知:カスタマイズ通知 内容を表示する。通知内容の設定 には、「設定」→「一般」→「サ インスタイル」の順に選択し、 「システム告知」にチェックを入 れて設定します。 6. ツール:ウィジェットを表示・非 表示にします。「+」をクリック し、表示するウィジェットを選択 します。 7. サーチライト:キーワードを入力 すると、関連するアプリとファイ ルをすぐ見つけることができま す。 8. 初期設定:ワンクリックでよく使 うシステムに関する設定が表示さ れます。システムの管理がより効 率的に行えます。
3.2. ADM の一般設定
ADM ですデスクトップで、「設定」→「一般」をクリックし、ADM システムの一般 設定を行うことができます。下記紹介していきます。■ 管理
1. システム HTTP ポート:Web ブラウザで AMD への接続に使用するポートを指定し ます。Web ブラウザで、「IP アドレス+コロン+ここで指定したポート番号」を入 力すると NAS にアクセスできます。(例:http://192.168.1.168:8000) 2. HTTPS を有効にする:「HTTP 接続を HTTPS 接続に自動的に変更する」を有効 にした場合、ADM には HTTPS でのみ接続できます。 3. タイムアウトタイマー:セキュリティを向上させるため、ログイン後一定期間でア イドル状態になっていると、ユーザーは自動的にログアウトされます。■ ページへのサインインスタイル
ここでは、ADM にログインする画面に表示される情報や画像を設定することができま す。■ その他の操作
ADM は多種多様な機能を提供しています。詳しくは公式サイトの「オンラインヘルプ」に てご参照ください。3.3. NAS のネットワーク設定
■ IP アドレスを自動的に取得する
デフォルトで、「IP アドレスを自動的に取得します」が選択されています。 NAS は、 DHCP (ダイナミックホスト構成プロトコル)を使用して IP アドレスと DNS サーバーを自動 的に取得します。 IP アドレスを手動でセットアップする方法がよく分からない場合は、こ の選択肢を使用することをお勧めします。 1. ADM デスクトップで「設定」→ 「ネットワーク」→「ネットワー クインターフェイス」をクリック します。 2. LAN を選択し、「構成」をクリッ クします。 3. 「IP アドレスを自動的に取得しま す」を選択し、「OK」をクリッ クして適用します。■ IP アドレスを手動でセットする
1. 「IP アドレスを手動でセットアッ プします」を選択します。 2. 「IPv4 アドレス」、「サブネット マスク」、「ゲートウェイ」を確 認の上、正しく入力します。 3. 「OK」をクリックして適用しま す。■ NAS がインターネットに接続されていることをテストする
Dr. ASUSTOR または App Central を使用して、NAS のインストール接続をテスクすること がてきます。 1. 「ADM」→「システム情報」 で「Dr. ASUSTOR」タグをク リックし、「ネットワーク」タ グの下に、NAS をインターネ ットに正常に接続していること を確認することができます。 2. NAS をインターネットに正常 に接続している場合、App Central を使用することができ ます。
4. NAS のストレージ管理
4.1. RAID とは?
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、レイド)とは、2 台以上の HDD を1つの 保存領域のように認識させたり表示させたりする技術のことです。
■ RAID のメリット
● HDD 故障から復旧:ある HDD が故障したとしても、その HDD を交換するだけで元通 りにデータを復旧できます。故障・復旧中でも、データには問題なくアクセスすること ができます。 ● データ書き込みの高速化:パソコンから転送されてきたデータを分散し、複数の HDD へ一度書き込むことができるため、1 台の HDD に順番にデータを書き込むより高速化 できます。4.2. RAID のレベルとその特徴
RAID ラベルによって特徴が異なるので、使用目的に合わせた RAID レベルを選択すること が大切です。下記は ASUSTOR NAS で構成できる RAID レベルを紹介していきます。■ Single
説明 1 台の HDD のみで保存領域を構成します。 デメリット HDD が故障すると、復旧はできません■ JBOD
説明 2 台以上の HDD で1つの保存領域を構成します 利用可能容量 構成 HDD の合計容量 メリット 異なる容量の HDD を1つの大容量保存領域として使えます デメリット ● HDD が故障すると、復旧はできません ● RAID 0 より処理速度が低い■ RAID0
説明 ● 2 台以上の HDD にデータを分散して書き込んでいくモードです ● 「ストライピング」とも呼ばれます 利用可能容量 (構成 HDD の中の最小容量) x (台数分) メリット ● HDD の容量を効率的に使えます ● データを分散して同時に書き込むので高速性に優れています デメリット ● HDD が1台でも故障すると、データを復旧できません ● HDD 数が増えるほど故障率が上がりますイメージ
■ RAID 1
説明 ● 2 台の HDD に同時に同じデータを書き込むモードです ● 「ミラーリング」とも呼ばれます 利用可能容量 (構成 HDD の中の最小容量)x 1 メリット ● どちらかの HDD が故障しても、データを復旧できます デメリット ● 一度2台の HDD に書き込むので、書き込み速度が低下します ● 容量の利用効率が 50%となるので、容量コストが倍になります イメージ■ RAID 5
説明 データからパリティ(誤り訂正符号)を生成し、データと共に 3 台 以上の HDD に分散して書き込みます。 利用可能容量 (構成 HDD の中の最小容量)x(台数分-1) メリット ● 1台までの HDD が故障しても、データを復旧できます ● HDD の台数が増えるほど処理速度が上がります デメリット ● 2台以上の HDD が同時に故障すると、データを復旧できません ● HDD1台故障時にパリティからデータを再生するため、性能が低 下します イメージ■ RAID 6
説明 データから二重にパリティ(誤り訂正符号)を生成し、データと共 に 4 台以上の HDD に分散して書き込みます。 利用可能容量 (構成 HDD の中の最小容量)x(台数分-2) メリット ● 2 台までの HDD が故障しても、データを復旧できます ● HDD の台数が増えるほど処理速度が上がります デメリット ● 3 台以上の HDD が同時に故障すると、データを復旧できません ● RAID 5 と同様、HDD 故障時に性能が低下します ● 初期コストが大きい イメージ■ RAID 10(1+0)
説明 ● 2台ずつ(ペア)の HDD を同じデータを書き込み(RAID 1 構 成)、さらに RAID 0 構成で組み合わせてデータを分散して書き込 みます ● 利用可能容量 (構成 HDD の中の最小容量)x(台数分/2) メリット ● 同じデータを保存したベアの HDD が同時に故障しない限り、最大 台数分の半分までの HDD の故障に対応できます ● HDD の台数が増えるほど処理速度が上がります ● RAID 1 の耐障害性と RAID 0 の高速性を両立できます デメリット ● 4 台以上(2台単位)の HDD が必要 ● RAID 5 と同様、HDD 故障時に性能が低下します ● 初期コストが大きいイメージ
■ まとめ
*n:構成 HDD 台数分 RAID レベル 最低必要 HDD 台数 容量の 利用効率 書き込み 速度 読み取り 速度 耐障害性 使用場合 Single 1 100% ○ ○ なし 1台の HDD し か持っていない JBOD 2 100% ○ ○ なし 最大容量で使い たい RAID 0 2 100% ◎ ◎ なし 最大容量と処理 速度を最優先 RAID 1 2 50% △ ○ 1台 コ ス ト を 抑 え て、耐障害性を 得たい RAID 5 3 (n-1)/n% ○ ○ 1台 耐障害性と実効 容量を両立した い RAID 6 4 (n-2)/n% ○ ○ 2 台 耐障害性を強化 したい RAID 10 4 50% ○ ◎ 1~(n/2)台 耐障害性と高速 性を得たい4.3. RAID を構成する
■ 新しい RAID ボリュームを作成する
1. NAS に新しい HDD を2台装着し ます。 2. 「ADM」→「ストレージマネージ ャ」→「ボリューム」の順にクリ ックし、画面で「作成」をクリッ クします。 3. ボリュームのセットアップウィザ ードウィンドウで「クイックセッ トアップ」ラジオボタンを選択 し、「次へ」をクリックします。 4. 「バランスが取れている」*ラジ オボタンを選択し、「次へ」をク リックします。5. 設定を確認し、「終了」をクリッ クして完了します。 6. 「ストレージマネージャ」→「ボ リューム」をクリックし、新たに 作成された「ボリューム 2」が表 示されます。 ※ボリュームの同期化に必要な時間は HDD の容量によって異なります。 【補足】 ● 最大容量:最大のディスク容量を使用します。 ● より優れたデータ保護:データ保護を強化します。 ● バランスが取れている:データ保護とディスク容量利用率のバランスを取ります。 ● それぞれの選択肢で採用される RAID レベルを下表にてご参照ください。 最大容量 より優れたデータ保護 バランスが取れている 構成 HDD 台数 RAID レベル 耐障害 HDD 台数 RAID レベル 耐障害 HDD 台数 RAID レベル 耐障害 HDD 台数 1 RAID 0 0 X X X X
2 RAID 0 0 RAID 1 1 RAID 1 1 3 RAID 0 0 RAID 5 1 RAID 5 1 4 台以上 RAID 0 0 RAID 6 2 RAID 5 1
■ RAID 移行と容量拡大
ASUSTOR NAS では、HDD を NAS に追加して、ボリュームの RAID レベルを変更した り、容量を拡大したりすることができます。操作方法は、公式サイトのNAS 352 RAID 移 行とストレージ容量拡大(新しいディスクの追加)にてご参照ください。
5.
NAS のファイル管理
■ ADM のファイルエクスプローラについて
1. ADM にデフォルトでインストールされたアプリです。 2. ファイルエクスプローラでは、NAS のすべてのファイルを閲覧・管理することがで きます。 3. ユーザーに割り当てられたアクセス権に基づき、アクセス可能なファイルのみが表 示されます。 4. ADM では同時に 3 つのファイルエクスプローラのウィンドウを開くことができま す。ファイルを異なるファイルエクスプローラのウィンドウにドラッグ&ドロップ してファイルをコピーすることができます。5.1. Web ブラウザで NAS のファイルを操作
■ ファイルをアップロード
1. 保存先のフォルダを選択し、左上 の「アップロード」アイコンをク リックし、「上書き」をクリック します。2. アップロードしたい(PC 側の) ファイルを一括選択します。 3. アップロードの進捗はタスクバー をクリックして確認できます。 ※アップロードをしている際に他の作 業を同時に行えます。 ● PC 側のファイルを NAS のファイルエ クスプローラのウィンドウにドラッグ &ドロップしてもアップロードできま す。
■ ファイルをダウンロード
● ファイルで右クリックし、「ダウ ンロード」をクリックします。■ ファイルをコピー・移動
● ファイルで右クリックし、「コピー 先/移動先」に移動し、「コピー 先」または「移動先」をクリック し、コピー先/移動先のフォルダを 選択します。■ ファイルを共有
共有リンクを使用すれば、NAS のアカウントを持たない人とファイルを共有することがで きます。 1. ファイルで右クリックし、「共 有リンクの作成」をクリックし ます。 2. 「共有先」、「共有リンクの有 効期限」を入力し、必要なら 「共有ファイルのパスワード」 を設定します。 3. 共有リンクの作成ができまし た。 ※ファイルを共有したい人に「共有 リンク」を提供すると、指定のファ イルをシェアすることができます。● 「ファイルエクスプローラ」→「共 有リンクマネージャ」で、作成した 共有リンクを編集、削減、コピーす ることができます。
■ その他の操作
● 画像ファイツで右クリックし、「プ レビュ」をクリックすると、画像が 表示されます。 ● 動画ファイルで右クリックし、「プ レビュ」をクリックすると、動画を 再生します。 ● ※マウスを画面に移動すると、右下 に動画コントロールバーが表示され ます。● 音声ファイルで右クリックし、「再 生」をクリックすると、音声を再生 します。 ● 圧縮ファイルで右クリックし、「抽 出」をクリックすると、ファイルを 解凍することができます。 ● ファイルエクスプローラの上のツー ルバーで CIFS フォルダのアイコン をクリックし、CIFS フォルダ(リ モートフォルダ)をマウントするこ とができます。 ※詳しくはNAS 344 CIFS フォルダ の作成方法にてご参照ください。
5.2. スマホで NAS のファイルを操作
ASUSTOR は、スマホから NAS のファイルを閲覧したり、アップロード・ダウンロードし たりしることができるスマホアプリである「AiData」を提供します。「AiData」を使え ば、どこからでも NAS のファイルを簡単に管理することができて便利です。
■ AiData で ADM にログインする
1. iOS APP store または Android Play Store から「AiData」をイン ストールします。 2. スマホで AiData を開き、画面左 上の「+」をタップします。 3. ADM にログインする方法を選択 します。(ここの例では、「クラ ウド ID 経由で接続する」を選択 します。) 4. 「クラウド ID」*、「ADM のユー ザー名」、「ADM のパスワー ド」を入力し、右上のアイコンを タップすると、ADM のログイン が完了します。 *「クラウド ID」の確認には、7.2ルータ に NAS を接続し、EZ-Connect を使用す るにてご参照ください。
■ AiData の操作説明
● ADM にログインすると、左図のよう に NAS のすべてのファイルが表示さ れます。 ● データの表示 a. 閲覧したいファイルをタップする と、そのファイルのデータが表示 されます。 b. データをタップすると、データの 内容が表示されます。 ● データの検索 a. 画面を下にスワイプと、サーチラ イトが表示されます。 b. キーワードを入力し、ファイル・ データを素早く見つけられます。● データの並び替え 「画面右上から2つ目のアイコン」を タップすると、データの並び替え方を 選択することができます。 ● データのアップロード a. 右上の アイコンをタップしま す。 b. 下の アイコンをタップし、デ ータをアップロードします。 ● データのダウンロード a. 右上の アイコンをタップしま す。 b. データを選択し、下の アイコ ンをタップし、データをダウンロ ードします。 c. ダウンロードしたデータを閲覧す るには、下の「お気に入り」タグ をタップします。
● データの共有リンクを作成する a. 右上の アイコンをタップしま す。 b. データを選択し、下の アイコ ンをタップします。 c. 共有リンクの有効期限、パスワー ドを設定し、右上の アイコン をタップすると、共有リンクが表 示されます。 ● その他のデータ操作 a. 右上の アイコンをタップしま す。 b. データを選択し、下の アイコン をタップし、データのコピー・削 除などを行えます。
6. LAN 環境で PC から NAS への接続
本章では、ローカルネットワーク経由で、PC 側から ADM をログインしなくても NAS のフ ァイルに直接アクセスできるようにする方法を紹介していきます。6.1. Windows ユーザー
1. Web ブラウザを使用して ADM に ログインします。 2. 「サービス」 → 「Windows」を クリックします。 3. 「Windows ファイルサービス (CIFS/SAMBA)を有効にする」チ ェックボックスを選択し、「適 用」をクリックします。 4. 「共有フォルダ」を作成します。 ※詳しくは8.3共有フォルダの設定を ご参照ください。 5. Windows で、「スタート」→ 「プログラムとファイルの検 索」ボックスをクリックします。 6. 左図の例のように「“//”+“IP ア ドレス”」を入力し、「Enter」を 押します。7. これで、Windows が CIFS/SAMBA 経由で NAS に接続 されました。Window のファイル エクスプローラに NAS の共有フ ォルダが表示されます。 8. 共有フォルダを右クリックし、 「ネットワークドライブのマップ …」を選択します。 9. ネットワークドライブのドライブ 文字を指定し、「再接続とログイ ン」、「異なる認証情報を使用し て接続する」チェックボックスを 選択します。 10. NAS ユーザー名とパスワードを入 力し、「認証情報を記憶する」チ ェックボックスを選択します。 11. Windows で「コンピュータ」を クリックすると、NAS の共有フォ ルダがコンピュータのネットワー クドライブとして表示されま す。 このネットワークドライブに ファイルをドラッグ&ドロップ し、NAS の共有フォルダに転送し ます。
6.2. Mac ユーザー
1. Web ブラウザを使用して ADM に ログインします。 2. 「サービス」 → 「Mac OS X」を クリックします。 3. 「Mac ファイルサービス(AFP)を 有効にする」、「Bonjour で AFP サービスを宣伝する」チェックボ ックスを入れ、「サービス名」を入 力し、「適用」をクリックしま す。 4. 「共有フォルダ」を作成します。 ※詳しくは8.3共有フォルダの設定を ご参照ください。 5. Mac OS の上のツールバーで「表 示」→「サーバーに接続する…」 をクリックします。 6. 「サーバーアドレス」に、 「”afp://”+”NAS の IP アドレ ス”」を入力し、「接続」をクリ ックします。7. NAS アカウントのユーザー名とパ スワードを入力し、「接続」をク リックします。 8. NAS の共有フォルダを選択し、 「OK」をクリックします。 9. Mac OS で「Finder」を開き、 「ネットワーク」をクリックする と、NAS の共有フォルダが表示さ れます。ファイルをドラッグ&ド ロップし、NAS の共有フォルダに 転送することができます。
7. 遠隔地から NAS へのリモート接続
本章では、遠隔地からインターフェイスを通して NAS にリモート接続し、独自のプライベ ートクラウドを作成する操作方法を紹介していきます。7.1. インターネットに NAS を直接接続する
静的 IP アドレス(WAN IP)を使用して、ルータやファイアウォールを通さずにイン ターネットに NAS を直接接続することができます。ただ、この方法では NAS をイン ターネットに開放するので、悪意のある攻撃を受ける可能性があります。7.2. ルータに NAS を接続し、EZ-Connect を使用する
ASUSTOR 独自の EZ-Connect 機能により、NAS にリモートアクセスできるように設 定し、プライベートクラウドを簡単に作成することができます。下記では
■ Step1:EZ-Connect を有効にする
※EZ-Connect を有効にする前に、ASUSTOR ID を NAS に登録していることをご確認くだ さい。 1. Web ブラウザを使用して ADM に ログインします。 2. 「設定」→ 「EZ-Connect」を選 択し、「EZ-Connect を有効にす る」チェックボックスを選択し、 「適用」をクリックします。 3. クラウド ID を変更するには、 「名前の変更」をクリックし、任 意な名前を入力して「OK」をク リックします。 ※スマホから NAS に簡単に接続でき るよう、「クラウド ID」を覚えてお いてください。
■ Step2:NAS にリモート接続
● 方法 1 「設定」画面に表示されたリンクを Web ブラウザに入力すると、NAS に接 続することができます。● 方法 2 a. Web ブラウザで http://www.myasustor.com/ を入力 します。 b. 「HTTP/HTTPS」を選択し、「クラ ウド ID」と「ポート番号」を入力 し、「Test」をクリックします。 c. 「GO」ボタンが表示されたら、その ボタンをクリックすると、NAS に接続 することができます。 ※Web ブラウザでリンク「”http://”+”ク ラウド ID”+”myasustor.com:8000/”」を 直接入力するのも接続できます。
8. NAS へのアクセス権の設定
ASUSTOR NAS の「アクセスコントロール」で、複数のユーザーとグループを作成・管理 し、データへのアクセス権をユーザーに割り当てることができます。
8.1. ローカルユーザーの設定
【補足】NAS の初期化後、ADM では「admin」と「guest」のユーザーアカウントが自動 的に作成されます。「admin」はデフォルトの管理者アカウントで、すべてのアクセス権が 付与されます。必要であれば、管理者アカウントの名前とパスワードを変更することができ ます。「guest」はデフォルトのゲストアカウントで、CIFS/SAMBA と AFP でしか使用で きません。ゲストアカウントにはログインと認証の権限がないため、パスワードを変更でき ません。
■ 新規ユーザーの追加とアクセス権の設定
1. 「追加」→「新規ユーザーの追 加」をクリックします。2. ユーザーの名前とパスワードなど の情報を入力します。 3. ユーザーのアクセス権をカスタマ イズにするか管理者権限にするか を選択します。 4. 一番目の選択肢を選択すると、権 限設定の画面が表示されます。 5. ユーザーのグループを選択しま す。
6. 共有フォルダへのアクセス権*を 選択します。 7. 必要に応じて、アプリへの使用権 を選択します。 8. これで新規ユーザーの追加が完了 します。 【補足】 ● DA:アクセス拒否 ● RW:読み取り&書き込み ● RO:読み取り専用
● アクセス権の優先順位:アクセス拒否 > 読み取り&書き込み > 読み取り専用 > 設定 なし
■ ユーザー情報とアクセス権の編集
1. リストから ユーザーを選択し、 「編集」をクリックすると、ユー ザーの「情報」、「グループ」、 「フォルダのアクセス権」を編集 することができます。2. リストからユーザーを選択し、 「クオータ」をクリックするとユ ーザーの使用容量制限を設定する ことができます。 注:Btrfs ボリュームでは、クオータ の設定ができません。
8.2. ローカルグループの設定
【補足】
● ユーザー数が多い環境の場合は、グループを基準に一括設定を行うのが簡単な管理方法にな ります。
● NAS の初期化後、ADM では「administrators」と「users」の2つのユーザーグループが自 動的に制作されます。「administrators」はデフォルトの管理者グループで、このグループ に追加されたユーザーには管理者アクセス権が付与されます。「admin」アカウントはデフ ォルトで「administrators」グループに属し、削除することができません。
■ 新規グループの追加とアクセス権の設定
1. 「ローカルグループ」→「追加」 をクリックします。 2. グループの情報を入力します 3. グループに属するユーザーを選択 します。4. グループのフォルダアクセス権を 設定します。 5. これで新規グループの追加が完了 します。
■ ユーザー情報とアクセス権の編集
1. グループを選択し、「編集」を クリックすると、グループの 「情報」「メンバー」「フォル ダアクセス権」を編集すること ができます。8.3. 共有フォルダの設定
「アクセスコントロール」→「共有フォルダ」で、共有フォルダの管理とフォルダアクセス 権の設定を行えます。共有フォルダの設定により、NAS をファイルサーバーとして使用す ることができます。共有フォルダは、ファイルを共有するために必要です。そのため、共有 フォルダのアクセス権を適切に設定することはデータの管理において非常に重要です。■ 新規共有グループの追加とアクセス権の設定
【補足】NAS の初期化後、共有フォルダ「public」が自動的に作成されます。デフォルト で、すべてのユーザーは「public」フォルダにアクセスできます。また、当該ユーザーのみ アクセスできる個人フォルダも(ユーザーの名前を使用して)自動的に作成されます。1. 「共有フォルダ」→「追加」を クリックします。 2. 共有フォルダの情報を入力しま す。 【補足】ここでは3つのオプションがあります: ● 「ネットワーク」または「マイネットワーク」で非表示にする:この設定は、Microsoft Windows を使用している場合のみ適用されます。この設定を有効にすると、NAS は「ネ ットワーク」または「マイネットワーク」で非表示になります。この設定を有効にして も、NAS への接続自体に影響はありません。 ● ごみ箱を有効にする:この設定を有効にすると、共有フォルダから削除されたファイル は、一旦「ごみ箱」フォルダに保管されます。 ● 共有フォルダを暗号化: 共有フォルダを暗号化するかどうかと、またシステム起動時に 自動マウントするかどうかを選択できます。フォルダの暗号化を選択した場合、システム の再起動後、フォルダにアクセスするには、パスワードを手動で入力するか、フォルダの 暗号化キーをインポートする必要があります。(注意:共有フォルダの暗号化を有効にし た場合、パスワードを忘れないようにしてください。パスワードを忘れた場合、共有フォ ルダのデータは復元できません)
3. 共有フォルダへのアクセス権を 選択します。「すべてのユーザ ーの場合は読み取り専用、管理 者の場合は読み取りと書き込 む」がデフォルトの選択です。 4. 「次へ」→「終了」をクリック して完了します。 ● 他のオプション:ユーザーごと a. 「ユーザーごと」を選択、「次 へ」をクリックして進まます。
b. ユーザーのアクセス権を選択 し、「次へ」→「終了」をクリ ックして完了します。 ● 他のオプション:グループごと a. 「ユーザーごと」を選択、「次 へ」をクリックして進みます。 b. ユーザーのアクセス権を選択 し、「次へ」→「終了」をクリ ックして完了します。
■ 共有フォルダの編集
1. 共有フォルダを選択し、「編 集」をクリックすると、共有フ ォルダの情報を編集できます 2. 共有フォルダを選択し、「アク セス権」をクリックすると、ア クセス権を編集できます。3. 共有フォルダを選択し、「削 除」をクリックすると、選択さ れたフォルダが削除されます。
8.4. アプリのアクセス権の設定
ここで、アプリに対するユーザーまたはグループのアクセス権を設定する方法を紹介しま す。例えば、特定ユーザーが監視センターアプリへのアクセスを拒否された場合、そのユー ザーがログインすると、ADM ホーム画面で監視センターアプリを見られなく、開いたりア クセスすることができません。 【補足】 ● 実質上パブリックなアプリ(WordPress など)や独自のアカウント管理システムを持 っているアプリ(Joomla など)には、ADM でアクセスを制限することができません。 ● ドメインユーザーは、ファイルエクスプローラーのアクセス権を設定するオプションの み使用可能です。■ アプリ権限の編集
1. リストからアプリを選択し、 「編集」をクリックします。2. 許可するユーザーを選択し、 「OK」をクリックすると完了 します。
■ ユーザーアクセス権の編集
1. リストからユーザーを選択し、 「編集」をクリックします。 2. 許可するアプリを選択し、 「OK」をクリックすると完了 します。9. バックアップと復元
9.1. ASUSTOR NAS 内蔵バックアップ機能
ADM のディフォルトアプリである「バックアップと復元」アプリでは、複数のバックアッ プソリューションを提供しています。次に紹介していきます。9.1.1. リモート同期
リモート同期(Rsync)では、NAS をバックアップ先またはバックアップソースとして使用す ることができます。バックアップソースとして NAS を使用する場合、お使いの NAS から別 のリモート ASUSTOR NAS または Rsync 互換サーバーにデータをバックアップします。バ ックアップ先として NAS を使用する場合、別のリモート ASUSTOR NAS または Rsync 互 換サーバーからお使いの NAS にデータをバックアップします。 ※操作の詳細について、公式サイトのNAS 259 – リモート同期(Rsync)によるデータ保護 をご参照ください。9.1.2. 内部バックアップ
内部バックアップ機能では、ローカル NAS フォルダから別のフォルダにデータをバックア ップすることができます。MyArchive ディスクに内部バックアップを行えば、オフラインバ ックアップを作成することが可能です。1. 内部バックアップを実行するに は、「作成」をクリックします。 2. バックアップソースフォルダを選 択し、「次へ」をクリックしま す。 ● 1 対 1 フォルダ同期を使用する ・有効:バックアップ先のフォルダとソ ースフォルダを同期します(1 つのフォル ダのみ選択可能)。両方のコンテンツは 常に同じにされます。 ・無効:選択したすべてのソースフォル ダ(複数選択可能)をバックアップ先の フォルダにコピーします。 3. バックアップ先のフォルダを選択 し、「次へ」クリックします。 ● フォルダの作成:クリックすると、新 規フォルダを作成することができま す。 4. バックアップスケージュールを設 定し、「次へ」クリックします。
5. バックアップジョブの名前を入力 し、バックアップする必要な条件 を選択して、「次へ」クリックし ます。 ● ミッションモード:ジョブの実行時間 を制限します。 6. ファイルのアクセス権を設定し て、「次へ」をクリックします。 ● すべてのユーザーに有効な権限:バッ クアップ元とバックアップ先の ACL 状 態が異なる場合、バックアップ先のフ ォルダにこの権限設定を適用します。 ● 所有者を保ちます:デフォルトでは、 バックアップ先のフォルダ所有者はバ ックアップジョブを作成したユーザー になります。このオプションを有効に すると、バックアップ先のフォルダ所 有者を元の所有者に保持します。 7. 設定した内容を確認し、「終了」 をクリックします。
8. バックアップジョブの作成が完了 すると、内部バックアップ画面に 作成されたバックアップジョブが 表示されます。 ● 今バックアップする:今すぐバックア ップします。 ● 編集:バックアップジョブの設定を編 集します。
9.1.3. 外部バックアップ
USB または eSATA 外部ディスクから NAS にデータをバックアップしたり、NAS からこれ らの外部ディスクにデータをバックアップすることができます。この機能では、双方向バッ クアップ、スケジュールバックアップ、増分バックアップをサポートしています。
9.2. パブリッククラウドストレージとの同期
ASUSTOR NAS のアプリ「DataSync Center」の使用により、お使いのクラウドストレージ (Dropbox、Google Drive など)と NAS を双方同期することができます。操作手順は下記 紹介します。 1. ADM デスクトップで「App Central」を開き、「DataSync Center」アプリをインストール します。 2. インストール完了後、ADM デ スクトップに「DataSync Center」アイコンが表示されま す。
3. 「DataSync Center」を開き、 バックアップする「クラウドサ ービス」を選択します。
● 現在サポートのクラウドサービス: ASUSTOR NAS、Baidu NetDisk、 Dropbox、Google ドライブ、 Microsoft OneDrive 4. 「認証取得」をクリックし、お 使いのクラウドサービスのアカ ウントをログインします。 5. タスクの名前を入力し、「同期 タイプ」を選択し、「次へ」を クリックします。 ● 同期タイプ:両方向、NAS からクラ ウドへ、クラウドから NAS へ、3 種 類を選択できます。 6. 「ローカルパス」(NAS のパ ス)と「リモートパス」(クラ ウドストレージのパス)を選択 し、「次へ」をクリックしま す。 7. 同期の実行時間を設定し、「次 へ」をクリックします。
8. 同期の規則を設定し、「次へ」 をクリックします。 9. タスクの内容を確認し、「終 了」をクリックします。 10. DataSync Center 画面に追加さ れたクリックサービスが表示さ れます。これで、NAS とクラ ウドサービスの同期ができるよ うになりました。
9.3. Windows から NAS へバックアップ
ASUSTOR は、Windows ユーザーに無料の Backup Plan(バックアッププラン) ソフトウ ェアを提供します。Backup Plan では、 Windows PC またはサーバから、NAS、 FTP サー バー、またはローカルマシンなどの指定されたデバイスにデータをバックアップすることが できます。Backup Plan は、ワンタイムバックアップ、スケジュールバックアップ、双方同 期をサポートしています。元のデータが失われたことに遭っても、Backup Plan には便利な データ復元機能があります。
■ バックアッププランの作成
https://www.asustor.com/ja/service/downloads
1. ASUSTORダウンロードページで ABP(ASUSTOR Backup Plan, Windows)をダウンロードしイン ストールします。 2. ABP を開き、「作成」アイコンを クリックし、「ASUSTOR NAS」 を選択します。 3. 新しいバックアッププランの名前 を入力し、「次へ」をクリックし ます。 4. ローカルネットワークで検出され た ASUSTOR NAS デバイスリス トから NAS を選択し、「次へ」 クリックします。 5. NAS のユーザー名とパスワードを 入力し、「次へ」をクリックしま す。
6. バックアップ方法を選択し、「次 へ」をクリックします。 ● 一回バックアップ:設定完了後、バッ クアップを一回のみ実行します。 ● 同期:設定完了後、バックアップを一 回実行します。バックアップ元にファ イルが追加されると、バックアップ先 の NAS に自動的に同期されます。 ● スケージュールバックアップ:定期的 なバックアップタスクをスケージュー ルします。 ● ミッションモード:バックアップ作業 の再接続時間、回数、時期を設定しま す。 7. ローカル PC のフォルダリストか ら、バックアップするフォルダを 選択し、「次へ」をクリックしま す。 8. バックアップ先のリストからフォ ルダを選択し、「終了」をクリッ クします。 ※フォルダがバックアップ先のリストに 表示するには、ログインされた NAS アカ ウントに「読み取り&書き込み」権限が あることが必要です。 9. これで、バックアッププランの作 成が完了します。 ※バックアッププランは、最大 16 つのプ ランをサポートしています。
■ バックアップの復元
1. バックアッププランリストからプ ランを選択し、「復元」アイコン をクリックします。 2. 「直接バックアップを復元す る」、または「バックアップの一 部を復元する」のいずれかを選択 し、「次へ」をクリックします。 3. 「元のディレクトリパス」を復元 するか、「ロケール PC 上の別の ディレクトリパス」に復元するか を選択します。 4. ファイルが既に存在する場合「ス キップする」か「上書きする」を 選択します。 5. 「終了」をクリックすると、バッ クアップの復元が開始します。9.4. masOS Time Machine から NAS へバックアップ
本章では、Time Machine を使用して Mac からデータを NAS にバックアップする操作手順 を紹介します。 1. 6.2 Mac ユーザーの操作が完了 後、Apple メーニュから「システ ムの初期設定…」→「Time Machine」の順にクリックしま す。
2. Time Machine 画面で、「ディス クに選択…」ボタンをクリックし ます。 3. 前に作成したバックアップフォル ダ(例:tombackup)を選択し、 「バックアップディスクの使用」 1をクリックします。 4. アカウントのユーザー名とパスワ ードを入力し、「接続]」をクリッ クします。 5. 設定が完了すると、左図のように バックアップ情報が表示されま す。
9.5. スマホ写真の自動バックアップ
(編集中)10. NAS の容量拡張
10.1. MyArchive の使用
MyArchive は、NAS のハードディスクを取り外し可能なストレージアーカイブとして利用 できる独自機能です。設定したアーカイブディスクの容量がいっぱいになった時、新しい 空の HDD と交換することで新しいアーカイブディスクを作成することができます。これ により、必要な時に過去のアーカイブのデータを簡単にアクセスすることができます。■ MyArchive ディスクを作成するための必須条件
● NAS が既に初期化されていること ● MyArchive ディスクベイが空いていること■ 補足
● MyArchive ディスク対応機種:AS40/50/51/52/53/61/62/63/64/65/66/70/71 ● 同時に構成可能な MyArchive ディスクの最多台数は(NAS のベイ数-1)になります。 ● システムにデフォルト設定されている MyArchive ディスクの順番は、ディスクベイの順番 とは逆になります。下表では各 NAS モデルの MyArchive ディスクベイの場所と命名規則を 示します。 2 ベイ NAS モデル 4ベイ NAS モデル8 ベイ NAS モデル 10 ベイ NAS モデル 4 ベイラックマウントモデル 12 ベイラックマウントモデル
■ MyArchive ディスクを作成する
※注意:MyArchive ディスクを作成すると、そのハードディスク内のデータは削除されま す。重要なデータがある場合は事前に必ずバックアップを行ってください。1. MyArchive ディスクベイにハード ディスクを挿入します。 2. 「ADM」→「ストレージマネージ ャ」→「ボリューム」を順に選択 し、「作成」をクリックします。 3. ボリュームセットアップウィザー ドが表示され、「MyArchive」を 選択します。 4. 「次へ」をクリックします。 5. MyArchive を構成するディスクを 選択し、「次へ」クリックしま す。 6. MyArchive ディスクの「ファイル システム」を選択します。 ● ファイルシステム ・EXT4:Linux で使用 ・NTFS:Windows で使用 ・HFS+: Mac OS X で使用 ・exFAT:Windows, Mac OS X, Linux で使用(ライセンスは別途購入 になる) ・Btrfs:スナップショット対応
● エイリアス名:任意入力(識別用) ● MyArchive 暗号化:有効にすると、 MyArchive ディスクにアクセスするに はパスワードを入力する必要がありま す。(EXT4、Btrfs ファイルシステム のみ対応) ● システム起動時 MyArchive ディスクを 自動マウント:有効にすると、システ ム再起動時に、MyArchive ディスクが 自動マウントされます。 7. 設定した内容を確認し、「終了」 をクリックすると、MyArchive デ ィスクの作成が開始します。 8. MyArchive 作成後は、ストレージ マネージャー内のボリュームに 「MyArchive 1」が表示されま す。 9. 保存されたデータは ADM のファ イルエクスプローラから閲覧・編 集することができます。
■ MyArchive ディスクベイが空いていない場合
対応方法については、公式サイトの NAS 255 MyArchive を使用するをご参照くださ い。
10.2. AS6004U 拡張ユニットの使用
拡張ユニット AS6004U を USB 3.0 ケーブルで ASUSTOR NAS に接続するだけで、NAS の ハードウェア拡張が完了します。NAS モデルにより異なりますが、ASUSTOR NAS は最大 3 台の AS6004U に対応しています。本章では、AS6004U の使用方法を紹介していきます。
■ AS6004U の取り付け
1. 付属の USB 3.0 ケーブルを AS6004U に接続します。 2. 電源ケーブルを AS6004U に接続 します。 3. USB 3.0 ケーブルのもう一端を NAS 背面の USB 3.0 ポートに接 続します。 ※NAS の電源が既に入っている場合、 USB 3.0 ケーブルで AS6004U を NAS に接続すると、AS6004U の電源が入り ます。【補足】
● AS6004U の電源は NAS の電源と連動します。NAS の電源を入れると、AS6004U の電源も 入ります。NAS の電源を切たりスリープモードに入ったりすると、AS6004U もスリープモ ードに入ります。
● USB 3.0 ケーブルは付属のものをご使用ください。
● AS6004U を NAS に接続するとき、必ず NAS 背面の USB 3.0 ポートを使用してください。 NAS 前面の USB 3.0 ポートや背面の USB 2.0 ポートに接続すると、正常動作しない場合が あります。
■ AS6004U の HDD を管理する
1. AS6004U と NAS の接続完了後、 「ADM」→「ストレージマネージ ャ」→「概要」の順にクリック し、画面に NAS と AS6004U の HDD 状況が表示されます。 2. 「ボリューム」画面で「作成」を クリクし、AS6004U の HDD で 「RAID ボリューム」または 「MyArchive ディスク」を作成で きます。■ AS6004U の活用
● RAID ボリュームの作成:4.3 RAID を構成する ● MyArchive の作成:10.1 MyArchive の使用 ● 内部バックアップ機能で NAS のデータを AS6004U にバックアップ:9.1.3 外部バック アップ11. Q&A
ASUSTOR NAS の使用上に何かご質問ありましたら、下記リンクにてご参照するか、テク ニカルサポートにお問い合わせください。