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1 おむつ交換の準備

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(1)

さ が み 緑 風 園

平成28年度 排泄ケア委員会

(2)

1

はじめに

人間にとって「排泄する」ということは「食べる」「息をする」といったこ

とと同様に基本的な営みになります。病気を患ったり、高齢になったりするこ

とで、基本的な営みが自分の思いどおりにできなくなることは、その人にとっ

て病気そのものより辛いことです。

当園では日常的に紙オムツを使用している利用者が多く、排泄ケアは重要な

介護業務の一つになっています。私達障害者支援施設の職員は、利用者の気持

ちに寄り添い、できる限り身体的・精神的な負担を軽減し、質の高い排泄ケア

を提供できるように努める必要があります。

加えて、私達は県立施設の職員として公費を扱うという意識を常に持つこと

が不可欠です。正しい排泄ケアを実践するということは、利用者にとって快適

であるだけでなく、オムツ使用量の無駄を省き、公費の削減にもなります。

当園では平成 22 年度、オムツプロジェクトにてオムツ研修会で学んだオム

ツの使用法やスキンケアについてまとめ、各ホームの排泄ケアの質の向上を図

ることを目的として、

「排泄ケアガイドライン(基本編)」を作成しました。さ

らに、併行して、より効果的・効率的な製品の導入や利用者への啓発、職員研

修が行われ、それらを踏襲しながら多くの取り組みがなされました。

その後、平成 23 年度、緑風園において排泄ケアを実施するための最低限の

知識と、それを個々の職員が向上させていくためのきっかけとなる知識をまと

めた「排泄ケアガイドライン(実践編)

」を作成しました。

そして、「排泄ケアガイドライン(実践編)」を策定して 5 年が経過した今、

TENA の導入に伴い、現状に即した形でガイドラインの見直しを行いました。

平成 22 年度策定の「排泄ケアガイドライン(基本編)

」、平成 23 年度策定の

「排泄ケアガイドライン(実践編)」、今年度の見直しを含め、今回、

「排泄ケ

アガイドライン」と名称も簡潔にしました。

この内容は今後のオムツ研修や各ホームのケア方法の意見交換を踏まえた

ものになっています。前半では、緑風園における排泄ケアの準備から片付けま

での一連の基本的な流れと方法をまとめています。また、そこで説明しきれな

い詳細な知識や派生する項目については、後半の<もっと詳しく>にまとめま

した。

つきましては、以下の内容を基本として確認頂いた上で、各ホームの業務の

流れ、利用者の要望や特徴にあわせて工夫して、質の高い排泄ケアを目指して

頂ければと思います。

平成 28年度 排泄ケア委員会

(3)

2

目 次

1 オムツ交換の準備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 (1)準備の手順・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 2 オムツ交換の実際・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 男性編 (1)男性、排尿時のパッド交換・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 (2)男性、排便時のオムツ交換・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 女性編 (1)女性、パッドのみの交換・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 (2)女性、パッドとテープ止めオムツの交換・・・・・・・・・・・・・・・・・25 TENA 編 (1) TENA の交換・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 3 片づけ (1)感染症のない利用者さんの場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 (2)感染症の利用者さんの場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36

(4)

3 もっと詳しく① ゴム手袋の装着~脱着方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 もっと詳しく② 横シーツの使用法・工夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 もっと詳しく③ リフレと TENA の特徴とパッドの種類について・・・・・・・・・・40 もっと詳しく④ オムツとパッドのギャザーの役割・・・・・・・・・・・・・・・・42 もっと詳しく⑤ パッドの当て方を考える基本原則・・・・・・・・・・・・・・・・43 もっと詳しく⑥ 排泄ケア委員会で推薦する男性パッドの当て方・・・・・・・・・・44 もっと詳しく⑦ パッドの重ね使いは逆効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46 もっと詳しく⑧ オムツの当て方のポイント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 もっと詳しく⑨ オムツの装着位置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 もっと詳しく⑩ スキンケアについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 もっと詳しく⑪ 排泄ケア時に気をつけたい感染症について・・・・・・・・・・・・52 もっと詳しく⑫ 尿器や便器について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53 (これより以下は知識編) もっと詳しく⑬ 排泄とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54 もっと詳しく⑭ 排尿のしくみ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 もっと詳しく⑮ 男性は「出にくい」、女性は「漏れ易い」(排尿)・・・・・・・・・・56 もっと詳しく⑯ 排尿障害の種類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57 もっと詳しく⑰ 排尿障害別対策法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58 もっと詳しく⑱ 骨盤底筋肉体操(訓練)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59 もっと詳しく⑲ 排便のしくみ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61 もっと詳しく⑳ 女性ならではの「出にくい」「漏れ易い」の悩み・・・・・・・・・・62 もっと詳しく○21 ブリストル排便スケール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63 もっと詳しく○22 排便障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64 もっと詳しく○23 便失敗対策法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66 もっと詳しく○24 排泄ケアの方法例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68 もっと詳しく○25 アセスメントの例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70 もっと詳しく○26 オムツの種類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71 参考・引用文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74

(5)

4

1 オムツ交換の準備

(1)準備の手順

① まず必要な物を用意します。

・ゴム手袋又はビニール手袋 ・排泄バケツ (ビニール袋を使用すると感染予防に効果的です) ・清拭タオル ・パッド、オムツ (尿量、体格に合った物を選びます) ・横シーツ(排便時、尿漏れ時等) ・ソフトペーパー(必要時) ・陰洗ボトル(排便時必要な場合) 詳しいゴム手袋の着脱 方法は、 P.38【もっと詳しく①】 詳しいパッドの種類に ついては、 P.40【もっと詳しく③】 詳しい横シーツに関 することについては、 P.39【もっと詳しく②】

(6)

5

② プライバシーに配慮してカーテンやドアはきちんと閉めて下

さい。

③ 介助をしやすいようにベッドの高さを調整します。必要な物

は手の届くところに置き、おむつとパッドは交換前に広げ、

ギャザーを立てておきます。その際、オムツの中の吸収剤が

偏らないように、振らずに広げて下さい。

これで準備は終わりです。

オムツとパッドのギャ ザ ー の 役 割 に つ い て は、 P.42【もっと詳しく④】

(7)

6

2 オムツ交換の実際

ここでは男女別でオムツ交換について大まかな順序を説明し

ていきます。交換の実際については、園で貸出ししている

DVD、

「ちょっと待って。そのおむつ、大丈夫?」も参照してください。

(参考箇所)

チャプター 2 作法? おむつ交換

チャプター 3-1 おさらい~ ポイント編

(8)

7

男性編

(1)男性、排尿時のパッド交換

① ゴム手袋を装着して、ズボンを下しオムツのテープを外します。 (多くの場合、ズボンの前側を下ろすだけでパッドの交換はできま すが、交換しにくい場合はズボンの後ろ側も下げてください。) ② パッドを外し、交換します。汚れたパッドは排泄バケツに捨てて ください。 こちらも参考にして下 さい。 排尿量については、 P.55【もっと詳しく⑭】 P.56【もっと詳しく⑮】 排尿障害については、 P.57【もっと詳しく⑯】 P.58【もっと詳しく⑰】

(9)

8 ③ S 字のカーブを描きながら、オムツの前側をソケイ部に沿わせて陰 部に寄せます。パッドをオムツのギャザー内に収め、クロス止め します。クロス止めの際は下のテープから止めます。 パッドの当て方の基本 原則については、 P.43【もっと詳しく⑤】 推薦する男性パッドの 当て方については、 P.44【もっと詳しく⑥】 パッドの重ね使いは逆 効果については、 P.46【もっと詳しく⑦】 S 字カーブ、クロス止 めについては、 P.47【もっと詳しく⑧】

(10)

9 ④ ズボンを上げます。

これで男性の排尿時のパッド交換は終わりです。

オムツとパッドのギ ャザーの役割につい ては、 P.42【もっと詳しく④】 これで大半の漏れは防げます! ※大転子にオムツがかぶさると動 きを阻害してしまうので、大転子 を覆わないようにハイレグに当 てます。

(11)

10

(2)男性、排便時のオムツ交換

① 横シーツを敷きます。まず、利用者さんの身体を介助者と反対の 向きに倒して横シーツをできるところまで入れます 排便のしくみについて は、 P.61【もっと詳しく⑲】 ブリストルスケールに ついては、 P.63【もっと詳しく○21 排便障害については、 P.64【もっと詳しく○22 P.66【もっと詳しく○23】 横シーツの使用方法・ 工夫については、 P.39【もっと詳しく②】 ※側臥位にする際は利用者さんの膝を曲げると楽にできますが(図 1)、身体の弱い利用者さんの場合は腰を持って側臥位を行って 下さい(図2)。 (図1) (図2)

(12)

11

② 利用者さんの身体を介助者側へ少し倒して先ほど身体の下に敷い ておいた横シーツを引っ張り出します。

(13)

12 ④ パッドを外し、股の部分にオムツの前側を入れます。 ⑤ テープ止めオムツのテープは皮膚を傷つけないように折り曲げ、 介助者と反対側のオムツのサイドをお尻の近くまで入れます。 ※排便がズボンに付いて汚れそう な時は、ズボンを左の写真よりも もっと下げると良いです。

(14)

13 ⑥ 利用者さんの身体を介助者の反対側へ向けます。 ⑦ 股よりオムツの前側を引っ張り出します。 ※ここでは、介助者の反対側に側臥 位をしていますが、利用者さんに よっては介助者側へ側臥位にな って便を拭き取る方が良い場合 もあります。 顔をベッドサイドや壁にぶつけないように注意! ※⑦~⑨は決まった順番というも のはなく、状況によって前後して も構いません。

(15)

14 ⑧ 介助者側にあるオムツのサイドより、排泄物を包みながらオムツを 丸めます。丸めたおむつはバケツに入れます。 (感染予防のために、ビニール袋の使用が望ましいです。) ⑨ お尻の部分と股のできる部分を清拭します。 ス キンケア につい て は、 P.49【もっと詳しく⑩】

(16)

15 ⑩ 介助者側の横シーツをできる範囲で利用者さんの身体の下に入れ ます。 ⑪ オムツを当てます。利用者さんはここで仰臥位(上向き)に戻り ます。 適 切なおむ つの装 着 については、 P.48【もっと詳しく⑨】 横シーツの使用方法・ 工夫については、 P.39【もっと詳しく②】

(17)

16 ⑫ 利用者さんの身体を介助者側に少し倒し、介助者と反対側のオム ツのサイドを引っ張り出し、横シーツを抜き取ります。 ⑬ 拭ききれなかった股の部分を前側より清拭します。(しわになって おり拭きにくい部分も、忘れないようにふき取りましょう!) 陰部洗浄については、 P.49【もっと詳しく⑩】 ※皮膚がデリケートだったり、皮膚トラ ブルが起きやすかったりする利用者 さんは、排便時に陰部洗浄を行うと、 皮膚トラブルの予防・改善に効果的で す。

(18)

17 ⑭ S 字カーブを描くようにソケイに沿わせておむつを陰部に寄せ、パ ッドを当てます。 ⑮ パッドをギャザー内に収め、クロス止めします。 S 字カーブ・クロス止め については、 P.47【もっと詳しく⑧】 男性パッドのあて方に ついては、 P.44【もっと詳しく⑥】 オムツとパッドのギ ャザーの役割につい ては、 P.42【もっと詳しく④】

(19)

18 ⑯ ズボンを上げられるところまで上げます。

⑰ 両サイドに交互に身体を傾けズボンの後ろ側を上げます。その際、 肌着をズボンの中に入れたり、上着の乱れを直したりなども行っ てください。

(20)

19

(21)

20

女性編

(1)女性、パッドのみの交換

排尿時や、パッドで収まる排便の処理ではパッドのみを交換し

ます。

① ズボンを下ろし、テープ止めを外します。ズボンは膝まで下ろし、 テープ止めオムツのテープは皮膚を傷つけないように折りまげて 止めておきます。 こちらも参考にして下 さい。 排尿のしくみについて は、 P.55【もっと詳しく⑭】 P.56【もっと詳しく⑮】 排尿障害については、 P.57【もっと詳しく⑯】 P.58【もっと詳しく⑰】

(22)

21 ② 利用者さんを側臥位にしてからパッドを外します。 ※ 外したパッドは使用済みの面を内側に丸め、バケツに入れます。 ※ 排便時はペーパーを使い、汚れを広げないようにパッド内側へま とめます。便のついたオムツは周りを汚さないよう必ずビニール 袋に入れます。 ③ 新しいパッドを広げ、テープ止めオムツのギャザーの内側にセッ トし、できるところまで利用者さんのお尻の下に敷きます。 パッドの当て方の基本 原則については、 P.43【もっと詳しく⑤】 パッドの重ね使いは逆 効果については、 P.46【もっと詳しく⑦】

(23)

22 ④ 利用者さんを反対向きにし、逆側のパッドもきちんとギャザーに おさめます。 ⑤ 利用者さんを仰臥位にし、パッドを身体に合わせながら前側に当 てます。 ※ 左右のギャザーを左右の人差し指に沿わせ、ソケイ部にパッドの ギャザーをフィットさせるのがポイントです。 ※ ギャザーがソケイ部からずれてしまうと、モレが生じたり、モモ の内側を圧迫して痛みや不快感を招くことがあります。 S 字カーブについては、 P.47【もっと詳しく⑧】

(24)

23 ⑥ ⑤の手順と同様にテープ止めもギャザーを身体に沿わせながら前 側へ当てます. ※ またぐりのギャザーを伸ばしながらしっかりと前へ送るのがポイ ントです。 ⑦ テープ止めオムツはサイズ表示が身体の中央にくるように当て、 テープを下下上上の順にクロス止めします。 ※ 大転子にオムツがかぶさると動きを阻害してしまうので、大転子 を覆わないようにハイレグに当てます。 ※ 下のテープは上向きに、上のテープは下向きに止め、身体が動い てもずれないように骨盤にフィットさせます。 ク ロス止め につい て は、 P.47【もっと詳しく⑧】

(25)

24 ※ ウエスト部分のギャザーはピーンと伸ばすのがポイントです。ギ ャザーにあそびがあると背部からの便モレが起きることがありま す。 ⑧ ズボンを上げます。

これで女性のパッドのみの交換は終わりです。

(26)

25

(2)女性、パッドとテープ止めオムツの交換

排尿や排便がパッドからモレ、テープ止めオムツまで汚れてし

まったときにはパッドとテープ止めオムツの両方を交換します。

① ズボンを下ろし、テープ止めを外します。ズボンはひざまで下ろ し、テープ止めオムツのテープは皮膚を傷つけないように折りま げて止めておきます。 排便のしくみについて は、 P.61【もっと詳しく⑲】 ブリストルスケールに ついては、 P.63【もっと詳しく○21】 排便障害については、 P.64【もっと詳しく○22 P.66【もっと詳しく○23 ※ここでは取り上げていませんが、排 便時はズボンを下ろす前に横シーツ を敷くと良いです。 横シーツの敷き方は、P.10~P.11 と、 P.39【もっと詳しく②】横シーツの 使用方法・工夫を参照して下さい。

(27)

26 ② オムツの汚れ方を確認し、汚れの少ない方のテープ止めオムツの メッシュ部分を身体の下に丸めて入れこみます。 ※ そのままテープ止めオムツを入れ込んだ側に利用者さんを側臥位 にして、その状態でパッドとオムツを引いて外します。 ※ 外したテープ止めオムツは使用済みの面を内側に丸め、汚れを広 げないようにまとめます。 ③ 新しいテープ止めオムツに新しいパッドを重ね、側臥位で下にな っている側のテープ止めオムツのメッシュ部分を折り、オムツの ウエスト部分を合わせます。 ※ パッドはテープ止めオムツのギャザーの内側にセットします。 適 切なおむ つの選 び 方については、 P.25【もっと詳しく⑬】 ギャザーについては、 P.42【もっと詳しく④】

(28)

27 ④ 利用者さんを反対向きにし、逆側のテープ止めオムツのメッシュ 部分を伸ばします。パッドもきちんとギャザーにおさめます。 ⑤ 利用者さんを仰臥位にし、パッドを身体に合わせながら前側に当 てます。 ※ 左右のギャザーを左右の人差し指に沿わせ、ソケイ部にパッドの ギャザーをフィットさせるのがポイントです。 ※ ギャザーがソケイ部からずれてしまうと、モレが生じたり、モモ の内側を圧迫して履き心地の悪さや痛みを招くことがあります。 S 字カーブについては、 P.47【もっと詳しく⑧】

(29)

28 ⑥ ⑤の手順と同様にテープ止めもギャザーを身体に沿わせながら前 側へ当てます。 ※ またぐりのギャザーを伸ばしながらしっかりと前へ送るのがポイ ントです。 ⑦ テープ止めオムツはサイズ表示が身体の中央にくるように当て、 テープを下下上上の順にクロス止めします。 ※ 大転子にオムツがかぶさると動きを阻害するので、大転子を覆わ ないようにハイレグに当てます。 ※ 下のテープは上向きに、上のテープは下向きに止め、身体が動い てもずれないように骨盤にフィットさせます。 ク ロス止め につい て は、 P.47【もっと詳しく⑧】

(30)

29 ※ ウエスト部分のギャザーはピーンと伸ばすのがポイントです。ギ ャザーにあそびがあると背部からの便モレが起きることがありま す。 ⑧ ズボンを上げます。

これで女性のパッドとテープ止めオムツの交換は終わ

りです。

(31)

30

TENA 編

(1)

TENA の交換

TENA を使用する際には、パッドは使用しません。TENA は

ぬれるとバックシート中心の青いラインがにじんで消えます。ラ

インが消えたときが、交換をする目印となります。

① パッドを広げます。テープの付いている方が後ろです。 ② パッドを縦方向に 2 つ折りにします。 ③ 立体的な形になり、くぼみができます。 リフレとTENA の違い については、 P.40【もっと詳しく③】

(32)

31 ④テープ側を背にして、2つ折りにしたパッドを両脚の間から差し入 れます。 ⑤ ベッドを脚の付け根まで近づけて、前後のバランスを均等にします。 ⑥尻の下の方からパッドを十分広げ、中心線を背骨に合わせます。

★ポイント★

十分広げ、

中心線を背骨に!

(33)

32 ⑦下側にあるテープのついた部分を体の下に差し入れ、仰向けになっ ていただきます。 ⑧ ⑦で差し入れたテープのついた部分を反対側から出し、パッドの 端を十分広げます。 ⑨ 左右のバランスを均等にします。

(34)

33 ⑩ 2 つ折りのままパッドを足元の方へ軽く伸ばし、たるみをなくしま す。 ⑪パッドを足の付け根に近づけ、丁寧に鼠径部にそわせます。 ⑪ パッドを左右に十分広げて、腰の両側を包み込みます。

★ポイント★

鼠径部にしっかり

フィット!

おむつの上から、 鼠径部のギャザーを指でな ぞるようにそわせるとフィ ットします。(赤線部) ※あまり強くする必要はあ りません。皮膚を傷つけて しまう可能性があります。

(35)

34 ⑫ テープのついた部分を前に持ってきて、下側のテープを左右留めま す。 ⑬ 上側のテープを、斜め下に向かって留めます。

これで

TENA の交換は終わりです。

(写真及び説明文・TENA メインサイト 製品の使用方法「TENA スリ ップ」より引用)

×良くない例

中心線が曲がっています。 パッドの中央にふくらみが ありません。

(36)

35

3 片づけ

(1)感染症のない利用者さんの場合

① オムツはおむつ用のごみ箱へ捨てます。 ② 清拭タオルはバスコへ入れて下洗いをした後、ランドリーカート に入れてください。

これで感染症のない利用者さんの場合の片づけは終わ

りです。

(37)

36

(2)感染者の利用者さんの場合(

MRSA、緑膿菌、B

型・

C 型肝炎の方)

① 感染症の方のオムツは感染用のごみ箱へ捨てます。 ② 清拭タオルはまず消毒した後にバスコへ入れ下洗いをし、その後 にランドリーカートに入れてください。

これで感染症の利用者の場合の片づけは終わりです。

感染症については、 P.52【もっと詳しく⑪】 ※消毒のやり方 ・水 1 リットルに対し次亜塩素酸ナト リウム溶液5~10ml の消毒液。 ・1 時間以上つける。

(38)

37

MEMO~

(39)

38

もっと詳しく① ゴム手袋の装着~脱着方法

1.

手袋を装着します。

2.

手袋を使用します。

3.

端を持って裏返しながら

脱着し、反対の手で持ったまま、

その手も裏返して脱着します。

4.

汚れた面が内側に包まれた形

で捨てることができます。

(40)

39

もっと詳しく② 横シーツの使用法・工夫

1)横シーツの種類

デニム地シート 防水シート

表面に水分の若干の吸収があります 表面から完全に水を弾きます。

裏側は防水になっています。

2)排便時の使用法

①頭側を折ります。 ②さらに全体を内折にしていきます。

このように使用すると、汚れが他のところにつきにくいです。

③全て丸めていったところで、体を反対に

向けて、横シーツを外します。

(41)

40

もっと詳しく③ リフレと

TENA の特徴とパッドの種類について

(1)リフレと

TENA の特徴について

ア)リブドゥリフレ簡単テープ止め

特徴:パッドと併用して使います。

排尿の際はパッドのみ交換します。パッドには様々な種類があるため、利用

者さんの排泄状況に応じたケアをすることができます。

当園では、

TENA よりもこちらを使用した方が概ね低コストでした。

しかし、適切な方(下記参照)に

TENA を使用すれば、より利用者さんの QOL

を高めることができるため、

TENA が導入されました。

イ)

TENA スリップ マキシ

特徴:パッドは併用しません。

速乾性があり、バクテリアやアンモニアを抑制するため、皮膚に優しい設計

となっています。また、吸収量が多いため、交換回数を減らせる可能性があ

ります。その結果として、日中活動や睡眠の質の向上、利用者さんや職員の

負担軽減が期待できます。

交換表示ラインがあるため、外から見るだけで交換タイミングが確認できま

す。ラインが消えたときが、交換をする目印となります。

サイズ表示 ウエストサイズ SS 50~85cm S 57~92cm 小さめM 65~100cm M 77~110 cm 小さめL 85~120 cm L 92~130 cm 大きめL 92~140 cm サイズ表示 ウエストサイズ 目安吸収量 S 56~85cm 800cc M 72~122cm 1100cc L 92~144cm 1200cc

TENA が合う利用者はどんな方?

○スムーズに側臥位をとれる方(体重が軽い等) ○排尿が中心で、排便周期が管理できている方。 ○日中活動や睡眠の質を向上させたい方。

(42)

41

(2)パッドの種類と特徴について

ア)サラケアパッドパワフル

大きさ

21×48cm

吸収量の目安360ml(最大590ml)

特徴:透湿性がありムレを防ぎます。

イ)サラケアパッドワイドロング

大きさ

29×56cm

吸収量の目安500ml(最大800ml)

特徴:透湿性がありムレを防ぎます。

ウ)サルバ介護応援尿取りパッド

大きさ

30×72cm

特徴:立体ギャザーが無い。

エ)サルバ尿吸収シート

大きさ

19×42cm

吸収量の目安260ml(最大450ml)

特徴:防水バックシートや立体ギャザーが無い。

防水になっていないため、1)2)のパッドに重ねて

吸収量を増やしたり、拘縮などによりオムツやパッドに

隙間が出来てしまう場合に使います。

(43)

42

もっと詳しく④ オムツとパッドのギャザーの役割

オムツや尿取りパッドには、立体ギャザーがついています。

立体ギャザーは防水になっており、身体に沿って立てて当たっていることで、尿がそ

れより外側に漏れることを防ぎます。

尿がパッドに吸収されるまでは

10 秒程度かかりますが、写真のようにギャザ

ーが尿をせき止め、吸収される前の尿が外に漏れるのを防ぎます。

(44)

43

もっと詳しく⑤ パッドの当て方を考える基本原則

1)排尿量より

100~200ml 多いパッドを選ぶ。

2)排尿パターン、交換時期などに合ったパッドを昼と夜で使い分ける。

3)吸収スピードの速いパッドを選ぶ。

4)尿や便をいったん蓄える空間をパッドで作る。

5)尿や便の流れる低位の方向にパッドをずらす。

6)尿や便の流れる低位の方向に広い面積のパッドを当てる。

7)尿や便の流れをせき止めるギャザーの高い深いパッドを選ぶ。

8)流れの広がりに対応する面積の広いパッドを選ぶ。

(おはよう

21 2011 年 6 月号より)

(45)

44

もっと詳しく⑥ 排泄ケア委員会で推薦する男性パッドの当て方

男性のパッドを当てる際のポイントと注意点

1)陰茎に巻けるかどうかで当て方を選ぶ。

2)車椅子移行等でズレがないか気をつける。

3)パッドはオムツのギャザーの内側に入れる。

4)パッドの穴あけはギャザーの意味がなくなるので、極力行わず、ギャザーを意識

する。

5)穴あけは陰茎に傷をつけることがある。

陰茎につつめる場合

1.陰茎の先端がギャザーを立てたパッドの中央に来るように当てます。 2.陰茎の付け根に近い部分をパッドのギャザーで左右順番に包みます 3.右⇒真ん中⇒左と折りたたみます。 4.畳んだパッドが広がらないように、オムツが浮かないように閉じて完成です。

(46)

45

陰茎につつめない場合

1. パッドの立体ギャザーを立て、陰嚢ごと包みます。 2. ギャザーで陰茎の付け根まで包みます。 3.右⇒真ん中⇒左と折りたたみます。 4.畳んだパッドが広がらないように、オムツが浮かないように閉じて完成です。

その他の当て方

・ 女性当て ・縦巻き

女性と同じようにオムツのギャザ

ーの内側に尿取りパッドを縦に当

てる方法。陰茎に包めない場合など

に有効です。

陰茎に対しパッドを縦に使い包

んでいく方法。陰茎に包める場

合に用います。

(47)

46

もっと詳しく⑦ パッドの重ね使いは逆効果

1 度の(1 回の交換タイミング間)排尿量を超えた量のパッドを当てることにメリ

ットはありません。多くパッドがオムツの中に詰め込まれると、ギャザーが機能しな

くなったり、オムツに隙間が出来て、かえって尿漏れや便漏れの原因になります。

モッコリして見た目も×

パッドが多すぎてオムツのギャザーが体から浮いてしまっています。

体からギャザーが離れてしまっていると、その隙間から尿が外へ流れます。

沢山のパッドで尿を吸収させようとして、オムツ内でしっかり吸収できないでズボン

やシーツを濡らしてしまっては、オムツを効率的に使えないですし、かえって仕事が

増えてしまいます。

(48)

47

もっと詳しく⑧ オムツの当て方のポイント

(1)

S 字カーブ

左右そけい部にギャザーを沿わせるために、

S 字を描くようにオムツをあてます。

(2)クロス止め

オムツのテープは下のテープが足の付け根に掛かるように、上のテープが腰骨にかか

るように止めます。(結果的に名称のようにクロスした形になります。

(49)

48

もっと詳しく⑨ オムツの装着位置

オムツの正しい装着位置は、横が腰骨の上、後ろがおへその真裏あたりから装着する。

腰骨にしっかりかかっていることで、オムツのズレを防ぎます。

オムツのサイズの決め方

下の写真①のように左右のテープが①~②の間に止まる位置が適正サイズです。

オムツが大きすぎるとテープが内側に、小さすぎると外側に止まってしまいます。

(50)

49

もっと詳しく⑩ スキンケアについて

~スキンケアについて~

皮膚は、一度皮膚トラブルになると、新しい皮膚に完全に生まれ変わるまで、

55

~100日ほどかかってしまう

と言われています。もとに戻すのはとても時間のかか

る作業ということから、皮膚トラブルは

予防を行っていくことが大切です。

皮膚は皮脂膜という脂のバリアで覆われています。このバリアが細菌の発育を抑え

たり、皮膚の潤いを保っています。このバリアは

弱酸性

で、

アルカリ性

のものを中和

して皮膚を守ります。

しかし、便や尿はオムツの中で時間が経つと

強いアルカリ性

となり、皮脂膜を壊

したり、皮脂膜が十分に機能していないと皮膚に悪影響を及ぼします!

皮脂膜を守るための陰部洗浄や正しい清拭方法が必要です。

~陰部洗浄の方法~

1. 準備するもの

2. 方法

・洗浄用のお湯の入った容器 ・弱酸性の石鹸またはボディソープ ・清拭タオル(乾いたもので可) ・保湿クリーム ・ソフトペーパー ①これから陰部洗浄を行うことを伝えます。

(51)

50 ②汚れたオムツをはずします。その際、洗浄部の汚 れた便はソフトペーパー等で拭き取ります。 ③洗浄で汚れてもいいようにエコン(または横シー ツ)を敷きます。ただし、②のオムツがそのまま 使えそうであれば、そのまま使用しても良いで す。 ④よく泡立てた石鹸の泡で洗浄します。汚れを泡 に吸着させていくイメージです。 ⑤石鹸をよく洗い流します。(お湯の温度は34 ~37℃、自分の手にかけて熱いと感じない 程度が目安です。)

(52)

51

3. 頻度

陰部洗浄は、非入浴日については

1 日に1~2回行うのが理想的です。皮脂膜の保

護のために、頻回な洗浄は逆効果です。そのため、入浴日は行わなくても、入浴時の

洗浄のみで十分です。

なお、頻回な便失敗で皮膚トラブルがある場合は、肛門清拭剤やオリーブオイルな

どを利用して、

摩擦を加えないように抑えて拭き取ります。

清拭の方法

オムツ交換毎に、清潔な面から不潔な面に拭き取ります。たとえば、肛門には細菌

があるため、陰部や亀頭部から肛門に向かって拭き取ります。また、皮膚を傷つけな

いためには、擦って摩擦を加えないように、押さえて拭き取る方が適切です。

⑥タオルで拭き取ります。 (皮膚を守る為、擦らずに押さえ拭きで)

(53)

52

もっと詳しく⑪ 排泄ケア時に気をつけたい感染症について

MRSA・緑膿菌

B 型・C 型肝炎

ノロウイルス

主な感染ルート

接触感染

物質媒介型感染

接触感染

どんなもの?

抗生物質に耐性のあ

る菌で、抵抗力の弱

った身体に対して悪

さをします。

発症すると肝炎から肝

硬変や肝細胞癌になり

ます。

感染すると人の腸内で

増えて、下痢や嘔吐、腹

痛、風邪のような症状を

引き起こします。

接触感染とは・・

介護と介護の間に手洗いをしなかったり、手袋の交換を怠ったりするとおこります。

物質媒介型感染とは・・

汚染された物質(食物・水・血液・装置・器具)などによって感染が広がります。

飛まつ感染とは・・

感染源である人の咳やくしゃみ、会話によって感染します。

急な感染症対応(インフルエンザやノロウイルス)については、

「さがみ緑風園 感染症対策マニュアル」に則って行って下さい!

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53

もっと詳しく⑫ 尿器や便器について

尿器や便器を上手く使うことで、オムツよりも快適かつ効率的な排泄が可能な場合も

あります。

男性用尿器 安楽尿器

差込便器 ゴム便器

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54

もっと詳しく⑬ 排泄とは

1 排泄とは

体内で不要になった老廃物を溜めて出すことです。生命を維持していく上で、とても重要 な生理機能です。

2 排泄に必要な一連の動作

尿意・便意 →トイレ・尿便器の認識 →移動 →脱衣 →尿便器へのアプローチ →排尿・排便 →後始末 →着衣 ◎このように、排泄には連続した動作を行う、高い次元の機能が必要となります。排泄につ いての課題を解決していく際は、これらの動作のどこができなくて排泄に失敗したか、ど の部分を補えば改善するか、といった視点を持つことが大切です。

3 正常な排泄に必要な

3 つの条件

① 尿や便をつくるメカニズムが正常であること。 ② 尿や便をしっかり溜めて、しっかり出すための臓器や脳が正常であること。 ③ 連続した排泄動作を行うための運動機能が正常であること。 ◎この3 つうち、1 つでも異常があったり、機能が低下したりする状態を「排泄障害」とい い、日常生活に大きな問題を引き起こすことになります。

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もっと詳しく⑭ 排尿のしくみ

身体の各組織から不要物を受け取った血液は、腎臓に流れ込 みます。腎臓は左右の腰背部に 1 つずつあるそら豆形の臓器で、 「握りこぶし」くらいの大きさです。 腎臓内には、糸球体と尿細管という濾過器官が、1 つの腎臓 に約 100 万個あり、血液はまず糸球体で濾過されます。体に 必要な血液成分や、体のエネルギー源であるタンパク質は除去 されずに血液に戻ります。そして、筋肉を動かす時に使ったタ ンパク質の燃えカス、いわゆる老廃物や塩分、糖分、水分は濾過され、原尿となります。 体に必要な成分を再吸収するため、原尿は尿細管でもう一度濾過され、体に不必要な塩分、 水分、老廃物が、膀胱に送られて尿となるのです。1 日につくられる尿の量は、約 1000~ 2000mlです。 こうして腎臓でつくられた尿は左右の尿管を通って膀胱にためられます。 膀胱は「ゴム風船」のような臓器で、その容量は通常300~500ml。蓄尿している時、膀 胱はふくらんでいますが、尿道は、水道の蛇口のようにしっかり閉じて出さないようにして います。 尿が膀胱に150mlほど溜まってくると膀胱壁が刺激され、「おしっこをしたい」と感じ ます。尿意は脊髄をとおって排尿中枢に伝わり、大脳が出すか出さないかの判断を行います。 排尿する準備が整うと、大脳が膀胱反射中枢に指令を出し、膀胱をしぼませて、反対に尿道 はゆるませて尿を出します。膀胱と尿道は逆の働きをしながら、蓄尿と排尿のコントロール を行っているのです。 (イラスト・排泄総合サイト「まるnavi」ホームページより引用)

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もっと詳しく⑮ 男女で悩みの違い

男性は出にくい、女性は漏れ易い

男性と女性では排尿器官の構造が違うため、起きやすい障害や悩みも異なります。 男性の尿道は約 20cm で、女性にはない前立腺という臓器 があります。前立腺は精液の一部をつくり、大きさはクルミ大。 膀胱のすぐ下に位置し、尿道はその中心を貫くように通ってい ます。 前立腺は加齢とともに内腺にコブのようなものができ、大き くふくらんできます。そのため、尿道を圧迫し、尿が出にくく なるのです(排尿困難)。これが「前立腺肥大症」です。現在では 50 歳以上の 3、4 人に 1 人が肥大しているといわれています。しかしながら、必ずしも症状を引き起こすとは限ら ず、排尿障害、頻尿などの問題が生じた場合を前立腺肥大症と呼びます。 一方、女性の尿道は約 3~4cm。男性の 1/4 の長さしかあ りません。そのため、女性は外尿道括約筋の筋肉量が少なく、 尿道を締める力が弱い構造になっています。尿道は、外尿道括 約筋を含む骨盤底筋群という筋肉に取り囲まれています。骨盤 底筋群は、下腹部の恥骨から尾骨にハンモック状に張られ、膀 胱、膣、子宮、直腸などを支える働きをもち、尿道や膣、肛門 を締める役割も果たしています。 ところが、出産や肥満、運動不足などが原因でゆるむ傾向があり、その結果、膀胱が下が って尿道を締める力が正しく働かなくなるため、尿が漏れやすくなるのです。 また、月経前や更年期、閉経後には女性ホルモンの影響で尿道が固くなったり、妊娠して 子宮が大きくなると膀胱が圧迫されたりすることも、尿が漏れやすい原因になっています。 (イラスト・排泄総合サイト「まるnavi」ホームページより引用)

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もっと詳しく⑯ 排尿障害の種類

1 排尿の失敗

タイプ 症状 主な原因 切迫性尿失禁 したいと思うと我慢でき ないでもれてしまう。トイ レの回数が増えもれやす い。 膀胱が小さい、勝手に収縮 するなど。膀胱炎、血管障 害、パーキンソン病などに 多い。 腹圧性尿 せきやくしゃみ、跳んだり 走ったりすると出る。出産 を経験した中高年の女性 に多い。 骨盤底筋が緩んだ為。老化 出産でゆるむことが多い。 溢流性尿失禁 尿が出にくい。残った尿が じわじわと溢れてしまう。 ひどい頻尿ととらえるこ とが多い。 前立腺肥大、糖尿病、脊髄 損傷、骨盤内の手術を受け た人に多い。 機能性尿失禁 尿意はある。トイレまで行 けない。下着の処理が出来 ない等トイレでの動作が わからない。 老化、身体の障害。 日常生活動作の低下、ある いは認知症の症状から。 (イラスト・かながわ排泄ケア研究会、園内研修資料より引用)

2 排尿困難(尿が出にくい)

神経の障害で出ない。(神経因性膀胱等で)

3 頻尿(排尿の回数が多い)

1 日 10 回以上、特に夜間にトイレに行く回数が多い。 排尿障害への対策方法は次 のページにあります。

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もっと詳しく⑰ 排尿障害別対策法

切迫性尿失禁 脳出血や脳梗塞、パーキンソン病など病気が排尿の失敗の原因になってい る場合は 、薬物治療が有効で70%効果があります。その他の場合、膀胱に 尿を十分溜められるように膀胱訓練や骨盤底筋体操(訓練)を行います。 腹圧性尿失禁 腹圧性尿失禁に有効なケアは、骨盤底筋訓練です。ゆるんだ筋肉を筋力ト レーニングで鍛えましょう。 溢流性尿失禁 薬剤による治療、残尿の除去、男性の場合前立腺の治療などの方法がありま す。 機能性尿失禁 機能性尿失禁には、運動機能障害(手足がうまく動かない)と精神機能障 害(痴呆等により判断力・認識力が低下しうまくできない)に分かれます。 こういった場合、介護力、用具の活用、環境整備などの方法があります。精 神機能障害には、排尿習慣訓練が有効です。

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もっと詳しく⑱ 骨盤底筋体操(訓練)

腹圧性尿失禁に有効なケアは骨盤底筋肉体操です。ゆるんだ筋肉を筋力トレーニングで鍛 えましょう。 (イラスト・排泄総合サイト「まるnavi」ホームページより引用) 座ってトレーニング ・まず、全身の力を抜いてリラックス。 ・足を肩幅に開き、床につけて座る ・背中をまっすぐ伸ばし、顔を上げる。 ・お腹に力が入らないように気をつけながら、男性は肛門を、 女性は肛門と膣を締める。体を引っ張り上げる感覚で。 ・締めたまま、ゆっくり 5 つ数えた後、緩める。締めたり緩め たりを繰り返す。 四つんばいでトレーニング ・床に膝をつき、肘を立てて顔をのせる。 ・この姿勢のまま、肛門を締める。 仰向けでトレーニング ・仰向けに寝て足を肩幅に開く。 ・膝を少し立てて、体の力を抜き肛門と膣を締める。

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60 立ってトレーニング ・机のそばに立ち、足と手を肩幅に開く。 ・机に手をつき、体重を腕にかけてもたれる。 ・背中はまっすぐ伸ばし、顔は上げて、肩・お腹の力を抜く。 ・肛門と膣を締める。 腹筋トレーニング (イラストなし) ・仰向けに寝た姿勢から、上半身を起こす。 ・起き上がる時には肛門と膣を締める。 背筋トレーニング (イラストなし) ・仰向けに寝て膝を立てる。 ・膝を持ち上げながら、肛門と膣を締める。 骨盤底筋が弱っていると5 秒も締められません。途中で力が抜けてしまったら締めなおし、 何度も締めたり緩めたりを繰り返します。締める感覚がわからない場合は、排尿の途中で尿 を止めてみて下さい。どの筋肉を使っているかがわかります。骨盤底筋訓練は持続的に行う 必要があります。漏れが治っても、習慣として続けていきましょう。

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61

もっと詳しく⑲ 排便のしくみ

口から摂取された食べ物は、かみ砕かれて食塊になり、食道を通って胃に送られます。胃 は消化器管のなかで唯一食物を貯留する「ダム」。そこで、蠕動運動によって胃液とよくか きまぜられ、消化しやすいドロドロ状になります。 小腸は栄養素の吸収に重要な臓器です。内壁には輪状の ヒダがあり、このヒダは絨毛と呼ばれる小さな突起におお われています。この絨毛の細胞膜から消化酵素が分泌され、 食べ物はさらに分解されて、大部分の栄養素が小腸を通過 中に消化・吸収されます。 大腸に到達した残りカスの 9 割が水分。大腸は、直腸に 達するまでの過程で徐々に水分を吸収して固形化し、便を 形成します。 直腸に便がたまると重みで直腸壁が伸展し、その刺激が排便中枢を介して大脳に伝わり、 「うんちをしたい」と感じます。 便意が起こると、腹筋の収縮、横隔膜の下降により腹圧を高めて(いきんで)、便を押し 下げます。そして、内肛門括約筋と外肛門括約筋をゆるませて、体外に排出するのです。 口から入った食べ物が、便として排泄されるまでに 24~72 時間かかります。 (イラスト・排泄総合サイト「まるnavi」ホームページより引用)

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もっと詳しく○

20

女性ならではの「出にくい」

「漏れ易い」の悩み

女性に便秘が多いのは、妊娠初期や排卵後に分泌される黄体ホルモン(プロジェステロン) が原因といわれています。 黄体ホルモンには、排卵に備えて腸管内から水分を体内に溜め込 む作用があるため、便が硬くなって出にくくなってしまうのです。 さらに、子宮などを緊張させ腸の動きも鈍くしてしまうので、いっそう便が出にくい状態 に。 男性に比べて腹筋が弱いことも、またダイエットなどで食物繊維が不足してしまうとい うことも便秘の原因になっています。 便も尿と同じく、神経と骨盤底筋群によってコントロールされています。 女性は男性に比べて、肛門を絞める役割の肛門括約筋が薄く、出産によって損傷を受ける ことがあるため、便がもれやすい傾向にあります。

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ブリストル排便スケール

便の性状を表現するには、ブリストル排便スケールを用いると視覚的にも理解しやすく、 患者が記入するときにも表現に迷いません。排便日誌はケアに不可欠なものですから、チ ームで徹底して、記入もれがないようにして活用してください。 便の量とは「多い、普通、少ない」などと記入し、性状は図2のブリストル排便スケー ルの 7段階を参考に記入するか,もしくは「硬、普、軟、下痢」などと記入してもよい です。 ブリストル排便スケール

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もっと詳しく○

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排便障害

1 便秘

一般的に便秘とは、3 日以上排便がなく、不快感や苦痛を感じる状態をいいます。 ただ、身体の調子や生活習慣、食物の質や量によっても異なり、単に回数だけで便秘かど うかを判断することはできません。たとえば、毎日排便があっても量が少なかったり、便が すっきり出たと感じられない場合、いつもコロコロの固い便の場合などの症状がみられる場 合などを、便秘とされています。 便秘は一過性の「単純性便秘」、腸の障害(炎症、狭窄、癒着、腫瘍など)で通りにくい ために起きる「器質性便秘」、腸管の機能の異常で起きる「機能性便秘」に分けられます。

2 下痢

下痢は、便の中の水分量が 90%を超えた形のない状態をいい、腸の粘膜からの水分吸収 が不十分だったり、腸の蠕動運動が激しく内容物の通過が早まるために起こります。 急性下痢と慢性下痢に分かれ、急性下痢の多くは水様便で回数が多く、暴飲暴食や寝冷え、 食中毒、ウイルス性腸炎、感染性腸炎(コレラ、赤痢)などが関係します。 もう一方の慢性下痢は、継続して続いたり、繰り返し起こるものをいい、腸の慢性炎症、 大腸がんやポリープなどの場合もあります。最近急増している過敏性腸症候群は、過労やス トレスから自律神経のバランスが崩れて起こるものです。

3 頻便

トイレの回数が多い。

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4 排便の失敗

排便の失敗はがまんできずに出てしまったり、知らずに漏れてしまったりする状態をいい、 排尿の失敗に比べ、精神的影響の大きい深刻な問題です。排便の失敗の原因には、さまざま なタイプがあり、大別すると次のように分けられます。 切迫性便失禁 急に便意を感じたとき、がまんできずに漏れるタイプ。 下痢を伴っているこ とが多いです。 腹圧性便失禁 腹圧が急激にかかった時にもれるタイプ。加齢で肛門括約筋が衰えていたり、 事故や出産などによって損傷したりするためにおこります。主に、女性に多 く見られます 溢流性便失禁 便がたくさんつまっているために溢れ出てくるタイプ。 便秘を伴っているこ とが多いです。 機能性便失禁 排便動作や判断がうまくできずに漏れるタイプ トイレの場所がわからなか ったり、行動障害があるために起きます。

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66

もっと詳しく○

23

便失敗対策法

排便の失敗には、便を定期的に出すことが一番大切です。そのためには、便と腸の状態を 良好に整える必要があります。

(主な対策)

1 食生活と腸内環境の改善

まず、野菜や海藻類など繊維質の多い食品を積極的に食べて、便秘を解消します。効果の ある食べ物は、表のとおりです。ただし、バター、クリーム、牛乳などの脂肪性の食品は、 摂り過ぎると下痢を起こすこともあるので注意してください。 野菜 にんじん・白菜・ほうれん草・ねぎ・なす 果物 りんご・みかん・すいか・ジャムなど加工品 豆類 大豆・あずき・うずら豆・おから 海草 ひじき・昆布・わかめ・のり・ところてん 乳製品 ヨーグルト・牛乳 その他 ビール・サイダーなどの発泡飲料 便の 1/4 は細菌でできています。善玉菌と呼ばれるビフィズス菌や乳酸菌などが減り、大 腸菌やブドウ球菌が多くなると、腸内環境が悪化します。善玉菌は加齢とともに減っていく ので、ヨーグルトなどで細菌のバランスを保つことも大切です。

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2 排便習慣

便意を感じたら、すぐにトイレに行くことも重要です。我慢を続けると、だんだん便意 を感じづらくなってしまいます。便意を一番感じるのは朝食後。ゆっくりと 1 日 1 回規則 的な排便習慣をつけることも大切です。

排便マッサージ

・ 寝る前に、おへそを中心に「の」の字(時計回り)を手のひらで書きます。身体をリラック スさせてゆっくり腹式呼吸をします。足を肩幅に開いて両腕を左右に大きくふり、上体をねじ ります。また、膝を立てて仰向けに寝て、膝を左右に倒します。このとき、顔は膝と反対方向 に向けます。指の腹で心地よい程度の強さで「合谷」と「大腸愈」のツボを押します。

4 便失敗予防対策

弱くなった肛門括約筋を回復させる体操です。 ・つま先を曲げ伸ばしする体操 …仰向けに寝て、お腹に手を当てます。つま先を身体の 方に引っぱった後、ゆっくりと足の甲を伸ばします。 ・お尻に力を入れる体操 …仰向けに寝て、お腹に手を当てて膝を曲げます。お 尻の中心に集めるようにキュッと力を入れます。

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排泄ケアの方法例

1 現状の把握と本人や家族の希望

排泄ケアでまず初めに行うことは現状を把握した上で、「本人・家族の訴えや希望を明らか にすること」です。 排泄はしばしば、本人の訴えと家族の訴えが異なることがあります。たとえば、本人は おむつを外したいと希望しているけれども、家族はつけていてほしいと思っているなど、問 題と感じていることにズレが生じる場合があります。お互いの気持ちを大切にしながら、そ れぞれの立場で感じている問題や希望を明らかにし、具体的に排泄動作のどこに問題がある のかをはっきりさせましょう。 現在どのような状況・方法で排泄しているのか、環境に不備はないか、それら問題に関す る対応方法、排尿・排便状態などを一つひとつ確認します。問題点だけでなく、利点も確認 し、利点を拡大することはできないかも、よく分析しましょう。

2 排泄パターンを知る

トイレに行く時間、排泄量、もらした場合の時間や前後関係など、排泄の記録をつ

けます。排泄パターンがわかると排泄ケアの方向性が見えてきます。

具体的には、1 日の排泄回数、排泄時間、排泄量、もれた時間を書き留めます。できれば、3 日以上行うこ とが理想です。水分摂取量と摂取時間も記録しておくと、飲んだ水分と排尿とのバランスが わかります。排尿量を量るのが難しい場合は、排尿の音を耳で聞くだけでも判断はできます。 排尿に失敗した量も、下着が濡れる程度、衣服まで濡れる程度、ふとんまで濡れる程度など の表現でも構いません。本人や家族の負担にならないよう、状況を見ながら記録してくださ い。

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3 目標を決めて解決策を探る

排泄パターンと問題点が把握できたら、次に「これからどうしていきたいか」を決

めましょう。

たとえば、トイレまでの移動動作を改善し、トイレでの排泄を目標にすると、車いすや手 すりが必要になります。それに伴って住宅改造が必要になることもあります。一つの解決策 を考えるには、排泄に伴うすべての流れを見直す必要があるのです。 また、解決策は一つではありません。日中はトイレに行くけれど、夜間はベッドサイドの ポータブルトイレで排泄したり、尿と便の自立度を分けて考えたりするなど、複数の組み合 わせを考慮し、選択できるようにすることも必要です。 排泄は他の日常生活への影響が非常に大きいので、全体のバランスの中で考えることも大 切。たとえば、おむつをはずした場合、誰がトイレ介助をするのか、そのために必要となる 援助や用具は何かなど、ソフト面も考える必要があります。 (イラスト・排泄総合サイト「まるnavi」ホームページより引用)

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アセスメントの例

主訴が簡単に解決できそうであっても、その裏には大きな問題が潜在していることはよく あることです。排泄をトイレでするようにしたら、夜間の介護負担が激増したというような、 ひとつの問題解決策が別の問題を生じることも多々あることです。 原因を多角的に把握し、排泄動作全般を視野に入れて支援しましょう。結果を焦らず、短 期で解決できないことが多いことも念頭に入れて支援計画を立てることが必要です。 (イラスト・排泄総合サイト「まるnavi」ホームページより引用)

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オムツの種類

パンツやテープ止めなどのアウター、パッドをインナーと分けています。

オムツカバー ①布オムツ用カバー ②紙パッド用カバー ホルダーパンツ ③パンツタイプ ④両開きタイプ ⑤内ベルトタイプ パンツ ⑥吸収体付きパンツ ⑦パッド併用パンツ

テープ止めタイプ ⑧立体ギャザー併用パンツ ⑨ギャザー無しタイプ ベルトタイプ ⑩ベルトタイプ パンツタイプ ⑪ショーツタイプ 薄型 厚型 ⑫ボクサータイプ 薄型 厚型 ⑬2WAY タイプ

パッドタイプ ⑭フラット ⑮パッド 軽失禁用 小中大型

パッドタイプ ⑯フラット ⑰パッド 軽失禁用 小中大型 ⑱用途別特殊パッド パンツ用 両面吸収 前側吸収 軟便用

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72 ①布おむつ用カバー 布製フラットタイプのおむつと合わせて使います。 ②紙パッド用カバー 紙パッドがフィットするようにつくられています。男性用にトランクスタイプのカバーも あります。 ③~⑤ホルダーパンツ 伸縮性のある素材でつくられています。防水性はなくパッドと合わせて使います。身体に フィットしてパッドがずれません。 ⑥吸収体付きパンツ パンツに吸収体が付いているので、パッドの交換が必要なく、紙パンツやパッドを嫌がる 方にも適しています。吸収量は10cc から 150cc です。洗濯してくり返し使えます。 ⑦パッド併用パンツ 普通のパンツと変わらないお洒落なタイプもあります。股の部分が防水になっているタイ プもあります。 ⑧立体ギャザータイプ 一般的なタイプのテープ止めおむつです。立体ギャザーでおむつからのモレを防ぎます。 ギャザーの高さや形状はメーカーにより異なります。テープ部分もいろいろと工夫されて います。 ⑨立体ギャザー無しタイプ 立体ギャザーの代わりに脚周りも吸収体が包みます。ギャザーが合わない方、拘縞がある 方にも使いやすくなっています。 ⑩ベルトタイプ 腰回りから先にベルトのように巻いていきます。立位での交換も簡単です。 ⑪ショーツタイプ 一般的な紙パンツです。下着感覚の超うす型から吸収量おしっこ7 回分の厚型までありま す。 ⑫ボクサータイプ 一分丈のパンツ。フィット感があり横モレの心配も軽減されます。 ⑬2WAY タイプ パンツタイプより吸収体が大きく、テープ止めタイプにした後からもパンツのように上げ 下げできます。 ⑭布製フラット 昔からあるタイプです。布地はドピー織り等で晒しよりは厚手になっています。四角い布 を折り畳んで使います。 ⑮布製パッド 紙製のものに比べると吸収に時間はかかりますが、吸収してしまうとサラッとしています。 洗濯してくり返し使えます。

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73 ⑯紙製フラット 大きさの割には吸収量が少ないです。 ⑰紙製パッド 目安の吸収量5cc から 1,800cc くらいまでいろいろな種類があります。ホルダーパンツや 紙パンツ、テープ止めおむつと合わせて使います。 ⑱用途別特殊パッド パンツ用…紙パンツに併せやすいように、股の幅がパンツと同じようになっています。多 くは二つ折りになっていますので、片手が不自由でもパッド交換ができます。 両面吸収…防水シートがなく両面から吸収します。尿量の多い方や拘縮などで隙間ができ てしまう方など、いろいろな用途があります。メーカーにより肌触りが異なり、 大きさもさまざまです。 前側吸収…尿を前側で吸収するのでお尻に尿が回りにくくなっています。お尻への肌刺激 を軽減できます。 軟便用 …吸収体の表面がネット上になっていて、軟便も吸収しやすくなっています。下 痢によるスキントラブルも低減できます。

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参考・引用文献

(書籍) ・奥井識仁、奥井まちこ著 「介護がラクになる マンガ 排泄ケア」 2007 年 講談社 P.19 ~P.20、P.86~P.88 ・浜田きよ子 著 「排泄ケアが暮らしを変える」 2008 年 ミネルヴァ書房 P.11、P.114 ~P.115、P.117、P.123 ・「おはよう21 2011 年 6 月号」 中央法規 P.23 ・「快適 紙おむつの選び方・使い方」 2011 年 リブドゥコーポレーション P.29~P.32 (DVD) ・かながわ排泄ケア研究会 「おむつの当て方・選び方 ちょっと待って。そのおむつ、大 丈夫?」 2011 年 (ホームページ) (イラスト・排泄総合サイト「まるnavi」ホームページより引用)(H22 年:閉鎖済み) ・特定非営利活動法人 日本コンチネンス協会 ホームページ(http://www.jcas.or.jp/) ・TENA メインサイト(http://www.tena.co.jp/) (研修) ・リブドゥコーポレーション 園内研修 ・かながわ排泄ケア研究会 園内研修 ・ユニ・チャーム メリッケ 園内研修 平成28 年度排泄ケア委員会メンバー 永田 恵子 大野 卓 甲斐 義章 山村 公之介 池本 達哉 丹 友里絵 長澤 貴之 坂本 恭介 宮田 芽依 山崎 美智子 看護師

参照

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