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C 2 年男 のんびりとしていて, 自然災害に対する意識は低い いざというときに自で判断し, 正しく行動することは難しい 1 対 1 の会話では内容の理解はできているが, 全体での話を聞くことは難しい 場所や場面の状況を知り, 自然災害発生時に自で判断し, 適切な行動をとることができ 2-(2) 環

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Academic year: 2021

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知的障害特別支援学級(育成学級)自立活動学習指導案

指導者 ○○ ○○ 1 題材名 自然災害(地震)から身を守ろう 2 題材について 本学級は知的障害学級で,男子2名女子1名が在籍している。3名とも東日本大震災当時は小学生 であったが,当時の思い出は鮮明に覚えている。当時は学校内で災害に遭遇したため,小学校教員の 指示のもと,行動することができた。しかし,今後,学校外で地震災害に遭遇した場合には,落ち着 いて行動できる心構えはできていないと思われる。また,日常生活においてもトラブルが起こるとパ ニックを起こし,その場から逃げてしまったり,どんな行動をとって良いか分からず戸惑ってしまっ たりする傾向にある。したがって,突然の災害に対しては沈着冷静かつ迅速な行動には移せないと考 えられる。 本題材では,わが国の国土や地形の様子,プレートの動きを学ぶことで,地震や台風,津波,火山 噴火などの災害の仕組みを知ることができる。また,それらの自然災害の対処法を知ることで,安全 な避難の仕方について理解を深めることができる。更に,自然災害による傷害は,災害発生時だけで なく,二次災害によっても発生する。これらの自然災害による傷害の多くは,災害に備えておくこと, 安全に避難することによって防止できることを知っておくことが有効だと考えこの題材を設定した。 指導に当たっては,文章や説明から状況をイメージすることが苦手な本学級の生徒が,自然災害の 恐ろしさを知ったり,それらに遭遇した際の対処方法についての知識を深めたりすることができるよ うに,映像資料を用いて視覚的に訴えるようにした。それらを手がかりにイメージできることで,よ り身近な問題として捉えられるようにした。そして,日常生活の様々な場面で,特に,それぞれの学 年の行事である企業訪問や職場体験を意識した場面において,地震から身を守る方法を学ぶことで, 危険を認知し,自らの安全を確保する方法を知るようにした。また,災害の備えをすることで,日頃 から自分の身を守る意識をもち,いざというときに慌てないで行動できる自信を付けさせたい。 3 生徒の実態と個別目標 生徒 題材における実態 題材における目標 A 1 年 女 ・場当たり的な行動が多く,自然災害に対す る意識は低い。 ・指示されたことに対しては,しっかりと反 応することができるが,いざというときに 自分で判断し,正しく行動することは難し い。 ・感情を抑えられず,涙を流すことがある。 ・場所や場面の状況を知り,自然災害発生時に 落ち着いて,適切な行動をとることができる。 【2-(2)】 ・情報を集めたり 環境の状況を把握したりし て的確な判断をすることができる。 【4-(4)】 B 2 年 男 ・自然災害の知識はあるが,正しい避難方法 についての判断や自分の命を守る行動に 対する意識は低い。 ・自分の意に沿わないと冷静に行動できなく なることがある。 ・自分の興味のある話題をたくさん話し続け るのが好きだが,他の人の話を最後までし っかりと聞くことは苦手である。 ・場所や場面の状況を理解し,自然災害発生時 に慌てることなく,適切な行動をとることが できる。 【2-(2)】 ・身の回りの人から情報を収集したり,環境の 状況を把握したりして的確な判断をすること ができる。 【4-(4)】

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C 2 年 男 ・のんびりとしていて,自然災害に対する意 識は低い。 ・いざというときに自分で判断し,正しく行 動することは難しい。 ・1対1の会話では内容の理解はできている が,全体での話を聞くことは難しい。 ・場所や場面の状況を知り,自然災害発生時に 自分で判断し,適切な行動をとることができ る。 【2-(2)】 ・環境の状況を把握して的確な判断をすること ができる。 【4-(4)】 4 指導計画と評価 (3時間扱い,○は本時) 月 時 学習内容・活動 評価 A B C 10 1 ・自然災害について知 る。 台風・豪雨 雷 火山噴火 ・日本の自然災害に は様々な災害があ ることを知る。 ・災害時にどのよう に対処したら良い か知り,ワークシ ートにまとめるこ とができる。 ・日本の自然災害に は様々な災害があ ることを知る。 ・災害時にどのよう に対処したら良い か考え,災害に応 じた対処について まとめることがで きる。 ・日本の自然災害に は様々な災害があ ることを知る。 ・災害時にどのよう に対処したら良い か知り,友達の発 表をもとにワーク シートにまとめる ことができる。 11 ② ・地震災害時に身を守 る方法について知る。 ・災害に対する日頃の 備えについて考え ることができる。 ・地震の際に落ち着 いて行動し,自分の 命を守る方法につ いて知り,ワークシ ートにまとめるこ とができる。 ・非常持ち出し袋に 必要な品を,自分 で考えながら分け ることができる。 ・地震の際に自分の命 を守る方法を知り, 避難の方法をまと めることができる。 ・非常持ち出し袋に 必要な品を,理由 を考えながら選ぶ ことができる。 ・地震の際に自分の 命を守る方法につ いて知ることがで きる。 ・非常持ち出し袋に 必要な品をとそう でない品を分ける ことができる。 3 ・災害時に中学生とし てできることを考 える。 ・地域との連携の大 切さを知り,家族 のために自分がで きることを考え る。 ・地域との連携の大 切さを知り,中学 生として家族や地 域の人のためにで きることを考え る。 ・地域との連携の大 切さを知り,中学 生として周囲の人 にできることを考 える。 5 研究主題との関連 本校の研究主題「心身ともに健康で,安全な生活を送ることができる力を身に付けた生徒の育成」 を受けて,本題材では,自立活動の指導領域「2 心理的な安定」の「(2)状況の理解と変化への 対応」,「4 環境の把握」の「(4)感覚を総合的に活用した周囲の状況の把握」に関する目標を設 定した。普段から,突然のトラブルにうまく適応できない場面がみられるため,自然災害(地震)発 生時においても,自ら考え安全に避難することができる生徒の育成が必要であると考えられる。そこ で本時では,生徒が自然災害の恐ろしさを知り,どのように行動したら良いかを学ぶことで,それら が発生しても慌てないで避難し,自分の命は自分で守る力を身に付けることができるのではないかと 考えた。また,日頃の備えの大切さを知ることで,いざというときに自分だけでなく家族や他の人々 の安全にも気配りのできる生徒の育成につながっていくと考える。

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6 本時の指導 (1)目標 ア 全体目標 地震発生時に,危険を回避する方法を知り,自分のいのちを守る方法について考えることがで きる。 防災備品袋に必要な物を選び,日頃の備えについて考えることができる。 イ 個別目標 A:○ 自然災害を想定し,自分の命を守る方法を知り,その方法を自分の言葉でワークシ ートに書くことができる。 【2-(2)】 ○ 防災備品として必要な品とそうでない品を,自分で考えながら分けることができる。 【4-(4)】 B:○ 自然災害を想定し,自分の命を守る方法を知り,場に応じた避難の方法をワークシ ートにまとめることができる。 【2-(2)】 ○ 防災備品として必要な品を,理由を考えながら選ぶことができる。 【4-(4)】 C:○ 自然災害を想定し,自分の命を守る方法を知り,自分の取るべき行動について1つ ワークシートにまとめることができる。 【2-(2)】 ○ 防災備品として必要な品とそうでない品を分けることができる。 【4-(4)】 (2)準備・資料 ・映像資料 ・ワークシート ・非常持ち出し袋に必要な品とそうでない品の掲示物 ・実際 の防災備品袋 (3)展開 配 時 学習内容・活動 教師の指導・支援と評価 (◎評価,※研究主題との関連) 全 体 A B C 5 分 10 分 1 本 時 の 学 習 目 標 を 確 認 する。 (1)緊急地震速 報 音 を 聞 く。 (2)本時の目標 を読む。 2 ビ デ オ を 見 て 大 地 震 の 恐 怖 に つ い て 考 える。 ・学習した日本の 自然災害を思い 出し,緊急地震 速報を聴くこと で,本時では地 震について学習 することを生徒 に気付かせる。 ・必要に応じて一 時停止しながら ビデオの内容を しっかりと確認 させる。 ・企業訪問や職場 体験で学校以外 にいるときに地 震が発生した場 合はどうしたら よいか話し合 う。 ・安全に避難する 方法を話し合 う。 ・緊急地震速報音 に気を取られ ず,本時の目標 をしっかり確認 できるようにす る。 ・ビデオの内容が 理解できている か確認しながら 進める。 ・企業訪問は11 月下旬に行われ るので,訪れる 企業先の写真を 掲示し,イメー ジを膨らませる ようにさせる。 ・緊急地震速報音 に気を取られ, 興味本位になら ないように注意 する。 ・落ち着いて視聴 できるよう声を 掛ける。 ・ ・緊急地震速報音 に不安を抱かな いよう声を掛 け,本時の目標 を声に出して確 認させる。 ・理解が追いつか ない場合は一時 停止しながら進 める。 地震にそなえよう。 ・職場体験は11 月下旬に行われる ので,職場の写真を掲示し,イ メージを膨らませさせる。 ・安全に避難する方法や身の守り 方を話し合う。

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15 分 15 分 5 分 3 大 地 震 が 発 生したときの 行動について 話し合う。 (1)場面想定 (2)行動予測 (3)どのよう に行動したら よいかワーク シートにまと める。 4 日常の防災対 策について考え る。 (1)防災備品を 選ぶ 飲料水,乾電池, 携帯ラジオ, 非 常 食, ヘ ル メ ッ ト,軍手 ホイッスル,ライト 携帯用トイレ トイレットペーパ ー,ボール,ほうき 卓球ラケット (2)実物に触れ る。 5 学習の振り 返りをする。 ・用意された具体 物のパネルか ら,防災備品と して必要と思わ れる品と,必要 ではないと思わ れる品を,話し 合いをしながら 分ける。 ・実物の防災備品 袋の重さを実感 することで,避 難する際の大変 さにも気付く。 ・地震から命を守 るために心掛け ることをまと め,発表する。 建物の中 道路上 鉄道・バス等 乗り物の中 エレベータ ー内 ・文でまとめるこ とが苦手なの で,ビデオを観 た場面を思い出 させながらまと めるよう支援す る。 ◎自分の命を守る 方法を,自分な りの言葉でワー クシートにまと めている。 ・日常の防災対策 として必要と思 われる防災備品 を,理由を考え ながら選ぶよう 指示する。 ◎防災備品として 必要な品を,考 えながら選んで いる。 ・落ち着いて行動 すること,日ご ろの備えが命を 守ることにつな がることを意識 させる。 ※地震から自分 の命を守る方 法を知り,災害 に備えた日頃 の生活につい て見直すこと ができる。 ・文にまとめるこ とに抵抗がある ので,教育補助 員と相談しなが らまとめるよう 支援する。 ◎教育補助員の援 助を受けなが ら,場に応じた 避難の方法をワ ークシートにま とめている。 ・ ・自分一人で選ん でしまうのでは なく,順番を守 って選ぶよう指 示する。 ◎防災備品として 必要な品を,理 由を考えながら 選んでいる。 ・落ち着いて行動 すること,日ご ろの備えが命を 守ることにつな がることを意識 させる。 ※地震から自分 の命を守る方 法を考え,災害 を意識して,安 全な生活を送 れる力を養う。 ・文でまとめるこ とが困難である と思われるの で,ビデオを観 た場面を思い出 させながらまと めるよう支援す る。 ◎イメージを膨ら ませることが苦 手なため,場面 を限定し,自分 のとる行動につ いて,ワークシ ートにまとめて いる。 ・日常の防災対策 として必要と思 われる防災備品 を選ぶよう指示 する。 ◎防災備品として 必要な品を分け ている。 ・学校以外でも落 ち着いて行動す ること,日頃の 備えが大切なこ とを知らせる。 ※地震から自分 の命を守る方 法を知り,安全 な生活を送れ るよう日頃の 生活を見直す ことができる。 ・地震の恐ろしさを知り,自分のとるべき行動につ いてまとめられた場合には,次の活動の意欲につ ながるよう大いに称賛する。 ・防災備品袋を持ったり背負ったりすることで, その重さを実感し,命を守ることの大変さに 気付かせるが,興味本位にならないよう声を 掛けていく。

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参照

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