Twisted volume reduction in large N QCD
M. Okawa with A. Gonzalez-Arroyo
ラージ
N QCD
の時空縮約モデルを、twist
境界条件のもとで考える話の内容
1)
Twisted Eguchi Kawai model
2) Large N QCD with adjoint quark
3) Large N QCD with adjoint quark
2 f N = 1 f N =
Plan of talk
●
Twisted Eguchi-Kawai model
for pure SU(N) gauge theory
●
large N QCD with two adjoint fermions
●large N QCD with one adjoint fermion
● Eguchi-Kawaiモデル(1982年)
Eguchi-Kawaiモデルは通常のWilson gauge theoryから リンク変数の時空依存性を無視して得られる。
(
† †)
, , , , , , 1 exp d W x x x x x x x Z dU µ bN Tr I U µU µ νU ν µU ν µ µ ν≠ = + + = − − ∏
∑ ∑
∫
(
† †)
2 1 1 exp , d EK Z dU bN Tr I U U U U b g N µ µ ν µ ν µ µ ν≠ = = − − = ∏
∑
∫
同様にWilson loopも次のように定義される。(
)
(
)
, , , ( ) ( ) W x x x EK W C Tr U U U W C Tr U U U µ µ ν ρ ρ µ ν ρ + − = ⋅ = ⋅ , x U µ →UµEguchi 、Kawai は、EKモデルの持つ 対称性
が自発的に破れていなければ、 large N limit で、Wilson loopが満たす運動 方程式(SD-equation) が2つの理論で等しくなることを示した。
2つの理論の運動方程式はopen loopの期待値を除いて等しい。
通常のWilson gauge theoryでは、open loopの期待値はlocal gauge不変性に より、0になる。
一方、Eguchi-Kawaiモデルの作用は の変換に対して不変なの で、この対称性が自発的に破れていなければ、open loopの期待値は0になる。
μ ν
しかし、Bhanot, Heller, Neuberger はこの対称性が自発的に破れていること を示した。(1982年)
作用を 0 にする configuration は次の関係式を満たす。
従って は、対角行列になる。 その固有値を (𝝰=1,N) とすると、 Bhanot, Heller, Neuberger は、弱結合相では は、ばらばらの値を取るよ り、同じ値をとる方が安定であることを示した。
従って は、単位行列に比例しており
● Twisted Eguchi-Kawaiモデル(1983年)
Eguchi-Kawaiモデルは、格子点が1点の通常のWilson gauge theoryに周期的境界条件を課したものと考えられる。
Gonzalez-Arroyo, Okawa は周期的境界条件の代わりに、twisted境界条件を課した
twisted EK モデルを考えた。 具体的には、L を正の整数として を考える
(
† †)
1 d TEK S bN Tr I Z U U U Uµν µ ν µ ν µ ν≠ = =∑
− 2 exp i , , Z k Z Z L µν = π νµ = − µν µ ν> k , L : co-prime, k/L fixed as we go 2 N = L → ∞ (0) (0) (0)† (0)† (0) (0) (0) (0) ( ) 0 v Tr I z U U U U U U z U U µν µ ν µ ν µ µν µ ν − = ∴ =具体的に は、 ‘t Hooft matrices , から作ることができる Γµ 2 1 1 0 1 0 1 2 , , exp 1 1 0 L L L z i P Q z z L z π − = ⋅ = = ⋅ ⋅ L P QL L L L L P Q = zQ P 1 2 3 4 L L k L L k k L L L k k L L P I Q P Q P Q Q Q Γ = ⊗ Γ = ⊗ Γ = ⊗ Γ = ⊗ : N N µ Γ × , : L L P Q L L× 行列 行列、 N = L2 , k z ν µ µ ν µ ν Γ Γ = Γ Γ >
4 ( ) Z L 対称性 のオーダーパラメーターは Tr U( µ ) , = 1 (L −1) classical vacuum Uµ(0) = Γµ に対して (0) ( ) ( ) 0, 1 ( 1) Tr Uµ = Tr Γ =µ = L − Uµ → zUµ
TEK model と格子ゲージ理論の満たす運動方程式(SD equation)はlarge N limit で等しくなる。
したがって、2つの理論は非摂動論的に等価であると考えられる。 A. Gonzalez-Arroyo and M. O. (1983年) k = 1
相互作用があると、すべての vertex に外線の運動量に依存した phase factor が現れる。
Planar diagramでは、これらのphase factor は完全にキャンセルする。
Non-planar diagram ではphase factor は残るが、large N limit で、
phase factor は激しく振動し Non-planar diagram からの寄与をサプレスさせる。
no phase factor remains
exp ( ) L 0 dp ik L f p → →∞
∫
1 mod( ) k k = L Nが有限なTEK model のプロパゲーターは、有限の体積 を持つ 格子ケージ理論のプロパゲーターと一致する。 はSU(N)行列の自由度。 4 2 V = L = N 2 N2003年、 T. Ishikawa と M. O は N>100 、 k=1 の時、 ( ) 0 Tr Uµ ≠ ( ) P = Tr Uµ 中間結合領域で となることを発見した。
対称性は 4 ( )
Z L
N
≥
360
さらに、 k = 2 の時は
なぜ は破れるのか ? M. Teper, H. Vairinhops (2007) k=1 A. Gonzalez-Arroyo, M. O. (2010) general k 4 ( ) Z L 対称性が破れている相では、 の固有 値は、互いに引合い同じ値を持つ。 結果的に 4 ( ) Z L Uµ (0) N Uµ I 2つのconfiguration と のどちらが実現するかは
energy gap と entropy との競合で決まる
(0) 3 2 ( ) log( ) 2 F Uµ = Γ =µ bN N (0) 2 2 2 ( N ) 12 1 cos k log( ) F U I bN bN N L µ = = − π + µ Γ N I µ Γ IN
(0) (0) ( N ) ( ) F F Uµ I F Uµ µ ∆ ≡ = − = Γ 2 2 1 2 12 1 cos log( ) 2 k bN bN N L π = − −
● を固定し としたとき、 b → ∞ ∆ >F 0 (weak coupling limit) 2 / 2 0 F N ∆ − < (0) N Uµ = I wrong vacuum が実現してしまう / k L 我々のプロポーザル を固定しながら、 の極限をとる。 ただし と は互いに素 2 N = L → ∞ 2 (11 / 48 )log( ) b π N ( ) L a b L k , , L N k ● b k, を固定し としたとき、 N = L2 → ∞ 同時に とする。 すると、物理的なサイズ は固定される。
ここまでは摂動論的な議論であり、あまり信用できない。 非摂動論的な研究が必要である。 対称性は の時破れるL > 0 0 : ( ) k = Z L 対称性は の時破れるL >10 4 ( ) Z L 対称性は の時破れるL >18 2 : ( ) k = Z L 対称性は の時破れるL > 28 3 : ( ) k = Z L 対称性は の時破れるL > 37 4 : ( ) k = Z L この数値シミュレーション結果は以下のことを示唆している。 1: ( ) k = Z L 対称性は の時、破れない。1 9 k L >
しかし、同時に k はあまり大きく取りすぎてはいけない。 実際 の時、 を と取ると
しかし
この場合、 , つまり
Non-commutative field theory の tachyonic instability
と関係しているかもしれない?
いずれにしても、 を大きな値にとるのは、
non planer diagrams をサプレスさせるにも望ましい。
1 2 L k = − 17, 19, 21, 23 ( ) 0 Tr Uµ = Tr U( µ2) ≠ 0 2k = − =L 1 1 (mod )L k = 2 k exp ( ) L 0 dp ik L f p → →∞
∫
1 mod kk L = Lk/L > 1/9 とし、 k を大きく保ったまま L を無限大に持って行く。 ただし L と k は互いに素。 我々の計算は主に次のパラメーターセットで行った。 _
289
17
5
7
529
23
7
10
841
29
9
13
1369
37 11 10
N
L
k
k
__________________ __________________ __________________ __________________ ___________________ 結果として、すべての場合に となっている。k L/ 0.32
1 / N (1,1)
2 1 / N 1 / N2 (4,4) 0.36 W b = W(4,4) TEK b = 0.37 1369 841 529 289
TEKモデルが非摂動論的に正しいとすれば、連続理論での 弦定数が計算できるはずである。
TEKモデルでは, Wilson loop W R T( , ) は次のように定義される。
(
† †)
( , ) RT R T R T W R T = Zµν Tr U U Uµ ν µ Uν σRT + ⋅⋅⋅ 従って、弦定数 は Creutz ratio から次のように求められる ( ' 0.5, ' 0.5) ( ' 0.5, ' 0.5) ( ', ') log ( ' 0.5, ' 0.5) ( ' 0.5, ' 0.5) W R T W R T R T W R T W R T χ = − + + − − + − − + 2 4 2 ( ', ') ' ' R R R R γ η χ = +σ + σ ここで は半整数。 ( ', ')R T χ ', ' R T2
1 /
R
'
2 4 2 ( ', ') ' ' R R R R γ η χ = +σ +連続理論での弦定数を求めるため、TEKモデルで とし、 ’t Hooft カップリングの逆 b を6点取って、連続極 限をとった。 このシステムは時空体積が の通常の格子ゲージ理論 に対応している。 比較のため、通常のSU(N)格子ゲージ理論で 格子上で、 として連続理論の弦定数を求めた。 0.36, 0.365, 0.37, 0.375, 0.38, 0.385 b = 2 841 29 N = = 4 29 V = 4 32 V =
3, 4, 5, 6, 8
N
=
9 k =連続理論での弦定数 の比較 ΛMS / σ 2
841 29
N = =
TEK model with and LGT with N = 3, 4, 5, 6, 8
Plan of the talk
●
Twisted Eguchi-Kawai model
for pure SU(N) gauge theory
●
large N QCD with two adjoint fermions
Large N QCD with adjoint fermions
2つのアジョイントフェルミオンを持つSU(N)ゲージ理論は N の値に関係なくコンフォーマルな理論だと思われている。 実際、くりこみ群の 関数を、‘t Hooft カップリング で 展開した時の最初の2つ係数は N によらない。2
fN
=
0 2 1 4 0 1 4 11 16 17 , 24 192 11 0 2.75 4 17 0 1.08 16 f f f f N N b b b N b Nπ
π
− − = = < → < = > → > = ●asymptotic free
●
infrared fixed point
β
2g N
λ
=
β 関数 λ 0 0 0 b < 1 0 b >●Twisted reduced model of large N QCD
with two adjoint Wilson fermions ゲージ群として を考える
(
† †)
1 1 f N d j W j j S bN Tr Z U U U Uµν µ ν µ ν D µ ν ψ ψ ≠ = = =∑
+∑
2 exp i , , Z k Z Z L µν = π νµ = µν∗ µ ν> 2 ( ), SU N N = L 4 † 1 1 (1 ) adj (1 ) adj W D µ Uµ µ Uµ µ κ γ γ = = −∑
− + + 周期的境界条件に対応している 0 k = 0 k ≠ twist 境界条件に対応している † adj j j Uµ ψ =Uµψ Uµ k , L : 互いに素, , 0 (1 / 1 / c) / 2 m = κ − κフェルミオンを含まない
Eguchi-Kawai model (k=0)
で Z(N)対称性 が破れるのは、 の固有値間に引力が働き合い、結果としてとなることに起因している。
Kovtun, Unsal, Yaffe
およびBringoltz, Koren, Sharpe
はアジョイントフェルミオンの動的効果は の固有値間に 斥力を生じさせ、その結果 k=0 の理論でも Z(N) 対称性は 破れないことを示した。
しかし, k=0 の理論は非常に大きな finite N corrections を持ってしまう A. Gonzalez-Arroyo & M. O. (2013) Uµ (0) N Uµ I Uµ
Finite N correction
を調べるため、 でN
を と変化させながらシミュレーションを行ない、内部エネルギーを計算した。 2 ( ), SU N N = L 25, 49, 81, 121,169, 225, 289 ( 5, 7, 9, 11, 13, 15, 17 ) N L = =
† † ( ) E = Zµν Tr U U U Uµ ν µ ν
† † ( ) E = Zµν Tr U U U Uµ ν µ ν 0 (1 / 1 / c) / 2 m = κ − κ 0.35 b =
0.5460(2) E =
2
0.5460 4.47 /
0.5702(1) E =
2
0.5700(2) 4.17 /
Twist
境界条件( )のもとでの finite N correction ● 周期的境界条件( )にくらべ、著しく小さい0
k
≠
0
k
=
●
pure gauge theory
で対称性の破れが起こる の値を とすると、 の時、finite N correction は となる。 2/
a b N
+
+
cN
<
N
cN
N
弦定数の計算 とし、2つの の値 で を変えながら弦定数を計算した。 我々のモデルは、 の格子ゲージ理論に対応している
0.35, 0.36
b
=
2 289 17 , 5 N = = k = 417
V
=
κ
● の場合、 , Hybrid Monte Carlo 法が使える。
シミュレーションは、KEKのHitachi SR16000 で行った。 One node: 32 cores power 7,
peak speed 980 GFlops 256 GB shared memory
Sustained speed は 約 600 GFlops
( 日立のSEさんに助けて貰いました)
2
f
N =
relevant
な質量項 で支配される赤外固定点では、 質量の次元を持つすべての物理量は でゼロになる。 特に質量の2乗の次元を持つ弦定数 は と振る舞う。ここで、 は赤外固定点での質量異常次元である。*
γ
q mψψ
0
qm
→
* 2/(1 ) qm
γσ
+
σ
スケーリング則の導出法 * ( ) ( ) dm m d
µ
µ
γ
µ
µ
= − * * 0 0 ( ) ( ) mµ
µ µ
−γ γ mµ
∴ = RG invariant mass を で定義する。 M m M( ) = M および とするとµ
0 = M 1 aµ
= − * 1 * 1 ( ) q m a− = m = a−γ M +γ * 1/(1 ) ( q) aM am +γ ∴ = 質量の次元を持つすべての物理量 は に比例することが 示せるので X M M * 1/(1 ) ( ) X q aM ∝ am +γしかし、 positive hermitian Wilson Dirac operator の最低固有値 は簡単に計算できる。 2 2 5 ( W ) Q = D
γ
4 † 1 1 (1 ) adj (1 ) adj 2 2 W q D µ Uµ µ Uµ m µ µ µ κ γ γ κ κ γ = = −∑
− + + = + ∂ + ⋅⋅⋅ W D 今までのところ、ハドロン相関関数の計算には成功していない。 2 2 4 mq λ = κλ
(2 ) q m λ κ ∴ =2 2 4 mq
λ = κ
通常のQCDでは、 は以下の様に振る舞うと考えられる。 しかし、 の時にはそうはならない。実際 とすると、 となり1にはならない。 一方、 の時は、通常の
qcd
と同じに となる。 (1 1 ) / 2 q c m = κ − κ q m2
fN
=
(
)
(
(
)
)
(2 ) 1 1 1 1 1 q c c m = λ κ = A κ − κ δ + B κ − κ 0.914(1) δ =1
fN
=
δ =1.0010(5)σ
2 2289 17
,
0.35
N
=
=
=
L
b
=
qm
弦定数 を関数 で
fit
する。結果は* 2/(1 )
(1
)
q qAm
γB m
σ
=
++
σ
*0.064(3)
0.24(3)
0.70(15)
A
B
γ
=
= −
=
q
m
q
m
σ
*0.36
0.44(4)
b
γ
=
=
Plan of the talk
●
Twisted Eguchi-Kawai model
for pure SU(N) gauge theory
●
large N QCD with two adjoint fermions
Large N QCD with adjoint fermions
adjoint fermion を1つ持つSU(N)ゲージ理論は large N 極限で、 ランク2反対称表現の fundamental fermion を2つ持つ理論と 同等であることが示せる。
(Armoni, Shifman, Veneziano, Kovtun, Unsal, Yaffe) の時、後者の理論は2フレーバーQCDと同等であり、
我々のモデルは Corrigan-Ramond large N limit に対応している。
従って、
adjoint fermion
を持つreduced model
はconfining theory
であると考えられる。1
fN
=
3 N =1
fN
=
σ
2 2289 17
,
0.35
N
=
=
=
L
b
=
qm
q
m
σ
0.35
b
=
1
fN
=
2
fN
=
σ
qm
0.36
b
=
1
fN
=
2
fN
=
結論
ラージNQCDの時空縮約モデルを、twist境界条件のもとで考えた。
・ Twisted Eguchi-Kawai model
reduced
モデルが通常の格子ゲージ理論を再現するためのtwist
条件について考察し、数値シミュレーションにより連続理論 での弦定数が正しく計算されることを示した。・ Large N QCD with adjoint quark
conformal な理論であることを示した。質量異常次元 の計算を
始めたが、まだ確定的な値を得るには至っていない。
・ Large N QCD with adjoint quark confining な理論であることを示した。 2 f N = 1 f N = *
γ
残された問題 ● の小さいところで、弦定数の精度良い計算を行い、質量異常 次元 を決定する。このためには, より大きな N での計算や 格子上でのreduced model を考える必要性がある。 ●