を用いた.部材が健全な状態から破断が発生する場合と,部材が腐食し
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(2) 土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅰ‑593. 力度やガセットの必要板厚といった異なる観点で部材断面が設定されているためと考えられる. 検討結果の例として,部材破断時の照査結果の概略を図3に示す.ある部材の破断時に,照査値が 1.0 を超えて いる部材が存在する場合,連鎖破壊が生じて落橋に至る可能性が高いと考えられる.下弦材②破断時には,周辺の 部材の照査値は 1.0 以内となった.これは,下弦材の負担していた軸力が,下横構および縦桁を介して伝達され, 破断部材と反対側のトラス面の下弦材も負担していることによると考えられる.斜材②破断時には,下弦材や上弦 材で照査値 2.0 を超える値となり,他の斜材等も照査値 1.0 を超えるものとなった. 各部材が破断したときの,周辺部材の最大照査値をまとめたものを,表3および図4に示す.表3には,最大照 査値となる部材も併せて示す.支点部に近い斜材の破断や,上弦材の破断で照査値が大きくなる傾向が見られた. 下弦材は,いずれにおいても照査値が 1.0 を下回った.条件2では列車荷重の設計と実態の差が余裕分として,わ ずかに結果が異なるものとなった.条件3では,格点部の耐力が減少し,斜材や弦材に先行して格点部が破断する 場合も生じた.検討結果の可視化の試みとして,図5に,周辺部材の最大の照査値を部材色および部材の太さで表 現したマップを示す.このような形で,落橋に対する部材の重要度を視覚的に捉えることができると考えられる.. (a) 下弦材②破断時. (b) 斜材②破断時. 図3 部材破断時の各部材の照査値 表3 主な部材破断時の照査結果 条件1 照査 破断 結果 最大とな 最大の 部材 る部材 照査値 1.333 上弦材①-1 斜材③-2 上弦材②-1 上弦材③-2 1.023 0.651 下弦材②-1 斜材②-2 下弦材③-1 上弦材③-2 0.644 下弦材④-1 上弦材③-2 0.688 1.523 斜材①-1 斜材③-2 3.942 斜材②-1 斜材③-1 1.369 斜材③-1 斜材②-1 斜材④-1 下弦材②-1 1.984. 条件2 最大とな 最大の る部材 照査値 1.222 斜材③-2 0.909 上弦材③-2 0.651 斜材②-2 0.644 上弦材③-2 0.688 上弦材③-2 1.407 斜材③-2 3.985 斜材③-1 1.291 斜材②-1 1.942 下弦材②-1. 条件3 最大とな 最大の る部材 照査値 1.222 斜材③-2 1.065 格点 L0 1.158 格点 U3 1.158 格点 U3 1.158 格点 U3 1.407 斜材③-2 3.985 斜材③-1 1.291 斜材②-1 1.942 下弦材②-1. 周辺部材の最大の照査値 (≦1.0 で終局耐力以内) 照査値. 5.0 条件1 4.0. 条件2 条件3. 3.0. 2.0 1.0 0.0. 上 弦 材 ①. 上 弦 材 ②. 下 弦 材 ②. 下 弦 材 ③. 下 弦 材 ④. 斜 材 ①. 斜 材 ②. 斜 材 ③. 斜 材 ④. 破断部材. 図4. 主な部材破断時の. 周辺部材の照査結果. 最大の 照査値 4.0 3.0 2.0 1.0. (a) 条件1(KS-18,腐食なし). 0. (b) 条件2(KS-14,腐食なし). (c) 条件3(KS-14,腐食あり). 図5 照査結果マップ(各部材破断時の周辺部材の最大の照査値). 4.おわりに 鉄道に用いる開床式下路トラス橋を対象にリダンダンシーを三次元有限要素解析により把握した.結果,開床式 の橋梁であっても,下横構や縦桁があることで,下弦材破断時の照査値は低い傾向がみられた.ただし,これは部 材破断時に横構などの部材も健全である必要があると考えられる.また,既設橋梁の評価においては腐食状態の考 慮等も結果に関わる重要事項となりうる.今後は床組部材破断時の評価等の実施を考えている.. 参考文献 1) 鋼構造物のリダンダンシーに関する検討小委員会:リダンダンシー評価ガイドライン(案) ,土木学会 鋼構造委員会,2014.6 2) 後藤芳顕ほか:リダンダンシー解析における鋼トラス橋の引張り斜材破断時の衝撃係数,構造工学論文集,56A, 2010.3. ‑1186‑.
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