2).そのため載荷速度と疲労強度に関す
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(2) 土木学会第68回年次学術講演会(平成25年9月). Ⅴ‑133. くなるに従い疲労寿命が短くなる傾向が示されている.せん. 6. 断破壊型においては弾性係数の小さい 1 期では水中,気中と. 5. せん断(1期) せん断(2期) 曲げ破壊先行型 近似線(1期) 近似線(2期) 近似線(曲げ). 得られなかった.2 期においてもばらつきはみられたが, 0.5Hz においては比較的安定した結果が得られ,やや 0.5Hz の方は疲労寿命が小さくなる傾向が見られた.ただし,疲労. 載荷速度(Hz). もに疲労寿命のばらつきが大きく 2 体ずつでは明確な違いが 4 3 2. 寿命と載荷速度の関係については 1 期,2 期共に,疲労寿命. 1. が 1 万回程度と低サイクル疲労破壊実験となり,そのため,. 0 0. ばらつきによる影響が大きく,疲労寿命について載荷速度の. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. logN. 影響があまり見られない結果となった.. 図-2 載荷速度と疲労寿命(水中). 3.2. ~1000回 ~13447回. ひび割れ進展状況. ひび割れの進展状況図を図-3 に示す.代表として 2 期の水. ~1000回 ~3087回. CL. CL. 中供試体における各載荷速度ごとの 3 体での中間の疲労寿命 となった 2 体について示す.1000 回目までで載荷速度に関係. W5Hz-2 W0.5Hz-2 図-3 ひび割れ進展状況図(2 期). なく曲げせん断ひび割れが上部付近まで進展し,さらに斜め ひび割れが生じていることがわかる.その後,どちらもせん 断引張破壊が生じたが,疲労寿命については載荷速度の遅い. 0.0025. 0.5Hz の方が短くなる結果となった.つまり,水中供試体の 大きいことがこの結果からも見て取れる.なお,すべての供 試体でせん断引張破壊が生じていた. 3.3. 最大部材角. 最大部材角増分と載荷回数の関係を図-4 に示す.最大部材 角増分とは,各回の繰返し載荷時の最大部材角を 1 回目の最 大部材角からの増分で表したものである.載荷速度の幅の広 い 2 期の結果を示す.100 回程度までは載荷速度に関係なく, 類似した挙動を示しているが,0.5Hz の方は 1 部が上下して. W5Hz-2. 0.002. 最大部材角増分(rad). 斜めひび割れの進展に対しては載荷速度が遅い方が,影響が. W5Hz-1. W5Hz-3 W0.5Hz-1. 0.0015. W0.5Hz-2 W0.5Hz-3. 0.001. 0.0005. 0. 1. 10. 100. 1000. 10000. 100000. 回数(回). 図-4 最大部材角増分と載荷回数(2 期). いるが,1000 回程度まで線形的な増分をしているが,部材角 0.0005 以降で,急激に増加が始まっている.一方 5Hz の方は 100 回以降で徐々に増分比率が大きくなっている(曲線的) 傾向がみられるが,W5Hz-3 を除いて部材角 0.001 以降でより急激な増分がみられる.この変形の違いは載荷速度の遅い 0.5Hz の方がひび割れ内に液体が侵入しやす く,斜めひび割れ面でのせん断抵抗が低減され,より小さな部材角で破壊に至るためであると考えられる. 4.. 結論 疲労寿命について,1 期,2 期共に載荷速度による影響が小さい結果となった.その理由として,疲労寿命が 1. 万回程度と低サイクル疲労であることが考えられる.挙動特性については,100~1000 回目程度までは載荷速度に よる影響はあまり見られなかったが,1000 回目以降で載荷速度の遅い 0.5Hz の方が最大部材角の増加勾配が急に なっており,若干ではあるが載荷速度による影響が確認できた.今後の課題として,疲労寿命の長い,高サイクル の疲労載荷実験を行い,載荷速度による影響を検討する必要があると考える. 参考文献 1) 角掛,上田,鬼頭,大内:曲げ降伏型無せん断補強筋 RC 梁の疲労寿命に及ぼす載荷条件の影響,コンクリー ト工学年次論文報告集,日本コンクリート工学協会,Vol. 34, pp.637-642, 2012 2) 藤本,水河,佐藤,上田:水中における RC はりのせん断疲労性状に及ぼす繰り返し載荷速度の影響,土木学 会北海道支部論文報告集,第 54 号(A),pp.636-641,1998. ‑266‑.
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