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めた。この多核巨大細胞は,胎生期に認められる巨大細 胞とは異なるもののよ5である。
17.入院肺結核患者の食欲について 1,調査成績に関する一般的観察 (松ケ丘病院)古 屋 昌 子
入院肺結核患者の食欲と嗜好の実態を調査し疾患の経 過及び予後との関係を観察した。調査対象は本院入院患 者男女合計54名,主として軽症ないし中等症で重症例 は少なく,安静度は3度或は4度,入院後3カ月以上経 過した者が大部分である。調査方法は予め調査票を各自 に配布し,一日中随時現在食べたいと思う食物をその都 度記入させ,かっ医師或は栄養上が面接によりなるべく 詳細かっ適確に患者の実際を問診し記入の精密を助け た。夏季高温多湿1週間の調査成績では,主食類ではト
ースト,おにぎり,にぎりずし,ラーメン,冷し中華,
凹むぎ,焼そば,とろろそば等に頻度が高く,高カロリ ー高蛋白高脂肪のものと低蛋白低脂肪のものが相半ばす るが,副食類では鮪刺身,蛸酢漬,卵,漬物等の低脂肪 のものの頻度が圧倒的に高く,貰子,ビフテキ等高蛋白 高脂肪のものがこれに次いだ。男女別では女性患者には 低蛋白低脂肪食品を好む者が多く,高蛋白高脂肪食品を 好む者は男性患者に多い。年令別では高年の患者は少数 ではあるが高脂肪食を好む者はなかった。一日の中では 午前中は低カロリー低蛋白低脂肪食品に頻度が高く,午 後は高カロリー高蛋白高脂肪食品に頻度が高く,食事時 間前,空腹時,就寝前に高カロリ 一一食の頻度が高くア食後 には果物の頻度が高かった。入院初期の患者は高腰ロリ
・一一r̀白高脂肪食を好み,長期に亘ると病状如何によら ず低蛋白低脂肪食が好まれる傾向を認めた。なお患者の 職により若干の相違がみられた。季節的影響も考慮され るのでこの調査は更に反復する予定であるが,給食,栄養 指導上一指針を与え得ると考え第一一報を報告した。
18.入院肺結核患者の食欲について II.病院給食と入院前の食生活について (松ヶ丘病院)倉田多恵子
患者各自の食事に対する主観を整理し,入院前の環境 特に食生活との関係を調査し疾患の経過との関連を観察
した。調査対象と調査時期は報告1と同じである。患者 の主観的な食欲は,1) 間では食物の事は念頭になく食 欲を意識しないが食事時になると猛然空腹感が起り何で
もおいしく食べられる。2)常に空腹感があり食物のあ れこれを考える。希望の食物でなくとも給食は食べる。
3)空腹感があり何か食べたいと思うが何を一番食べた いのか自分でもよくわからない。給食は何でも食べる。
4)食欲はあるが一一一緒に食事をする入とか話題により極 端に影響されて食べられなくなる。5)食欲は感じない が給食は義務的に食べる。6)好物はたくさん食べる。
以上6項にまとめられ,1)を健康な食欲,2)を病的に充
進した状態,4)6)を不安定な食欲と考えると,1)は少な く,2)は発育盛りの男子を除くと非常に少なく,3)5)6)
が非常に多く病院給食の特徴を示すと考えられる。入院 前は家庭にあった者が多く,次いで寮,外食で,若年独 身が多く職業は種々であるが,学生,事務系,特殊技能 工員が多い。これら従来の生活環境が病院給食に及ぼす 影響は複雑であるが,食物に対する関心の有無,栄養に 関する知識の程度が最も大きく影響すると考えられる。
19.入院肺結結患者の食欲について III.残食量に及ぼす薬剤投与の影響
(松ケ丘病院)林 道子
食欲の状態を客観的に知るために残食物を秤量した。
調査対象は報告1皿と同じである。調査方法は対照とし て無処置の!週間の毎食後の残物を各人各食晶別に秤量 記録しておき〔繰返し〕 〔飽き〕の感じを避けるために 適当な間隔をおいて後に,消化剤を全員に与えっっ同一 献立の1週間を反復し,毎食後の残聴を各人各州品別に 秤量し対照と比較した。消化剤投与により一般には残聴 量が減少したがなお元来の好き嫌いの影響がみられた。
特定の患者では潰瘍治療剤,綜合ビタミン剤,自律神経 遮断剤が好影響を示した。残食量が特に多い場合は症例 により薬剤投与も有効と考える。
20. 入院肺結核患者の食欲について IV . 残雪量からみた栄養指導の影響 (松ケ丘病院)山 本 雅 子
調査対象,調査方法は報告皿と同じであるが,消化剤 投与の代りに印刷物及び栄養士の面接により充分に栄養 指導を行ない特に各栄養素の必要量について強調した。
栄養指導により残食は種類,量共に減少し消化剤投与よ りも有効であった。1週間の成績から病状に及ぼす影響 は不明であるが,栄養指導を反復継続することは心要と 考えられる。
21.本邦「全結核」年令階級別死亡率性比の研究
(衛生)明石み代
明治32年より昭和32年までの57年間の全結核性
別年令5才階級別死亡率および死亡率性比を,各年令階 級別に観察した結果を報告する。性比=(男死亡率/女死 亡率)×100。1)全結核性別年令階級別死亡率
0〜4才の死亡率曲線には死亡率上昇による大正およ び昭和の双峯はともに現われず,5〜9才では大正の峯 のみが現れ,その他の年令階級ではすべて双峯が現われ る。この第2峯は青壮年階級では著明に高く,老年また は老年令階級になるほど峯が低くなる。しかして年令階 級の高いほど第2峯の頂点が後年に移動する。男子15〜
49才では第1峯より第2峯が高く,男子50以上と女子 10才以上では第1峯が第2峯より高い。営み藷は大正期 のインフルエンザ大流行の,第2峯}緬次大戦の,各
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