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閉経後の糖尿病患者の筋肉量と骨量の関係

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(1)

米子監誌 JYonago羽巴dPlss 57, 173-178, 2006

閉経後の糖尿病患者の筋肉量と骨量の関係

鳥取大学医学部保健学科 成人・老人看護学講座

乎 松 喜 美 子 , 高 瀬 美 由 紀 , 森 本 美 智 子 , 山 下 典 子 , 池 田

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Kimiko HIRAMATSU, Miyuki TAKASE, Michiko MORIMOTO, Noriko YAMASITA

Tadasu IKEDA

Detartment 01 Adult and Elderly Nursing, School 01 Health Sciences, FaculわI01 Medicine, Tottori University. ABSTRACT 173

I

t

has been reported that diabetic patients often develop osteoporosis. This fact indicates that postmenopausal diabetic patients are in a great danger to acquire such a devastating disease. While the use of exercise, which increases muscle volume, has been considered an effective way to improve bone density

thus reducing a chance of developing osteoporosis

its effect on postmenopausal patients has not yet been tested sufficiently. The aim of this study was, therefore, to explore the relationships between exercise, muscle volume and bone density in postmenopausal diabetic patients. A total of 71 postmenopausal diabetic patients participated in the study by completing a questionnaire

physical and bone density tests. The results showed that patients who had been exercising had a higher bone density than their non-exercising counterparts. The results also showed thaf the amount of muscle mass was positively correlated with bone density. These findings suggest the importance in encouraging a regular exercise and developing muscle volumes to旬postmenopausaldiabetic

patients in order to prevent the development or progression of osteoporosis.

(Accepted on June 5

2006)

Key words : Postmenopausal diabetic patients, bone density, muscle volume

はじめに 糖尿病患者は骨粗穏症をしばしば合併すると報 告されているJ)欧米では, Albrightが1948年に 糖尿病と骨粗露症との関係について報告し,日本 では1987年以降,研究が行われるようになった. 骨量は加齢と共に減少し,重力の負荷により骨 量が増加すると言われている.しかし糖尿病患者 の骨量については一定の見解が得られていない. 糖尿病患者は骨量が低下するという研究は,井 村らが健廉な人々の骨減少は7.9%であるが,糖 尿病d患者では約20%と有意に骨減少すると報告し

(2)

i

対象者の背景 平均年齢 年代別 50議代 60議代 70歳代 80歳代 運動歴 有群 無群 治療方法 食事療法 経口薬 インスリン注射 擢病期間 10年以内 10年以上 BMI(%) 収縮期血圧(mmHg) 拡張期血圧(mmHg) 体重(kg) 全体筋肉量(kg) 骨密度 WHR HbA1c ている2) 反対に骨量が上昇するという研究は, Krakauerらによると加齢により骨代謝田転が緩 和されるため,高齢者ではかえって正常者よりも 骨量が上昇することも考えられると述べているの. 変化がないという研究は, Wakasugiらが男女と も腰椎骨量に低下は認めなかったという報告もあ る4) 真田らは骨量を増加させるには有酸素運動の動 作に筋肉量を増加させる運動療法が必要であると 示唆している5) しかし糖尿病患者の筋肉量など と骨量を比較した研究は少ない.そこで体組織お よび治療方法、運動習慣と骨量の関係について比 較検討した. 対象と方法 対象 糖球病者は外来通院中の女性糖尿病患者71名, 糖尿病患者(n=71) 68.44土 7.83 11名(15.5%) 22名(31.0%) 32名(45.1%) 6名(8.5%) 35名(49.3%) 36名(50.7%) 13名(18.3%) 34名(47.8%) 24名(33.9%) 30名(42.3%) 41名(57.7%) 22.60土 4.1 139.07 :t 20.15 72.38 :t 12.27. 51.69 :t 10.40 32.03 :t 3.74 2.34 :t 0.27 0.89 :t 0.09 7.23 :t 1.58 平均年齢68.44土 7.83歳を対象とした. 方法 開意が得られた対象者にアンケート調査を行い, 体 組 織 測 定 , 骨 密 度 , ウ エ ス ト / ヒ ッ プ 比 (WHR)を測定した. 体組成測定は,体脂肪計タニタBCl18を用いて, 食後3時間後,飲水を避けた状態で安静後に測定 した. 骨密度の指標としては,超音波骨評価装置アロ カAOS-100NWを用いて音響的骨評価値 (OS1) を測定した.本装置の精度については,

X

線を用 いた精度の高いDXA法による骨量測定値との比 較が行われている.谷津ら6)によると,腫骨の音 響的骨評価値とDXA法による骨量測定値は r口 0.869

(

P

<

O

.

O

O

1)ときわめて高い相関が得られ ている.測定部位は右腫部を測定した.

(3)

筋肉量と骨量

1

7

5

2

運動習慣の有無による各指標の差異 BMI 担

bAlc

(

%

)

筋肉量

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体脂肪率

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1

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3

治療法による各指標の差異 BMI

HbAlc

筋肉量 体脂肪率 骨量 体重

WHR

(%)

(kg)

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6

5

MISD

ウエスト/ヒップ比は,ウエストは瞬周回,ヒ ップは恥骨上縁周囲を測定した. 倫理的配慮は外来通院患者に対し研究の趣旨に ついて文章を用いて説明し,間意が得られた人を 対象者とした.測定したデータの集計は個人が特 定されないようにコード化して扱い,プライパ シーの保護に配慮した. 分析方法は平均値の差の検定はt検定,骨量に 対する各独立変数の相関はPeasonの相関係数を 算出し,

5%

水準にて者意蓑ありとした.データ の 分 析 に は 統 計 プ ロ グ ラ ム パ ッ ケ ー ジ

SPSS

(Version

1

1

)

を{吏用した. 結 果 対象者の背景 対象者の背景を表lに示す.年代別にみると

7

0

歳代が

3

2

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4

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1

%

)

であった.運動習慣のある 人は

3

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3

%

)

,ない人は

3

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0

.

7

%

)

で あ っ た . 治 療 方 法 は 食 事 療 法 の み の 人 が

1

3

名 (1

8.3%)

,経口薬治療

3

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(

4

7

.

8

%

)

,インスリ ン注射

2

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3

3

.

9

%

)

であった.擢病期間は

1

0

年 以上経過した人が

4

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%

)

であった. BMIは

2

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1,血圧は

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,全体筋肉最

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7

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,音響的骨 評価値

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0

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.

2

3

1

.58%

であった. 運動習墳の有無による各指標の差異 運動習慣による各指標の差異を表2に示す.運 動習慣により相違がみられたのは体脂肪率と骨量 の 2変数で,運動習慣の有群では有意に高い値で あった. 治療法による各指標の差異 治療方法による各指標の差異を表3に示す.治 療方法により相違がみられたのは体脂肪率で,経 口薬による治療方法を行なっている群では有意に 高い値であった. 骨量と対する各指標の関係 骨量と各指標との相関係数を表

4

に示す.骨量 と年齢とは負の相関がみとめられ, B MI,体脂 肪率,全体の筋肉最とは正の相関があった.そし て骨量に影響する独立変数は体重, B MI,年齢, 全体筋肉量,体脂肪率の順位であった.

(4)

4

骨量と各詣標間の相関係数 Pearson相関係数 体重 0.34料 BMI 0.25* 年 齢 -0.32** 全体筋肉量 0.33料 体脂肪率 0.28* 狂b1¥lc -0.01 WHR 0.09 キキ

P

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0.01 P

<

0.05 糖尿病患者(11=71) 表5 筋肉量と各指標開の梧関係数 Pearson相関係数 体重 体脂肪率 BMI Hb1¥lc 年 齢 WHR 骨量 仲 P

<

0.01 P

<

0.05 0.774料 0.28ネ 0.563* 0.041 -0.039

O

.

182 0.334料 糖尿病患者(11=71) 表6 運動習慣の有無別にみた各指標関の相関関係 運動官噴 B剖l H

bA

1c 筋肉量 体脂肪率 骨量 体重 WHR BMI 運動習慣有

¥

0.313 0.633料 0.891特 0.295 0.889** 0.568柿 運動習慣無

¥

-0.167 0.436本 0.855材 0.355* 0.916料 0.381 * HbA1c 運動習慣有

う¥

0.400* 0.237 -0.031 0.418ネ -0.034 運動習慣無

¥

-0.24 -0.147 -0.06 -0.221 -0.042 筋肉量 運動習慣有

¥

0.497特 0.371 * 0.871紳 0.268 運動習

f

貫無

¥

0.034 0.364* 0.705料 0.126 体脂肪率 運動習慣有 運動習慣無 骨量 運動習慣有 運動習慣無 体重 運動習慣有 運動習慣無 W五R 運動習積有 運動習慎無 筋肉量と各指標の関係 筋肉量と各指標との相関係数を表5に示す.筋 肉量は体重,体脂肪率, BMIと正の相関があっ た.そして筋肉量に影響する独立変数は体重,体 脂肪率, BMIの順位であった. 運動習墳の有無別にみた各指標開の相模関係 運動習慣の有無による各指標間の相関関係につ いて表 6に示す.運動習慣有群では,日b1¥lcと 筋肉量, Hb1¥lcと体重,筋肉量と体脂肪率に正 の相関がみとめられた.また運動習慣無群では BMIと骨量に正の相関がみとめられた.

¥

0.332 0.843料 0.584料

¥

0.311 0.713特 0.454料

¥

0.416本 -0.092

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0.465特 0.283

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0.475料

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治療法制にみた各指標聞の相関関係 治療法別にみた各指標聞の相関関係について表 7に示す.BMIおよび体脂肪率,体重間の相互 の棺関関係を除外すると,食事療法群では筋肉量 と体重の間に正の相闘があった.また経口薬群で はBMIと筋肉最,筋肉量と体脂肪率,筋肉量と 骨量,筋肉量と体重,体脂肪率とWHRの間に正 の相関があった.そしてインスリン療法群では BMIと筋肉量, BMIと骨量, BMIとWHR,筋肉 と体重,体脂肪率と骨量,体脂肪率とWHR, 骨量と体重,骨量とWHR,体重とW託Rの聞に 正の相関があった.

(5)

筋肉量と骨量 177 表7 治療別!こみた各指標聞の相関関係

BMI

HbA1c 筋肉量 体指肪率 骨量 体重 WHR

BMI

食事療法のみ

卜¥

-0.018 0.469 0.833** -0.064 0.891特 0.435 経口薬

¥

-0.051 0.671紳 0.915材 0.177 0.946紳 0.323 インスリン療法

¥

-0.143 0.572梓 0.916料 0.476* 0.935特 0.588料 HbA1c 食事療法のみ

¥

0.157 -0. 157 0.126 0.007 0.449 経口薬

¥

0.141 -0.072 0.119 0.006 0.016 インスリン療法

¥

-0. 127 -0.146 -0.432 -0.146 -0.256 筋肉量 食事療法のみ

¥

経口薬 インスリン療法 体脂肪率 食事療法のみ 経口薬 インスリン療法 骨量 食事療法のみ 経口薬 インスリン療法 体重 食事療法のみ 経口薬 インスリン療法 WHR 食事療法のみ 経口薬 インスリン療法 考 察 有松i) 西山8) 長 谷 川 へ 宮 本 ら10)はBML 体脂肪率は骨量と正の相闘があると述べている. その理由として, Woffの法則によりBMIは骨に 力学的負荷が加わるため骨量が増加すると述べて いる.そして河田によると体脂肪の増加は脂肪細 胞から分泌されるエストロゲンが増加し骨吸収を 抑制するため骨量は増加すると述べている11)さ らに竹田によると脂肪細胞から分泌されるレプチ ンは骨量を減少させるが,肥満となると高レブチ ン血症となりレプチン抵抗性を生じ,そしてレプ チンの中枢性骨形成制御作用が減弱し,骨量が増 加すると述べているlト15) 本研究ではホルモンの 測定は行っていないためにレプチンと骨量との関 係は明らかにできないが,標準{扇回婦係数をみる と骨量に影響する変数は第

H

立が体重,そして第2 位がBMIということを考えれば骨量増加は重力 負荷によるものと言える. 真田らが閉経後の一般女性を対象としておこな った研究では,体脂肪率と骨密度には相関はなく, 0.226 -0.296 0.695件 0.24

¥

0.486紳 0.44** 0.826材 0.042

¥

0.358 0.326 0.790料 0.336

¥

O. 193 0.855柿 0.451

¥

0.135 0.866料 0.383*

¥

0.524* 0.839料 0.574料

¥

0.033 0.172

¥

0.295 -0.285

¥

0.500* 0.52*

¥

0.458

¥

0.228

¥

0.534料

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¥

除脂肪体重や筋組織厚と骨密度に相関関係があり, 骨密度は体重や体脂肪量など重力的な負荷量より, 全身の筋肉量や筋組織厚との関連が高いと報告し ている.さらに骨量増加には筋肉の最よりパワー や速度などが大きく関係しているため,有酸素運 動の動作にスピードを与えることが重要であると 述べている. 筋肉はグ、ルコースをグ、リコーゲンとして蓄積し ているが,糖尿病患者はインスリン不足のために 筋肉に蓄積したグリコーゲンを糖として使用する ために筋肉量は減少するはずである.しかし森原 が 行 な っ た 閉 経 後 の 非 糖 尿 病 患 者 の 筋 肉 量 は 31.10 :t2. 56 kgで糖尿病患者と有意な差がな かった16) 今国の研究では筋肉量と骨量に正の相 関 (r=0.33)がみとめられた.運動習慣別にみ ると表2に示すように運動習慣のある人では有意 に骨量が多いが,運動習慣のある人もない人でも 筋肉最と骨量には正の相関があった.また治療別 にみると経口薬治療群のみに筋肉量と骨量の間に 正の相関がみられた. 骨量や筋肉量を増加させるには,体重, BMI

(6)

や体脂肪率を増加させることとなる.しかし糖尿 病患者にとってはBMIや体脂肪率を増加させる ことはインスリン抵抗性を引きおこしメタボリッ ツクシンドロームの要因ともなる.我々が行なっ た先行研究では,肥満患者の場合,体脂肪率およ びBMIは骨量や筋肉量と正の相関はないため, 体脂肪率30%未満,そしてBMII25未満まで減量 させても骨量が低下することはない.糖尿病患者 の骨量を増加させるためには単なる脂肪量増加に 伴う重力負荷ではなく,筋肉力の増強による骨量 増加を岳指す運動プログラムの処方が必要である ことが示唆された. 結 論 閉経後の糖尿病患者71名を対象に運動習慣の有 無、治療方法などの相違により筋肉量や骨量がど のように関係するのか実態調査をおこなった. 1.運動習慣のある人は運動習慣のない人と比 較し骨量が多いが,筋肉量に差はなかった.

2

.

治療方法による筋肉量や骨量の差はなかっ た. 3.骨量に影響する変数は体重, BML年齢, 全体の筋肉量,体脂肪率, HbA1c, WHR の順位であった.

4

.

筋肉量に影響する変数は体重,体脂肪率, BML HbA1c,年齢, WHR,骨量の順位 であった. 骨量と筋肉量は密接に関係しているので,糖尿 病患者の骨量増加をはかるためには脂肪量増加に 伴う重力負荷によるのではなく,筋肉量増加を目 指した運動療法の導入が重要と考えられる. 文 献 1 )稲葉雅章.糖尿病と骨代謝.匿学のあゆみ 1998; 186(13) 924-925. 2 )井村裕夫,清野裕,中川昌一,後藤由夫, 小坂樹徳,坂本信夫,兼子俊男,三村悟部. 糖尿病性骨減少症に関する疫学調査(第 1 報) わが国における骨減少症の実態一.糖 尿病 1987; 30: 921-928.

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Koizumi K, Onaya T.百oneminera1 density measured by dua1 energy X -ray absorptio -metry in patients with non-insu1in-depen綱 dent diabetes mellitus. Bone 1993; 14: 29.

5

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J

11千絵,市川

i

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1

5

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表 i 対象者の背景 平均年齢 年代別 5 0 議代 6 0 議代 7 0 歳代 8 0 歳代 運動歴 有群 無群 治療方法 食事療法 経口薬 インスリン注射 擢病期間 1 0 年以内 1 0 年以上 BMI(%)  収縮期血圧 (mmHg) 拡張期血圧 (mmHg) 体重 ( k g ) 全体筋肉量 ( k g ) 骨密度 WHR  HbA1c  ている 2 ) 反対に骨量が上昇するという研究は, Krakauer らによると加齢により骨代謝田転が緩 和されるため,高齢者ではかえって正常者よりも 骨量が上
表 3 治療法による各指標の差異
表 4 骨量と各詣標間の相関係数 P e a r s o n 相関係数 体重 0 . 3 4料 BMI  0 . 2 5 *  年 齢 ‑ 0 . 3 2 * *  全体筋肉量 0

参照

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