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雑誌名 奈良教育大学教職大学院研究紀要「学校教育実践研

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(1)

奈良教育大学学術リポジトリNEAR

要約に着目した「言語能力表と年間指導計画」に基 づく実践研究 ―説明的な文章の読みを中心にして

著者 松本 哲

雑誌名 奈良教育大学教職大学院研究紀要「学校教育実践研

究」

巻 2

ページ 53‑62

発行年 2010‑03‑31

その他のタイトル A Study on Developing of Japanese Language Ability Chart and Annual Schedule for

Student's Ability of Summary ―Centering on Reading Logical Text―

URL http://hdl.handle.net/10105/3039

(2)

要約に着目した「言語能力表と年間指導計画」に基づく実践研究

A Study on Developing of Japanese Language Ability Chart and Annual Schedule丘3r Student‑s Ability of Summary

一説明的な文章の読みを中心にして‑

‑Centering on Reading Logical Text一

松本 哲

Satoshi Matsumoto*

奈良教育大学大学院教育学研究科教職開発専攻☆

School of Pro丘!ssional Development in Education, Nara University of Education☆

<あらまし> 松本「要約に着目した言語能力表の作成と年間指導計画の構想」 (2008)を基に、

平成21年度、筆者の勤務校である山添村立やまぞえ小学校の5年生を対象に、 4月から10月に かけて授業実践を行った。本研究では、その中から、 4月から6月に行った帯単元・特設単元によ る授業実践を通して、言語能力表と年間指導計画の有効性と有効な指導の手立てを明らかにした。

実践の結果、児童の要約に関する言語能力の向上が認められた。

くキーワード> 要約 言語能力表 年間指導計画 指導の手立て 再学習

1.はじめに 1.1.研究の目的

松本は、 「要約に着目した言語能力表の作成と年 間指導計画の構想 一説明的な文章の読みを中心 にして‑」 (2008)において、義務教育小中9年間 を見通した要約に関する言語能力表(以下、言語 能力表と表記する)を作成し、それに基づいて小 学校第5学年の年間指導計画を編成した。

本研究では、松本(2008)の理論研究を生かし、

平成21年度、筆者の勤務校である奈良県山添村立 やまぞえ小学校の5年生を対象に授業実践を行い、

以下の2点を明らかにすることを研究目的とする。

①言語能力表と年間指導計画の有効性を検証する

こと。

②要約に関する言語能力を育成するために有効な 指導の手立てを探ること。

なお、本研究では、以下の4点に留意して指導 を進めることにした。

①言語能力表に基づいたワークシートを作成・活 用する。

②帯単元と特設単元で授業を進める。

53

③担任した当該学年より下の学年の教材を活用し、

再学習する。

④児童自身の振り返りを大切にする。

1.2.方法と手続き

①実践前の児童の実態を把握する。 (平成21年4月 上旬)

②筆者が本年度担任した5年学級の児童19名を対 象に、言語能力表、年間指導計画に基づいて実践 を行い、児童の変容を記録する。 (教師のポートフ ォリオ、児童の自己評価、授業のビデオ揖影)

③第三者評価(教職大学院教員など)を受け、指 導の改善を図る。

④実態調査やふだんの授業の様子から児童の変容 を詳細に捉える。

⑤言語能力表、年間指導計画、指導の手立ての改 善を図る。

⑥研究の成果と課題をまとめる。

2.言語能力表と年間指導計画

2.1.要約に関する言語能力表

(3)

松本 哲

松本(2008)は、先行研究、学習指導要領、現 場経験を基に言語能力表を作成している。本研究 では、その作成された言語能力業に基づいて実践 を進める。

2.2.要約に関する言語能力を育成する年間指導 計画(教材選択の視点と配列)

松本(2008)は、平成20年度に作成した要約に 関する言語能力を育成する年間指導計画(平成21 年2月21日作成)は、帯単元、特設単元、教科書単 元という3つの単元から構成した。平成21年度、

筆者がその年間指導計画を基に、勤務校の実情や 児童の実態に合わせ、表1のように帯単元・特設 単元からなる年間指導計画に改訂した。 (平成21年 4月16日改訂)

また、松本(2008)の年間指導計画では、帯単元 に「オリジナル絵文字を作り、説明文を書く」 「和 と洋を対比して衣食をテーマに説明文を書く」と いう活用型の学習を設定していたが、時間的な制 約、児童の実態などを考慮して、活用型の学習は 取り入れないことにした。

基本的な考え方は以下の通りである。

言語能力表に基づき、帯単元と特設単元の年間 指導計画を作成し、系統的・螺旋的に言語能力を 育成するようにする。

帯単元では、基礎・基本の習得を目指し、 15分 のモジュール学習を週3回程度、年間100回程度実 施する。特設単元は、月に1‑2回、 45分の授業 を年間10回程度実施する。特設単元は、帯単元と 関連させ、例えば、 「要約文を書く」など、 15分の 帯単元では時間が不足するため45分というまとま った時間が必要な学習を行うこととする。

帯・特設単元で扱う教材文は、現在採択されて いる教科書教材、過去において採択された教科書 教材から、典型的な説明文を選んだ。

典型的な説明文が有する条件としては、以下の ような点が挙げられる。

・要旨が明確であること。

・はじめ、中、おわりという文章構造が整ってい ること。

・問題提起と答えの文が照応していること。

5年の児童であるから、 5年の教科書教材を用 いるというのではなく、 1年教材から順に、再学 習することにした。それは、 1年から4年に掲げ た要約に関する言語能力を児童に確実に身に付け

させたいと考えたからである。

3. 4月の児童の実態調査と結果 3.1.調査問題

奈良県山添村立やまぞえ小学校5年の児童(男 子9名、女子10名)を対象に、要約に関する言語能 力や要約に関する意識の実態を捉えるため、平成2 1年4月10日に3. 1. 1に示す調査問題を120分かけて 実施した。

3.1.1.要約に関する言語能力の調査

<調査問題>

「ありの行列」を読んで、大切な部分を落とさ ないで、 400字以内にまとめましょう。

もし、まとめられない場合は、 400字から600字 にまとめましょう。余白があってもかまいません。

「です・ます」型の文は、 「だ・である」型の文に 直しましょう。

<配付物>

・ 「ありの行列」 (光村図書上)をA4版1枚にまと めたもの。挿絵は省いてあるが、表記や改行は原 文通りである。 (実施後に回収)

400字詰め原稿用紙(B4版)。 400字、 500字、 600 字であることが分かるように、目印になる短い線 を入れておく。

<留意事項>

・本文に線を引いたりメモを書いたりしてもよい。

・原稿用紙に加除修正してもよい。

3.1.2.要約に関する意識調査

<調査問題>

以下の質問項目について回答させた。

・次の問いに、答えましょう。あてはまるところ に、 ○をうちましょう。

①うまくまとめることができましたか。 (4段階で 回答)

②まとめる時に、困ったことは、どんなことです

:>蝣1.

か。箇条書きしてください。

③まとめるのに、かかった時間を書きましょう。

(4)

要約に篇Eした「古語能力表と年間指導計画」に基‑‑5く実践tf究

表1第5学年 帯単元・特設単元の年間指導計画仲戯1年2月21B虞霧作成平戯1叫月柑E)改訂)

.( 奉 確 . 習 得 ) ( 習 指 〕

育 成 す る 書 &吾能 力 B 3 tt 牧 村 【掌 隼. 出 版 全 書士) R 3 a * * l il … ̀ 掌 習 油 も】

4 月

正 確 な 監 み 【日 9 . とうふ っ の 赤 ちゃ ん

{. 年 . 光 村 )

l 1 全 文 をB tみ .l 何 に つ い て 書 か れ て い る か とら え ‑T 怒 式 は 蒲 に 分 け る .

. 正 確 な た み 、要 杓 の 基 経 一. 全 文 を 正 しく庶 L .

要 約 の 基 礎 【2 1 】 a> K 力 か に つ い て い る 2 . i ll li is ro r 維 t とつ

2 . r帆 り の 文 を 見 つ け 王 焙 . 速 焙 を聖 え て . 2 つ の 文 ‑= 分 け ら .

3 . l つ 目 の rォ り に 珂 す る 菩 え の 文 を庶 み 取 る.

4 l 2 つ め の f fi* 、」に 珂す る 答 え の 文 を床 み 取 る . 5 . 鱒 序 を表 す 甘 文 一こつ い て 理 解 する .

6 . 7 . e . 9 . 号 培 能 力 表 と9 .もし 合 わ せ . 児 ! の 貫 博 を 鋼 至 す る Ⅰ

か . 確 か め る ことか で き る I i る I

3 一75 式 緒 耳 に 分 け る l 4 . r帆 り に 対 す る f 答 え 」 の 文 をま とめ る .

5 月

. 本 文 の 表 現 、括 蝉 を変 え,a‑ 1 2 . ,: ん 1* 1* の も え 1 . 全 文 を 通 乱 ▼伺 ‑こつ い て 書 か れ て い る か 考 え る . . 摩 序 を表 す 吉 葉 に 気 をつ ー▼全 文 を圧 し . い て 、F =r 式 緑 蒔 ごと にお よ そ (2 年 . 光 村 ) 2 . 形 式 綺 羅 に 分 け . r 問 . 、j とr 答 え 」の 文を 見 つけ る . r ra .り か け て J 全 文を 要 的 でき る . 2 . rち え 」とr わ け 」を 確 .Le

3 0 芋 は 蔭 に 要 卓 を まとめ る こ な く、まと めの 文 が あ るこ と̀こ気 つ く. す る .

とが で さ る ‑ 3 . 4 . ま との の け 簿 に 寺 甘 さ1? , rあ た らしい Ti か まを ふ やす い ろ 3 ‑ 第 仔 を 表 す 言 宗を 入 れ

2 2 9 】 い う な もえ とは をどの ようf‑. うえ か j とい う辞 世 を 持 ち . い くつ の 与

え か 書か れ て い るか L 統 み 取 る .

5 ‑ 1 2 . 時 を 表 す 盲 動 こ1‑ 目し て、た ん ば は の 4 コ の うえ を庶 み 取 る . 日事子 とわ け} J< 要 蕪 を まとめ ること .= つ な が る . P 序 を恭 す 青 黒 をま とめ な が ら、字 富 す る .

*・*・が ら L 全 文 を 要 的 す る.

8 月

. 本 文 の 表 硬 、括 岬 モま K ri 1 2 . 萄リの 行 列 ーl 全 又 を庶 み . 1 0 ゥ 形 式 は l3 か ら 構 成 さ れて い る ことが 分か ち .

2 何 につ い て 書 か れ た 文 事で あ るか . 声】等 の 大 体を とら え る .

‑ 要 的 す る 万 造 を まとの る こ I + A 児の 要 的 又 菅 度 し ,

い て ▼形 式 E受精 ごと にお よ そ ( 3 年 . 光 村 ) とが で さ る . 2 . A 児 か どの よ うdこし て 雪

3 0 芋 程 僅 l= 要 .負.を まとめ るこ 軒し た 時 に 使 っ た 方 法 を ,‑

とか で ざる . 3 . rra i り 0 ) 文 とr 菅 え 」の 文 を 見 つ け 、甲 応 して い る か 確 は す

る .

4 l 【8 ) 段 落 に ど んな ことが 書い てあ るか 、虐 待 を 表 す 舌 = に 書

ル ‑ プて 指 し合 う .

【2 2 .9 】 3 . あ 互い の 慧 見 モ交 jT Lす

l 目 的 に 応 じて 文 童 を 師 文 の る .

ー′3 か う ー′4 程 度 に ま とめ る こ 目して 托 み 取 る 4 . A 児の 要 的 した 手 鱒 を

とが で ざ る. 5 . (・サ) 坤 活 の の ! 卓 モま七 め る . M e .

【2 3 7 .I

瀦 ここで 指 す 要 蕪上 は .しキ ー

6 . (S ) (6 ) l見落 の 要 点 をま とめ る.

7 . 7 ) ( 6 ) 段 蒲 の 要 l! ‑菅ま とめ る . 8 . (9 ) くl O ) 捜 活 の 要 点 を まと める .

5 . 番 目 が 自 分 の 空 粗 手 膿 を 醇 控 す る .

trン テ ン ス として 括 れ た J 9 一一0 , 空 車を あ つ め る .

ー1 . 1 2 . 集 め た 文 事 を氏 み 返 し、.J! 呼 の 通 る要 的 文 にす る t

7 月

l 要 i rを まとめ る ことが で き る . 8 くらしの 中 の 朝 と拝 1 . 全 文 を 民 み . 形 式 棺 .3 に 分 する . . キーtZ ンテンスをつないだ 事 ll I . 8 0 0 芋 の 要 約 文 を 自 分

【2 4 6 】 <4 * ‑ * ォ ) 2 〜 5 番 韻 語 の 要 点 を ま とめ る. 文(6 0 0 芋 )をーJ 2の 4m 芋に Ⅰ の 考 え で 、4 0 0 字 に 緒 め

. Ⅰ 者 の 述 べ た い と ころを 様 か 7 . 8 文 事 構 成 国 を 書 く l1 することDIlでさる。 ち .

さす J 緒 活 ご との キ ー 七 .J テ ン 9 . ーO r 空 的 文 を 書 くー 2 . 秒 節 との 個 別 指 導 を 速

スを 穣 ざ 出 した 文 書 をさら B=

1′2 の 4 0 0 芋 に 要 約 で ざ る l

l l . 1 2 一8 0 0 T 'の 羊 的 文 * 4 0 0 芋 の 辛 r l文 に き ざ 正 す . して 1 Ⅰ 書 の 言 わ ん とす る こ との 大 事 な ところ をめ か さ す に <o o T に 雫 的 す る .

9 月

. 曽 肇 を まとめ 古 土t か 奇 き る 二 l l ご高 問 酪 lT lな あ ii= l l 重 文を 姪 高 , l >くう め 転 読 臨 海 か ら jI 由 れ t i l1右 ことか 分 か る .

2 ‑ 7 . 各 段 語 の キ ー セ ンテ ‑/ ス を見 つけ る.

0 女 奮 <r >m 戒 そ とら え 、主 1 ‑ 女 套 醸 成 をも とーこ重 ね

【2 4 6 】 <5 年 . 光 円 上 , 文 を要 約 でさ る . 文 を 書 く.

.文 章 を 時 文 の t /3 か ら . / 4 堤 2 , 自 分 が 要 的 した 方 講 を

度 に ま とめる こ とか で き る. 8 . 9 . 文 事 構 成 をとら えlb . 国 民 料 基 本 用 語 を 使 って

【門 丁】 1 0 .l l . 辛 与 モ まとめ る . 税 明 で さる .

l o 貞

.わ か りや す L l要 約 文 モ書 くた 1 2 また とな い 天 戟 一. 文 書 を道 民 し、何 に つ い で 書 か れ て い る か t=ら え も . 0 つ なぎ 書 集 、三 倍 . 述 I . よ く分か る 要 的 文 に す る め に ヰ ‑ v .; ‑テ ン ス を加 輸 坤 < es *缶 8 号 2 . 君 呼 の 分か ら*i い 結 句 を 辞 書 で 網 ペ る . ほ 一代 名 和 (梅 示 15 ) . 例 示 た め に + 辛 ‑ t r> テン ス モ

正 で さる . 光 村 6 年 上 ) 3 . 文 集 構 成 をとらえ る . 車 扱 卓i; 」く分 か る要 的 古 き 換 え る 。

【2 3 6 】

.ほ じの . 申 ▼お わ リの 3 t畳語 に 分 け て r 要 約 文号 書 くことか で き る l

【2 3 7 )

4 Ⅰ各 段 箱 ごとに キ ー t= ン テン ス を 見 つけ る . 又 を書 くことか で き る . 2 . 要 n 文 を 書 く.

日 月

一目 的 ‑= 応 じ て 文 尊 を 昨 文 の 1 2 ア ップとル ーズ で 伝 え よ 一. キ ャプ ションの 定 時 を 細 る ‑ 0 写 7t の キ ャプシ ョン を 考 一. 本 文 の 円 等 を 虎 み l 各

ー′紬 、う t / ォH ォ iこまとめ る こ 2 . 3 . 4 . 5 . 6 . 全 文 菅 庶 み 1 ! 旦 モ とら え る . え る . 目 し軍 事 に 合 う キ ャプシ ョン

とが で きる l

【2 3 7 1

r4 年 . 光 村 ) 7 . 8 . . 9 . 要 的 文 を 書 く. 菅 考 え る .

P l 文 m o * ‑ ワ ー ドか う キ ャプ ションが つ け られ てい る か 桔 し 合 う.

l e 月

l 空 i iを まとめ る ことが で き る . 9 ちょ っと立 ち 止 まって ー〜 3 . 形 式 段 巧の 並 u 替 え をし、内 事 を坤 Ia j L 文 車 全 体 の 構 O 文 事 の 中 心 部 労 と印 加 1 . い ろい ろ な 見 方 だ でき

2 4 6 (中 ト 光 f 寸) 成 中 馬 間 を 大 ま か に とらえ も. 的 な 郎 分 を ほ み 分 け て 1 要 る 額 面 や 増 練 を思 い 出 す .

4 . 5 一文 事 の .円 等 を 統 み 取 る .

6 . 7 ー8 事 案 と,LJ 且 を 庶 み 分 け な が ら ▼食 味 捜 溝 .= 分 け る . 8 ‑ 文 事 の 聖 に は 」 末梢 聖 、声! 括 聖 ー尾 括 聖 が あ る ことが 分か る .

i そ10 0 字 程 席 に まとめ る . 2 . サ 課 を 人 n て 懸 想 文 そ 書 く。

3 . ま とs tt i S 文 t お 互 い dこ交 31す る .

< 専 M 交 流 >

1 月

▼目 的 II= 応 じ て 文 書 を 拝 文 の 9 か し ことの 力 1 全 文を 圧 み r 罷 式 相 活 に 分 け る l 0 要 約 文 を受 流 し . 自 分 の 一. , lル ー プで 要 的 文 を 菜 ー′3 か ら t /A 程 序 に ま とめ る こ ( 4 年 . 光 村 ) 2 . 3 ‑ 0 e O け 詩 の 要 声 を ま とめる . 書 い た 賢 的 文を 相 即 す る こ 渇 す る .

t が でき る 。 4 . 5 ▼◎ 6 >◎ 繰 薄 の 空 車 をま とめる 。 とが で さ る ql 2 . お 互い に 甜 義 貞 を漣 へ

【2 3 7 7 6 . 7 . ◎ ◎ ⑧ 韓 薄 の 宇 魚 を ま と え る .

軌 9 ▼要 約 文 を 書 く.

合 う .

3 ▼自 分 の 空 的 文 を稚 聯 す る .

2 月

. 要 縁 を まとめ る ことが で き る . 9 ワ クランウ とトラマ ル ハ . 珂 宇 習 で あ る の で 、4 月 に 芋 習 した ことを 生 か して 字 ¥ を iB の

【2 4 6 】 ナ パ テ

{5 年 . 光 村 ) る一

一. 全 文 を庶 み 、形 式 緯 耳 に 飾 ナる.

2 ▼3 . 4 . 要 点 を まとめ る . 5 一6 . 文 書 構 成 国 を 書 く.

7 ‑ 9 . 要 i をふ まえ た 要 約 文 を 古 くl

3 月

二重 色 を まとめ るl= Iとが t ;さ も . 9 方 ラj く.j 哀l由 由 重き .l . 1 . 2 一. 本 文 を鹿 島 h I 音 は どん な 太 か 考 え る. 自 重 的 弓 由 しそ 一也 醜 女 をl I . 葡 軌 妃 事 を 空 輸 も .

【2 4 6 】 柑 こち 3 . ‑4 . n ラ バ j ス u m i 主 ぎ ーもた ち の W M J己事 * R C . 書くことが で き る . 2 . 要 F )引 用 した 文 寺 を挿

( 普 .拘 引 丹 〉 (6 年 . 光 村 ) 5 . 6 . 柄し い 事 貫 を 如h た Ⅰ 着 の 思 い そ 考 え る . 7 l 8 一文 事 柄 砿 図 を 書 き L. 小 見 出しを つけ る‑

9 . との 段 巧 の 抜 に 所 W 妃 事 の 内 等 を 入 れ る か 考 え る .

A L T 鋭 明 文 を 完 成さ tt る .

SE

(5)

松本 唐

表2 要約に関する実態調査の結果(4月)

言 括 能 力 1 2 3 1 5 6 7 0 9 1 0 ーl ー2 3 ー5 1 6 17 ー8 ー9

2 2

2 2 3 鮭 式 紐話 で 重 要な 1 文 一または L 2 文 を

見つけ る ことが できる. X 3< X X X X X X 7< X X X A A A X A X

2 2 4 告示 富 意 味 と指 示 富 持 す内 等 を

文 中か ら見 つけ ることがで きも 。 X X × X * 0 X X XL X X X X X o X

2 2 5

rで す . ます」翌の 文 を、r た . であ る」聖

の 文に 直 すことか でき る. 0 A C 〉 0 0 A A A A A 0 0 0 0 A 0 A o A

2 2 6 単 文2 文 を7,.文 一文に する ことが で き

る, 0 0 X X X ¥ X X X X A × X X X × 0

2 2 9

本 文の 表 現 、語 鰐 を変えな いで 形式 段

簿 . 悪嘩 段汚 ごとl= およ そ3 0 芋 程 席に X X X X X X X X X X X X X A A A X A X

2 3 S

2 3 6

空 的 文が 面 魚 書き にな らな いよ うに、

鐘 紡 の言 葉 や 指 示 倍を 補うことが で き X A A 0 X X X X X X X X A A X X A X

2 3 7

目 的 にEE.じて 文 章を師 文の 1 / 3 か ら

1 / 4 1" まとめる ことか で きる。 × × X X X X X X X X × A A A X A ×

宇 粒 8 5 0 ー0 B 9 4 00 3 7 5 4 0 7 5 73 B OO 5 6 3 * 4 1 2 B I B 4 0 0 3 7 9 4 9 5 5 3 9 4 2 E, 6 5 7 5 1 6 5 9 5

・米制絹時rUl以内に要約でぎなかった

3.2.調査結果と考察

3.2. 1.要約に関する言語能力調査の結果

①要約に要した字数をまとめると、表2 (縦軸は 言語能力項目、横軸は児童番号を表す‑‥,今後、本 児童番号と照応させ、 Cl、 C2 ‑と児童を表すこと とする=.)、表3のようになるO

表3 要約に要した字数

4 0 0 字 以 ド 4 名 4 0 1 字 5 0 0 字 4 名 5 0 1 字 ′ 6 0 0 字 6 名 6 0 0 字 以 上 5 名

「ありの行列」の原文が1133字であるから、 377 字から283字に要約した場合、 2.3.7. 「原文の1/3 から1/4にまとめることができる」という言語能力 を達成したことになる。質的な面は考慮しないで 字数だけ.貼ると、言語能力表2.3.7.に達成してい る児童は4名いるが、残りの15名は達成していな いということになるL̲,

②要約文の内容を分析するために、言語能力表 の中から1ありの行列」の要約に関連する言語能 力を上記表2に示す通り、 7項目選んだこ.その7 項目について、 8割達成を〇、 6割達成を△、 6 割を達成していない場合を×で児童の実態を把握 したL̲,表2より、言語能力については達成してい ない児童が多いことが分かる.=

③400字以下に要約した児童の要約文を見ると、

形式段落で重要な1文、または2文を数段落では 見つけてはいるが、半分以上の段落で見つけられ ないことが分かった‑‥,

④600字以内に要約できない児童は、 45分以上の 時間を要していた。 90分かかっても要約できない 児童がいた。

3.2.2.要約に関する意識調査

・① 「うまくまとめられたか」と問いに対して、

4段階評価をさせたが、 Aが2人、 Bが12人、 C が4人、 Dが1人であった.ニ ある程度、要約でき ているのにC評価と過小評価する児童や、十分で きていないのにA評価と過大評価する児童がいた:.

②まとめられない理由で多かったのが、 「大切な 文と大切でない文の区別できないO」という理由で ある=.児童は何を根拠に大切な文を見つけたらい いのか、戸惑っている..1 1どうまとめていいのか分 からないD」という要約の方法についての記述もあ った:.

3.2.3.調査に関する考察

以上のことから考察すると、 4月において、要約 に関する言語能力が身についていない児童が多く、

要約の意味、手順、方法を卜分理解していないし、

技能として確実に身についていないことが分かっ たo また、要約の意味を指導をしていく際に、主 になる文と従になる文との区別する根拠を理解さ せる必要があることが明らかになった 実態調査 の結果から判断すると、要約に関する言語能力に ついて目立って上位の児童はおらず、中位から下 位の児竜で占められていると言える.ニ

なお、 A児、 B児を抽出児として、個の変容を

見ていくことにする

(6)

要約に篇Eした「古語能力表と年間指導計画」に基‑‑5く実践tf究

4.授業実践の記録と考察

授業実践の経過と結果は、平成21年度4月から 6月に実践した以下の3つの授業実践を対象に考 察を進めていく.;

・「問い」と「答え」の照応を捉える「どうぶっの 赤ちゃん」 (1年)の実践

・ 「様子」と「理由」を表す段落構成から要約する

「たんばぽのちえ」 (2年)の実践

・キーセンテンスに着目し要約する「ありの行 列」 (3年)の実践

4.1. 「問い」と「答え」の照応を捉える ‑

「どうぶっの赤ちゃん」 (1年)の実践<4月>

「どうぶっの赤ちゃん」は1年教材で5年にと っては平易な文章であった:.したがって、 I問い」

と「答え」を照応して捉えることが容易であった.:.

能力表に掲げた言語能力の中で、 「2.1.1.主語・

述語の関係を捉えるこ.」の学習が不十分であったの で、ワークシートを用いて取り立て指導をした。

4.2. 「様子」と「理由」を表す段落構成から要 約する‑ 「たんばぽのちえ」 (2年教材)の実践

<5月>

〔む, 「問い」をつくる

【たんばぽのちえ」には、全体を通した問いの 文がないので、まとめから問いの文を考えさせる 学習を計画したt̲]この文章の問いの文は、どれで すか。」と発間すると、 「たんばぽは、どのように して綿毛を遠くまでとばすのでしょうか.,」という 問いを多くの児童が選んだrI.しかし、この問いに 対する答えは、部分的な答えであり、文章全体の まとめにつながる問いではない.=

そこで、文章全体のまとめの文を見つけさせ、

そこから、文章全体を貫く問いを考えさせたt̲,児 童から、 「たんばぽは、どんなちえを持っているの でしょう.:」 「たんばぼは、たねをとばすためにど んな工夫をしているのでしょうか.二,」などの考えが 出された(.問いはないが、全体にかかわる問いを 用意することができ、文章構成を見通す力が育っ ていることが伺える.= この点について、教職大学 院指導教員から[授業当初に児竜から出された部 分的な問いではなく、 F文章全体を貫く問いは何で しょう,̲.』と問いかけている点は、部分的な問いと 文章全体の問いをおさえることにつながり、要約

することで大切な学習になる.=」という第三者評価 を得たL=:

②2文を1文にするこ.

様子を一言で表すとどうなるか、理由を一言で 表すとどうなるかと問いかけ、重要な語句を見つ させたD 例えば、 「花のじくはぐったりとじめんに たおれてしまう」と様子を表す語句と、 「たねにた くさんのえいようをおくるために」という理由を 表す語句を見つけた(.図1のように、児童が理解し やすいように電子黒板に文章を表示し、教師が説 明を加えた。

次に、様子と理由が2段落で構成されているの で、図2のように、その2文を1文にし、 4つのち えをまとめさせた。これを基に、 200字の要約文を 書かせた‑‥, C5は、次頁図3に示すように607字の 原文を200字以内に要約することができた時、こぶ Lを握りしめて、喜びを表現していたこ.児童が成 就感を味わう瞬間を見て、喜びを感じることがで きた

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2.3.4.いくつかの文を1つの文にまとめることかできる.,

57

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図2 2文を1文にする

(7)

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図3 ある男児が書いた要約文'

4.3. キーセンテンスに着目し要約する

「ありの行列」 (3年教材)の実践

<5月下旬から6月上旬>

(君キーセンテンスから要約文‑

5月中旬から下旬にかけて、形式段落ごとに、

段落相耳の関係に気をつけながらキーセンテンス を見つける、そして、キーセンテンスをつないで 要約文を書くことを目標に、 「ありの行列」を使っ て学習した。.

各形式段落ごとに、段落相互の関係を捉え、キ ーセンテンスを見つけ、 [だ・である型の文」にし たo そして、すべての形式段落のキーセンテンス を整理した.= このキーセンテンスをつなぎ、原文 の1/3の要約文を作成した.I.

(雷要約の基礎になる言語能力の再学習

主語・述語の理解が十分でない児童がいること は前述した.= さらに、主語と述語が接近している 基本形の場合は理解しやすいが、主語と述語が離 れている場合、例えば複文構造の場合や遣う言葉 が入ってきた場合について理解が難しい=.主語・

述語の理解は要約を下支えする能力であるので、

定着していない児童に対して、説明を加えて理解

を促したこ.

③,キーセンテンスの選択

6段落で重要なキーセンテンスは、 1ありはおし りのところからとくべつの液を出すことが分かっ たT,」である 前段落に「地面に何か道しるべにな るものをつけておいたのではないか二,」という問い

がある.:その問いを受ければ、先に記した文がキ ーセンテンスになるr‥l前の段落のキーセンテンス を受けて、次の段落のキーセンテンスを選ぶとい う意識を持たせることが必要であるO 段落相互の 関係に着目し、キーセンテンスを選ぶという言語 能力を確実に身に付けさせたいT̲,

⑥要約する時に着目する語嚢

r分かる」 r明らかになる」などは、説明をして いく時に大事な動詞である,I.疑問の「か」、推論す る時の「か」などは、読者に問いかける時に大事 な文末表現である.= また、接続語は、文と文の関 係を捉えるた糾こ豆要な観点となる。要約する時 に、動詞や接続語に着目させることが求められるF..

⑤原文中の言葉を用いた要約

本文中の言葉だけを用いて要約していくことが 基本である‑‥,本単元のある授業で、 B児が ‑〜し た結果」と自分の言柴に置き換えていたが、本研 究では、キーセンテンスを抜き出し要約すること を主眼としているので、自分の言葉に置き換える ことは次の段階の学習と考えるt̲,形式段落からキ ーセンテンスを選ぶという要約を行う段階では、

以下の2つの方法がある.,

a その形式段落にある言葉だけで要約する.‥.

b 他の段落の吾桑(本文中の言柴)も使い、

要約する。

⑥要約の手順を説明する

B児の要約文を取り上げ原文からどのように要 約したかを全体の場で予想させたり、どのような 手順で要約したかを説明させたりする学習を行っ た‑‥,児童が、自分の言葉で国語科基本用語を使っ て要約の手順、方法を説明できるようになること が、要約に関する言語能力を高めることにつなが ると考える。まだ、すべての児童が説明できるわ けではないが、 1人でも多く、文章を要約してい く手順を説明できるように指導していくことが求 められる.:

5.児童の変容

「ありの行列」の学習が終了した1週間後に、

大切な部分を落とさないで、 400字以内にまとめ ましょうF..まとめられない場合は、 400字から600 字以内にまとめましょうE.」という4月に実施した 調査問題と同一の問題を与え、変容を見た,̲.

抽出児であるA児とB児の変容を見てみる‑‥,

(8)

要約に篇Eした「古語能力表と年間指導計画」に基‑‑5く実践tf究

まず、 A児の変容から分析する.=.図4は、 A児が 4月上旬に書いた要約文であるo 図5は、 6月にA 児が番いた要約文である。 2つの要約文を比較す ると、 A児は量的に大きく変容している 字数が 約半分になり、原文を1/4程度に要約している.= 言

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語能力としては、形式段落でキーセンテンスを見 つけるという方法を使えるようになっているo 特 に、 1つ目の実験・観察を説明した段落を端的に 要約しているt̲,

図5 A児の要約文(6月)

59

(9)

図6 B児の要約文(4月)

B児は、内容、質的に大きく変化した児童であ る.= 上記に作文を示した通り、 4月の要約文(図 6)と6月の要約文(図7)では、次のような違い が見られる 4月は、実験・観察したことから書 き始めているが、 6月には'問い」の文から書き 始めている.= また、 6月の要約文は4月の要約文 より、ありの行列ができるわけを各段落のキー・セ ンテンスをつないでまとめているrI.

A児、 B児の変容を取り上げ、個の変容を見て きたが、量的にも質的にも向上していることが明 らかになった

ここで、 19名の児童に目をやると、次貢表4 (縦軸は言語能力項目、横軸は児童番号を表す) のように整理できるT̲,

「ありの行列」は、総字数は1133字であるが、

この裏に示すように1/3に要約できた児童が1人、

図7 B児の要約文(6月)

1/4に要約できた児童が5人いたL=:これらの児童を 含めて、 1!2にあたる600字までに要約できた児童 は、 16人である.=

伸びが顕著に見られなかった児童について述べ ておく..1

まず、文章の内容を正確に読み取ることができ ないという理由から、 4月では2時間かけても要約 文が素くことができなかったC9を見てみる.‥.この 児童は、ありの行列の授業中では400字の要約文 が書けていたこ.しかし、授業から1週間後の本調 査では924字にしか要約できなかった。つまり、

要約の手順がまだ、自分の力となっていないと言 える=.今後、言語能力が確実に習得できるようさ

らに支援していきたい;̲.

(10)

要約に篇Eした「古語能力表と年間指導計画」に基‑‑5く実践tf究

4 4 月 旬 と 6 月 中 の 児

言 結 能 T ) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 0 l l 1 2 1 3 . 4 ー5 16 一丁 1 8 ー9

2 2

2 2 3

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中 から 見つ " る ことが できる. 4 月 × X X X X X 0 × X × X X X X X X X 0 ×

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2 2 5

rで す. ます j 聖 の 文を 、rた . であ る」聖 の 文 に 止す ことが で きる.

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2 2 6

単 文 2 文を 複文 l 文 に することが でざ る. 4 月 × C 〉 X X X X × × X X X × X X X X ×

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X 0 X 0 × 0 × × 0 0

2 2 9

本 文0 表 現 語 欝 を変 えない で 形 式 快 活 . 意 l味は 活 ことにお よそ3 0 宇 程 Ei に雪 ft をまとめ ることが で きる.

4 月 X X X X X X X × × × X X X A A A X A ×

6 B 0 A . C , C , A A A × × × A A 0 0 A × A A

2 、3

3

2 3 6

要 約 文が 薗 轟 書きlこならない ように. 接

続 の 言 葉 や 指 示棺 を柵 うことか でき る. 4 R × A A 0 × X × × × × A A × × A X

8 月 0 く) 0 o C 〉 0 A

0 0 0 0 y X 0 0

2 3 17

昏q .こ応じて文 章 を原 文の 1 / 3 か ら1 ′4

に まとめる ことが できる. 4 月 × × × X X × × × × × × X A A A × A X

6 月 A A C 〉 o 0 A A A × × 0 A 0 0 0 0 y A 0

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4 月 8 5 0 ー0 8 9 4 ∞ 3 7 5 4 0 7 5 7 3 8 ∞ 5 6 3 * 4 1 2 8 1 8 A tX > 3 7 9 4 9 5 5 3 9 4 2 9 6 5 7 5 16 5 9 5 6 月 4 4 5 5 〔X 〕 2 73 3 B A 3 3 9 4 7 3 5 7 1 5 8 2 9 2 4 3 4 0 ヰ1 1 A.8 一一 3 6 0 4 0 0 3 7 7 4 0 4 6 4 5 4 6 4 4 2 5 牽制PR時間内で要的することかできなかった.

また、キーーセンテンスを正確に取り出している 段落の少ない児童(CIO)がいる一二 CIOは、 4月に おいては、キーセンテンスを見つけることができ かったが、その個人の成長を見ると、数段落のキ ーセンテンスは選べるようになり、また、指示語 の指す内容も理解できるようになっているF..

6.児童の振り返り

4月から6月にかけて、授業を行っていく際、

次のような自己評価をさせてきたE.

く数時間ごとの振り返り>

図8に示した通り、数時間の帯単元ごとに、授業 の目標に関して4段階評価させた.。

図8 数時間ごとの振り返り

61

また、 「こんなことができる、分かるようになっ たr.」 「こんなことを考えた、感じた二.」という自由 記述欄を設け、自己評価させたo はじめは、何を書 いてよいか分からない児童がいたが、児童相互に自 己評価した内容を交流し、記入すべき内容を理解さ せていった白

く1つの単元が終わった時点での振り返り>

図9に示すように、 l 単元が終わった時点でワー クシートを綴じてきたファイルを読み返し、 「振り 返りシート」を書かせた.:下に示した振り返りシー

トは、 rたんばぽのちえ」の学習後に記入したもの である(l 「問いの文を作れるようになった.言 という 言語能力に関わることと、内容に関わって感じたこ

とが記入されている。

記述型振り返り

(11)

松本 唐

く言語能力表に基づく彩色型自己評価>

言語能力表は、教師のためにだけあるのではな く、児童のためにもあるという考えから、彩色型 自己評価図(図10)を作成したL̲,

達成したと判断した場合は青色を、もう少しで 達成すると判断した場合は黄色、まだ達成してい ないと判断した場合は赤色を色鉛筆で塗らせてい る。具体的に言語能力の項目を示し、色を用いて 判断させたことは、自己の学習放題を明確にし、

自己評価を促す上で有効であったO

図10 彩色型自己評価図

7.まとめと今後の課題

4月から6月までの期間であるが、 「5.児童の変 容」で述べたように、言語能力表とそれに基づく 年間指導計画による授業実践を通して、要約に関 する言語能力の向上が見られた=.つまり、言語能 力表が有効に働いていることを検証することがで きたと言えよう。

有効な指導の手立てについては、 「1.はじめに」

に述べた4点に留意して指導した結果、言語能力 の向上が見られた さらに、 14.授業実践の記録 と考察」で述べたように、言語能力の向上に有効 だった指導の手立てとして、次の3点が認められ

m事一

・〇,要約の手順を他者に説明させたことL.,

②周語科基本用語を理解・使用できるようにさせ

‑/‑‑ことn

③段落相互の関係、文末表現、接続語などの観点 からキーセンテンスを見つけさせたこと.=

以上4点に3点を加え、 7点が有効な指導の手立 てとして重要であることを明らかにすることができ た=

これらの指導の手立ての結果、 「5.児童の変容」

で述べたように、 A児は量的に変容し、 B児は質 的に変容している。また表5に示したように、 16 名の児童の要約に関する言語能力が、質的・量的 に向上している.:.

今後の課題は、以下の3点になる.∴

㊨ 【どのようにして要約するか」、要約の仕方を説 明する力をより確かにする。

②個に応じた指導の工夫をするt̲,

③さらに、言語能力表の有効性を検証し、年間指 導計画の改善、教材やワークシートの開発を進め

る一二.

<参考文献>

松本哲(2008) 「要約に着目した言語能力表の作成 と年間指導計画の構想 一説明的な文章の読みを 中心にして‑」 F学校教育実践研究』奈良教育大学 教職大学院研究紀要1巻pp. 67‑77

【謝辞】

本研究は、奈良教育大学教職大学院のカリキュ ラムの1つである学校実践Ⅳに基づいて考察したも のですL=:担当教員である本大学院教授松川利広先 生、小柳和書雄先生には、 4月から6月にかけて、

月に1回ずつ交代で勤務校に来ていただき、授業 参観後、ご指導をいただきました。両先生には、

それぞれ、国語科教育、教育工学の立場から、多

くのご示唆を賜り、心からお礼申し上げますこ.

参照

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