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東京慈恵会医科大学附属病院栄養部

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Academic year: 2021

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はじめに

東京慈恵会医科大学附属病院栄養部

小川 篤美 ひとりひとりの患者さんについて,その疾患や 受ける治療に応じた栄養管理を適切に実施するこ とを栄養サポートといい,栄養サポートを実施す る医師とコメディカルからなるチームが栄養サ ポートチーム( NST )である.本学 4 附属病院と もにチーム医療を進め,入院患者一人一人の身体 状況・栄養状態の把握を行い,治療計画・治療・

評価を実施している.各職種で編成されている チームの特性を生かし,栄養療法に関する知識や 専門性を発揮し,チーム全体の質向上が必要であ ると考える.また,管理栄養士の役割として栄養 管理計画書の作成・必要カロリーの算出・栄養指 導・栄養補給を検討し適正な食事や栄養剤の選定 を行っている.いずれにおいても,看護師・中央 検査技師・多職種との連携が必要であることを実 感している.このチーム医療における専門的な役 割を担うとともに,高齢者や栄養不良の患者さん の QOL 向上・早期回復を図るべく栄養管理の重 要性が求められている.

演題 1:東京慈恵会医科大学附属病院

東京慈恵会医科大学附属病院栄養部

小沼 宗大 目的:東京慈恵会医科大学附属病院(当院)で は 2006 年 10 月より NST を導入, 稼働してきたが,

客観的評価と今後のプランニングが必要である.

また, 2010 年度の診療報酬改定では, 栄養サポー トチーム加算 200 点(週 1 回算定)が加わるため,

NST の在り方についても,多角的にみることが重 要となる.当院では NST 導入よりも 20 年以上前

から, 看護師, 栄養士が独自に取り組んでいる「個 人栄養食事相談」は,角度をかえてみると NST の取り組みに他ならない.そこで,当院の NST 活動内容とともに,平成 21 年度,10 ヵ月間の個 人栄養食事相談の現状について報告する.

方 法: 平 成 21 年 度 の NST の 概 要 ① NST メ ン バー;医師,看護師,薬剤師,臨床検査技師,理 学療法士,言語聴覚士,事務員,管理栄養士②回 診・カンファレンス;毎週金曜日③対象患者; 「病 棟 NST (個人対応)依頼伝票」にて依頼があった 患者, 「対象病棟の血清アルブミン値 3 . 0 g/dl 以下 の患者から抽出,NST メンバーから挙がった患者

④対象症例数;平成 21 年 4 月~ 22 年 2 月までに 27 名.一方,病棟訪問件数;平成 21 年度 2 月ま でに 1081 件.経口摂取不良に関する相談および 食事内容の検討が全体の 64%を占め,内,45%

が血清アルブミン値 3 . 0 g/dl 未満の低栄養状態を 呈していた.

結語:今後,院内での個人栄養食事相談に関し ても,医師,看護師,患者が治療目標を統一した 方針の一環として, NST を通して依頼を行うこと で,より積極的な栄養介入を実施し,患者の早期 疾病治癒につなげて行きたい.

演題 2:東京慈恵会医科大学附属青戸病院

東京慈恵会医科大学附属青戸病院中央検査部

安藤  隆 発足から 2 年半が経過した東京慈恵会医科大学 附属青戸病院(当院)の NST 活動における現在 の状況を報告する.

当院では平成 19 年 7 月に NST 委員会が発足し,

同年 10 月に NST 回診を開始して現在に至ってい る.構成メンバーは医師 2 名,看護師 2 名,病棟 看 護 師 3 名( サ ブ メ ン バ ー) ,管 理 栄 養 士 4 名,

日 時:平成 22 年 3 月 5 日 午後 6 時

-7 時 30 分

会 場:東京慈恵会医科大学 西新橋校 大学 1 号館 5 階講堂 司 会:小川 篤美(東京慈恵会医科大学附属病院栄養部)

愛宕臨床栄養研究会( ACNC )第 68 回学術研究会

─ 東京慈恵会医科大学4 病院におけるNSTの現状 ─

東京慈 恵会医 科大学 電子署名者 : 東京慈恵会医科大学

DN : cn=東京慈恵会医科大学, o, ou, [email protected], c=JP - 日本 日付 : 2011.08.02 11:03:52 +09'00'

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薬剤師 1 名,臨床検査技師 1 名である.

NST 対象者は全ての診療科(小児科を除く)か ら抽出され,週 1 回ベッドサイドで回診し,対象 者および病棟スタッフに対して栄養管理の支援・

指導を行なっている.なお,対象者の抽出方法は

①入院時栄養管理表をもとにアルブミン,ヘモグ ロビン値から抽出する方法②病棟看護師から依頼 を受ける方法③担当医師から依頼を受ける方法等 がある.とくに最近では病棟看護師から依頼を受 けることが増えており,より適切な対象者の抽出 が出来るように依頼方法等を再検討している.

NST 介入症例の概要は平成 21 年 12 月までの間 で総件数 65 例(男性 38 例,女性 27 例) ,平均年 齢 73 . 4 歳± 13 . 0 歳であった.また,1 症例におけ る平均介入日数は 16 . 5 日であり,最長 8 週間にわ たって介入を行なった症例もあった.

このように当院では,栄養状態に問題を抱えた 高齢の患者に対し,長期的に介入して改善を図る といった活動が主となっている.しかし,在院日 数の短縮化が進む中で,退院や転院などにより NST 介入が終了してしまう症例がしばしば存在 しており,今後はどのようにして対象者の長期的 な栄養管理を行なっていくかが課題となってい る.

演題 3:東京慈恵会医科大学附属第三病院

東京慈恵会医科大学附属第三病院NSTチェアマン, 総合診療部

平本  淳 東 京 慈 恵 会 医 科 大 学 附 属 第 三 病 院 の NST が 2008 年 9 月に発足して以来 1 年半の活動を報告す る.

NST は,医師,看護師,管理栄養士,薬剤師,

臨床検査技師,理学療法士,臨床工学士,医事課 の多職種で構成されており,以下の活動を行って いる.

1. NST 回診:全病棟の患者を対象に, NST 依頼 票で回診依頼を受けている.各職種が担当する分 野のデータを PC に入力してできた回診表をもと に週 1 回回診し, 全身状態, 嚥下機能, 食への意識,

患者の希望などを聞いて栄養メニューを提案,後 日評価している.回診記録はカルテに記載すると ともに,PCにデータとして蓄積している.

2. NST ニュースなどの発行:栄養管理の重要性 の啓蒙のため,月 1 回 NST ニュースを発行してい る.また,研修医向けに栄養管理ポケットマニュ アルを作成した.

3.栄養管理に関連した申請:経腸栄養ポンプを 申請,購入した.また,日本静脈経腸栄養学会の NST 稼働施設の申請を行った.

4.勉強会の企画,運営:院内全職員を対象とし た NST 勉強会を年 10 回企画,開催するとともに,

年 1 回近隣の施設にも参加を呼びかけ,外部講師 を招聘し, NST 感染管理セミナーを開催した.

5.研究発表: NST の活動により得られた知見を 第三病院成医会などで発表し,毎回高い評価を得 ている.

演題 4:東京慈恵会医科大学附属柏病院

東京慈恵会医科大学附属柏病院

NST

委員会,看護部

中村 史子 東京慈恵会医科大学附属柏病院 NST は 2002 年 9 月から発足し,2008 年 4 月より病棟ラウンドを 開始し活動している.病棟ラウンド開始後,患者 ケアへの有用性やラウンド回数の適正, NST の認 知度を把握し活動を評価することを目的に,職員 に対し意識調査を行った.その結果から検討課題 を抽出し,現在の活動に至っており活動状況を報 告する.

NST ラウンドで関わった患者の中で栄養状態 が改善し退院に至った症例について紹介する.

NST チームとして,栄養部により必要摂取カロ

リーに応じた食事内容の提案,看護師による患者

の嗜好や摂取状態の把握,リハビリテーションの

運動量から摂取カロリーの評価,褥創の状態の評

価など,それぞれの立場で意見を出し合い,患者

の状態を共有し検討していったことで,効果が得

られたと考える. NST チームとの連携には,患者

の状態を把握する看護師は重要な役割を担ってお

り,症例から看護師としての関わりを考えてみた

い.

参照

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