第 5 章 医学部附属病院
資料 1 附属病院の使命と目標
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『弘前大学医学部附属病院の使命は、生命倫理に基づいた最先端の 医療、医学教育 及び研究を実践し、患者の心身に健康と希望をも たらすことにより、地域社会に貢献することである。』
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弘前大学医学部附属病院の第 3 期中期目標・中期計画（2016 年度〜
2021 年度）は次のとおりである。
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（1）各診療部門特有の診療機能に関するクオリティ・インディケータ（医 療の質に関する指標）を新たに設定し、安心・安全で質の高い医療 を提供する。
（2）高度急性期病院としての役割を踏まえ、地域医療機関、地方公共団 体等との連携を強化し、地域におけるがん及び脳卒中等の医療課題 に積極的に取り組む。
（3）被ばく医療及び高度救命救急医療の中核的役割を担うとともに、災 害医療においては、地域の防災訓練に指導・助言するなど積極的に 参画する。
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（1）地域と連携した専門医養成体制の充実・強化を図るため、「医師キャ
リア形成支援センター」（仮称）を設置し、高度医療を提供できる
専門医を養成する。
（2）医療人の専門性、国際性の向上及び臨床現場への定着、復帰支援の ため、「総合臨床教育センター」（仮称）を設置し、教育・研修体制 を充実する。
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臨床試験管理センターに生物統計専門家等を配置し、臨床研究及び臨 床試験の支援体制を強化する。英語研究論文年間 140 編以上とする。
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国の財政状況等を踏まえ、老朽化した病棟の改修計画を進める。さらに、
医療機器等をマスタープランに則り計画的に更新し基盤整備を行う。
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資料 2 配置図（H30.7.1）
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資料 3 施設整備の内訳（財投 H20-H29）
資料 4 病院長からの一言〜附属病院高度救命救急センター 開設式典
〜（南塘だより）
病院長からの一言
〜附属病院高度救命救急センター開設式典〜
南塘だより 第 58 号 2010 年（平成 22 年）6 月 24 日
弘前大学医学部附属病院「高度救命救急センター（以下センター）」は 平成 22 年 3 月末日ついに竣工日を迎えました。平成 21 年 8 月 7 日に着 工を開始，わずか 8 カ月の突貫工事でした。この間，患者さん，職員，
関係者の皆様には有形無形にご不便をおかけしたことをお詫び申し上げ ます。職員一同にとりましては，竣工の喜びとともに緊張と不安が入り 混じる複雑な心境にあります。実際にセンターを預かる，浅利靖センター 長，花田裕之副センター長，樋口三枝子看護師長を中心とするセンター スタッフのキビキビした活発な姿をみると頼もしさから不安は払拭され ます。センターの見学会は，まず 4 月 8 日遠藤学長を始めとする役員に 始まり，院内では 4 月 19 〜 20 日のオープンルームが先駆けて行われま した。5 月 13 日には，センター設置関連者の皆様をお呼びしての盛大な 記念式典がホテルニューキャッスルで行われました。当日は，文部科学省，
関連大学，各界における代表者の方々を始め，青森県知事，弘前市長等
のご臨席を賜りました。本センターの産みの親とも言える遠藤正彦学長
からは設立の経緯あるいはご苦労話を伺え，格調の高い式典となりまし
た。参加者は総勢約 170 名程，そのうち 150 名が施設見学を希望されま
した。近代的設備を備えた本センターに関心が高かったことが伺えまし
た。本センターは，救急センターのなかった津軽医療圏の中で，休むこ
となく３次救急を受け入れることになります。附属病院も診療機能の面
から大きく様変わりすることになります。本センターには２つの大きな
特徴があります。ひとつは，本県で唯一の「高度」救命救急センターで
あること。いまひとつは，遠藤正彦学長の強いご指導による「緊急被ば
く医療」の機能を併せ持つことです。外来診療棟の屋上に設置されるヘ リポートは，下北半島のむつ総合病院とわずか 30 数分で結ばれます。近 隣医療圏との距離はさらに短くなり，患者サービスは一段と向上するこ とになりましょう。センターとしての開業は 7 月 1 日からです。本センター の設置を機会に救急専門医が育ち，地元にしっかり定着してくれること を願わずにはいられません。
資料 5 遠隔操作型内視鏡下手術システム「ダ・ヴィンチ」
稼動（南塘だより）
遠隔操作型内視鏡下手術システム「ダ・ヴィンチ」稼働
南塘だより 第 63 号 2011 年（平成 23 年）9 月 28 日
平成 23 年 7 月 14 日、 附属病院において遠隔操作型内視鏡下手術システ ム「ダ・ヴィンチ」を使用して第 1 例目の根治的前立腺全摘除術が行わ れました。手術は滞りなく進行し、出血量 200ml、手術時間約 5 時間で手 術が終了しました。第１例目ですので、すべての操作を慎重に確認しな がら行ったため手術時間は通常の鏡視下小切開法より長くかかりました が（小切開法は約 2 時間）、 出血量は通常の約 5 分の 1 になりました（小 切開法では平均 900ml）。さらに驚くのは患者さんの回復の速さです。従 来の小切開法では術後 10 日から 2 週間程度の入院を必要としていました が、この患者さんは術後 4 日目の朝に元気に退院なさいました。続いて 7 月 28 日には第 2 例目、8 月 4 日に 3 例目、8 月 25 日 4 例目の手術が無事 終了しました。2 例目以降の手術時間は約 3 時間、出血量は各々、50ml、
70ml、50ml でした。従来の 1000ml 前後の出血量に比べると格段の差が あり、手術時間も徐々に小切開法に近づいてきました。
前立腺全摘除術の合併症として、出血と術後尿失禁は避けては通れな
いものとされていましたが、ダ・ヴィンチ手術では尿道括約筋を十分に
温存可能です。さらに、15 倍拡大の 3D 画像で観察しながら繊細な操作 が可能な関節を持つニードルドライバーで尿道膀胱吻合できます。その 結果、出血は献血の半分で済み、術後の尿失禁もほぼ 100% なくなります。
現在、米国でのダ・ヴィンチ前立腺全摘除術は 1 泊入院で実施されて います。この究極の低侵襲手術を広く普及させ、多くの患者さんに十分 な満足を提供できるよう、さらに精進していきたいと思っております。
ダ・ヴィンチを用いた手術は泌尿器系に限らず、消化器外科、婦人科、
心臓外科など幅広い範囲に応用可能です。今後、国内においてもダ・ヴィ ンチ手術は急速に普及し、近い将来、これまで開腹手術で実施されてき た手術のほとんどがダ・ヴィンチで行われるものと予測されております。
ダ・ヴィンチ導入に賛同して頂きました花田病院長はじめ病院科長会 の皆様、仕様策定委員会の皆様、導入に際し御尽力頂きました事務の皆様、
手術場の皆様、麻酔科の皆様、 そして泌尿器科のスタッフに改めて感謝申 し上げます。
資料 6 弘前大学医学部附属病院診療奨励賞（総務・広報担当）
〇診療技術賞
第 11 回（2009 年 1 月 29 日）
・「術創トラブルを解消する皮膚縫合法の工夫−患者満足度向上と材料費 削減の効果−」
代表 泌尿器科 古家琢也
・「液状細胞診 (Liquid based cytology) の導入によるがん細胞，診断精度 の向上」
代表 病理部 刀稱亀代志 第 12 回（2010.1.28）
・「もの忘れ外来および認知症ネットワークの確立」
代表 神経内科 瓦林毅
・「集中治療における呼吸管理へ経食道エコー法の導入と応用」
代表 集中治療部 橋場英二
第 13 回（2011.1.27）
・「ベッドサイド細胞診導入による細胞診断の精度向上と患者負担の軽減」
代表 病理部 刀稱亀代志
・「臨床応用を目的とした「てんかん責任遺伝子診断用 DNA チップ」」
代表 神経精神医学講座 菊池隆 第 14 回（2012.1.25）
・「超音波診断装置画像配信システムの構築」
検査部 小島佳也
・「下部直腸癌患者に対する究極の肛門温存術式 内括約筋切除術 の貢 献度」
代表 消化器外科 村田暁彦 第 15 回（2013.1.31）
・「心電図モニター適正運用へ向けた取組：モニターアラームの現状とそ の対策」
代表 循環器内科 富田泰史 第 16 回（2014.1.23）
・「糖尿病教育入院システムの構築」
代表 内分泌代謝内科 村上宏
・「当院のニーズから生まれた酸素流量計監視警報装置の開発」
代表 臨床工学部 後藤武 第 17 回（2015.1.22）
・「妊娠高血圧症候群ならびに妊娠糖尿病罹患者に対する長期フォロー アップ体制の構築」
代表 周産母子センター 田中幹二 第 18 回（2016.1.27）
・「がん治療における口腔内合併症の緩和を目指した口腔ケア」
代表 歯科口腔外科 久保田耕世
・「希釈式自己血輸血の積極的運用の取り組み−過去 30 年間の実績と
2016 年度診療報酬保険収載を踏まえて−」
第 19 回（2017.1.19）
・「弘前大学医学部附属病院検査部生理検査室における平成 25 年度から平 成 28 年度の超音波検査業務充実に向けての取り組み 〜大学病院とし て相応しい意識改革・環境整備・人材教育・地域貢献〜」
代表 検査部 一戸香都江
・ 「歩行スピードを取り組み入れた高齢者脆弱性（フレイル）評価法の確立」
代表 泌尿器科 畠山真吾
〇心のふれあい賞
第 11 回「新外来棟における季節感を演出した患者サービス」
代表 医事課 岡崎耕衛 第 13 回「小児科病棟における成長・発達を促す遊びの場の提供」
代表 １病棟 3 階 松田和子 第 14 回「ストーマ・ケアから伝わるふれあいと情愛」
代表 １病棟４階 鎌田恵理子 第 15 回「固定用テープの手書きのイラストから伝わるやさしさと思い
やり」
代表 １病棟３階 石川千鶴子 第 16 回「 楽しくためになる教室 『あなたにもできる足の手入れ』」
代表 １病棟６階 桜庭咲子 第 17 回「新生児の点滴実施後の安全のための取り組み」
代表 ２病棟３階 GCU 成田幸子 「地域住民に対する肝臓病教室」
代表 肝疾患相談センター 遠藤哲 第 18 回「脊椎麻酔下で帝王切開を受ける患者様へのパンフレット作成」
代表 手術部 石田衣里 第 19 回「患者給食に選択メニューを取り入れて」
代表 栄養管理部 三上恵理
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資料 7 組織図（2018 年 11 月 1 日現在）
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資料 8 院内の各種委員会（総務・広報担当）
資料 9 院内の各種マニュアル
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資料 10 職員数推移
資料 11 指標の推移
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12 外部資金（病院分）
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