第61巻第1号（i954） 105 傾斜地果樹の生理生態に関する研究 〔罷〕傾斜哩や環境要訝と琴樹野生長近づも、七 黒土泰治・馨沢正義‥旨俄郎野・金辺孟 Pi耶iologjcaiand ecologicalstudies隕frui七t工eeS3nA＿如ping19f’Char．ds・ 〔耶 鮎1ationLも如杷en叫e 0貰’Cba‡dsandぬe g叩Wtb・Of血dt−tIノe甲・ By Taij・illKu衰oKAMI，／｛MasayoshiAsH疫A☆A，
′Ⅰもtsu SoGABE and，Tadashi：・・ⅩANABE，
（bbolat耶Of転呵Ogy）
（ReceivedMay7，1964） 〔∴l〕緒 間 前串良に・おいて花崗岩の崩壊土壌により被擾され 両部蝕並に各種土壌管理法（敷革，表面濯れ土管港水，草生，深軌ノ未深桝琴）を実施した場合野箪 象的，土壌的各種立地要素の季節的変化と∴樹体各部の発育状態並妃頂，低両部位土壌の地質学的軍司査 等に・ついて報告するところがあった・その聴取鳳偲両部位黎び各種半壊管理法に掌り，立地要素 の劇ヒに或矧安の羞奨を来すことが認められたが，それ毎の中，1樹体の発膚に・最も大きな影響を及鱒 しているものは土壌含水長の多少であり，瀾体の発育鱒食水温申多少とほ曙比例的関係を示し，就中 夏李の濁温乾燥期において，その影響が特に顕著であることが観察された1・ また撰即吟処在する槙準樹ほ．一一腰甲傾斜地における場合とその趣を異に㌧て，低郡標準樹に比し良 好な発育を示したが、，これ咋瀕部土壌の理学的組成並びに地質学的構成状態が底部土壌より良好で あり，、倣水性が高いことに、よるものと考察された∴ 以＿上．の結果は19年1年に測定した1ケ年間のものであり，立地要膚の変化革び樹体り発育状態鱒当然 年によって戎程度の相異を来すも甲であるから，1952年に再検討を行うとともに，頂，低両部位土壌 の化学的争析を行いメ朋も等と南郊使果樹の発育羞との関係について究明するところがあったので， 故に．報告する次第である． 本研究ほ文部省科学研究費の援助を受けて実施したも甲であり，ここに同省に対して深甚なるノ謝意 を表する次第である．〔阻〕蜜験期間，材料及び方法
（1）実 験 期 閉 脚和如ド（1952）5月∼11月
（勿実 験 地 ￠）実験地の土壌 ㈲ 供試果樹園 （5）試験区華陀処理 ＼し／﹁− − ノ じ 司 〓Ⅸ∵ 壷丁石 二 ヾJJ． 朗月樽）調 査 方 法
一腰気象調査，試験区の気温…地温，土面蒸発嵐，合空気孔隙嵐，全酸度，樹体に．関する調査等ほ第 「体試験成紋の葵旨ほ昭和28年4月の園芸学会春季大会に於て報告した．」香川県立選科大学学術報告 106 1報と同様の方法に・より狩った・ 材）pH．…周乾細土について島津製迅速水素イオン測定器により調査した、 回 灼熱損失巌…夙乾紬土について電気炉を用い骨法により調査した． ケ1う 全窒素，全燐酸，合加盟， は凰乾細土25gI・を濃塩酸に・分喝した後，棲酸分離を行った撼液について，全燐酸−Molyb−dice 法，全加盟一亜硝酸コバルト法，石灰−容鼠法により定鼠した． 巨）置換性石灰…夙乾細土25gをとり Williams法により定監した． 囲 樹高，幹周，樹冠の開張，こ樹冠の大きさ，主枝の太さ，主幹畏等は巻尺を用いて調査した・な お本調査に必要なる調査部億及び計野方法は第8衷に．示した如くであり，調査数他の統計的処理 ほR．A．，FiscbeI・のt∵分布牲よってこそ・の有意性を検定した． 〔Ⅱ〕 昨年度（195均一欝1報に報告）におけや調査の結果，本試験地の気象的，土壌的諸種の・立地要素の 果樹の発育軋及ぼす影響は，果樹の発育期間である夏草期において著しく，特に夏季の高温乾燥期間 に顕著であることが明らかにされ，他面当地方ほ全国的にも寡雨地帯に属しているので，主に・夏季の 高温，乾燥期を中心として諸種の調査を行うこととした． 仕）一般気象調査成槍 第1衷調査地に．おける一般的気象状態 （傾斜地頂部の平呵裸地） 本調査を実施するに当り，まず試験地の 概括的気象状態を把握するこことが重貰であ 度 降雨最 月給計 Inm 最低温 月平均 OC 湿球温度 月 平均 OC 最高温度 月平均 OC 沓申準葬 ると思われるので，頂鄭平坦地の裸地にお いて一・般的気象調査を行った．・その結果は 誌二書芸！
3り31第1・表に示す如く，各種気温は8月に最も
22．101 ユ90フ 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 ユ0月 平 均 ⊥喜岩瀾 三言：記 24．641 22．121 2．6フ 高く，最高平均温度360Cを超え，平均温度 31．70Cに達しで居り，また水面蒸発最も最 高を示しているにかかわらず，降雨量は最 も少なく，8月の1ケ月間の総計で僅かに 16．4mmを示すに．過ぎない・ 即ち8月は異常な高温乾燥状態を呈して 825．581 31u88t ．17．321 26．，101 23∫フ61 2け92 註 平均の中降雨量は給計を示す 8月及びノ5月についで乾燥状態を 現出している．次に果樹の栽培に 当ってほ．，降雨の絶対量とともに 適切なる降雨頻度が重安であると 思われるので，降雨頻度に．ついて 測定した結果を示すと第1図の如 ぐであり，8月は7回の降雨を見て居るが，内4回ほ0∼2mm，1
回は2−5mmで，この期間の水
面蒸発鼠4．2mmより相当に．低く，5−10mmを示す場合ほ僅かに2
回に過ぎはい．9月は最も多い降 雨回数を示しているが，0・−2mm 居り，9月は92．2mmの降雨藍を示して， 第1図 月別降雨回数．並びに降雨藍 降 雨 回 数 6 5 4 3 2 m，乃 以 上6 7 i†て（王〔ど4） 107 払 の場合が最も多く，6，7月ほ5mm以上の場合がともに8回で，他の月に比べて最も多かづた・ 以上ほ主として各月平均について述べたものであるが，
2図の如くで，6月下旬より7月中旬の梅雨期に降雨遠藤も多く，8月の各週ほ甚だ少なく，9月以
降でほ週に．よ′）て10mm以￣F−の場合もあるが，前週に．20mm以上の降雨をみて居るので，8月に・較 ぺて乾燥状態が相当緩和されているものと思われるい第2図に．レま参考のために．，潰・低両部位の平均 気温め変化なも記したが，この点については，更に試験区虜温の項において述べることと．する． （2）気温並に地温 頂敵中腹部，低那の地上．10（ノ200cmめ各部イ法における気温は第2衷及び第2，第4∼第6図に示す如くである．各月別気温の一般的傾
向ほ．，・一般気象調査の項に於て
詳 述ぺた処と同株に3月が最も高 く，瀕・低両部位間では何れの 月も頂部より低部の方が梢高く 谷 中腹部はほぼ両者の中間を示し 庇 ゎ ている・演・低両部の気温差の 月別傾向は，8月が最も大にしミを て約1〃0◇Cを示し，10月之れに
つぎ，梅雨期の6月ほ相接近し て約0り50Cに過ぎない… 一・般的傾向として両部に．おける温度差
ほ．，晴天時において大であり， 降雨乃至曇天時には比較的小と なる傾向が認められる． 次に気温の垂直的分布は，頂 第2区【過別降雨品・平均気温並びに水面蒸発量 （水面蒸発層ほ月平和こて示す） 降 雨︰親 馳 仙二即創 拍 ▲∴ 1 Z ‡・1 1（〉丹 月 6月 7月 8JJ Pり 調 査 月 の 遇 別 註 降雨屋曲線に記入した数字ほ，1回の 降雨に」Omm以上を示したものの回数部ほ地上10cmより上方へ向うに従い僅かながら上昇する傾向を示しているが，低郡は各高さ′とも殆ん
ど差異を認め雉く，直線的な傾向を示している〃 頂・低両部の各高度別の溢度羞ほ，地上10cm部位
が最も大きく，高度を増すにつれて逐次漸減を示している・頂・低両部及び各処理区別の地表から地
下120cm部位の地温ほ第3家，第3′、ノ第
6図に示す如く，地衣温度ほ各月とも欝2泰の〔1〕各調査地別の気温の変化（乾球月平均OC）
低部標準区が他区に比し甚だ高いが， これは同郡湿度計に太陽光線の直射す 試 る場合が多か．ったためである。 地表温渡 地表温蕨を測定することを目的とした が，調査時（午前10寺）に風による枝 の揺れ及び部位によっては斜方向から の太陽光線の直射を受けることがあっ たため，測定値ほ必ずしも樹冠下日覆 部の温度を示しているものとほ云・えな い−場合があった付 従って，ここに示し た地衣温度ほ，調査寺の温度を正確に 示しているものではあるが，光線条件 ⊥998〓98 1▲0 n一 つム2 つム 1534〓93 ﹁ノ︵n 5 2つ‘ っん ㌘08〓16 1﹂1﹂ ，⊥ 2つん 2 ︵∠つム 2 ︵Jつ︼ ︵J 1200二11 22 つム フ6 ︵b ュ6幻二62 00 nW 3︵．︶ 3 0500〓ュ6 24別 封 9954〓鱒 （し 6︵〇469 23656 っノ︵b666 22つム22 っJ9050 099︹Cぐし つ︶つん︵∠へ∠︵∠ 2っん222 3 01 1−1▲1⊥11﹂ 22つムつム2 m 0000へJ l︵Y︶50∩︶ 上 ⊥＝ 地 ∩︶︵UnVn︶0 33つ︺つ︶3 37▲87▲﹁ノ 3﹁bl︵d5 ﹁ノ﹁′J﹁ノ ﹁／▲﹁ノ っム22つム︵∠ 32 3 2121212120 21109 ﹁ノ 3059 ︻b44■44 222つん︵∠ 09999 4397フ香川県立頗科大学学術報告 罪2家の〔ろ〕各調査地別の気温の変比（漫球月平均OC） に差異を来しているので，各廼 〔欝3図〕旬別，各深さ別地温の変化状態 ユ＝ 地下15cm部位 叫州網野 第3泰．各試験区別，地温の変化（月平均？C） （地表よりの深さの単位ほCm） 旬 Jiり lりJ
旬 旬 旬 旬 句 旬 旬 何 句 旬 旬 旬 旬 旬 句 旬 旬 ＼一＼一 一丁す一、「訂「J T 「編「
ニ．甘F30こ11−部位第6巻第11づ・（19叫 王牢Cm牒陣澤低邸標準区如濾部標準区より 約り・90q帝，教学跨が約」・5チC低を示し ている・瀕√†∵低両部位及び「敷革法の地温に∴ ∴牒 即事す影響軌・地衣下伐思即時ど大であ り，深層部に至るに従い比較的減少する傾 地23
向を示し、写二し、るが、，。地下60cm′に・おいても＼∵ 21
そ①影響ノを箪め．を鼠むが班釆＼争ノ地下印Cm 部駆おいて磯草区は適部嘩準区償相按埠 温1 する低率恭しでいろが，革駅区甲殻定時当 17り㍉低部礫準区と並列して激辛区、を、設けたも
甲ヂ串串卒も臣，低邸標準区．と比較してその ノ楚 夢轡を療えるべきである・次に梅雨猟＼（6月），、琴李？高温乾燥期
第、4区巨∴虜塩並に．地温の垂直的分布（．6月） 用9、 3地下60血部位 ′￣ ′ ／ ′ ／ ノ≡ ′ ′ ′￣￣ ′′ ■‘′ 」」＿＿J山＿＿′ ′ ′ 、 ′ ′ ／ ／ ／ 一・： 中 下 上 下 阜ヱ
⊥ 色＿＿＿．軋 【 一 句 第5図 気温並に・地温の垂直的分布（8 温 波 打 29● c 区区 準準 路標 郡部 地 温 萬低 （8月），秋季の低温降雨期（相月）における各処理区別地温の変化は第4∼第6図に示す如ぐであり；8月の高温乾燥期にほ地表下15−12dcmの各部位とも，低部棟準区屈も高く，敷革区と土智嘩水区
はほぼ等しくして偲低を示し，浪部棟準区と滞虫区ほ前2者の中間地溢を示している． 各処理濫よる各深さ別の地温の開きは，地表下浅層部ほど大きく，地表下i5cm部位でほ最高の低 部標準区と敷草区との間に約3‖7−OCの開きが見られるが，深層に至るとともに相接近して甜2者の 開きは地下120cm部位で約0“70C となっている 梅雨期における地温の変化ほ各区間に・一億した傾向を認め難く，各区潤差異ほ8月の場合よりも痛 接近して居り，王0月の低温降雨期に・は各区とも地下15cm部位寂も低く，地￣F傑層に至るに従って香川県立農科大学学術報告 高温を示し，6，8月の場合と．逆の傾向を示心て ∨、るulO月に・おける各区間差異の最大は，地下 15cm部位に於て約1．20C，地下120云m鮮偲尭 て約1．50Cを示しているが，60cm部位で疫纏 に．0．40Cに過ぎない、 これを要する匿頂・・低両部並びに各処理法が地 表下ほ∼120cmの各部位の地温に及ぼす影響は 最高温期の8月が最も大きく，各深さ別でほ地表 下浅暦部ほど各区間差異が大である．8月の各区 地温の傾向は，各深さとも低部標準区が最も席く 敷革，土管潅水の両区はほぼ等しくして最も低く， 頂部標準区と草生区とは耐2者の中間的温度を示 した．而してこの各区間差異の盛大ほ地表下i5 cmの部位であって約3．70C を示し120cm＼部位 でほ約0．70Cに．過ぎない．8月以外の名月の、地 温の各区∵間差異は何れも8月の場合よりやや低い 値を示した． 担）土面蒸発鼠 土面蒸発巌の表示法ほ第7図註の項に述べて居 る如く，蒸発嵐測定器の重層減を基準鼠に．対する 土10 第6図 気温並忙地温の垂直的分布（10月） 百分比を以て示したが，これ は蒸発儲測定器を‘損・低両部 の樹足下に．埋設し，同器表面 よりする水分の蒸発減を調査 し隠ためセあり，儀発鼠測定 器の底面よりする土中永分の 移動をも考慮し七この様な衷 水 示法を採ったも？である 面 土面蒸発層は第7図に示す 蒸 如く讃・低両部とも，梅雨期 発 より乾燥期に向うにつれて著 宜 しくなり，その後 秋季の降 雨期に至ると逆紅減少を示し ている・土面蒸発慮甲頂。低 両部間の羞ほ，8月の乾燥期 にほ低部の方が頂都より約4 ％大であり，秋期の降雨期庭 ほ逆に頂部の方が大である． 第7図 夏季の乾燥期を中心とする土面蒸発巌の変化 （註）土面蒸発蛍の表示は6月30 日より7月9日までの10自問 の測定者呂の平均重蟄を基準と し，その後の各期間の重畳の 増減を百分比を以て示す。従 って百分比の減少を示す場合 にほ，士．面蒸発が行われて居 ることとなる。 調 査 月 日 秋期に］賓部の土面蒸発崖がこのように大であること．は計器に原潤するもので，低部ほ降雨の地衣流去 により．測定器土壌中の含水鼠が頂部より大となったためである．
111 年）丑壌含水盈及び含空気孔 調査各区の地表及び地衷下90 αnまでの各部位の土壌含永巌，
含空気孔隙遠は第4，欝5両
軍並びに第8区匿示す如ぐであ る．6月の梅雨期に吟各区とも 相当程度の合永鼠を示している が，乾燥期に向うにうれて各区 間差異が顕著とな．っ七いる．8 月の容区加土壌脊索蔓臨界8図に見られるよ′ぅ淀．，低部標準区
は頂郎標準即こ′比レて各深貴皐 ・、′1＼ も著しく偲く，，・㌧数草琴ほ各区中 最も高い．土管輝水区畔地泰郎 ほ俄く約1q鱒で 1華甲部位以下でほ逐次上昇を 示ん，90c爪印位では約20％紅達 レている・∴ 第一6巻第1号（1954） 乳4．未 各試験区別の土壌含水量の変化（対乾土登％） 野5表 各試験区別の士魔含空風孔隙盈の変化（％） 証孔隙盈は各 調査甲の平均 を房て示すi12
、− 香川癖立磨科決学学術報告
∵欝や図 降雨期及び乾燥期に於ける各試験区別わ土壌含水量 車重区ほ髄や1畠∼9b云㌫ 部位の間笹含水恵め塞があまり 認めら 倉水二敬鱒他のノ4区中畢も噴い・ 即ち果栖娘部の嶺も多く発布し て−いると思われる地衣下．二て15∼90cmの
おける土壌含水嵐は卑生区液も 低く，＼低部棟準転守れにらぎ， 頂部棟準区の地袈下30血以下， 敷革臥 土管潜水区 当程度の含水＿星を恭してしミふ 尚頂部標準区，敷革区の地表下 土塀含凍見取 11 9 7 5 斎160ん96cmあ紺ゐ含水鼠が，6月の降雨期庵ものよりも高い偲を示してい為が，一腰気象調査の項で
述べた如く そ兎ら巌離車や，この両区の地下深層ほ8馳おいてもこの期？水分を相身針鼠鞋埠有しゼいる どせによ＼るこもかセあろう∴鹿燥期に 正恵められ・そおり 脊空気孔除塵ぬ各時期及び地表下め各深さ・により神輿を示すが，㌍乃至34％の職囲であってノ藤田 氏等の報告よりみても果樹の発育と支障を来す程撃とは考えられな辛． （5）土壌の化学的成分 頂・低両部の土壌はpH，全酸度ともに強い酸性反応を示し，家層より深層に至るぼどpH は梢低下する傾向を示しているが，全酸渡ほ・かえって深層の方が低く，30∼75cmの部位が最も高 い．灼熱損失 塩は下層．土壌 罪6嚢頂偲両部位土壌の化学的分析 含有鼠は甚だ少ない・瀕・低両部間に・おいてほ，低部土壌の地表∼地表下45cmの部位ほ讃部のそれ より酸性反応低く，各種成分の含有鼠がやや酎、が，その程度ほ比較的僅少である．・但し右戻や合宿 景のみは，頂部土壌に此し約4倍に相当し顕著な羞興が認められる．113 第6巻欝1号ぐ1954） 樽）樹体の発育に・関する調査 樹体に関する調査ほ果実の発育に蚤点を置いて，6月 下旬より行ったため，枝，実の療期別発育状態を詳凝腫観 零することが出来なかった。枝の発育（第9図）は，草生 区が最も不良で，低部標準区，頂部標準区，土管清水区の 順を示し，敷革区が最も良好であり，菜の発育は低部標準 区に比し，讃部標準区が艮好であった．（筋iO図参照）枝及 鱒柴の発育は本調査開始期の6月下旬迄にその大部分を終 り，6月下旬以降は甚だ緩慢な発育を示すに止まっている・ 果実の発育ほ枝の発育の場合とほぼ同様の傾向を示して 居り，敷革区最も良好であり，土管漕永区，堀部標準区， 低部棟串良，草生区の順を示している．而してこ今回の栖体 の発常に関する各処地区間の差異が，比較的明らかに認め られたことほ，今回の成績が本試験を開始してから3年日 のものであり，3年間の継続芙験によつて各処埋区樹の楢 勢に・相当の開きを生じているためと国われる・（剰2図 A，、寧，C，参照） 上述の果実の発育調査ほ一樹上に20 第10図頂・低南棟準区に於ける乗の発育状態 第9図 各試験区別彼の伸畏敬 4 2 卯 8 6、4 苓 面 積 果宛を選定して行ったものであるから，更に・ 各処聯区の全柏採収果調査を行った結果ほ第 11図に示す如く，ほぼ果突発青銅査の結果と 同様の傾向を示している・なお敷革区，土管 擢水区の総収穫鼠は甚だ多く，草生区と低部 標準区との間には顕著な羞異を認め嫌い．
／「′￣十￣
軒】￣ヰ∵小‘刷 ／一∵ ∴− −こ丁 、 r lSl）卓 2 双） 8 6 J 2 70 十ち㌃㌻1み塊i㌃油2 ′■〃 訴巨査月 日第7賽 各試験区別果実発育調査家 有意性の検定ほ相互間にて実施（※Significant 鼓※Higtlly significant）
試 験 区： 頂部標準区 29 王11nl 縦 径 検 径 芸去・冨引宣言・去窒 芋一二：二∴∵㌧ 縦 径 棋 径 縦 径 横 径
享∴・二：二三．．；
ミ￣・：二・‥： 草 生 区 低部標準区 詰…引≡言二g… l l 土管碓氷区・憎悪愕冨…i三言：二…昌 35．22 47．ユ⊥28わ！29，32l35．42
353ユ′ 4363 ト犯4ユJ4982114 香川県立贋和犬学学術帝滞 試 験 区 慧m】慧m 縦 径 横 径 縦 径 横 径 ー・
：二ニ．∴
、56．69 −7白小〉69
頂郡標準区 ※※ 4469．4 豊富J・…冒！■芸：写≡f冒3て…引336警警 草 生 区 縦 径 横 径 低部標準区 土管濯水区 敷 革 区 縦 径 梯 径 縦 径 横 径∵裟軍 46フ8．34
※ ’4949．85
55日9115642 5％≒58・・13 1％≒89．L45 第11図 各試験区別果実採収個数， 総蚤遠並びに・−」幕平均重電（i樹平均） 第12図 調査棉の発育状態（1952年12月王5日凝影） （A）頂郡標準区捕 一果平均盗塁︵g︶ 珊卯の 40 20叩・鋤 500 ㈱ 抑 （B）低部標準区埴 ︵間数︶ 渦水鑑 ・エ筍 禁Ⅸ 撚笹区 偲郎 澤生広 場騨区 礎郡 草生区と低部標準区の差異がこのように． 少ないこと．ほ，炭症病及び落葉病による被 害を見た長め，病害が樹勢に或程度の影響 を承ぼしていることを併せ考えねばなら ない． 以上各種調査の結果，樹体の発育に．対す る敷革及び土管潜水の効果は顕著に認めち れ，讃部標準区樹は低部標準区樹よりも良 好な発育を示し，草生区樹と低部標準区樽 との間には著しい差異を認め難かったい145 1．富肩柿樹齢17 2．本試験は1950′｝1952年に亘 る3ケ年間実施した′・よ、つ。一 て敷革区の樹勢ほ3ク年に 亘る野草の効果を示すもの てある 3．写真替のpole（台付）は 気温観測用，土面にある木 蕎はて00t boxの毅，短い 竹柱ほ地温観測地であも 証 帯8嚢 各試験区別樹体の発育調査費 主校の太さ（分枝点上 ＼ 一 項 冒 樹 冠 の′ 開 張 ＼、＼l＼、 ！桝 苗 2／（C血）、ト3、（Cm）▲ 墾卿 試険区 「ナ＼、 55一43 3︹′︼33 0 ユ ユ ︵︾ 3332 2︵∠3︵J 9502 区区区区 準準水 様様革漕 部部 懲 聴低敷鼻 14e．93 109．46 1フ9．49 1フ4こ89 LSD．5％≒020ユ L…SいD．5％≒25．73 樹冠の大きさの野出公式 4 官汀a， 帰＝A ＝樹冠の大きさ （C叩） 40 35 32 43 a樹高一・主幹畏
b枝の闘志製㌍
29：0 28小7 2フ…4 29．8 区区区区 準準 ′水 標標革磯 部部∵智 頂倍数嵐 I 欄 次に・■損・低両部並び匹・敷革，土管漕水区の薄紫彼の冬季に．おける樹高，幹周，樹冠の大きき等ほ廉8衷に・承す如く，敷革，土管濯水区ほ旺盛な発育を示し，讃部棟準区これにつぎ，底部株準区ぬ血痕
的不良であった．（。Ⅲ）考
察第1報の場合と同様粧本調査は圃場試琴で奉るため，果樹の発育に関与する環境翠琴が甚牢多く，
頂′‘底南部批革栽培管理法の各区に対する環境課素の変化も甚だ多岐に亘ってし「る．冬め，各区間の現わす尭異た．っい七確定的な時論を導くことほ容易でないが，特に注目されることは各区周における
土壌永分の差異が比畷的大きいことである・而して果樹の発育と土壌含水＝星の多少との間にほぼ比例的関係が認められるものであり，本試験区たおける果樹の発育に対しても土壌水分が革も履い影響を
及ばしているもゐと考え 本試験区の所在地は平均年問降雨鼠‖00mm内外で？全国的にも寡両地常に属して居り，7．8日の両月ば果樹の東宮上嘩も水分を多く夢前する時期であるにもかかわらず，高温と異常な乾蝉によって
土壌水分の低下を来すため，果樹の発育に障害を及ぼすものと考えられる・依って敷革，土管濯水等？方法に・より土壌水分の含有旦を高め，又は土壌の構成上保水力の大なる地は果樹の発育も艮好である
香川県立選科大学学術報告 ‖6 ものと思れる． 各種土壌管理法が土壌水分軋及ぼす影響並紅土壌水分が果樹の発醜及ぼす影響については，ち
AIDRICH，WORK，LEWIS，（1）BOLLER，STEPHENSON，（9）LANGORD，（96）LXON，HEINICKE，
WILSON，（2r）、SHAW，桝）SCHUSTER，STEPHENSON，（50）CUuJNAN，MAGNESS，BOYNT（）N，（10）
BA王拡R，（7，牒）WA如DER，GOURI瓜Y，（訂）安藤，岩軌（＄パ）藤田，（13）三輪，く2＄，29） 村松，（43〉野呂， 山梨，く措）大崎，（47〉 浅見，森田，西田，（B）千野，大野，杉村；仰）藤村，（18）平林，（16）岸，（17）森田， （ご0」42） 永沢，大野，（44）大畑，‖6）坂本，丸岡，玉乱（49）鈴木，ヰ村，菊地，伯4ノ等多くノの業績が発表 されている．之等の訴究によると土塀永分の多少と果樹の発湾との間には密接な関係がおり，敷革法 は土塀永分の減少を防く†ため土壌含水鼠を高め，又漕水法は土壌水分を人為的に高める 方法でありヲ堺地中緋培ほ之等に・つぎ，草生法は最も低いこノとを認めている・・本調査の結 より劣っノているこ云ほ，一週間 氏の研究と完全に．丁致している．尚土管潅水法が の降雨なき場合に，10mm相当巌の下層漕水を 土面蒸発 魔 が旺盛セ 樹椒部の多く分布している土壌浅層部の含水還を有効に．維持し得なかったことによるものと思われ る． 今甲笹琴両液水準な行わなかっ準が．，昨年度における試験の結果より少軍の東成漕水ではそめ効 l 果を殆んど認め得なかったととによへるものである∴頂部標準区が低部標準区より果樹の発育が優れせ い 質蛍的，理浮的調査療果よ？して，、∵瀕軸土痍のガが保水性の高い土壌構成状感を示し七いる拒め阜思われる．この損・低両部ほ」販の傾斜地に．おける場合と奥な．った傾向を示し七いるが；瀕部は平地状
を呈して居り構成母岩の性質が異な・つていることを併せ考えねばならない． 今回の試験成緯の細部に対する考琴は，・そ．の成紡が昨年度鱒おけるものと殆んど等しいため，蚤複 をさけて省略すること・とすろ 果樹と水との蘭係笹つ∨、ては犯RICKSON，ノⅧ工旺MEYER，寺見，（叫小林，（lS−2−） 森軌（84−4り 等比較的多くの研究があ、り，各種果樹と土壌穿永遠，耐水性，耐寒性，酸素要求度，呼吸藤廃藩との 関係について一山連の観象が明かにされているが∴葦汎 中川（1）が土壌水分を適湿及び30−由％乾．維 持して，柿，平果，梨等把．ついて発常に．ともなう水分の消費状態を観察したところに．よると，果樹の 季節準喀孝 約3分野2乃棄2分’1程既に過ぎないことを明らかにしている・ また鼎樹の発育期の最初から土壌水分を種々の程度に規制した場合には，その外部的発骨に相異、を 来すとともに単位儲面横当りの蒸散嵐にも影苧嬰を及ぼし，土壌水分の低い場合にはその水分消費量も 少ない“即ち果樹は発督の故初から土壌水分に．・▲適応した水分消費の形態あ下に贋育を行うものと考え られる． 廃る転本錮査の一ような廠瘍商験にあらては，春季より梅雨期にかけて逐次気温，地温の上昇を示レ 降雨恵も甚逼多く，基月巴，追肥の施頬紅・よっ七庇較的肥戻な状態に維持されているめセ；樹体中発酋 ほ・甚だ良好主な′り，比較的多湿に適応した藤育柏を示すものである・梅雨期に相当多鼠の水分め供鱒 を受仇ごのまうiそ盛な発育相を示したものは， 七高温，薮蚊の影響を蒙り，かえって水分の供ぬ愚か著しく減少するた吟，樹体甲発育に大きい睦 害を来すと左と挨る・従って畢樹め水分消野鼠の最も高い帝温，鹿燥期は敷革，土管潅水等の方法紅 より土壌水分含有恩を高く経線するか，或は土壌の構成状態が良好で含水鼠の高い場所に寒鮒・挙 と，果樹の水分消費がより良好た営まれることとなり，樹体の発育はより良好妃行われるもぁと考え られる＼． 横，葉の発育は梅雨知の終り感迄に．ははその発育を完了して屠るに勃らず，各区間妃顕著な羞が認第6磯野1号（1954）
117 やら 間に土壌含水巌や多い区ほ菓の機能が旺盛であるため，同化巌，乾物屋，灰分．疑等が多く，次年度の 当初の発育に・際し，体内養分の蓄積が良好であることによるものと思われる． （Ⅴ）摘 要花崗岩の国イ岬嘩土壌により形成された南南西方向，勾配15度の富有柿間（17年生）において∴伊部
及び低部標準区，敷革，土管潅水，草生法の3程の管理法が，気象及び土壌等の環境要素並びに果樹 句発育に及ばす影響について，前年（1951年）に引き続き1952年夏季（5′∼ii月）においセこ比較級討 した．その結果を次に要約する．彊）一般気象状態
本調査地の降雨状態ほ6月下旬より7月中旬までの間に．甚だ多崖の降雨を見て屠るが， ぎ 8月には‘約 【 碓4mmめ降雨慮を示すに・過ぎず，その後9月上旬以降は適度の降雨景と頻度を示してヰ＼る二′こ の寡両期間にほ気温最も高く，平均最高気温360C，平均気温31′−3宰OCを示し，衷常な高温，償弾 状態を呈した． （針気象、的調査 平均気卸せ・低部ほ塀部に・比し約0・4−1−・00C高く，中腹部ほこの中間を示している：．．∴気温り垂直 的分布ゐ振幅即事部約0．5∼0．70C；低部0．が紡270Cを示して頂都区より約3・00C高く，敷革区，．、草生区ほ約220Cで最も低い．地下60cm
部位に．おける地温は相接近し，約1巾70Cの差を示すに過ぎない． 湿度は瀕部より低部がやや低く，土面蒸発巌ほ低部の方が旺盛である． 侍）ニヒ壌的調査 土壌含水こ星ほ7月下旬から8月下旬にわたる高温乾燥期及び秋期に於て敷革区殻も高く，’土管潅水 区，讃部標準区，低部標準区の順に低下し∴草生区ほ凝も低かった 土壌の化学的調卑でほ，低部鱒土壌浅僧都ほ全窒素，全燐軌 全加乱 石灰の合着畠がやや南∨、 か∴彊‘低両部間に顕著な葦異を認め稚い． ㈲ 樹体に掬する調査 薬ゐ生民ほ偲蔀標準区より頂部標準区が良好であり，枝の生長及び果芙の発育は，、敷革区∴＞土管 硬水鱒・＞讃部標準ノ区＞低部標準区一＞草生区の順を示した・ 其の他樹体に関する各種調査を行った結果，本傾斜地における果闊の発育と．甘臥 乾燥期匿おける 土壌含水墨の間にほ密接な比例的関係の存することが認められれ（Ⅶ）主要参考文献
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葦沢正義・森正義・斉藤実・田我部哲・金辺正：傾斜地果樹の生理生態に関する研究Ⅰれ／傾斜地 の環境要素と果樹の生旗について 香川塵科大学学術報告 5：79′−93，1953 （24）− 【 −，1−＋，∵ ，−−−■・・・，一叩，−−−・−−−−1 −岬−：傾斜地果樹の生理生態に関する研究 王 傾斜地の環域要素と果樹の生旗に．ついて（2ノ 香川農科大学学術報告 5：144∼158，1953 （25）m−−−， ，−−一触 ，≠−一一岬，…叫 ：傾斜地果樹の生理生態に関する研究Ⅰ 傾斜地の環境要素と果樹の生凍について−（3）香川顔料大学学術報哲 5：1953 印刷中（26）LANGORD，LR：Effectof sod，Culti↓ation and straw mulchupon orchaId soilmoisture PI・OC小 AmeI・1SbcLHortSic。35：313−314，1938
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（29）＋
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：果樹の生育に及ぼす土壌の物理的矩成の研究Ⅰ果樹園土壌の諸調査（第三報）園芸学会雑誌 19（2）：134−142，1950（33）←
・板倉勉・岩野正利：果樹の生育に及ぼす土壌の物理的組成の研究Ⅰ果樹園士域の諸調査（第 四報）園芸学会雑誌21（3）：129ル146，1952 （34）−岬・石原正義：果樹の生育濫及ぼす土壌の物理的組成の研究ⅠⅠ土壌空男と植生とノの関係（罪1報） 園芸学会雑誌17（3，4）；188（′194，】948・第6巻第1管（1954）
119
（35）−【・ 米山賢一・：果樹の生育に及ぼす土壌の物理的瓶成の研究ⅠⅠ土壌空気と植生との関係（欝3報） 園芸学会雑誌20（2）：188ハ・■194，1951 （墾卜一−÷−・西田光夫：果樹の生育に及ぼす土壌の物理的舶成の研究 王王 土壌空気と植生と．の関係（第早報） 園芸学会雑誌20（3，4）：137・・・■150，1951 （声7）r∵Trr−・・−㌻・…∵・叫 ：果樹の隼宵匿及ぼす’土壌の物琴的組成の研究Ⅰ‡土壌空気と植生と？関倖（贋6∴報） 園芸学会雑誌21（4）：209【・′215，1952 （甲）・ 米山寛一・‥果樹の生育に及ぼす土壌の轡理的組成の研究‡‡上 土壌水月と植生字の関係（罪1 報）閣軍学会雄琴18（3，4）：155ハ■165，19年9， （39） ：果械の生批及ぼす土壌の物理組成の研究ⅠⅠⅠ土壌水加齢上の関係．（那瀾） 園芸学会雑誌19（3，4）：185′、ノ194，1950（40）r
・小黒英一L：果樹の生育に及ぼす土壌の物理的凝成の研究三三Ⅰ土壌水分と櫨生と・の酪係（那卸 間芸学会雑誌 や1）、一ニー」⊥二・米山寛一‥西田光夫′・′j壌英一一∴；果樹の生育に及ぼす土壌の物療酢廟成の研究 植生との関係（軍4，5報）園芸学会雑誌20（3，4）：153ノ・−・165，1951 （42）・ニー “・ 西田光犬：果樹の生育に及ぼサ土壌の物理的組成の研究ⅠⅠて 土壌水莞と栢生との関係（顔6轍） 園芸学会雑誌22（1）：6∼8，1953 （43）、村松春太郎・松尾武美：夏季潤水がネー・ブルの果実の発育に及ぼす影響 囲芸20±6ノーー13，1937 （魂）永沢膵雄・大野正夫・佐藤三．郎：異なる土魔環境に於ける果樹租群の発達乾閲する研究（界1報）も、・⊥ノめ 成木の根群の発遜に関する調査 園芸学会：1952（秋） （45）野呂契己次郎・山梨治保：緑肥の土壌水男並．むこ地温に及ばす影響 贋及園12：16−20，ユ937 （準）大畑徳輔√ご：釈顔，柚，臭橙実生の生育に及ぼす土壌水分の影響 園芸学会雑誌18：95∼1叩，1949 （47）大崎守：果樹に対する施肥と減水 贋及園14：113ハ・・118，1939 （嘩）F那珂TER・JHJ押dPOTTER，GhFh：M叫坤Ve工SuSCul申Vationin y9ungtungOrChaヰ‥ProcA叩er 鮎cHoI−t・Sciい 42．： （49）坂本寿犬・丸岡詮。玉置腰彦‥果樹園被覆作物の生育 儀芸学会〈‥195字（秋） （50）SCHUS甲R，C・EandR瓜STEPHENSON：Soilmoisture，＝9Ptdistributionandaeaio禦raSfactorsin nut prod11Ctionin Western Oregon”Oregon Agr”ExpSta．Bu11．372，1940（51）白頭鼠Wr・LK：Haymulch3Si？aPpleorchardsProc AmerlSoc・HortSci”42：30−32，19i3
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193
R畠s u m e
Sorrteecologicalobeservations，WhichwefeStartedin1951，Wererepeatedin195受on，Slqping Cdlegefarmat（ラmiya，Hirai−Cho，near℃疲amatsucity．Theexperimentalplotslieonthe top O亨■baseofsouthwestern sideoffifteenpercentslopeandeachconsistsof threeculturalsystems and two controIs
香川県立靡科大学学術報告
1三三0
TheI・eSult＄aI・e Sumごm那トizeias follows：
（1）．Generalsurvey of weather conditions
′ 1，h summerperiod，great dealofrainprecipitatedfrom、theend ofJune tothemid−−J郎，
andit attains16．4mm．in Al唱uSt
ThereocclユrredmodeIatequantitiesofpredpitationfromthebeginningofSeptember afterwards，
and their distribution was adequate
2．．hA喝uSt，the meanair temperaturerosefrom310Cto33OCandmaximun average sho
360C．Such abnormalhightemperatur・e aCCOmpaniedby strong atmospheric droughtIiatur哩y
血e故包dthe growthof the fruittrees． （句．ノ、Weather conditionsin the orchard
l二In s11mmer Period，the meanairtemperatureofthebaseplotwas＄〇me O．4hCtol．0℃higher
than．thatof蝕etopplot，andthemeanairtemperature ofthem用・・WaypOrtionofthe slope′？甲S
Ob畠erved to belying about middle of two plots
2．′The？mPlituje of ve‡・ticaldistribution of theaiItemperature Showed about O・51・0・70Cin、fqp plotand O∴ト0．30Cin base plot
3．The me血tempe鱒ure of the surface＄Oilofthe baseplot approximated tobe｝′970Cand．wa＄
SQrPe、3．CIP．C higher than that of the topplotThe mean temperature ofノSurface，＄OilノOf o払er
plots was as follows：irrigation through drain pipe plot about25OC、；mlilch ahd soとトcultuT’e
plots approxymately′▲220C4．The：sbil・t6mp由ature df eachplot which waslocated60cmbelo☆the壷rぬt6
WaS Very prOXimate and the difference did notexceedl．7C．
5．＞Th6airhumidityofthe base plotwas ratherlowerthan tllatOf theltopplot，but、th畠quaiitity
of soilevaporation of the former wa＄rather・higher than that of thelbtter．ゆ．Soilconditionsinthe orchard
1．The soi仁ふoi鏡ure wa占considerablylowerd fromth9endofJulytothe endof阜ugust，
Whenair te鱒■perature WaS highandprecipitation waslittle．Samephenomenon wasalsoobseTV声d
inthe aqtumn period．Bythistime，mOisture contentofthe sc）il、WaS highe＝Stin the mulQhedplQt，
thenfollowed the drainirrigatedplot，and the topand bas3COntrOlplots，Sodcultur9pk）t＄howed
thelowestmoisturecontent．
2．田igher contents of totalnitrogen，tOtalphosphate，tOtalpotassillmand calcium were ob岳ervcd
in the surface soilof the basalplotsin compar主son withthose of the top plot，but7their diffei・−ence was verylittle．
往）．Grow払of shoots and fr・uits
1．Th定 dともelopment of the per・Simmonleaves was found rather str・Onger・in the 桓p p16t
Compared☆ith th6base plot
Theleng払growth of shoots andthe development of persimmon fruits were most str・iking
in the mulch plot，and the shooE alld fruit growth of other plotsIankedin thefollowlng＼Order＄：
the drainimgationplot，thetopcontrolpiot，thebase90ntrOlplotandthesodculture plot・The
differences o董each plot were highly significant statistical1y
