成 裕 津 柄 筏 長
―
報 告 と 考 察
―
―,岩
上 はる子,岸
本 秀 樹 美,吉
村 伸 夫,A・
K・ ケ イツ (1992年 6月30日受理) はしがき 大学教育の大綱化に伴い,英
語教育 もその見直 し (変革)が
求め られている。こうした状況を踏 まえて,本
学教養部における英語教育の現状を把握 し今後の改善に資する目的で,本
調査 は実施 さ れた。これは,学
生および学部教官の英語教育に対する期待あるいは要望を,で
きるだけ正確 に把 握することが改革にとって必要不可欠であるとの認識に基づいている。 これ まで鳥取大学における英語教育についての調査は,1986年
に一度行なわれているが,最
新の 資料を得 るために,こ
こで改めてアンケー ト調査を実施することは大いに意義のあることと考える。 調査は学部教官および学生の2種
類に分 けて行なわれた。学生アンケー トに関 しては,平
成4年
4月現在で教養部に在籍する全学部の2年
次生および3年
次生以上の全員を対象 とした。また教官 アンケー トに関しては,各
学部の助手以上の全教官を対象 とした。 以下の報告は二部で構成 される。第一部では学生アンケー トの結果 と考察,第
二部では教官アン ケー トの結果 と考察をまとめている。各部の冒頭に,質
問項 目とそれに対する単純集計結果および 比率を示 した。さらに巻末に学部教官か ら寄せ られた意見を収録 した。132 筏津成―,岩上 `よ る子,岸本秀樹,長柄裕美,吉村仲夫,A・K・ケイツ く目
次〉 は しが き
第
4章
英語への取 り組みにつ いて 第一部 (学生 ア ンケー ト調査結果の分析) 1)英
語学習の実態 資料 :学生 ア ンケー ト (質問項 目と回答) 2)授
業外での英語学習 第1章
調査 の概要3)授
業 に望む1)全
体像 につ いて4)英
語 と初習外国語 との関係2)入
学 目的 について 第2章
英語 との関わ りか ら第二部 (教官 ア ンケー ト調査結果 の分析)
1)英
語 の好 き・嫌 い資料
1:教
官 ア ンケー ト(質問項 目と回答)2)英
語力第
1章
調査 の概要3)英
語 を勉強す る理 由第
2章
調査結果 の分析4)授
業のテーマ1)英
語教育 への関心 と学生の英語力 の評 第3章
各 コー スの状況か ら価 につ いて
1)Aコ
ースにつ いて2)学
生の英語 を学ぶ動機 お よび大学 にお(1)満
足度 とその理 由ける英語教育 の 目的 について
(2)教
材3)外
国語教育 における英語荻育 の位置付(3)授
業 の進 め方けについて
(4)履
修動機4)蔦
取大学 における英語教育 の現状認識2)Bコ
ー スにつ いてと改善策 につ いて
(1)履
修状況(2)受
講理 由ま とめにか えて
(3)満
足度 とその理 由(1)学
生 と学部教官の 目的意識のずれ(4)授
業 の重点(2)授
業への満足度 と英語力の関係3)Cコ
ースにつ いて(3)自
らの積極的 な努力が望 まれ る学生(1)履
修状況資料
2:教
官 ア ンケー ト(意見)(2)受
講理 由(3)満
足度 とその理 由0:あ
なた 自身 につ いて1.性
別 を答 えて下 さい。 (1)男 鬱)女
2.何
年生ですか。(1)2年
生(2)3年
生以上3.所
属学部及 び学科 を答 えて下 さい。 993 (1)教育学部(教員) 似)教
育学部(総合)0)医
学部(医進) に)医
学部(生命) (5)工学部(全学科) (6)農学部(総合) (り 農学部(獣医) 4。 現役ですか浪人 ですか。992
(1)現 役654(65.9%)
(2)1
浪274(27.6%)
(3)2
浪38(3.8%)
(4)3浪
以上24(2.4%)
5&6.大
学 に入 った 目的 または理 由は何 ですか。 第一 の もの を5欄に、第二の ものを6欄に、一つ ずつ記入 して下 さい。 (5) 992 (6) 977 (1)社会 に出 る前 に、猶予期 間 を得 るため 153(15。4%) 167(17,1%)
―一*第
一部*一
学 生 ア ンケ ー ト (質問 項 目 と回 答) (2)幅広 い教養 や ものの見方 を養 うため143(14.4%) 227(23.2%)
(3)親や 周囲の期待 に応 えるため20(2.0%) 94(9.6%)
(4)大学 を出て いない と社会的 に就職や結婚 な ど で不利 だ と思 うため111(11.2%) 115(11.8%)
(5)専門の知識 また は資格 を得 て、将来 それ を生 か した職業 につ くため 470(47.4%) 153(15。 7%) (6)大学院 に進学 す るため22(2.2%) 46(4.7%)
7)勉
強 す るのが好 きなため3(0.3%) 11(1.1%)
(8)ク ラブ活動 な どを通 して多 くの友人 を求 め る ため13(1,3%) 117(12.0%)
(9)はっ き りした 目的 はない57(5,7%) 47(4.8%)
994(回答総数) 773(77.8%) 221(22.2%) 993 884(89.0%) 107(10.8%) 137 (13.8フろ)35(3.5%)
73 ( 7,4ワる)2(0,2%)
477(48,0%) 234(23.6%)35(3.5%)
I:あ
なた と英 語のかかわ りにつ いて7.英
語 は好 きな(得意)科 日ですか。 992 (1)は い259(26.1%)
(2)いい え414(41.7%)
(3)どち らともい えない315(31.8%)
8,あ
なたの英語の力のなかで、次の どの技能がも っとも優れていると思いますか。 95488(9,2%)
42(4。4%) 660(69.2%) (1)聞 く (2)話 す 俗)読
む134 筏津成―,岩上はる子,岸本秀樹,長柄裕美,吉村伸夫,A・K・ケイツ 儀
)書
く (5)どの技能 も優れてい る9.あ
なたの英語の力のなかで、次の どの技能が も つ とも劣 ってい ると思 いますか。 989 聞 く249(25。
2%) 話 す433(43.8%)
読 む44(4.4%)
書 く91(9.2%)
どの技能 も劣 っている170(17.2%)
(2)社会 問題 (平和、人権 、戦争 な ど)71(7.2%)
(3)最新時事 (ソ連邦 の崩壊 な ど) 128(12.9%) 風俗 、文化189(19,1%)
女性 問題■
(1.1%)
言語 とコ ミュニケ ー シ ョン51(5,1%)
文学鑑賞 (小説 、伝記 、随筆) 117(11.8%) 外国映画、劇の シナ リオ200(20.2%)
比較文化論31(3.1%)
人生観や生 き方32(3.2%)
152(15。9%)11(1,2%)
(1) (2) (3) (0 (0 (0 (0 (0 (7) (8) (9 11111 10,あなたの英語力は総合的 には次の どれ に当たる 11.大学で英語 を勉強す る理 由は次の どれですか。 あなたに最 も近いものを一つだけ選んで くださぃ。 993 (1)英語が専門科 目の勉強 に必要 と思われ るか ら 121(12.2%) 121 英 語 を通 じて、外国の文化 や社会の実情 にふ れ荻養 を高めたいか ら81(8.2%)
(3)日常 に役立つ ように、話 した り聞いた りす る 能力 を身 につ けたいか ら183(18.4%)
(4)自分 の将来 (就職 、大学院入試、留学 な ど) に必要だ と思 うか ら 155 (15,6ワ b) (5)英語が必修科 目になってい るか ら 452(45.5%) 12,英語 の授業の テーマ として、 もっとも関心の も て るもの を一つだけ選んで くだ さい。 501 (1)環境問題 (自然破壊 な ど)161(16.2%)
Ⅱ-1:履
修状況 につ いて13.1年
次 にAコー ス (講読)、 Bコ ー ス (外国人 教 師)、 Cコ ー ス(LL)を
どの よ うな割 合 で履 修 しま したか。各学期 を1単位 とし、年間合計4 単位 まで として、該 当 する組み合せ を一つ選んで くだ さい。 982 Aコース Bコ ース cコ ース(1)4単
位0単
位0単
位486(49.5%)
(2) 3 1 o l15(■
,7%)(3) 3 o l l17(11.9%)
(4) 2 1 1 88(9.0%)
(5) 1 2 1 13(1.3%)
(6) 1 1 2 7(0.7%)
(7) 1 2 2 13(1,3%)
(8) 2 o 2 1o3(10.5%)
(9) 2 2 o 39(4.0%)
14,一年次 に英 語の単位 はい くつ取得 しま したか。 992 827(83.4%) 91 ( 9。 2%)38(3.8%)
26(2.6%)
9(0,9%)
と思 い ますか。 (1)非常 に優れて い る (2)優れてい る (3)ぶつ う(0劣
ってい る(0
非常 に劣 ってい る 9937(0.7%)
52(5,2%)
422(42.5%) 380 (38.3ワ5)11(5.0%)
(1)4単
位(2)3単
位(3)2単
位 傲)1単
位6)0単
位Ⅱ
-2:各
コースについて◎
Aコース
(講読
)について
15.一年次 のAコ ー スの授業 に満足 しま したか。 979 (1)受けた クラス全 て にほぼ満足 した (―クラス のみ受講 の場合 を含 む) 288(29,4%)
(2)担
当教師 に よって満足で きた もの とそ うで な い もの とあった 337 (34.4ワb) 131 受 けた クラス全て に不満足だ った (―クラス のみ受講 の場合 を含 む) 70(7.2%)
(4)特に意見 な し 284(29,0%) 16.15で(1)または(2)と答 えた人へ、満足 と感 じた理 由は何 ですか。一つだ け選んで下 さい。 624 (1)教材 に関心が持 てた278(44.6%)
鬱)授
業 内容か ら知的刺激 を受 けた 90(14.4%) 授業方法 に工夫が あ り学習意欲が湧 いた 73(11,7%) 英語 の読解力が伸 びた39(6.3%)
綿密 な指導が な され た19(3.0%)
その他125(20。
0%) 17.15で(2)また は(3)と答 えた人へ、不満足 と感 じた 理 由は何ですか。一つだ け選んで下 さい。 358 (1)教材 に関心 が持て なか った79(22.1%)
(2)授業 内容 に知的刺激 が なか った 56(15,6%) (3)授業方法 に工夫が な く退屈だ った 126(35。2%) 14)英語の読解力が伸びなかった18(5.0%)
(5)綿密な指導がなされなかった11(3.1%)
(6)ク ラスサ イズが大 きす ぎた15(4.2%)
(7)その他52(14.5%)
18&19 Aコ
ー スで使用 した教材 は どの よ うな ジャ ンル の もので したか。― クラスのみ受講 した人は 18欄 に、ニ クラス以上 を受講 した人 はその うちか ら二つ を選んで、18欄 と19欄 に一 つず つ答 えて下 さい。 (18Ⅲ 971 (19)820 (1)小説 ・詩 ・劇417(42.9%) 89(10.9%)
(2)言語・ コ ミュニケー シ ョン184(18,9%)143(17.4%)
(3)哲学 。人生論 (4) (5) (6) (7) (3) (9) 40(4。1%) 35(4.3%)
歴 史41(4。 2%)32(3,9%)
科学38(3.9%) 68(8.3%)
時事英語72(7.2%)106(12,9%)
文化事情122(12.6%)188(22.9%)
討論英語7(0,7%) 37(4.5%)
作文 。総合教材8(0,8%) 28(3.4%)
10
その他42(4.3%) 94(11.5%)
20.Aコ
ー スの教材 として、 どの ような ジャンルの もの を望み ますか。979
(1)小説 ・詩 。劇304(31.1%)
121 言語・ コ ミュニケー シ ョン133(13.6%) 131 哲学 。人生論18(1.8%)
に)歴
史103(10.5%)
(5)科 学95(9.7%)
(0
時事英 語110(11.2%)
(り 文化事情■
4(11.6%)
(0
討論英 語19(1.9%)
(9)作文・総合教材20(2.0%)
10
その他63(6.4%)
21.Aコ
ー スで使用 したテキス トの英語 の難易度 に つ いて どう思いましたか。979
(1)どれ も易 しす ぎた21(2.1%)
121 どれ も適切 だ った541(55.3%)
(3)易しす ぎるものが あった83(8.5%)
(3) (4) G) 俗)136 筏津成―,岩上はる予,岸本秀樹,長柄裕美,吉村伸夫,A・ K,ケイツ の知識 をも深 め る (5)分か らない
48(4.9%)
137(14.0%)(4)難
しす ぎるものが あった302(30.8%)
(5)どれ も難 しす ぎた30(3.1%)
22.Aコ
ー スの授業 は どの ように進 めた らよい と思 いますか。 977 (1)文法などの解説 を丁寧にして少量でも正確に 読む力を養 う 247(25.3%) (2)多量 の もの を速読 す ることによって大意把握 す る力 を養 う 313(32.0%) (3)日本語 を介 さず英語 に よる内容把握 を 目指す 229(23.4%)(4)学
生 を主体 とした研 究発表形式 によって周辺 らlo2(28.9%)
(3)外国人 の ものの考 え方 や見方 を知 りたか った か ら10(2.8%)
(4)先輩 な どに勧 め られ たか ら 36(10。2%)
(5)単位 を取 りやすい と思 ったか ら83(23.5%)
25.授業 には満足 しま したか。361
(1)非常 に満足67(18.6%)
(2)ほぼ満足176(48,8%)
(3)やや不満足58(16.1%)
に)非
常 に不満足16(4.4%)
(5)特に意見 な し44(12.2%)
26.25で(1)と (2)と答 えた人へ、その理 由を一 つ だ け 選 んで くだ さい。 246 (1)ク ラスに参加 した充実感 (英語 を実際 に使 え て)が
あった93(37,8%)
(2)授業 内容(取り上 げた題材 な ど)か ら知的刺激 を受 けた 56(22,8%) (3)英語 の運用能力 (聞く、話 す)が
つ いた 27(■ ,0%) は)授
業 が よ く分 か った37(15.0%)
(5)英語 を使 うことに慣れ た30(12.2%)
27.25で(3)とは)と答 えた人へ、その理 由を一つだけ 選 んで くだ さい。86
(1)授業参加が負担 (苦痛)だ
った24(27.9%)
(2)授業 内容 (取り上 げ られ た題 材 な ど)に
知的 刺激が なか った27(31.4%)
(3)英語 の運用能 力がつか なか った 17(19.8%) は)授
業方法 に工夫 がな く退屈 だ った 14(16.3%)3(3.5%)
23.B、 Cコースをひ とつも取 らなかった人は、そ の理由は何ですか。あなたに最 も近いものを一つ だ け選んで下 さい。 501 (1)英語で話 した り聞いた りす るの は苦手だか ら 142(28.3%) (2)英語 を読 む力 の方 が必要 だ と思 ったか ら47(9.4%)
(3)外国人やLLの
機械 が苦手 だか ら 32(6。 4%)e)Aコ
ー スのほ うが単位 が取 りやすい と思 った か ら 104(20.8%) (5)B、 Cコー スに応募 したが、入れなか ったか ら28(5.6%)
(6)B、 Cコー スがあるのを知 らなか ったか ら 147(29。3%) ◎ Bコー ス(外国人教 師 クラス)につ いて24.Bコ
ー スを とった理 由は次の どれですか。 あな た に最 も近 いものを一つだ け選んで くだ さい。 353 (1)英語で話 した り聞いた りす る能力 を身 につ け たか ったか ら 119 (33.7ワち) 鬱)外
国人教師 の授業 は初 めてで興味があったか (5)課題 が負担 だ った(1) (2) (3) (4) (5) 28.授業 で は次 の うち どの能 力が もっ とも身 につい た と思 い ますか。ひ とつだけ選んで下 さい。 386 話 す能力
55(14.2%)
聞 き取 る能力195(50.5%)
英文 を読 む能 力39(10。
1%) 英文 を書 く能力9(2.3%)
何 も身 に付 か なか った88(22.8%)
29.外国人教師による授業では次のどれに重点を置 いたらよいと思いますか。ひとつだけ選んで下さ い 。 419 (1)海外旅行 で買物 や ホテル、 レス トランな どで 困 らない程度 の会話能力 を身 につ けること 185(44.2%) 磁)社
会的 なテーマにつ いて も、 あ る程度 の議論 がで きるほ どの会話能 力 を身 につ け るこ と 87 (20,8%) 儒)自
由英作文 の能 力(自然 な英語 の表現 力、 ま とま った内容 を論理的 に展 開す る能 力)を身 に つ けること48(11.5%)
他)国
際感覚が身 に付 くように、知識や視野 を拡 大す ること98(23.4%)
◎
Cコース
(LL)│こついて
30,Cコ
ースをとった理 由は次の どれですか。 あな たにもっ とも近 い もの を一 つだけ選 んで下 さい。 280 (1)英語で話 した り聞いた りす る能 力 を身 につ け たか ったか ら 76 (27.1ワ必)(2)LLの
授業 はは じめてで興味 が あ った 82(29,3%)0)新
しい枚材(ビデ オな ど)│こ興r/kがぁ った12(4.3%)
(4)先輩 な どか ら勧 め られ た42(15.0%)
151 単位 を取 りやすい と思 ったか ら 67 (23.9%) 32.31で(1)と (2)と 答 えた人へ、 その理 由を一つだ け 選んで くだ さい。 184 (1)マイベースで集中 して司II練す ることがで き、 充実感 が あ った 53(28.8%) (2)授業 内容 (取り上 げた題 材 な ど)か
ら知的刺 激 を受 けた 34(18.5%)31. LLの
授業 に満 足 しま したか。 278 42(15。 1%) 137(49.3%) 68(24.5%)5(1.8%)
25(9.0%)
(0 (4) (5) 英 語 の運用 能力 (聞く、話す)が
つ いた 15(8。 2%) 授業 が よ く分 か った34(18.5%)
英語 の音声 に慣れ た47(25.5%)
(1)短す ぎ る 鬱)少
し短 い (3)ちょうど良 い (4)少し長 い (1)非常 に満足 (2)ほぼ満足 偲)や
や不満 に)非
常 に不満 足6)特
に意見 な し 33.31で(3)と (4)と答 えた人へ、 その理 由を選んで く だ さい。 85(1)集
中力 を持続 す るのが難 しか った 12(14.1%) 121 授業 内容 に知的刺激が なか った 17(20.0%) (3)英語 の運用能力がつか なか った 22(25,9%) に)授
業方法 に工夫が な く退 屈だ った 25(29.4%) (5)授業 の レベルが高す ぎた5(5,9%)
(6)授業 の レベルが低 す ぎた2(2.4%)
34.LLの
授業 の時間 につ いて どう思 い ますか。 2818(2.8%)
23(8.2%)
132(47.0%) 80(28.5%)138 筏津成一,岩上はる子,岸本秀樹,長柄裕美,吉村仲夫,A・K・ケイツ (5)長す ぎる 37 (13.2%) (1)会話文型練習 (2)聞き取 り訓練 ●
)発
音矯正 (4)その他 (1)全然利用 しな くて良 い (2)あま り利用 しな くて良い (3)ある程度禾J用して ほ しい は)大
いに利用 してほ しい (5)わか らない35.LLの
授業 の重点 は どこに もっ ともお くべ きだ と思 い ますか。一つだけ選んで下 さい。 322 81(25,2%) 194(60.2%) 38 (11.8%)7(2.2%)
36.ビデオの利用 につ いて どう思 いますか。 3104(1,3%)
20(6,5%)
94(30.3%) 175(56.5%)16(5,2%)
37.LL設
備 の もっ とも改善すべ きところは次の ど れだ と思 いますか。一つだけ選んで下 さい。 297 (1)ブー スの不良や故障 を少 な くす る 74(24,9%) (2)ブー スを多機能化す る63(21.2%)
(3)全員が一度 に見 られ るよ うな大型 の ビデオ プ ロジェクターを設置す る38(12,8%)
徹)教
室 の設備配置(調整室 の位置 な ど)をもっと Ⅱ-3:英
語 への取 り組 み につ いて具体 的 に 39.入学時 に比べて現在の英語の力はどのように変 化 した と思 い ますか。 (1)向上 した (2)変わ らない (3)低下 した (4)分か らない 40。 あなた は授業 に予習 して臨み ま したか。 989 徹)十
分 に調 べてい った38(3.8%)
(2)いちお う目を通 した258(26.1%)
(3)自分 の当た る とき しか予習 しなか った 409(41,4%) 徽)ほ
とん ど予習 しなか った194(19.6%)
(5)まった く予習 しなか った90(9.1%)
41.入学前 に比べて英語の学習量 は次の どれですか。 99239(3.9%)
■5(11.6%) 837(84.4%) 42.大学 の授業 とは関係 な しに、個人的 に英語の新 聞、雑誌 、本 な どを読 み ますか。 992 ほ とん ど毎 日読 む15(1.5%)
一週 間に一度以上 は読 む33(3.3%)
一 月 に一度 くらい読 む69(7.0%)
ほ とん ど読 まない342(34.5%)
全然読 まない533(53.7%)
(4)と くにない (5)その他 (1)増えて い る (2)変わ らない (3)減って い る 97(30。7%) 97(30,7%)18(5.7%)
99149(4.9%)
228(23.0%) 603(60.8%) 111(■ .2%) 工夫す る 傷)特
にない21(7.1%)
100(3.7%)
38.LLの
利用 につ いて もっとも期待す ることは次 の どれですか。一つだけ選んで下 さい。 316 (1)授業時間以外 に も利用で きるよ うにす る 81 (25,69/9) 鬱)予
習・復 習 な どに学生が使 える ビデオ装置 を 設置す る23(7.3%)
(1) 磁) (3) (4) (5) (3)テー プ(ビデオ も含 む)のライ ブラ リを作 る43. ラジオ、 い ますか。 (1)ほとん ど毎 日利用 す る (2)週に一度 くらい利用す る (3)一月 に一度 くらい利用す る (4)ほとん ど利用 しない (5)全然利用 しない テ レビな どの英語学習番組 を利用 して 993
25(2.5%)
41(4.1%)
43(4.3%)
196(19,7%) 688(69,3%) 47.英語の成績評価について、 どれですか (1)たいへん厳 しい (2)やや厳 しいO)妥
当である に)や
や甘い (5)たいへん甘い 全体的 な印象 は次 の 98667(6.8%)
230(23.3%) 571(57,9%)93(9,4%)
25(2.5%)
44.衛星放送、 テ レビ2カ 国語放送、BBC、
FE
N、VOAな
どを利用 して、生の英語 に接す る努 48.英語 の クラスの人数 は どの位 が適 正 と思 い ます か。 990 (1)20人以下160(16.2%)
(2)21-30人
236(23.8%)
(3)31-40人
296(29,9%)
(4)41-50人
174(17.6%)
(5)51-60人
72(7.3%)
(6)61人以上52(5,3%)
49,英語 を選択科 目にす るこ とにつ いて どう思 い ま すか。 (1)賛 成 (2)反 対 (3)どち らともいえない387(39.2%)
50.外国語科 目の中で英語 は ドイ ツ語、 フランス語 な どの初習外国語 と比べて どの ような関係 にある と思 い ますか。 986 (1)英語が国際語 として特別 な比重 を もち、他 の 外 国語 を習 う必要 はない85(8.6%)
(2)いずれの言語 も学生個人 の 目的や好 み に応 じ て選択 され るべ きで あ り、対等の関係 にある 439(44.5%) (3)いずれ も必要で あるこ とに変 わ りはないが、 英語が第一外 国語で あ る435(44.1%)
(4)英語 はすで に学 んだので、今 後 は他 の外 国語 力 を して いますか。 (1)毎日利用 して いる (2)と きどき してい る 99317(1.7%)
101(10.2%) 儡)あ
ま りしていない (一月 に数 回程度)83(8.4%)
(4)ほと ん どしていない210(21。
1%)(0
全然利用 しない582(58,6%)
45&46。 大学 にお ける英語の授業 にあなた は何 をも っ とも望み ますか。第一のものを45欄 に、第二 の ものを46欄 に記入 して下 さい。(45)989 (46)983
(1)文法、構文、発音 な どの基礎訓練 をや り直す こと100(10.1%) 52(5.3%)
(2)英文 を早 く効率的 に読 む力 を養成 す るこ と240(24,3%)160(16.3%)
(3)手紙 、 レポー ト、 レジュメな どを英 語 で書 く 能力 を身 につ けること76(7.7%)130(13.2%)
(4)英語で聞いた り話 した りす る訓練 を受 け るこ と410(41.5%)261(26.6%)
(5)専門分野 の論文 を読んだ り、書 いた りす るた めの基礎訓練 を受 けること82(8.3%)145(14.8%)
(6)専門に とらわれず、英語 を媒介 として広 く知 識 を身 につ けること81(8.2%)235(23.9%)
986 412(41.8%) 186(18.9%) を学ぶべ きで あ る27(2.7%)
140 筏津成―,岩上 はる子,岸本秀樹,長柄裕美,吉村仲夫,A・K・ケイツ 第
I章
調査 の概要1 1)全
体像 について*ア
ンケー ト回答率 は80%
今 回,調
査 の対象 となったのは,平
成4年
4月現在で教養部 に在籍す る全学部の2年
次生 (1,0631
名)お
よび3年
次生 以上 (179名)の
合計1,242名で ある。質問は50項 目か らな り,一
肢選択 として, マーク・ カー ドに記入す る方法で行なわれた。 なお医学部生命学科生 は米子キ ャンパ スのため,調
査が行 えなか ったので,以
下では医学部 に関 しては医進課程の結果 を基 に してい る。回答総数 は994 で,こ
れ は在籍者数 のお よそ80%に
あた る。(2年
次生 の内訳 は表1を参照) 表1
学生数 (教養部在籍2年次生以上)
平成4年4月現在 教育学部 医 学 部 工 学 部 農 学 部 総 計2年
生 182 (100) 120 (49) 484 (49) 留 年 生 ユ 17 (1) 2 (0) 11 (1) Jヽ 計 179 (4)( )は
女子2)入
学 目的について(Q5, 6)
*上
位3位
は「専門知識」「猶予期 間」「教養」 入学 目的 について,次
の9項
目か ら2つ
選ぶ とい う質問で あった。1
社会 に出 る前 に,猶
予期 間を得 るため2
幅広 い教養や ものの見方 を養 うため3
親や周囲の期待 に応 えるため4
大学 を出ていない と社会的 に就職や結婚 な どで不利だ と思 うため5
専門の知識 または資格 を得て,将
来 それ を生 か した職業 につ くため6
大学院 に進学す るため7
勉強す るのが好 きなため8
クラブ活動 な どを通 して多 くの友人 を求め るため9
はっき りした 目的 はない 結果 は図1に示 した。第 1目 的 と第 2目 的で は順序 は逆転す るが,両
者 を合計す る と「専 門」31。6%,「
荻養」18.8%,「
猶予」16。3%と
い う結果で,上
位3位
に変わ りはなか った。なお第 1と 第2の組 み合せ として多か ったのが「専門」 と「教養」163名 ,「専門」 と「クラブ活動」67名 ,「教養」 と「専門」58名で あった。 学部別 に見て も「専 門」が
1位
で,特
に医学部 (医進)86.3%,農
学部 (獣医)85.7%,教
育学 部 (教員)50%と
高 い数値 を示 した。それ に対 し教育学部 (総合)34.3%お
よび農学部 (総合)39.6
%と
い う結果で あった。具体的な資格の取得 を ともな う学科では,明
確 な 目的意識 が あ るの は当然 ともいえる。その一方,大
学 を社会 にで る前 の猶予期間 と考 える学生 もか な り見 られ た。 図1
大 学 入 学 目 的 調 べ 第2章
英語 との関わ りか ら1)英
語の好 き・嫌い*「
好 き」 は全体 の4分
の1 「英語 は好 き (得意)な
科 日ですか」 とい う質 問(Q7)に
対 して,「はい」26.2%,「
いいえ」41,9%,「
どち らで もない」31.9%の
結果で あ った。 これ を例 えば50人 の クラスでみ る と,13人
が 「好 き」であ り,21人
が 「嫌 い」 であ り,残
り16人 が 「どち らで もない」 と感 じてい るこ とになる。 男女別 では「好 き」 と答 えた男子 は24.2%で
あったのに対 し,女
子は33.2%と
やや上 回 った。学 科別で は「好 き」 の順位 は,農
学部 (獣医)47.1%,医
学部 (医進)43.8%で
あ った。 これ に対 し 「嫌 い」 の順位 は教育学部 (総合)51.4%,農
学部 (総合)49.1%,工
学部41.7%で
あ った。2)英
語力*「
ぶつ う」「劣 る」 が全体 の8割
英語 の総合力の 自己評価 について(Q10)は
「ぶつ う」 が42.5%,「
劣 る」 が38。3%で
,全
体 の142 筏津成―,岩上はる子,岸 本秀樹,長 柄裕美,吉村仲夫,A・K・ケイツ 約
8割
を占めていた。 なお「非常 に劣 る」 は13.2%,ま
た 「非常 に優れてい る」 は0。7%で
あった。 学部別では農学部 (獣医)の
62.9%お
よび,医
学部 (医進)の
52.1%が
「ふつ う」 と自己評価 し, 「劣 っている」(それ ぞれ20,0%と
21,9%)を
大 き く上回 った。教育学部 (教員)と
農学部 (総合) では「ふつ う」 は「劣 る」 をわずかに上回 り,工
学部 と教育学部 (総合)で
は「劣 る」 が 「ぶつ う」 よ り若干多か った。*優
れ た技能 は「読 む」,劣
った技能 は「話す」4技
能の うち優れ た もの と劣 った ものについて(Q8, 9)は
,予
想通 りの結果で あった。優れ てい るのは「読 む」69.2%が
最 も多 く,以
下 の 「書 く」15。9%,「
聞 く」9.2%,「
話 す」4.4%を
大 き く上 回 った。 逆 に最 も劣 った技能で は「話す」43.8%,「
聞 く」25.2%,「
書 く」9.2%,「
読 む」4.4%の
順 で あった。 なお 「すべて に劣 っている」 と回答 した者 は17.2%い
た。「話す」「聞 く」 を劣 ってい ると 考 えてい る者 の合計69.0%は
「読む」 を優れて いる と答 えた者69.2%と
ほぼ同数 で ある。 ここで も 「読 む」 と「話す,聞
く」 が対極 にあることが裏付 け られ た。3)英
語 を勉強する理由 (Q ll)*「
必修だか ら」が第1位
英語 を勉強す る理 由につ いて,以
下 の5項
目か ら1つ
だけ選択 す るとい う設 間で あ った。1
英語が専門科 目の勉強 に必要 と思 われ るか ら2
英語 を通 じて,外
国の文化や社会 の実情 にふれ教養 を高めたいか ら3
日常 に役立つ よ うに,話
した り聞いた りす る能力 を身 につ けたいか ら4
自分 の将来 (就職,大
学院入試,留
学 な ど)に
必要 だ と思 うか ら5
英語が必修科 日になっているか ら 「必修」45.5%が
筆頭で,以
下 「 日常」18.4%,「
将来」15.6%,「
専門」12.2%,「
教養」8.2%の
順で あった。 第1の
理 由が「必修」 とい う点 はいずれ の学部で も変 わ りはなか った。全体 の半数近 くが英語 は 「必修」 なのでやむをえず(?)と
い うのが本音の ようで ある。 あえて積極的な理 由を見 いだすな らば,あ
る程度 「話 した り聞いた り」 したい,あ
るいは「将来の仕事で必要 になる」 と漠然 と感 じ てい るようで ある。専門課程 に進んでか ら必要 になる とい う自覚 は薄 く,ま
た英語が異文化理解や 国際感覚 を深め ることになるとい う意識 も低 い ことが感 じられ る。 ちなみにQ49で
英語 を選択科 目にす ることについて賛否 を問 うた ところ「賛成」41.8%に
対 して, 「反対」 はその半数以下の18.9%で
あった。(「どち らともいえない」 は39。2%)Qユ
とQ49の
相関を みると,選
択「賛成」の53.6%が
,ま
た「どち らともいえない」の46.3%が
,英
語 を勉強す る理 由 として 「必修」 と答 えてい る。 それ に対 して選択 「反対」 と答 えた者 の勉強理 由は「将来」
25,9%,
「必修」25,4%,「
日常」24.3%と
,ほ
ぼ均― な結果 を示 した。英語 の勉強 に対 して積極的 な動機 づけを欠いてい る者 に,選
択 「賛成」 の声が多 いことがわか る。 最後 に学部別 に多少 の違 いが あるので触れてお く。医学部 (医進)で
は「必修」31.5%,「
専 門」23.3%で
あ り,教
育学部 (総合)で
は「必修」31.4%,「
日常」「将来」 ともに25.7%と
い う割合で あった。英語が「好 き」で英語力 は「ふつ う」 と答 えた数が最 も多か った農学部 (獣医)が
「必修」57.1%で
,他
学部 よ り多か ったの は意外 な結果であ った。4)授
業のテーマ (Q12)*英
語の授業 に期待す るのは娯楽か 授業 のテーマ として次 の10項
目の中か らひ とつ選ぶ とい う設間であった。1
環境問題 (自然破壊 な ど)2
社会 問題 (平和,人
権,戦
争 な ど)3
最新時事 (ソ連邦の崩壊 な ど)4
風俗,文
化5
女性 問題6
言語 とコ ミュニケーシ ョン7
文学鑑賞 (小説,伝
記,随
筆)8
外 国映画,劇
の シナ リオ9
比較文化論10
人生観や生 き方 全体的 に圧倒的 な多数 を占めた ものはな く,多
様性 を窺 わせた。結果 を示す と「映画」20。2%,
「風俗」19.1%,「
環境」16.2%,「
時事」12.9%,「
文学」11.8%,以
下 「社会」7.2%,「
言語」5.1%,「
人生」3.2%,「
比較文化」3.1%,「
女性」1.1%の
順で あった。1位
の「映画」で あるが,実
際 には映画や戯 曲を読んだ り聞いた りす るには,か
な り高度 な英語 力が要求 され る。だが英語 を「好 きで な く」「劣 ってい る」 と答 えた人 に,「映画」 の希望者が多か った ことか ら,娯
楽 を期待 してい るようにも見受 け られ る。2位
になった 「風俗」 も,Q llで
の英 語 を勉強す る理 由で 「外国文化」 をあげた割合が低か った ことを考 えると,海
外旅行 の情報 とい っ た程度の,軽
い内容 を期待 してい るのではないか と想像 され る。3位
の「環境」や4位
の 「最新時 事」 は,タ
イム リーなテーマ として支持 されているようで ある。だが関連性のある平和,人
権,戦
争 などを取 り上 げる「社会 問題」 は6位
と低迷 している ところを見 ると,あ
ま り深 い問題意識 は感 じられ ない。全体的 な印象 として,軽
く楽 しめる題材が好 まれ,堅
い内容で思索 を伴 うものは敬遠 され る傾 向がみ られ る。 反面,こ
の ことは今 日の学生が英語 に対 して以前 にもま して,具
体的で身近 な意識 をもっている ことを示 してい る。映画,旅
行,時
事 とい った よ り日常的 な状況 において,情
報 として伝 わ って く る生の英語 に対す る関心が強 い ことがわか る。視覚的 な メデ ィアを通 して英語 に触れ る機会が増大 してい る今 日,学
生 の外 国語 に対す る意識 も,か
つての読 む ことを中心 とした外国語か ら変化 して いることが窺われ る。144 筏津成―,岩上はる子,岸本秀樹,長柄裕美,吉村仲夫,A・K。ケイツ 第
3章
各 コースの状況か ら1)Aコ
ースについて(Q15-23)
Aコ
ー スは,英
語で書 かれ た小説・劇等,言
語・ コ ミュニケ ー シ ョン,文
化事情,科
学等 に関す るエ ッセイ,ま
た時事・国際情勢等 に関す る レポー トな ど様 々な教材 を使 って,幅
広 い読解力 を養 成 し,併
せて国際的 な視野か ら異文化 とその背景 を理解 させ ることを目的 としている。学部学科別 に受講 クラスが指定 されてい る。B,Cコ
ースを選択 しない学生 は自動的にAコ
ー スを取 ることに なる。(1)満
足度 とその理由(015-17)
*意
外 に高 い満足度Aコ
ースの満足度は,図
2に
見 られ るよ うに比較的高い こ とが ゎか る。「すべて」 または「一部 に満足」(Q15-(1),(2))は
,全
体 の63.8%に
上 る。 それ に対 して「すべてに不満地 は7.2%に
過 ぎない。満足の理 由を問 うたQ16の
回答者総数624名は,不
満足 の理 由を聞 うたQ17の
358名を大幅 に上回っている。学部別 に見てもこの傾 向は変わ らない。特に医学部 (医進)で
は「すべてに満足」 は41.4%で
,「すべて」 または「一部 に不満足」(Q15-(2),(3))を
大 き く上 回 って い る。 満足 の理 由は,「教 材 に関心 が持 て た」 が最 も多 く44.6%と
圧倒 的で,続
いて「授 業 内容か ら知的刺激 を受 けた」 が14,4%で
ある。 この傾 向は,全
学部 を通 じてほぼ共 通 してい る。 これ に対 して「読解力が伸び た」,「綿密 な指導がなされ た」 はそれぞれ6.3%,3.0%と
低 くなって いるが,反
面, 不満足の理 由で も「読解力が伸びなかった」, 「綿密 な指導がなされ なか った」はそれぞ れ5.0%,3.1%と
低 い数値 を示 した。 この ことか ら学生のAコ
ースに対す る期待 は, 「読解力の増進」 とい うよ りは,教
材の内 容か ら興味 のある情報 を得 ることにあるよ うである。 不満 足 の理 由 として は,「 方法 に工夫 な く退屈」 の35。2%が
,「教 材 に関心 が持 て (29.4,ヽ (344%) 図2 Aコ
ース満足度 (総数979名)なか った」 の
22.1%を
上 回 ってい る。満足の第一理 由で あった「教材への関心度」 は,不
満足の理 由 として は2番
目に留 ま り,か
わ って第1位
に「工夫 な く退屈」があげ られた ことは,い
か に興味 ある教材 を選んで も,授
業 に工夫 が な けれ ば,や
は り学生 の「不満」 に結 び付 くとい うこ とで あ ろう。12)教
材(Q18-20)
*使
用教材 と希望教材の順位 は一致 上の結果か らも「教材」 は,授
業 の満足度 と大 き く関連 している。授業 で使用 され てい る教材 に ついては,図
3の
よ うな結果が出た (Q18とQ19を
総合 した もの)。 最 も多 い もの は 「小説 ・詩・ 劇」 の28,3%,次
いで「言語 。コ ミュニケー シ ョン」18.3%,「
文化事情」17.3%の
順で あ り,こ
れが教材の3本
柱 であることがわか る。 ただ し,英
語教員 に よる使用 テキス トの調査 (生協書籍部 の資料 に よる)に
よれば,「/1ヽ説等」 の ジャンル に属す るもの は約20%で
あ り,学
生 の考 え る「小 説等」 は,や
や広範 囲のものを含 んでい るように思 われ る。学部別 に見 ると,工
学部・農学部 (総 合)で
は比較的教材がバ ラエテ ィ豊かだが,医
学部 (医進)・ 農学部 (獣医),教
育学部で は ジャン ルに偏 りがあることがわか った。 これ は学生数 と開設 クラス数が少ないための必然 の結果であ り, 今後 もなお調査 を重 ね る必要があると思 われ る。 哲華 。人生論 討論英語25 歴 史 文・総合教材20 言語・ コ ミュ ニケーシ ョン 科学 時事英語 使用教材 次 に希望狭材 につ いて見 る。図3か
らわか るように,最
も多 い ものは「小説等」,次
いで「言語 等」,「文化」,「時事」,「歴史」,「科学」 の順で あ り,上
位3位
は使用実績 に一致 して い る。 これ は, 使用教材の現状 は学生の関心 に比較的 そ ったものであることを示 してい る。 さらに詳 し く見れ ば,146 筏津成―,岩上はる子,岸本秀樹,長柄裕美,吉村伸夫,A・K・ケイツ
1位
の 「小説等」 は実績の28.3%を
越 えて31.1%に
のぼ り,全
学部共通 して希望 の1位
にあが って い ることがわか った。 また全般的に見て,「小説等」以外の ジャンル に関 して は,上
位6位
まで10%前
後で推移 して い る。使用実績 に比べて学生 の関心 は さらに多様であ り,バ
ラエテ ィーに富んで いることがわか る。 使用教材の難易度 に関 しては,「適切」 の回答 が55。3%と
全体 の半数 を越 え,次
いで 「一部難 し す ぎるものが あった」が30.8%で
ある。学部別 に見て もこの順位 は共通であ り,特
に医学部 (医進) と農学部 (獣医)で
は「適切」 の回答者が7割
を越 えてい る。全般的 に見 て,難
易度 は適切 で あ り, 学部別 の学生 レベル に合わせた教材が選択 され てい ることが読み取れ る。(3)授
業の進め方 (Q22)*速
読 を中心 に学部・学科 に よる格差 授業 の進 め方 の希望 については,最
も多 いのは「多量速読」 で32.0%,次
いで 「文 法等 の解説 を 伴 う精読」25。3%,「
英語 に よる内容把握」23.4%の
順で あ る。学部・学科別 に見 る とこの上位3 項の分布 は様 々で,以
下の特徴 を表 してい る。教育学部 (総合)で
は「速読」 と「精読」 の回答が 多 いのに対 して,医
学部 (医進)・ 農学部 (獣医)で
は「速読」 と「英語 に よる把握」 に偏 る傾 向 が認 め られ る。 また教育学部 (教員)。 工 学部・農学部 (総合)で
は, 3項
目にわ た って ほぼ均等 に分布 してい る。 英語 は好 きな (得意 な)科
目か どうか を問 うたQ7と
の関連 を見 る。「好 き (得意)」 と答 えた学 生 は,「速 読 」 の次 に「英語 による把握」 を希望 し,「嫌 い (不得意)」 と答 えた学生 は「精読」 を 希望 している。授業 においては教材のみな らず,そ
の進 め方 に関 して も個 々の クラスの レベル に合 わせて工夫す ることが必要であろ う。 傲)履
修動機 (Q23)*Aコ
ースの履修 は非主体的か 他 の コースを選択 しないでAコ
ースを履修 した理 由について見 る。最 も多いのは「他 コースの存 在 を知 らない」 の29.3%,ほ
ぼ並んで 「話 した り聞いた りは苦手」の28,3%,次
いで「単位 が取 り 易 い」 の20.8%で
あ り,積
極的 に「読 む力が必要 だ」 は9.4%に
過 ぎない。(「コー スの存在 を知 ら ない」 とす る回答 には重要 な問題 を含 むが,授
業以外の要素が大 きいので ここでは問題 に しない。) 大学で英語 を学ぶ理 由を問 うたQ llで ,「必修科 目だか ら」 が45.5%と
他 を大 き く引 き離 して1位
にあが っていることを考 えあわせ る と,Aコ
ースの履修 は受動的で 目的意識の希薄 なもの と考 えざ るを得 ない。 動機づ けの薄 さは,講
読 を主体 としたAコ
ースの授業 に対 しても「読解力の増進」 をあま り主眼においていない とい う先 の結果 とも符号す る。
Aコ
ー スはその高 い満足度 にもかかわ らず,今
後 の 在 り方 につ いて なお検討 の余地 を残 してい ると思 われ る。2)Bコ
ースについて(1)履
修状況Bコ
ースは外 国人教師 に よる,実
践的 な英語の コ ミュニケー シ ョン技術 の習得 を 目指す もので あ る。60名を定員 として受講希望者 を募集 し,全
学部で1, 2年
合 わせて12ク ラス開設 されて いる。 現在,外
国人教師3名
(専任1名,非
常勤講師2名)が
担 当 し,授
業 はすべて英語で行 なわれ る。 単 に英語 の運用能力のみな らず,外
国文化や世界 の諸問題 につ いて グローバル な意識 を促進 す るこ とも目標 として い る。 「聞 く,話
す」 の要望 の強 い学生 に とって,こ
の ような実践的訓練 への需要 は高い ことが予想 さ れ る。だが昨年 (1991年)の
履修実績で見 る限 り,総
募集定員(1年
生 の前後期)600名
に対 して, 受講者 は295名で あ った。 なお300名あま りの受 け入れ余裕 が あった。受講可能者数 (1200×2=の
べ2400名)に
対す る受講比率 はお よそ17%に
す ぎない。 この ような実態か らみ る限 り,学
生 は実践 的な訓練 を受 ける必要性 を感 じなが らも,実
際 にその ような クラスを受講 す ることには,あ
ま り積 極的ではない姿勢が窺 える。 は)受
講理由 (Q24)Bコ
ー スを選んだ理 由は,第
1が
「英語で話 した り聞いた りす る能力 を身 に付 けるため」33.7%,
第2位
が 「外国人教師 は初 めてで興味があったか ら」28。9%で
あった。 い っぽ う「単位 を取 りやす い と思 った」23.5%,「
先輩 に勧 め られて」10.2%で
あ った。 あま り積極的 な動機 をもたない者 は3割
にのぼ ってい る。 い っぽ う「外 国人 の考 え方や意見 を学ぶために」 は,わ
ずか2.8%に
過 ぎなか った。英語 の勉強 理 由を問 うたQ llで ,「英語 を通 じて,外
国の文化や社会 の実情 にふれ教養 を高 めたい」 と答 えた 者が8.2%と
い う低 さで あった ことと符合す る。 コ ミュニケ ーションに対す る学生 の意識が表面的 なものに留 ま り,異
文化理解や国際感覚 を深 めることにまで は及んでいないの を感 じさせ る。俗
)満
足度とその理由 (Q25-27)
*受
講者の
2/3が
満足
:「充実感」および「知的刺激」
図4に
示 した よ うに「ほぼ満足」48.8%,「
ブF常に満足」18,6%を
合 わせ る と,67%が
満足 して いるこ とがわか る。満足 した者 には女子が多 く,ま
た大半が英語 を「優れてい る」 と回答 した者で あった。148 筏津成―,岩上はる子,岸本秀樹,長柄裕美,吉村仲夫,A・K・ケイウ 図
4 Bコ
ー ス満足度 (総数361名) 満足の理 由は「英 語 を実際 に使 えて充実 感 が あ った」37.8%,「
授業 内容 か ら知的 刺激 を受 けた」22.8%が
多か った。「授業 が よ く解 った」「英語 を使 うことに慣れ た」 「運用能力がつ いた」 は,い
ずれ も10%代
で平均 していた。 つ ぎに不満 と答 えた人 は,「 やや不満」16%,「
ブF常に不満」4%で ,合
計 は20%
で あ った。「授業 内容 に知的刺激 が なか っ た」31.4%,「
授業参加が負担だ った」27.9%,「
運用能力がつか なか った」19.8%,
「授業方法 に工夫が な く退屈」16.3%と 続 き,「課題 が負担 だ った」 は3.5%に
過 ぎな か った。 「知的刺激」 は授業 の満足度に大 き く関 係す る。話す訓練 を主眼 においた授業 で も,そ
れが単 なる トレーニ ングに終 っては学生 を満足 させ えない ことがわか る。 これ に対 して 「優れてい る」 と答 えた学生 の80%が
,「英語力が身 につか な か った」 ので,「不満」 を感 じてい る。 不満 と答 えた工学部学生の43.8%が
「授業参加が負担」 と感 じていた ことがわかった。 また女子 よ り男子の方が負担 と感 じてい る。英語力 との関連でみ ると「非常に劣 っている」 と答 えた学生の60%が
,授
業 を負担 と感 じていた。 ちなみに外国人教師 に よる授業 は,あ
る程度の英語力 を備 えた 学生でなけれ ば,そ
の教育効果 は期待で きない ようで ある。*身
についたのは「聞 き取 る能力」 外国人教師の授業 を受 けて どの能力が最 も身 に付 いたか とい う点 で は,「聞 く」50.5%が
最 も多 く, 2位
の「話す」14.2%と
大 きな開 きをみせた。それ以外では「読 む」10.1%,「
書 く」2.3%と
い う結果で あった。 また「何 も身につかなか った」 とい う回答 は22.8%で
あった。 は)授
業の重点*ほ
とん どの学生 が実践的 な会話技術 を希望 「海外旅行で買物や ホテル,
レス トランな どで困 らない程度の会話能力を身 に付 ける」 を選んだ 学生が44.2%に
のぼ った。次 に「国際感覚が身 につ くように,知
識や視野 を拡大す ること」23.4%,
「社会的 なテーマについて も,あ
る程度の議論が出来 るほ どの会話能力 を身 につ けること」20.8%,
意見な し (12.2%) (18.6ワろ「自由英作文の能力」
11.5%で
あ った。3)Cコ
ース(LL)に
ついて(1)履
修状況Cコ
ース,一
学年時の学生 を対象 に,各
学部 ご とに― クラス65名を定員 として募集 して いる。 授業 は語学演習装置(LL)を
活用 して,テ
ー プや ビデオな どの視聴覚汝材 を用 いて,発
音練習, 聴解訓練,会
話練習 を中心 に行 う。 昨年 (1991年)の
履修状況 は,総
募集定員520名 (前後期 を含 む)に
対 し,受
講 申込者 は407名で あ り,100名
以上の余裕が あった。希望者 はほぼ全員が受講 を許可 され た。受講可能者数 (1200名 ×2=の
べ2400名)に
対す る受講率 は,Bコ
ー スと同 じく17%に
過 ぎない。12)受
講理由Cコ
ー スを選択 した理 由は分散 したが,主
要 な ところでは「LLの
授業 に興味が あった」29.3%,
「英語で話 した り聞いた りす る能力 を身 につ けたか った」27.1%で , 6割
近 くは 目的意識 をもって いることがわか る。それ に対 して 「単位 が取 り易 い と思 ったか ら」 は23.9%で
あった。実際 の受講 生のなか には,LL装
置 を初 めて見 る とい う人 も多 く,高
校時代 には経験 しなか った授業 への期待 も感 じられ る。 僧)満
足度 とその理由(Q31-33)
*高
い満足度 図5に示 した ように, LLの
授業 に対す る満 足度 はか な り高 い。「)F常 に満 足」, 「ほぼ満足」 を合 わせ ると64,4%に
達 し, 受講者の約2/3が
満足 している ことがわ か る。その主 な理 由は,「マ イペ ー スで訓 練がで き充 実感が あった」28.8%,「
英 語 の音声 に慣れた」25.5%な
どで,講
読 の授 業 とは違 った満足感が あることがわか る。 「非常 に不満足」 または「やや不満」で あると答 えた者 は,合
計す ると26,3%で
あ った。その理 由は「工夫 な く退屈 だ った」29.4%,「
運用能力がつか なか った」25。9 やや不満足 (245%) 図5 Cコ
ー ス満足度 (総数278名)150 筏津成―,岩 上はる子,岸 本秀樹,長柄裕美,吉 村伸夫,A・K・ケイツ
%が
約5割
で,「知的刺激が なか った」 は20.0%で
あ った。 ヒア リングや発音 の練習 は,単
調 な基 礎訓練 の くり返 しとなる傾 向が ある。そのため練習に慣れて くると,次
には飽 きが くる とい う単点 がある。訓練 とは別 に学生の知的興味 を引 き起 こし,教
材 も複数 の もの を使用 す るな ど工夫 をこら し,授
業 の単調 さをな くす努力が必要 で ある。 第4章
英語への取 り組みについて1)英
語学習の実態(Q39-41)
*入
学後の英語力:6割
が 「低下」 入学 して1年
後の英語力 についての 自己判断 は「低下 した」60.8%に
対 して,「 向上 した」 はわ ずか4。9%と
い う結果で あった。 また「変わ らない」 は23.0%で
あった。 入学以前の勉強量 と比較 した(Q41)場
合,84.4%が
「減 った」 と答 えてい る。勉強量の減少は, 授業 に臨む姿勢(Q40)で
みて も裏付 け られ る。予習について 「自分 の当 る時 だけ」41.4%,「
ιよ とん どしない」19.6%,「
まった くしない」9。1%で
あった。7割
に及ぶ学生 は,積
極的 に授業 に臨 んでいる とは思われ ない。そ うした状態でも8割
以上が単位 を取 ることがで き,そ
の評価 を8割
以 上が「妥 当」 ない し「厳 しい」 と感 じている。(Q14,47を
参照)2)授
業外での英語学習(Q42-44)
*9割
近 くが 「ほ とん どしない」 授業 とは別 に,各
自が英語力の 向上 のために どの ような取 り組 み を して いるか を間 うた ところ , 慨ね次の ような結果であった。 ・英語の新聞,雑
誌,本
な どの講読 !「ほ とん ど読 まない」「全然読 まない」が88.2%
。ラジオ,テ
レビな どの英語番組 :「ほ とん ど利用 しない」「全然利用 しない」が89.9%
・英語放送 の利用 :「あま りしない」「ほ とん ど利用 しない」「全然 しない」:88.1%
授業 のための準備 も十分 とはいえず,そ
れ以外の努力 もほ とん どしない とい う学生の実態が浮か んで くる。3)授
業 に望む(Q45,46)
大学での英語 の授業 に何 を望むか を,次
の6項
目の中か ら2つ
選択す る設間で あった。1
文法,構
文,発
音 な どの基礎訓練 をや り直す こと2
英文 を早 く効果的 に読 む力 を養成す ること3
手紙,
レポー ト,
レジュメな どを英語で書 く力を身につけること4
英 語 で 聞 い た り話 した りす る訓 練 を受 け る こ と5
専 門分 野 の論 文 を読 ん だ り,書
い た りす るた めの基 礎訓練 を受 け る こ と6
専 門に とらわれず,英
語 を媒介 として広 く知識 を身 につ けること*「
聞 く 。話 す」への強 い希望 結果 は図6に
示 した。第1希
望 として あげ られ たの は「聞 く,話
す」41.5%,「
速読」24.3%,
「文法基礎」10.0%で
あ つた。第2希
望 として は「聞 く,話
す」26.6%,「
知識」23.9%,「
速読」 16。3%で
あった。いずれの場合 にも「聞 く,話
す」 の希望が1位
であることは変わ らない。 それ は 学部 の違 い,英
語 の好 き嫌 い,英
語の能力 に関わ りな く,第
1希
望 として あげ られてい る。 なお第1希
望 と第2希
望の組 み合せ として,最
も多か ったのが 「聞 く,話
す」 と「知識」 で, 2番
目が 「聞 く,話
す」 と「速読」, 3番
目が 「速読」 と「聞 く,話
す」 であった。 読書 く
聞 く。話す 専門基礎 知識・教養 図
6
大学英語授業 に望 む もの 「聞 く,話
す」 に対す る希望が多い ことは予想 され た。 しか しすで に指摘 した ように実際 にB,
Cコ
ー スではそれ らの習得 を 目的 とした授業が開設 されているにもかかわ らず,実
際 に受講 して い る数 は必ず しも多 くはない。 また4章 2節
で示 した ように,英
会話 の能 力の取得 のために個人的 な 努力 を してい る様子 はみ られ ない。 さらに「聞 く,話
す」が意味す る内容 について も,Bコ
ー スに ついての調査結果 によれば「海外旅行で困 らない程度の会話力」 をイメージしているものが多い。 次 に2番
目にあげ られた 「速読」 について述 べ る。Aコ
ー スの解説 で触れ た ように,「読 む力が 必要」 と感 じている人 は,履
修者の約9%に
過 ぎなか った。それで もここでは英語が「劣 っている」 また「ぶつ う」 と答 えた人 は,「速読」 を第2希
望 にあげてい る。「優れている」 と答 えた者 も3番
目にあげてい ることか ら,外
国語の授業 とい う場合,や
は り「速読」 の力は無視で きない と感 じて い るように思われ る。 睡ヨ第1希望 厖2第2希望152 筏津成―,岩上はる子,岸 本秀樹,長柄裕美,吉 村仲夫,A・K・ケイツ なお英語力 について 「やや劣 っている」「ブF常に劣 って いる」 と答 えた者で,「文法基礎のや り直 し」 を望んでい るのはそれぞれ12.1%と
16.9%で
, 3位
に留 まった。英語 の基礎力 に問題 が ある と 感 じていて も,基
礎訓練 をや り直す ことには消極 的 な ことがわか る。3番
目の「知識」 につ いて述 べ る。英語 を「専 門のための基礎訓錬」 として考 えるよ り,「 専 門 に とらわれず,英
語 を媒介 として知識 を」 とい う希望 の方が多か った。 これ はQ llで英語 の勉強理 由 として 「専門科 目に英語が必要 だか ら」 とい う回答が12.2%に
留 まった ことにも符合 し,学
生 の なかで,英
語 を専 門分野 と結 びつ けて考 える意識 が薄 い ことが感 じられ る。 しか し同時 に指摘 して おか なければ な らないが,Q llで
「教養」 と答 えた者 は,わ
ずか8.2%で
あった。 この矛盾 した答 えの意味す るところは,英
語の授業 に対 してあま り明確 な 目的意識 はもっていない とい うことにな るのであろ うか。4)英
語 と初習外国語 との関係 「いずれの言語 も学生個人の 目的や好みに応 じて選択 され るべきであ り,対
等の関係にある」が44.5%で
,「いずれ も必要であることに変わ りはないが,英
語が第1外
国語である」44.1%と
ほぼ 同数であった。ちなみに前者は英語力について「劣 っている」 と答えた者に多 く,後
者は「優れて いる」「ぶつう」 と答えた者に多かった。 なお「他の外国語は習 う必要はない」はわずか8.6%で
あ り,逆
に「他の外国語を習 うべ きであ る」 とする者 も2。7%と
極めて小数であった。(資料1)
(1)20
代(2)30
代(0 40
代(4)50
代(5)60
代 十*第
二部*十
教官 ア ンケー ト(質問頂 日と回答)1.所
属学部 は どち らですか。183(回
答総数)(1)教
育学部23(12.6%)
(2)医学部70(38,3%)
(3)工
学部41(22.4%)
(4)農学部49(26.8%)
2.年
齢 は次の どれ に該 当 しますか。 1675(2.8%)
40(22.1%) 62(34,3%) 51(28,2%) 23(12.7%) い ますか。 (1)非常 に優れてい る 121 やや優れてい る (3)普 通 (4)やや劣 ってい る (5)非常 に劣 ってい る 1670( 0%)
21(12.6%) 73(43,7%) 60(35,9%)11(6.6%)
(1)向上 した (2)あま り変 らない 俗)低
下 した (4)わか らない5,学
部 において授業 をす る上で、学生 の基礎的 な 英語 力につ いて どの ように思 い ますか。 175 充分 で ある1(0・
6%) なん とか間 に合 う60(34,3%)
やや不足 してい る80(45,7%)
大変不足 して い る34(19,4%)
Q) ¢) ●) に)3.自
分 の所属す る学部 の学生 の入学時 の英語 の学 力 は、総合的 に評価 して、次 の どれ にあた る と思6.学
生が専門分 野の英語 の文献 を読 む場合、一番 の問題点 は何 だ と思 い ますか。 153 (1)基礎的 な英語力の不足37(24.2%)
¢)英
語 に限 らず一般的 な読解 力の不足 52(34,0%) 131 背景 とな る専門分 野の知識 の不足 37(24.2%) は)語
彙力 (専門用語)の
不足21(13,7%)
(5)その他6(3.9%)
7.学
生 は大学で英語 を勉強 す る理 由 を、 どの よう に考 えてい る と思 い ますか。53
徹)専
門課程 のための英語 の基礎学 力充実 のため 35(22.9%) (2)英語圏の社会、文化 につ いて の知識習得 のた め5(3.3%)
131 英会話等 の英語 の実際的 な運用能 力習得 のた め12(7.8%)
(4)将来 (就職、大学院入試 、留学 な どで)必
要 だか ら 19 (12.4%)6)英
語が必修科 日にな ってい るか ら 82(53.6%)4.学
生が学部 に進級す る時 の英 語の学 力は、入学 時 と比較 して どの ように変化 した と思 い ますか。 1772(1.1%)
46(26.0%) 66(37,3%) 63(35,6%)154 筏津成―,岩上はる子,岸本秀樹,長柄裕美,吉村伸夫,A・K・ケイツ