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令和元年 5 月 1 0 日財務省東北財務局 多重債務相談の受付状況について ( 平成 30 年度 ) 東北財務局では 平成 20 年度から多重債務者相談窓口を開設し 平成 24 年 5 月以降は 本局及び東北管内すべての財務事務所で相談を受け付ける体制を整備しています 相談窓口には専門相談員を配置

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Academic year: 2021

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(1)

  相談件数 相談件数の推移

多重債務相談の受付状況について(平成30年度)

令 和 元 年 5 月 1 0 日 財 務 省 東 北 財 務 局 (件)

408

385

29年度

30年度

東北財務局では、平成 20 年度から多重債務者相談窓口を開設し、平成 24 年 5 月以降は、 本局及び東北管内すべての財務事務所で相談を受け付ける体制を整備しています。 相談窓口には専門相談員を配置し、借金を抱えてお悩みの方からの相談に応じています。 東北財務局管内における平成 30 年度の相談受付状況は、以下のとおりです。 ■ 平成 30 年度の多重債務相談の受付件数は 385 件で、前年同期(408 件)に比べ 5.6% 減少しました。 ■ 借金のきっかけは「低収入・収入の減少」とする相談が最も多く、「生活費の不足 を補うために借入れを始めた。返済のための借入れを繰り返しているうちに返しきれ なくなってしまった。」などの声が多く聴かれます。 ■ 相談事例の中には、家族に関する問題や自身の心の問題などを併せて抱えている ケースがみられ、年々その割合が増加しています。 ■ 相談の内容により専門相談員が助言等を行うほか、必要に応じ、弁護士や司法書士 等の専門家に引き継いでいます。 相談者の多くが、任意整理、自己破産等の債務整理などにより、問題の解決に向か っています。また、「夫婦で話し合いが出来た」「相談してよかった」などの声も寄せ られています。 相談者の借入れの傾向・相談内容 相談結果 平成29年度 平成30年度

408

385

対前年度比 増  減  率

△9.9%

△5.6%

相談件数

(2)

相談結果

相談窓口を知ったきっかけ

39 16 24 43 109 159 その他 家族や知人に聞いた インターネット 他機関からの紹介 広報誌(地公体) チラシ(地公体、金融機関等備置) (件) 弁護士・弁護士会 166件 73.8% 司法書士・ 司法書士会 6件 2.7% 無料相談会(公的 機関等) 19件 8.4% 法テラス 23件10.2% その他 11件 4.9% 誘導先の内訳 誘導 225件 58.4% 誘導以外 (相談員の助言等) 160件 41.6%

(参考)多重債務相談件数の推移

541 438 166 136 201 180 210 197 204 182 448 333 142 156 203 234 197 256 204 203 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度

下期計

上期計

989 771 308 292 404 414 407 453 408 385 (件)

(3)

相談者のプロフィール

②職業 ①年齢層 ③借入先数 124 103 87 23 18 9 21 1~2先 3~4先 5~6先 7~8先 9~10先 11先以上 不明 206 62 23 1 91 2 給与所得者 自営・自由業 家事従事者 学生 無職 不明 (人) (人) (人) 平成30年度 平成29年度 人数 構成比(%) 人数 構成比(%) 自営・自由業

62

16.1

64

15.7 給与所得者

206

53.5

218

53.4 学生

1

0.3

0

0.0 家事従事者

23

6.0

7

1.7 不明

2

0.5

8

2.0 無職

91

23.6

111

27.2 合計

385

-

408

-平成30年度 平成29年度 人数 構成比(%) 人数 構成比(%) 3~4先

103

26.8

104

25.5 1~2先

124

32.2

138

33.8 7~8先

23

6.0

27

6.6 5~6先

87

22.6

68

16.7 11先以上

9

2.3

13

3.2 9~10先

18

4.7

20

4.9 合計

385

-

408

-不明

21

5.5

38

9.3 0 26 37 78 90 124 30 10代 20代 30代 40代 50代 60代以上 不明 10代

0

0.0

0

0.0 平成30年度 平成29年度 人数 構成比(%) 人数 構成比(%) 30代

37

9.6

51

12.5 20代

26

6.8

26

6.4 50代

90

23.4

92

22.5 40代

78

20.3

76

18.6 不明

30

7.8

18

4.4 60代以上

124

32.2

145

35.5 合計

385

-

408

-・ 年齢層は、60代以上の方からの相談が継続して最も多いものの、相談件数は21件(14.5%)減少 し、その割合も3.3ポイント低下した。 ・ 30代の方からの相談が14件(27.5%)減少し、その割合も2.9ポイント低下した。 ・ 相談者の平均年齢は、52.9歳で、前年度と変わらなかった。 ・ 職業は、給与所得者からの相談が継続して過半を占めているものの、相談件数は12件(5.5%) 減少した。 ・ 無職の方からの相談が20件(18.0%)減少し、その割合も3.6ポイント低下した。 ・ 家事従事者の方からの相談が7件から23件へと増加し、その割合も4.3ポイント上昇した。 ・ 借入先数は、5~6先の相談件数が19件(27.9%)増加し、その割合も5.9ポイント上昇した。 ・ 1~2先は、14件(10.1%)減少し、割合も1.6ポイント低下した。 ・ 平均借入先数は4.0先で、前年度と変わらなかった。

(4)

・サービス購入 ⑤借金のきっかけ ④借金の額 (注)構成比は、小数点以下第2位を四捨五入して表記したため、合計が100%にならないことがあります。 60 60 29 35 15 59 75 52 100万円未満 100~200万円未満 200~300万円未満 300~400万円未満 400~500万円未満 500~1000万円未満 1000万円以上 不明 119 50 47 37 28 21 18 65 低収入・収入の減少 商品・サービス購入 事業資金補填 本人・家族の病気等 住宅ローン等返済 ギャンブル・遊興費 保証・借金肩代わり その他・不明 (人) (人) 100万円未満

60

15.6

64

15.7 平成30年度 平成29年度 人数 構成比(%) 人数 構成比(%) 200~300万円未満

29

7.5

43

10.5 100~200万円未満

60

15.6

78

19.1 400~500万円未満

15

3.9

15

3.7 300~400万円未満

35

9.1

28

6.9 1000万円以上

75

19.5

87

21.3 500~1000万円未満

59

15.3

53

13.0 合計

385

-

408

-不明

52

13.5

40

9.8 低収入・収入の減少

119

30.9

155

38.0 平成30年度 平成29年度 人数 構成比(%) 人数 構成比(%) 事業資金補填

47

12.2

44

10.8 商品・サービス購入

50

13.0

28

6.9 住宅ローン等返済

28

7.3

42

10.3 本人・家族の病気等

37

9.6

28

6.9 保証・借金肩代わり

18

4.7

30

7.4 ギャンブル・遊興費

21

5.5

合計

385

-

408

-その他・不明

65

16.9

60

14.7

21

5.1 ・ 借金の額は、300万円未満の方からの相談が36件(19.5%)減少し、その割合も6.6ポイント低下 した。 ・ 300万円〜1,000万円未満の方からの相談が、13件(13.5%)増加した。 ・ 1,000万円以上の方からの相談が、12件(13.8%)減少した。 ・ 平均借入額は9,005千円で、432千円増加した。事業資金、住宅ローンの返済の相談を除いた 平均借入額は3,663千円で、1,026千円増加した。 ・ 借金のきっかけは、「低収入・収入の減少(生活費・教育費等の不足等)」が最も多いが、相談 件数は36件(23.2%)減少し、その割合も7.1ポイント低下した。 ・ 「商品・サービス購入」は22件(78.6%)、「本人・家族の病気等」は9件(32.1%)、「事業資金の補填」 は3件(6.8%)増加した。 ・ 「保証・借金肩代わり」は12件(40.0%)、「住宅ローン等返済」は14件(33.3%)減少した。

相談者のプロフィール

(5)

  ■任意整理 : 裁判所を通さずに、相談者・法律専門家(弁護士等)と金融機関の間の交渉により、債務を整理する方法。 金融機関が合意しない限り、債務は整理されません。 ■特定調停 : 裁判所が相談者と金融機関の間に入り、債務整理を調整・仲介する方法。 法律専門家に依頼することは必須ではありません。金融機関が合意しない限り、債務は整理されません。 ■個人版民事再生 : 裁判所の関与の下、再生計画を立て、計画に沿って借金を返済する方法。再生計画では、実現可能な 返済スケジュールと借金の一部カットが計画されます。利用者は、定期的な収入がある者等に限られます。 ■自己破産 : 裁判所の手続きを通して、借金をゼロにする方法。最低限の生活資財を除き、住宅等の財産は失うこととなります。 過去7年以内に自己破産をした等の理由がある場合には、借金をゼロにしてもらえません。 参考:債務整理の方法(「多重債務者相談の手引き」より) 実際の相談・解決事例 ②50代・夫婦・夫債務額 2,600万円 ・妻債務額 300万円 相談者は実兄の保証人になっていたことから、 借金を背負った。最初は返済に協力してくれて いた夫とも借金のことで口論することが多くなり、 夫はストレスで体調不良となり会社を辞めた。 再就職したが、給与が減り住宅ローンや教育 ローンを返済すると生活費が不足し、夫婦で借 入・返済を繰り返している。 「夫にこれ以上迷惑をかけたくないし、借金を 何とかしたい」と妻が債務整理のため来所。 相談者は自分の保証債務により、夫との口論が増え夫が体調を 崩し会社を辞めたことを気にしており、何とか借金整理をしたいと希 望していました。 自宅を残したい希望が強かったことから、自己破産と個人版民事 再生手続きについて詳しく説明しました。「家族全体で債務と向き 合っていくことが大切」であると伝え、夫婦で十分に話し合い、夫婦 とも債務整理する方向で法律相談することを勧め、弁護士に誘導 しました。 後刻、「夫は個人版民事再生、私は自己破産することにしました。 夫婦で話し合いが出来て良かった」と報告をいただきました。 夫婦がきちんと向き合えたきっかけは妻からの相談でした。 ① 50代・女性・債務額 60万円 離婚したため、子供の学費が払えなくなり数 万円を借りたのが3年前。当初は問題なく返済 していたが、生活費の不足分や臨時出費を借 金で補うようになり、小口の借入先が増えていっ た。次第に返済が厳しくなり、返済のための借入 になっていった。返済日も増え、常に返済のこと が頭から離れず気が休まらない。 返済が遅れたら取立電話が来るようになり、 「自宅や職場に行く」などと言われ、とても怖い。 相談者は動揺した様子で債務整理というより取立てを止めたいと 強く希望したので、弁護士に委任すれば止められることを伝え、無 料法律相談の予約を取りました。気持ちが落ち着いたところで、債 務や家計状況を聴き取ったところ、収支のバランスは大きく崩れてお り、このまま返済を続けるのは厳しいことを本人も理解しました。 そこで、取立てを止めるだけでは問題は解決しない事、債務整理 する必要がある事を伝え、法律相談の際には債務整理についても 相談するよう促しました。後刻「弁護士から早急に受任通知を出し てもらうことになり安心しました。自己破産を勧められましたが、借り たものは返したいので、任意整理で手続きを進めることにしました」と 報告がありました。 目の前の問題だけでなく、根本的な解決に向けて進み始めたよう です。 きっかけは子供の学費のため、いつしか自転車操業に。 それでも、少しずつでも返したい 任意整理へ 口を開けば喧嘩ばかり、 夫婦で話し合うことも難しかったけれど・・・ 夫:個人版民事再生 妻:自己破産へ 離婚後、生活が苦しくて・・・ 不安な気持ちを整理して 自己破産へ 相談者は切羽詰まっているものの、自己破産に対する様々な 不安から債務整理に踏み切れずにいました。 特に心配していた費用については、民事法律扶助制度を利用す ることによって軽減されること、取立ての不安についても早めの弁護 士委任で解決することを助言・情報提供を行ったところ、急を要す るお子さんの学費のためにも早めに決断しようという前向きな気持 ちへ変化していきました。 無料法律相談へ誘導すると、後刻「助言を受けて、自己破産を 決心しました。相談して良かったです」との報告をいただきました。 不安を1つずつ解消することで次の段階に進むことができたケース です。 離婚後、生活費の不足を補うために借金をす るようになった。 先月までは借入で回してきたが、 枠がいっぱいとなり、もうどこからも借りる当てがな い。学校から学費の一括請求も受けている。 子どもの学費も払えない状況では自己破産の 手続きをするしかないことは分かっているが、債 務整理の費用が心配で決断できずにいる。業 者からの取立ての不安もある。この先どうしたらい いだろうか。 ③ 50代・女性・債務額 500万円

(6)

東北財務局では、借金に関する相談に応じています。専門相談 員が相談者のお悩みを丁寧にお聞きし、必要に応じて弁護士・司法 書士などの専門家に引継ぎを行っています。 相談は無料で、秘密は厳守いたします。 お気軽にご相談ください。

【受 付 日】

月曜日から金曜日(祝日、年末年始を除く)

【受付時間】

窓口により異なります。各窓口を参照ください。

【相談窓口】

○東北財務局理財部 金融監督第三課

宮城県仙台市青葉区本町 3-3-1 仙台合同庁舎 B 棟 5 階 【受付時間】 9 時から 12 時、13 時から 17 時 電話番号:022-266-5703(直通) 022-263-1111(内線 3080) ファックス:022-261-1796

○青森財務事務所 理財課

青森県青森市新町 2-4-25 青森合同庁舎 3 階 【受付時間】 8 時 30 分から 12 時 00 分、13 時 00 分から 16 時 30 分 電話番号:017-774-6488(直通) ファックス:017-777-3177

○盛岡財務事務所 理財課

岩手県盛岡市内丸 7-25 盛岡合同庁舎 4 階 【受付時間】 8 時 30 分から 12 時 00 分、13 時 00 分から 16 時 30 分 電話番号:019-622-1637(直通) ファックス:019-622-7482

○秋田財務事務所 理財課

秋田県秋田市山王 7-1-4 秋田第 2 合同庁舎 3 階 【受付時間】 8 時 30 分から 12 時 00 分、13 時 00 分から 16 時 30 分 電話番号:018-862-4196(直通) ファックス:018-864-1765

○山形財務事務所 理財課

山形県山形市緑町 2-15-3 1 階 【受付時間】 8 時 30 分から 12 時 00 分、13 時 00 分から 16 時 30 分 電話番号:023-641-5201(直通) ファックス:023-641-5360

○福島財務事務所 理財課

福島県福島市松木町 13-2 1 階 【受付時間】 8 時 30 分から 12 時 00 分、13 時 00 分から 16 時 30 分 電話番号:024-533-0064(直通) ファックス:024-535-0311

○福島財務事務所 理財課

福島県福島市松木町 13-2 1 階 受付 月~金(祝日、年末年始除く) 8 時 30 分~12 時 00 分、13 時 00 分~16 時 30 分(原則として) ☎:024-533-0064(直通)

東北財務局では

ファックス・電子メールによる相談を希望される場合は、東北財務局ホームページの専用サイト をご覧ください。 専用サイト URL http://tohoku.mof.go.jp/b2_kinyu/03_kashikin/soudanmadoguchi.html

(7)

東北財務局では、多重債務に陥らないよう、小・中学生、高校生等を対象として身に つけておくべき家計(お金)や消費生活に関する知識の普及・向上を図ることを目的と した「金融経済教育講座」を出前講座として実施しています。 また、「金融犯罪被害防止講座」を開催し、振り込め詐欺など特殊詐欺等の金融犯罪を 未然に防止するための啓発活動にも積極的に取り組んでいます。 講師派遣について 各種学校、老人クラブ、町内会、婦人会、各種研修会などでの出前講座のご要望 があれば講師を派遣します。下記の問い合わせ先まで気軽にご連絡ください。 【お問い合わせ先】 ○東北財務局金融監督第三課 ○青森財務事務所理財課 電話 022-263-1111(内線 3061、3199) 電話 017-722-1463 ○盛岡財務事務所理財課 ○秋田財務事務所理財課 電話 019-625-3353 電話 018-862-4193 ○山形財務事務所理財課 ○福島財務事務所総務課 電話 023-641-5201 電話 024-535-0301 中学校での講座の様子 平成 30 年度は、当局管内の小・中学校、高校、大学、専門学校、社会 福祉協議会、地域の会合等を中心に 260 講座を実施しました。 生活支援員研修での講座の様子 介護予防教室での講座の様子 小学校での講座の様子 金融経済教育講座 小学校での講座の様子 (当局の講座を受講した高校生が講師役) 金融犯罪被害防止講座 寿大学での講座の様子

参照

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