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「亘理町B&G海洋センター艇庫」指定管理者業務に関する仕様書
亘理町B&G海洋センター艇庫の指定管理者が行う業務の内容及びその範囲等は、この仕 様書による。
1 趣旨
本仕様書は、亘理町B&G海洋センター艇庫の指定管理者が行う業務の内容及び履行方 法について定めることを目的とする。
2 管理運営に関する基本的な考え方
指定管理者は、施設を管理運営するにあたり、次に掲げる項目に沿って、その管理運営 を行うこと。
(1)施設の設置目的を正しく認識するとともに、利用者の安全を第一に、施設の効用を最 大限に発揮し、利用者へのサービスの向上と、利用者数の増大を図ること。
(2) 特定の個人や団体等に関して、有利あるいは不利になるような取り扱いをしないこと。
(3)効率的運営を行い、管理運営経費の縮減に努めること。
(4)個人情報の適正な管理を行うこと。
(5)地域住民や利用者の意見を、施設の管理運営に反映させること。
(6)事前に教育委員会の承諾を受けた場合を除いて、本業務の一部を第三者に委託し、ま たは請け負わせないこと。
3 施設の概要
(1)名 称
亘理町B&G海洋センター艇庫
(2)所在地
亘理町荒浜字鳥の海 7-6
(3)施設の規模、内容等
① 敷地面積 1,446.24 ㎡
② 施設(構造、建物面積、内容等)
・施設構造:鉄骨造平屋建 ・建設面積:延床面積 270 ㎡
・内 容 等:艇庫、事務室、更衣室、トイレ、シャワー室
③ 設備(内容等) 船舶架装用クレーン、浮桟橋
4 開館時間
(1) 午前 10 時から午後 5 時まで
(2)その他、指定管理者は、必要があると認めるときは、教育委員会の承認を得て開館時 間を変更することができる。
5 休館日
(1) 12 月 29 日から翌年 1 月 3 日まで
(2)その他、指定管理者は、必要があると認めるときは、教育委員会の承認を得て、休館 日に開館し、または臨時に休館することができる。
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6 指定期間(予定)
令和 5 年 4 月 1 日から令和 10 年 3 月 31 日までとする。
7 法令等の遵守
施設の管理にあたっては、次に掲げる法令等に基づかなければならない。なお、本指定 期間中に次に掲げる法令等に改正があった場合は、改正された内容を仕様とする。
(1) 地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号)
(2) 労働基準法(昭和 22 年法律第 49 号)、労働安全衛生法(昭和 47 年法律 57 号)その 他の労働関係法規
(3) 亘理町B&G海洋センター条例(昭和 60 年亘理町条例第 23 号)及び同施行規則(平 成 60 年教育委員会規則第 4 号)
(4) 亘理町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例(平成 17 年亘理町条例 第 16 号)及び同施行規則(平成 17 年亘理町規則第 17 号)
(5) 亘理町個人情報保護条例(平成 14 年亘理町条例第 27 号)
(6) 亘理町情報公開条例(平成 13 年亘理町条例第 6 号)
(7) その他管理運営に適用される法令
8 情報管理
(1) 守秘義務
指定管理業務を行うにあたり、業務上知り得た秘密及び行政事務で一般に公開されて いない事項を外部へ漏らし、または他の目的に使用してはならない。指定期間が満了し、
もしくは指定を取り消され、または従事者の職務を退いた後においても同様とする。
(2)個人情報の取扱い
指定管理業務を行うにあたり、個人情報を取り扱う場合は、その取り扱いに十分留意 し、漏えい、滅失及びき損等の事故の防止その他個人情報を適正に管理し、個人情報を 保護するために必要な措置を講じること。
個人情報保護の体制をとり、職員に周知・徹底を図ること。
(3) 情報公開
亘理町情報公開条例に基づき、町を通じて管理業務の実施にあたり保有する文書の閲 覧等の請求があったときは、速やかに応じること。
9 業務の再委託の禁止
指定管理者は、指定を受けて実施する管理運営業務の全てを第三者に委託してはならな い。ただし、指定管理業務の一部について、町と協議の上、あらかじめ町が認めるときは、
第三者への委託ができるものとする。
10 業務に必要な資格及び人員体制等
町が想定する配置人員(3人以上)であるが、指定管理料の範囲内で変更することがで きるものとする。
従事する者の配置は、施設利用者の救助に関する業務にあっては、最低限2名以上を配 置とし、施設の使用に関する業務にあっては、別に常時1名以上を従事させるものとする。
また、業務を適正にできるよう繁忙期における人員配置を適切に行うこと。
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(1)業務を実施するために必要な官公署の免許、許可、認定等を、指定管理者の業務開始 時期までに所持しなければならない。また、公益財団法人ブルーシー・アンド・グリー ンランド財団(以下、「B&G財団」という。)が認定するセンター・インストラクター
(以下、「指導員」という。)の有資格者を配置すること。応募時に有資格者がいない場 合は、指定初年度にB&G財団が開催する指導者養成研修に参加し、資格を取得するこ と。なお、個々の業務について第三者への委託等を行う場合は、再委託先が当該業務に ついて必要な免許、許可、認定等を受けていなければならない。
(2)施設の目的達成及び管理運営を効率的に実施するため、B&G財団が規定する「B&
G海洋性レクリエーション指導員の配置に関する基準」に基づき、指導員1名以上を配 置すること。なお、職員に欠員が生じた場合は、必要に応じて雇用しなければならない。
また、管理責任者(指導員または申請団体の職員が兼務することも可)並びに適正な人 数の職員を配置し、労働基準法等関係法令を遵守して能率的に業務を行わなければなら ない。
(3)救助を実施するため、救助員は次の資格を有する者を常時1名以上配置すること。
① 小型船舶操縦免許(2 級以上・水上バイク)有資格者
② 小型移動式クレーン運転技能有資格者
③ 玉掛け技能有資格者
④ (財)赤十字水上安全救助員、日本ライフセービング協会のウォーターライフセー バー等、応急救命・救助活動を迅速に行える資格を有する者
11 緊急時の対応
指定管理者は、危機管理マニュアル等を整備し、緊急時等においては次のように対応し なければならない。
(1)事故が発生した場合は被害者の救済、保護などの応急措置を講じる他、状況に応じて 関係機関に連絡を取り対処すること。また、重大な事故については直ちに書面で教育委 員会に報告し、その指示に従うこと。
(2)施設利用者の急病、けが等に対応できるように、消防や近隣の医療機関との連絡体制 を整備すること。
12 苦情・意見の対応
施設の利用について利用者や住民から苦情や意見があった場合は、適切な対応をすると ともに、町に対しその内容及びその改善等について毎月報告すること。
13 指定管理者が行う業務
指定管理者が行う業務は次のとおりとする。
(1)施設の利用許可に関する業務
① 施設の利用許可
条例第 5 条第 1 項に基づき、施設を利用する者に対し許可を行う。
② 許可の制限等
条例第 5 条第 2 項各号に該当するときは、施設の利用を許可しないものとする。
(2)施設の利用料金に関する業務
① 利用料金制の採用
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施設の管理運営にあたっては、地方自治法第 244 条の 2 第 8 項に規定する利用料金 制を採用する。
② 利用料金の額
利用料金は、条例に定める額の範囲内で、指定管理者があらかじめ町の承認を得て 定めるものとする。また、利用料金は指定管理者の収入として徴収するものとする。
③ 利用料金の免除
指定管理者は、条例第 9 条に基づき、利用料金の全部または一部を免除することが できる。
④ 利用料金の還付
既に納付された利用料金は、還付しないものとする。ただし、指定管理者が特別の 事由があると認めるときは、その全部または一部を還付することができる。
(3)施設及び設備の維持管理に関する業務
【施設の維持管理】
① 建物、附帯設備及び関連施設の維持管理
② 建物、附帯施設及び関連施設内外の清掃、環境衛生管理
③ 施設内の清掃業務
④ 開館、閉館の確認作業(備品等の確認、鍵の施錠)
⑤ 施設安全管理(防火、防犯)
(防犯・防災対策等、緊急時対策について、マニュアル等を作成し、職員に指導を行 うこと。)
⑥ 日誌(利用状況等の記録)
⑦ 上記に係る保守点検、管理 日常清掃業務:毎日
施設周辺除草作業:随時 機械警備:通年
⑧ その他施設の有効活用のため必要な管理など
【備品・機械設備の維持管理】
① 備品及び設置機器の維持管理 ② 設置機器等の操作
③ 上記に係る保守点検及び補修 船舶検査:定期検査及び中間検査
令和 6 年度 定期検査:水上バイク、和船 令和 7 年度 定期検査:水上バイク
令和 9 年度 中間検査:水上バイク、和船 ④ 盗難破壊等の防止
(4)運営及び救助に関する業務
(5)条例に定める舟艇利用者への指導
(6)海洋性レクリエーション事業の推進に関する業務等
海洋性レクリエーションを始めとする自然体験活動などを通じて、次代を担う青少年
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の健全育成と幼児から高年齢者までの地域の方の健康づくりを推進するため、町が実施 する次の事業に協力すること。
① 海洋性レクリエーション体験会及び教室の開催 ② 海洋クラブの育成及び指導
※ 海洋クラブとは、地元の海や川・湖沼などの水面で、子供から大人までの幅広 いメンバーが、海洋性レクリエーションを楽しむとともに、水辺の安全教室や 清掃活動など地域住民のためになる活動を行う組織。
③ 小中学校行事、スポーツクラブ事業及び市町村交流事業等での指導及び安全対策 ④ B&G財団に関する業務
ア B&G財団本部との日常報告、定期的報告、連絡、提出事項に関する業務 イ B&G財団が主催する各種研修会等への参加
ウ B&G全国指導者会の推進する事業への協力 エ その他B&G財団に関すること
⑤ B&G地域指導者会の推進及び連携
⑥ その他青少年の健全育成や地域の方の健康づくりに係る事業
(7)ほか条例の目的を達成するために必要な業務
その他施設の管理運営に関して、教育委員会が必要と認める業務
14 事業及び会計年度
毎年 4 月 1 日に始まり、翌年 3 月 31 日に終わる。
15 指定管理業務に要する経費等
(1)指定管理者の収入
① 利用料金収入(地方自治法第 244 条の 2 第 8 項に規定する利用料金制を採用)
条例第8条に規定する使用料について、利用料金制を採用し、指定管理者の収入と することができる。利用者の増減等に伴い収支差が生じた場合でも、精算は行わない こととする。
② 指定管理料(委託料)
指定管理料については、次の金額(*)を上限とするが、その積算にあたっては、
管理運営経費の縮減を図るなど、申請者からの提案とする。
申請者からの提案は、指定期間内での収支が 0 円以上となる収支計画とする。
なお、提出された収支予算額を踏まえ、予算編成過程及び予算の議決を経て、毎年 度締結する年度協定において決定する。
* 指定管理料上限額 24,303 千円(令和 5 年度/年額)
23,898 千円(令和 6 年度/年額)
23,875 千円(令和 7 年度/年額)
23,869 千円(令和 8 年度/年額)
23,883 千円(令和 9 年度/年額)
③ その他収入
販売収入等、施設の管理運営に起因する収入は、指定管理者の収入とする。
(2)指定管理者の支出
- 6 - ① 管理運営経費
施設の管理運営にかかる全ての費用は、指定管理料(委託料)及び利用料金並びに その他収入をもって充てるものとする。
② 修繕等経費
施設の利用に伴う修繕等については、指定管理者が負担するものとする。ただし、
大規模な修繕等の場合は、町と指定管理者が協議するものとする。
16 収支計画の積算基礎資料
施設の利用実績等※過去2年の利用実績を記載(利用の状況、収支の状況など、概ねの内訳を記載)
○利用の状況 単位:人 区 分 R2 実績 R3 実績 施設利用実績 4,738 3,717
○収支の状況
収入 単位:千円 区 分 R2 実績 R3 実績 備 考
施設利用料 370 429
支出 単位:千円 区 分 R2 実績 R3 実績 備 考
消耗品費 178 185
燃料光熱水費 815 904 ※1
修繕料 61 0
医薬材料費 2 0
手数料等 269 516
保険料 102 105
委託料 22,236 21,597 ※2
使用料及び賃借料
16 59工事請負費 100
備品購入費 135 163
負担金 285 169
計 23,938 23,437
※1 令和 3 年度の内訳
電気代 573 千円 水道・下水道代 58 千円
燃料代 273 千円(ガス、ガソリン代)
※2 令和 3 年度の内訳
管理運営業務、救助業務、受付業務 21,336 千円 機械警備委託料 261 千円
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17 備品の管理
指定管理者は、町の所有に属する備品の管理等については、「亘理町財務規則」及び関 係例規の管理の原則及び分類に基づいて行うものとする。また、指定管理者は同規則に定 められた備品保管簿を備えてその保管に係る備品を整理し、購入及び廃棄等の移動につい て定期的に教育委員会に報告しなければならない。
18 帳簿類の管理
施設の管理運営にかかる収入及び支出の状況についても適切に帳簿に記入するとともに、
当該帳簿については 10 年間、関係証拠書類については5年間保存しなければならない。ま た、これらの帳簿類等については教育委員会が閲覧を求めた場合は、速やかにこれに応じ なければならない。
19 事業報告
指定管理者は、町の会計年度終了後 30 日以内に次に掲げる事項を記載した事業報告書を 教育委員会に提出すること。
(1)管理業務の実施状況及び利用状況
(2)利用に関する料金の収入の実績
(3)管理に係る経費の収支状況
(4)指標の達成度
(5)経営状況分析
(6)施設の維持管理に関する自己評価
(7)その他教育委員会が必要と認める書類
具体的には、次の書類を調製するなどして提出すること。
① 管理運営に関する業務の事業実績書 ② 管理運営に関する業務の収支精算書
③ 指定管理者の団体等における、当該事業年度の収支決算書及び事業報告書
20 指定管理業務に関する報告、調査及び検査
教育委員会は、必要な業務、施設、物品、各種帳簿等の実地調査及び検査を行うことが できる。
(1)実地調査及び検査(現地調査及び検査)
教育委員会は、必要に応じて、施設、備品、各種帳簿等の現地等において調査及び検 査を行うものとする。
(2)定期報告
指定管理者は、各四半期の施設の業務実施状況について、各四半期の翌月 15 日までに 教育員会に報告するものとする。
21 業務を実施するにあたっての注意事項
業務を実施するにあたっては、次の各項目に留意して円滑に実施すること。
(1)公の施設であることを念頭において、公平な運営を行うこと。
(2)指定管理者が施設の管理運営に係る各種規程・要綱等を作成する場合は、教育委員会 と協議を行うこと。
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(3)各種規程等がない場合は、町または教育委員会の諸規程に準じて業務を実施すること。
(4)指定管理者は、第三者賠償保険に加入するほか、施設賠償責任保険等、必要な保険の 加入について配慮すること。
※《参考》町が加入している全国町村会賠償補償保険の加入内容
●賠償責任保険
賠償対象 単 位 賠償金額 身体賠償 1 名 2億円
1事故 20 億円 財物賠償 1事故 1億円
●補償保険
補償内容 補償金額
死 亡 500 万円
後遺症 20~500 万円 入 院 2~30 万円 通 院 5千円~12 万円
22 本業務の実施に係る責任分担
(1)本業務に関するリスク分担については、別紙のとおりとする。
(2)(1)に定める事項で疑義がある場合または(1)に定める事項以外の不測のリスクが 生じた場合には、教育委員会と協議の上決定する。
23 指定後の指定の取消し及び業務の停止に係る事項
(1)指定の取消及び業務の停止
教育委員会は、モニタリング等により確認された改善すべき事項に対する改善指示に 指定管理者が従わないとき、またはその他指定管理者の責めに帰すべき事由により当該 指定管理者による管理の継続が適当でないと認められる場合には、指定期間内であって も指定の取消しまたは期間を定めて管理業務の全部または一部の停止(以下「指定の取 消し等」という。)を命じることがある。
なお、次に掲げる場合には、指定の取消し等となり得る。
① 当該施設の設置条例または協定書の規定に違反した場合
② 法第 244 条の2第 10 項の規定に基づく、教育委員会の報告の要求または調査に対して、
これに応じず、または虚偽の報告を行い、もしくは調査を妨げた場合
③ 法第 244 条の2第 10 項の規定に基づく、教育委員会の指示に従わない場合
④ 利用者に対し正当な理由なく施設の利用を拒み、または不当な差別的扱いをした場合
⑤ 指定管理者が法令違反等により、管理業務を継続させることが、社会通念上不適当と判 断される場合
⑥ 当該施設の指定管理者募集要項に規定した応募資格を満たさなくなったとき、または欠 格事項に該当することとなった場合
⑦ 申込みの際に提出した書類の内容に虚偽があることが判明した場合
⑧ 指定管理者の責に帰すべき事由により管理業務が行われない場合
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⑨ 不可抗力(天災(地震、落雷、暴風雨、洪水、異常降雨、土砂崩壊等)や人災(戦争、テ ロ、暴動等)の教育委員会または指定管理者の責に帰することができない現象をいう)によ り、管理業務の継続が著しく困難になったと判断される場合
⑩ 指定管理者の経営状況の悪化により、管理業務を継続することが不可能、または著しく 困難になったと判断される場合
⑪ 指定管理者から、指定の取消または管理業務の全部または一部の停止を求める書面に よる申し出があった場合
⑫ 当該施設が、公の施設として当初の目的に変更が生じた場合または廃止、統合されるこ ととなった場合
⑬ その他、教育委員会が当該指定管理者による管理の継続が適当でないと認める場合
(2)損害賠償
指定管理者の指定が取り消され、または業務停止となり、町または教育委員会に損害 が発生したときは、町または教育委員会は損害賠償請求をすることがある。
(3)管理に要した費用の精算
指定管理者の指定が取り消され、または業務停止となった場合、それまでに要した費 用が、教育委員会が管理に要する費用として指定管理者に支払った額に満たないときは、
指定管理者は、教育委員会に対して差額を支払うものとする。
24 原状回復
指定管理者は、指定期間が満了したとき、または指定を取り消されたときは、速やかに 教育委員会の指示に従い原状回復し、建物、付帯施設、備品等を引き渡すものとする。た だし、原状回復について教育委員会の承認を得たときはこの限りでない。
25 業務の引き継ぎ等
指定管理者は、指定管理が終了する場合、次期指定管理者に遅滞なく引き継ぎを行い、
施設の管理運営業務が円滑に遂行できるように努めることとする。
26 その他
(1)協定書の締結
指定管理料(委託料)の金額、支払時期、支払方法等の細目的事項については、協議 の上、別途締結する協定書で定めるものとする。
(2)B&G財団と教育委員会との連携について
教育委員会は、B&G財団との無償譲渡契約に基づく事業等について必要に応じて指 定管理者と連携し、情報の共有を行い対応する。
(3)疑義等の協議
指定管理者は、本仕様書及び別途締結する協定書に定めた業務の内容及び処理につい て疑義が生じた場合は、教育委員会と協議し決定する。
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別紙 本業務の実施に係る責任分担
教育委員会と指定管理者のリスク分担については、次の表のとおりとする。
分 類 概 要
リスク分担 町 指 定
管理者 需要の変動 当初の需要見込みと実際の需要に差異が生じたことによ
る損失 ○
物価変動 人件費、物品費等の物価変動に伴う経費の増加 ○
金利変動 金利の変動に伴う経費の増加 ○
資金調達
教育委員会から指定管理者への支払延滞によって生じた
損失 ○
指定管理者から業者等への支払延滞によって生じた損失 ○
制度・法令変更 施設管理・運営に影響を及ぼす法令の変更による損失 ○
一般的な法令等の変更による損失 ○
税制度の変更
施設管理・運営に影響を及ぼす税制の変更による損失 ○
一般的な税制の変更による損失 ○
租税公課の改正に伴う経費の増加 ○
周辺地域・住民 への対応
地域との協調 ○
指定管理業務の内容に対する住民からの苦情、要望等に
関するもの ○
上記以外の事項 ○
不可抗力
不可抗力(暴風、豪雨、洪水、地震、落盤、火災、騒乱、
暴動その他の教育委員会または指定管理者のいずれの責 めにも帰すことのできない自然的または人為的な現象)
に伴う施設、設備の復旧経費及び業務履行不能
○
書類の誤り 仕様書等教育委員会が責任を持つ書類の誤りによる損失 ○ 指定管理者が作成した書類等の誤りによる損失 ○
施設・設備の損 傷
指定管理者の故意または重大な過失による損傷 ○ 施設・設備の設計・構造上の原因による損傷 ○ 上記以外の経年劣化、第三者の行為で相手方が特定でき
ない損傷等(年額 10 万円未満の小規模な損傷) ○ 上記以外の経年劣化、第三者の行為で相手方が特定でき
ない損傷等(上記以外の損傷) ○
備品、資料、展 示品等の損傷
指定管理者の故意または重大な過失による損傷 ○
上記以外の事由による損傷 ○
- 11 - 第三者への賠償
指定管理者の故意または重大な過失により損害を与えた
場合 ○
上記以外の事由により損害を与えた場合 ○
セキュリティ
指定管理者の故意または重大な過失による情報漏洩、犯
罪発生等 ○
上記以外の事由による情報漏洩、犯罪発生等 ○
事業終了時の費 用等
指定管理期間が終了した場合または期間途中における業 務を廃止した場合における管理物件の原状回復に伴う費 用
○
指定管理期間が終了した場合または期間途中における業
務を廃止した場合における業務引継ぎ ○ 指定管理期間が終了した場合または期間途中における業
務を廃止した場合における事業者の撤収費用 ○
※ 本表に定める事項で疑義がある場合または本表に定めのないものについては、教育委員会 と指定管理者が協議のうえ決定する