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Serum IL-21 levels are elevated in atopic dermatitis patients with acute skin lesions.

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Academic year: 2021

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論 文 内 容 の 要 旨

論文提出者氏名 水谷 浩美 論 文 題 目

Serum IL-21 levels are elevated in atopic dermatitis patients with acute skin lesions . 論文内容の要旨 アトピー性皮膚炎は遺伝的素因と環境因子の両方の関与によって引き起こされる皮膚 アレルギー疾患である。その発症には表皮の皮膚のバリア障害と食物や環境に対する IgE を介した感作の異常が関与していることが解明されている。表皮の構造蛋白であるフィラ グリン遺伝子の異常や、IgE 合成に関わるインターロイキン(IL)-4,5,12,13 などのサイトカ インの遺伝子異常がアトピー性皮膚炎患者で同定されている。アトピー性皮膚炎において、 急性期にはヘルパーT 細胞 (Th) 2 系の IL-4,5,13 の発現が亢進し、その後、インターフェ ロンγ、IL-12 などの発現が亢進して慢性期の状態を形成すると考えられている。

IL-21 はⅠ型サイトカインファミリーに属し、活性化 CD4+細胞や、Natural Killer T 細

胞, Th17 細胞から分泌されるサイトカインである。IL-21 は喘息などの Th2 系アレルギー 疾患の病態への関与が示されており、近年ではアトピー性皮膚炎のモデルマウスやアトピ ー性皮膚炎患者の急性期皮膚病変で IL21 の発現が亢進していることが示されているが、 アトピー性皮膚炎患者の血清中の IL-21 を測定し、重症度や皮疹との相関の検討は今まで なされていない。 著者はアトピー性皮膚炎患者の血清中のIL-21 を測定し、健常人との比較の他、アト ピー性皮膚炎の重症度や皮疹別に、比較、相関を検討することにより、アトピー性皮膚炎 の病態におけるIL-21 の役割解明を行うことを目的として実験を行った。 アトピー性皮膚炎患者の血清を当大学倫理委員会の規定に基づいた同意を得たうえで 採取し、血清中のIL-21 値を ELISA kit を用いて測定した。患者のアトピー性皮膚炎の重 症度は eczema area and severity index (EASI) score を用いて評価し、EASI score に基づき、 患者を重症度別に軽症、中等症、重症に分類し、血清 IL-21 値との相関の解析を行った。 また、皮疹要素別(紅斑、丘疹/浮腫、掻破、浸出液/痂皮、苔癬化、乾燥)の重症度評価も 行い、血清IL-21 値との相関の解析を行った。加えて、アトピー性皮膚炎で上昇するとさ れるバイオマーカ(末梢血抗酸球数、血清中の lactate dehydrogenase (LDH)、thymus and activation-related chemokine/chemokine ligand 17 (TARC/CCL17)、IgE 値)との相関の評価を 行った。 アトピー性皮膚炎患者の血清IL-21 値は健常者と比較して有意に高値を示した。重症度 別では重症のアトピー性皮膚炎患者の群でのみ健常者と比較して有意に高値を示した。 皮疹要素別の重症度と血清IL-21 値との相関の解析を行ったところ、紅斑、丘疹/浮腫の皮 疹スコアと血清IL-21 値との間に有意な相関が認められた。 アトピー性皮膚炎で上昇するとされるバイオマーカと血清 IL-21 値の相関は認めず、アト ピー性皮膚炎患者の合併症である喘息やアレルギー性鼻炎と血清 IL-21 値の相関は認めな かった。 以上の結果より IL-21 は重症のアトピー性皮膚炎の病態に関与している可能性があると 考えられる。さらに、紅斑、丘疹/浮腫といった急性期の皮疹の重症度と血清 IL-21 値に有 意な相関が認められたことより、急性期のアトピー性皮膚炎の病態に関与している可能性 があると考えられる。

参照

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