Title
悪性脳腫瘍におけるアポトーシス関連因子操作による放射
線感受性の増強( はしがき )
Author(s)
岩間, 亨
Report No.
平成14年度-平成15年度年度科学研究費補助金 (基盤研究
(B)(2) 課題番号14370429) 研究成果報告書
Issue Date
2003
Type
研究報告書
Version
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/667
※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。
はしがき
癌抑制遺伝子であるp53はDNA障害性甲抗癌剤によるアポトーシスにおいて
重要な役割を担っている。しかし、放射線照射では機能的p53を有するヒトグ
リオーマ細胞はp53が変異した細胞と比較してアポト⊥シスに抵抗性を示し、
その機序にセラミド産生が深く関与している事が示唆された。すなわち機能的
p53を有するU87ヒトグリオーマ細胞にタイプ16ヒトパピローマウイルスE6
遺伝子を導入することによりp53を失括させた■由7一郎1dE6では放射線照射に
よる細胞死が増加し、このアポトTシスでは酸性スブィンゴミ羊リナーゼl子よ
るセラミド産生やカス/トゼ3甲活性化が連動していた。また'p53を失括させ
たU87一阻1dE6では放射線頗射によるカスバ∵ゼの特性化や細胞死昼細胞内セ
ラミド量を変化させることにより調節された。すなわち、酸性スフィンゴミエ
リナーゼの阻害剤であるSR33557でセラミド産生を抑制するとカスバ」ゼの活
性化`や細胞死は抑制され、OEやPD肝でセラ主ド代謝を抑制することにより細
胞内セラミド量を増加させると額射線による細胞死が増強した。1さらに放射線
照射による酸性セラミグーゼの発現は機能的p53を有する細胞で強く認められ
た。′これらの結果により、ヒトグリオーマ細胞での放射線照射によるp53非依
存性のアポト∴シス誘導課程においてセラミドが重要な役割を担っていると考
えられた。
研究組織
研究代表者:岩間 亨
研究分担者:坂井
一昇
研究分担者:篠田 浮
研究分担者:吉村紳一
研究分担者:中島 茂
・研究分担者:坂野喜子
(岐阜大学・医学部・講師)
(岐阜大学・医学部・教授)
(岐阜大学・医学部・助教授)
(岐阜大学・医学部・助手)
(岐阜大学・医学部・教授)
(岐阜大学・医学蔀・助教授)