号
9
発行年
2017-03
祉
社
会
開
発
研
究
第
9
号
RESEARCH CENTER for DEVELOPMENT of WELFARE SOCIETY , TOYO UNIVERSITY
東洋大学福祉社会開発研究センター
東
洋
大
学
福
祉
社
会
開
発
研
究
セ
ン
タ
ー
No.
9
福祉社会
開発研究
No.
9
福祉社会
開発研究
C O N T E N T S
論 文
*は学内査読を経た論文です。 *本誌はISSN(2189−910X)に登録しています。意思決定支援をめぐる国内の議論の動向*
障害ユニット 研究支援者木口恵美子
フランスの福祉サービス利用者の権利保障
高齢ユニット 研究員伊奈川秀和
韓国における50プラス世代の支援と課題 −釜山広域市の事例を中心にして−
高齢ユニット 客員研究員趙 美 貞
社会福祉協議会における支援困難ケースへの対応の記録化・分析方法に関する研究
−記録と分析による可視化の意義およびツール開発について−
高齢ユニット 研究協力者梅 澤 稔、
研究協力者藤 田 哲 也
研究協力者松 本 昌 宏、
研究員加 山 弾
知的障がいのある人の意思決定支援におけるiPad活用
障害ユニット 研究員志 村 健 一、
客員研究員望 月 隆 之
研究協力者荒 木 敬 一
Poverty and Disability as Global Issues for Social Change
−International Trends and the Actual Situation in Japan−
障害ユニット 客員研究員
清 野 絵
知的障がい者支援の民間ネットワーク研究
−人々を巻き込むアクティビティ及びプログラムの考察−
障害ユニット 客員研究員渡 邊 浩 美
障害者の就労支援ネットワークの構築・維持要件に関する文献的考察
−発達障害者に焦点を当て−
障害ユニット 客員研究員榎 本 容 子、
客員研究員清 野 絵
ICFと農作業の関連について −個別支援計画作成への導入として−
障害ユニット 研究協力者小 泉 隆 文
母子家庭の「声」と生活支援システムの構築にむけて
子どもユニット 客員研究員小 林 恵 一
見守りにおけるコレクティブの役割に関する一考察
理論・歴史グループ リサーチアシスタント越 前 聡 美
研究ノート
文献から見る高齢在日外国人等の生活上の課題
高齢ユニット 研究員荻 野 剛 史
業務日誌を用いた見守り活動の見える化についての方法論ノート
高齢ユニット 客員研究員小 林 良 二
【資料】平成28年度 福祉社会開発研究センター研究体制
【資料】平成28年度 福祉社会開発研究センター活動報告
【資料】東洋大学福祉社会開発研究センター編集委員会規定
意思決定支援をめぐる国内の議論の動向*
障害ユニット 研究支援者木口恵美子
フランスの福祉サービス利用者の権利保障
高齢ユニット 研究員伊奈川秀和
韓国における50プラス世代の支援と課題 −釜山広域市の事例を中心にして−
高齢ユニット 客員研究員趙 美 貞
社会福祉協議会における支援困難ケースへの対応の記録化・分析方法に関する研究
−記録と分析による可視化の意義およびツール開発について−
高齢ユニット 研究協力者梅 澤 稔
研究協力者藤 田 哲 也
研究協力者松 本 昌 宏
研究員加 山 弾
知的障がいのある人の意思決定支援におけるiPad活用
障害ユニット 研究員志 村 健 一、
客員研究員望 月 隆 之
研究協力者荒 木 敬 一
Poverty and Disability as Global Issues for Social Change
−International Trends and the Actual Situation in Japan−
障害ユニット 客員研究員
清 野 絵
知的障がい者支援の民間ネットワーク研究
−人々を巻き込むアクティビティ及びプログラムの考察−
障害ユニット 客員研究員渡 邊 浩 美
障害者の就労支援ネットワークの構築・維持要件に関する文献的考察
−発達障害者に焦点を当て−
障害ユニット 客員研究員榎 本 容 子、
客員研究員清 野 絵
ICFと農作業の関連について −個別支援計画作成への導入として−
障害ユニット 研究協力者小 泉 隆 文
母子家庭の「声」と生活支援システムの構築にむけて
子どもユニット 客員研究員小 林 恵 一
見守りにおけるコレクティブの役割に関する一考察
理論・歴史グループ リサーチアシスタント越 前 聡 美
研究ノート
文献から見る高齢在日外国人等の生活上の課題
高齢ユニット 研究員荻 野 剛 史
業務日誌を用いた見守り活動の見える化についての方法論ノート
高齢ユニット 客員研究員小 林 良 二
【資料】平成28年度 福祉社会開発研究センター研究体制
『福祉社会開発研究』第9号(第2期4号)発行によせて
東洋大学福祉社会開発研究センター長森田 明美
東洋大学福祉社会開発研究センターの研究活動は、平成25年度から第2期目の5年間の研 究活動に入りました。 第1期の継承と発展という意味では、第1期で中越地震を経て、山古志村の復興という研究 テーマを抱えていた当センターでしたが、ちょうどⅠ期目が終了する前年の平成23年3月11 日に東日本大震災を経験することになりました。平成25年度から開始することになった第2 期の研究活動においても、地域での生活困窮者を救済するというテーマとともに、またし ても被災地域を視野に入れることが求められることになったということには、とても深い 連続性を感じざるを得ません。つまり、Ⅰ期に始めた研究を継承発展させるという意味では、 都市社会で暮らす人々へ福祉的な課題の解決というテーマに加え、震災復興という大きな テーマを背負ったことになります。 この2期目の研究にあたって、私たちは研究の柱として地域で暮らす生活課題を抱える 人々の権利擁護の理論化を据えることにしました。現代社会では、家族責任による暮らし の自立が一層強力に打ち出されており、その支援が受けられない人々は、地域に放置され、 またそこに多くの問題が集積する状況になっています。とりわけ高齢・障がい・子どもと いう課題を抱えやすい人々が、貧困や災害を集中して背負いながら地域で暮らし続けるた めの仕組みと支援方法の解明への期待に応じることは、社会福祉研究の喫緊の課題です。 そこで、研究の枠は高齢、障がい、子どもの分野をそれぞれユニットとして、理論・歴 史グル―と共に独自の責任において展開させていき、常にその実践や研究の成果を共通の 議論に載せながら、公開シンポジウムなどを開催し、地域での暮らしを支援する新しい社 会福祉実践を創造する研究を進めてきました。 また、その活動はアジア諸国とつながり、初年度にモンゴルと韓国からゲストを招きシ ンポジウムを開催したことを皮切りに、2014年度はモンゴルで開催された第3回子どもの 権利アジアフォーラムで研究員が研究報告や交流を行い、2015年度はインドネシアの子ど もにやさしいまちづくりの担当副大臣を招聘し、取り組みに学ぶシンポジウムを開催しま した。また2年連続で東アジアで活躍する東洋大学の大学院を修了した研究者を招き、院 生の国際的な交流や、研究の国際化を進めています。 4年目の研究を進めるなかで、研究のつながりと重なりの部分はかなり見えてきました。 特に地域での暮らしを障がいやひとり親、高齢などの課題をかかえるそれぞれの市民が求 める形で「つなぐ」ことを支援するための、社会福祉分野のコーディネーターの配置の必 要性とその技術、方法、システムの構築への研究が進められています。 子どもユニットは被災地支援において、これまでの研究を踏まえ、平成26年度は厚生労 働省児童福祉問題調査研究事業「被災した子ども家庭を支援するためのシステム開発調査 研究事業(7802千円)」、平成27年度は厚生労働省子ども・子育て支援推進調査研究事業「被 災した子ども家庭を継続的に支援するための当事者参加型システム開発調査研究事業(8688 千円)」を受託することができました。この研究の受託によって、研究所の研究活動に被災 地のNPOの人たちの支援活動がつながり、新しい被災地の子どもの権利を具体化するた めの研究実践が展開することになりました。 幸いなことに、今の当研究所には、日本の社会福祉分野で権利擁護を理論的、実践的に リードする研究者を擁しています。常に地域で暮らす市民の権利の具体化という視点を明 確に持ち、地域での人々の暮らしを再生するために、どのような新しい実践を提案できるか、 挑戦的実践的な研究を展開させていきたいと考えています。 3年目の紀要でも、そうした視点に立つ挑戦的な論文が掲載されています。 本報告書から、地域社会が抱える問題の深さと広さ、そこで私たちが福祉社会の形成の ために何を問題にしようとしているのかを読みとっていただけますと幸いです。 本センターのプロジェクトは5年計画の後半を迎えました。地域社会や、地域での暮らし を支援する福祉について興味や関心をもたれる関係各位の忌憚のないご批判、ご教示を得高齢者、障害者、子どもの社会的孤立に対応する
見守り支援・自立支援に関する総合的研究
私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
高齢者、障害者、子どもの社会的孤立に対応する見守り支援・自立支援に関する総合的研究
論 文
1. 意思決定支援をめぐる国内の議論の動向*
障害ユニット 研究支援者
木口恵美子 ・・・・・・
5
2. フランスの福祉サービス利用者の権利保障
高齢ユニット 研究員
伊奈川秀和 ・・・・・・ 13
3. 韓国における50プラス世代の支援と課題 ―釜山広域市の事例を中心にして―
高齢ユニット 客員研究員
趙 美 貞 ・・・・・・ 25
4. 社会福祉協議会における支援困難ケースへの対応の記録化・分析方法に関する研究
―記録と分析による可視化の意義およびツール開発について―
高齢ユニット 研究協力者
梅 澤 稔、
研究協力者藤 田 哲 也
研究協力者
松 本 昌 宏、
研究員加 山 弾 ・・・・・・ 33
5. 知的障がいのある人の意思決定支援におけるiPad活用
障害ユニット 研究員
志 村 健 一、
客員研究員望 月 隆 之
研究協力者
荒 木 敬 一 ・・・・・・ 45
6. Poverty and Disability as Global Issues for Social Change
―International Trends and the Actual Situation in Japan―
障害ユニット 客員研究員
清 野 絵 ・・・・・・ 55
7. 知的障がい者支援の民間ネットワーク研究
―人々を巻き込むアクティビティ及びプログラムの考察―
障害ユニット 客員研究員
渡 邊 浩 美 ・・・・・・ 67
8. 障害者の就労支援ネットワークの構築・維持要件に関する文献的考察
―発達障害者に焦点を当て―
障害ユニット 客員研究員
榎本容子、
障害ユニット 客員研究員清 野 絵 ・・・・・・ 77
9. ICFと農作業の関連について ―個別支援計画作成への導入として―
障害ユニット 研究協力者
小 泉 隆 文 ・・・・・・ 91
10. 母子家庭の「声」と生活支援システムの構築にむけて
子どもユニット 客員研究員
小 林 恵 一 ・・・・・・ 99
11. 見守りにおけるコレクティブの役割に関する一考察
理論・歴史グループ リサーチアシスタント
越 前 聡 美 ・・・・・・ 107
研究ノート
1. 文献から見る高齢在日外国人等の生活上の課題
高齢ユニット 研究員
荻 野 剛 史 ・・・・・・ 115
2. 業務日誌を用いた見守り活動の見える化についての方法論ノート
高齢ユニット 研究員
小 林 良 二 ・・・・・・ 121
【資料】平成28年度 福祉社会開発研究センター研究体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 131
【資料】平成28年度 福祉社会開発研究センター活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 133
【資料】東洋大学福祉社会開発研究センター編集委員会規定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 167
C O N T E N T S
平成28年度 福祉社会開発研究センター 研究体制
所属・職 研究者名 備考 センター長 福祉社会デザイン研究科・教授 森 田 明 美 副センター長 福祉社会デザイン研究科・教授 志 村 健 一 高齢ユニット 福祉社会デザイン研究科・准教授 加 山 弾 ユニット長 福祉社会デザイン研究科・教授 伊 奈 川 秀 和 福祉社会デザイン研究科・教授 秋 元 美 世 理論・歴史グループ兼務 福祉社会デザイン研究科・教授 稲 沢 公 一 理論・歴史グループ兼務 福祉社会デザイン研究科・准教授 山 本 美 香 社会学部・准教授 荻 野 剛 史 社会学部・助教 門 美 由 紀 理論・歴史グループ兼務 東京都立大学・名誉教授 小 林 良 二 客員研究員 武蔵野大学人間科学部社会福祉学科・教授 熊 田 博 喜 客員研究員 東北文化学園大学保健医療学科・准教授 野 﨑 瑞 樹 客員研究員 株式会社ウエルビーング21 山 田 理 恵 子 客員研究員 釜山福祉開発院 研究員 趙 美 貞 客員研究員 東京学芸大学 非常勤講師 小 椋 佑 紀 客員研究員 社会福祉法人文京区社会福祉協議会 職員 浦 田 愛 客員研究員 リサーチアシスタント 尹 一 喜 リサーチアシスタント 劉 鵬 瑶 障害ユニット 福祉社会デザイン研究科・教授 志 村 健 一 ユニット長 福祉社会デザイン研究科・教授 高 山 直 樹 社会学部・助教 丸 山 晃 筑波大学人間系障害科学域・助教 大 村 美 保 客員研究員 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者 職業総合センター社会的支援部門・研究員 清 野 絵 客員研究員 田園調布学園大学・助教 望 月 隆 之 客員研究員 特定非営利活動スペシャルオリンピックス 日本・福岡 事務局長 渡 邊 浩 美 客員研究員 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援 機構障害者職業総合センター研究部門・研究員 榎 本 容 子 客員研究員 研究支援者 木 口 恵 美 子 リサーチアシスタント 上 西 一 貴所属・職 研究者名 備考 子どもユニット 福祉社会デザイン研究科・教授 森 田 明 美 ユニット長 福祉社会デザイン研究科・教授 金 子 光 一 理論・歴史グループ兼務 社会学部・助教 林 大 介 ライフデザイン学部・准教授 内 田 塔 子 客員研究員 横浜国立大学大学院国際社会科学研究科・准教授 相 馬 直 子 客員研究員 植草学園大学発達教育学部発達教育学科・准教授 宮 下 裕 一 客員研究員 大妻女子大学家政学部児童学科・准教授 加 藤 悦 雄 客員研究員 旭川大学短期大学部幼児教育学科・准教授 清 水 冬 樹 客員研究員 日本大学文理学部・准教授 後 藤 広 史 客員研究員 江戸川大学総合福祉専門学校社会福祉士養成科・主任 小 林 恵 一 客員研究員 横浜市・職員 久 保 田 純 客員研究員 新潟県立大学人間生活学部・准教授 植 木 信 一 客員研究員 植草学園大学発達教育学部・准教授 小 川 晶 客員研究員 聖徳大学短期大学部保育学科・講師 我 謝 美 左 子 客員研究員 リサーチアシスタント 麗 麗 理論・歴史グループ 福祉社会デザイン研究科 教授 秋 元 美 世 グループリーダー 福祉社会デザイン研究科 教授 金 子 光 一 福祉社会デザイン研究科・教授 稲 沢 公 一 社会学部・助教 門 美 由 紀 上智社会福祉専門学校・専任教員 寺 田 誠 客員研究員 事務局 福祉社会デザイン研究科 教授 志 村 健 一 事務局長(副センター長) リサーチアシスタント 越 前 聡 美 (理論・歴史グループ兼務)
平成28年度福祉社会開発研究センター研究紀要
資 料
活動報告
東洋大学福祉社会開発研究センター 活動報告
Ⅰ 合同活動の報告
1 東洋大学福祉社会開発研究センターシンポジウム等 (1)前期シンポジウム テーマ:緩やかにつながり、支え合う福祉社会をめざして 日 時:2016年9月25日(日) 9:30 ~ 14:00 場 所:東洋大学白山キャンパス 8号館 7階 125記念ホール 参加者:45名 内 容:シンポジウム ①各ユニット・グループからの発題 【報告者】高齢ユニット:加山 弾(ユニット長/東洋大学・准教授) 障害ユニット:志村 健一(ユニット長/東洋大学・教授) 子どもユニット:小林 恵一(客員研究員/江戸川大学総合福祉専門学校・主任) 理論・歴史グループ:秋元 美世(グループ長/東洋大学・教授) ②ディスカッション ③全体のまとめ:センター長 森田 明美(東洋大学・教授) 【コーディネーター】金子 光一(センター研究員/東洋大学・教授) 【総合司会】志村 健一(前掲) 成 果: 各ユニット・グループが取り組んできた研究成果について、横断的視点から分析・検証していくため、 「権利擁護」「「ネットワーク」「社会資源」という3つのキーワードをもとに報告し、議論を行った。 これにより、各ユニット・グループの現時点での研究成果に関して共通理解を深めることができた。 また、研究成果を総合的研究としてまとめていくためのいわゆる「串刺しの議論」ができ、研究全 体の構造化や今後深めるべき課題(キーワード)について、再確認できたことは有意義であった。 (2)後期シンポジウム テーマ:地域の暮らしを支えるための普遍的条件や仕組みとは ―「つながらない」から、「つなぐ」ための実践から見えてきたもの― 日 時:2017年3月18日(金) 13:00 ~ 16:30 場 所:東洋大学白山キャンパス 8号館 7階 125記念ホール 参加者:約50名内 容:シンポジウム 成 果: 各種制度やサービス等と「つながらない」現状から、「つなぐ」「つながる」ためにどのような対応 がとられ、一定の成果を収めることができたのか等について分析した。 (3)東洋大学福祉社会開発研究センター拡大編集会議(公開研究会) 日 時:2017年1月9日(月)15:00 ~ 18:00 場 所:東洋大学白山キャンパス 2号館3階 第1会議室 参加者: 約25名 内 容:拡大研究会(報告、論点整理と意見交換) ①各ユニット事例報告 【報告者】高齢ユニット:加山 弾(ユニット長/東洋大学・准教授) 障害ユニット:小泉 隆文(研究協力者/社会福祉法人森の会) 子どもユニット:小林 恵一(客員研究員/江戸川大学総合福祉専門学校・主任) ②ディスカッション 【コーディネーター】志村 健一(障害ユニット長/東洋大学・教授) 【総括コメンテーター】 伊奈川 秀和(高齢ユニット研究員/東洋大学・教授) 秋元 美世(理論・歴史グループ長/東洋大学・教授) 成 果: 本センターの5年間の研究成果を踏まえた書籍を刊行することは、センター開設当初からの計画で あり、研究成果を社会福祉行政や実践に還元し、広く社会に発信していくことは本センターの社会的 責任でもある。書籍の構想や内容を各ユニット・グル-プ間で共有するためには、関係者が一堂に会し、 議論する必要があることから、本編集会議を開催したものである。各ユニット・グループから、本著 の中で紹介する具体事例を「権利擁護」「ネットワーク」「スキル」「システム」「価値」のキーワード と絡めながら報告が行われ、本著のねらいや執筆構成等を共有することができた。 2 関係団体との共催シンポジウム (1)東洋大学大学院社会福祉学専攻・福祉社会開発研究センター共催シンポジウム テーマ:「東アジアにおける権利擁護と地域支援」 日 時:2016年7月30日(土)14:00 ~ 16:30 場 所:東洋大学白山キャンパス 8号館 125周年記念ホール 参加者:50名 内 容:シンポジウム・報告 【報告者】 〇孫 彰良(台湾 朝陽科技大学・助理教授):「台湾における権利擁護と地域支援(介護編)」 〇李 栖瑛(韓国 ソウルサイバー大学・助教授):「東アジアにおける権利擁護と地域支援―生活施設に暮ら す高齢者のためのオンブズマン活動を中心に―」
〇趙 美貞(韓国 釜山福祉開発院・研究員):「韓国の権利擁護システムに関する一考察―大邱広域市の福祉 オンブズマン制度を中心にして」 【コメンテーター】 朴 泰英(韓国 大邱大学・教授) 成 果: 各国の社会福祉政策の現状と課題について理解する機会となり、アジア諸国の若手研究者と本学 大学院生による交流を図ることができた。本センターとしては、今後もこのようなシンポジウムを 通して、アジア諸国の研究者との研究交流を促進したいと考えており、次につながる機会となった。 (2)東洋大学社会福祉学会第12回大会の共催 テーマ:「女性のキャリアと社会保障-東洋大学男女共学100周年-」 日 時:2016年7月31日(日) 場 所:東洋大学白山キャンパス 8号館 125記念ホール 参加者:85名 内 容:基調講演・シンポジウム 【院生・修了生研究報告】 【基調講演】 「オハイオ州における福祉給付を受けていた女性の雇用に関する考察-就業アクセスと近隣地域の 状況に焦点をあてて」 講 師:金 石住(大邱大学校社会科学大学社会福祉学科助教) 【シンポジウム】「女性のキャリアと社会保障」 【報告者】 〇伊奈川 秀和(本センター研究員/東洋大学・教授):「社会保障とワークライフバランスの交錯 -社会保障政策の観点から」 〇榊原 圭子(東洋大学・社会学部社会福祉学科講師):「専業主婦の再就職-大学はどのような支 援ができるのか?」 【討論者】〇田谷 幸子(帝京平成大学現代ライフ学部講師) 〇樋口 和子(認定こども園おりーぶの森園長/清和大学短期大学部非常勤講師) 【コメンテーター】〇森田 明美(本センター長/東洋大学・教授) 成 果: 本学男女共学100周年という節目の本学社会福祉学会の企画・運営に協力することができた。本セ ンターから2人の研究員が参加し、社会保障制度や子ども・女性から報告・コメントを行い、本センター の日ごろの研究活動や成果についてアピールする機会となった。 3 紀要『福祉社会開発研究』第9号の発行 規 格:A4判 166ページ 部 数:300部 内 容:査読論文1本、論文他12本(「紀要」目次参照) 成 果: 本センターの研究員・客員研究員・研究協力者・PD・RAが執筆した論文等を掲載した紀要を大学 等関係機関・センター関係者に配布し、本センターの研究内容・研究成果の一端を示した。昨年度か ら学内査読制度を導入し、今年度の査読論文は1本のみであったが、学術研究論文誌としてISSNに登
録した。 4 東洋大学福祉社会開発研究センター広報活動 (1)資料集(報告書)の作成 ①資料9:シンポジウム:「社会福祉研究と実践をつなぐ『見える化』『見せる化』の課題」報告書 2016年3月11日に実施した基調講演とシンポジウムの内容を記載した報告書を作成し、関係者に配布 した。 A4 53ページ 60部(複写) ①資料10:シンポジウム:「緩やかにつながり、支え合う福祉社会をめざして」報告書 2016年9月25日に実施したシンポジウムの内容を記載した報告書を作成し、関係者に配布した。 A4 62ページ 60部(複写) (2)ニュースレターの発行(ホームページ掲載) 内 容: ①第1号:2016年 7月1日発行 文科省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」進捗状況報告書提出について/ 2016年度の主な研 究活動計画と予定/高齢ユニット公開研究報告「大学研究拠点におけるResearch Administration」 ②第2号:2016年12月1日発行 トピックス「研究成果をまとめた単行本の出版計画に着手」/前期シンポジウム報告/高齢ユニッ ト公開研究会:山崎史郎氏講演会報告/障害ユニット公開研究会「成年後見制度」報告/子どもユニッ ト研究報告/理論・歴史グループ研究報告/東アジア諸国との研究交流報告 ③第3号:2017年2月27日発行 センターと共同研究を行っている関係機関・団体等の担当者に、センターとの共同研究を通して得 られた成果と今後の課題について質問し、その回答内容を掲載した。 ④第4号:2017年3月31日発行予定 年度末シンポジウム報告/外部評価委員会報告/各ユニット・グループ活動報告 成 果: 本センターの研究課題、各ユニット・グループの研究活動内容、各事業等についての情報を掲載し、 本センターの研究目的や研修実践等について広くアピールすることができた。 (3)ホームページの更新 ニュースレター、各ユニット・グループの公開研究会・シンポジウム等の告知を随時掲載し、情報発信に努 めた。また今年度より英語表記でも案内している。 5 センターの運営 (1)評価委員会の開催
2017年3月18日(土) 10:00 ~ 12:00 (2)運営委員会の開催 第1回:2016年9月25日(月)16:00 ~ 17:30 第2回:2017年2月 6日(月)17:00 ~ 19:00 (3)定例会の開催 第1回:2016年 5月16日(月)16:00 ~ 18:00 第2回:2016年 7月11日(月)16:00 ~ 17:30 第3回:2016年10月24日(月)16:00 ~ 17:30 第4回:2016年12月12日(月)18:00 ~ 19:45 (4) 戦略会議の開催 日 時:2016年12月12日(月)18:00 ~ 19:45 内 容:出版に関すること、センターの研究継続に関すること等について協議を行う。 (5)出版プロジェクト会議 日 時:2016年10月17日(月)16:30 ~ 18:00 内 容: 出版本の企画内容(タイトル、趣旨、章立てと執筆者、読者対象等)の検討、中央法規出版の社内手 続きと今後のスケジュール 他
Ⅱ 各ユニット・グループの活動報告
高齢ユニット
【関係機関(自治体等)との連携】 1)千代田区・柏市・日光市社会福祉協議会との協働研究 開 催 日:2016年4月13日(水)、6月1日(水)、7月20日(水)、11月10日(木)、2017年2月2日(木) 場 所:東洋大学福祉社会開発研究センター 参 加 者:加山弾研究員、梅澤稔研究協力者、松本昌宏研究協力者、藤田哲也研究協力者 成 果: 社会福祉協議会による活動の記録化、アセスメントや外部(行政、住民、関連領域の専門職、他地域な ど)への情報発信が一般的に不十分であることは、長年、課題とされてきた。本研究は、このような問 題意識を共有する、地域性の異なる3つの社会福祉協議会(都心部の千代田区、都市郊外の柏市、過疎 地域を含む中山間地の日光市)との協働研究を通して、汎用性のあるツール開発に繋げようとするもの である。本年度は、社会的孤立を象徴する事例を収集し、集計を継続するとともに、記録・アセスメント・ プランニングのツール開発を進めた。また、議論・分析した内容をまとめ、『日本地域福祉学会 第30回 全国大会』にて報告を行った。 2)墨田区高齢者みまもり相談室事例研究会 開 催 日: 2016年5月24日(火)、6月21日(火)、7月7日(火)、8月16日(火)、9月20日(火)、10月21日(火)、11 月15日(火)、12月20日(火)、2017年1月17日(火)、2月21日(火)、3月21日(火) 参 加 者:小林良二客員研究員、山田理恵子客員研究員、上西一貴RA 場 所:墨田区文花高齢者みまもり相談室 成 果: 福祉社会開発研究センターとの協定に基づく研究活動。小林良二客員研究員、山田理恵子客員研究員、 上西一貴RAが、墨田区高齢者みまもり相談室職員による高齢者の見守りに関する事例検討会に参加し、 コメンテーターとしてさまざまなアドバイスを行った。本年度は、研究会における事例検討の方式を改 善するとともに、日課表の記入項目の再検討と統計分析を実施した。 3)文京区社会福祉協議会「地域福祉コーディネーター研究会」 開 催 日: 2016年5月21日(土)、6月17日(金)、8月6日(土)、9月28日(水)、10月31日(月)12月19日(月)、 2017年1月30日(日)、2月27日(日) 場 所:文京区区民センター 参 加 者:小林良二客員研究員、浦田愛客員研究員、野﨑瑞樹客員研究員、上西一貴RA 成 果: 文京区社会福祉協議会との研究協定に基づく研究会。地域福祉コーディネーターの活動記録の見える化 についての検討をおこなった。成果の一部は、平成28年6月11日(土)の『日本地域福祉学会第30回大会』 での報告を行った。4)東村山市社会福祉法人連絡会 開 催 日:2016年6月13日(月)、7月12日(火)、8月23日(火)、9月27日(火) 場 所:東村山市社会福祉協議会 参 加 者:小林良二客員研究員 成 果: 2016年に結成された東京都地域公益活動推進協議会の地域組織である東村山市社会福祉法人連絡会の検 討会に参加し、連絡会および会の相談事業のすすめ方などについてアドバイスを行った。 【各種調査・研究】 1)調査 (1)外国人高齢者 実施期間:2016年 11月30日(水) 担 当 者:荻野剛史研究員 成 果: 外国人が多数居住する地域で開催された、外国人高齢者に対する支援方法の検討会に参加した。言語の 相違から、介護保険サービスの提供が拒絶された事例が存在していること、それゆえ介護支援専門員は 利用可能な社会資源を探すことに苦心していることなどがわかった。 (2)中国帰国高齢者 実施期間:2016年 12月21日(水) 担 当 者:荻野剛史研究員 成 果: 中国帰国高齢者が利用者の大半を占める介護保険施設の管理者に対し、中国帰国高齢者の生活の様相、 特に、生活上のニーズについてインタビュー調査を行った。調査の結果、一般的に指摘される言葉の壁、 文化(習慣)の壁によって生じる諸問題に対するニーズの他、アイデンティティの問題(「中国人でも、 日本人でもない」)が存在していることがわかった。 2)論文・学会発表 (1)論文 ①論 文 名:民生委員・児童委員の地域福祉活動と地域福祉コーディネーターへの期待 掲載誌・巻号・掲載日: 日本地域福祉学会『日本の地域福祉』第30巻、2017年3月 執 筆 者:浦田愛客員研究員 ②論 文 名: コミュニティオーガニゼーションとコミュニティワーク―住民間の対抗と結合(リンケージ)を中心 に― 掲載誌・掲載日: 牧里毎治・川島ゆり子・加山弾編著『地域再生と地域福祉―機能と構造のクロスオーバーを求 めて―』相川書房、2017年1月31日 執 筆 者:加山弾研究員 ③論 文 名:小地域福祉活動と社会福祉協議会コミュニティワーク―都市型
掲載誌・巻号・掲載日: 牧里毎治・川島ゆり子編『持続可能な地域福祉のデザイン―循環型地域社会の創造―』 ミネルヴァ書房、2016年12月20日 執筆者:加山弾研究員 ④論 文 名:社会福祉協議会における支援困難ケースへの対応の記録化・分析方法に関する研究 ―記録と分析による可視化の意義およびツール開発について― 掲載誌・巻号・掲載日: 東洋大学福祉社会開発研究センター『福祉社会開発研究』第9号、2017年3月 執筆者: 梅澤稔研究協力者、藤田哲也研究協力者、松本昌宏研究協力者、加山弾研究員 ⑤論 文 名:フランスの福祉サービス利用者の権利保障 掲載誌・巻号・掲載日:東洋大学福祉社会開発研究センター『福祉社会開発研究』第9号、2017年3月 執 筆 者:伊奈川秀和研究員 ⑥論 文 名:韓国における50プラス世代の支援と課題-釜山広域市の事例を中心にして- 掲載誌・巻号・掲載日:東洋大学福祉社会開発研究センター『福祉社会開発研究』第9号、2017年3月 執 筆 者:趙美貞客員研究員 ⑦論 文 名:(研究ノート)文献から見る高齢者在日外国人等の生活上の課題 掲載誌・巻号・掲載日:東洋大学福祉社会開発研究センター『福祉社会開発研究』第9号、2017年3月 執 筆 者:荻野剛史研究員 ⑧論 文 名:(研究ノート)業務日誌を用いた見守り活動の見える化についての方法論ノート 掲載誌・巻号・掲載日:東洋大学福祉社会開発研究センター『福祉社会開発研究』第9号、2017年3月 執 筆 者:小林良二客員研究員 (2)学会発表 ①学会名:日本地域福祉学会 第30回全国大会 開催期間:2016年6月11日(土)~ 6月12日(日) 参 加 者:加山弾研究員、梅澤稔研究協力者、松本昌宏研究協力者、藤田哲也研究協力者 成 果: 日本社会事業大学にて行われた『日本地域福祉学会 第30回全国大会』に参加・発表を行った。発表は、 前回の学会発表時のフロアからの意見を踏まえ、研究事例の更なる積み上げによる分析結果と困難事 例の考え方の整理項目、新たな事例評価の実施などについての発表を行った。フロアからは「個別支 援と地域資源の開発等の考え方」や「個別データの活用等」について新たに意見をもらった。引き続 きフロアからの意見を踏まえ、議論を深めるとともに、困難事例を更に蓄積・分析する必要性を感じた。 ②学会名:日本地域福祉学会 第30回全国大会 開催期間:2016年6月11日(土)~ 6月12日(日) 参 加 者:小林良二客員研究員・浦田愛客員研究員 成 果: 福祉社会開発研究センターと研究協定を結んでいる文京区社会福祉協議会の職員である浦田愛客員研 究員との共同発表。「民生委員・児童委員の地域福祉活動 と地域福祉コーディネーターの役割」をテー マとし、地域福祉活動の基盤が弱い地域で、地域福祉コーディネーターの設置によって民生委員の活
動にどのような支援が可能になるかについて報告した。 【研究会】 1)定例研究会 (1)キックオフ会議 実 施 日:2016年4月26日(火) 場 所:東洋大学福祉社会開発研究センター 参 加 者:7名 成 果: 前年度の研究活動を振り返るとともに、今年度の方向性・方針・研究体制について、デイスカッション を行った。 (2)第1回研究会 実 施 日:2016年6月25日(土) 場 所:東洋大学白山キャンパス 第1会議室 参 加 者:7名 報告者・テーマ: 加山弾研究員「ICTを活用した高齢者への見守りシステムの構築に関する実証的研究-A区のコミュ ニティ・カフェを拠点とするシステムの試行的導入-」 成 果: 加山研究員からは、地域包括ケアシステムのために開発されたシステムを応用しており、地域で暮らし ているサービス利用段階前の高齢者を対象に、見守りシステムの構築を試みることを報告した。また、 カフェと医療・福祉専門職の間が常に同じ情報を共有することができ、データをさらに蓄積し、高齢者 の主体性を発揮するための改良策を探る必要があることを指摘した。 (3)第2回研究会 実 施 日:2016年7月16日(土) 場 所:東洋大学白山キャンパス 第2会議室 参 加 者:10名 報告者・テーマ:小林良二客員研究員「国分寺市地域包括支援センター実績データの『見える化』について」 野﨑瑞樹客員研究員「コミュニティソーシャルワークとコミュニティ心理学 -住民による見守 り研究からの問い-」 成 果: 小林客員研究員からは「見える化」の方法について、「介護予防ケアマネジメント」、「総合相談・支援」、「権 利擁護」、「包括的・継続的ケアマネジメント」の相談支援件数から、実数値、構成比、比率、指数など の数値データを用いて考察を行い、業務に影響する因果モデルを考えるためには、基準を設定する必要 があることを報告した。また、野﨑客員研究員からは「見守り」という機能を持つネットワークの変容 過程からコミュニティ心理学との関連に興味を持ったこと、また社会福祉学の研究では、住民より支援 者に対する研究が多く、住民を中心とした研究が少ないことから、住民視点で研究に取り組むことにし たと述べ、見守り研究を継続してきた中で、住民間のネットワーク・住民と支援者間のネットワーク・
支援者間のネットワークが活用されており、個別の対象者支援から地域のネットワークまで発展すると いう視点が新鮮であると説明した。 (4)第3回研究会 実 施 日:2016年9月24(土) 場 所:東洋大学白山キャンパス 第1会議室 参 加 者:10名 報告者・テーマ: 山本美香研究員「居住の困窮化の経緯と住まいの回復への支援に関する研究 -東京都A区にお ける生活困窮者支援者の事例から-」 熊田博喜客員研究員『「制度の狭間」再考』 成 果: 山本研究員からは、居住の困窮化の経緯とその要因分析、そして住まいを回復するまでに必要な支援に ついて報告を行った。また、熊田客員研究員からは、地域の福祉化、地域の制度化、地域の脱紐帯化と いう背景を踏まえ、福祉ニーズの脱コード化が生じることに対し、脱ニーズをコード化するなどの方法 を用い、結果、制度的が対応できるようにすることを報告した。 (5)第4回研究会 実 施 日:2016年1月7(土) 場 所:東洋大学白山キャンパス 第1会議室 参 加 者: 5名 報告者・テーマ:伊奈川研究員「福祉サービス利用者の権利保障についてーフランスの改革からの示唆-」 荻野研究員「文献から見る外国人及び外国にルーツを持つ高齢者の福祉ニーズ」 成 果: 伊奈川研究員からは、フランスの一連改革の特徴と改革の手法の特徴を分析し、日本に福祉サービス利 用者の権利保障に対する示唆について報告を行った。また、荻野研究員は先行研究から、在日外国人及 び外国にルーツを持つ日本人(両者を総称して、外国人等と称する)の高齢者(高齢外国人等)が抱え る生活上の課題を整理し、報告した。 2)ICTを活用した高齢者への見守りシステムの構築・評価に関する研究会 (1)実 施 日:2016年11月15日(火) 場 所:東洋大学白山キャンパス 1405教室 参 加 者:10名 成 果: 首都圏A区のB地域において住民が開設したコミュニティ・カフェを拠点に、「専門的サービスを常 時受けているわけではないが、孤立によるリスクと隣あわせの在宅高齢者」に対する見守りを行い、 その実践を分析し、ICTシステムを活用した高齢者の見守り、タブレット端末を用いた見守り、カフェ の利用者に対するグループ・インタビュー調査についてのデータ収集・分析の経過報告を行った。 (2)実 施 日:2017年2月20日(月) 場 所:東洋大学白山キャンパス 大学院セミナー室6
3)公開研究会 (1)実 施 日:2016年7月26日(火) 場 所:東洋大学白山キャンパス 第1会議室 参 加 者:29名 報 告 者:山崎史郎(前内閣官房まち・ひと・しごと創生本部地方創生総括官) テ ー マ:社会福祉と地方創生 成 果: 山崎氏からは、日本の社会保障政策の現状、変化、課題と対応策について、社会福祉と地方創生の 視点から、社会保険の構造、環境の変化、社保と税の一体改革についての報告を行った。 (2)実 施 日:2016年10月22日(土) 場 所:東洋大学白山キャンパス 1302教室 参 加 者:10名 報 告 者:福山満子(公益社団法人 横浜市福祉事業経営者会 コーディネーター) テ ー マ:外国人高齢者を取り巻く問題-いちょう団地で生活する外国人高齢者の生活- 成 果: 福山氏からは、いちょう団地の高齢者の現状と、 日本で介護を担う外国人労働者の状況、 高齢世代 における多文化の共生についての報告を行った。 (3)実 施 日:2016年12月6日(火) 場 所:東洋大学白山キャンパス 1509教室 参 加 者:10名 報 告 者:渡辺光亮(特定非営利活動法人 自立支援センターふるさとの会 社会福祉士) テ ー マ:社会困窮者の自立支援と孤立死対策 成 果: 渡辺氏からは、ふるさとの会の概要や、豊島サポートセンター、荒川サポートセンター、墨田サポー トセンター、新宿サポートセンター、台東サポートセンターという5つの事業エリア(東京都23区) での孤立死対策等の取り組みについての報告を行った。 (4)実 施 日:2017年2月3日(火) 場 所:東洋大学白山キャンパス 参 加 者:中井俊文(九州大学 システムLSI研究センター 特任准教授) テ ー マ:ICTを用いた見守り実証事業 4)シンポジウム 実 施 日:2016年12月3日(土) 場 所:東洋大学白山キャンパス1305教室 参 加 者:50名
テ ー マ:高齢者の孤立と自立支援 ○基調講演:東内京一(和光市 保健福祉部長) ○シンポジウム:髙梨美代子(前鴨川市福祉総合相談センター ソーシャルワーカー) 三浦辰也(NPOインクルージョンセンター東京オレンヂ 副理事長) 熊田博喜(本センター客員研究員/武蔵野大学 教授) *コメンテーター:伊奈川秀和(本センター研究員/東洋大学 教授) 小林良二(本センター客員研究員) *コーディネーター:加山弾(本センター研究員・高齢ユニットリーダー/東洋大学 准教授) 成 果: 高齢の単身者や老老世帯の増加に加え、近年の経済不況や無縁社会化の風潮などにより、健康のリ スクや経済的な不安を抱える高齢者が増加している背景を踏まえ、公的主体、専門機関、住民・住 民組織、営利セクターなどの協働による多様な取組みが広がっている観点から、高齢者の孤立と自 立支援について実践者・研究者とともに検討することについての報告を行った。 【視察・研修会等参加】 1)視察 (1)滋賀県の社会福祉協議会の視察(高島市、大津市、草津市) 期 日:2016年10月27日(木)~ 10月28日(金) 訪 問 先:①高島市社会福祉協議会、②大津市社会福祉協議会、③滋賀県社会福祉協議会 参 加 者: 小林良二客員研究員、浦田愛客員研究員、上村紗月研究協力者、近藤秋穂研究協力者、本多桜子 研究協力者 成 果:① 高島市社会福祉協議会は、見守り活動を基礎として、サロンづくり、日常生活支援事業を小地域、 学校区、市全域まで体系的に展開している点で高い評価を受けている。今回の訪問ではその手 法についてリーダーの井岡氏や職員の方々から学ぶことができた。 ② 大津市は、日本の社会福祉史上著名な糸賀一雄が活躍した地であり、社会福祉協議会はその伝統 を引き継いで、だれをも拒まない総合相談事業の展開に力を尽くしてきた。今回の訪問では、そ の歴史を中心に山口課長からお話を伺い多くの示唆を得た。 ③ 滋賀県社会福祉協議会が運営する滋賀の縁創造実践センターは、最近の大きな課題である社会福 祉法人による地域公益事業に早い段階から取組んできたが、谷口氏はその実質的な責任者として、 この事業を推進してきた。今回の訪問では、「子ども食堂」など、これまでの事業の展開や今後 の課題についてご説明いただいた。また、県社協と市町村社協との関連についても理解を深める ことができた。 (2)西東京市社会福祉協議会の視察 期 日:2016年11月28日(月) 訪 問 先:西東京市社会福祉協議会 保谷東分庁地下ボランティア活動室1 参 加 者: 加山弾研究員、伊奈川秀和研究員、小林良二客員研究員、趙テイ研究協力者、尹一喜RA、劉鵬瑶
RA 成 果: 「ふれあいのまちづくり」事業によって「ふれまちサポーター」による小学校区(20地域)におけ る住民活動が広がったこと、「ほっとネット」事業によって、市内4地域での地域福祉コーディネー ターと「ほっとネット推進員」(現在300名)による個別支援が可能になり、また、「地域の縁側プロジェ クト」という協力団体が形成されていること、さらに、生活支援コーディネーターを市内4地域に 配置することによって、「支えあいネットワーク事業」と「ささえあい協力員」養成事業を行うこ とにしているという話を伺った。 (3)社会福祉法人「夢のみずうみ村」の視察 期 日:2017年1月12日(木) 訪 問 先:浦安市 社会福祉法人「夢のみずうみ村」 参 加 者:加山弾研究員、伊奈川秀和研究員、劉鵬瑶RA 成 果: 夢のみずうみ村は、山口県を中心に介護保険事業、特にリハビリ事業を展開する法人である。リハ ビリに当たり、バリアフリーならぬ「バリアアリー」を特徴とする支援を行うことで有名である。 施設では、利用者である金城氏が利用者目線で丁寧に案内・説明をしていただき、センターの特徴 を感得することができた。自己決定という点では、当日のプログラムを選択することで本人の意思 を尊重した上で、取り組んでいる。施設内の名称等も利用者の意欲や親密感を醸成するための工夫 がなされており、手作り感一杯の事業所である。 (4) 館山市における介護予防生活支援総合事業のすすめ方のヒアリング・鴨川市における見守りネットワークに関 するヒアリング 期 日:2017年1月27日(金) 訪 問 先:館山市役所会議室・館山市高齢者福祉課 参 加 者:小林良二客員研究員、浦田愛客員研究員、上村紗月客員研究員 (5)奈良県「SPS若年認知症サポートセンターきずなや」の視察 期 日:2017年2月8日(水) 訪 問 先:奈良県奈良市 SPS若年認知症サポートセンターきずなや 参 加 者:加山弾研究員、伊奈川秀和研究員、谷本史於里研究協力者、尹一喜RA、劉鵬瑶RA (6)東松島市社会福祉協議会の視察 期 日:2017年2月8日(水)~ 2月9日(木) 訪 問 先:仙台市東北文化大学、東松島市社会福祉協議会 参 加 者:小林良二客員研究員、野﨑瑞樹客員研究員、上西一貴RA (7)熊本県 社会福祉法人寿量会「特別養護老人ホーム天寿園」の視察
期 日:2017年3月16日(木)~ 3月17日(金) 訪 問 先:特別養護老人ホーム天寿園、熊本県社会福祉協議会、人吉市社会福祉協議会 参 加 者:加山弾研究員、伊奈川秀和研究員、尹一喜RA、劉鵬瑶RA (8)総社市における認知症予防を含む介護予防対策と高齢者権利擁護事業の展開について 期 日:2017年3月29日(水)~ 3月30日(木) 訪 問 先:総社市役所、総社市社会福祉協議会 参 加 者:加山弾研究員、小林良二客員研究員、林悦子研究協力者、保良聡美研究協力者、尹一喜RA 【広報】 シンポジウム「高齢者の孤立と自立支援」開催の情報を、東洋大学・当センターのホームページにアップロードし たほか、全国社会福祉協議会・東京都社会福祉協議会からもご協力いただき、広報を行った。 【その他】 1)みどりみまもり連絡会「みどりみまもり相談室平成27年度活動報告会」での講演 題 目:「誰もが住み慣れた我が家、地域でくらし続けるために」 開 催 日:2016年6月16日(木) 場 所:オウトピアみどり苑2階 講 演 者:小林良二客員研究員 成 果:上記の報告会にて、事例を活用し、住み慣れた我が家我がまちで暮らし続けることについて報告した。 2)資料集・報告書の作成 (1)公開研究会「日本の社会保障政策を考える-社会福祉と地方創生-」 2016年7月26日に実施した公開研究会の内容を記載した資料集と報告書を作成し、関係者に配布した。 (2)シンポジウム「高齢者の孤立と自立支援」 2016年12月3日に実施したシンポジウムの内容を記載した資料集と報告書を作成し、関係者に配布した。
障害ユニット
【定例研究会】 (1)第1回定例研究会 実 施 日:2016年4月12日(日) 場 所:東洋大学白山キャンパス 1312教室 参 加 者:9名 成 果: ①木口研究支援者によるオーストラリアNSW州研修報告、②今年度の研究テーマ設定と活動計画について整理、③6月開催予定のシンポジウムについての確認を行った。②では「ICT・アセスメント」、 「就労継続支援・ネットワーク」、「自立支援協議会当事者部会」に関する研究を行うこととした。 (2)第2回定例研究会 実 施 日:2016年6月19日(日) 場 所:東洋大学白山キャンパス 125記念ホール 参 加 者:11名 成 果:各自の研究進捗状況を報告し、研究計画等を共有した。 (3)第3回定例研究会 実 施 日:2016年8月27日(土) 場 所:東洋大学白山キャンパス 第一会議室 参 加 者:5名 成 果:滝乃川学園の事例を中心に、当事者による意思決定について議論した。 (4)第4回定例研究会 実 施 日:2016年10月16日(日) 場 所:東洋大学白山キャンパス 第一会議室 参 加 者:12名 成 果:3月開催予定のシンポジウムの確認と、各自の研究進捗状況の報告を行った。 (5)第5回定例研究会 実 施 日:2016年12月11日(日) 場 所:東洋大学白山キャンパス スカイホール 参 加 者:11名 成 果: 3月開催予定のシンポジウムの方針決定と、出版物に関する情報共有、各自の研究進捗状況報告を行っ た。 (6)第6回定例研究会 実 施 日:2017年2月18日(土) 場 所:東洋大学白山キャンパス 第四会議室 参 加 者:11名 成 果: 3月開催予定のシンポジウムの具体的内容の確認と、出版物に関する情報共有、各自の研究進捗状 況報告を行った。 (7)第7回定例研究会
実 施 日:2017年3月19日(日) 場 所:東洋大学白山キャンパス 125記念ホール 参 加 者:11名 成 果:今年度研究成果の報告、まとめを行った。 【チーム会議】 (1)ICT・アセスメントチーム研究会 実 施 日:2016年5月27日(金) 場 所:東洋大学白山キャンパス 福祉社会開発研究センター 参 加 者:8名 成 果:講師:榎本容子(障害者職業総合センター) 「発達障害のある人を対象とした就労支援ツールの開発研究の紹介」 (2)就労支援チーム研究会 実 施 日:2016年6月3日(金) 場 所:東洋大学白山キャンパス 福祉社会開発研究センター 参 加 者:3名 成 果: 日本障害者雇用促進協会障害者職業総合センターが行った調査報告書の中から、ユニットのテーマ に沿う4調査を選定、精査し、研究方法の検討等を行った。 【出張・研修会等参加】 (1)意思決定支援研究会 開催期間:2016年7月6日(水) 会 場:立命館大学大阪いばらきキャンパス コロキウム 参 加 者:木口恵美子研究支援者 成 果:飯村史恵先生(立教大学)主催の「意思決定支援研究会」に参加し、報告と議論を行った。 (2)知的障がいのある人の個別支援計画の作成におけるiPadの活用に関する視察① 出 張 日:2016年7月27日(水) 要 務 先:さいたま市障害者福祉施設春光園けやき 参 加 者:望月隆之客員研究員・木口恵美子研究支援者 成 果: 障害ユニットICT・アセスメントチームとして、さいたま市障害者福祉施設春光園けやきにおいて iPadの活用実践を視察した。職員が利用者の興味関心に合わせて、iPadを活用していること、利用 者の意思を引き出すため「生活体験実習ノート」を活用していることがわかった。 (3)知的障がいのある人の個別支援計画の作成におけるiPadの活用に関する視察②
出 張 日:2016年7月30日(土) 要 務 先:社会福祉法人 緑葉会 陽光の園 参 加 者:望月隆之客員研究員 成 果: 障害程度が中軽度と比較的軽い利用者が多いことから、会話によるコミュニケーションが可能な場 合が多い。今日はお会いできなかったが、自閉症の方もいるという。ICTの活用による意思決定支 援に加えて、本人参画の視点でも調査研究が可能であると確認できた。 (4)意思決定支援研究会 開催期間:2016年9月12日(月) 会 場:立教大学 池袋キャンパス 参 加 者:木口恵美子研究支援者 成 果: 福祉サービス利用手続きの実際と意思決定支援の事例報告として、谷本氏より、通勤寮のサービス 管理責任者の立場から、通勤寮の利用者の事例を交えて、個別支援計画作成等の際の意思決定支援 の実際について報告があった。木口が、母親、養護学校教員へのインタビューを踏まえて、サービ ス利用に向けたプロセスについて報告を行った。上記の事例をもとに、課題や改善について検討を 行った。 (5)文京区自立支援協議会相談支援専門部会平成28年第2回定例会議 開催期間:2016年9月14日(水) 会 場:文京シビックセンター 21階2104会議室 参 加 者:上西一貴RA 成 果: 「家族・本人支援、関係機関との連携について考える~グループディスカッションを通して~」を 主旨として、事例をもとに、①親の意向と本人のニーズ調整、②本人の意向・思いをどうくみとるか、 ③他区や医療との連携、の3点について議論した。 (6)障害学国際セミナー 2016「法的能力(障害者権利条約第12条)と成年後見制度」 開催期間:9月22日(木)~ 23日(金) 会 場:立命館大学大阪いばらきキャンパス コロキウム 参 加 者:木口恵美子研究支援者 成 果: 韓国、中国、香港、台湾で行われている成年後見制度について、各国の関係者から報告がなされた。 各国で権利意識に温度差があり簡単に比較することは困難で、他の国内法との関連で考える必要が あることが明らかになった。 (7)日本障害者協議会緊急企画:相模原事件を考える緊急ディスカッション 開催期間:9月28日(火) 会 場:参議院会館一階講堂
参 加 者:木口恵美子研究支援者 成 果: 相模原で起こった障害者虐殺の事件から約2か月経過し、障害者当事者、障害者団体関係者等が事 件をめぐって議論を行った。行政担当者、一般市民が無意識に持っている優生思想への警告がなさ れ、直接に被害を受ける障害当事者が声を上げることが大切であることが確認された。 (8)アメニティフォーラム21 開催期間:2017年2月10日(金)~ 12日(日) 会 場:びわ湖大津プリンスホテル 参 加 者:木口恵美子研究支援者 成 果: 障害者施設や成年後見制度に関する国の動向の他、海外の意思決定支援の取り組みを学ぶことがで きた。 (9)第18回全国障害者生活支援研究セミナー「本人中心の支援 と 共生のまちづくり」 開催期間:2017年2月11日(土)~ 12日(日) 会 場:新宿NSビル 参 加 者:柴内麻恵研究協力者 成 果: 1日目は本人中心の支援から共生のまちづくりに発展させた実践についての基調講演・シンポジウ ムに参加し、2日目は意思決定支援分科会に参加し、障がい者の地域生活を支えていくしくみが必 要であることを確認した。 【各種調査・研究】 (1)知的障がいのある人の個別支援計画の作成におけるiPadの活用に関する調査① 調査期間:2016年11月29日(火) 要 務 先:さいたま市障害者福祉施設春光園けやき 参 加 者:望月隆之客員研究員・荒木敬一研究協力者 成 果:さいたま市の春光園けやきにて、iPadを活用しているグループの職員へインタビュー調査を行った。 (2)知的障がいのある人の個別支援計画の作成におけるiPadの活用に関する調査② 調査期間:2016年12月10日(土) 要 務 先:社会福祉法人緑葉会 陽光の園 参 加 者:志村健一研究員・望月隆之客員研究員 成 果:熱海市の社会福祉法人緑葉会陽光の園にて、iPadの活用状況についてインタビュー調査を行った。 【論文等】 (1)論 文 名:「パーソンセンタードのコミュニティサービスワーク、単元1、演習教材
掲 載 誌:『東洋大学社会福祉研究』(9), 2016年7月. 執 筆 者:木口恵美子研究支援者
(2)論 文 名:「海外におけるSupported Decision Making (SDM)の進展と福祉サービス」 掲 載 誌:『福祉労働』No.152, 2016年9月. 執 筆 者:木口恵美子研究支援者 (3)論 文 名:「当事者活動とセルフ・アドボカシー」 掲 載 誌:『ソーシャルワーク研究』vol42 No.3, 2016年10月. 執 筆 者:小泉隆文研究協力者・丸山晃研究員・志村健一研究員 (4)論 文 名:「精神障害者の貧困の実態と効果的支援 ―重複・複合化した問題の解決・予防に向けて―」 掲 載 誌:『地域ケアリング』No.18, 2016年12月. 執 筆 者:清野絵客員研究員 (5)論 文 名:「意思決定支援とパーソナルアシスタンス」 掲 載 誌: 岡部耕典編著『パーソナルアシスタンス ―障害者権利条約時代の新・支援システムへ』生活書院 2017年2月. 執 筆 者:木口恵美子研究支援者 (6)論 文 名:「知的障がいのある人の意思決定支援におけるiPad活用」 掲 載 誌:『福祉社会開発研究』No.9, 2017年3月. 執 筆 者:志村健一研究員・望月隆之客員研究員・荒木敬一研究協力者
(7)論 文 名: 「Poverty and Disability as Global Issues for Social Change ―International Trends and Actual Situation in Japan―」 掲 載 誌:『福祉社会開発研究』No.9, 2017年3月. 執 筆 者:清野絵客員研究員 (8)論 文 名: 「知的障がい者支援の民間ネットワーク研究 ―人々を巻き込むアクティビティ及びプログラムの 考察―」 掲 載 誌:『福祉社会開発研究』No.9, 2017年3月. 執 筆 者:渡邊浩美客員研究員 (9)論 文 名: 「障害者の就労支援ネットワークの構築・維持要件に関する文献的考察 ―発達障害者に焦点を当 て―」
掲 載 誌:『福祉社会開発研究』No.9, 2017年3月. 執 筆 者:榎本容子客員研究員・清野絵客員研究員 (10)論 文 名:「ICFと農作業の関連について ―個別支援計画作成への導入として―」 掲 載 誌:『福祉社会開発研究』No.9, 2017年3月. 執 筆 者:小泉隆文研究協力者 (11)論 文 名:「意思決定支援をめぐる国内の議論の動向」 掲 載 誌:『福祉社会開発研究』No.9, 2017年3月. 執 筆 者:木口恵美子研究支援者 【学会発表】
(1)学 会 名: International Association for the Scientific Study of Intellectual and Developmental Disabilities World Congress (IASSIDD 世界会議)
開 催 日:2016年8月15日~ 19日
場 所:メルボルンコンベンションセンター
報 告:木口恵美子研究支援者 “Discussion of Supported Decision Making in Japan”
(2)学 会 名:社会福祉学会秋季大会(佛教大学) 開 催 日:2016年9月10日~ 11日 場 所:佛教大学紫野キャンパス 報 告:小泉隆文研究協力者「ICFと農作業の関連について ―個別支援計画への導入への検討―」 (3)学 会 名:障害学会第13回大会 開 催 日:2016年11月5日~ 6日 場 所:東京家政大学 報 告:木口恵美子研究支援者「意思決定支援をめぐる国内の議論の動向」 (4)学 会 名:日本LD学会第25会大会 開 催 日:2016年11月18日~ 20日 場 所:パシフィコ横浜 報 告:清野絵客員研究員「エビデンスに基づく「発達障害のある人の意欲・適応」を高める教材開発に向けて」 【シンポジウム】 (1)「成年後見と自己決定 成年後見促進法付帯決議をめぐって」 開 催 日:2016年6月19日(日)
会 場:東洋大学白山キャンパス 125記念ホール 報 告:「成年後見制度の議論のまとめ」 税所真也(東京大学大学院 日本学術振興会特別研究員PD) 問題提起:「人としてあたりまえに生きることの実現を」 西定春(成年後見制度を見直す会代表) 討 論:「成年後見と自己決定 成年後見促進法付帯決議をめぐって」 シンポジスト:安藤信明(司法書士)、池原毅和(東京アドヴォカシー法律事務所所長 弁護士)、 岩橋誠治(たこの木クラブ代表)、秋元美世(東洋大学教授/本センター研究員)、伊奈川秀和(東 洋大学教授/本センター研究員)、木口恵美子(本センター研究支援者)、コーディネーター:高山 直樹(東洋大学教授/本センター研究員)、税所真也(前掲) (2)「当事者が活動する意義」 開 催 日:2017年3月19日(日) 会 場:東洋大学白山キャンパス 125記念ホール 基調講演:「当事者が活動する意義」 奈良崎真弓氏(にじいろでGO !会長) シンポジウム:「自立支援協議会における当事者の役割」 司会:高山直樹(東洋大学教授/本センター研究員)、シンポジスト:小和瀬芳郎(文京区障害者 地域自立支援協議会当事者部会会長)、竹間誠次(文京区障害者地域自立支援協議会当事者部会委 員)、中村雄介(文京区障害者地域自立支援協議会委員)、荻野陽一(世田谷区自立支援協議会副会 長)、コメンテーター:沖倉智美(大正大学教授/東京都自立支援協議会会長)
子どもユニット
1.世田谷区との共同 (1)プロジェクト推進に向けての拡大全体会 世田谷区との共同研究活動の経過説明と協力要請を行い、世田谷区で行われている母子家庭支援の課題につい て共有した。 開 催 日:2017年3月1日(水) 場 所:世田谷区デイ・ホーム世田谷 参 加 者: 東洋大学、世田谷区(生活支援課生活保護担当および子ども家庭支援センター、健康づくり課、子 ども家庭課)パルメゾン上北沢、ナオミホーム、世田谷区社会福祉協議会、世田谷子育てネット、キッ ズドア、東洋大学 成 果: 母子生活支援施設、生活保護担当、子ども家庭支援センターの取り組みの報告、世田谷区における 子育て支援ネットワークの仕組みおよびその中でのひとり親支援の現状を報告、研修のあり方やネットワークの組み方について新しいシステムの提案を実施した。 (2)プロジェクト推進に向けた検討会 ①開 催 日:2016年4月12日(火) 場 所:東洋大学 参 加 者:東洋大学 成 果:母子家庭支援プログラムについての検討 ②開 催 日:2016年4月27日(水) 場 所:東洋大学 参 加 者:世田谷区 東洋大学 成 果:母子家庭支援プログラムについての検討 ③開 催 日:2016年6月3日(金) 場 所:世田谷区役所 参 加 者:世田谷区 東洋大学 成 果:子ども家庭支援センター担当者からのヒアリングおよび意見交換 ④開 催 日:2016年6月17日(金) 場 所:東洋大学 参 加 者:世田谷区 東洋大学 成 果: 進行状況の共有と、「市民力をつける」をキーワードに世田谷区の支援のあり方の検討。今後の 研究の取り組みとして、母子生活支援施設で対応している問題と支援機関を整理し、地域ではど のように対応するかを検討することとした。 ⑤開 催 日:2016年8月5日(金) 場 所:東洋大学 参 加 者:東洋大学 成 果:子ども家庭支援センター係長との意見交換会に向けた提案の検討 ⑥開 催 日:2016年8月12日(金) 場 所:世田谷区役所 参 加 者:世田谷区 東洋大学 成 果:子ども家庭支援センター係長・東洋大学との意見交換 ⑦開 催 日:2016年8月12日(金) 場 所:ナオミホーム 参 加 者:ナオミホーム職員 東洋大学 成 果:母子自立支援シート試行のヒアリングおよび施設長・職員との意見交換 ⑧開 催 日:2017年3月1日(水) 場 所:世田谷区デイ・ホーム世田谷 参 加 者:生活支援課 東洋大学