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JAIST Repository: 液体アンモニア法による多元アルカリ金属C60化合物の合成

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Academic year: 2021

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(1)JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/. Title. 液体アンモニア法による多元アルカリ金属C60化合物の 合成. Author(s). 本庄, 茂雄. Citation Issue Date. 1998-03. Type. Thesis or Dissertation. Text version. none. URL. http://hdl.handle.net/10119/2434. Rights Description. Supervisor:岩佐 義宏, 材料科学研究科, 修士. Japan Advanced Institute of Science and Technology.

(2) 液体アンモニア法による多元アルカリ金属 60化合物の合成. C. 本庄 茂雄. (岩佐研究室). C60 にアルカリ金属をドープした A3C60( A:アルカリ金属)化合物の多くは fcc 構造であり超 伝導体である。現在ではこれにアンモニア分子をドープすることによって格子の広がった物質が 数多く合成されるようになった。本研究室では (NH3 )x NaK2 C60 及び (NH3 )x NaRb2 C60 が合成さ れた。これは fcc 構造の超伝導体である。x=1 の時の構造の模式図を図1に示す。大きな K 、Rb イオンが小さい T-site(四面体サイト )に位置するのが本系の特徴である。ところが、この超伝 導体の格子定数( a )と超伝導転移温度( Tc )の関係は通常の A3 C60 化合物のそれとは異なってお り(図2) 、格子定数の大きな領域における未解決の問題の一つとなっている。 そこで今回は更に格子を広げる目的で、(NH3 )x NaRb2 C60 の組成を Rb+ から更に大きなイオン 半径を持つ Cs+ に逐次置き換えた化合物である、(NH3 )x NaRbCsC60 、(NH3 )x NaCs2 C60 の合成を 試みた。 まず、(NH3 )x NaRbCsC60 の合成に成功した。これは a=14.497(4) A で、Tc(=22K )の高い超 伝導体であることが明らかとなった(図2)。またアンモニアの組成は x'0.4 であった。アンモ ニアの組成を x'0.4 より増加させ、格子を広げようと合成を試みた所、構造が不安定になり、良 質の試料を得ることができなかった。この系は x'0.4 近辺の限られた組成で存在すると考えられ、 x'0.3 から x'1 までのアンモニアの組成で fcc 構造が保たれる (NH3)xNaRb2C60 とは対照的で ある。 次に (NH3 )x NaCs2 C60 の合成を試みた所、Tetragonal 構造( a=11.684(5) A 、c=12.61(1)A )が. 得られ、超伝導は観測されなかった( x'1.5 ) (図2) 。アンモニアを含む化合物においても、Cs の 組成が増えると fcc 構造ではなくなってしまい超伝導を示さなくなるようである。これは、格子定 数が非常に大きく、且つ従来にはない構造を有するという点で、非常に興味深いものである。 keywords. C60 、アルカリ金属、液体アンモニア、超伝導. Copyright c 1998 by Honjo Sigeo.

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