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IRUCAA@TDC : Formation of Gap Junctions And Expression of Connexin 43 in Cultured Malassez’s Epithelial Rest Cells

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Academic year: 2021

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(1)

Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

Formation of Gap Junctions And Expression of

Connexin 43 in Cultured Malassez’s Epithelial Rest

Cells

Author(s)

洪, 榮杰

Journal

歯科学報, 113(1): 98-99

URL

http://hdl.handle.net/10130/3014

Right

(2)

論 文 内 容 の 要 旨 1.研 究 目 的 歯根膜内に存在するマラッセの残存上皮は,生涯を通じて歯根膜内に存在し,歯根膜の恒常性の維持を始 め,歯根吸収抑制やセメント質形成の機能を持つとされている。また,歯肉結合組織や歯根膜に炎症性刺激が 加わると,マラッセの残存上皮は増殖を開始し,歯周ポケット上皮や嚢胞の裏装上皮になることが知られてい る。また,マラッセの残存上皮細胞間にはデスモゾームやギャップ結合が存在していることも報告されてい る。しかし,マラッセの残存上皮の増殖とギャップ結合の関連を研究したものは少ない。本研究の目的は,培 養条件下において,マラッセの残存上皮由来細胞の増殖と,gap junction を介した情報伝達機構を Connexin

43(CX43)蛋白を用いて,2D培養および3D培養を用いて,免疫組織化学ならびに分子生物学的に解明する ことである。 2.研 究 方 法 すべての実験は,東京歯科大学動物実験施設指針に則り行われた。ブタ歯根膜より得たマラッセの残存上皮 由来細胞は,北海道医療大学安彦教授に提供頂いた。実験は,2D培養として35mm 培養皿に細胞を5,000個 播き,37℃,5%炭酸ガス,95%の空気の状況下で培養した。培養液は2日毎に交換した。初期に細胞同士の 接触のない状態を第1群,経日的に,数個の細胞が接するような時期を第2群,その後多くの細胞が接するよ うに増殖した時期を第3群とした。各々の群の細胞は,gap Junctino の構成タンパクである CX43を抗体とし て染色し,共焦点レーザー顕微鏡観察,免疫電子顕微鏡的観察,および RT-PCR 法により検討した。3D培 養として13.5mm の24穴培養皿に15,000個の細胞とⅠ型コラーゲンゲルを混和したものを播き,通常より濃縮 された培養液にて培養した。細胞は CX43を抗体として染色し,共焦点レーザー顕微鏡観察をおこなった。ま た,細胞は定量的 RT-PCR 法により分析した。 3.成績および結論 第1群において Connexin 43の発現は見られず,第2群では接触する細胞膜同士の間に点状の陽性像が散見 されるようになり,第3群で接触する細胞同士の細胞間に多くの点状の陽性像が観察された。また,免疫電顕 的観察では,二つの細胞が接する細胞膜上に金粒子の存在が認められ Connexin 43の存在が明らかとなった。 さらに RT-PCR では Connexin 43の発現が第1群より第2群で,第2群より第3群で強く観察された。3D培 氏 名(本 籍) こう えい けつ

(中国(台湾)) 学 位 の 種 類 博 士(歯 学) 学 位 記 番 号 第 1910 号(甲第1162号) 学 位 授 与 の 日 付 平成23年3月31日 学 位 授 与 の 要 件 学位規則第4条第1項該当

学 位 論 文 題 目 Formation of Gap Junctions And Expression of Connexin 43 in Cultured Malassez s Epithelial Rest Cells

掲 載 雑 誌 名 CLINICAL DENTISTRY AND RESEARCH 第36巻 2号

3−9頁 2012年6月 論 文 審 査 委 員 (主査) 井上 孝教授 (副査) 山田 了教授 中川 寛一教授 下野 正基教授 歯科学報 Vol.113,No.1(2013) 98 ― 98 ―

(3)

養群では,細胞は様々な方向に突起を伸ばし,突起同士で結合する像が観察されたが,CX43の陽性像は見ら れなかった。また定量 RT-PCR では2D培養群に比べ有意に低い値を示した。 gap Junction は,細胞間結合構造物でイオンやセカンドメッセンジャーを通過させ,細胞分化などに関与して いることが知られている。今回の実験から,マラッセの残存上皮由来の細胞は,細胞膜で接触する細胞が多く なるほど gap junction の数も増え,活発に情報伝達を行うことが示唆された。 論 文 審 査 の 要 旨 本審査委員会は,平成23年2月24日に行われた。まず Hung Jung-Chieh 大学院生から英語により論文の内 容の説明があり,次いで,論文内容に関する質疑ならびに口頭試問が行われた。審査委員会では,1: Malasse s epithelial rest cell の培養方法と特徴について,2:Gap junction と細胞増殖・分化の関係,3:2 Dと3D培養における細胞の特徴,4:間葉系細胞と上皮細胞の3Dにおける違い,などについて質疑が行わ れた。培養方法と特徴については University of British Columbia の DM Brunette 教授が開発した培養法を用 い,培養細胞は歯原性上皮のマーカーである CK19に陽性を示すと説明した。細胞分化と増殖との関係に関し ては,細胞増殖が起こり,gap junction が形成され,その後分化が起こる。つまり,本細胞は,生体内では一 生涯を通じて歯根膜内に存在し,増殖することはないので,培養という操作により増殖を開始し,角化性の扁 平上皮に分化するので,それに伴い gap junction が増えてくることが考えられると説明した。さらに,2 D,3Dと間葉系細胞と上皮系細胞に関しては,上皮細胞は,被覆上皮では基底細胞が結合組織と接着してい るのみで,基底細胞は,上層に向かって分化し最終的には角質物となり捨てられる。しかし3D培養では,細 胞全体がⅠ型コラーゲンに接してしまい,通常の上皮の構造とは異なる。つまり,上皮の性格を見るには2次 元,間葉系細胞の性格を見るには3Dが適していると説明した。また,目的の明確化,参考論文の追加等の指 摘があり,修正がなされた。 本研究で得られた結果は,今後の歯学の進歩,発展に寄与するところ大であり,学授与に値するものと判定 した。 歯科学報 Vol.113,No.1(2013) 99 ― 99 ―

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